JP3672858B2 - ウェザーストリップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体のドアに対応する車体パネルのドア用開口縁に沿って取付けられ、ドアと車体パネルとの間をシールして、外部の水や埃が車内に入り込まないようにするウェザーストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車体パネルのドア用開口縁には、車内に外部の水や埃が入り込まないようにシールするための各種のウェザーストリップが装着されている。例えば、参考例として図1及び図7に示されるスライドドアDを有するワンボックスカーにおいては、その車体後部のドア用開口10(その中心が符号Pで示されている)の開口縁11に沿い、全長に亘って全体形状において環状に形成したオープニングシール(ウェザーストリップ)S1'が装着されている。そして、ドア閉時に、前記スライドドアDのインナーパネル52と車体のアウターパネル51との間をシールする。更に、オープニングシールS1'が装着されたドア用開口縁11の上方のルーフパネル53の側縁に相当する部分には、前記ルーフパネル53から流れる水を受け止めて車体の前後方向に案内して流すために、樋状に成形された長尺のドリップシールS2 を、略水平に保って装着することが考えられる。
【0003】
図7は、前記想定に基く構成のオープニングシールS1'を装着した状態における図1のX−X線拡大断面図である。オープニングシールS1'は、弾性変形によりスライドドアDのインナーパネル52に弾接して、車体のアウターパネル51との間をシールするための中空シール部1’と、車体のアウターパネル51のドア用開口縁11のパネル面を両側から挟んで取付けるための取付部2とが、一体に形成されたシール部材である。
【0004】
また、前記ドリップシールS2 は、ルーフパネル53と車体のアウターパネル51とが互いに溶接一体化された端縁部に取付けるための取付部22と、雨水等の水Wを受け止めて車体の前後方向に案内して流すために樋状に成形された内側及び外側の各シール部23,24とが、一体に形成された長尺状のシール部材である。また、ドリップシールS2 の車体の前後側の両端末は、端末キャップ部20によって遮蔽されている。そして、この端末キャップ部20の本体部21の内側の端面と、車体のアウターパネル51との間には、隙間12が生ずることがあり、前記ドリップシールS2 を流れる水Wの一部は、前記隙間12を通って下方に落下することがある。
【0005】
また、上記したオープニングシールS1'は、一部(4箇所の各コーナー部)を除いて、残りの大部分を占める部分の断面形状は、全て同一であるので、断面形状が同一の大部分を占める部分は、押出成形によって成形されており、この部分を「押出成形部」又は「本体部」とする。なお、ドリップシールS2 の前記端末キャップ部20は、押出成形部の端末に射出成形にて形成された部分である。
【0006】
そして、上記したオープニングシールS1'及びドリップシールS2 を装着した車体においては、図7に示されるとおり、前記ドリップシールS2 を流れる水Wが、端末キャップ部20と車体のアウターパネル51とが当接する部分に生じた僅かの前記隙間12から漏れ出して滴下し、その直下のオープニングシールS1'の上後側コーナー型成形部9b(図1ないし図3参照)を構成する中空シール部1’と取付部2との接合部近傍に落下する。この部分に落下した水Wは、例えば、飛散してスライドドアDのインナーパネル52と、前記中空シール部1’との隙間13に入り込み、車内側に水Wが浸入する恐れがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記ウェザーストリップにおいて、その取付部と中空シール部との間に水が溜まっても、或いは水滴が滴下しても、この水がドアパネル側に流れ込むのを簡単な構造で防止することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために請求項1に記載の発明は、車体の側部に設けられたドア用開口縁の上部にルーフパネルから流れ落ちる水を受け止めて車体の前後方向に流すドリップシールが取付けられた車体パネルの前記ドア用開口縁の上縁に沿って取付けられる本体部と、前記ドア用開口縁の上縁から連続する上後側コーナー縁部に取付けられるコーナー部とを有する長尺状のウェザーストリップであって、前記本体部及びコーナー部は共に前記ドア用開口縁に沿って取付けられる取付部と、前記取付部と一体に成形され、前記取付部から車外側に向けて突出してドアが閉じたとき前記ドアの裏面と当接して前記ドア用開口縁との間をシールする中空シール部とを有し、前記本体部では取付部及び中空シール部が共に一体的に押し出されて長尺状に成形され、前記ドア用開口縁の上後側のコーナー縁部に取付けられるコーナー部では少なくとも前記ドリップシールの後側の端末部の垂直下方に位置する中空シール部が射出成形されて本体部の中空シール部と一体的に連続し、前記上後側のコーナー部の中空シール部には、中空シール部に流下する水が車外側に飛散するのを防止する堰状の突出部が前記開口の中心から離れる方向に向け突出すると共に長手方向に連続して、前記突出部の前端は前記ドリップシールの後側の端末位置を超えて前方に延び、前記突出部の後端は前記ドリップシールの後側の端末位置を超えて後方に延びていることを特徴としている。
【0009】
請求項1の発明によれば、ドリップシールの後側の端末から上後側のコーナー縁部に取付けられたコーナー部の中空シール部の部分に水が流下、或いは滴下(以下、総称して「落下」と記す)しても、当該部分には、堰状の突出部が、ドア用開口の中心から離れる方向に向けて一体成形されているために、前記中空シール部に溜まろうとしたり、或いは当たって飛散する水は、車外側であるドアパネル側に流れ込むのが防止される。
【0010】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記突出部は、前記上後側のコーナー部の中空シール部のほぼ全長に亘って成形されていることを特徴としている。
【0011】
請求項2の発明によれば、突出部が形成される長さが長くなるために、中空シール部に溜まろうとしたり、或いは当たって飛散する水が、車外側であるドアパネル側に流れ込むのが防止される、という請求項1の効果がより顕著に奏される。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記突出部は、前記ウェザーストリップが前記ドア用開口縁に取付けられた状態において、前記ドリップシールの後側の端末の水落下位置よりも車外側に配置されていることを特徴としている。
【0013】
請求項3の発明によれば、ドリップシールの後側の端末から水が落下しても、中空シール部に一体成形された突出部が、水の落下位置よりも車外側に配置されているので、落下した水滴がドアパネルの側に達するのを一層効果的に防止することができる。
【0014】
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、前記コーナー部において、取付部は前記本体部と一体に連続して略L字形に折り曲げられ、中空シール部は本体部の中空シール部が除去された上に略L字状に射出成形されていることを特徴としている。
【0015】
請求項4の発明によれば、車体パネルのドア用開口縁の上後側のコーナー部の形状に沿った中空シール部の成形が可能となると共に、この中空シール部の望みの位置に突出部を容易に形成できる。また、中空シール部がドア用開口縁の上後側のコーナー部の形状に沿っているために、ドアのシール性も良好となる。
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係るオープニングシールS1 を装着した自動車の側面図であり、図2は、車体のアウターパネル51のドア用開口縁11に装着された状態のオープニングシールS1 の正面図であり、図3は、図1の上後側のコーナー型成形部9bを拡大して示した図である。そして、図4及び図5は、スライドドアDの開時及び閉時における図3のY−Y線断面図である。図1に示されるとおり、ワンボックスカーの車体側面には、その前部及び後部に設けられた各ドア用開口15,10を開閉するためのヒンジ式及びスライド式の各ドアがそれぞれ取付けられている。そして、後部のドア用開口10を形成している車体のアウターパネル51のドア用開口縁11には、このアウターパネル51とスライドドアDのインナーパネル52との間をシールするためのオープニングシールS1 が装着されている。前記ドア用開口10の上方であって、ルーフパネル53の側縁に相当する部分には、前記ドリップシールS2 が装着されている。このオープニングシールS1 は、前もって全体が環状に形成され、図2に示されるとおり、車体のアウターパネル51のドア用開口縁11の形状に沿って装着されて、4箇所のコーナー型成形部9a〜9dを除いて、残りの大部分を占める部分の断面形状は、同一となっている。なお、図1及び図2における符号Pは、ドア用開口10の面方向の中心位置を示す。
【0019】
また、図2に示されるとおり、前記オープニングシ−ルS1 は、軟質で弾力性を有する材料から直線の長尺状に押出成形された押出成形品を、ドア用開口10の周縁の長さ(周長)に切断して、この切断された1本状の押出成形部8における4箇所の各コーナー部に相当する部分の中空シール部1のみを切除する。前記中空シール部1を切除した4箇所の部分には、残余の部分を所定の角度と曲率半径に曲げた状態で、射出成形によって新たな中空シール部1’を一体成形すると、上前側及び上後側と、下前側及び下後側とに所定の角度で曲がった各コーナー型成形部9a〜9d(図2参照)が成形される。しかる後に、押出成形部(本体部)の両端同士を溶着等によって固着させると、全周に亘って中空シール部1,1’が連続することになる。オープニングシ−ルS1 を構成する後述の取付部2は、前述したように、その全長に亘って連続して1本の環状となっている。ここで、このように、各コーナー型成形部9a〜9dにおいて、中空シール部1’を新たに射出成形するのは、各コーナー型成形部9a〜9dの湾曲半径(曲率半径)が小さいために、押出成形されたままの中空シール部1をそのまま湾曲させると、前記中空シール部1が自然状態(フリー状態)の形状から好ましくない形状に変形されてしまい、ドアDのインナーパネル52と弾接してシールする際に、十分なシール機能が奏されないためである。そして、その射出成型時に、上後側のコーナー型成形部9bには、後述する堰状突出部3が一体成形される。また、4箇所の各コーナー型成形部のうち上後側を除く部分、即ち、上前側、下前側及び下後側の各コーナー型成形部9a,9c,9dは、押出成形部8の前記中空シール部1に対応する断面形状の中空シール部1’が射出成形によって形成されている。なお、図2において符号5は、前記押出成形部8の両端面が固着されている接合部である。
【0020】
そして、前記押出成形部8は、中空シール部1を切除して、新たな中空シール部1’を射出成形した各コーナー型成形部9a〜9dを除いて同一断面形状となっていて、車体のアウターパネル51のドア用開口縁11に取付けるための断面U字状をした取付部2と、スライドドアDを閉めた際に、そのインナーパネル52に弾接してシールするために、取付部2に一体成形された管状の中空シール部1とで形成されている。中空シール部1は、発泡ゴム等の弾性を有する軟質ゴム、又は軟質の熱可塑性エラストマーで成形された弾性変形可能なシール部分である。また、取付部2は、前記中空シール部1よりも硬質のゴム、又は同じく硬質の熱可塑性エラストマーによって断面U字状に成形されて、車体のアウターパネル51のドア用開口縁11に取付けられる部分であって、自身の断面形状を保持するための金属帯板の打抜き芯金6が全長に亘って埋設されていると共に、自身の相対向する内周面には、それぞれ開口縁を挟持するための取付リップ7が対向状態で設けられている。
【0021】
また、図3に示されるとおり、前記ドリップシールS2 の後端の端末キャップ部20の直下に位置する上後側のコーナー型成形部9bには、堰状突出部3が一体成形されている。図1及び図3に示されるように、前記コーナー型成形部9bは、ドア用開口縁11の上縁11aに取付けられる押出成形部(本体部)8の後端に接続して、ドア用開口縁11の上後側のコーナー縁部11bに取付けられる。この堰状突出部3は、上後側のコーナー型成形部9bを構成する中空シール部1’の射出成形時に同時成形される。この堰状突出部3は、ドア用開口10の中心Pから離れる方向に向けて、上後側のコーナー型成形部9bの長手方向に沿って、その中空シール部1’の部分に一体成形された突出体であって、しかも、図5に示されるとおり、前記隙間12の部分における車体の前後方向に沿った垂直面Vから距離dだけ車外側に離れて配置されるように設けられている。この堰状突出部3は、端末キャップ部20と車体のアウターパネル51との前記隙間12から上後側のコーナー型成形部9bに落下する水Wが、スライドドアDのインナーパネル52の側に飛散するのを防ぐために設けられた突出体である。前記堰状突出部3は、図3に示されるように、上後側のコーナー型成形部9bの中空シール部1’のほぼ全長に亘って形成され、その 前端はドリップシールS 2 の後側の端末キャップ部20を超えて前方に延び、その後端はドリップシールS 2 の後側の端末キャップ部20を超えて後方に延びている。なお、図3において、14は、車体の中心側に向けて所定の深さを有し、車体の前後方向に沿って該車体のアウターパネル51に形成された凹部であって、この凹部14には、レールと、これに装着されたローラーとを介してスライドドアDに連結された支持アーム(いずれも図示せず)が配置される。
【0022】
そして、車体のルーフパネル53から、車幅方向に流れて、一旦ドリップシールS2 内を流れた水Wは、車体の前側又は後側に向けて誘導案内されて、その前端及び/又は後端から落下して、車体のアウターパネル51に沿って下方に流れる。ここで、図1に示されるとおり、ドリップシールS2 の前端25は、上前側のコーナー型成形部9aに対して、その直上ではなくて、車体の前側にずれて配置されているので、前記前端部25から落下する水Wが、前記上前側のコーナー型成形部9aの部分に落下することはない。しかし、オープニングシールS1 の上後側のコーナー型成形部9bは、ドリップシールS2 の後端の端末キャップ部20のほぼ直下に配置されているので、前記端末キャップ部20の隙間12から落下する水Wは、前記上後側のコーナー型成形部9bの部分に達する。
【0023】
スライドドアDの閉時には、オープニングシールS1 の中空シール部1は、スライドドアDのインナーパネル52に弾接することにより、弾性変形されて、ドア用開口縁11は、全周に亘ってシールされる。この状態で、水Wが、上後側のコーナー型成形部9bの部分に落下しても、当該部分には、堰状突出部3が、ドア用開口10の中心Pから離れる方向に向けて一体成形されているために、前記中空シール部1’に溜まろうとしたり、或いは当たって飛散する水Wは、スライドドアDのインナーパネル52の側に流れ込むのが防止される。この結果、インナーパネル52と中空シール部1’との隙間を通って水Wが車内側に浸入することがない。また、寒冷地において使用されても、前記オープニングシールS1 の上後側のコーナー型成形部9bの中空シール部1’と、スライドドアDのインナーパネル52との隙間13に水が溜まらないので、凍結によってスライドドアDの開閉が困難となる不具合も解消される。また、前記堰状突出部3は、水Wの落下位置よりも距離dだけ車外側に離れて配置されているので、落下した水Wが、スライドドアDのインナーパネル52の側に達するのを一層効果的に防止することができる。また、前記堰状突出部3は、上後側のコーナー型成形部9bの中空シール部1’の射出成形と同時に成形可能なので、堰機能を効果的に発揮できる形状を自由に選択できると共に、その成形は別工程を要せず容易である。
【0024】
なお、スライドドアDの開時には、落下した水Wが、ドア用開口縁11の側に飛散して、車に乗降する者にかかるのが防止される。
【0025】
ところで、上述した実施例においては、ドリップシールS2 の後端の端末キャップ部20が、オープニングシールS1 の上後側のコーナー型成形部9bのほぼ直上に位置していて、前端部25は、オープニングシールS1 の上前側のコーナー型成形部9aの直上ではなくて、車体の前側にずれて配置されている。従って、ドリップシールS2 の後端から落下する水が、上後側のコーナー型成形部9bに達する恐れがあるために、当該コーナー型成形部9bの部分に堰状突出部3を設けてある。しかし、前記堰状突出部3は、ドリップシールS2 の前後端の各位置と、オープニングシールS1 の上前側及び上後側の各コーナー型成形部9a,9b との上下方向に沿った相対的な位置関係によって、ドリップシールS2 の前後端から落下した水Wが、上前側及び上後側のコーナー型成形部9a,9b の双方、或いはいずれか一方に達する場合においては、当該コーナー型成形部9a,9b の双方或いはいずれか一方に堰状突出部3を設けることができる。例えば、ドリップシールS2 の前後端のいずれもが、上前側及び上後側の各コーナー型成形部9a,9b のほぼ直上に位置している場合には、双方のコーナー型成形部9a,9b に堰状突出部3を一体成形して、上記不具合を防止することが好ましい。
【0026】
【0027】
また、上述した実施例においては、ドア用開口縁11の周長に対応した1本状のオープニングシールS1 の押出成形部8を湾曲させて、その一部分に堰状突出部3を有する上後側のコーナー型成形部9bを射出成形する例を示したが、該押出成形部8を、ドア用開口縁11の上下及び前後の4辺の長さに対応した長さに切断し、これら4本の押出成形部8を方形状に配置し、各々の端末の間にコーナー型成形部の部分を射出成形して、4本の各押出成形部8を接続して、成形完成品(オープニングシールS1)を得ることもできる。この成形の場合には、4箇所の各コーナー型成形部は、その取付部と中空シール部との双方を含んだ全体が射出成形されることになり、図6に、その例が示されている。即ち、射出成形による取付部32は、断面U字状に形成された部分の内周面に、前記取付リップ7に相当する挟持片34が相対向し、しかも長手方向に沿って断続的に一体成形されており、複数の前記挟持片34によって、車体のアウターパネル51の端縁部に挟持状態で取付けられる。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、ドリップシールの後側の端末から車体パネルのドア用開口縁に沿って取付けられたオープニングシール(ウェザーストリップ)の中空シール部の部分に水が落下しても、当該部分には、堰状突出部が、ドア用開口の中心から離れる方向に向けて一体成形されているために、前記中空シール部上に溜まろうとしたり、或いは当たって飛散する水は、車外側であるドアパネル側に流れ込むのが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るオープニングシールS1 を装着した自動車の側面図である。
【図2】 車体のアウターパネル51のドア用開口縁11に装着された状態のオープニングシールS1 の正面図である。
【図3】 図1の上後側のコーナー型成形部9bを拡大して示した図である。
【図4】 スライドドアDの開時における図3のY−Y線断面図である。
【図5】 スライドドアDの閉時における図3のY−Y線断面図である。
【図6】 全て射出成形されたコーナー型成形部をドア用開口縁11に装着した状態を示す図である。
【図7】 オープニングシールS1'を装着した状態における図1のX−X線拡大断面図である。
【符号の説明】
S1 :オープニングシール(ウェザーストリップ)
S2 :ドリップシール
P:ドア用開口の中心
V:垂直面
1:中空シール部(押出成形部)
1’:中空シール部(コーナー型成形部)
2:取付部
3:堰状突出部
8:押出成形部(本体部)
9b:上後側のコーナー型成形部
10:ドア用開口
11:ドア用開口縁
20:端末キャップ部(ドリップシールの後側の端末部)
Claims (4)
- 車体の側部に設けられたドア用開口縁の上部にルーフパネルから流れ落ちる水を受け止めて車体の前後方向に流すドリップシールが取付けられた車体パネルの前記ドア用開口縁の上縁に沿って取付けられる本体部と、前記ドア用開口縁の上縁から連続する上後側コーナー縁部に取付けられるコーナー部とを有する長尺状のウェザーストリップであって、
前記本体部及びコーナー部は共に前記ドア用開口縁に沿って取付けられる取付部と、前記取付部と一体に成形され、前記取付部から車外側に向けて突出してドアが閉じたとき前記ドアの裏面と当接して前記ドア用開口縁との間をシールする中空シール部とを有し、
前記本体部では取付部及び中空シール部が共に一体的に押し出されて長尺状に成形され、前記ドア用開口縁の上後側のコーナー縁部に取付けられるコーナー部では少なくとも前記ドリップシールの後側の端末部の垂直下方に位置する中空シール部が射出成形されて本体部の中空シール部と一体的に連続し、
前記上後側のコーナー部の中空シール部には、中空シール部に流下する水が車外側に飛散するのを防止する堰状の突出部が前記開口の中心から離れる方向に向け突出すると共に長手方向に連続して、
前記突出部の前端は前記ドリップシールの後側の端末位置を超えて前方に延び、前記突出部の後端は前記ドリップシールの後側の端末位置を超えて後方に延びていることを特徴とするウェザーストリップ。 - 前記突出部は、前記上後側のコーナー部の中空シール部のほぼ全長に亘って成形されていることを特徴とする請求項1に記載のウェザーストリップ。
- 前記突出部は、前記ウェザーストリップが前記ドア用開口縁に取付けられた状態において、前記ドリップシールの後側の端末の水落下位置よりも車外側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のウェザーストリップ。
- 前記コーナー部において、取付部は前記本体部と一体に連続して略L字形に折り曲げられ、中空シール部は本体部の中空シール部が除去された上に略L字状に射出成形されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のウェザーストリップ。
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