JP3951347B2 - チェーンコンベア自動給油機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、チェーンコンベヤが蛇行しても給油が可能な自動給油機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
移動しているチェーンコンベヤのローラやリンクピンに給油するために、チェーンコンベヤ自動給油機が使用されている。このチェーンコンベヤ自動給油機を図4〜6により説明する。1はチェーンコンベヤ、2はローラ、3はリンクプレート、4はチェーンコンベヤのローラ、リンクピンにグリースを給油するためのグリースニップルである。5はチェーンコンベヤ自動給油機(以下、自動給油機という)で、リンクプレート3に向かって伸縮するガイドアーム7と同様にリンクプレートに向かって伸縮する給油アーム6を有している。自動給油機5は、チェーンコンベヤ1の外側近傍に設けられ、平行リンクとばねの組合せや走行レールとばねの組合せ等によりチェンコンベヤの進行方向に平行して一定距離移動し、ばねにより元の位置に戻ることができる。
【0003】
図4において、チェーンコンベヤ1は、右方向に移動している。ガイドアーム7が前進し、ガイドアーム7の先端の係止片7aがグリースニップル4の通過位置にくると停止する。チェーンコンベヤが進行し、係止片7aの左側のグリースニップル4が係止片7aに当接すると、図5に示すように、給油アーム6の中心がグリースニップル4の中心に一致する。給油アーム6が前進し、その先端の給油口6aがグリースニップル4の口金に嵌合し、停止する。この間、グリースニップル4が係止片7aを押すので、自動給油機5はチェーンコンベヤの進行方向に移動し、グリースが給油される。一定量のグリースが給油されると、図6に示すように、ガイドアーム7と給油アーム6が後退し、係止片7aがグリースニップル4から外れ、自動給油機5がばね力により元の位置に移動する。そのご、図4〜6の動作が繰り返して行われチェーンコンベヤの全てのグリースニップルに給油がなされる。
【0004】
しかし、チェーンコンベヤ1は、長期間の運転により、ローラ、リンクピンやレール等が摩耗し、グリースニップル4が、その高さが低くなったり、傾斜したりして、上記自動給油機の給油口6aが、グリースニップル4の口金に嵌合できなくなり、給油ができなくなるという問題が発生する。このような問題を解決するために、実開昭62−71112号が提案されている。この自動給油機は、給油ノズル取付台を上下動可能に、かつ給油ノズル(前記給油口に相当)をグリースニップルの傾斜に合わせて傾動可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、チェーンコンベヤは、ローラが摩耗すると、リンクプレートが図4の前後方向に変位しながら進行する、いわゆる蛇行運動を起こすようになる。このような蛇行運動がおこると、グリースニップルが前後方向に変位する。前記実開昭62−71112号の自動給油機は、給油ノズルの移動ストロークを変更する機能が無いので、チェーンコンベヤが蛇行運動すると、次のような問題が発生する。
【0006】
(1)蛇行によりグリースニップルが、前方に変位し自動給油機とグリースニップルの間隔が短くなると、給油ノズルがグリースニップルに強く当たり、給油ノズルまたは、グリースニップルが破損して給油不能となる。
【0007】
(2)蛇行によりグリースニップルが、後方に変位し自動給油機とグリースニップルの間隔が長くなると、給油ノズルがグリースニップルに届かなくなり給油不能となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題は以下の手段により達成可能である。
1.チェーンコンベヤ自動給油機本体をチェーンコンベヤに向かって移動させる付勢手段とチェーンコンベヤ蛇行追従装置を有するチェーンコンベヤ自動給油機であって、前記チェーンコンベヤ蛇行追従装置は、前記チェーンコンベヤ自動給油機に取り付けられる、チェーンコンベヤに直交する方向に延びる一定長さの一対のアームと、該一対のアームの先端に取り付けられた二つの当接ロールを有し、前記一対のアームは、前記二つの当接ロールの少なくとも1個が前記自動給油機に近いリンクプレートに当接するように、チェーンコンベアの長さ方向に一定の間隔を有していることを特徴とするチェーンコンベヤ自動給油機。
【0009】
「作用」
チェーンコンベヤが蛇行しても、チェーンコンベヤ自動給油機をチェーンコンベヤのリンクプレートに向かって移動させる付勢手段と、チェーンコンベヤ自動給油機に一対のアームを介して取付けられた当接ローラによって、チェーンコンベヤ自動給油機とグリースニップルの間の距離が一定に保たれる。これにより、チェーンコンベヤが蛇行しても、給油が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。
【0011】
図1は、本発明に係る自動給油機の平面図、図2は、図1のA−A矢視図、図3は、図1のB−B矢視図である。1はチェーンコンベヤ、2はチェーンコンベヤのローラ、3はチェーンコンベヤのリンクプレート、4はグリースニップルである。5はチェーンコンベヤ自動給油機、6は給油アーム、6aは給油口、7はガイドアームである。チェーンコンベヤ1は、ローラ2が摩耗すると、蛇行するようになり、リンクプレート3およびグリースニップル4が図1の矢印イの方向、即ち、前後方向に変位する。
【0012】
自動給油機5の給油アーム6のストロークが一定で調整ができないめ、グリースニップル4がチェーンコンベヤ1の蛇行により前後方向に変位すると、給油口6aがグリースニップル4に届かなくなったり、給油口6aがグリースニップル4に強く当たり給油口6a、またはグリースニップル4が破損したりし、給油不能となる。本発明では、このような給油不能を回避するために、自動給油機5に蛇行追従装置を設けている。この蛇行追従装置を以下に説明する。
【0013】
10は、チェーンコンベヤ1の進行方向に平行に設けた一対の第1ガイドレール11、11に係合して左右方向に摺動する摺動台である。この摺動台10は、ガイドアーム7とグリースニップル4が係合して右側に一定距離だけ移動した後で、ガイドアーム7を前側に引き込んで係合を解いたとき、図示しないばねにより左側の元の位置に戻るようになっている。
【0014】
摺動台10の上に、チェーンコンベヤ1に直交する方向(チェーンコンベヤ1の進行方向に直交する方向)に延びる一対の第2ガイドレール12,12が設けられている。13は、自動給油機5の底面に取り付けた係合部材で、第2ガイドレール12に係合する凹溝が形成されている。自動給油機5は、係合部材13と第2ガイドレール12により摺動台10の上をチェーンコンベヤ1に直交する方向に移動することができる。
【0015】
自動給油機5の底面の中央、係合部材13の後方に係止片14が、一方、摺動台10の上面の中央、後端部に係止片15が取付けられており、これらの間に引っ張りばね16が取付けられている。このばね16により自動給油機5は、常にチェーンコンベヤ側に移動するように付勢されている。なお、前記の引っ張りばねに代えて、圧縮ばね、エアシリンダーで付勢するようにしてもよい。
【0016】
自動給油機5のチェーンコンベヤ1と相対する側面に、チェーンコンベヤに直交する方向に延びる一対のアーム17,17が取付けられ、それらの先端に当接ローラ18が取付けられている。リンクプレート3は図1に示すように、隣接するリンクプレート3,3の間には、前後方向に段差があるので、一対のアーム17,17の取付け間隔をグリースニップル4,4の間隔よりも小さくすると、グリースニップル4と自動給油機5の距離を一定に保つことができなくなる。そこで、一対のアーム17,17の取付け間隔は、二つの当接ローラ18,18のうち少なくとも1個が自動給油機5に近いリンクプレート3に当接するように、グリースニップル4,4の間隔と等しくするか、または若干大きくする。また、図2に示すように、当接ローラ18がグリースニップル4と干渉しないように、アーム17の取付け高さを決めている。自動給油機5の側面から当接ローラ18の外側端までの距離L(図3参照)は、ガイドアーム7と給油アームのストロークに基づいて決めてある。
【0017】
従って、チェーンコンベヤ1が、蛇行してグリースニップル4が前後方向に変位しても、上述した蛇行追従装置により、自動給油機5とグリースニップル4の距離が一定に保たれるから、自動給油機5による給油が可能となる。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、チェーンコンベヤが蛇行しても、自動給油機とグリースニップルの距離を給油可能な一定距離に保つことができるから、確実に給油が行える。また、グリースニップルおよび給油アームの給油口の破損等を防止できるから、チェーンコンベヤの寿命延長と補修費の低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動給油機の平面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】図1のB−B矢視図である。
【図4】従来の自動給油機の作動(1)を説明する平面図である。
【図5】従来の自動給油機の作動(2)を説明する平面図である。
【図6】従来の自動給油機の作動(3)を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 チェーンコンベヤ
2 ローラ
3 リンクプレート
4 グリースニップル
5 自動給油機
6 給油アーム
6a 給油口
7 ガイドアーム
10 摺動台
11 第1ガイドレール
12 第2ガイドレール
13 係合部材
14,15 係止片
16 ばね
17 アーム
18 当接ローラ
Claims (1)
- チェーンコンベヤ自動給油機本体をチェーンコンベヤに向かって移動させる付勢手段とチェーンコンベヤ蛇行追従装置を有するチェーンコンベヤ自動給油機であって、前記チェーンコンベヤ蛇行追従装置は、前記チェーンコンベヤ自動給油機に取り付けられる、チェーンコンベヤに直交する方向に延びる一定長さの一対のアームと、該一対のアームの先端に取り付けられた二つの当接ロールを有し、前記一対のアームは、前記二つの当接ロールの少なくとも1個が前記自動給油機に近いリンクプレートに当接するように、チェーンコンベアの長さ方向に一定の間隔を有していることを特徴とするチェーンコンベヤ自動給油機。
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JPH10291629A JPH10291629A (ja) | 1998-11-04 |
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Family
ID=14143800
Family Applications (1)
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JP09566597A Expired - Fee Related JP3951347B2 (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | チェーンコンベア自動給油機 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
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CN101846173A (zh) * | 2010-06-07 | 2010-09-29 | 淮南市华生鑫印刷包装机械有限公司 | 骑马装订联动机上的传动链条润滑装置 |
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CN114899980B (zh) * | 2022-04-12 | 2023-10-03 | 苏州舍勒智能科技有限公司 | 一种直线电机动子滑台 |
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1997
- 1997-04-14 JP JP09566597A patent/JP3951347B2/ja not_active Expired - Fee Related
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