JPH11238608A - 回転型電気部品 - Google Patents
回転型電気部品Info
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- JPH11238608A JPH11238608A JP4163098A JP4163098A JPH11238608A JP H11238608 A JPH11238608 A JP H11238608A JP 4163098 A JP4163098 A JP 4163098A JP 4163098 A JP4163098 A JP 4163098A JP H11238608 A JPH11238608 A JP H11238608A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の回転型電気部品は、回転体３３の支持
は、回転体３３の外周部を側壁３１ｃの段部３１ｂで行
うものであるため、回転体３３の中央部の支持が弱く、
回転軸３５の操作時、回転体３３の中央部が凹む等の反
りが生じて、導電パターン３４と接触片３２との接触状
態を悪くし、精度の良好なものが得られず、特に、可変
抵抗器においては致命的な問題となる等の問題がある。 【解決手段】 本発明の回転型電気部品は、支持部材１
には、側壁１ｆから孔１ａまで伸びる延在平坦面１ｄと
を設けて、回転体９の内周部が支軸２の近傍まで延在平
坦面１ｄで支持するようにしたため、回転体９の中央部
の支持を強くでき、このため、回転体９の中央部の反り
を少なくできて、導電パターン１２と接触部材６との接
触状態が良好となり、精度の良いものが得られ、特に、
抵抗体を使用する可変抵抗器において極めて好適な回転
型電気部品を提供できる。
は、回転体３３の外周部を側壁３１ｃの段部３１ｂで行
うものであるため、回転体３３の中央部の支持が弱く、
回転軸３５の操作時、回転体３３の中央部が凹む等の反
りが生じて、導電パターン３４と接触片３２との接触状
態を悪くし、精度の良好なものが得られず、特に、可変
抵抗器においては致命的な問題となる等の問題がある。 【解決手段】 本発明の回転型電気部品は、支持部材１
には、側壁１ｆから孔１ａまで伸びる延在平坦面１ｄと
を設けて、回転体９の内周部が支軸２の近傍まで延在平
坦面１ｄで支持するようにしたため、回転体９の中央部
の支持を強くでき、このため、回転体９の中央部の反り
を少なくできて、導電パターン１２と接触部材６との接
触状態が良好となり、精度の良いものが得られ、特に、
抵抗体を使用する可変抵抗器において極めて好適な回転
型電気部品を提供できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、半固定型の
可変抵抗器に使用して好適な回転型電気部品に関する。
可変抵抗器に使用して好適な回転型電気部品に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の回転型電気部品、例えば、パルス
スイッチは、図１０に示すように、合成樹脂からなるコ
ップ状をなした支持部材３１には、底壁３１ａと、底壁
３１ａの外周を囲むように形成され、段部３１ｂを有す
る側壁３１ｃと、側壁３１ｃ内に形成された空洞部３１
ｄとが設けられている。また、複数個の接触片３２は、
支持部材３１の底壁３１ａに埋設されて、空洞部３１ｄ
内に突出している。また、合成樹脂からなる円板状の回
転体３３は、中心部に矩形の孔３３ａを有し、この回転
体３３の下面には、導電パターン３４が形成されてい
る。そして、この回転体３３は、支持部材３１の側壁３
１ｃに設けられた段部３１ｂに載置されて、この位置で
回転可能に支持されている。また、回転軸３５は、矩形
の凸部３５ａと、鍔部３５ｂとを有し、この回転軸３５
は、凸部３５ａを回転体３３の孔３３ａに挿通した状態
で、取付板３６によって、回転体３３と共に取り付けら
れた構成となっている。
スイッチは、図１０に示すように、合成樹脂からなるコ
ップ状をなした支持部材３１には、底壁３１ａと、底壁
３１ａの外周を囲むように形成され、段部３１ｂを有す
る側壁３１ｃと、側壁３１ｃ内に形成された空洞部３１
ｄとが設けられている。また、複数個の接触片３２は、
支持部材３１の底壁３１ａに埋設されて、空洞部３１ｄ
内に突出している。また、合成樹脂からなる円板状の回
転体３３は、中心部に矩形の孔３３ａを有し、この回転
体３３の下面には、導電パターン３４が形成されてい
る。そして、この回転体３３は、支持部材３１の側壁３
１ｃに設けられた段部３１ｂに載置されて、この位置で
回転可能に支持されている。また、回転軸３５は、矩形
の凸部３５ａと、鍔部３５ｂとを有し、この回転軸３５
は、凸部３５ａを回転体３３の孔３３ａに挿通した状態
で、取付板３６によって、回転体３３と共に取り付けら
れた構成となっている。
【０００３】そして、回転軸３５により回転体３３回転
すると、回転体３３は、その外周部が支持部材３１の段
部３１ｂで支持された状態で回転する。この回転体３３
の回転で、導電パターン３４も回転して接触片３２に摺
接し、所定のパルス信号を得るように構成されている。
すると、回転体３３は、その外周部が支持部材３１の段
部３１ｂで支持された状態で回転する。この回転体３３
の回転で、導電パターン３４も回転して接触片３２に摺
接し、所定のパルス信号を得るように構成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転型電気部品は、回転体３３の支持は、回転体３３の
外周部を側壁３１ｃの段部３１ｂで行うものであるた
め、回転体３３の中央部の支持が弱く、回転軸３５の操
作時、回転体３３の中央部が凹む等の反りが生じて、導
電パターン３４と接触片３２との接触状態を悪くし、精
度の良好なものが得られず、特に、可変抵抗器において
は致命的な問題となる等の問題がある。また、回転体３
３の中央部の支持が弱いため、回転軸３５の操作時、押
圧したりすると回転体３３が破損するという問題があ
る。また、回転体３３、回転軸３５の取付のために取付
板３６を必要とし、大型で、コスト高で、しかも、生産
性が悪いという問題がある。また、回転体３３は合成樹
脂で形成されているため、熱、或いは経時変化により反
りを生じ、このため、可変抵抗器においては抵抗体に悪
影響を与え、精度の良い電気部品が得られないという問
題がある。
回転型電気部品は、回転体３３の支持は、回転体３３の
外周部を側壁３１ｃの段部３１ｂで行うものであるた
め、回転体３３の中央部の支持が弱く、回転軸３５の操
作時、回転体３３の中央部が凹む等の反りが生じて、導
電パターン３４と接触片３２との接触状態を悪くし、精
度の良好なものが得られず、特に、可変抵抗器において
は致命的な問題となる等の問題がある。また、回転体３
３の中央部の支持が弱いため、回転軸３５の操作時、押
圧したりすると回転体３３が破損するという問題があ
る。また、回転体３３、回転軸３５の取付のために取付
板３６を必要とし、大型で、コスト高で、しかも、生産
性が悪いという問題がある。また、回転体３３は合成樹
脂で形成されているため、熱、或いは経時変化により反
りを生じ、このため、可変抵抗器においては抵抗体に悪
影響を与え、精度の良い電気部品が得られないという問
題がある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第１の解決手段として、中央部に貫通孔を有する絶縁
材からなる回転体と、該回転体の下面に形成された導電
パターンと、前記回転体を回転可能に支持する支軸と、
中央部に前記支軸を通す凹部、或いは孔を有する側壁を
有し、略箱状の絶縁材からなる支持部材と、該支持部材
に保持され、前記導電パターンに摺接する接触部材とを
備え、前記支持部材の一方の面には、前記側壁から前記
凹部、或いは孔まで伸びる延在平坦面を設け、前記回転
体の下面を前記延在平坦面に当接させると共に、前記回
転体の前記貫通孔に挿通した前記支軸によって、前記回
転体を前記支持部材に回転可能に取り付けて、前記延在
平坦面により前記支軸の近傍において前記回転体を支持
するようにした構成とした。また、第２の解決手段とし
て、前記側壁の上面に外側平坦面を形成し、該外側平坦
面に前記回転体の下面を当接させた構成とした。また、
第３の解決手段として、前記回転体に、その上面側に前
記貫通孔と連設されたドライバー溝を設けた構成とし
た。また、第４の解決手段として、前記支軸が前記支持
部材に埋設され、前記支軸の先端部をカシメる、或いは
前記支軸にスピードナットを取り付けることにより、前
記回転体を前記支軸に取り付けた構成とした。また、第
５の解決手段として、前記回転体をセラミック材で形成
した構成とした。また、第６の解決手段として、前記導
電パターンが良導電体と抵抗体とで形成され、該良導電
体と抵抗体に前記接触部材を摺接させるようにした構成
とした。
の第１の解決手段として、中央部に貫通孔を有する絶縁
材からなる回転体と、該回転体の下面に形成された導電
パターンと、前記回転体を回転可能に支持する支軸と、
中央部に前記支軸を通す凹部、或いは孔を有する側壁を
有し、略箱状の絶縁材からなる支持部材と、該支持部材
に保持され、前記導電パターンに摺接する接触部材とを
備え、前記支持部材の一方の面には、前記側壁から前記
凹部、或いは孔まで伸びる延在平坦面を設け、前記回転
体の下面を前記延在平坦面に当接させると共に、前記回
転体の前記貫通孔に挿通した前記支軸によって、前記回
転体を前記支持部材に回転可能に取り付けて、前記延在
平坦面により前記支軸の近傍において前記回転体を支持
するようにした構成とした。また、第２の解決手段とし
て、前記側壁の上面に外側平坦面を形成し、該外側平坦
面に前記回転体の下面を当接させた構成とした。また、
第３の解決手段として、前記回転体に、その上面側に前
記貫通孔と連設されたドライバー溝を設けた構成とし
た。また、第４の解決手段として、前記支軸が前記支持
部材に埋設され、前記支軸の先端部をカシメる、或いは
前記支軸にスピードナットを取り付けることにより、前
記回転体を前記支軸に取り付けた構成とした。また、第
５の解決手段として、前記回転体をセラミック材で形成
した構成とした。また、第６の解決手段として、前記導
電パターンが良導電体と抵抗体とで形成され、該良導電
体と抵抗体に前記接触部材を摺接させるようにした構成
とした。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の回転型電気部品、例え
ば、半固定型の可変抵抗器を図面に基づいて説明する
と、図１〜図９は何れも本発明の回転型電気部品に係
り、図１はその平面図、図２はその側面図、図３は図１
の３ー３線における断面図、図４は図１の４ー４線にお
ける断面図、図５は支持部材の平面図。図６は支持部材
への接触部材の取付を示す説明図、図７は端子部への接
触部材の取付を示す説明図、図８は回転体の平面図、図
９は回転体の下面図である。
ば、半固定型の可変抵抗器を図面に基づいて説明する
と、図１〜図９は何れも本発明の回転型電気部品に係
り、図１はその平面図、図２はその側面図、図３は図１
の３ー３線における断面図、図４は図１の４ー４線にお
ける断面図、図５は支持部材の平面図。図６は支持部材
への接触部材の取付を示す説明図、図７は端子部への接
触部材の取付を示す説明図、図８は回転体の平面図、図
９は回転体の下面図である。
【０００７】次に、本発明の回転型電気部品である可変
抵抗器を図１〜図９に基づいて説明すると、合成樹脂の
絶縁材からなる支持部材１は、特に、図５、図６に示す
ように、側壁１ｆと底面１ｇを有して略箱状を呈してお
り、底面１ｇの中央部に設けられた凹部、或いは孔１ａ
と、一方の面に設けられた複数個の窪み部１ｂと、該窪
み部１ｂ間に位置して一方の面に設けられ、側壁１ｆの
上面に形成された外側平坦面１ｃと、該外側平坦面１ｃ
から連設して孔１ａまで伸びた延在平坦面１ｄと、外周
の一部に設けられたストッパー部１ｅとを有している。
また、金属板からなる支軸２は、支持部材１に埋設され
て取り付けられ、軸部が支持部材１の孔１ａ内に位置し
て、支持部材１の一方の面側に突出している。また、比
較的厚肉の金属板からなる３個の端子部３、４、５は、
図５〜図７に示すように、基部３ａ、４ａ、５ａと、基
部３ａ、４ａ、５ａの一端部に設けられたＵ字状の挟持
部３ｂ，４ｂ，５ｂとを有し、この端子部３、４、５
は、黍３ａ、４ａ、５ａを支持部材１に埋設、或いは挟
持部３ｂ，４ｂ，５ｂを支持部材１の孔に圧入して取り
付けられて、それぞれの端子部３、４、５の挟持部３
ｂ，４ｂ，５ｂは、支持部材１の窪み部１ｂに位置した
状態となっている。なお、この実施例では、端子部６と
前記支軸２とは一体の金属板で作られており、部品点数
を少なくして、生産性の向上と、コストダウン化を図っ
ている。
抵抗器を図１〜図９に基づいて説明すると、合成樹脂の
絶縁材からなる支持部材１は、特に、図５、図６に示す
ように、側壁１ｆと底面１ｇを有して略箱状を呈してお
り、底面１ｇの中央部に設けられた凹部、或いは孔１ａ
と、一方の面に設けられた複数個の窪み部１ｂと、該窪
み部１ｂ間に位置して一方の面に設けられ、側壁１ｆの
上面に形成された外側平坦面１ｃと、該外側平坦面１ｃ
から連設して孔１ａまで伸びた延在平坦面１ｄと、外周
の一部に設けられたストッパー部１ｅとを有している。
また、金属板からなる支軸２は、支持部材１に埋設され
て取り付けられ、軸部が支持部材１の孔１ａ内に位置し
て、支持部材１の一方の面側に突出している。また、比
較的厚肉の金属板からなる３個の端子部３、４、５は、
図５〜図７に示すように、基部３ａ、４ａ、５ａと、基
部３ａ、４ａ、５ａの一端部に設けられたＵ字状の挟持
部３ｂ，４ｂ，５ｂとを有し、この端子部３、４、５
は、黍３ａ、４ａ、５ａを支持部材１に埋設、或いは挟
持部３ｂ，４ｂ，５ｂを支持部材１の孔に圧入して取り
付けられて、それぞれの端子部３、４、５の挟持部３
ｂ，４ｂ，５ｂは、支持部材１の窪み部１ｂに位置した
状態となっている。なお、この実施例では、端子部６と
前記支軸２とは一体の金属板で作られており、部品点数
を少なくして、生産性の向上と、コストダウン化を図っ
ている。
【０００８】また、バネ性の金属板からなる３個の接触
部材６、７、８は、図６、図７に示すように、それぞれ
基部６ａ、７ａ、８ａと、接触部６ｂ，７ｂ，８ｂとを
有し、これらの接触部材６、７、８は、支持部材１の窪
み部１ｂ内に位置させると共に、その基部６ａ、７ａ、
８ａを、端子部３、４、５、のＵ字状の挟持部３ｂ，４
ｂ，５ｂに圧入して取り付けられている。即ち、端子部
３、４、５と接触部材６、７、８とは、異なる材料を使
用することにより、生産性、コスト等の適正を図ってい
る。
部材６、７、８は、図６、図７に示すように、それぞれ
基部６ａ、７ａ、８ａと、接触部６ｂ，７ｂ，８ｂとを
有し、これらの接触部材６、７、８は、支持部材１の窪
み部１ｂ内に位置させると共に、その基部６ａ、７ａ、
８ａを、端子部３、４、５、のＵ字状の挟持部３ｂ，４
ｂ，５ｂに圧入して取り付けられている。即ち、端子部
３、４、５と接触部材６、７、８とは、異なる材料を使
用することにより、生産性、コスト等の適正を図ってい
る。
【０００９】また、セラミック材からかる回転体９は、
図８、図９に示すように、８角形状をなし、中央部に設
けられた貫通孔９ａと、上面に設けられた十字状のドラ
イバー溝９ｂと、十字状のドライバー溝９ｂの外周部を
取り囲むように上面に形成された平坦面９ｃと、側部に
設けられたストッパー部９ｄとを有している。そして、
この回転体９の下面には、図９に示すように、抵抗体１
０と銀ペースト等なかる良導電体１１ａ、１１ｂとで構
成された導電パターン１２が形成されている。また、前
記良導電体１１ａ、１１ｂは、抵抗体１０を挟んで外側
に形成された良導電体１１ａと内側に形成された良導電
体１１ｂとを有し、外側の良導電体１１ａは、抵抗体１
０の一端に接続され、また、内側の良導電体１１ｂは、
抵抗体１０の他端に接続されると共に、貫通孔９ａ内と
貫通孔９ａの周囲に導通した状態で形成されている。
図８、図９に示すように、８角形状をなし、中央部に設
けられた貫通孔９ａと、上面に設けられた十字状のドラ
イバー溝９ｂと、十字状のドライバー溝９ｂの外周部を
取り囲むように上面に形成された平坦面９ｃと、側部に
設けられたストッパー部９ｄとを有している。そして、
この回転体９の下面には、図９に示すように、抵抗体１
０と銀ペースト等なかる良導電体１１ａ、１１ｂとで構
成された導電パターン１２が形成されている。また、前
記良導電体１１ａ、１１ｂは、抵抗体１０を挟んで外側
に形成された良導電体１１ａと内側に形成された良導電
体１１ｂとを有し、外側の良導電体１１ａは、抵抗体１
０の一端に接続され、また、内側の良導電体１１ｂは、
抵抗体１０の他端に接続されると共に、貫通孔９ａ内と
貫通孔９ａの周囲に導通した状態で形成されている。
【００１０】そして、このような回転体９は、導電パタ
ーン１２を形成した面を、支持部材１の外側平坦面１ｃ
と延在平坦面１ｄ上に載置して、貫通孔９ａに支軸２を
貫通させ、支軸２の先端部をカシメて、支軸２に回転可
能に取り付けられている。なお、支軸２の先端部をカシ
メる代わりに、支軸２にスピードナット（図示せず）を
圧入して、回転体９を支軸２に取り付けても良い。この
回転体９が取り付けられた状態では、回転体９の外周部
が外側平坦面１ｃで支持されると共に、回転体９の内周
部が支軸２の近傍まで延在平坦面１ｄで支持され、ま
た、支軸２は、貫通孔９ａ内に形成された良導電体１１
ｂに接触した状態となる。また、回転体９が取り付けら
れると、接触部材７の接触部７ｂは抵抗体１０に、接触
部材６の接触部６ｂは外側の良導電体１１ａに、接触部
材８の接触部８ｂは内側の良導電体１１ｂに接触した状
態となる。
ーン１２を形成した面を、支持部材１の外側平坦面１ｃ
と延在平坦面１ｄ上に載置して、貫通孔９ａに支軸２を
貫通させ、支軸２の先端部をカシメて、支軸２に回転可
能に取り付けられている。なお、支軸２の先端部をカシ
メる代わりに、支軸２にスピードナット（図示せず）を
圧入して、回転体９を支軸２に取り付けても良い。この
回転体９が取り付けられた状態では、回転体９の外周部
が外側平坦面１ｃで支持されると共に、回転体９の内周
部が支軸２の近傍まで延在平坦面１ｄで支持され、ま
た、支軸２は、貫通孔９ａ内に形成された良導電体１１
ｂに接触した状態となる。また、回転体９が取り付けら
れると、接触部材７の接触部７ｂは抵抗体１０に、接触
部材６の接触部６ｂは外側の良導電体１１ａに、接触部
材８の接触部８ｂは内側の良導電体１１ｂに接触した状
態となる。
【００１１】そして、このような回転型電気部品におい
て、回転体９のドライバー溝９ｂにドライバーを挿入し
て回転体９を回転すると、内側の良導電体１１ｂは接触
部材８に、また、外側の良導電体１１ａは接触部材６に
摺接すると共に、抵抗体１０は接触部材７に摺接して、
端子部３と端子部４間、及び端子部４と端子部５間の抵
抗値の調整を行う。そして、回転体９のストッパー部９
ｄが支持部材１のストッパー部１ｅにぶつかると、回転
体９の回転が停止するようになっている。また、このよ
うな回転型電気部品における回転体９の組立は、バキュ
ーム（図示せず）によって回転体９の平坦面９ｃを吸引
して、回転体９を支持部材１まで移動して、支持部材１
に取り付けた支軸２に、回転体９の貫通孔９ａをはめ合
わせた後、支軸２の先端部をカシメると、その組立は完
了し、自動化による組立ができる。
て、回転体９のドライバー溝９ｂにドライバーを挿入し
て回転体９を回転すると、内側の良導電体１１ｂは接触
部材８に、また、外側の良導電体１１ａは接触部材６に
摺接すると共に、抵抗体１０は接触部材７に摺接して、
端子部３と端子部４間、及び端子部４と端子部５間の抵
抗値の調整を行う。そして、回転体９のストッパー部９
ｄが支持部材１のストッパー部１ｅにぶつかると、回転
体９の回転が停止するようになっている。また、このよ
うな回転型電気部品における回転体９の組立は、バキュ
ーム（図示せず）によって回転体９の平坦面９ｃを吸引
して、回転体９を支持部材１まで移動して、支持部材１
に取り付けた支軸２に、回転体９の貫通孔９ａをはめ合
わせた後、支軸２の先端部をカシメると、その組立は完
了し、自動化による組立ができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明の回転型電気部品は、支持部材１
には、側壁１ｆから孔１ａまで伸びる延在平坦面１ｄと
を設けて、回転体９の内周部が支軸２の近傍まで延在平
坦面１ｄで支持するようにしたため、回転体９の中央部
の支持を強くでき、このため、回転体９の中央部の反り
を少なくできて、導電パターン１２と接触部材６との接
触状態が良好となり、精度の良いものが得られ、特に、
抵抗体を使用する可変抵抗器において極めて好適な回転
型電気部品を提供できる。また、回転体９の中央部の支
持が強固となるため、回転体９の操作時においても、回
転体９が破損することがない回転型電気部品を提供でき
る。また、側壁１ｆに外側平坦面１ｃを形成し、延在平
坦面１ｄに加えて、該外側平坦面１ｃ回転体９に当接さ
せれば、より強固な支持とできる。また、回転体９にド
ライバー溝９ｂを設けたため、従来に比して部品点数が
少なく、安価で、生産性が良好な小型の回転型電気部品
を提供できる。
には、側壁１ｆから孔１ａまで伸びる延在平坦面１ｄと
を設けて、回転体９の内周部が支軸２の近傍まで延在平
坦面１ｄで支持するようにしたため、回転体９の中央部
の支持を強くでき、このため、回転体９の中央部の反り
を少なくできて、導電パターン１２と接触部材６との接
触状態が良好となり、精度の良いものが得られ、特に、
抵抗体を使用する可変抵抗器において極めて好適な回転
型電気部品を提供できる。また、回転体９の中央部の支
持が強固となるため、回転体９の操作時においても、回
転体９が破損することがない回転型電気部品を提供でき
る。また、側壁１ｆに外側平坦面１ｃを形成し、延在平
坦面１ｄに加えて、該外側平坦面１ｃ回転体９に当接さ
せれば、より強固な支持とできる。また、回転体９にド
ライバー溝９ｂを設けたため、従来に比して部品点数が
少なく、安価で、生産性が良好な小型の回転型電気部品
を提供できる。
【００１３】また、支軸２の先端部をカシメる、或いは
支軸２にスピードナットを取り付けることにより回転体
９を支軸２に取り付けることにより、その構成が簡単
で、安価で、組立性の良好な回転型電気部品を提供でき
る。また、回転体９をセラミック材で形成することによ
り、熱、或いは経時変化が小さく、導電パターン１２へ
の影響が少なく、精度の良い電気部品が得られ、特に、
抵抗体１０を使用する可変抵抗器において有効である。
また、導電パターン１２が良導電体１１ａ、１１ｂと抵
抗体１０で形成され、接触部材６、７、８を良導電体１
１ａ、１１ｂと抵抗体１０に接触させるようにしたた
め、性能の良好な可変抵抗器としての回転型電気部品を
提供できる。
支軸２にスピードナットを取り付けることにより回転体
９を支軸２に取り付けることにより、その構成が簡単
で、安価で、組立性の良好な回転型電気部品を提供でき
る。また、回転体９をセラミック材で形成することによ
り、熱、或いは経時変化が小さく、導電パターン１２へ
の影響が少なく、精度の良い電気部品が得られ、特に、
抵抗体１０を使用する可変抵抗器において有効である。
また、導電パターン１２が良導電体１１ａ、１１ｂと抵
抗体１０で形成され、接触部材６、７、８を良導電体１
１ａ、１１ｂと抵抗体１０に接触させるようにしたた
め、性能の良好な可変抵抗器としての回転型電気部品を
提供できる。
【図１】本発明の回転型電気部品の平面図。
【図２】本発明の回転型電気部品の側面図。
【図３】図１の３ー３線における断面図。
【図４】図１の４ー４線における断面図。
【図５】本発明の回転型電気部品に係る支持部材の平面
図。
図。
【図６】本発明の回転型電気部品に係り、支持部材への
接触部材の取付を示す説明図。
接触部材の取付を示す説明図。
【図７】本発明の回転型電気部品に係り、端子部への接
触部材の取付を示す説明図。
触部材の取付を示す説明図。
【図８】本発明の回転型電気部品に係る回転体の平面
図。
図。
【図９】本発明の回転型電気部品に係る回転体の下面
図。
図。
【図１０】従来の回転型電気部品の断面図。
１ 支持部材 １ａ 凹部、或いは孔 １ｂ 窪み部 １ｃ 外側平坦面 １ｄ 延在平坦面 １ｅ ストッパー部 １ｆ 側壁 １ｇ 底面 ２ 支軸 ３ 端子部 ３ａ 基部 ３ｂ 挟持部 ４ 端子部 ４ａ 基部 ４ｂ 挟持部 ５ 端子部 ５ａ 基部 ５ｂ 挟持部 ６ 接触部材 ６ａ 基部 ６ｂ 接触部 ７ 接触部材 ７ａ 基部 ７ｂ 接触部 ８ 接触部材 ８ａ 基部 ８ｂ 接触部 ９ 回転体 ９ａ 貫通孔 ９ｂ ドライバー溝 ９ｃ 平坦部 ９ｄ ストッパー部 １０ 抵抗体 １１ａ、１１ｂ 良導電体 １２ 導電パターン
Claims (6)
- 【請求項１】 中央部に貫通孔を有する絶縁材からなる
回転体と、該回転体の下面に形成された導電パターン
と、前記回転体を回転可能に支持する支軸と、中央部に
前記支軸を通す凹部、或いは孔を有する側壁を有し、略
箱状の絶縁材からなる支持部材と、該支持部材に保持さ
れ、前記導電パターンに摺接する接触部材とを備え、前
記支持部材の一方の面には、前記側壁から前記凹部、或
いは孔まで伸びる延在平坦面を設け、前記回転体の下面
を前記延在平坦面に当接させると共に、前記回転体の前
記貫通孔に挿通した前記支軸によって、前記回転体を前
記支持部材に回転可能に取り付けて、前記延在平坦面に
より前記支軸の近傍において前記回転体を支持するよう
にしたことを特徴とする回転型電気部品。 - 【請求項２】 前記側壁の上面に外側平坦面を形成し、
該外側平坦面に前記回転体の下面を当接させたことを特
徴とする請求項１記載の回転型電気部品。 - 【請求項３】 前記回転体に、その上面側に前記貫通孔
と連設されたドライバー溝を設けたことを特徴とする請
求項１、又は２記載の回転型電気部品。 - 【請求項４】 前記支軸が前記支持部材に埋設され、前
記支軸の先端部をカシメる、或いは前記支軸にスピード
ナットを取り付けることにより、前記回転体を前記支軸
に取り付けたことを特徴とする請求項１、又は２、又は
３記載の回転型電気部品。 - 【請求項５】 前記回転体をセラミック材で形成したこ
とを特徴とする請求項１、又は２、又は３、又は４記載
の回転型電気部品。 - 【請求項６】 前記導電パターンが良導電体と抵抗体と
で形成され、該良導電体と抵抗体に前記接触部材を摺接
させるようにしたことを特徴とする請求項１、又は２、
又は３、又は４、又は５記載の回転型電気部品。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4163098A JPH11238608A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 回転型電気部品 |
| CN 99100556 CN1127097C (zh) | 1998-02-24 | 1999-02-09 | 旋转式电气部件 |
| US09/255,070 US6037855A (en) | 1998-02-24 | 1999-02-22 | Rotary electric component having a groove for adjustment with screw-driver |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4163098A JPH11238608A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 回転型電気部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11238608A true JPH11238608A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=12613659
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4163098A Withdrawn JPH11238608A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 回転型電気部品 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11238608A (ja) |
| CN (1) | CN1127097C (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4667946B2 (ja) * | 2005-04-25 | 2011-04-13 | アルプス電気株式会社 | 可変抵抗器 |
| CN105139989A (zh) * | 2015-07-30 | 2015-12-09 | 成都中微电微波技术有限公司 | 一种反向调节语音控制的电位器 |
| CN105070440A (zh) * | 2015-07-30 | 2015-11-18 | 成都中微电微波技术有限公司 | 一种语音控制反向调节刻度的电位器 |
| CN105023675A (zh) * | 2015-07-30 | 2015-11-04 | 成都中微电微波技术有限公司 | 一种反向调节的电位器 |
-
1998
- 1998-02-24 JP JP4163098A patent/JPH11238608A/ja not_active Withdrawn
-
1999
- 1999-02-09 CN CN 99100556 patent/CN1127097C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1127097C (zh) | 2003-11-05 |
| CN1227391A (zh) | 1999-09-01 |
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