JPS5812405Y2 - 小形可変抵抗器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は小形可変抵抗器に係り、端子の取付構造に関す
るものである。

以下、本考案の一実施例について第１図〜第７図ととも
に説明する。

まず、図において１は絶縁材料よりなり中央部に穴１ａ
を有する基板で、この基板１の表面の穴１ａの周囲には
サーメット系からなる抵抗体２が設けられている。

上記抵抗体２の一端には導電材料からなる銀端子３が設
けられており、該銀端子３は基板１の側面１ｂを通じて
その延長部３ａが該基板１の裏面に伸びている。

４はバネ性を有した導電性金属材料からなる摺動子で、
この摺動子４は上記基板１の穴１ａに挿入された金属軸
５により基板１の表面Ｏ゛こドーナツ形の座板６を介し
て共回り可能にカシメにより取付けられている。

この金属軸５は基板１の裏面側先端にドライバー調整用
の溝５ａをもっており、また５ｂは基板１の表面側先端
におけるカシメ部である。

上記のように摺動子４は金属軸５を回転させることによ
り共回りし、先端の接点部４ａが上記抵抗体２と銀端子
３上を摺動し任意の抵抗値を取出せる。

７は上記基板１の裏面に設けられた銀端子３の延長部３
ａと電気的接触を保つ第１端子で、先端には接触安定の
ための鉤部７ａを有し、こめ鉤部７ａを上記金属軸５に
挿入して固定爪７ｂにより基板１の裏面側に取付けられ
ている。

この第１端子７は金属軸５と絶縁するため鉤部７ａの径
が該金属軸５の軸径より大きくなっている。

８は金属軸５を介して上記摺動子４と電気的導通を保つ
第２端子で、先端部には接触安定のための鉤部８ａを有
し、この鉤部８ａに上記金属軸５を挿通させており、か
つ一部に上記基板１に固定するための爪８ｂを有してい
る。

９は第１端子７と第２端子８間を電気的に絶縁すべくそ
れら両者間の金属軸５め外周に装着された絶縁板で、耐
熱性の高い絶縁材料からなっている。

ここで、組立ｊ嘩序（÷ついて簡単に説明すると、金属
軸５に第２端子８、絶縁板９、第１端子７、基板１、座
板６および摺動子４の順に挿入し、金属軸５の先端カシ
メ部５ｂをカシメることにより組立てられる。

以上のように本考案は構成されているものであり、第１
．第２端子を金属軸に挿入して取付けを行うように構成
したため、非常に組立容易にして製作することができる
という利点を有し、それに伴ない品質の安定した製品を
提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る小形可変抵抗器の一実施例を示す
上面図、第２図は同断面図、第３図イ９口は同可変抵抗
器を構成する基板の上面図と下面図、第４図は同じく摺
動子の斜視図、第５図は同じく第１端子の斜視図、第６
図は同じく第２端子の斜視図、第７図は同金属軸の正面
図である。 １・・・・・・基板、１ａ・・・・・・穴、２・・・・
・・抵抗体、３・・・・・・鎖端子、４・・・・・・摺
動子、５・・・・・・回転軸、６・・・・・・座板、７
・・・・・・第１端子、８・・・・・・第２端子、９・
・・・・・絶縁板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中央部に穴を有する絶縁材料からなる基板と、この基板
   の表面の上記穴の周囲に設けられた抵抗体と、この抵抗
   体の一端に接続されその一部が上記基板の裏面に伸びて
   いる銀端子と、上記基板の表面側に座板を介して該基板
   の穴に挿入された金属軸により共回り可能に取付けられ
   上記抵抗体上を摺動する摺動子と、上記基板の裏面側ニ
   おいて上記銀端子の延長部と電気的導通を保つ第１端子
   と、この第１端子との間に絶縁板を介在させて配置され
   、上記金属軸を介して上記摺動子と電気的導通を保つ第
   ２端子とよりなり、これら第１．第２端子を上記基板の
   裏面側において上記金属軸に挿入してなる小形可変抵抗
   器。