JP3247256B2 - 建設機械のトラックフレーム - Google Patents

建設機械のトラックフレーム

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浩紀 菅原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベル等
の下部走行体に用いて好適な建設機械のトラックフレー
ムに関し、特に、サイドフレームに乗降用のステップを
備えた建設機械のトラックフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設作業に用いられ土砂等の掘
削作業を行う油圧ショベルには、作業者が運転室等に乗
降可能なように下部旋回体を構成するトラックフレーム
には乗降用のステップが設けられている。
【0003】そこで、図3ないし図5にこの種の従来技
術による油圧ショベルを例に挙げて示す。
【0004】図中、1は装軌式車両としての油圧ショベ
ルで、該油圧ショベル1は、下部走行体2と、該下部走
行体2上に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3
の前部に設けられた後述の作業装置9とから大略構成さ
れている。
【0005】ここで、前記上部旋回体3は、下部走行体
2上に旋回装置4を介して旋回可能に設けられた上部フ
レーム5と、該上部フレーム5の前方に位置して上部フ
レーム5上に搭載された運転室6と、該運転室6の後方
に位置して前記上部フレーム5上に搭載された機械室7
と、前記上部フレーム5の後端部に設けられたカウンタ
ウエイト8とから構成されている。そして、前記上部フ
レーム5の前側にはブーム9A、アーム9Bおよびバケ
ット9Cからなる作業装置9が俯仰動可能に設けられ、
該作業装置9はバケット9C等により土砂等の掘削作業
を行うようになっている。
【0006】10は下部走行体2の本体を構成するトラ
ックフレームを示し、該トラックフレーム10は、後述
のセンタフレーム11と、該センタフレーム11の左,
右両側に配設され前後方向に伸長する後述のサイドフレ
ーム14,14とから大略構成されている。
【0007】11はトラックフレーム10を構成するセ
ンタフレームを示し、該センタフレーム11は鋼板等に
より略H形状に形成され、中央部の丸胴12と、該丸胴
12から、前,後、左,右に延びる4本の脚部13,1
3,…とから構成されている。
【0008】14,14はセンタフレーム11の各脚部
13先端側に溶接等の手段で接合された左,右一対のサ
イドフレームで、該各サイドフレーム14は、上側面1
4Aと、センタフレーム11の各脚部13が固着された
内側面14Bと、後述のステップ20が設けられた外側
面14Cとを有して略コ字形状に形成されている。そし
て、前記各サイドフレーム14は車両の前後方向に伸長
し、その一端側には遊動輪15が取付けられる一側支持
ブラケット16が設けられ、他端側には駆動輪17が取
付けられる他側支持ブラケット18が設けられている。
【0009】19は前記遊動輪15から駆動輪17に亘
って巻回された帯状の履帯を示し、該履帯19は、走行
用の油圧モータ(図示せず)により回転駆動される前記
駆動輪17を介して回転されることにより、油圧ショベ
ル1を走行させるようになっている。
【0010】20,20はサイドフレーム14の外側面
14Cに取付けられた乗降用のステップを示し、該各ス
テップ20は、例えば鋼板等を略コ字形状に折曲げるこ
とにより形成され、サイドフレーム14の前後方向に離
間した一対の接合板部20A,20Aと、該各接合板部
20A間を前後方向で連結した連結板部20Bとから構
成されている。そして、ステップ20の各接合板部20
Aは先端側がサイドフレーム14の外側面14Cに溶接
等により固着され、連結板部20Bは内側面がサイドフ
レーム14の外側面14Cに一定間隔Aの間隙をもって
対面している。また、連結板部20Bの上側面には凹凸
部20Cが形成され、該凹凸部20Cは作業者がステッ
プ20を利用するときに滑止めを行うようになってい
る。
【0011】従来技術の油圧ショベルは上述の如き構成
を有するもので、作業者はサイドフレーム14に設けら
れたステップ20を足踏み台として用いることにより、
運転室6等に乗降し、運転室6内の各操作レバー(いず
れも図示せず)を傾転操作することにより、機械室7内
の油圧ポンプから走行用の油圧モータや作業装置9の各
シリンダ等に圧油を給排する。
【0012】そして、油圧ショベル1を走行させる場合
には、下部走行体2に設けた油圧モータで駆動輪17を
回転させ、該駆動輪17によって履帯19を走行駆動さ
せる。また、作業装置9によって掘削作業を行う場合に
は、各シリンダに圧油を供給し、該作業装置9を作動さ
せるようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、一対の接合板部20A,20Aと連結板部
20Bとから略コ字形状をなすステップ20を、サイド
フレーム14の外側面14Cに固着して設け、ステップ
20の連結板部20Bはサイドフレーム14の外側面1
4Cとの間に一定間隔Aの間隙をもって対面しているか
ら、例えば油圧ショベル1を泥濘地等で走行するとき
に、履帯19に付着して跳上げられた泥土が走行時の振
動等により各ステップ20上に落下し、ステップ20と
サイドフレーム14との間隙内に侵入することにより、
これらの泥土がステップ20内に堆積して固着するとい
う問題がある。
【0014】また、ステップ20内に堆積して固化した
泥土は、泥落し(洗浄)作業等を行ってもステップ20
内から排出し難く、油圧ショベル1の輸送中に振動等に
より落下して、後方車両の走行妨害の原因となるという
問題がある。
【0015】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はサイドフレームに設けたステッ
プ内に泥土等が堆積するのを効果的に防止でき、ステッ
プからの泥落し作業等を大幅に簡略化できるようにした
建設機械のトラックフレームを提供することを目的とし
ている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、センタフレームと、該センタフレーム
の左,右両側に設けられ、前後方向に延びた左,右の
サイドフレームとからなり、該サイドフレームの外側面
には乗降用のステップを設けてなる建設機械のトラック
フレームに適用される。
【0017】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記ステップを、サイドフレームの前,後方向
に離間して外側面にそれぞれ接合された一対の接合板部
と、該一対の接合板部間を前後方向で連結し前記サイ
ドフレームの外側面に対し斜めに傾いた状態で間隙をも
って対面した連結板部とにより略コ字形状に形成し、該
連結板部は前記サイドフレームの外側面との間に形成さ
れる間隙が上側から下側に向けて大きくなるように傾斜
させる構成としたことにある。
【0018】
【作用】上記構成により、乗降用のステップは一対の接
合板部と連結板部とにより略コ字形状をなし、該ステッ
プの連結板部とサイドフレームの外側面との間隙が上側
から下側に向けて大きくなっているので、車両の走行時
等に泥土がステップ上に落下してきても、この泥土がス
テップ内に侵入するのを防止できる。また、ステップ内
に泥土が侵入した場合でも、ステップの連結板部はサイ
ドフレームの外側面に対する間隙が上側から下側に向
大きくなっているので、ステップ内から泥土を簡単に
落下させることができ、ステップ内で泥づまりが生じる
のを確実に防止できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1および図2に基
づき説明する。なお、実施例では、上述した図3ないし
図5に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略する。
【0020】図において、31,31は各サイドフレー
ム14の外側面14Cに設けられたステップを示し、該
各ステップ31は従来技術で述べたステップ20とほぼ
同様に一対の接合板部31A,31A、連結板部31B
および凹凸部31Cとから構成され、各接合板部31A
の各先端側はサイドフレーム14の外側面14Cに溶接
等により固着されている。しかし、該各ステップ31は
図2に示す如く、連結板部31Bが斜めに傾斜するよう
に各接合板部31Aは台形状に形成され、連結板部31
Bと外側面14Cとの間の間隙は、連結板部31Bの上
端で寸法Bとなり、下端では寸法C(C>B)となって
いる。
【0021】本実施例による油圧ショベルのトラックフ
レームは、上述の如き構成を有するもので、その基本的
な作動については従来技術によるものと格別差異はな
い。
【0022】然るに、本実施例では、サイドフレーム1
4の外側面14Cと対面するステップ31の連結板部3
1Bを斜めに傾斜させる構成とし、両者の間隙が前記寸
法B,Cの関係となるように上側から下側に向けて大き
くなる構成としているから、下記のような作用効果を得
ることができる。
【0023】即ち、車両が泥濘地を走行するときには、
履帯19に付着し跳上げられた泥土がステップ31上に
落下した場合でも、ステップ31とサイドフレーム14
との間隙が図2に示す寸法B,Cの如く、上側から下側
に向けて漸次大きくなっているから、泥土がステップ3
1内に侵入するのを防止でき、大部分の泥土をステップ
31の外部に排出できる。
【0024】また、一部の泥土がステップ31内に侵入
した場合でも、ステップ31内で泥土が固着する前に自
然落下するのを促進でき、泥土がステップ31内に堆積
して固着するのを効果的に防止できる。
【0025】従って、本実施例によれば、ステップ31
の連結板部31Bを斜めに傾斜させる構成とすることに
より、ステップ31内に泥土等が堆積して固着するのを
効果的に防止できる。また、ステップ31内に泥土等が
付着した場合でも、泥落し(洗浄)作業によってステッ
プ31内から泥土等を簡単に排出でき、輸送時等の安全
性や信頼性を大幅に向上できる。
【0026】なお、前記実施例では、建設機械のトラッ
クフレームとして油圧ショベルを例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限るものではなく、例えば油圧クレ
ーン等の他の建設機械のトラックフレームに適用しても
よい。
【0027】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の
明によれば、乗降用のステップを一対の接合板部と連結
板部とにより略コ字形状に形成し、サイドフレームの外
側面とステップの連結板部との間隙が上側から下側に向
けて大きくなるように前記連結板部を斜めに傾斜して設
ける構成としたから、ステップ上に落下する泥土がステ
ップ内に侵入するのを効果的に防止できる。また、泥土
の一部がステップ内に侵入した場合でも、傾斜した連結
板部によってこの泥土をステップ内から簡単に落下させ
ることができ、泥土がステップ内に堆積して固着するの
を防止できる。
【0028】さらに、ステップ内からの泥土の排出を容
易に行うことができるから、車両輸送前の泥落し作業等
を大幅に簡略化でき、輸送時の後方を走行する車両等に
対する安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による油圧ショベルのトラック
フレームを示す斜視図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向拡大断面図である。
【図3】従来技術による油圧ショベルの全体図である。
【図4】従来技術によるトラックフレームを示す斜視図
である。
【図5】図4中の矢示V−V方向拡大断面図である。
【符号の説明】
2 下部走行体 10 トラックフレーム 11 センタフレーム 13 脚部 14 サイドフレーム 31 ステップ 31A 接合板部 31B 連結板部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 3/00 B62D 55/10 B62D 25/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタフレーム(11)と、該センタフ
    レーム(11)の左,右両側に設けられ、前後方向に
    延びた左,右のサイドフレーム(14),(14)とか
    らなり、該サイドフレーム(14)の外側面(14C)
    には乗降用のステップ(31)を設けてなる建設機械の
    トラックフレームにおいて 記ステップ(31)は、サイドフレーム(14)
    前,後方向に離間して外側面(14C)にそれぞれ接合
    れた一対の接合板部(31A),(31A)と、該
    対の接合板部(31A),(31A)間を前後方向で
    連結し前記サイドフレーム(14)の外側面(14C)
    対し斜めに傾いた状態で間隙をもって対面した連結板
    (31B)により略コ字形状に形成し 連結板部(31B)は前記サイドフレーム(14)の
    外側面(14C)との間に形成される間隙が上側から下
    側に向けて大きくなるように傾斜させる構成としたこと
    を特徴とする建設機械のトラックフレーム。
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