JP4131316B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上側球貯留部材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材を備えた遊技機に関し、特に、閉鎖空間を形成する収容部材を下側球貯留部材に設けて、この収容部材内に遊技球を所定量貯留すると共に、該収容部材内の遊技球を外部に排出するように構成することによって、上側球貯留部材から溢れた遊技球を下側球貯留部材に飛躍的に大量に貯留することができる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パチンコ機等の遊技機においては、上皿から溢れた遊技球を受ける下皿の貯留容積の増大化を図った遊技機が種々提案されている。
【0003】
例えば、特開2001−38019号公報に記載されたパチンコ機用皿装置では、パチンコ機前面側に設けられた球貯蔵室の内部に灰皿が備えられている。これにより、灰皿が必要な場合は灰皿を球貯蔵室の内部に配置することにより球貯蔵室内部に灰皿が形成でき、灰皿が不要な場合は灰皿を球貯蔵室内部より取外すことにより球貯蔵室内部より灰皿がなくなって球貯蔵室の容積を大きくできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特開2001−38019号公報に記載されたパチンコ機用皿装置においては、下皿球貯蔵室の球貯蔵量の増加量は、灰皿の容積分だけであり、球貯蔵量の大幅な増加(例えば、パチンコ球400〜500個分の増加等)はできないという問題がある。また、パチンコ機の前面部から灰皿がなくなるため、喫煙中の遊技者は、煙草の灰や吸い殻を床に捨てざるを得ず、パチンコホール内の床が煙草の吸い殻等ですぐに汚くなってしまい、遊技者の興趣を損なうという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、閉鎖空間を形成する収容部材を下側球貯留部材に設けて、この収容部材内に遊技球を所定量貯留すると共に、該収容部材内の遊技球を外部に排出するように構成することによって、上側球貯留部材から溢れた遊技球を下側球貯留部材に飛躍的に大量に貯留することができる遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、外枠と、前記外枠に遊技者側の前面側にて開閉可能となるように取り付けられて、略中央部に遊技盤が取り付けられる開口部が開設される前枠部材と、前記前枠部材の一側に開閉自在に軸着された前面カバー部材と、前記前面カバー部材の遊技者側の前面に突出して設けられて、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材と、前記前枠部材の前面部に取り付けられて前記上側球貯留部材の下側に配置され、該上側球貯留部材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材と、前記上側球貯留部材の前面上端縁部から前記下側球貯留部材の下側まで延出される延出部材と、を備え前記下側球貯留部材は、透明な箱体状に形成されて内側に遊技球を所定量収容することが可能な閉鎖空間を形成する収容部材を有し、前記収容部材は、前記溢れた遊技球が流入する遊技球流入口部と、下側端面部に形成されて遊技球を外部に排出する遊技球排出口部と、前記遊技球排出口部を開閉する開閉手段とを有し、前記延出部材は、前記収容部材の底部が視認可能な開口部を有し、前記開閉手段を開いた場合には、前記収容部材内の遊技球が前記遊技球排出口部及び前記開口部を介して外部に排出されることを特徴とする。
【0007】
このような特徴を有する請求項1に係る遊技機においては、略中央部に遊技盤が取り付けられる開口部が開設される前枠部材は、外枠に遊技者側の前面側にて開閉可能となるように取り付けられている。また、前面カバー部材が前枠部材の一側に開閉自在に軸着されている。また、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材が、前面カバー部材の遊技者側の前面に突出して設けられている。また、この上側球貯留部材の下側には、前枠部材の前面部に取り付けられて、この上側球貯留部材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材が配置されている。そして、この下側球貯留部材は、上側球貯留部材の前面上端縁部から該下側球貯留部材の下側まで延出される延出部材によって覆われて、延出部材の後側に配設されている。また、この下側球貯留部材は、透明な箱体状に形成されて内側に遊技球を所定量収容することが可能な閉鎖空間を形成する収容部材から構成されると共に、該収容部材には、上側球貯留部材から溢れた遊技球が流入する遊技球流入口部と、下側端面部に形成されて内部の遊技球を外部に排出する遊技球排出口部と、この遊技球排出口部を開閉する開閉手段とが設けられている。また、延出部材には透明な収容部材の底部が視認可能な開口部が形成され、開閉手段を開いた場合には、収容部材内の遊技球が遊技球排出口部及び延出部材の開口部を介して外部に排出される。
これにより、前枠部材の前面部に取り付けられた下側球貯留部材を構成する収容部材の閉鎖空間の容積を従来の下皿の容積より大きくしても、開閉手段を閉じている限り、この収容部材内に上側球貯留部材から溢れた遊技球を所定量まで保持して貯留できるため、下側球貯留部材に貯留可能な遊技球の容量を飛躍的に大きくすることができる。また、下側球貯留部材の貯留容量を飛躍的に大きくすることができるため、遊技者は収容部材の開閉手段を開いて、下側球貯留部材から遊技球を抜く作業回数が大幅に少なくなって遊技に専念することが可能となり、遊技者の興趣の増大化を図ることができる。また、上側球貯留部材の前面上端縁部から下側球貯留部材の下側まで延出される延出部材の開口部を介して、透明な箱体状に形成された収容部材の底部に貯留された遊技球を視認可能に構成されているため、遊技者は、延出部材によって前面側が覆われる収容部材内に貯留される遊技球の有無や貯留量を容易に確認することができ、該収容部材内の遊技球を適宜外側に排出することが可能となる。
【0008】
また、請求項2に係る遊技機は、請求項1に記載の遊技機において、前記下側球貯留部材は、前記収容部材の上端面部において前後方向に配設されて軸心回りに回動可能に設けられた球抜き機構部と、該収容部材の背面部に配設されて前記球抜き機構部の後端部と前記開閉手段とを連結する連結部材と、を有し、前記延出部材は、前記球抜き機構部に対向する位置に回転可能に取り付けられて、前記前面カバー部材を閉じた場合に、該球抜き機構部の前端部に係合するダイヤルレバーを有し、前記開閉手段は、前記ダイヤルレバーを所定方向に回動することによって前記球抜き機構部及び前記連結部材を介して前記遊技球排出口部を開閉することを特徴とする。
【0009】
このような特徴を有する請求項2に係る遊技機においては、請求項1に記載の遊技機において、前面カバー部材を閉じてダイヤルレバーを所定方向に回動することによって、下側球貯留部材を構成する収容部材の上端面部の前後方向に配設された球抜き機構部、及び当該収容部材の背面部に配設された連結部材を介して、収容部材の背面側から開閉手段を作動させて遊技球排出口部を開閉することができる。
これにより、透明な箱体状に形成された収容部材の前面側が、開閉手段を開閉するための連結部材等によって遮られることがないため、遊技者は、上側球貯留部材の前面上端縁部から下側球貯留部材の下側まで延出される延出部材の開口部を介して、収容部材の底部に貯留された遊技球を確実に視認することが可能となる。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機について具体化した第1乃至第6実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
最初に第1実施形態に係るパチンコ機について図1乃至図10に基づいて説明する。先ず、第1実施形態に係るパチンコ機の全体概略構成について図1乃至図3に基づき説明する。図1は第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。図2は第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した中央側断面図である。図3は第1実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材を開いた状態を示す正面図である。尚、図1及び図3では遊技領域上のゲート等の構造物を省略して示す。
【0023】
図1及び図2に示すように、第1実施形態に係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球として払い出す、いわゆる第1種パチンコ機である。パチンコ機1は、木製の外枠2に対して樹脂製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及び下ヒンジ5を介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この前枠3のほぼ中央部には、略四角形の窓部7が形成され、この窓部7には、遊技盤8が前面側から取付けられている。
【0024】
また、この前枠3の前側を被覆する樹脂製の前面カバー部材10は、左側端縁部を上ヒンジ4と、前枠3の前側に突出して形成される前面パネル部3Aの左端上部に取り付けられる軸支持部材11とによって支えられて開閉自在に取り付けられている(図3参照)。この前面カバー部材10は、前面部が正面視略卵形に前面側へ膨出して形成されると共に、閉じられた場合には、この前面カバー部材10の下端周縁部と正面視略逆半月形に上端縁部が凹む前面パネル部3Aとが、連続した面を構成するように形成されている。
また、この前面カバー部材10は、ほぼ中央部に略円形の窓部12が開設されると共に、この窓部12の下端縁部から斜め下前側方向に突出する壁部15と、この壁部15の下端縁部から前側方向に突き出して設けられて、払い出される賞球を受ける所定深さの上側球貯留部材22と、この上側球貯留部材22の前面上端縁部から下側球貯留部材30の下側を覆うように正面視略半球状に延出される延出部材32とから形成されている。
【0025】
また、前面カバー部材10のほぼ中央部に開設される窓部12には、球面上に外側方向に膨出する透明な前面カバー13が前面側から嵌着されると共に、この前面カバー13の後側にはガラス板14が装着されている。従って、前面カバー13とガラス板14とを通して遊技盤8上に構成される遊技領域が見えるようになっている。また、前面カバー部材10の窓部12の左右の周辺部には、左右方向に直線状に配設された発光LED9が、複数本ずつ上下方向にほぼ平行に配列されている。
【0026】
また、前面カバー部材10の窓部12の下端縁部から斜め下前側方向に突出する壁部15の略中央部には、横長四角形の開口部16が開設されている。そして、前面カバー部材10を閉じた場合には、この開口部16を介して、斜め上向きに取り付けられて変動図柄等が表示されるLCD表示器17の画面が、斜め上から見えるように構成されている。また、この開口部16の左右には、正面視三角形状に多数の小孔が穿設される一対の網目部18、18が形成されている。この各網目部18、18は、前面カバー部材10が閉じられた場合に、後述の前枠3に配設される一対のスピーカ20、20(図3には、1個のスピーカ20が示されている。)と対向している。
また、透明な樹脂製の下側球貯留部材30は、LCD表示器17の下側において、前枠3の前面部にビス止め等によって取り付けられている。
【0027】
また、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材22の左奥側の壁面部には、パチンコ機1の背面部に設けられて賞球や貸球を払い出す公知の払い出し機構(特開平11−309265号公報等参照)から払い出される賞球等を上側球貯留部材22に案内する賞球払い出し口23が設けられている。また、上側球貯留部材22のパチンコ球が発射装置25(図3参照)へ後述の球抜き装置71(図8及び図9)等を介して送られるように構成されている。この発射装置25は、前面パネル部3Aに立設される操作ハンドル26の回動操作によって発射力が調整されるように構成されている。また、パチンコ機1の左右方向の中心線に対して操作ハンドル26のほぼ対称な位置には、前面パネル部3Aの前面部から遊技者側に突き出して設けられる開閉可能式の灰皿27が取り付けられている。
【0028】
また、上側球貯留部材22の右側上端面の右外側には球抜きボタン28が配設されており、遊技者が球抜きボタン28を押下することにより、後述のように上側球貯留部材22にあるパチンコ球が、球抜き装置71を介して該上側球貯留部材22の下側に配設される透明な樹脂製の下側球貯留部材30に流れ込むように構成されている(図4等参照)。
【0029】
また、上側球貯留部材22の前面上端縁部から正面視略半球状に延出される延出部材32の下側球貯留部材30の底面部に対向する部分には、開口部32Aが形成され、この透明な下側球貯留部材30内のパチンコ球が見えるように構成されている。
また、この延出部材32の略中央部には、断面略円形の凹部34が形成されて、この凹部34内に球抜きダイヤルレバー35が回動可能に取り付けられている。この球抜きダイヤルレバー35は、前面カバー部材10を閉じた場合に、下側球貯留部材30の球抜き機構部33に接続され、該球抜きダイヤルレバー35を一方向に操作することにより、下側球貯留部材30を構成する内箱84(図7参照)の下端部に形成される球抜き孔37を覆うスライド板部材38が左右方向に移動して、この球抜き孔37から球抜き孔86(図7参照)及び開口部32Aを介して下方にパチンコ球が落下することとなる。尚、球抜きダイヤルレバー35は、後述のように球抜き機構部33を構成する引張りバネ95(図8参照)により反対回転方向に付勢されている。
【0030】
また、球抜きダイヤルレバー35の上側には、各スピーカ20、20の音量を調整できる音量調整用操作部材40が配設されている。この場合、音量調整用操作部材40はタッチ型であって、遊技者等が音量調整用操作部材40の左側のボタンを押すことによって音量が小さくなり、該音量調整用操作部材40の右側のボタンを押すことによって音量が大きくなるため、その音量を調整でき、遊技者は各スピーカ20、20を介して遊技に応じた音等を所望の音量で聴くことができる。
【0031】
また、図2に示すように、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク45が前枠3の裏面に固定されている。この賞球タンク45は、傾斜した底面に不図示の連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、不図示の賞球や貸球を払い出す払出機構にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール46が取付けられている。また、遊技盤8の裏面を覆うセンターカバ47が前枠3の裏面に取り付けられている。このセンターカバ47の背面部には、不図示のパチンコ機1の賞球の払い出し制御等を制御する制御回路が構成された主基板が収納されるカバー48と、不図示の賞球払い出し機構を制御する制御回路が構成された賞球制御基板が収納されるカバー49等が配設されている。また、センターカバ47の下側には、賞球払い出し口23から溢れた賞球を下側球貯留部材30に案内する案内樋50が、前枠3の背面部に配設されている。また、案内樋50の背面部には、不図示の音楽制御基板が収納されるカバー51が配設されている。また、この案内樋50と下側球貯留部材30とは、前枠3の下側球貯留部材30の裏面に対向する位置に穿設される断面略四角形の貫通孔52を介して連通している。これにより、上側球貯留部材22から溢れたパチンコ球は、案内樋50及び貫通孔52を介して下側球貯留部材30に案内されて貯留される。
【0032】
次に、前面カバー部材10の開閉機構及び開閉操作について説明する。図3に示すように、前枠3の右側端縁部の縦方向略中央部には、断面略斜め菱形の鍵取付部55が前面側に突き出して設けられている。そして、前面カバー部材10の鍵取付部55に対向する部分には、閉じられた場合に、該鍵取付部55が嵌合される溝部56が形成されている。
また、前枠3の右側端縁部の裏面には、前面カバー部材10を施錠する公知の施錠装置57が設けられている(特開平10−309363号公報参照)。そして、鍵取付部55の略中央部には、この施錠装置57のシリンダ錠58が裏側から挿入される貫通孔55Aが形成されている。また、鍵取付部55の上下には、縦長四角形の一対の貫通孔60、60が穿設され、施錠装置57に回動可能に設けられる各錠爪61、61が前枠3の裏側から挿通されている。この各錠爪61、61は、前面カバー部材10の右側端縁部の裏側面に設けられる不図示の係合部材に係合し、シリンダ錠58に所定のキーを挿入して所定方向(第1実施形態では、反時計方向)に回せば、各錠爪61、61が上方向に回動して前面カバー部材10の開錠作動をするようになっている。一方、施錠装置57の上下端部には、外枠2の内側に設けられる不図示の係合部材に係合する不図示の一対の前面枠錠爪が回動可能に設けられ、シリンダ錠58に所定のキーを挿入して反対方向(第1実施形態では、時計方向)に回せば、各前面枠錠爪が上下方向に回動して前枠3の開錠作動をするようになっている。
【0033】
また、シリンダ錠58に所定のキーを挿入して所定方向(第1実施形態では、反時計方向)に回して前面カバー部材10を開錠し、該前面カバー部材10を前面側に開いた場合には、前枠3の前面部に取り付けられる下側球貯留部材30、発射装置25、LCD表示器17、各スピーカ20、20、及び遊技盤8の前面部が現れる。
ここで、LCD表示器17及び各スピーカ20、20は、正面視横長四角形の組付部材63の前面部に取り付けられている。また、この組付部材63の左端縁部は、前枠3の前面側に回動可能に軸支されている。そして、この組付部材63の背面部が前枠3の前面に当接されると共に、該組付部材63の右端縁部に形成される凹部64に、前枠3の前面部に回動可能に立設されるL字形固定レバー65の軸部が嵌合され、該L字形固定レバー65を下方向に回動することによって、組付部材63が前枠3の前面部に当接して固定される。
従って、L字形固定レバー65を上方向に回動して、組付部材63を前面側に開くことによって、LCD表示器17及び各スピーカ20、20の点検・調整、遊技盤8の取り付け・取り外し、及び発射レール66の点検・調整などを前枠3の前面側から行うことができる。
【0034】
次に、第1実施形態に係るパチンコ機1の球抜き機構の概略構成について図4乃至図10に基づいて説明する。図4は第1実施形態に係るパチンコ機1の延出部材32の一部を切り欠いて球抜き機構の概略構成を示す斜視図である。図5は第1実施形態に係るパチンコ機1の下側球貯留部材30の概略構成を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。図6は第1実施形態に係るパチンコ機1の下側球貯留部材30の概略構成を示す後側斜視図である。図7は第1実施形態に係るパチンコ機1の下側球貯留部材30の概略構成を示す中央側断面図である。図8は第1実施形態に係るパチンコ機1の下側球貯留部材30の排出口開閉状態を示す蓋部材を取り外した背面図で、(A)は通常時の閉じた状態を示す図、(B)は球抜きダイヤルレバー35を回して開いた状態を示す図である。図9は第1実施形態に係るパチンコ機1の球抜き装置の通常時の閉じた状態を模式的に示す斜視図で、(A)は前側から見た斜視図、(B)は後側から見た斜視図である。図10は第1実施形態に係るパチンコ機1の球抜き装置の球抜きボタン28を押下して開いた状態を模式的に示す斜視図で、(A)は前側から見た斜視図、(B)は後側から見た斜視図である。尚、図4では遊技領域上のゲート等の構造物を省略して示す。
【0035】
図4に示すように、パチンコ機1の球抜き装置71は、延出部材32の内側の上側球貯留部材22の遊技球供給口73(図8及び図9参照)に設けられて球抜きボタン28の押下によって開かれる後述の開閉装置75(図8及び図9参照)と、この遊技球供給口73から落下する遊技球を下側球貯留部材30の上端面部に穿設される球入口部78(図5(A)参照)に案内する後述の案内部材76(図8及び図9参照)とから構成されている。この開閉装置75は、後述のように延出部材32の裏側面に上下方向に回動可能に軸支されている(図8及び図9参照)。また、前面カバー部材10の延出部材32の後側の部分には、該延出部材32の裏側周端縁部から内側方向に延出される壁部材79が設けられている。また、この壁部材79の略中央部には、該前面カバー部材10を閉じた場合に、下側球貯留部材30が裏側から挿入される正面視略台形状の開口部80が開設されている。そして、案内部材76は、開閉装置75の下側の壁部材79にビス止め等によって取り付けられている。これにより、前面カバー部材10を開いた場合には、この球抜き装置71は、前面カバー部材10と一体となって水平移動する(図3参照)。従って、パチンコ機1の球抜き機構は、球抜きボタン28の押下によって、遊技球供給口73から案内部材76を介して下側球貯留部材30に流下し、この下側球貯留部材30内の遊技球は、内箱84の下端部に形成される球抜き孔37から外部に落下するように構成されている。
【0036】
次に、下側球貯留部材30の概略構成について説明する。図5乃至図7に示すように、下側球貯留部材30は、正面視略台形の箱体状で背面部が開放される背板部材82と、この背板部材82の背面部を塞ぐ蓋部材83と、背板部材82の前面部に取り付けられて遊技球が貯留される透明樹脂製の内箱84と、背板部材82の前面部に取り付けられて内箱84の外側を下端部に所定隙間を形成しつつ覆う透明樹脂製の外箱85と、この外箱85の上端面の中央部に前後方向に配設される球抜き機構部33と、内箱84の下側後端縁部と外箱85の下側後端縁部との隙間に左右方向にスライド可能に配設されるスライド板部材38等とから構成されている。
【0037】
また、図7及び図8に示すように、内箱84の下側後端縁部の略中央部には、水平略U字状の球抜き孔37が形成されている。また、外箱85のこの球抜き孔37に対向する部分には、同型状の球抜き孔86が形成されている。
また、この球抜き孔37と球抜き孔86との間には、スライド板部材38が、背板部材82の下端部に形成される左右方向に細長い貫通孔88に挿入されて、各球抜き孔37、86を塞ぐように構成されている。このスライド板部材38は、横長の平板状で略中央部に前側方向に延出されて各球抜き孔37、86を覆う略U字形の延出部89が形成されている。また、スライド板部材38の右上側後端縁部には、ボス部材90が後側方向に突き出して設けられて、背板部材82に形成される横長の貫通孔91に前面側から挿入されている。また、背板部材82の後側上方には、球抜き機構部33の回転に従って左右方向に移動可能に配設される梁部材92が配設されている。また、この梁部材92の右側端縁部(図8(A)中、左側端縁部)とスライド板部材38のボス部材90とは、接続部材93によって左右方向に回動可能に接続されている。また、梁部材92は、この接続部材93の上端縁部に一端が取り付けられる引張りバネ95によって右側方向(図8(A)中、左側方向)に付勢されている。即ち、スライド板部材38は、引張りバネ95によって左側方向(図8(A)中、右側方向)に付勢されている。
【0038】
したがって、図8(A)に示すように、引張りバネ95の付勢力によってスライド板部材38が左側方向に押しつけられている場合には、各球抜き孔37、86は、該スライド板部材38の延出部89によって塞がれている。一方、図8(B)に示すように、球抜きダイヤルレバー35を付勢力に抗して所定角度回した場合には、球抜き機構部33を介して梁部材92が左側方向(図8(B)中、右側方向)にスライドされると共に、接続部材93を介してスライド板部材38が右側方向(図8(B)中、左側方向)にスライドして、該スライド板部材38の延出部89が、各球抜き孔37、86から離れるため、各球抜き孔37、86は連通して、内箱84内のパチンコ球は、前面カバー部材10の開口部32Aを介して下方に排出される。即ち、各球抜き孔37、86は、遊技球排出口部として機能する。
【0039】
また、背板部材82の前面部の略中央部には、略四角形の貫通孔97が穿設されると共に、該貫通孔97の周縁部には、後側方向に延出されるリブ部98が形成されている。このリブ部98の下側壁部は、斜め上方向に傾斜するように形成されている。また、この背板部材82の背面部を覆う蓋部材83の略中央部には、このリブ部98が嵌入される略四角形の貫通孔99が穿設されている。これにより、案内樋50及び貫通孔52を流れるパチンコ球は、この貫通孔99、リブ部98、及び貫通孔97を介して内箱84内に流入する。即ち、貫通孔99、リブ部98、及び貫通孔97は、遊技球流入口部として機能する。
【0040】
また、下側球貯留部材30の上端面に形成される球入口部78は、外箱85の上端面の奥側右端縁部に切り欠かれる切欠部101と、内箱84の該切欠部101に対向する位置に切り欠かれる切欠部102と、背板部材82の前面部とによって構成される。これにより、球抜き装置71の案内部材76を流れたパチンコ球は、外箱85の上端面から、各切欠部101、102、及び背板部材82によって構成される球入口部78を通過し、内箱84内に流入して貯留される。即ち、外箱85、内箱84、背板部材82、及びスライド板部材38は、収容部材を構成する。
【0041】
次に、球抜き装置71の概略構成について説明する。図9及び図10に示すように、球抜き装置71は、球抜きボタン28の押下によって開閉操作される開閉手段としての開閉装置75と、この開閉装置75から落下するパチンコ球を壁部材79の前面部と協動して下側球貯留部材30の球入口部78に案内する案内路を形成する案内部材76とから構成されている。
【0042】
この開閉装置75は、上側球貯留部材22の右側の壁部材79に立設される不図示の軸に回動可能に軸支されるクランク部材105と、壁部材79に立設される不図示の軸に回動可能に軸支されてこのクランク部材105の下端部に後側方向に立設されるクランクピン106によって回動されるアーム部材107とから構成されている。
【0043】
また、図9(A)に示すように、クランク部材105の上端部前面から左側方向にアーム部108が略水平に延出されると共に、このアーム部108の端縁部には、前側方向にピン109が垂設されて、球抜きボタン28の押下部の下側に形成される開口部110に挿入されている。
ここで、球抜きボタン28は、押下部の下側に開口部110が前後方向に開設されると共に、この開口部110の下端部から下側方向に取り付け軸111が垂設されている。また、この取り付け軸111は、延出部材32の裏側面にビス止め等によって取り付けられる取付台113の上端部に穿設される貫通孔112に上側方向から挿入されて上下動可能に支持される。また、この取り付け軸111には、圧縮バネ115が巻装されて、球抜きボタン28が上側方向に付勢されている。
また、アーム部材107の下端縁部には、略水平左側方向に厚板状に所定長さ延出される延出部107Aが形成されている。この延出部107Aは、横断面逆U字形の筒部材117の左側面部の下端部に当接して遊技球供給口73を形成する。
【0044】
このように構成された開閉装置75は、図9に示すように、通常時には、圧縮バネ115によって球抜きボタン28が上側方向に持ち上げられて、クランク部材105がピン109及びアーム部108を介して時計方向に回動されるため、クランクピン106を介してアーム部材107も時計方向に回動され、延出部107Aが筒部材117の左側面部に当接される。これにより、上側球貯留部材22から発射装置25にパチンコ球を供給する遊技球供給口73が形成される。即ち、上側球貯留部材22のパチンコ球は、遊技球供給口73を介して矢印120方向に流れて発射装置25に供給される。
【0045】
一方、図10に示すように、球抜きボタン28を押下して、該球抜きボタン28を取付台113に当接させた場合には、クランク部材105がピン109及びアーム部108を介して反時計方向に所定角度回動されるため、クランクピン106を介してアーム部材107も反時計方向に所定角度回動され、延出部107Aの前端縁部が、筒部材117の右側面部まで水平移動する。これにより、該筒部材117の下端部にパチンコ球が通過する貫通孔117Aが形成されて、上側球貯留部材22と案内部材76の上端部とが連通する。即ち、球抜きボタン28を最下端位置まで押下した場合には、上側球貯留部材22のパチンコ球は、筒部材117の下端部に形成される貫通孔117A及び案内部材76を流れて(各矢印121、122方向に流れる。)、下側球貯留部材30の球入口部78に案内され、内箱84内に流入して貯留される。
【0046】
以上説明した通り第1実施形態に係るパチンコ機1では、木製の外枠2に対して樹脂製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及び下ヒンジ5を介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。また、前枠3の窓部7の下側の前面部には、下側球貯留部材30が取り付けられている。また、この前枠3の前側を被覆する樹脂製の前面カバー部材10は、左側端縁部を上ヒンジ4と、前枠3の前側に突出して形成される前面パネル部3Aの左端上部に取り付けられる軸支持部材11とによって支えられて開閉自在に取り付けられている。また、この前面カバー部材10は、ほぼ中央部に略円形の窓部12が開設されると共に、この窓部12の下端縁部から斜め下前側方向に突出する壁部15と、この壁部15の下端縁部から前側方向に突き出して設けられて、払い出される賞球を受ける所定深さの上側球貯留部材22と、この上側球貯留部材22の前面上端縁部から下側球貯留部材30の下側を覆うように正面視略半球状に延出される延出部材32とから形成されている。また、上側球貯留部材22の溢れたパチンコ球は、案内樋50や前枠3に穿設される貫通孔52等を介して、下側球貯留部材30のリブ部98及び各貫通孔97、99を経て内箱84内に収容される。そして、球抜きダイヤルレバー35を操作することによって、スライド板部材38で覆われる各球抜き孔37、87が開放され、該内箱84内のパチンコ球が開口部32Aを介して下側に落下するように構成されている。
【0047】
従って、下側球貯留部材30の内箱84及び外箱85を、前面カバー部材10の下端縁部に形成される開口部32Aと、上側球貯留部材22の下端面との間の空間内に延出して拡大して設けても、スライド板部材38によって各球抜き孔37、87を覆って閉鎖している限り、内箱84内に上側球貯留部材22から溢れたパチンコ球を所定量まで保持して貯留できるため、下側球貯留部材30に貯留可能なパチンコ球の容量を従来の下皿の貯留容量よりも飛躍的に大きくすることができる。また、下側球貯留部材30のパチンコ球の貯留容量を飛躍的に大きくすることができるため、遊技者は各球抜き孔37、87を開いて、下側球貯留部材30から遊技球を抜く作業回数が大幅に少なくなってパチンコ遊技に専念することが可能となり、遊技者の興趣の増大化を図ることができる。
また、下側球貯留部材30の前面側は、延出部材32によって覆われるため、該下側球貯留部材30の形状を考慮することなくパチンコ機1の前面部を従来にない斬新なデザインにすることが可能となり、遊技者の興味を強く引きつけることができる。
【0048】
次に、第2実施形態に係るパチンコ機について図11乃至図16に基づいて説明する。尚、図11乃至図16において上記第1実施形態に係るパチンコ機1と同一符号は、上記パチンコ機1と同一あるいは相当部分を示すものである。この第2実施形態に係るパチンコ機の概略全体構成は、第1実施形態に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。但し、第2実施形態に係るパチンコ機は、下側球貯留部材が前枠3を前後方向に貫通して設けられている点において、第1実施形態に係るパチンコ機1と異なっている。
【0049】
ここで、第2実施形態に係るパチンコ機の概略全体構成について図11及び図12に基づいて説明する。図11は第2実施形態に係るパチンコ機全体を示した中央側断面図である。図12は第2実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材10を開いた状態を示す正面図である。尚、図11及び図12では遊技領域上のゲート等の構造物を省略して示す。
図11及び図12に示すように、第2実施形態に係るパチンコ機121は、木製の外枠2に対して樹脂製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及び下ヒンジ5を介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この前枠3のほぼ中央部には、略四角形の窓部7が形成され、この窓部7には、遊技盤8が前面側から取付けられている。
【0050】
また、この前枠3の前側を被覆する樹脂製の前面カバー部材10は、左側端縁部を上ヒンジ4と、前枠3の前側に突出して形成される前面パネル部3Aの左端上部に取り付けられる軸支持部材11(図3参照)とによって支えられて開閉自在に取り付けられている。この前面カバー部材10は、前面部が正面視略卵形に前面側へ膨出して形成されると共に、閉じられた場合には、この前面カバー部材10の下端周縁部と正面視略逆半月形に上端縁部が凹む前面パネル部3Aとが、連続した面を構成するように形成されている。
また、この前面カバー部材10は、ほぼ中央部に略円形の窓部12が開設されると共に、この窓部12の下端縁部から斜め下前側方向に突出する壁部15と、この壁部15の下端縁部から前側方向に突き出して設けられて、払い出される賞球を受ける所定深さの上側球貯留部材22と、この上側球貯留部材22の前面上端縁部から下側球貯留部材123の下側を覆うように正面視略半球状に延出される延出部材32とから形成されている。
【0051】
また、前面カバー部材10のほぼ中央部に開設される窓部12には、球面上に外側方向に膨出する透明な前面カバー13が前面側から嵌着されると共に、この前面カバー13の後側にはガラス板14が装着されている。従って、前面カバー13とガラス板14とを通して遊技盤8上に構成される遊技領域が見えるようになっている。
【0052】
また、前面カバー部材10の窓部12の下端縁部から斜め下前側方向に突出する壁部15の略中央部には、横長四角形の開口部16が開設されている。そして、前面カバー部材10を閉じた場合には、この開口部16を介して、斜め上向きに取り付けられて変動図柄等が表示されるLCD表示器17の画面が、斜め上から見えるように構成されている。また、この開口部16の左右には、正面視三角形状に多数の小孔が穿設される一対の網目部18、18が形成されている。この各網目部18、18は、前面カバー部材10が閉じられた場合に、後述の前枠3に配設される一対のスピーカ20、20(図12には、1個のスピーカ20が示されている。)と対向している。
また、透明な樹脂製の下側球貯留部材123は、LCD表示器17の下側において、前枠3に穿設される正面視略長方形の貫通孔125に裏側から挿通されて、前後方向の略中央部が該前枠3の背面部にビス止め等によって取り付けられ、後述の各球抜き孔127、129(図15参照)が前枠3の前面側に配置されている。
【0053】
また、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材22のパチンコ球が発射装置25へ送られるように構成されている。この発射装置25は、前面パネル部3Aに立設される操作ハンドル26の回動操作によって発射力が調整されるように構成されている。また、パチンコ機1の左右方向の中心線に対して操作ハンドル26のほぼ対称な位置には、前面パネル部3Aの前面部から遊技者側に突き出して設けられる開閉可能式の灰皿27が取り付けられている。
【0054】
また、上側球貯留部材22の右側上端面の右外側には球抜きボタン28が配設されており、遊技者が球抜きボタン28を押下することにより、上側球貯留部材22にあるパチンコ球が、球抜き装置71(図4参照)を介して該上側球貯留部材22の下側に配設される透明な樹脂製の下側球貯留部材123に流れ込むように構成されている。
【0055】
また、上側球貯留部材22の前面上端縁部から正面視略半球状に延出される延出部材32の下側球貯留部材123の底面部に対向する部分には、開口部32Aが形成され、この透明な下側球貯留部材123内のパチンコ球が見えるように構成されている。
また、この延出部材32の略中央部には、断面略円形の凹部34が形成されて、この凹部34内に球抜きダイヤルレバー35が回動可能に取り付けられている。この球抜きダイヤルレバー35は、前面カバー部材10を閉じた場合に、下側球貯留部材123の球抜き機構部124に接続され、該球抜きダイヤルレバー35を一方向に操作することにより、下側球貯留部材123を構成する内箱126(図15参照)の下端部に形成される球抜き孔127を覆うスライド板部材128が左右方向に移動して、この球抜き孔127から球抜き孔129(図15参照)及び開口部32Aを介して下方にパチンコ球が落下することとなる。尚、球抜きダイヤルレバー35は、後述のように球抜き機構部124を構成する引張りバネ95(図16参照)により反対回転方向に付勢されている。
【0056】
また、球抜きダイヤルレバー35の上側には、各スピーカ20、20の音量を調整できる音量調整用操作部材40が配設され、遊技者は各スピーカ20、20を介して遊技に応じた音等を所望の音量で聴くことができる。
【0057】
また、パチンコ機121の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク45が前枠3の裏面に固定されている。この賞球タンク45は、傾斜した底面に不図示の連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、不図示の賞球や貸球を払い出す払出機構にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール46が取付けられている。また、遊技盤8の裏面を覆うセンターカバ47が前枠3の裏面に取り付けられている。このセンターカバ47の背面部には、不図示のパチンコ機121の賞球の払い出し制御等を制御する制御回路が構成された主基板が収納されるカバー48と、不図示の賞球払い出し機構を制御する制御回路が構成された賞球制御基板が収納されるカバー49等が配設されている。また、センターカバ47の下側には、賞球払い出し口23(図1参照)から溢れた賞球を下側球貯留部材123に案内する案内樋131が、前枠3の背面部に配設されている。また、案内樋131の上側には、不図示の音楽制御基板が収納されるカバー51が配設されている。また、この案内樋131は、下側球貯留部材123の背面部に接続されて、貫通孔99(図14等参照)を介して後述のように内箱126内に連通している(図15参照)。これにより、上側球貯留部材22から溢れたパチンコ球は、案内樋131を介して下側球貯留部材123に案内されて貯留される。
【0058】
次に、下側球貯留部材123の概略構成について図13乃至図16に基づき説明する。図13は第2実施形態に係るパチンコ機121の下側球貯留部材123の概略構成を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。図14は第2実施形態に係るパチンコ機121の下側球貯留部材123の概略構成を示す後側斜視図である。図15は第2実施形態に係るパチンコ機121の下側球貯留部材123の概略構成を示す中央側断面図である。図16は第2実施形態に係るパチンコ機121の下側球貯留部材123の排出口開閉状態を示す蓋部材83を取り外した背面図で、(A)は通常時の閉じた状態を示す図、(B)は球抜きダイヤルレバー35を回して開いた状態を示す図である。
【0059】
図13乃至図15に示すように、下側球貯留部材123は、正面視略台形の箱体状で背面部が開放される背板部材82と、この背板部材82の背面部を塞ぐ蓋部材83と、背板部材82の前面部に取り付けられて遊技球が貯留される透明樹脂製の内箱126と、背板部材82の前面部に取り付けられて内箱126の外側を下端部に所定隙間を形成しつつ覆う透明樹脂製の外箱133と、この外箱133の上端面の中央部に前後方向に配設される球抜き機構部124と、内箱126の下側後端縁部と外箱133の下側後端縁部との隙間に左右方向にスライド可能に配設されるスライド板部材128等とから構成されている。
【0060】
また、図15及び図16に示すように、内箱126の底面部の前枠3の前面部に対向する左右方向略中央部には、先端部が略半円形の水平略U字状の球抜き孔127が形成されている。また、外箱133のこの球抜き孔127に対向する部分には、該球抜き孔127と略同形状の球抜き孔129が形成されている。
また、この球抜き孔127と球抜き孔129との間には、スライド板部材128が、背板部材82の下端部に形成される左右方向に細長い貫通孔88に挿入されて、各球抜き孔127、129を塞ぐように構成されている。このスライド板部材128は、横長の平板状で略中央部に前側方向に延出されて各球抜き孔127、129を覆う略長U字形の延出部128Aが形成されている。また、スライド板部材128の右上側後端縁部には、ボス部材135が後側方向に突き出して設けられて、背板部材82に形成される横長の貫通孔91に前面側から挿入されている。また、背板部材82の後側上方には、球抜き機構部124の回転に従って左右方向に移動可能に配設される梁部材92が配設されている。また、この梁部材92の右側端縁部(図16(A)中、左側端縁部)とスライド板部材128のボス部材135とは、接続部材93によって左右方向に回動可能に接続されている。また、梁部材92は、この接続部材93の上端縁部に一端が取り付けられる引張りバネ95によって右側方向(図16(A)中、左側方向)に付勢されている。即ち、スライド板部材128は、引張りバネ95によって左側方向(図16(A)中、右側方向)に付勢されている。
【0061】
したがって、図16(A)に示すように、引張りバネ95の付勢力によってスライド板部材128が左側方向に押しつけられている場合には、各球抜き孔127、129は、該スライド板部材128の延出部128Aによって塞がれている。一方、図16(B)に示すように、球抜きダイヤルレバー35を付勢力に抗して所定角度回した場合には、球抜き機構部124を介して梁部材92が左側方向(図16(B)中、右側方向)にスライドされると共に、接続部材93を介してスライド板部材128が右側方向(図16(B)中、左側方向)にスライドして、該スライド板部材128の延出部128Aが、各球抜き孔127、129から離れるため、各球抜き孔127、129は連通して、内箱126内のパチンコ球は、前面カバー部材10の開口部32Aを介して下方に排出される。即ち、各球抜き孔127、129は、遊技球排出口部として機能する。
【0062】
また、背板部材82の前面部の略中央部には、略四角形の貫通孔97が穿設されると共に、該貫通孔97の周縁部には、後側方向に延出されるリブ部98が形成されている。このリブ部98の下側壁部は、斜め上方向に傾斜するように形成されている。また、この背板部材82の背面部を覆う蓋部材83の略中央部には、このリブ部98が嵌入される略四角形の貫通孔99が穿設されている。これにより、案内樋131を流れるパチンコ球は、この貫通孔99、リブ部98、及び貫通孔97を介して内箱126内に流入する。即ち、貫通孔99、リブ部98、及び貫通孔97は、遊技球流入口部として機能する。
【0063】
また、下側球貯留部材123の上端面の上記球抜き装置71の案内部材76に対向する位置に形成される球入口部136は、外箱133の上端面に穿設される略四角形の貫通孔137と、内箱126の該貫通孔137に対向する位置に穿設される貫通孔138とによって構成される。これにより、球抜き装置71の案内部材76を流れたパチンコ球は、外箱133の上端面から、各貫通孔137、138によって構成される球入口部136を通過し、内箱126内に流入して貯留される。即ち、外箱133、内箱126、背板部材82、及びスライド板部材128は、収容部材を構成する。
【0064】
また、外箱133の左右の両側面部の前後方向の略中央部には、正面視略四角形平板状の一対の取り付けリブ部140、140が、外側方向に垂設されている。各取り付けリブ部140、140は、背板部材82の前面部と略平行になるように形成され、該下側球貯留部材123を前枠3に形成される貫通孔125に裏側から挿通した場合には、各取り付けリブ部140、140の各平板部分が、該前枠3の背面部に当接される。また、各取り付けリブ部140、140の各平板部分には、上下方向に2個の各貫通孔141、141が穿設されている。従って、下側球貯留部材123は、この各貫通孔141、141、141、141を介して前枠3の背面部にビス止め等によって取り付けられる。
【0065】
以上説明した通り第2実施形態に係るパチンコ機121では、木製の外枠2に対して樹脂製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及び下ヒンジ5を介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。また、前枠3の窓部7の下側の前面部には、下側球貯留部材123が該前枠3の後側から前後方向の略中央部まで挿入されて取り付けられている。また、この前枠3の前側を被覆する樹脂製の前面カバー部材10は、左側端縁部を上ヒンジ4と、前枠3の前側に突出して形成される前面パネル部3Aの左端上部に取り付けられる軸支持部材11とによって支えられて開閉自在に取り付けられている。また、この前面カバー部材10は、ほぼ中央部に略円形の窓部12が開設されると共に、この窓部12の下端縁部から斜め下前側方向に突出する壁部15と、この壁部15の下端縁部から前側方向に突き出して設けられて、払い出される賞球を受ける所定深さの上側球貯留部材22と、この上側球貯留部材22の前面上端縁部から下側球貯留部材123の下側を覆うように正面視略半球状に延出される延出部材32とから形成されている。また、上側球貯留部材22の溢れたパチンコ球は、案内樋131を介して、下側球貯留部材123の背面部に形成されるリブ部98及び各貫通孔97、99を経て内箱126内に貯留される。そして、球抜きダイヤルレバー35を操作することによって、スライド板部材128で覆われる各球抜き孔127、129が開放され、該内箱126内のパチンコ球が開口部32Aを介して下側に落下するように構成されている。
【0066】
従って、下側球貯留部材123の内箱126及び外箱133を、前面カバー部材10の下端縁部に形成される開口部32Aと、上側球貯留部材22の下端面との間の空間から、貫通孔125を介して前枠3の後側の空間内に延出して拡大して設けても、スライド板部材128によって各球抜き孔127、129を覆って閉鎖している限り、内箱126内に上側球貯留部材22から溢れたパチンコ球を所定量まで保持して貯留できるため、下側球貯留部材123に貯留可能なパチンコ球の容量を従来の下皿の貯留容量よりも更に飛躍的に大きくすることができる。(例えば、「大当たり」一回分の獲得賞球を貯留することが可能な貯留容量にすることができる。)また、下側球貯留部材123のパチンコ球の貯留容量を更に飛躍的に大きくすることができるため、遊技者は各球抜き孔127、129を開いて、下側球貯留部材123から遊技球を抜く作業回数が極端に少なくなってパチンコ遊技に専念することが可能となり、遊技者の興趣の更なる増大化を図ることができる。
また、下側球貯留部材123の前面側は、延出部材32によって覆われるため、該下側球貯留部材123の形状を考慮することなくパチンコ機121の前面部を従来にない斬新なデザインにすることが可能となり、遊技者の興味を強く引きつけることができる。
【0067】
次に、第3実施形態に係るパチンコ機について図17乃至図20に基づいて説明する。尚、図17乃至図20において上記第2実施形態に係るパチンコ機121と同一符号は、上記パチンコ機121と同一あるいは相当部分を示すものである。この第3実施形態に係るパチンコ機の概略全体構成は、第2実施形態に係るパチンコ機121とほぼ同じ構成である。但し、第3実施形態に係るパチンコ機は、下側球貯留部材が前枠3の裏側に設けられている点において、第2実施形態に係るパチンコ機121と異なっている。
【0068】
ここで、第3実施形態に係るパチンコ機の概略全体構成について図17乃至図19に基づいて説明する。図17は第3実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材10を開いた状態を示す正面図である。図18は第3実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の概略構成を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。図19は図18(A)のI−I断面図である。図20は第3実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の概略構成を示す中央側断面図である。尚、図17では遊技領域上のゲート等の構造物を省略して示す。
図17に示すように、第3実施形態に係るパチンコ機151の概略全体構成は、第2実施形態に係るパチンコ機121とほぼ同じ構成である。但し、第2実施形態に係るパチンコ機121の下側球貯留部材123に替えて、透明な樹脂製の下側球貯留部材153が設けられている。
【0069】
この下側球貯留部材153は、図18乃至図20に示すように、正面視略台形の箱体状で背面部が開放される背板部材82と、この背板部材82の背面部を塞ぐ蓋部材83と、背板部材82の前面部に取り付けられてパチンコ球が貯留される透明樹脂製の内箱155と、背板部材82の前面部に取り付けられて内箱155の外側を下端部に所定隙間を形成しつつ覆う透明樹脂製の外箱156と、この外箱156の上端面の中央部に前後方向に配設される球抜き機構部124と、内箱155の下側後端縁部と外箱156の下側後端縁部との隙間に左右方向にスライド可能に配設されるスライド板部材128等とから構成されている。
【0070】
また、外箱156は、左右側面部の外側方向に垂設される平板状の各取り付けリブ部140、140の基端部から各壁部158、158が、左右内側方向に延出されて、左右方向中央部にスライド板部材128の延出部128Aの幅寸法にほぼ等しい幅寸法の略縦長四角形の開口部が形成され、この開口部の周縁部から前側方向に所定長さ延出されて前端部が閉塞される外側排出通路部156Aが形成されている。また、この外側排出通路部156Aの前端部下面には、先端部が略半円形の水平略U字状の球抜き孔129が形成されている。また、外側排出通路部156Aの右側側面の下端縁部と右側の壁部158の下端縁部には、スライド板部材128の延出部128Aが、スライドした際に出入りする切欠溝159が形成されている。また、球抜き装置71の案内部材76から下側球貯留部材153にパチンコ球を案内する正面視略L字形の案内筒部材160が、外側排出通路部156Aの右側側面にビス止め等により取り付けられている。
そして、外側排出通路部156Aのこの案内筒部材160が取り付けられる右側側面の下端部には貫通孔161が穿設されている。また、案内筒部材160の上端面の右側端縁部には、球抜き装置71の案内部材76の他端側に対向する位置に貫通孔162が穿設されている。従って、前面カバー部材10を閉じた場合には、貫通孔161を介して、外側排出通路部156Aと案内筒部材160とが連通されると共に、貫通孔162を介して、案内筒部材160と案内部材76とが連通される。
【0071】
また、外箱156の内側に設けられる内箱155は、各取り付けリブ部140、140の基端部に対向する左右側面部から各壁部158、158に沿って左右内側方向に延出されて、左右方向中央部にスライド板部材128の延出部128Aの幅寸法にほぼ等しい幅寸法の略縦長四角形の開口部が形成され、この開口部の周縁部から前側方向に所定長さ延出されて前端部が閉塞される内側排出通路部155Aが形成されている。また、この内側排出通路部155Aの前端部下面の外側排出通路部156Aの球抜き孔129に対向する位置には、該球抜き孔129と略同形状の球抜き孔127が形成されている。また、内側排出通路部115Aの右側側面部の外側排出通路部156Aの貫通孔161に対向する位置には、該貫通孔161と略同形状の貫通孔163が穿設されている。これにより、各貫通孔161、163を介して、内側排出通路部155Aと案内筒部材160とが連通される。
【0072】
一方、前枠3のLCD表示器17の下側には、下側球貯留部材153の外側排出通路部156A、排出機構部124及び案内筒部材160を含む垂直断面形状にほぼ等しい形状の貫通孔164が穿設されている。また、この貫通孔164の下端部には、スライド板部材128の延出部128Aが、スライドした際に出入りする切欠溝165が形成されている。
そして、この下側球貯留部材153は、外側排出通路部156A、排出機構部124及び案内筒部材160が、前枠3に穿設される貫通孔164に裏側から挿通されて、左右側面部の略中央部に設けられる各取り付けリブ部140、140を介して該前枠3の背面部にビス止め等によって取り付けられ、各球抜き孔127、129及び各貫通孔161、162、163が前枠3の前面側に配置されている。また、前面カバー部材10を閉じた場合には、球抜きダイヤルレバー35が球抜き機構部124に接続され、球抜き装置71の案内部材76の他端側が案内筒部材160の上端面に穿設される貫通孔162に対向する。
【0073】
ここで、上記第2実施形態に係るパチンコ機121と同様に、スライド板部材128は、引張りバネ95によって左側方向(図19中、左側方向)に付勢され、各球抜き孔127、129は、該スライド板部材128の延出部128Aによって塞がれている。一方、球抜きダイヤルレバー35を付勢力に抗して所定角度回した場合には、球抜き機構部124を介してスライド板部材128が右側方向(図19中、右側方向)にスライドして、該スライド板部材128の延出部128Aが、各球抜き孔127、129から離れるため、各球抜き孔127、129は連通して、内箱155内のパチンコ球は、内側排出通路部155A内を流れて、各球抜き孔127、129から下方に排出される。即ち、各球抜き孔127、129は、遊技球排出口部として機能する。
また、上側球貯留部材22から溢れたパチンコ球は、案内樋131を流れて背板部材82の貫通孔99、リブ部98、及び貫通孔97を介して内箱155内に流入し貯留される。また、球抜き装置71の案内部材76を流れたパチンコ球は、案内筒部材160の上端面に穿設される貫通孔162を通過して、該案内筒部材160内を流れて、外側排出通路部156Aの貫通孔161、及び内側排出通路部155Aの貫通孔163を介して、内箱155内に流入し貯留される。即ち、貫通孔99、リブ部98、及び貫通孔97は、遊技球流入口部として機能する。また、外箱156、内箱155、背板部材82、及びスライド板部材128は、収容部材を構成する。
【0074】
以上説明した通り第3実施形態に係るパチンコ機151では、木製の外枠2に対して樹脂製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及び下ヒンジ5を介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。また、前枠3の窓部7の下側の前面部には、下側球貯留部材153が該前枠3の後側から各排出通路部155A、156A及び案内筒部材160を挿入されて取り付けられている。また、この前枠3の前側を被覆する樹脂製の前面カバー部材10は、左側端縁部を上ヒンジ4と、前枠3の前側に突出して形成される前面パネル部3Aの左端上部に取り付けられる軸支持部材11とによって支えられて開閉自在に取り付けられている。また、この前面カバー部材10は、ほぼ中央部に略円形の窓部12が開設されると共に、この窓部12の下端縁部から斜め下前側方向に突出する壁部15と、この壁部15の下端縁部から前側方向に突き出して設けられて、払い出される賞球を受ける所定深さの上側球貯留部材22と、この上側球貯留部材22の前面上端縁部から下側球貯留部材153の下側を覆うように正面視略半球状に延出される延出部材32とから形成されている。また、上側球貯留部材22の溢れたパチンコ球は、案内樋131を介して、下側球貯留部材153の背面部に形成されるリブ部98及び各貫通孔97、99を経て内箱155内に貯留される。また、球抜きボタン28を押下することによって、球抜き装置71を介して案内筒部材160の貫通孔162、外側排出通路部156Aの貫通孔161、及び内側排出通路部155Aの貫通孔163を通過して、内側排出通路部155Aを流れて内箱155内に貯留される。そして、球抜きダイヤルレバー35を操作することによって、スライド板部材128で覆われる各球抜き孔127、129が開放され、該内箱155内のパチンコ球が内側排出通路部155A、各球抜き孔127、129、及び開口部32Aを介して下側に落下するように構成されている。
【0075】
従って、下側球貯留部材153の内箱155及び外箱156を、前枠3の貫通孔164から後側の空間内に延出して拡大して設けても、スライド板部材128によって各球抜き孔127、129を覆って閉鎖している限り、内箱155内に上側球貯留部材22から溢れたパチンコ球を所定量まで保持して貯留できるため、下側球貯留部材153に貯留可能なパチンコ球の容量を従来の下皿の貯留容量よりも更に飛躍的に大きくすることができる。(例えば、「大当たり」一回分の獲得賞球を貯留することが可能な貯留容量にすることができる。)また、下側球貯留部材153のパチンコ球の貯留容量を更に飛躍的に大きくすることができるため、遊技者は各球抜き孔127、129を開いて、下側球貯留部材153から遊技球を抜く作業回数が極端に少なくなってパチンコ遊技に専念することが可能となり、遊技者の興趣の更なる増大化を図ることができる。
また、下側球貯留部材153の前面側は、延出部材32によって覆われるため、該下側球貯留部材153の形状を考慮することなくパチンコ機151の前面部を従来にない斬新なデザインにすることが可能となり、遊技者の興味を強く引きつけることができる。
【0076】
次に、第4実施形態に係るパチンコ機について図21乃至図24に基づいて説明する。図21は第4実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。図22は第4実施形態に係るパチンコ機全体を示した平面図である。図23は第4実施形態に係るパチンコ機全体を示した一部切欠側面図である。図24は第4実施形態に係るパチンコ機の収容部材のパチンコ球排出口部を開閉する開閉装置を模式的に示す斜視図である。尚、図21では遊技領域上のゲート等の構造物を省略して示す。
【0077】
図21乃至図23に示すように、第4実施形態に係るパチンコ機171は、いわゆるCR機(カードリーディング機)と称され、カード式球貸機とパチンコ機171とによって構成され、これらは対をなして設置されるが、図21乃至図23においては、カード式球貸機の図示を省略している。このパチンコ機171は、所定量のパチンコ球を賞球として払い出す、いわゆる第1種パチンコ機である。パチンコ機171は、内枠172が上ヒンジ173及び下ヒンジ174を介して外枠175に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠172のほぼ中央部には、遊技盤(不図示)の前側を被覆する鋼板やステンレス等の金属製のガラス扉176が左側端部を軸で支えられて開閉自在に取り付けられている。ガラス扉176には開口部を有する鋼板やステンレス等の金属製のガラス保持枠がスポット溶接等により固着されており、該ガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技領域が見えるようになっている。また、ガラス扉176の上部には、遊技中のエラーを表示するエラー表示ランプ177や、「当り」を表示する当り表示ランプ178、178が取り付けられている。
【0078】
また、このガラス扉176の下側には賞球を受ける上皿180がスピーカ181を内蔵して左側端部を軸で支えられて開閉自在に設けられている。この上皿180は、内枠172の右内側面に設けられた施錠装置(不図示)により施錠されている。この上皿180を開くためには、先ず、鍵挿入部179に所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、ガラス扉176のみがオープンされる。そして、ガラス扉176をオープンした後、上皿180の裏側に設けられているロック解除レバー(不図示)を押し下げることにより、上皿180の施錠装置のロック状態が解除されて、上皿180が前側にオープンされる。また、上皿180の左奥側の壁面部には、パチンコ機171の背面部に設けられて賞球や貸球を払い出す公知の払い出し機構182(特開平11−309265号公報等参照)から払い出される賞球等を上皿180に案内する賞球払い出し口183が設けられている。また、この上皿180の中央前面部には、カード式球貸機の操作ボタン180A、180B及びカード残高表示装置180Cが設けられている。そして、その上皿180の下には、下皿185が配設される。また、下皿185の下側には、ほぼ下皿185の下端面までの高さの不図示の玉箱が置かれ、該下皿185の下端部に設けられる球抜きレバー185Aを遊技者が左側にスライドさせることにより、下皿185に溜まった賞球がこの玉箱に移される。
【0079】
また、上皿180に連通する不図示の球送り機構を介して上皿180のパチンコ球が操作ハンドル187に連結された不図示の発射装置へ送られるよう構成されている。また、上皿180の右上側前面部には、上皿球抜きボタン188が配設されており、遊技者が上皿球抜きボタン188を左側にスライドさせることにより、上皿180にあるパチンコ球が、不図示の球抜き装置を介して下皿185の奥側に開設される下皿口186からこの下皿185内に流れ込むように構成されている。また、発射時に打ち損ないのファール球も不図示のファール球通路を介してこの下皿口186から下皿185内に流れ込むように構成されている。
【0080】
また、パチンコ機171の裏側上部には、上方に開口した賞球タンク190が不図示のメインセット盤に固定されている。この賞球タンク190は、傾斜した底面に連通孔191が形成され、その連通孔191の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球や貸球を払い出す払い出し機構182にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール192が取付けられている。また、不図示の遊技盤の裏面を覆うセンターカバ193が取り付けられている。このセンターカバ193の下側には、パチンコ機171の遊技動作などを制御する制御回路が構成されている主基板が配置される基板ボックス195が配設されている。更に、この基板ボックス195の下側には、上皿180から溢れた賞球などのパチンコ球が流入して貯留される略箱体状の樹脂製の収容部材196が内枠172の背面部に配設されている。尚、収容部材196は、透明又は半透明の樹脂製が好ましい。これにより、内部のパチンコ球の有無を容易に確認することができる。
【0081】
この収容部材196は、前面上端縁部に賞球払い出し口183から溢れたパチンコ球が流入するパチンコ球流入口部197が形成されている。また、収容部材196の前面下端縁部には、略筒形状のパチンコ球排出口部200が設けられている。このパチンコ球排出部200の一端側は、下皿185の奥側に開設されるパチンコ球導出口198に接続され、該パチンコ球排出口部200を介して収容部材196内と下皿185とは連通されている。また、このパチンコ球排出部200の一端側近傍には、後述の開閉装置202が設けられ、上皿180の前面右上角部に配設される排出ボタン203を下側方向にスライドさせることによって、開閉装置202が開かれて収容部材196内のパチンコ球がパチンコ球導出口198から下皿185内に流出する。従って、排出ボタン203を下側方向にスライドさせると共に、球抜きレバー185Aを左側方向にスライドさせることによって、収容部材196内に貯留されているパチンコ球が、下皿185の下側に配置される不図示の球箱に移される。また、収容部材196内のパチンコ球の貯留量は、不図示の検出手段を介して検出されると共に、上皿180の左上前面部に略水平に配設される4個の各LEDランプ182、182、182、182が各貯留量に対応して順次点灯される。例えば、収容部材196内のパチンコ球の貯留量が貯留可能な全量の約1/4の場合には、左端のLEDランプ182のみが点灯され、約1/2の場合には、左側2個の各LEDランプ182、182が点灯され、約3/4の場合には、左側3個の各LEDランプ182、182、182が点灯され、ほぼ満杯の場合には、4個の各LEDランプ182、182、182、182が点灯されるようにしてもよい。これにより、遊技者は収容部材196内に貯留されているパチンコ球の量を容易に認識することができる。
【0082】
また、図24に示すように、開閉装置202は、排出ボタン203の裏面に後側方向に立設される挿入軸204、この挿入軸204が上端側に挿入されて上下方向に移動可能に支持される縦長平板状の第1スライド部材205、この第1スライド部材205の上端縁部に一端側が取り付けられると共に他端側が略垂直上側方向に取り付けられる引張りバネ206、パチンコ球排出口部200の一端側周面部の上端面から下端面近傍位置まで所定幅で切り欠いて形成される切欠溝207に上側から挿入されて該パチンコ球排出口部200の一端側を塞いで上下方向に移動可能に支持される正面視逆T字形の縦長平板状の第2スライド部材208、及び、軸部材210によって左右方向に回動可能に軸支されると共に上下端縁部に該軸部材210の中心軸を中心とする円弧状の各溝部211、212が形成される略平板S字形状の接続部材214等から構成されている。また、第1スライド部材205の下端部には、ボス216が前側方向に立設されて接続部材214の下側の溝部211に裏側から挿入されている。また、第2スライド部材208の上端部には、ボス217が前側方向に立設されて接続部材214の上側の溝部212に裏側から挿入されている。
【0083】
これにより、排出ボタン203は、引張りバネ206、第1スライド部材205、及び挿入軸204を介して上側方向に付勢されている。また、第2スライド部材208は、引張りバネ206、第1スライド部材205、及び、接続部材214を介して下側方向に付勢されてパチンコ球排出口部200の一端側に形成される切欠溝207の下端部に押しつけられ、該パチンコ球排出口部200の一端側は塞がれている。尚、この切欠溝207の溝幅寸法は、パチンコ球の直径よりも小さく形成されている。
そして、排出ボタン203を下側方向にスライドさせることによって、第1スライド部材205は下側方向に移動して、該第1スライド部材205の下端部に立設されるボス216が接続部材214の溝部211内を摺動し、該接続部材214が軸部材210を中心に時計方向に回転する。また、接続部材214が時計方向に回転した場合には、第2スライド部材208の上端部に立設されるボス217が該接続部材214の溝部212内を摺動して、この第2スライド部材208がパチンコ球排出口部200の切欠溝207の上側方向に持ち上げられて、このパチンコ球排出口部200の一端側が開かれる。一方、排出ボタン203を放すことによって、引張りバネ206を介して第1スライド部材205が上側方向に移動すると共に、接続部材214を介して第2スライド部材208が下側方向に移動して、パチンコ球排出口部200の切欠溝207内に該第2スライド部材208が進入して、パチンコ球排出口部200の一端側が、再度塞がれる。
【0084】
以上説明した通り第4実施形態に係るパチンコ機171では、内枠172が上ヒンジ173及び下ヒンジ174を介して外枠175に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠172のほぼ中央部には、金属製のガラス扉176が左側端部を軸で支えられて開閉自在に取り付けられている。また、このガラス扉176の下側には賞球を受ける上皿180がスピーカ181を内蔵して左側端部を軸で支えられて開閉自在に設けられている。そして、その上皿180の下には、下皿185が配設される。また、パチンコ機171の内枠172の裏側には、上皿180から溢れた賞球などのパチンコ球が流入して貯留される略箱体状の樹脂製の収容部材196が配設されている。この収容部材196は、前面上端縁部に賞球払い出し口183から溢れたパチンコ球が流入するパチンコ球流入口部197が形成されている。また、収容部材196の前面下端縁部には、略筒形状のパチンコ球排出口部200が設けられている。また、このパチンコ球排出部200の一端側近傍には、開閉装置202が設けられている。この開閉装置202は、通常時は該パチンコ球排出部200を閉塞し、上皿180の前面右上角部に配設される排出ボタン203を下側方向にスライドさせることによって、該パチンコ球排出部200が開かれて、収容部材196内のパチンコ球が、パチンコ排出口部200及びパチンコ球導出口198を介して下皿185内に排出される。
【0085】
従って、収容部材196は、内枠172の後側に配設されているため、該収容部材196の閉鎖空間を内枠172の後側方向に延出して拡大しても、開閉装置202を閉じている限り、この収容部材196内に上皿180から溢れたパチンコ球を所定量まで保持して貯留できるため、パチンコ機171内に貯留可能なパチンコ球の容量を従来の下皿185だけの貯留容量よりも飛躍的に大きくすることができる。(例えば、「大当たり」一回分の獲得賞球を貯留することが可能な貯留容量にすることができる。)また、パチンコ機171内のパチンコ球の貯留容量を飛躍的に大きくすることができるため、遊技者は収容部材196の開閉装置202を開いて、下皿185を介してパチンコ球を抜く作業回数が更に大幅に少なくなってパチンコゲームに専念することが可能となり、遊技者の興趣の増大化を図ることができる。
また、開閉装置202を開くための排出ボタン203は、上皿180の前面右上角部に配設されているため、遊技者は、収容部材196内のパチンコ球を下皿185内に抜くための排出ボタン203を容易に認識することができて該排出ボタン203を迅速に操作でき、遊技の興趣が損なわれない。
【0086】
次に、第5実施形態に係るパチンコ機について図25乃至図27に基づいて説明する。図25は第5実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。図26は第5実施形態に係るパチンコ機全体を示した一部切欠側面図である。図27は第5実施形態に係るパチンコ機の収容部材のパチンコ球排出口部を開閉する開閉装置を模式的に示す斜視図である。尚、図25では遊技領域上のゲート等の構造物を省略して示す。また、図25乃至図27において上記第4実施形態に係るパチンコ機171と同一符号は、上記パチンコ機171と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第5実施形態に係るパチンコ機の概略全体構成は、第4実施形態に係るパチンコ機171とほぼ同じ構成である。但し、第5実施形態に係るパチンコ機は、収容部材196のパチンコ球排出口部200の一端側を開閉する開閉装置の構成が第4実施形態と異なり、また、該開閉装置を操作する排出ボタンが下皿185の上端開口周縁部の右側部分に設けられている点において、第4実施形態に係るパチンコ機171と異なっている。
【0087】
ここで、第5実施形態に係るパチンコ機の収容部材196のパチンコ球排出口部200の一端側を開閉する開閉装置の概略構成、及び排出ボタンについて図25乃至図27に基づいて説明する。
先ず、図25及び図26に示すように、第5実施形態に係るパチンコ機221の概略全体構成は、上記パチンコ機171の概略全体構成とほぼ同じ構成である。但し、収容部材196のパチンコ球排出口部200の一端側近傍には、後述の開閉装置223が設けられ、下皿185の上端開口周縁部の右側部分に配設される排出ボタン224を右側方向にスライドさせることによって、開閉装置223が開かれて収容部材196内のパチンコ球がパチンコ球導出口198から下皿185内に流出する。従って、排出ボタン224を右側方向にスライドさせると共に、球抜きレバー185Aを左側方向にスライドさせることによって、収容部材196内に貯留されているパチンコ球が、下皿185の下側に配置される不図示の球箱に移される。
【0088】
また、図27に示すように、開閉装置223は、排出ボタン224の裏面に後側方向に立設される挿入軸225、この挿入軸225が右端側に挿入されて左右方向に移動可能に支持される横長平板状のスライド部材226、及び、このスライド部材226の左上角部に一端側が取り付けられると共に他端側が略水平左側方向に取り付けられる引張りバネ227等から構成されている。また、スライド部材226の左端部分は、パチンコ球排出口部200の一端側周面部の上端面から下端面近傍位置まで所定幅で切り欠いて形成される切欠溝207に右側から挿入されて、該パチンコ球排出口部200の一端側を塞いで左右方向に移動可能に支持されている。また、このスライド部材226の幅寸法は、切欠溝207の上下方向の高さ寸法よりも大きくなるように形成されている。
【0089】
これにより、排出ボタン224は、引張りバネ227、スライド部材226、及び挿入軸225を介して左側方向に付勢されている。そして、排出ボタン224を右側方向にスライドさせることによって、スライド部材226はパチンコ球排出口部200の切欠溝207を右側方向にスライドして、このパチンコ球排出口部200の一端側が開かれる。一方、排出ボタン224を放すことによって、引張りバネ227を介してスライド部材226が左側方向に移動して、パチンコ球排出口部200の切欠溝207内に該スライド部材226が進入して、パチンコ球排出口部200の一端側が、再度塞がれる。
【0090】
以上説明した通り第5実施形態に係るパチンコ機221では、内枠172が上ヒンジ173及び下ヒンジ174を介して外枠175に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠172のほぼ中央部には、金属製のガラス扉176が左側端部を軸で支えられて開閉自在に取り付けられている。また、このガラス扉176の下側には賞球を受ける上皿180がスピーカ181を内蔵して左側端部を軸で支えられて開閉自在に設けられている。そして、その上皿180の下には、下皿185が配設される。また、パチンコ機171の内枠172の裏側には、上皿180から溢れた賞球などのパチンコ球が流入して貯留される略箱体状の樹脂製の収容部材196が配設されている。この収容部材196は、前面上端縁部に賞球払い出し口183から溢れたパチンコ球が流入するパチンコ球流入口部197が形成されている。また、収容部材196の前面下端縁部には、略筒形状のパチンコ球排出口部200が設けられている。また、このパチンコ球排出部200の一端側近傍には、開閉装置223が設けられている。この開閉装置223は、通常時は該パチンコ球排出部200を閉塞し、下皿185の上端開口周縁部の右側部分に設けられる排出ボタン224を右側方向にスライドさせることによって、該パチンコ球排出部200が開かれて、収容部材196内のパチンコ球が、パチンコ排出口部200及びパチンコ球導出口198を介して下皿185内に排出される。
【0091】
従って、収容部材196は、内枠172の後側に配設されているため、該収容部材196の閉鎖空間を内枠172の後側方向に延出して拡大しても、開閉装置223を閉じている限り、この収容部材196内に上皿180から溢れたパチンコ球を所定量まで保持して貯留できるため、パチンコ機221内に貯留可能なパチンコ球の容量を従来の下皿185だけの貯留容量よりも飛躍的に大きくすることができる。(例えば、「大当たり」一回分の獲得賞球を貯留することが可能な貯留容量にすることができる。)また、パチンコ機221内のパチンコ球の貯留容量を飛躍的に大きくすることができるため、遊技者は収容部材196の開閉装置223を開いて、下皿185を介してパチンコ球を抜く作業回数が更に大幅に少なくなってパチンコゲームに専念することが可能となり、遊技者の興趣の増大化を図ることができる。
また、開閉装置223を開くための排出ボタン224は、下皿185の上端開口周縁部の右側部分に設けられているため、遊技者は、収容部材196内のパチンコ球を下皿185内に抜くための排出ボタン224を容易に認識することができて該排出ボタン224を迅速に操作でき、遊技の興趣が損なわれない。
【0092】
次に、第6実施形態に係るパチンコ機について図28乃至図30に基づいて説明する。図28は第6実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。図29は第6実施形態に係るパチンコ機全体を示した一部切欠側面図である。図30は第6実施形態に係るパチンコ機の収容部材のパチンコ球排出口部を開閉する開閉装置を模式的に示す斜視図である。尚、図28では遊技領域上のゲート等の構造物を省略して示す。また、図28乃至図30において上記第4実施形態に係るパチンコ機171と同一符号は、上記パチンコ機171と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第6実施形態に係るパチンコ機の概略全体構成は、第4実施形態に係るパチンコ機171とほぼ同じ構成である。但し、第6実施形態に係るパチンコ機は、収容部材196のパチンコ球排出口部200の一端側を開閉する開閉装置の構成が第4実施形態と異なり、また、該開閉装置を操作する排出ボタンが下皿185の前面部に設けられている点において、第4実施形態に係るパチンコ機171と異なっている。
【0093】
ここで、第6実施形態に係るパチンコ機の収容部材196のパチンコ球排出口部200の一端側を開閉する開閉装置の概略構成、及び排出ボタンについて図28乃至図30に基づいて説明する。
先ず、図28及び図29に示すように、第6実施形態に係るパチンコ機231の概略全体構成は、上記パチンコ機171の概略全体構成とほぼ同じ構成である。但し、収容部材196のパチンコ球排出口部200の一端側近傍には、後述の開閉装置233が設けられ、下皿185の右側前面部のパチンコ球導出口198の下側に配設される排出ボタン234を右側方向にスライドさせることによって、開閉装置233が開かれて収容部材196内のパチンコ球がパチンコ球導出口198から下皿185内に流出する。従って、排出ボタン234を右側方向にスライドさせると共に、球抜きレバー185Aを左側方向にスライドさせることによって、収容部材196内に貯留されているパチンコ球が、下皿185の下側に配置される不図示の球箱に移される。
【0094】
また、図30に示すように、開閉装置233は、排出ボタン234の裏面に後側方向に立設される挿入軸235、この挿入軸235が下端部に挿入されて左右方向に移動可能に支持される平板状のスライド部材236、及び、このスライド部材236の左下角部に一端側が取り付けられると共に他端側が略水平左側方向に取り付けられる引張りバネ237等から構成されている。また、スライド部材236は、挿入軸235が下端縁部の略中央部に挿入される正面視略四角形の平板部239と、該平板部239の右上角部から上方に所定長さ延出される延出部240と、該延出部240の左側端縁部の切欠溝207の下端部より上側に対向する部分から左側方向に所定長さ延出される閉塞部241と、この平板部239の右上角部から右側方向に所定長さ延出されて左右方向に移動可能に支持される支持部242とから形成されている。また、このスライド部材236の閉塞部241の高さ方向の幅寸法は、切欠溝207の上下方向の高さ寸法よりも大きくなるように形成されている。
【0095】
これにより、排出ボタン234は、引張りバネ237、スライド部材236、及び挿入軸235を介して左側方向に付勢されている。そして、排出ボタン234を右側方向にスライドさせることによって、スライド部材236は右側方向にスライドして、閉塞部241がパチンコ球排出口部200の切欠溝207を右側方向にスライドして、このパチンコ球排出口部200の一端側が開かれる。一方、排出ボタン234を放すことによって、引張りバネ237を介してスライド部材236が左側方向に移動して、パチンコ球排出口部200の切欠溝207内に該スライド部材236の閉塞部241が進入して、パチンコ球排出口部200の一端側が、再度塞がれる。
【0096】
以上説明した通り第6実施形態に係るパチンコ機231では、内枠172が上ヒンジ173及び下ヒンジ174を介して外枠175に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠172のほぼ中央部には、金属製のガラス扉176が左側端部を軸で支えられて開閉自在に取り付けられている。また、このガラス扉176の下側には賞球を受ける上皿180がスピーカ181を内蔵して左側端部を軸で支えられて開閉自在に設けられている。そして、その上皿180の下には、下皿185が配設される。また、パチンコ機171の内枠172の裏側には、上皿180から溢れた賞球などのパチンコ球が流入して貯留される略箱体状の樹脂製の収容部材196が配設されている。この収容部材196は、前面上端縁部に賞球払い出し口183から溢れたパチンコ球が流入するパチンコ球流入口部197が形成されている。また、収容部材196の前面下端縁部には、略筒形状のパチンコ球排出口部200が設けられている。また、このパチンコ球排出部200の一端側近傍には、開閉装置233が設けられている。この開閉装置233は、通常時は該パチンコ球排出部200を閉塞し、下皿185の前面部のパチンコ球導出口198の下側に設けられる排出ボタン234を右側方向にスライドさせることによって、該パチンコ球排出部200が開かれて、収容部材196内のパチンコ球が、パチンコ排出口部200及びパチンコ球導出口198を介して下皿185内に排出される。
【0097】
従って、収容部材196は、内枠172の後側に配設されているため、該収容部材196の閉鎖空間を内枠172の後側方向に延出して拡大しても、開閉装置233を閉じている限り、この収容部材196内に上皿180から溢れたパチンコ球を所定量まで保持して貯留できるため、パチンコ機231内に貯留可能なパチンコ球の容量を従来の下皿185だけの貯留容量よりも飛躍的に大きくすることができる。(例えば、「大当たり」一回分の獲得賞球を貯留することが可能な貯留容量にすることができる。)また、パチンコ機231内のパチンコ球の貯留容量を飛躍的に大きくすることができるため、遊技者は収容部材196の開閉装置233を開いて、下皿185を介してパチンコ球を抜く作業回数が更に大幅に少なくなってパチンコゲームに専念することが可能となり、遊技者の興趣の増大化を図ることができる。
また、開閉装置233を開くための排出ボタン234は、下皿185の前面部のパチンコ球導出口198の下側に設けられているため、遊技者は、収容部材196内のパチンコ球を下皿185内に抜くための排出ボタン234を容易に認識することができて該排出ボタン234を迅速に操作でき、遊技の興趣が損なわれない。
【0098】
尚、本発明は、前記第1乃至第6実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、前記第4乃至第6実施形態では、収容部材196のパチンコ球排出口部200は、下皿185の奥側に開設されるパチンコ球導出口198に接続されていたが、下皿185の奥側に開設される下皿口186の後側に接続される構成にしてもよい。これにより、パチンコ球導出口198を開設する必要が無くなる。
【0099】
【発明の効果】
以上説明した通り請求項1の遊技機では、略中央部に遊技盤が取り付けられる開口部が開設される前枠部材は、外枠に遊技者側の前面側にて開閉可能となるように取り付けられている。また、前面カバー部材が前枠部材の一側に開閉自在に軸着されている。また、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材が、前面カバー部材の遊技者側の前面に突出して設けられている。また、この上側球貯留部材の下側には、前枠部材の前面部に取り付けられて、この上側球貯留部材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材が配置されている。そして、この下側球貯留部材は、上側球貯留部材の前面上端縁部から該下側球貯留部材の下側まで延出される延出部材によって覆われて、延出部材の後側に配設されている。また、この下側球貯留部材は、透明な箱体状に形成されて内側に遊技球を所定量収容することが可能な閉鎖空間を形成する収容部材から構成されると共に、該収容部材には、上側球貯留部材から溢れた遊技球が流入する遊技球流入口部と、下側端面部に形成されて内部の遊技球を外部に排出する遊技球排出口部と、この遊技球排出口部を開閉する開閉手段とが設けられている。また、延出部材には透明な収容部材の底部が視認可能な開口部が形成され、開閉手段を開いた場合には、収容部材内の遊技球が遊技球排出口部及び延出部材の開口部を介して外部に排出される。
これにより、前枠部材の前面部に取り付けられた下側球貯留部材を構成する収容部材の閉鎖空間の容積を従来の下皿の容積より大きくしても、開閉手段を閉じている限り、この収容部材内に上側球貯留部材から溢れた遊技球を所定量まで保持して貯留できるため、下側球貯留部材に貯留可能な遊技球の容量を飛躍的に大きくすることができる遊技機を提供することができる。また、下側球貯留部材の貯留容量を飛躍的に大きくすることができるため、遊技者は収容部材の開閉手段を開いて、下側球貯留部材から遊技球を抜く作業回数が大幅に少なくなって遊技に専念することが可能となり、遊技者の興趣の増大化を図ることができる遊技機を提供することができる。また、上側球貯留部材の前面上端縁部から下側球貯留部材の下側まで延出される延出部材の開口部を介して、透明な箱体状に形成された収容部材の底部に貯留された遊技球を視認可能に構成されているため、遊技者は、延出部材によって前面側が覆われる収容部材内に貯留される遊技球の有無や貯留量を容易に確認することができ、該収容部材内の遊技球を適宜外側に排出することが可能となる遊技機を提供することができる。
【0100】
また、請求項2に係る遊技機では、請求項1に記載の遊技機において、前面カバー部材を閉じてダイヤルレバーを所定方向に回動することによって、下側球貯留部材を構成する収容部材の上端面部の前後方向に配設された球抜き機構部、及び当該収容部材の背面部に 配設された連結部材を介して、収容部材の背面側から開閉手段を作動させて遊技球排出口部を開閉することができる。
これにより、透明な箱体状に形成された収容部材の前面側が、開閉手段を開閉するための連結部材等によって遮られることがないため、遊技者は、上側球貯留部材の前面上端縁部から下側球貯留部材の下側まで延出される延出部材の開口部を介して、収容部材の底部に貯留された遊技球を確実に視認することが可能となる遊技機を提供することができる。
【0101】
【0102】
【0103】
【0104】
【0105】
【0106】
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。
【図2】 第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した中央側断面図である。
【図3】 第1実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材を開いた状態を示す正面図である。
【図4】 第1実施形態に係るパチンコ機の延出部材の一部を切り欠いて球抜き機構の概略構成を示す斜視図である。
【図5】 第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の概略構成を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。
【図6】 第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の概略構成を示す後側斜視図である。
【図7】 第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の概略構成を示す中央側断面図である。
【図8】 第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の排出口開閉状態を示す蓋部材を取り外した背面図で、(A)は通常時の閉じた状態を示す図、(B)は球抜きダイヤルレバーを回して開いた状態を示す図である。
【図9】 第1実施形態に係るパチンコ機の球抜き装置の通常時の閉じた状態を模式的に示す斜視図で、(A)は前側から見た斜視図、(B)は後側から見た斜視図である。
【図10】 第1実施形態に係るパチンコ機の球抜き装置の球抜きボタンを押下して開いた状態を模式的に示す斜視図で、(A)は前側から見た斜視図、(B)は後側から見た斜視図である。
【図11】 第2実施形態に係るパチンコ機全体を示した中央側断面図である。
【図12】 第2実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材を開いた状態を示す正面図である。
【図13】 第2実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の概略構成を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。
【図14】 第2実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の概略構成を示す後側斜視図である。
【図15】 第2実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の概略構成を示す中央側断面図である。
【図16】 第2実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の排出口開閉状態を示す蓋部材を取り外した背面図で、(A)は通常時の閉じた状態を示す図、(B)は球抜きダイヤルレバーを回して開いた状態を示す図である。
【図17】 第3実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材を開いた状態を示す正面図である。
【図18】 第3実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の概略構成を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。
【図19】 図18(A)のI−I断面図である。
【図20】 第3実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の概略構成を示す中央側断面図である。
【図21】 第4実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。
【図22】 第4実施形態に係るパチンコ機全体を示した平面図である。
【図23】 第4実施形態に係るパチンコ機全体を示した一部切欠側面図である。
【図24】 第4実施形態に係るパチンコ機の収容部材のパチンコ球排出口部を開閉する開閉装置を模式的に示す斜視図である。
【図25】 第5実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。
【図26】 第5実施形態に係るパチンコ機全体を示した一部切欠側面図である。
【図27】 第5実施形態に係るパチンコ機の収容部材のパチンコ球排出口部を開閉する開閉装置を模式的に示す斜視図である。
【図28】 第6実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。
【図29】 第6実施形態に係るパチンコ機全体を示した一部切欠側面図である。
【図30】 第6実施形態に係るパチンコ機の収容部材のパチンコ球排出口部を開閉する開閉装置を模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1、121、151、171、221、231 パチンコ機
2、175 外枠
3 前枠
10 前面カバー部材
22 上側球貯留部材
23、183 賞球払い出し口
30、123、153 下側球貯留部材
32 延出部材
32A 開口部
33、124 球抜き機構部
35 球抜きダイヤルレバー
37、86、127、129 球抜き孔
38、128 スライド板部材
71 球抜き装置
82 背板部材
83 蓋部材
84、126、155 内箱
85、133、156 外箱
97、99 貫通孔
98 リブ部
140 取り付けリブ部
155A 内側排出通路部
156A 外側排出通路部
160 案内筒部材
172 内枠
180 上皿
185 下皿
186 下皿口
196 収容部材
197 パチンコ球流入口部
198 パチンコ球導出口
200 パチンコ球排出口部
202、223、233 開閉装置
203、224、234 排出ボタン

Claims (2)

  1. 外枠と、
    前記外枠に遊技者側の前面側にて開閉可能となるように取り付けられて、略中央部に遊技盤が取り付けられる開口部が開設される前枠部材と、
    前記前枠部材の一側に開閉自在に軸着された前面カバー部材と、
    前記前面カバー部材の遊技者側の前面に突出して設けられて、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材と、
    前記前枠部材の前面部に取り付けられて前記上側球貯留部材の下側に配置され、該上側球貯留部材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材と
    前記上側球貯留部材の前面上端縁部から前記下側球貯留部材の下側まで延出される延出部材と、
    を備え
    前記下側球貯留部材は、透明な箱体状に形成されて内側に遊技球を所定量収容することが可能な閉鎖空間を形成する収容部材を有し
    前記収容部材は、
    前記溢れた遊技球が流入する遊技球流入口部と、
    下側端面部に形成されて遊技球を外部に排出する遊技球排出口部と、
    前記遊技球排出口部を開閉する開閉手段と
    を有し、
    前記延出部材は、前記収容部材の底部が視認可能な開口部を有し、
    前記開閉手段を開いた場合には、前記収容部材内の遊技球が前記遊技球排出口部及び前記開口部を介して外部に排出されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記下側球貯留部材は、
    前記収容部材の上端面部において前後方向に配設されて軸心回りに回動可能に設けられた球抜き機構部と、
    該収容部材の背面部に配設されて前記球抜き機構部の後端部と前記開閉手段とを連結する連結部材と、
    を有し、
    前記延出部材は、前記球抜き機構部に対向する位置に回転可能に取り付けられて、前記前面カバー部材を閉じた場合に、該球抜き機構部の前端部に係合するダイヤルレバーを有し、
    前記開閉手段は、前記ダイヤルレバーを所定方向に回動することによって前記球抜き機構部及び前記連結部材を介して前記遊技球排出口部を開閉することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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