JP4617096B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に係り、より詳細には建設機械における走行体のフレームの構造に関する。
従来、特許文献1の「装軌式車両」に開示される油圧ショベル100は、図9に示すように、移動するための走行体101と、その上部に旋回可能に搭載される旋回体102とを備えている。
旋回体102は、旋回フレーム103を有しており、旋回フレーム103には例えば原動機等を収容した建屋カバー104、運転室を画成するキャブ105およびカウンタウェイト106等が設置されている。
また、旋回体102の前部には作業装置107が俯仰動可能に設けられている。
走行体101の本体部分を構成するトラックフレーム108は、図10に示すように、鋼板等を溶接することにより、中央に位置するセンターフレーム109と、センターフレーム109の左右両側に設けられ、前後方向に延在するサイドフレーム112とを備え構成されている。
ここで、センターフレーム109は、中央の丸胴110と、この丸胴110の外周側から前後、左右方向に延び、全体としてH型形状をなす脚部111とにより構成されている。
脚部111は、上板部111A、下板部111Bおよび、これら板部111A、111Bを上下方向で連結した側板部111C等により製缶構造体として形成されている。
112、112は、センターフレーム109の脚部111の先端側に溶接して設けられた左右のサイドフレームであり、サイドフレーム112は、前後方向に延びた略コ字状の枠体として形成されている。
また、トラックフレーム108のサイドフレーム112、112上にはそれぞれ、左、右の泥除けカバー125、125が配設されている。
なお、上述以外の文献公知発明として、「建設機械のトラックフレーム」が下記の特許文献2に開示されている。
特開2002−178960号公報 特開平9−202261号公報
ところで、上述の油圧ショベル100は、様々の状態の地面上を走行体101に配設される履帯117を回転駆動することによって走行し、履帯117によって土、泥等が跳ね上げられることになる。
ところで、上述の油圧ショベル100(図9参照)は、様々の状態の地面上を走行体101に配設される履帯117を回転駆動することによって走行し、履帯117によって土、泥等が跳ね上げられることになる。
ここで、図9、図10に示すように、履帯117、117の近傍に設置される泥除けカバー125、125は、水平方向に延在する構成であるため、履帯117によって跳ね上げられた土、泥等は、泥除けカバー125、125上に積み重ねられ滞留してしまうことが起こり得る。
その場合、作業者はこれら滞留した土、泥等を清掃せねばならず、また、土、泥等が積まれたまま、油圧ショベル100を走行すると走行抵抗になる。
ところで、走行体101の前方部には、排土板用のブレード(図示せず)が揺動自在に支持されるブレードブラケット(図示せず)が接合されている。
このブレードは、排土作業を行なうため、ブレードを支持するブレードブラケットには大きな荷重等、様々な荷重が印加される。そのため、ブレードブラケットに伝達される作業荷重を、適切に処理し車体の耐荷重強度を向上することが望まれる。
本発明は上記実状に鑑み、車体上に跳ね上げられた土の車体上からの土落ちを促進するとともに、ブレードブラケットへの伝達荷重を低減し、かつ、ブレードブラケットの取り付け性の向上および共通部品化を達成し得る建設機械の提供を目的とする。
上記目的を達成するべく、本発明の請求項1に関わる建設機械は、
履帯式走行体のフレームが、センターフレームと、センターフレームの両側部の外方に配される一対のトラックフレームと、センターフレームとトラックフレームとの間隙に、互いに間隙を介して取り付けられ、かつ、センターフレームとトラックフレームとを連結する、一体成形された左右一対の連結部材と、センターフレームおよび連結部材に接合されるブレードブラケットとを備え、センターフレームは、前面に、ブレードブラケットを接合する接合面を備え、前方側の一対の連結部材は、前面にブレードブラケットを接合する接合面を備え、ブレードブラケットは、右側連結部材の前方の接合面に、後面の全ての部分が支持される外側支点プレート、及び、センターフレームの前方の接合面に、後面の全ての部分が支持される内側支点プレートの2枚で構成される右ブレード支点プレートと、左側連結部材の前方の接合面に、後面の全ての部分が支持される外側支点プレート、及び、センターフレームの前方の接合面に、後面の全ての部分が支持される内側支点プレートの2枚で構成される左ブレード支点プレートと、を含むことを特徴とする。
本発明の請求項2に関わる建設機械は、請求項1に記載の建設機械において、センターフレームにおけるブレードブラケットを接合する接合面と、連結部材におけるブレードブラケットを接合する接合面とを一平面で構成したことを特徴としている。
本発明の請求項3に関わる建設機械は、請求項1に記載の建設機械において、センターフレームにおけるブレードブラケットを接合する接合面と、連結部材におけるブレードブラケットを接合する接合面とを段差部で構成したことを特徴としている。
本発明の請求項4に関わる建設機械は、請求項1に記載の建設機械において、センターフレームにおけるブレードブラケットを接合する接合面に対して連結部材におけるブレードブラケットを接合する接合面を2平面又は曲面の連続面で構成したことを特徴としている。
本発明の請求項5に関わる建設機械は、請求項1から請求項4のうちの何れか一項に記載の建設機械において、センターフレームおよび連結部材とブレードブラケットとを取り付け部材を介して接合したことを特徴としている。
本発明の請求項6に関わる建設機械は、請求項1に記載の建設機械において、
前方にブレードブラケットを接合する接合平面を具えたセンターフレームと、
前方に、センターフレームの接合平面と隣接し、且つ、センターフレームの接合平面とともに一平面をなすように形成され、ブレードブラケットを接合する接合平面を具えた連結部材とを備え、
センターフレームの接合平面および連結部材の接合平面にブレードブラケットにおける接合部を合致させて溶接し、ブレードブラケットをセンターフレームおよび連結部材に接合したことを特徴としている。
本発明の請求項7に関わる建設機械は、請求項1に記載の建設機械において、
ブレードブラケットにおける接合部が溶接される平板状の取り付け部材と、
前方に平板状の取り付け部材を溶接する接合平面を具えたセンターフレームと、
前方に、センターフレームの接合平面と隣接し、且つ、センターフレームの接合平面とともに一平面をなすように形成され、平板状の取り付け部材を溶接する接合平面を具えた連結部材とを備え、
ブレードブラケットを平板状の取り付け部材を介してセンターフレームおよび連結部材に溶接して接合したことを特徴としている。
本発明の請求項8に関わる建設機械は、請求項1に記載の建設機械において、
ブレードブラケットにおける接合部が溶接される平面を有する取り付け部材と、
前方に取り付け部材を溶接する接合部を具えたセンターフレームと、
前方に、センターフレームの接合部と隣接し、且つ、取り付け部材を溶接する接合部を具えた連結部材とを備え、
ブレードブラケットを取り付け部材を介してセンターフレームおよび連結部材に溶接して接合したことを特徴としている。
また、請求項9に関わる建設機械は、請求項1ないし8のいずれかに記載の建設機械において、連結部材が上面と側面を有し、上面と側面により構成される角部が面取りされたことを特徴としている。
以上、詳述した如く、本発明の請求項1に関わる建設機械によれば、センターフレームとトラックフレームとが連結部材により連結されるため、車体上に跳ね上げられた土を車体上から良好に落下させる構成が可能である。
また、ブレードブラケットがセンターフレームおよび連結部材に接合されるので、ブレードブラケットの幅が広くとれ、ブレードにかかる作業荷重を幅の広いブレードブラケットで受けることが可能であり、耐荷重強度が向上する。
本発明の請求項2に関わる建設機械によれば、ブレードブラケットが接合されるセンターフレームの接合面と連結部材の接合面とが一平面をなすように構成したので、溶接により接合する場合、直線溶接化が可能であり溶接作業が容易である。
この場合、ブレードブラケットがセンターフレームおよび連結部材に確実に溶接されるので、接合強度が高まり機械的な信頼性が向上する。
また、ブレードブラケットをボルトを用いて接合する場合にも、接合が容易である。
また、ブレードブラケットが接合されるセンターフレームの接合面と連結部材の接合面とを一平面をなすように構成するため、ブレードにかかる作業荷重を、車体に円滑に伝達し分散することが可能であり、車体の耐荷重の強度が高まり機械的な信頼性が向上する。
また、ブレードブラケットにおける接合部が平面を形成するため、ブレードブラケットの形状が単純化でき、製造コストが削減される。
また、大型機種のセンターフレームに接合されるブレードブラケットが小型の機種のセンターフレームへも適用可能となり、ブレードブラケットの共通部品化が実現される。
従って、建設機械の製造コストの削減に寄与する。
本発明の請求項3に関わる建設機械によれば、センターフレームとトラックフレームとが連結部材により連結されるため、車体上に跳ね上げられた土を車体上から良好に落下させる構成が可能である。
また、ブレードブラケットがセンターフレームおよび連結部材に接合されるので、ブレードブラケットの幅が広くとれ、ブレードにかかる作業荷重を幅の広いブレードブラケットで受けることが可能であり、耐荷重強度が向上する。
本発明の請求項4に関わる建設機械によれば、センターフレームとトラックフレームとが連結部材により連結されるため、車体上に跳ね上げられた土を車体上から良好に落下させる構成が可能である。
また、ブレードブラケットがセンターフレームおよび連結部材に接合されるので、ブレードブラケットの幅が広くとれ、ブレードにかかる作業荷重を幅の広いブレードブラケットで受けることが可能であり、耐荷重強度が向上する。
本発明の請求項5に関わる建設機械によれば、ブレードブラケットを取り付け部材を介してセンターフレームおよび連結部材に接合しているので、溶接して接合する場合には、ブレードブラケットの接合部が、センターフレームと連結部材とを連結する溶接箇所に対して溶接されることが防止される。
また、ブレードブラケットは、取り付け部材を介してセンターフレームおよび連結部材に溶接接合されるため、ブレードブラケットとセンターフレームおよび連結部材との接合強度が高まり、機械的信頼性が向上する。
また、ブレードブラケットを、センターフレームおよび連結部材にボルトを用いて接合する場合においても、取り付け部材を介して行なうため、接合が容易である。
また、ブレードブラケットから伝達される荷重の応力が、取り付け部材に伝達され分散されて車体に伝達されるため、ブレードによる作業荷重に対する車体の耐荷重の強度が高まり、機械的信頼性が向上する。
本発明の請求項6に関わる建設機械によれば、ブレードブラケットにおける接合部が溶接されるセンターフレームの接合平面および連結部材の接合平面が一平面をなすように形成するため、直線溶接化が可能であり、溶接が容易である。
また、ブレードブラケットがセンターフレームおよび連結部材に確実に溶接されるため、溶接の接合強度が高まり機械的な信頼性が向上する。
また、ブレードブラケットの接合部が溶接されるセンターフレームの接合平面および連結部材の接合平面を一平面をなすように形成するため、ブレードにより発生する荷重を、円滑に伝達し分散することが可能であり、耐荷重の強度が高まり機械的な信頼性が向上する。
また、ブレードブラケットにおける接合部が平面を形成するように構成できるため、ブレードブラケットの形状が単純化でき、製造コストが削減される。
また、ブレードブラケットの接合部が溶接されるセンターフレームの接合平面および連結部材の接合平面が一平面をなすように形成するため、大型機種のセンターフレームに接合されるブレードブラケットが小型の機種のセンターフレームへも適用可能となり、ブレードブラケットの共通部品化が実現される。
従って、建設機械の製造コストの削減に寄与する。
本発明の請求項7に関わる建設機械によれば、ブレードブラケットを取り付け部材を介してセンターフレームおよび連結部材に溶接して接合しているので、ブレードブラケットの接合部が、センターフレームと連結部材との連結箇所に対して溶接されることが防止される。
また、ブレードブラケットは、平板状の取り付け部材に溶接されるため、直線溶接が可能であり溶接性が向上する。
従って、ブレードブラケットとセンターフレーム、連結部材との接合強度が高まり、機械的信頼性が向上する。
また、ブレードブラケットから伝達される荷重の応力が取り付け部材に伝達され分散されて、車体に伝達されるので、ブレードによる作業荷重に対する耐荷重の強度が高まり、機械的信頼性が向上する。
また、センターフレームの接合平面と連結部材の接合平面とは一平面をなすので、連結部材を伝達される走行荷重の伝達方向に沿って連結部材の前板とセンターフレームの前側板とが配置されることになり、走行荷重が連結部材からセンターフレームへ円滑に伝達され、走行荷重に対する耐荷重の強度が高まり、機械的信頼性の向上に寄与する。
さらに、取り付け部材は、平板状であるため製造が容易であり、コストが低廉である。
本発明の請求項8に関わる建設機械によれば、ブレードブラケットを取り付け部材を介してセンターフレームおよび連結部材に溶接して接合しているので、ブレードブラケットの接合部が、センターフレームと連結部材との連結箇所に対して溶接されることが防止される。
また、ブレードブラケットは、取り付け部材の平面に溶接されるため直線溶接が可能であり、溶接性が向上する。
従って、ブレードブラケットとセンターフレーム、連結部材との接合強度が高まり、機械的信頼性が向上する。
また、ブレードブラケットから伝達される荷重の応力が、取り付け部材に伝達され分散されて、車体に伝達されるので、ブレードによる作業荷重に対する耐荷重の強度が高まり、機械的信頼性が向上する。
また、取り付け部材の一方面は、ブレードブラケットの接合部が溶接される平面であり、取り付け部材の他方面は、センターフレームおよび連結部材が溶接される面であるので、センターフレームの接合部および連結部材の接合部が段部を形成している場合にも適用可能であり、設計の自由度が高い。
以下、実施例を示す図面に基づいて、本発明を詳細に説明する。
本発明の実施例1に係る油圧ショベル1は、図1に示すように、移動するための履帯rが設置される下部走行体2と、その上部に旋回軸受(図示せず)を介して旋回自在に取着され、作業者が乗車して作業を行うための上部旋回体3とを備えている。
上部旋回体3には、その上部に作業者が着座して作業を行うオペシート3aが配設され、その前方には、油圧駆動されるブーム10a、アーム10b、及びアーム10bの先端に取着された掘削用のバケット10cを有する作業機10が上下方向に揺動自在に軸支されている。
下部走行体2は、トラックフレーム4l、4rの両端部に駆動輪5と遊動輪6とをそれぞれ装着しており、駆動輪5と遊動輪6との間には履帯rを巻装している。
また、下部走行体2の前部には、バケット10cで掘り返した土を埋め戻す際に使用されるブレードBが、排土板としての所定動作が行い得るように、ブレードブラケットBr(後述)を介して揺動自在に配設されている。
なお、ブレードBは、使用していない時には図1に示すように上にあげた状態で次動作の開始時まで待機する。
このように、ブレードBは、掘り返した土を埋め戻す作業に用いられるため、ブレードBが取着されるブレードブラケットBrには、作業中、様々な荷重が印加されることになる。
上記構成の油圧ショベル1は、動力源のエンジンを駆動させ、油圧ポンプにより油圧に変換し走行モータを駆動し、駆動輪5を回転させることにより履帯rを回転駆動して走行が行われるとともに、バケット10c、ブレードBを用いた各種作業が行われる。
下部走行体のフレーム2Fは、図2、上面図である図3(a)に示すように、旋回軸受が取着される取り付けリング7rが形成されるセンターフレーム7が中央部に配され、その両側部にはトラックフレーム4r、4lが配されている。
そして、トラックフレーム4rは2本の足状の連結部材8r、9rによってセンターフレーム7にそれぞれ連結され、また、トラックフレーム4lは2本の足状の連結部材8l、9lによってセンターフレーム7にそれぞれ連結されている。
これらの各部材は、溶接が行われることにより互いに接合され連結されている。
また、センターフレーム7の前面7mには、ブレードBとブレードBを稼動するための油圧シリンダが取着されるブレードブラケットBrが溶接されて接合されている。
なお、図3(a)に示すように、トラックフレーム4rおよび一対の連結部材8r、9rと、トラックフレーム4lおよび一対の連結部材8l、9lとは、センターフレーム7の幅方向の中心面(図3(a)におけるセンターフレーム7の上下方向の中心線)に対して面対称に構成されている。
すなわち、連結部材8rと連結部材8lとはセンターフレーム7の幅方向の中心面に対して対称な形状を有して構成され、また、連結部材9rと連結部材9lとは、センターフレーム7の幅方向の中心面に対して対称な形状を有して構成されている。
上記ブレードブラケットBrは、図2、図3に示すように、ブラケットBrを稼動する油圧シリンダが軸支される中央部の一対のシリンダ支点プレートBr1と、ブレードBを軸支する両側部の一対の右ブレード支点プレートBr2および一対の左ブレード支点プレートBr3とに加え、シリンダ支点プレートBr1の上面、右ブレード支点プレートBr2の上面、および左ブレード支点プレートBr3の上面に接合される補強プレートBr4を具え構成されている。
また、右ブレード支点プレートBr2は、図3(a)のシリンダ支点プレートBr1の(図中)上方に示されるように、右側連結部材の前方の接合面に、後面の全ての部分が支持される外側支点プレートBr2aと、センターフレームの前方の接合面に、後面の全ての部分が支持される内側支点プレートBr2bの2枚のプレートからなる。
同様に、左ブレード支点プレートBr3は、図3(a)のシリンダ支点プレートBr1の(図中)下方に示されるように、左側連結部材の前方の接合面に、後面の全ての部分が支持される外側支点プレートBr3aと、センターフレームの前方の接合面に、後面の全ての部分が支持される内側支点プレートBr3bの2枚のプレートからなる。
なお、右ブレード支点プレート及び左ブレード支点プレートを構成する2枚のプレートの構成は、他の実施例においても同様であるため、他の実施例においては、重複する説明は省略する。
上記各プレートは、互いに溶接して結合され、ブレードブラケットBrとしてサブアッセンブリされた後に、センターフレーム7の前面7mに溶接し接合される。
ブレードブラケットBrにおけるシリンダ支点プレートBr1の後面Br11、右ブレード支点プレートBr2の後面Br21、左ブレード支点プレートBr3の後面Br31、および補強プレートBr4の後面Br41は、沿直面である平面をなすように形成され、センターフレーム7の前面7mに溶接にされる接合部を構成している。
なお、シリンダ支点プレートBr1の後面Br11、右ブレード支点プレートBr2の後面Br21、左ブレード支点プレートBr3の後面Br31、および補強プレートBr4の後面Br41は、一平面を形成していれば必ずしも沿直面に限定されるものではない。
上記センターフレーム7は、鋳鋼を用いて鋳物で製造され、図4(a)に示すように、前側板7smと、後側板7suと、連結部材8r、9rが接合される右側板7srと、連結部材8l、9lが接合される左側板7slと、開口を有した取り付けリング7rが形成される上板7u等を有する中空の箱型形状を呈して構成されている。
センターフレーム7における前面7mは、ブレードブラケットBrの接合部であるシリンダ支点プレートBr1の後面Br11、右ブレード支点プレートBr2の後面Br21、左ブレード支点プレートBr3の後面Br31、および補強プレートBr4の後面Br41に対応した沿直面である平面を形成している。(図2、図3参照)
このように、ブレードブラケットBrの接合部であるシリンダ支点プレートBr1の後面Br11、右ブレード支点プレートBr2の後面Br21、左ブレード支点プレートBr3の後面Br31、および補強プレートBr4の後面Br41と、これらの被接合面であるセンターフレーム7の前面7mとが、沿直面で構成されることにより、ブレードブラケットBrおよびセンターフレーム7の形状が単純化されるとともに、ブレードブラケットBrのセンターフレーム7への溶接に際しての直線溶接化を可能ならしめている。
加えて、設計、組み立て等の各工程においても各作業が簡略化され、有利であることは言うまでもない。
なお、センターフレーム7におけるブレードブラケットBrが接合される被接合面である前面7mは、ブレードブラケットBrの接合部が合致する構成の平面であれば、必ずしも沿直面に限定されるものではない。
上記連結部材8rは、鋳鋼を用いて鋳物で製造され、上面図である図4(b)、図4(c)(図3(a)に示すセンターフレーム7側から見た連結部材8r単体の斜視図)に示すように、略五角形の断面形状を有し、上面の長手方向に稜線が形成された上部に角部をもつ胴部8r1と、四角形の断面形状を有し開口8r0が形成されたセンター接合部8r2と、開口が形成されたトラック接合部8r3とから成り、中空状に構成されている。
連結部材8rのセンター接合部8r2は、センターフレーム7における右側板7srと接合される接合面8rbを有しており、該接合面8rbは、図3に示すように、連結部材8rが延在する方向に沿う軸線に対して非垂直面として形成され、上面視で直線となるような平面状に形成されている。
また、接合面8rbをもつセンター接合部8r2の上下面間の高さ寸法は、センターフレーム7の上下面間寸法より若干短く設定されている。(図2参照)
また、連結部材8rにおける前面の一部には、ブレードブラケットBrとの接合部となる接合面8rmが、ブレードブラケットBrの接合部である右ブレード支点プレートBr2の後面Br21および補強プレートBr4の後面Br41に対応した沿直面である平面として形成されている。(図3、図4参照)
ここで、連結部材8rにおける接合面8rmは、図3に示すように、センターフレーム7の右側板7srに連結部材8rのセンター接合部8r2が溶接されセンターフレーム7と連結部材8rとが接合された際には、センターフレーム7の前面7mと隣接し、且つ、センターフレーム7の前面7mとともに一平面をなすように構成されている。
図2、図3に示す連結部材8lは、鋳鋼を用いて鋳物で製造され、上述したように、センターフレーム7の幅方向の中心面に対して連結部材8rと面対象の構造に構成されている。
すなわち、連結部材8lは、連結部材8rと同様に閉じた横断面を有した長手方向に延在するパイプ状の中空の部材として形成され、連結部材8rと同様な構成を有している。

連結部材8lにおける前面の一部には、ブレードブラケットBrの接合部となる接合面8lmが、ブレードブラケットBrの接合部である左ブレード支点プレートBr3の後面Br31および補強プレートBr4の後面Br41に対応した沿直面である平面として形成されている。
ここで、連結部材8lにおける接合面8lmは、センターフレーム7の左側板7slに連結部材8lのセンター接合部8l2が溶接されセンターフレーム7と連結部材8lとが接合された際には、センターフレーム7の前面7mと隣接し、且つ、センターフレーム7の前面7mとともに一平面をなすように形成されている。
なお、連結部材8r、8lにおけるブレードブラケットBrが接合される被接合面である接合面8rm、8lmは、ブレードブラケットBrの接合部が合致する構成の平面であれば、必ずしも沿直面に限定されるものではない。
図2、図3に示すように、上記連結部材9rは、鋳鋼を用いて鋳物で製造され、略五角形の断面形状を有し、上面の長手方向に稜線が形成された上部に角部をもつとともに先細りに構成された胴部9r1と、四角形の断面形状を有し開口が形成されたセンター接合部9r2と、開口が形成されたトラック接合部9r3とから成り、中空状に構成されている。
同様に、連結部材9lは、鋳鋼を用いて鋳物で製造され、上述したように、センターフレーム7の幅方向の中心面に対して連結部材9rと面対象の構造に構成されている。
上述の如く、連結部材8r、8l、9r、9lは、上面に角部を有する稜線をもつ形状に構成されるため、走行時に履帯rによって跳ね上げられた土等は連結部材8r、8l、9r、9lの上面の傾斜面を滑走して地面上に落下し、連結部材8r、8l、9r、9l上に積載されることが防止される。
また、連結部材8r、9r間、連結部材8l、9l間には、それぞれ空間k、kが形成されるため、履帯r、rによって跳ね上げられた土等は、空間k、kを通過して地面上に落下し、土落ちが良好に促進される。
次に、ブレードブラケットBrをセンターフレーム7および連結部材8r、9rに接合する方法について説明する。
まず、連結部材8rを、センターフレーム7の右側板7srに対して高さ方向における中央部であり、且つ、図3に示すように、センターフレーム7の前面7mと連結部材8rの接合面8rmとが一平面をなす位置に配置し、センターフレーム7の右側板7srに連結部材8rのセンター接合部8r2の外縁部を溶接し、センターフレーム7と連結部材8rとを連結する。
同様に、連結部材8lを、センターフレーム7の左側板7slに対して高さ方向の中央部であり、且つ、図3に示すように、センターフレーム7の前面7mと連結部材8lの接合面8lmとが一平面をなす位置に配置し、センターフレーム7の左側板7slに連結部材8lのセンター接合部8l2の外縁部を溶接し、センターフレーム7と連結部材8lとを連結する。
このようにして、センターフレーム7の前面7mと連結部材8rの接合面8rmが一平面をなし、また、センターフレーム7の前面7mと連結部材8lの接合面8lmが一平面をなした状態で、センターフレーム7と連結部材8r、8lとが一体的にアッセンブリされる。
次に、ブレードブラケットBrにおける右ブレード支点プレートBr2の後面Br21および補強プレートBr4の後面Br41の一部を、一平面をなすセンターフレーム7の前面7mおよび連結部材8rの接合面8rmに合致させて当接し、且つ、ブレードブラケットBrにおける左ブレード支点プレートBr3の後面Br31および補強プレートBr4の後面Br41の一部を、一平面をなすセンターフレーム7の前面7mおよび連結部材8lの接合面8lmに合致させて当接し所定の位置に配置する。
続いて、右ブレード支点プレートBr2の後面Br21をセンターフレーム7の前面7mおよび連結部材8rの接合面8rmに溶接し、また、補強プレートBr4の後面Br41をセンターフレーム7の前面7mおよび連結部材8rの接合面8rmおよび連結部材8lの接合面8lmに溶接し、また、左ブレード支点プレートBr3の後面Br31をセンターフレーム7の前面7mおよび連結部材8lの接合面8lmに溶接する。
同時に、シリンダ支点プレートBr1の後面Br11を、センターフレーム7の前面7mに溶接することにより、ブレードブラケットBrをセンターフレーム7の前面7mに接合する。
上記構成によれば、ブレードブラケットBrの接合部である右ブレード支点プレートBr2の後面Br21、補強プレートBr4の後面Br41が、溶接されるセンターフレーム7の前面7mおよび連結部材8rの接合面8rmを一平面をなすように形成している。
また、ブレードブラケットBrの接合部である左ブレード支点プレートBr3の後面Br31および補強プレートBr4の後面Br41が、溶接されるセンターフレーム7の前面7mおよび連結部材8lの接合面8lmを一平面をなすように形成している。
従って、ブレードブラケットBrをセンターフレーム7および連結部材8r、8lに溶接する際に直線溶接化が可能であり、溶接が容易である。
また、ブレードブラケットBrがセンターフレーム7および連結部材8r、8lに確実に溶接され接合強度が向上し、機械的な信頼性が向上する。
また、ブレードBの作業によりブレードブラケットBrに発生する荷重の応力が、一平面をなすセンターフレーム7および連結部材8r、8lの接合箇所とに伝達され分散されるため、被接合面が平面であることから応力集中が発生せず荷重の応力が円滑に伝達され分散する。
従って、ブレードBの荷重に対する耐荷重の強度が高まり、機械的な信頼性が向上する。
また、ブレードブラケットBrが溶接し接合されるセンターフレーム7および連結部材8r、8lのそれぞれの接合箇所が一平面をなして形成されるため、ブレードブラケットBrの接合部が一平面をなすものが使用でき、ブレードブラケットBrの形状が単純化され製造コストが低下する。
また、ブレードブラケットBrが溶接されるセンターフレーム7および連結部材8r、8lの接合箇所が一平面化されているので、小さな幅を有するセンターフレームにおいても、大きな幅を有するセンターフレームに適用されるものと同一寸法のブレードブラケットが使用可能であり、大型、小型機種に拘らず所定の寸法を有する共通部品のブレードブラケットが使用可能となる。
よって、油圧ショベルの製造コスト削減に貢献する。
さらに、大きな幅を有するブレードブラケットBrが使用可能であるため、ブレードブラケットBrにおける右ブレード支点プレートBr2と左ブレード支点プレートBr3間寸法、シリンダ支点プレートBr1と右ブレード支点プレートBr2間寸法、およびシリンダ支点プレートBr1と左ブレード支点プレートBr3間寸法がそれぞれ広がる。
そのため、ブレードBによる作業荷重が、幅の広いブレードブラケットBrで受けることができ、作業荷重によるモーメントのウデの長さが長くなり、作業荷重によるモーメントの荷重が小さく、シリンダ支点プレートBr1、右ブレード支点プレートBr2、および左ブレード支点プレートBr3に加わるモーメントの荷重が小さくなる。
従って、ブレードBによる作業荷重のブレードブラケットBrへの伝達荷重が低減され、車体の損耗が防止されるとともに、ブレードBの作業能力の向上にも
有効である。
なお、上述の実施例においては、センターフレーム7の前面7mが平面をなす例を例示したが、少なくともブレードブラケットBrの接合箇所が一平面を形成していれば、センターフレーム7の前面の全てが平面を形成しなくともよい。
また、上述の実施例においては、ブレードブラケットBrを溶接してセンターフレーム7および連結部材8r、8lに接合する場合を例示したが、溶接することなくボルトを用いて接合してもよい。
ところで、小型の油圧ショベルにおいては、構造によっては、センターフレーム7と連結部材8rとが隅肉溶接される箇所と、ブレードブラケットBrをセンターフレーム7等に溶接するための溶接箇所である右ブレード支点プレートBr2の後面Br21外縁部とが重なったり、同様に、センターフレーム7と連結部材8lとが隅肉溶接される箇所と、ブレードブラケットBrをセンターフレーム7等に溶接するための溶接箇所である左ブレード支点プレートBr3の後面Br31外縁部とが重なることがある。
すなわち、センターフレーム7と連結部材8r、8lとの溶接箇所と、ブレードブラケットBrの溶接箇所とが合致する場合がある。
この場合、3つの部材が同一箇所で隅肉溶接されることになるため、溶接作業に支障が生じ、また、溶接の接合強度の信頼性も問題である。
下記の実施例2においては、この問題を解決している。
実施例2は、図5に示すように、ブレードブラケット2Brを取り付け板Tr、Tlを介してセンターフレーム7′および連結部材8r′、8l′に接合している。
上記以外の構成は、実施例1の構成と同様であるから、同一の構成要素には同一の符号に´を付して示し、詳細な説明は省略する。
図5、図6に示すように、センターフレーム7′および連結部材8r′、8l′の前方には、ブレードB′とブレードB′の稼動用の油圧シリンダ(図示せず)とが取着されるブレードブラケット2Brが、取り付け部材である平板状の取り付け板Tr、Tlを介して溶接されている。
上記ブレードブラケット2Brは、図5、図6に示すように、ブレードB′を稼動する油圧シリンダが軸支される中央部の一対のシリンダ支点プレート2Br1と、ブレードB′を軸支する両側部の一対の右ブレード支点プレート2Br2および一対の左ブレード支点プレート2Br3と、シリンダ支点プレート2Br1の上面、右ブレード支点プレート2Br2の上面、および左ブレード支点プレート2Br3の上面に接合される補強プレート2Br4とを具え構成されている。
ここで、ブレードブラケット2Brにおける補強プレート2Br4の後面2Br42には、取り付け板Tr、Tlをそれぞれ接合するための切欠き部2Br41、2Br41が接合部として形成され、また、右ブレード支点プレート2Br2の後面には、取り付け板Trを接合するための切欠き部2Br21が接合部として形成され、また、左ブレード支点プレート2Br3の後面には、取り付け板Tlを接合するための切欠き部2Br31が接合部として形成されている。
なお、取り付け板Tr、Tlは、所定の大きさおよび厚さを有する鋼板である。
上記構成のブレードブラケット2Brおよび取り付け板Tr、Tlは、シリンダ支点プレート2Br1、右ブレード支点プレート2Br2、左ブレード支点プレート2Br3、および補強プレート2Br4が互いに溶接して接合され、さらに、取り付け板Trが、補強プレート2Br4の切欠き部2Br41および右ブレード支点プレート2Br2の切欠き部2Br21に溶接され、また、取り付け板Tlが、補強プレート2Br4の切欠き部2Br41および左ブレード支点プレート2Br3の切欠き部2Br31に溶接して接合され、一体にサブアッセンブリされる。
該サブアッセンブリの取り付け板Trの後面は、センターフレーム7′の前面7m′および連結部材8r′の接合面8rm′に溶接される接合箇所であり、沿直面を形成しており、また、取り付け板Tlの後面は、センターフレーム7の前面7m′および連結部材8l′の接合面8lm′に溶接される接合箇所であり、沿直面を形成している。
なお、上記サブアッセンブリの取り付け板Tr、Tlの後面は、一平面を形成していれば必ずしも沿直面に限定されるものではない。
また、センターフレーム7′における被接合面である前面7m′は、ブレードブラケット等のサブアッセンブリの取り付け板Tr、Tl後面が合致する平面であれば、必ずしも沿直面に限定されるものではない。
すなわち、センターフレーム7の前面7m′は、サブアッセンブリの取り付け板Tr、Tl後面が、沿直面以外の平面を形成している場合には、その平面と合致する沿直面以外の平面を形成することになる。
また、連結部材8r′における前面の一部には、ブレードブラケットBr′に対する接合部である接合面8rm′が、上記ブレードブラケット等のサブアッセンブリの取り付け板Tr後面に対応した沿直面の平面として形成されている。(図6参照)
ここで、連結部材8r′における接合面8rm′は、図6に示すように、センターフレーム7′の右側板7sr′に連結部材8r′のセンター接合部8r2′が溶接されセンターフレーム7′と連結部材8r′とが接合された際には、センターフレーム7′の前面7m′と隣接し、且つ、センターフレーム7′の前面7m′とともに一平面をなすように形成されている。
連結部材8l′における前面の一部には、上記ブレードブラケット等のサブアッセンブリの取り付け板Tl後面に対する接合部である接合面8lm′が、該後面に対応した沿直面の平面として形成されている。
ここで、連結部材8l′における接合面8lm′は、センターフレーム7′の左側板7sl′に連結部材8l′のセンター接合部8l2′が溶接されセンターフレーム7′と連結部材8l′とが接合された際には、センターフレーム7′の前面7m′と隣接し、且つ、センターフレーム7′の前面7m′とともに一平面をなすように形成されている。
なお、連結部材8r′、8l′におけるブレードブラケット2Brが接合される被接合面である接合面8rm′、8lm′は、上記ブレードブラケット等のサブアッセンブリの取り付け板Tr、Tl後面が合致する平面であれば、必ずしも沿直面に限定されるものではない。
次に、ブレードブラケット2Brをセンターフレーム7′および連結部材8r′、8l′に接合する方法について説明する。
ブレードブラケット2Br等のサブアッセンブリにおける取り付け板Tr、Tlの後面を、それぞれ一平面をなすセンターフレーム7′の前面7m′および連結部材8r′の接合面8rm′および一平面をなすセンターフレーム7′の前面7m′および連結部材8l′の接合面8lm′に合致させて当接し、所定位置に配置する。
続いて、該ブレードブラケット2Br等のサブアッセンブリにおける取り付け板Trの後面を、センターフレーム7′の前面7m′および連結部材8r′の接合面8rm′に溶接し、また、該ブレードブラケット等のサブアッセンブリにおける取り付け板Tlの後面を、センターフレーム7′の前面7m′および連結部材8l′の接合面8lm′に溶接する。
同時に、ブレードブラケット2Br等のサブアッセンブリにおける補強プレート2Br4の後面2Br42およびシリンダ支点プレート2Br1の後面2Br11をセンターフレーム7′の前面7m′に溶接する。
上記構成によれば、ブレードブラケット2Brにおける右ブレード支点プレート2Br2を取り付け板Trに溶接し、左ブレード支点プレート2Br3を取り付け板Tlに溶接してブレードブラケット2Brおよび取り付け板Tr、Tlのサブアッセンブリを製造している。
そして、該サブアッセンブリの取り付け板Trをセンターフレーム7′、連結部材8r′に溶接し、また、取り付け板Tlをセンターフレーム7′、連結部材8l′に溶接することにより、ブレードブラケット2Brを、取り付け板Tr、Tlを介してセンターフレーム7′、連結部材8r′、8l′に接合している。
そのため、センターフレーム7′と連結部材8r′との溶接箇所とブレードブラケット2Brの右ブレード支点プレート2Br2間に取り付け板Trが介在するので、センターフレーム7′と連結部材8r′との溶接箇所と右ブレード支点プレート2Br2の溶接箇所が直接、重なることが防止される。
同様に、センターフレーム7′と連結部材8l′との溶接箇所とブレードブラケット2Brの左ブレード支点プレート2Br3間に取り付け板Tlが介在するので、センターフレーム7′と連結部材8l′との溶接箇所と左ブレード支点プレート2Br3の溶接箇所が直接、重なることが防止される。
従って、ブレードブラケット2Brをセンターフレーム7′および連結部材8r′、8l′に溶接して接合するに際し、ブレードブラケット2Brの右ブレード支点プレート2Br2がセンターフレーム7′および連結部材8r′の溶接箇所に相重なって溶接されることが防止され、また、左ブレード支点プレート2Br3がセンターフレーム7′および連結部材8l′の溶接箇所と相重なって溶接されることが防止される。
また、ブレードブラケット2Brの右ブレード支点プレート2Br2が平板状の取り付け板Trに溶接されるため、直線溶接が可能である。
同様に、ブレードブラケット2Brの左ブレード支点プレート2Br3が平板状の取り付け板Tlに溶接されるため、直線溶接が可能である。
さらに、取り付け板Tr、Tlは、それぞれセンターフレーム7′および連結部材8r′、8l′に直線溶接が可能である。
従って、ブレードブラケット2Brにおけるブレード支点プレート2Br2、2Br3の溶接性が向上するとともに、取り付け板Tr、Tlの溶接性が高く、接合強度が高まり機械的信頼性が向上する。
また、ブレードブラケット2Brは、取り付け板Tr、Tlを介在してセンターフレーム7′および連結部材8r′、8l′に連結されるので、ブレードB′からブレードブラケット2Brに伝達される作業荷重の応力は、取り付け板Tr、Tlに伝達することにより分散され、円滑に車体に伝達することが可能である。
従って、ブレードB′の作業荷重に対する耐荷重の強度が高まり、信頼性が向上し、車体の損耗が防止され長寿命化が図れる。
加えて、センターフレーム7′の前面7m′と、連結部材8r′、8l′の接合面8rm′、8lm′とが、図6 (a)に示すように、一平面をなすため、連結部材8r′、8l′からセンターフレーム7′へ伝達される履体r′の走行による荷重が、荷重の伝達方向に沿った位置に配置される連結部材8r′、8l′の前面板からセンターフレーム7′の前側板7sm′に伝達されるため、連結部材8r′、8l′から伝達される走行荷重が円滑にセンターフレーム7′に伝達される。
よって、走行荷重に対する耐荷重の強度が高まり、機械的信頼性が向上する。
また、取り付け板Tr、Tlは平板状の鋼板であるため、製造が容易でコストが低い。
また、大きな幅を有するブレードブラケット2Brが使用可能であるため、実施例1と同様に、ブレードB′の作業荷重によるモーメントのウデの長さがそれぞれ長くなり、以って作業荷重のモーメントによる荷重が小さくなり、シリンダ支点プレート2Br1、右ブレード支点プレート2Br2、および左ブレード支点プレート2Br3に加わるモーメント荷重が小さくなる。
従って、ブレードブラケット2Brを介して車体に伝達されるブレードB′による作業の負荷が低減されるので、車体の損耗が防止されるとともに、ブレードB′による作業能力の向上に有効である。
なお、上述の実施例では、ブレードブラケット2Brをセンターフレーム7′、連結部材8r′、8l′に取り付けるための取り付け部材を、平板状の取り付け板Tr、Tlで構成する例を示したが、取り付け部材を必ずしも平板状に構成しなくともよい。
例えば、センターフレームの前面に対して、連結部材の接合面を後方に配設し段部を有する構成とし、取り付け部材を、センターフレームの前面と連結部材の接合面との段部に沿った面とブレードブラケット2Brにおける接合部が溶接される平面とを有する構成としてもよい。
本構成においても、ブレードブラケット2Brとセンターフレーム、連結部材間に取り付け部材が介在するため、ブレードブラケット2Brが取り付け部材を介してセンターフレーム、連結部材に溶接されるので、ブレードブラケット2Brの溶接箇所が、センターフレームと連結部材との溶接箇所に重なることない。
また、ブレードブラケット2Brの接合部が、取り付け部材の平面に溶接されるため、直線溶接化が可能であり溶接性が向上する。
従って、ブレードブラケット2Brとセンターフレーム、連結部材との接合強度が高まり、機械的信頼性が向上する。
また、ブレードB′からブレードブラケット2Brに伝達される荷重の応力は、取り付け部材に伝達することにより分散され、取り付け部材を介して円滑に車体に伝達することが可能であり、機械的信頼性が向上する。
従って、既述の実施例と同様な作用効果を奏する。
加えて、取り付け部材の一方面は、ブレードブラケット2Brの接合部が溶接される平面であり、取り付け部材の他方面は、センターフレームおよび連結部材が溶接される面であるので、センターフレームの接合部と連結部材の接合部とが任意の段部を形成している場合においても適用可能であり、設計の自由度が高い。
なお、上述の実施例においては、ブレードブラケット2Brを、取り付け板Tr、Tl等の取り付け部材を介して溶接し、センターフレーム7′および連結部材8r′、8l′に接合する場合を例示したが、溶接することなくボルトを用いて接合してもよい。
次に、上述の実施例1、実施例2の変形例について、図7、図8を用いて説明する。
図7は、実施例1の変形例を示しており、ブレードブラケット3Br、4Br、5Brを取り付け部材を介することなく、センターフレーム7′の前面7m′および連結部材8r′、8l′の接合面8rm′、8lm′にそれぞれ接合した様々な例を示す上面図である。
図7(a)は、センターフレーム7′の前面7m′に対して、連結部材8r′、8l′のブレードブラケット3Brとの接合部である接合面8rm′、8lm′が後方に位置した変形例1を示している。
この場合、センターフレーム7′の前面7m′と連結部材8r′の接合面8rm′との段差部、および、センターフレーム7′の前面7m′と連結部材8l′の接合面8lm′との段差部に沿う形状に、ブレードブラケット3Brにおけるシリンダ支点プレート3Br1、右ブレード支点プレート3Br2、左ブレード支点プレート3Br3、および補強プレート3Br4が形成されている。
図7(b)は、センターフレーム7′の前面7m′に対して、連結部材8r′、8l′のブレードブラケット4Brとの接合部である接合面8rm′、8lm′が前方に位置した変形例2を示している。
この場合、センターフレーム7′の前面7m′と連結部材8r′の接合面8rm′との段差部、および、センターフレーム7′の前面7m′と連結部材8l′の接合面8lm′との段差部に沿う形状に、ブレードブラケット4Brにおけるシリンダ支点プレート4Br1、右ブレード支点プレート4Br2、左ブレード支点プレート4Br3、および補強プレート4Br4が形成されている。
図7(c)は、センターフレーム7′の前面7m′に対して連結部材8r′、8l′の接合面8rm′、8lm′を含む前面8rz′、8lz′が連続した曲面を形成した変形例3を示している。
この場合、センターフレーム7′の前面7m′、連結部材8r′の接合面8rm′および連結部材8l′の接合面8lm′に沿う形状に、ブレードブラケット5Brにおけるシリンダ支点プレート5Br1、右ブレード支点プレート5Br2、左ブレード支点プレート5Br3、および補強プレート5Br4が形成されている。
図8は、実施例2の変形例を示しており、ブレードブラケット6Br、7Br、8Brを、それぞれ取り付け板Tra、Tla、取り付け板Trb、Tlb、および取り付け板Trc、Tlcを介して、センターフレーム7′の前面7m′および連結部材8r′、8l′の接合面8rm′、8lm′にそれぞれ接合した様々な例を示す上面図である。
図8(a)は、ブレードブラケット6Brの後面6Bruが一平面を形成し、このブレードブラケット6Brが平板状の取り付け板Tra、Tlaを介して、これら取り付け板Tra、Tlaに対応する凹部が形成されたセンターフレーム7′の前面7m′、連結部材8r′の接合面8rm′、および連結部材8l′の接合面8lm′に溶接接合した変形例4を示している。
この構成は、ブレードブラケット6Brの後面6Bruが一平面を形成するため、ブレードブラケット6Brの構成が簡略化され、製造が容易となる。そのため、ブレードブラケット6Brを、様々な機種の建設機械に適用する共通部品化に適している。
図8(b)は、センターフレーム7′の前面7m′に連続して連結部材8r′の前面8rz′を曲面を形成して接合し、また、センターフレーム7′の前面7m′に連続して連結部材8l′の前面8lz′を曲面を形成して接合している場合に、センターフレーム7′の前面7m′、連結部材8r′、8l′の前面8rz′、8lz′における接合面8rm′、8lm′に、ブレードブラケット7Brを平板状の取り付け板Trb、Tlbを介して溶接接合した変形例5を示している。
この場合、ブレードブラケット7Brにおけるシリンダ支点プレート7Br1、右ブレード支点プレート7Br2、左ブレード支点プレート7Br3、および補強プレート7Br4のそれぞれの後面は、センターフレーム7′の前面7m′、連結部材8r′の接合面8rm′、および連結部材8l′の接合面8lm′に応じた形状にするとともに、取り付け板Trb、Tlbに対応した凹部が形成されている。
図8(c)は、センターフレーム7′の前面7m′に対して連結部材8r′の前面8rz′を傾斜を有した平面に形成して接合し、また、センターフレーム7′の前面7m′に対して連結部材8l′の前面8lz′を傾斜を有した平面に形成して接合している場合、センターフレーム7′の前面7m′、連結部材8r′の前面8rz′における接合面8rm′、および連結部材8l′の前面8lz′における接合面8lm′に、ブレードブラケット8Brを、平板状の取り付け板Trc、Tlcを介して溶接接合した変形例6を示している。
この場合、ブレードブラケット8Brにおけるシリンダ支点プレート8Br1、右ブレード支点プレート8Br2、左ブレード支点プレート8Br3、および補強プレート8Br4のそれぞれの後面は、センターフレーム7′の前面7m′、連結部材8r′の接合面8rm′、および連結部材8l′の接合面8lm′に応じた形状にするとともに、取り付け板Trc、Tlcに対応した凹部が形成されている。
なお、図7、図8に示す変形例では、センターフレーム7′の前面7m′、連結部材8r′、8l′の接合面8rm′、8lm′が沿直面である場合を例示したが、垂直方向に対して傾斜を有した傾斜面などの沿直面以外の面であってもよく、必ずしも沿直面に限定されるものではない。
また、ブレードブラケットを、ボルトを用いてセンターフレーム7′の前面7m′、連結部材8r′、8l′の接合面8rm′、8lm′に接合してもよい。
なお、上述の実施例では、建設機械として油圧ショベルを例示したが、類似の構成を有する油圧ショベル以外の他の機械においても本発明に係る建設機械を有効に適用し得ることは言うまでもない。
例えば、油圧ショベル以外にクローラダンプ、ブルドーザ、農業機械等の足廻りの構成に本発明を有効に活用できる。
本発明に関わる実施例の油圧ショベルを示す側面図。 本発明に関わる実施例1の油圧ショベルにおける下部走行体のフレームの斜視図。 (a)および(b)は、本発明に関わる実施例1の油圧ショベルにおける下部走行体のフレームの上面図、および(a)図のA−A線断面図。 (a)、 (b)、および(c)は、本発明に関わる実施例1の油圧ショベルのセンターフレームを示す斜視図、連結部材8rの上面図、および図3(a)に示す下部走行体のフレームにおいてセンターフレームから見た連結部材8rを示す図。 本発明に関わる実施例2の油圧ショベルにおける下部走行体のフレームの斜視図。 (a)および(b)は、本発明に関わる実施例2の油圧ショベルにおける下部走行体のフレームの上面図、および(a)図のB−B線断面図。 (a)、(b)および(c)は、本発明に関わる実施例1の油圧ショベルにおけるセンターフレームおよび連結部材とブレードブラケットとの接合状態の変形例1を示す上面図、変形例2を示す上面図、および変形例3を示す上面図。 (a)、(b)および(c)は、本発明に関わる実施例2の油圧ショベルにおけるセンターフレームおよび連結部材とブレードブラケットとの接合状態の変形例4を示す上面図、変形例5を示す上面図、および変形例6を示す上面図。 従来の油圧ショベルを示す側面図。 (a)、(b)および(c)は、従来の油圧ショベルにおけるトラックフレーム、泥除けカバー等の平面図、斜視図、および(a)図のI−I線断面図。
符号の説明
1、1′…油圧ショベル(建設機械)、
2、2′…下部走行体、
2F、2F′…下部走行体のフレーム、
3、3′…上部旋回体、
4r、4l、4r′、4l′…トラックフレーム、
7、7′…センターフレーム、
7m…センターフレームの前面(センターフレームの接合平面、センターフレームの接合面)、
7m′…センターフレームの前面(センターフレームの接合部、センターフレームの接合平面、センターフレームの接合面)、
8r、8l、9r、9l、8r′、8l′、9r′、9l′…連結部材、
8rm、8lm…連結部材の接合面(連結部材の接合平面)、
8rm′、8lm′…連結部材の接合面(連結部材の接合部、連結部材の接合平面)、
Br、2Br、3Br、4Br、5Br、6Br、7Br、8Br…ブレードブラケット、
Br21…右ブレード支点プレートの後面(ブレードブラケットの接合部)、
Br31…左ブレード支点プレートの後面 (ブレードブラケットの接合部)、
Br41…補強プレートの後面(ブレードブラケットの接合部)、
2Br21…右ブレード支点プレートの切欠き部(ブレードブラケットの接合部)、
2Br31…左ブレード支点プレートの切欠き部(ブレードブラケットの接合部)、
2Br41…補強プレートの切欠き部(ブレードブラケットの接合部)、
Tr、Tl、Tra、Tlb、Trb、Tlb、Trc、Tlc…取り付け板(取り付け部材)。

Claims (9)

  1. 履帯式走行体のフレーム(2F)は、センターフレーム(7)と、
    センターフレーム(7)の両側部の外方に配される一対のトラックフレーム(4r、4l)と、
    センターフレーム(7)とトラックフレーム(4r、4l)との間隙に、互いに間隙を介して取り付けられ、かつ、センターフレーム(7)とトラックフレーム(4r、4l)とを連結する、一体成形された左右一対の連結部材(8r、8l、9r、9l)と、
    センターフレーム(7)および連結部材(8r、8l)に接合されるブレードブラケット(Br)と
    を備え、
    センターフレームは、前面に、ブレードブラケットを接合する接合面を備え、
    前方側の一対の連結部材は、前面にブレードブラケットを接合する接合面を備え、
    ブレードブラケット(B)は、
    右側連結部材の前方の接合面に、後面の全ての部分が支持される外側支点プレート、及び、センターフレームの前方の接合面に、後面の全ての部分が支持される内側支点プレートの2枚で構成される右ブレード支点プレートと、
    左側連結部材の前方の接合面に、後面の全ての部分が支持される外側支点プレート、及び、センターフレームの前方の接合面に、後面の全ての部分が支持される内側支点プレートの2枚で構成される左ブレード支点プレートと、を含む
    ことを特徴とする建設機械。
  2. センターフレーム(7)におけるブレードブラケット(Br)を接合する接合面(7m)と、連結部材(8r、8l)におけるブレードブラケット(Br)を接合する接合面(8rm、8lm)とを一平面で構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
  3. センターフレーム(7′)におけるブレードブラケット(4Br)を接合する接合面(7m′)と、連結部材(8r′、8l′)におけるブレードブラケット(4Br)を接合する接合面(8rm′、8lm′)とを段差部で構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
  4. センターフレーム(7′)におけるブレードブラケット(5Br)を接合する接合面(7m′、7m′)に対して連結部材(8r′、8l′)におけるブレードブラケット(5Br)を接合する接合面(8rm′、8lm′)を2平面又は曲面の連続面で構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
  5. センターフレーム(7′)および連結部材(8r′、8l′)とブレードブラケット(2Br)とを取り付け部材(Tr、Tl)を介して接合した
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちの何れか一項に記載の建設機械。
  6. 前方にブレードブラケット(Br)を接合する接合平面(7m)を具えたセンターフレーム(7)と、
    前方に、センターフレーム(7)の接合平面(7m)と隣接し、且つ、センターフレーム(7)の接合平面(7m)とともに一平面をなすように形成され、ブレードブラケット(Br)を接合する接合平面(8rm、8lm)を具えた連結部材(8r、8l)とを備え、
    センターフレーム(7)の接合平面(7m)および連結部材(8r、8l)の接合平面(8rm、8lm)にブレードブラケット(Br)における接合部(Br21、Br31、Br41)を合致させて溶接し、ブレードブラケット(Br)をセンターフレーム(7)および連結部材(8r、8l)に接合した
    ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
  7. ブレードブラケット(2Br)における接合部(2Br21、2Br31、2Br41)が溶接される平板状の取り付け部材(Tr、Tl)と、
    前方に平板状の取り付け部材(Tr、Tl)を溶接する接合平面(7m′)を具えたセンターフレーム(7′)と、
    前方に、センターフレーム(7′)の接合平面(7m′)と隣接し、且つ、センターフレーム(7′)の接合平面(7m′)とともに一平面をなすように形成され、平板状の取り付け部材(Tr、Tl)を溶接する接合平面(8rm′、8lm′)を具えた連結部材(8r′、8l′)とを備え、
    ブレードブラケット(2Br)を平板状の取り付け部材(Tr、Tl)を介してセンターフレーム(7′)および連結部材(8r′、8l′)に溶接して接合した
    ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
  8. ブレードブラケット(2Br)における接合部が溶接される平面を有する取り付け部材と、
    前方に取り付け部材を溶接する接合部を具えたセンターフレーム(7′)と、
    前方に、センターフレーム(7′)の接合部と隣接し、且つ、取り付け部材を溶接する接合部を具えた連結部材(8r′、8l′)とを備え、
    ブレードブラケット(2Br)を取り付け部材を介してセンターフレーム(7′)および連結部材(8r′、8l′)に溶接して接合した
    ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
  9. 連結部材が上面と側面を有し、上面と側面により構成される角部が面取りされたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の建設機械。
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