JP2003111940A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003111940A
JP2003111940A JP2001306184A JP2001306184A JP2003111940A JP 2003111940 A JP2003111940 A JP 2003111940A JP 2001306184 A JP2001306184 A JP 2001306184A JP 2001306184 A JP2001306184 A JP 2001306184A JP 2003111940 A JP2003111940 A JP 2003111940A
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sphere storage
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JP2001306184A
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Satoshi Nagata
敏 永田
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Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上側球貯留部材の遊技球を下側球貯留部材に
早く抜くことができると共に、遊技機の前面部を従来に
ない斬新なデザインにすることが可能な遊技機を提供す
る。 【解決手段】 延出部材32の内側に配設されて上側球
貯留部材22のパチンコ球を下側球貯留部材30内に流
す球抜き装置71は、球抜きボタン28の押下によって
開閉操作される開閉装置75と、この開閉装置75から
落下するパチンコ球を壁部材79の前面部と協働して下
側球貯留部材30の球入口部78に案内する案内部材7
6とから構成されている。また、開閉装置75は、上側
球貯留部材22の右側の壁部材79に立設される不図示
の軸に回動可能に軸支されるクランク部材105と、壁
部材79に立設される不図示の軸に回動可能に軸支され
てこのクランク部材105の下端部に後側方向に立設さ
れるクランクピン106によって回動されるアーム部材
107とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上側球貯留部材か
ら下側球貯留部材に遊技球を抜く球抜き装置を備えた遊
技機に関し、特に、球抜きをするための案内部材と該案
内部材の一端側を開閉する開閉手段とにより球抜き装置
を構成することによって、この案内部材を上側球貯留部
材の下側の任意の位置により短い経路長で設けることが
できるため、下側球貯留部材に上側球貯留部材の遊技球
を早く流すことができる遊技機に関するものである。ま
た、案内部材の形状や取り付け位置などのデザインを下
皿のデザインの変更に柔軟に対応させることができるた
め、遊技機の前面部を従来にない斬新なデザインにする
ことが可能となり、遊技者の興味を強く引きつけること
ができる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ機等の遊技機におい
ては、上皿から下皿に遊技球を抜く球抜き装置が設けら
れる遊技機が種々提案されている。
【0003】例えば、特開平11−104301号公報
に記載されたパチンコ機におけるパチンコ球の導出路で
は、パチンコ球の導出路は、入賞の発生に対応して賞球
を球受け皿に放出する賞球導出経路を賞球払出し装置が
装着される機構基板に設けるとともに、該機構基板の賞
球導出経路よりの賞球を複数箇所に開口した賞球導出口
より打球供給皿と球受け下皿とに導出する賞球導出路を
設けた前面枠体において、該前面枠体の前面に設けられ
た打球発射レールより打ち出された打球への付勢力が少
なく打球発射位置に戻るファール球を導出するファール
球導出路を、前記前面枠体の前面側で前記賞球導出口と
は独立し、該前面枠体の背面側に形成されたアウト球排
出通路とは隔壁で分離して打球発射レールの打球誘導面
下方に配置された球受け下皿と連通し、かつ、打球供給
皿より球受け下皿に球抜きする球抜き装置の球抜き導出
路を、前記ファール球導出路とは導出される球が相互に
干渉しないように間隔をおいて並設して構成されてい
る。これにより、ファール球導出路をパチンコ機の前面
枠体に機構基板の賞球を導出する賞品球導出口とは独立
し、背面のアウト球排出通路と隔壁で前後に分離して形
成し、かつ該ファール球導出路を球抜き導出路と相互に
干渉しない左右位置に並設して、賞品球導出口と、アウ
ト球排出通路とファール球導出路、球抜き導出路を完全
に分離し、ファール球、球抜きの球を相互に干渉しない
ようにして、球導出路における球詰まりの発生を防止す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平11−104301号公報に記載されたパチン
コ機におけるパチンコ球の導出路においては、球抜き導
出路と、ファール球を導出するファール球導出路とは、
前面枠体の前面側の左右位置に各々形成されて並設され
る。これにより、球抜き導出路を形成できる位置が限ら
れると共に、該球抜き導出路の出口は下皿の奥側壁部に
形成する必要があるため、球抜き導出路の経路長をより
短くして打球供給皿からより早く球抜きすることが難し
いという問題がある。また、球抜き導出路を自由な位置
に設けて遊技機の前面部を従来にない斬新なデザインに
することが困難であり、遊技者に対して大きなインパク
トを与えて遊技への興味を強く引きつけることが難しい
という問題がある。
【0005】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、球抜きをするための案
内部材と該案内部材の一端側を開閉する開閉手段とによ
り球抜き装置を構成することによって、この案内部材を
上側球貯留部材の下側の任意の位置により短い経路長で
設けることができるため、上側球貯留部材の遊技球を下
側球貯留部材に更に早く抜くことができる遊技機を提供
することを目的とする。また、案内部材の形状や取り付
け位置などのデザインを下皿のデザインの変更に柔軟に
対応させることができるため、遊技機の前面部を従来に
ない斬新なデザインにすることが可能となり、遊技者の
興味を強く引きつけることができる遊技機を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る遊技機は、遊技者側の前面に突出して設
けられて、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材
と、前記上側球貯留部材の下側に配置されて、該上側球
貯留部材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留
部材と、前記上側球貯留部材から下側球貯留部材へ遊技
球を案内する案内部材と、前記案内部材の一端側を開閉
する開閉手段とを備え、前記開閉手段を開いた場合に
は、前記案内部材を介して上側球貯留部材の遊技球が下
側球貯留部材に球抜きされることを特徴とする。
【0007】このような特徴を有する請求項1に係る遊
技機においては、払い出される賞球を受ける上側球貯留
部材が遊技者側の前面に突出して設けられている。ま
た、この上側球貯留部材の下側には、この上側球貯留部
材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材が
配置されている。また、一端側に開閉手段が設けられる
案内部材が上側球貯留部材と下側球貯留部材との間に設
けられている。そして、開閉手段を開いた場合には、こ
の案内部材を介して上側球貯留部材の遊技球が下側球貯
留部材に球抜きされるように構成されている。これによ
り、開閉手段によって案内部材の一端側を開いた場合に
は、上側球貯留部材の遊技球を案内部材を介して下側球
貯留部材に球抜きすることができるため、この案内部材
を上側球貯留部材の下側の任意の位置に、より短い経路
長で設けることができて、下側球貯留部材に上側球貯留
部材の遊技球を早く流すことができる。また、案内部材
の形状や取り付け位置などのデザインを下側球貯留部材
のデザインの変更に柔軟に対応させることができるた
め、遊技機の前面部を従来にない斬新なデザインにする
ことが可能となり、遊技者の興味を強く引きつけること
ができる。
【0008】また、請求項2に係る遊技機は、請求項1
に記載の遊技機において、前記上側球貯留部材は、該上
側球貯留部材の前面上端縁部から前記下側球貯留部材の
下側まで延出される延出部材を有し、前記案内部材は、
前記延出部材の内側に配設されることを特徴とする。
【0009】このような特徴を有する請求項2に係る遊
技機においては、請求項1に記載の遊技機において、案
内部材は、上側球貯留部材の前面上端縁部から該下側球
貯留部材の下側まで延出される延出部材の内側に配設さ
れている。これにより、案内部材の前面側は、延出部材
によって覆われるため、該案内部材の形状を考慮するこ
となく遊技機の前面部を従来にない斬新なデザインにす
ることが可能となり、遊技者の興味を強く引きつけるこ
とができる。
【0010】また、請求項3に係る遊技機は、請求項1
又は請求項2に記載の遊技機において、前記下側球貯留
部材は、内側に遊技球を所定量収容することが可能な閉
鎖空間を形成する収容部材を備え、前記収容部材は、前
記溢れた遊技球が流入する遊技球流入口部と、遊技球を
外部に排出する遊技球排出口部と、前記案内部材を介し
て遊技球が流入する球入口部とを有することを特徴とす
る。
【0011】このような特徴を有する請求項3に係る遊
技機では、請求項1又は請求項2に記載の遊技機におい
て、下側球貯留部材は、内側に遊技球を所定量収容する
ことが可能な閉鎖空間を形成する収容部材から構成され
ると共に、該収容部材には、上側球貯留部材から溢れた
遊技球が流入する遊技球流入口部と、内部の遊技球を外
部に排出する遊技球排出口部と、案内部材を介して遊技
球が流入する球入口部とが設けられている。これによ
り、収容部材には、遊技球流入口部と球入口部とが別々
に設けられると共に、遊技球排出口部が設けられるた
め、上側球貯留部材から溢れて下側球貯留部材に流入す
る遊技球と球抜きの遊技球とが相互に干渉しないように
することができて、収容部材への遊技球の流入時の球詰
まりの発生を防止することができると共に、該収容部材
内の遊技球を迅速に排出することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技機をパチ
ンコ機について具体化した一実施形態を図面を参照して
詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るパチンコ機の
全体概略構成について図1乃至図3に基づき説明する。
図1は本実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図
である。図2は本実施形態に係るパチンコ機全体を示し
た中央側断面図である。図3は本実施形態に係るパチン
コ機の前面カバー部材を開いた状態を示す正面図であ
る。尚、図1及び図3では遊技領域上のゲート等の構造
物を省略して示す。
【0013】図1及び図2に示すように、本実施形態に
係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球として
払い出す、いわゆる第1種パチンコ機である。パチンコ
機1は、木製の外枠2に対して樹脂製の前枠3が、前枠
取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及び下ヒンジ5を介
して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そ
して、この前枠3のほぼ中央部には、略四角形の窓部7
が形成され、この窓部7には、遊技盤8が前面側から取
付けられている。
【0014】また、この前枠3の前側を被覆する樹脂製
の前面カバー部材10は、左側端縁部を上ヒンジ4と、
前枠3の前側に突出して形成される前面パネル部3Aの
左端上部に取り付けられる軸支持部材11とによって支
えられて開閉自在に取り付けられている(図3参照)。
この前面カバー部材10は、前面部が正面視略卵形に前
面側へ膨出して形成されると共に、閉じられた場合に
は、この前面カバー部材10の下端周縁部と正面視略逆
半月形に上端縁部が凹む前面パネル部3Aとが、連続し
た面を構成するように形成されている。また、この前面
カバー部材10は、ほぼ中央部に略円形の窓部12が開
設されると共に、この窓部12の下端縁部から斜め下前
側方向に突出する壁部15と、この壁部15の下端縁部
から前側方向に突き出して設けられて、払い出される賞
球を受ける所定深さの上側球貯留部材22と、この上側
球貯留部材22の前面上端縁部から下側球貯留部材30
の下側を覆うように正面視略半球状に延出される延出部
材32とから形成されている。
【0015】また、前面カバー部材10のほぼ中央部に
開設される窓部12には、球面上に外側方向に膨出する
透明な前面カバー13が前面側から嵌着されると共に、
この前面カバー13の後側にはガラス板14が装着され
ている。従って、前面カバー13とガラス板14とを通
して遊技盤8上に構成される遊技領域が見えるようにな
っている。また、前面カバー部材10の窓部12の左右
の周辺部には、左右方向に直線状に配設された発光LE
D9が、複数本ずつ上下方向にほぼ平行に配列されてい
る。
【0016】また、前面カバー部材10の窓部12の下
端縁部から斜め下前側方向に突出する壁部15の略中央
部には、横長四角形の開口部16が開設されている。そ
して、前面カバー部材10を閉じた場合には、この開口
部16を介して、斜め上向きに取り付けられて変動図柄
等が表示されるLCD表示器17の画面が、斜め上から
見えるように構成されている。また、この開口部16の
左右には、正面視三角形状に多数の小孔が穿設される一
対の網目部18、18が形成されている。この各網目部
18、18は、前面カバー部材10が閉じられた場合
に、後述の前枠3に配設される一対のスピーカ20、2
0(図3には、1個のスピーカ20が示されている。)
と対向している。
【0017】また、払い出される賞球を受ける上側球貯
留部材22の左奥側の壁面部には、パチンコ機1の背面
部に設けられて賞球や貸球を払い出す公知の払い出し機
構(特開平11−309265号公報等参照)から払い
出される賞球等を上側球貯留部材22に案内する賞球払
い出し口23が設けられている。また、上側球貯留部材
22のパチンコ球が発射装置25(図3参照)へ後述の
球抜き装置71(図8及び図9)等を介して送られるよ
うに構成されている。この発射装置25は、前面パネル
部3Aに立設される操作ハンドル26の回動操作によっ
て発射力が調整されるように構成されている。また、パ
チンコ機1の左右方向の中心線に対して操作ハンドル2
6のほぼ対称な位置には、前面パネル部3Aの前面部か
ら遊技者側に突き出して設けられる開閉可能式の灰皿2
7が取り付けられている。
【0018】また、上側球貯留部材22の右側上端面の
右外側には球抜きボタン28が配設されており、遊技者
が球抜きボタン28を押下することにより、後述のよう
に上側球貯留部材22にあるパチンコ球が、球抜き装置
71を介して該上側球貯留部材22の下側に配設される
透明な樹脂製の下側球貯留部材30に流れ込むように構
成されている(図4等参照)。
【0019】また、上側球貯留部材22の前面上端縁部
から正面視略半球状に延出される延出部材32の下側球
貯留部材30の底面部に対向する部分には、開口部32
Aが形成され、この透明な下側球貯留部材30内のパチ
ンコ球が見えるように構成されている。また、この延出
部材32の略中央部には、断面略円形の凹部34が形成
されて、この凹部34内に球抜きダイヤルレバー35が
回動可能に取り付けられている。この球抜きダイヤルレ
バー35は、前面カバー部材10を閉じた場合に、下側
球貯留部材30の球抜き機構部33に接続され、該球抜
きダイヤルレバー35を一方向に操作することにより、
下側球貯留部材30を構成する内箱84(図7参照)の
下端部に形成される球抜き孔37を覆うスライド板部材
38が左右方向に移動して、この球抜き孔37から球抜
き孔86(図7参照)及び開口部32Aを介して下方に
パチンコ球が落下することとなる。尚、球抜きダイヤル
レバー35は、後述のように球抜き機構部33を構成す
る引張りバネ95(図8参照)により反対回転方向に付
勢されている。
【0020】また、球抜きダイヤルレバー35の上側に
は、各スピーカ20、20の音量を調整できる音量調整
用操作部材40が配設されている。この場合、音量調整
用操作部材40はタッチ型であって、遊技者等が音量調
整用操作部材40の左側のボタンを押すことによって音
量が小さくなり、該音量調整用操作部材40の右側のボ
タンを押すことによって音量が大きくなるため、その音
量を調整でき、遊技者は各スピーカ20、20を介して
遊技に応じた音等を所望の音量で聴くことができる。
【0021】また、図2に示すように、パチンコ機1の
裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク45が前枠
3の裏面に固定されている。この賞球タンク45は、傾
斜した底面に不図示の連通孔が形成され、その連通孔の
下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、不図示の賞球
や貸球を払い出す払出機構にパチンコ球を送る通路を形
成するタンクレール46が取付けられている。また、遊
技盤8の裏面を覆うセンターカバ47が前枠3の裏面に
取り付けられている。このセンターカバ47の背面部に
は、不図示のパチンコ機1の賞球の払い出し制御等を制
御する制御回路が構成された主基板が収納されるカバー
48と、不図示の賞球払い出し機構を制御する制御回路
が構成された賞球制御基板が収納されるカバー49等が
配設されている。また、センターカバ47の下側には、
賞球払い出し口23から溢れた賞球を下側球貯留部材3
0に案内する案内樋50が、前枠3の背面部に配設され
ている。また、案内樋50の背面部には、不図示の音楽
制御基板が収納されるカバー51が配設されている。ま
た、この案内樋50と下側球貯留部材30とは、前枠3
の下側球貯留部材30の裏面に対向する位置に穿設され
る断面略四角形の貫通孔52を介して連通している。こ
れにより、上側球貯留部材22から溢れたパチンコ球
は、案内樋50及び貫通孔52を介して下側球貯留部材
30に案内されて貯留される。
【0022】次に、前面カバー部材10の開閉機構及び
開閉操作について説明する。図3に示すように、前枠3
の右側端縁部の縦方向略中央部には、断面略斜め菱形の
鍵取付部55が前面側に突き出して設けられている。そ
して、前面カバー部材10の鍵取付部55に対向する部
分には、閉じられた場合に、該鍵取付部55が嵌合され
る溝部56が形成されている。また、前枠3の右側端縁
部の裏面には、前面カバー部材10を施錠する公知の施
錠装置57が設けられている(特開平10−30936
3号公報参照)。そして、鍵取付部55の略中央部に
は、この施錠装置57のシリンダ錠58が裏側から挿入
される貫通孔55Aが形成されている。また、鍵取付部
55の上下には、縦長四角形の一対の貫通孔60、60
が穿設され、施錠装置57に回動可能に設けられる各錠
爪61、61が前枠3の裏側から挿通されている。この
各錠爪61、61は、前面カバー部材10の右側端縁部
の裏側面に設けられる不図示の係合部材に係合し、シリ
ンダ錠58に所定のキーを挿入して所定方向(本実施形
態では、反時計方向)に回せば、各錠爪61、61が上
方向に回動して前面カバー部材10の開錠作動をするよ
うになっている。一方、施錠装置57の上下端部には、
外枠2の内側に設けられる不図示の係合部材に係合する
不図示の一対の前面枠錠爪が回動可能に設けられ、シリ
ンダ錠58に所定のキーを挿入して反対方向(本実施形
態では、時計方向)に回せば、各前面枠錠爪が上下方向
に回動して前枠3の開錠作動をするようになっている。
【0023】また、シリンダ錠58に所定のキーを挿入
して所定方向(本実施形態では、反時計方向)に回して
前面カバー部材10を開錠し、該前面カバー部材10を
前面側に開いた場合には、前枠3の前面部に取り付けら
れる下側球貯留部材30、発射装置25、LCD表示器
17、各スピーカ20、20、及び遊技盤8の前面部が
現れる。ここで、LCD表示器17及び各スピーカ2
0、20は、正面視横長四角形の組付部材63の前面部
に取り付けられている。また、この組付部材63の左端
縁部は、前枠3の前面側に回動可能に軸支されている。
そして、この組付部材63の背面部が前枠3の前面に当
接されると共に、該組付部材63の右端縁部に形成され
る凹部64に、前枠3の前面部に回動可能に立設される
L字形固定レバー65の軸部が嵌合され、該L字形固定
レバー65を下方向に回動することによって、組付部材
63が前枠3の前面部に当接して固定される。従って、
L字形固定レバー65を上方向に回動して、組付部材6
3を前面側に開くことによって、LCD表示器17及び
各スピーカ20、20の点検・調整、遊技盤8の取り付
け・取り外し、及び発射レール66の点検・調整などを
前枠3の前面側から行うことができる。
【0024】次に、本実施形態に係るパチンコ機1の球
抜き機構の概略構成について図4乃至図10に基づいて
説明する。図4は本実施形態に係るパチンコ機1の延出
部材32の一部を切り欠いて球抜き機構の概略構成を示
す斜視図である。図5は本実施形態に係るパチンコ機1
の下側球貯留部材30の概略構成を示す図で、(A)は
平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。図6
は本実施形態に係るパチンコ機1の下側球貯留部材30
の概略構成を示す後側斜視図である。図7は本実施形態
に係るパチンコ機1の下側球貯留部材30の概略構成を
示す中央側断面図である。図8は本実施形態に係るパチ
ンコ機1の下側球貯留部材30の排出口開閉を示す一部
切欠背面図で、(A)は通常時の閉じた状態を示す図、
(B)は球抜きダイヤルレバー35を回して開いた状態
を示す図である。図9は本実施形態に係るパチンコ機1
の球抜き装置の通常時の閉じた状態を模式的に示す斜視
図で、(A)は前側から見た斜視図、(B)は後側から
見た斜視図である。図10は本実施形態に係るパチンコ
機1の球抜き装置の球抜きボタン28を押下して開いた
状態を模式的に示す斜視図で、(A)は前側から見た斜
視図、(B)は後側から見た斜視図である。尚、図4で
は遊技領域上のゲート等の構造物を省略して示す。
【0025】図4に示すように、パチンコ機1の球抜き
装置71は、延出部材32の内側の上側球貯留部材22
の遊技球供給口73(図8及び図9参照)に設けられて
球抜きボタン28の押下によって開かれる後述の開閉装
置75(図8及び図9参照)と、この遊技球供給口73
から落下する遊技球を下側球貯留部材30の上端面部に
穿設される球入口部78(図5(A)参照)に案内する
後述の案内部材76(図8及び図9参照)とから構成さ
れている。この開閉装置75は、後述のように延出部材
32の裏側面に上下方向に回動可能に軸支されている
(図8及び図9参照)。また、前面カバー部材10の延
出部材32の後側の部分には、該延出部材32の裏側周
端縁部から内側方向に延出される壁部材79が設けられ
ている。また、この壁部材79の略中央部には、該前面
カバー部材10を閉じた場合に、下側球貯留部材30が
裏側から挿入される正面視略台形状の開口部80が開設
されている。そして、案内部材76は、開閉装置75の
下側の壁部材79にビス止め等によって取り付けられて
いる。これにより、前面カバー部材10を開いた場合に
は、この球抜き装置71は、前面カバー部材10と一体
となって水平移動する(図3参照)。従って、パチンコ
機1の球抜き機構は、球抜きボタン28の押下によっ
て、遊技球供給口73から案内部材76を介して下側球
貯留部材30に流下し、この下側球貯留部材30内の遊
技球は、内箱84の下端部に形成される球抜き孔37か
ら外部に落下するように構成されている。
【0026】次に、下側球貯留部材30の概略構成につ
いて説明する。図5乃至図7に示すように、下側球貯留
部材30は、正面視略台形の箱体状で背面部が開放され
る背板部材82と、この背板部材82の背面部を塞ぐ蓋
部材83と、背板部材82の前面部に取り付けられて遊
技球が貯留される透明樹脂製の内箱84と、背板部材8
2の前面部に取り付けられて内箱84の外側を下端部に
所定隙間を形成しつつ覆う透明樹脂製の外箱85と、こ
の外箱85の上端面の中央部に前後方向に配設される球
抜き機構部33と、内箱84の下側後端縁部と外箱85
の下側後端縁部との隙間に左右方向にスライド可能に配
設されるスライド板部材38等とから構成されている。
【0027】また、図7及び図8に示すように、内箱8
4の下側後端縁部の略中央部には、水平略U字状の球抜
き孔37が形成されている。また、外箱85のこの球抜
き孔37に対向する部分には、同型状の球抜き孔86が
形成されている。また、この球抜き孔37と球抜き孔8
6との間には、スライド板部材38が、背板部材82の
下端部に形成される左右方向に細長い貫通孔88に挿入
されて、各球抜き孔37、86を塞ぐように構成されて
いる。このスライド板部材38は、横長の平板状で略中
央部に前側方向に延出されて各球抜き孔37、86を覆
う略U字形の延出部89が形成されている。また、スラ
イド板部材38の右上側後端縁部には、ボス部材90が
後側方向に突き出して設けられて、背板部材82に形成
される横長の貫通孔91に前面側から挿入されている。
また、背板部材82の後側上方には、球抜き機構部33
の回転に従って左右方向に移動可能に配設される梁部材
92が配設されている。また、この梁部材92の右側端
縁部(図8(A)中、左側端縁部)とスライド板部材3
8のボス部材90とは、接続部材93によって左右方向
に回動可能に接続されている。また、梁部材92は、こ
の接続部材93の上端縁部に一端が取り付けられる引張
りバネ95によって右側方向(図8(A)中、左側方
向)に付勢されている。即ち、スライド板部材38は、
引張りバネ95によって左側方向(図8(A)中、右側
方向)に付勢されている。
【0028】したがって、図8(A)に示すように、引
張りバネ95の付勢力によってスライド板部材38が左
側方向に押しつけられている場合には、各球抜き孔3
7、86は、該スライド板部材38の延出部89によっ
て塞がれている。一方、図8(B)に示すように、球抜
きダイヤルレバー35を付勢力に抗して所定角度回した
場合には、球抜き機構部33を介して梁部材92が左側
方向(図8(B)中、右側方向)にスライドされると共
に、接続部材93を介してスライド板部材38が右側方
向(図8(B)中、左側方向)にスライドして、該スラ
イド板部材38の延出部89が、各球抜き孔37、86
から離れるため、各球抜き孔37、86は連通して、内
箱84内のパチンコ球は、前面カバー部材10の開口部
32Aを介して下方に排出される。即ち、各球抜き孔3
7、86は、遊技球排出口部として機能する。
【0029】また、背板部材82の前面部の略中央部に
は、略四角形の貫通孔97が穿設されると共に、該貫通
孔97の周縁部には、後側方向に延出されるリブ部98
が形成されている。このリブ部98の下側壁部は、斜め
上方向に傾斜するように形成されている。また、この背
板部材82の背面部を覆う蓋部材83の略中央部には、
このリブ部98が嵌入される略四角形の貫通孔99が穿
設されている。これにより、案内樋50及び貫通孔52
を流れるパチンコ球は、この貫通孔99、リブ部98、
及び貫通孔97を介して内箱84内に流入する。即ち、
貫通孔99、リブ部98、及び貫通孔97は、遊技球流
入口部として機能する。
【0030】また、下側球貯留部材30の上端面に形成
される球入口部78は、外箱85の上端面の奥側右端縁
部に切り欠かれる切欠部101と、内箱84の該切欠部
101に対向する位置に切り欠かれる切欠部102と、
背板部材82の前面部とによって構成される。これによ
り、球抜き装置71の案内部材76を流れたパチンコ球
は、外箱85の上端面から、各切欠部101、102、
及び背板部材82によって構成される球入口部78を通
過し、内箱84内に流入して貯留される。即ち、外箱8
5、内箱84、背板部材82、及びスライド板部材38
は、収容部材を構成する。
【0031】次に、球抜き装置71の概略構成について
説明する。図9及び図10に示すように、球抜き装置7
1は、球抜きボタン28の押下によって開閉操作される
開閉手段としての開閉装置75と、この開閉装置75か
ら落下するパチンコ球を壁部材79の前面部と協働して
下側球貯留部材30の球入口部78に案内する案内路を
形成する案内部材76とから構成されている。
【0032】この開閉装置75は、上側球貯留部材22
の右側の壁部材79に立設される不図示の軸に回動可能
に軸支されるクランク部材105と、壁部材79に立設
される不図示の軸に回動可能に軸支されてこのクランク
部材105の下端部に後側方向に立設されるクランクピ
ン106によって回動されるアーム部材107とから構
成されている。
【0033】また、図9(A)に示すように、クランク
部材105の上端部前面から左側方向にアーム部108
が略水平に延出されると共に、このアーム部108の端
縁部には、前側方向にピン109が垂設されて、球抜き
ボタン28の押下部の下側に形成される開口部110に
挿入されている。ここで、球抜きボタン28は、押下部
の下側に開口部110が前後方向に開設されると共に、
この開口部110の下端部から下側方向に取り付け軸1
11が垂設されている。また、この取り付け軸111
は、延出部材32の裏側面にビス止め等によって取り付
けられる取付台113の上端部に穿設される貫通孔11
2に上側方向から挿入されて上下動可能に支持される。
また、この取り付け軸111には、圧縮バネ115が巻
装されて、球抜きボタン28が上側方向に付勢されてい
る。また、アーム部材107の下端縁部には、略水平左
側方向に厚板状に所定長さ延出される延出部107Aが
形成されている。この延出部107Aは、横断面逆U字
形の筒部材117の左側面部の下端部に当接して遊技球
供給口73を形成する。
【0034】このように構成された開閉装置75は、図
9に示すように、通常時には、圧縮バネ115によって
球抜きボタン28が上側方向に持ち上げられて、クラン
ク部材105がピン109及びアーム部108を介して
時計方向に回動されるため、クランクピン106を介し
てアーム部材107も時計方向に回動され、延出部10
7Aが筒部材117の左側面部に当接される。これによ
り、上側球貯留部材22から発射装置25にパチンコ球
を供給する遊技球供給口73が形成される。即ち、上側
球貯留部材22のパチンコ球は、遊技球供給口73を介
して矢印120方向に流れて発射装置25に供給され
る。
【0035】一方、図10に示すように、球抜きボタン
28を押下して、該球抜きボタン28を取付台113に
当接させた場合には、クランク部材105がピン109
及びアーム部108を介して反時計方向に所定角度回動
されるため、クランクピン106を介してアーム部材1
07も反時計方向に所定角度回動され、延出部107A
の前端縁部が、筒部材117の右側面部まで水平移動す
る。これにより、該筒部材117の下端部にパチンコ球
が通過する貫通孔117Aが形成されて、上側球貯留部
材22と案内部材76の上端部とが連通する。即ち、球
抜きボタン28を最下端位置まで押下した場合には、上
側球貯留部材22のパチンコ球は、筒部材117の下端
部に形成される貫通孔117A及び案内部材76を流れ
て(各矢印121、122方向に流れる。)、下側球貯
留部材30の球入口部78に案内され、内箱84内に流
入して貯留される。
【0036】以上説明した通り本実施形態に係るパチン
コ機1では、木製の外枠2に対して樹脂製の前枠3が、
前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及び下ヒンジ5
を介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられてい
る。また、この前枠3の前側を被覆する樹脂製の前面カ
バー部材10は、左側端縁部を上ヒンジ4と、前枠3の
前側に突出して形成される前面パネル部3Aの左端上部
に取り付けられる軸支持部材11とによって支えられて
開閉自在に取り付けられている。また、この前面カバー
部材10は、ほぼ中央部に略円形の窓部12が開設され
ると共に、この窓部12の下端縁部から斜め下前側方向
に突出する壁部15と、この壁部15の下端縁部から前
側方向に突き出して設けられて、払い出される賞球を受
ける所定深さの上側球貯留部材22と、この上側球貯留
部材22の前面上端縁部から下側球貯留部材30の下側
を覆うように正面視略半球状に延出される延出部材32
とから形成されている。また、上側球貯留部材22のパ
チンコ球は、球抜きボタン28を押下することによっ
て、球抜き装置71を介して下側球貯留部材30の内箱
84内に流れて貯留される。また、球抜き装置71は、
球抜きボタン28の押下によって開閉操作される開閉手
段としての開閉装置75と、この開閉装置75から落下
するパチンコ球を壁部材79の前面部と協働して下側球
貯留部材30の球入口部78に案内する案内路を形成す
る案内部材76とから構成されている。また、開閉装置
75は、上側球貯留部材22の右側の壁部材79に立設
される不図示の軸に回動可能に軸支されるクランク部材
105と、壁部材79に立設される不図示の軸に回動可
能に軸支されてこのクランク部材105の下端部に後側
方向に立設されるクランクピン106によって回動され
るアーム部材107とから構成されている。
【0037】従って、球抜きボタン28を最下端位置ま
で押下してクランク部材105とアーム部材107とを
反時計方向に所定角度回動させた場合には、上側球貯留
部材22のパチンコ球が、筒部材117の下端部に形成
される貫通孔117Aと案内部材76とを介して下側球
貯留部材30の内箱84内に流入して貯留されるため、
この案内部材76を上側球貯留部材22の下側の任意の
位置に、より短い経路長で設けることができて、下側球
貯留部材30に上側球貯留部材22のパチンコ球を早く
流すことができる。また、案内部材76の形状や取り付
け位置などのデザインを下側球貯留部材30のデザイン
の変更に柔軟に対応させることができるため、パチンコ
機1の前面部を従来にない斬新なデザインにすることが
可能となり、遊技者の興味を強く引きつけることができ
る。また、案内部材76の前面側は、延出部材32によ
って覆われるため、該案内部材76の形状を考慮するこ
となくパチンコ機1の前面部を従来にない斬新なデザイ
ンにすることが可能となり、遊技者の興味を強く引きつ
けることができる。更に、下側球貯留部材30の内箱8
4及び外箱85の下側中央後端縁部に各球抜き孔37、
86を設け、背板部材82及び蓋部材83に各貫通孔9
7、99及びリブ部98を設けると共に、内箱84及び
外箱85の上側右後端縁部に各切欠部102、101を
形成して球入口部78が設けられているため、上側球貯
留部材22から溢れて下側球貯留部材30に流入するパ
チンコ球と、球抜き装置71を介して下側球貯留部材3
0に流入するパチンコ球と相互に干渉しないようにする
ことができて、内箱84内へのパチンコ球の流入時の球
詰まりの発生を防止することができると共に、該内箱8
4内のパチンコ球を迅速に排出することができる。
【0038】尚、本発明は、前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、
以下のようにしてもよい。 (a)前記実施形態では、案内部材76は、前面カバー
部材10の壁部材79の前面部に取り付けているが、下
側球貯留部材30の背板部材82の前面部に取り付ける
構成にしてもよい。これにより、案内部材76の取り付
け・取り外し作業をより容易に行うことが可能となる。 (b)前記実施形態では、案内部材76は、前面カバー
部材10の壁部材79と協働してパチンコ球を案内する
案内路を形成しているが、該案内部材76をパチンコ球
を案内する断面略四角形や断面略円形の筒状体で形成し
て壁部材79の前面部に取り付ける構成にしてもよい。
これにより、案内部材76のパチンコ球の出口を下側球
貯留部材30の任意の位置に接続することができる。 (c)前記実施形態では、案内部材76は、側断面略S
字状に形成されているが、真っ直ぐな筒状に形成しもよ
い。これにより、球抜き経路をより短くすることができ
る。 (d)前記実施形態では、下側球貯留部材30の球入口
部78は、上端面の後ろ右端縁部に形成したが、任意の
位置に形成してもよい。例えば、右側面部に穿設しても
よい。これにより、球抜き装置71の球抜き経路をより
直線化できて、球抜き時間をより短縮化できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1の遊技機で
は、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材が遊技者
側の前面に突出して設けられている。また、この上側球
貯留部材の下側には、この上側球貯留部材から溢れた遊
技球を受けて貯留する下側球貯留部材が配置されてい
る。また、一端側に開閉手段が設けられる案内部材が上
側球貯留部材と下側球貯留部材との間に設けられてい
る。そして、開閉手段を開いた場合には、この案内部材
を介して上側球貯留部材の遊技球が下側球貯留部材に球
抜きされるように構成されている。これにより、開閉手
段によって案内部材の一端側を開いた場合には、上側球
貯留部材の遊技球を案内部材を介して下側球貯留部材に
球抜きすることができるため、この案内部材を上側球貯
留部材の下側の任意の位置に、より短い経路長で設ける
ことができて、下側球貯留部材に上側球貯留部材の遊技
球を早く流すことができる遊技機を提供することができ
る。また、案内部材の形状や取り付け位置などのデザイ
ンを下側球貯留部材のデザインの変更に柔軟に対応させ
ることができるため、遊技機の前面部を従来にない斬新
なデザインにすることが可能となり、遊技者の興味を強
く引きつけることができる遊技機を提供することができ
る。
【0040】また、請求項2に係る遊技機では、請求項
1に記載の遊技機において、案内部材は、上側球貯留部
材の前面上端縁部から該下側球貯留部材の下側まで延出
される延出部材の内側に配設されている。これにより、
案内部材の前面側は、延出部材によって覆われるため、
該案内部材の形状を考慮することなく遊技機の前面部を
従来にない斬新なデザインにすることが可能となり、遊
技者の興味を強く引きつけることができる遊技機を提供
することができる。
【0041】また、請求項3に係る遊技機では、請求項
1又は請求項2に記載の遊技機において、下側球貯留部
材は、内側に遊技球を所定量収容することが可能な閉鎖
空間を形成する収容部材から構成されると共に、該収容
部材には、上側球貯留部材から溢れた遊技球が流入する
遊技球流入口部と、内部の遊技球を外部に排出する遊技
球排出口部と、案内部材を介して遊技球が流入する球入
口部とが設けられている。これにより、収容部材には、
遊技球流入口部と球入口部とが別々に設けられると共
に、遊技球排出口部が設けられるため、上側球貯留部材
から溢れて下側球貯留部材に流入する遊技球と球抜きの
遊技球とが相互に干渉しないようにすることができて、
収容部材への遊技球の流入時の球詰まりの発生を防止す
ることができると共に、該収容部材内の遊技球を迅速に
排出することができる遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面
図である。
【図2】本実施形態に係るパチンコ機全体を示した中央
側断面図である。
【図3】本実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材
を開いた状態を示す正面図である。
【図4】本実施形態に係るパチンコ機の延出部材の一部
を切り欠いて球抜き機構の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図5】本実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材
の概略構成を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面
図、(C)は底面図である。
【図6】本実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材
の概略構成を示す後側斜視図である。
【図7】本実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材
の概略構成を示す中央側断面図である。
【図8】本実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材
の排出口開閉を示す一部切欠背面図で、(A)は通常時
の閉じた状態を示す図、(B)は球抜きダイヤルレバー
を回して開いた状態を示す図である。
【図9】本実施形態に係るパチンコ機の球抜き装置の通
常時の閉じた状態を模式的に示す斜視図で、(A)は前
側から見た斜視図、(B)は後側から見た斜視図であ
る。
【図10】本実施形態に係るパチンコ機の球抜き装置の
球抜きボタンを押下して開いた状態を模式的に示す斜視
図で、(A)は前側から見た斜視図、(B)は後側から
見た斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 外枠 3 前枠 10 前面カバー部材 22 上側球貯留部材 23 賞球払い出し口 30 下側球貯留部材 32 延出部材 32A 開口部 33 球抜き機構部 35 球抜きダイヤルレバー 37、86 球抜き孔 38 スライド板部材 71 球抜き装置 75 開閉装置 76 案内部材 78 球入口部 79 壁部材 80 開口部 82 背板部材 83 蓋部材 84 内箱 85 外箱 97、99 貫通孔 98 リブ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者側の前面に突出して設けられて、
    払い出される賞球を受ける上側球貯留部材と、 前記上側球貯留部材の下側に配置されて、該上側球貯留
    部材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材
    と、 前記上側球貯留部材から下側球貯留部材へ遊技球を案内
    する案内部材と、 前記案内部材の一端側を開閉する開閉手段とを備え、 前記開閉手段を開いた場合には、前記案内部材を介して
    上側球貯留部材の遊技球が下側球貯留部材に球抜きされ
    ることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記上側球貯留部材は、該上側球貯留部
    材の前面上端縁部から前記下側球貯留部材の下側まで延
    出される延出部材を有し、 前記案内部材は、前記延出部材の内側に配設されること
    を特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記下側球貯留部材は、内側に遊技球を
    所定量収容することが可能な閉鎖空間を形成する収容部
    材を備え、 前記収容部材は、前記溢れた遊技球が流入する遊技球流
    入口部と、 遊技球を外部に排出する遊技球排出口部と、 前記案内部材を介して遊技球が流入する球入口部とを有
    することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊
    技機。
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