JP4059448B2 - 車両用のウェザーストリップ - Google Patents

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Description

本発明は、車両のバックドア開口縁に沿って装着される車両用のウェザーストリップに関するものである。
ワゴンタイプ、バンタイプ等のバックドアを有する車両においては、例えば、図8に示すように、バックドア開口縁に沿って装着されるウェザーストリップ1は、バックドア開口縁に沿って設けられた車体パネルのフランジ2を挟むように装着される横断面略U字形状の取付基部3に、バックドア閉鎖時にバックドアに当接して弾性変形する中空シール部4を一体成形することで、バックドア閉鎖時にバックドアとバックドア開口縁との隙間を中空シール部4でシールするようにしたものがある。このようなウェザーストリップ1においては、ウェザーストリップ1の取付基部3の車外側側面に、車外側に向けて突出する雨水誘導リップ5を長手方向に延びるように設けることで、雨水誘導リップ5とシールリップ7との間に長手方向に延びる雨樋6を形成するようにしたものがある。
ところで、車両によっては、バックドア開口縁の周辺部品との関係上、バックドア開口縁に沿って装着されるウェザーストリップのうちバックドア開口縁の下側部に沿って装着される部分に、雨水誘導リップを設けると、他部材と干渉したり、見栄えが悪くなったりする不具合が起きる場合がある。
このような場合、バックドア開口縁の下側部に沿って装着される下部ウェザーストリップには雨水誘導リップを設けずに、バックドア開口縁の上側部に沿って装着される上部ウェザーストリップだけに雨水誘導リップを設けて、雨水誘導リップを設けた上部ウェザーストリップと雨水誘導リップを省略した下部ウェザーストリップとを接合したウェザーストリップを装着することが考えられる。
しかし、このように雨水誘導リップを設けた上部ウェザーストリップと雨水誘導リップを省略した下部ウェザーストリップとを接合したウェザーストリップでは、上部ウェザーストリップの雨水誘導リップに沿って形成された雨樋内を流れる雨水等が、雨水誘導リップを省略した下部ウェザーストリップの方へ流れ落ちるため、その雨水等が下部ウェザーストリップから車内側に浸入するおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、従って本発明の目的は、バックドア開口縁の下側部に沿って装着される下部ウェザーストリップに雨水誘導リップを設けない場合でも、雨水等が車内側に浸入することを防止することができて、防水性を向上させることができる車両用のウェザーストリップを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の車両用のウェザーストリップは、車両のバックドア開口縁に沿って設けられたフランジを車内側と車外側の両面から挟むように装着される取付基部を備えた長尺な車両用のウェザーストリップであって、バックドア開口縁の上側部に沿って装着される上部ウェザーストリップと、バックドア開口縁の下側部に沿って装着される下部ウェザーストリップとが両ウェザーストリップの端末で接合部を介して接合され、上部ウェザーストリップの取付基部の車外側側面に、車外側に向けて突出する第1の雨水誘導リップを長手方向に延びるように設けることで、該第1の雨水誘導リップに沿って第1の雨樋が長手方向に延びるように形成され、接合部及び/又はその近傍に、第1の雨水誘導リップの端末に接合された第2の雨水誘導リップを長手方向と異なる方向に延びるように設けることで、該第2の雨水誘導リップに沿って第2の雨樋が第1の雨樋に連続すると共に取付基部から離れる方向に延びるように形成されるようにしたものである。
この構成では、上部ウェザーストリップの第1の雨水誘導リップに沿って形成された第1の雨樋内を流れる雨水等を、第2の雨水誘導リップに沿って形成された第2の雨樋内へ流すことができ、この第2の雨樋によってウェザーストリップの取付基部から離れる方向へ流して車外側へ排水することができる。これにより、下部ウェザーストリップに雨水誘導リップを設けない場合でも、上部ウェザーストリップの雨水誘導リップに沿って形成された雨樋内を流れる雨水等が、下部ウェザーストリップから車内側に浸入することを防止することができ、防水性を向上させることができる。
この場合、請求項2のように、上部ウェザーストリップの取付基部の車外側側面には、第1の雨水誘導リップよりも先端側に車外側に向けて突出してフランジの根元側に接する第1のシールリップを形成し、接合部及び/又はその近傍には、第1のシールリップの端末に接合された第2のシールリップを第2の雨水誘導リップと一体に成形するようにすると良い。このようにすれば、第1のシールリップと第2のシールリップによって取付基部とフランジとの間をシールすることができ、取付基部とフランジとの間に雨水等が浸入することを効果的に防止することができる。
また、請求項3のように、接合部と第2の雨水誘導リップを射出成形により一体に成形するようにすると良い。このようにすれば、接合部や第2の雨水誘導リップをその機能を十分に発揮できる形状に能率良く成形できる。しかも、接合部を成形して上部ウェザーストリップと下部ウェザーストリップとを接合するのと同時に、第2の雨水誘導リップを成形することができ、生産性も向上させることができる。
更に、請求項4のように、接合部と第2の雨水誘導リップは、発泡ゴム材料で形成するようにすると良い。このようにすれば、接合部と第2の雨水誘導リップの機能性を確保することができる。
また、請求項5のように、上部ウェザーストリップの端末から所定寸法だけ後退した位置まで第1の雨水誘導リップを除去し、その第1の雨水誘導リップを除去した部分に第2の雨水誘導リップを形成して第1の雨水誘導リップと第2の雨水誘導リップとを連続するように接合するようにしても良い。このようにすれば、第2の雨水誘導リップの長手方向の寸法を長く確保することができて、第2の雨水誘導リップ及び第2の雨樋を緩やかに湾曲させることができるため、第2の雨樋内で雨水等が滞ることなくスムーズに流れるようにすることができると共に、第1の雨水誘導リップと第2の雨水誘導リップとを見栄え良く接合することができて、意匠性を向上させることができる。
更に、請求項6のように、上部ウェザーストリップの端末から所定寸法だけ後退した位置まで第1のシールリップを除去し、その第1のシールリップを除去し部分に第2のシールリップを形成して第1のシールリップと第2のシールリップとを連続するように接合するようにしても良い。このようにすれば、第1のシールリップと第2のシールリップも見栄え良く接合することができて、意匠性を更に向上させることができる。
また、請求項7のように、第2の雨水誘導リップと第2のシールリップを下端側で一体化するようにしても良い。このようにすれば、第2の雨水誘導リップと第2のシールリップとの間に形成される第2の雨樋をスムーズに終結させることができる。
以下、本発明の一実施例を図1乃至図7に基づいて説明する。
図1に示すように、車体パネル11のバックドア開口縁に沿って装着される長尺なウェザーストリップ12は、長尺な上部ウェザーストリップ13と長尺な下部ウェザーストリップ14とが両ウェザーストリップの端末で接合部15を介して接合されている。上部ウェザーストリップ13は、バックドア開口縁の上辺部に沿って設けられた上部フランジ16からバックドア開口縁の側辺部に沿って設けられた側部フランジ17の上側部に渡って装着され、下部ウェザーストリップ14は、バックドア開口縁の下辺部に沿って設けられた下部フランジ18からバックドア開口縁の側辺部に沿って設けられた側部フランジ17の下側部に渡って装着されるようになっている。上部ウェザーストリップ13と下部ウェザーストリップ14は、それぞれ後述する弾性ポリマー材料の押出成形により形成され、接合部15は、後述する弾性ポリマー材料の射出成形により形成されている。
次に、図2及び図3に基づいて上部ウェザーストリップ13と下部ウェザーストリップ14の構成について説明する。
図2に示すように、上部ウェザーストリップ13は、押出成形により横断面略U字形状の取付基部19と、横断面略O字形状の中空シール部20とが一体的に形成され、取付基部19には、金属板等で形成された補強用の魚骨状芯材21がインサート成形により埋設されている。また、取付基部19の車外側側壁22及び車内側側壁23の内側面には、それぞれ内側に向けて突出する複数の保持リップ24が長手方向に延びるように一体的に形成されている。
車体パネル11のフランジ16,17に取付基部19を被せて押し込んだときに保持リップ24が弾性変形してフランジ16,17を車内側と車外側の両側から挟むことで、上部ウェザーストリップ13がフランジ16,17に装着される。バックドア25の閉鎖時にバックドア25の表面が中空シール部20に当接して中空シール部20を弾性変形させることで、バックドア25と車体パネル11との隙間が中空シール部20でシールされるようになっている。
また、取付基部19の車外側側壁22の外側面には、車外側に向けて突出する第1の雨水誘導リップ26が長手方向に延びるように取付基部19と一体的に形成されている。更に、取付基部19の車外側側壁22の外側面には、第1の雨水誘導リップ26よりも先端側に車外側に向けて突出する第1のシールリップ28が長手方向に延びるように一体的に形成され、車外側側壁22の先端部には、車内側に向けて突出する密着リップ29が長手方向に延びるように一体的に形成されている。上部ウェザーストリップ13がフランジ16,17に装着されたときに、第1のシールリップ28と密着リップ29が弾性変形してフランジ16,17の根元側に当接することで、取付基部19とフランジ16,17との間が第1のシールリップ28と密着リップ29でシールされ、第1の雨水誘導リップ26と第1のシールリップ28との間に、第1の雨水誘導リップ26に沿って長手方向に延びる第1の雨樋27が形成されるようになっている。
また、取付基部19の車内側側壁23の外側面には、車内側に向けて突出すると共にその先端が取付基部19側に湾曲した装飾リップ30が長手方向に延びるように一体的に形成され、上部ウェザーストリップ13がフランジ16,17に装着されたときに、装飾リップ30と取付基部19との間に、車両の内装部材(図示せず)の端末が差し込まれるようになっている。
上部ウェザーストリップ13は、中空シール部20と一部の保持リップ24(例えば車外側側壁22の先端側の保持リップ24)と第1の雨水誘導リップ26の先端側と第1のシールリップ28の先端側と密着リップ29と装飾リップ30の先端側等が、柔軟に撓む発泡ゴム材料であるEPDMスポンジ材料(例えば成形後の比重が約0.6の材料)で形成され、それ以外の部分(取付基部19と残りの保持リップ24と第1の雨水誘導リップ26の根元側と第1のシールリップ28の根元側と装飾リップ30の根元側等)が、上記EPDMスポンジ材料に比べて硬度の高いEPDMソリッド材料(例えばJISK7215によるデュロメータ硬さがHDA70度程度の材料)で形成されている。尚、上部ウェザーストリップ13は、押出成形に引き続いて加硫処理されたものである。
一方、図3に示すように、下部ウェザーストリップ14は、上部ウェザーストリップ13と比較して第1の雨水誘導リップ26が省略されている点が異なり、それ以外は、上部ウェザーストリップ13と同じ構成である。つまり、下部ウェザーストリップ14は、押出成形により芯材21が埋設された取付基部19と中空シール部20とが一体的に形成され、更に、取付基部19には、保持リップ24と第1のシールリップ28と密着リップ29と装飾リップ30とが一体的に形成されている。下部ウェザーストリップ14がフランジ18,17に装着されたときに、装飾リップ30と取付基部19との間に、車両の内装部材であるフロアカーペット31等の端末が差し込まれるようになっている。
次に、図4乃至図7に基づいてウェザーストリップ12の接合部15(つまり上部ウェザーストリップ13と下部ウェザーストリップ14との接合部15)及びその周辺部の構成について説明する。
図7に示すように、接合部15は、EPDMスポンジ材料の射出成形により外形形状(但し、後述する第2の雨水誘導リップ33を除いた部分の外形形状)が下部ウェザーストリップ14の外形状とほぼ同じ形状となるように形成され、取付基部19に相当する部分には、フランジ17が挿入される挿入溝32が形成されている。
また、図4乃至図6に示すように、上部ウェザーストリップ13は、その端末(つまり接合部15)から所定寸法だけ後退した位置まで第1の雨水誘導リップ26と第1のシールリップ28が、それぞれ取付基部19との境界部で切断されて除去されている。そして、上部ウェザーストリップ13のうちの第1の雨水誘導リップ26が除去された部分には、第2の雨水誘導リップ33が射出成形により形成されて第1の雨水誘導リップ26と第2の雨水誘導リップ33とが連続するように接合されている。また、上部ウェザーストリップ13のうちの第1のシールリップ28が除去された部分には、第2のシールリップ34が射出成形により形成されて第1のシールリップ28と第2のシールリップ34とが連続するように接合されている。
第2の雨水誘導リップ33は、上部ウェザーストリップ13の端末方向に進むに従ってその突出長さが徐々に増大すると共に、第1の雨水誘導リップ26の下方で湾曲して長手方向に対して斜め方向に延びるように形成され、その先端部分が最終的に第2のシールリップ34とほぼ同じ方向に延びるように形成されている。これにより、ウェザーストリップ12がフランジ16〜18に装着されたときに、上部ウェザーストリップ13の下端部では、第2の雨水誘導リップ33と第2のシールリップ34との間に、第2の雨水誘導リップ33に沿って延びる第2の雨樋35が、第1の雨樋27に連続すると共に、取付基部19から離れて斜め下方に延びるように形成されるようになっている。
上部ウェザーストリップ13の下端部では、第2のシールリップ34と密着リップ29が弾性変形してフランジ17の根元側に当接することで、取付基部19とフランジ17との間が第2のシールリップ34と密着リップ29でシールされるようになっている。また、第2の雨水誘導リップ33と第2のシールリップ34は下端側で一体化され、第2の雨水誘導リップ33と第2のシールリップ34との間に形成される第2の雨樋35がスムーズに終結されるようになっている。
また、図4及び図7に示すように、ウェザーストリップ12がフランジ16〜18に装着されたときに、第2の雨水誘導リップ33の先端部分を車体パネル11とリアコンビネーションランプのハウジング36との間に挟み込むようにすることで、第2の雨水誘導リップ33の先端部分を車体パネル11に沿って変形させて車体パネル11に密着させるようになっている。
接合部15と第2の雨水誘導リップ33と第2のシールリップ34は、発泡ゴム材料であるEPDMスポンジ材料(例えば成形後の比重が約0.6の材料)の射出成形により一体に成形されている。これらの接合部15と第2の雨水誘導リップ33と第2のシールリップ34を成形する場合には、上部ウェザーストリップ13の中空シール部20の端部と下部ウェザーストリップ14の中空シール部20の端部に、それぞれ成形型の中芯(図示せず)の一方側と他方側を挿入した状態で、接合部15と第2の雨水誘導リップ33と第2のシールリップ34を成形するためのキャビティを有する射出成形型に、上部ウェザーストリップ13の端部と下部ウェザーストリップ14の端部をセットした後、射出成形型のキャビティ内にEPDMスポンジ材料を射出して接合部15と第2の雨水誘導リップ33と第2のシールリップ34を一体に成形すると共に加熱する。これにより、第2の雨水誘導リップ33と第2のシールリップ34及び接合部15を成形して上部ウェザーストリップ13と下部ウェザーストリップ14とを接合部15を介して加硫接合する。成形後、下部ウェザーストリップ14の中空シール部20の所定箇所に予め形成された中芯取出口37(図5参照)から成形型の中芯を取り出す。
尚、ウェザーストリップ12をフランジ16〜18に装着する際には、取付基部19の車外側側壁22と車内側側壁23との間に、不乾性シーラー38(図2乃至図6参照)を充填しておくと良い。
図2に示すように、バックドア25の開放時にバックドア25の上面から車両前方へ流れ落ちる雨水等や車体パネル11のルーフ上面から車両後方へ流れ落ちる雨水等は、バックドア開口縁に沿って形成されたルーフ雨樋39へ流下するようになっているが、このルーフ雨樋39に溜まった雨水等が上部ウェザーストリップ13の方へ流れることがある。ルーフ雨樋39から上部ウェザーストリップ13の方へ流れる雨水等は、上部ウェザーストリップ13の第1の雨水誘導リップ26に沿って形成された第1の雨樋27内に流れ込んだ後、この第1の雨樋27内を流れて下部ウェザーストリップ14の方へ流下する。
本実施例では、上部ウェザーストリップ13の下端部に第2の雨水誘導リップ33を形成して、この第2の雨水誘導リップ33に沿って延びる第2の雨樋35を第1の雨樋27に連続すると共に取付基部19から離れて斜め下方に延びるように形成したので、上部ウェザーストリップ13の第1の雨水誘導リップ26に沿って形成された第1の雨樋27内を流れる雨水等を、第2の雨水誘導リップ33に沿って形成された第2の雨樋35内へ流すことができ、この第2の雨樋35によってウェザーストリップ12の取付基部19から離れる方向へ流して車外側へ排水することができる。これにより、下部ウェザーストリップ14に雨水誘導リップを設けない場合でも、上部ウェザーストリップ13の第1の雨水誘導リップ26に沿って形成された第1の雨樋27内を流れる雨水等が、下部ウェザーストリップ14から車内側に浸入することを防止することができ、防水性を向上させることができる。
更に、本実施例では、上部ウェザーストリップ13の取付基部19の車外側側面のうちの第1の雨水誘導リップ26よりも先端側に第1のシールリップ28を形成し、上部ウェザーストリップ13の下端部(第1のシールリップ28が除去された部分)に、第1のシールリップ28の端末に接合された第2のシールリップ34を形成するようにしたので、第1のシールリップ28と第2のシールリップ34によって取付基部19とフランジ17との間をシールすることができ、取付基部19とフランジ17との間に雨水等が浸入することを効果的に防止することができる。
また、本実施例では、接合部15と第2の雨水誘導リップ33と第2のシールリップ34を柔軟なEPDMスポンジ材料の射出成形により一体に成形するようにしたので、第2の雨水誘導リップ33と第2のシールリップ34を、その機能を十分に発揮できる形状に能率良く成形できる。しかも、接合部15を成形して上部ウェザーストリップ13と下部ウェザーストリップ14とを接合するのと同時に、第2の雨水誘導リップ33と第2のシールリップ34を成形することができ、生産性も向上させることができる。
また、本実施例では、上部ウェザーストリップ13の端末から所定寸法だけ後退した位置まで第1の雨水誘導リップ26を除去し、その第1の雨水誘導リップ26を除去した部分に第2の雨水誘導リップ33を形成して第1の雨水誘導リップ26と第2の雨水誘導リップ33とを連続するように接合するようにしたので、第2の雨水誘導リップ33の長手方向の寸法を長く確保することができて、第2の雨水誘導リップ33及び第2の雨樋35を緩やかに湾曲させることができ、第2の雨樋35内で雨水等が滞ることなくスムーズに流れるようにすることができると共に、第1の雨水誘導リップ26と第2の雨水誘導リップ33とを見栄え良く接合することができて、意匠性を向上させることができる。
更に、本実施例では、上部ウェザーストリップ13の端末から所定寸法だけ後退した位置まで第1のシールリップ28を除去し、その第1のシールリップ28を除去した部分に第2のシールリップ34を形成して第1のシールリップ28と第2のシールリップ34とを連続するように接合するようにしたので、第1のシールリップ28と第2のシールリップ34も見栄え良く接合することができて、意匠性を更に向上させることができる。
また、本実施例では、第2の雨水誘導リップ33と第2のシールリップ34を下端側で一体化するようにしたので、第2の雨水誘導リップ33と第2のシールリップ34との間に形成される第2の雨樋35をスムーズに終結させることができる。
尚、上記実施例では、接合部15と第2の雨水誘導リップ33を射出成形により一体に成形するようにしたが、接合部15とは別に成形した第2の雨水誘導リップを接合部15又はその近傍に融着や接着等により取り付けるようにしても良い。
また、第2の雨水誘導リップ33、第2のシールリップ34、第2の雨樋35等は、上記実施例で説明した形状や材料に限定されず、適宜変更しても良い。
本発明の一実施例におけるウェザーストリップ全体の概略構成図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 接合部及びその周辺部の一部横断面正面図である。 接合部及びその周辺部の一部横断面側面図である。 図4のC−C断面図である。 図4のD−D断面図である。 従来のウェザーストリップの横断面図である。
符号の説明
11…車体パネル、12…ウェザーストリップ、13…上部ウェザーストリップ、14…下部ウェザーストリップ、15…接合部、16〜18…フランジ、19…取付基部、20…中空シール部、24…保持リップ、25…バックドア、26…第1の雨水誘導リップ、27…第1の雨樋、28…第1のシールリップ、33…第2の雨水誘導リップ、34…第2のシールリップ、35…第2の雨樋

Claims (7)

  1. 車両のバックドア開口縁に沿って設けられたフランジを車内側と車外側の両面から挟むように装着される取付基部を備えた長尺な車両用のウェザーストリップであって、
    前記ウェザーストリップは、前記バックドア開口縁の上側部に沿って装着される上部ウェザーストリップと、前記バックドア開口縁の下側部に沿って装着される下部ウェザーストリップとが両ウェザーストリップの端末で接合部を介して接合され、
    前記上部ウェザーストリップの取付基部の車外側側面に、車外側に向けて突出する第1の雨水誘導リップを長手方向に延びるように設けることで、該第1の雨水誘導リップに沿って第1の雨樋が長手方向に延びるように形成され、
    前記接合部及び/又はその近傍に、前記第1の雨水誘導リップの端末に接合された第2の雨水誘導リップを長手方向と異なる方向に延びるように設けることで、該第2の雨水誘導リップに沿って第2の雨樋が前記第1の雨樋に連続すると共に前記取付基部から離れる方向に延びるように形成されていることを特徴とする車両用のウェザーストリップ。
  2. 前記上部ウェザーストリップの取付基部の車外側側面には、前記第1の雨水誘導リップよりも先端側に車外側に向けて突出して前記フランジの根元側に接する第1のシールリップが形成され、
    前記接合部及び/又はその近傍には、前記第1のシールリップの端末に接合された第2のシールリップが前記第2の雨水誘導リップと一体に成形されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用のウェザーストリップ。
  3. 前記接合部と前記第2の雨水誘導リップは、射出成形により一体に成形されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用のウェザーストリップ。
  4. 前記接合部と前記第2の雨水誘導リップは、発泡ゴム材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両用のウェザーストリップ。
  5. 前記上部ウェザーストリップの端末から所定寸法だけ後退した位置まで前記第1の雨水誘導リップが除去され、その第1の雨水誘導リップが除去された部分に前記第2の雨水誘導リップが形成されて前記第1の雨水誘導リップと前記第2の雨水誘導リップとが連続するように接合されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両用のウェザーストリップ。
  6. 前記上部ウェザーストリップの端末から所定寸法だけ後退した位置まで前記第1のシールリップが除去され、その第1のシールリップが除去された部分に前記第2のシールリップが形成されて前記第1のシールリップと前記第2のシールリップとが連続するように接合されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用のウェザーストリップ。
  7. 前記第2の雨水誘導リップと前記第2のシールリップは、下端側で一体化されていることを特徴とする請求項2又は6に記載の車両用のウェザーストリップ。
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