JP2009227241A - ウエザストリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】ウエザストリップのコーナー部において、ドアフレームとの隙間を確実に塞ぎ、生産性に優れた自動車用ウエザストリップを提供する。
【解決手段】自動車のウエザストリップにおいて、ウエザストリップ10は、ルーフ部と、縦辺部と、縦辺部とルーフ部を連結するコーナー部から形成される。コーナー部を型成形するときに、コーナー部の取付基部11とそれぞれルーフ部と縦辺部の取付基部11とが連続するように接続され、コーナー部の取付基部11に低比重スポンジ材17で構成される低比重スポンジ部を一体的に加硫接着により形成したことを特徴とするウエザストリップである。
【選択図】図1
【解決手段】自動車のウエザストリップにおいて、ウエザストリップ10は、ルーフ部と、縦辺部と、縦辺部とルーフ部を連結するコーナー部から形成される。コーナー部を型成形するときに、コーナー部の取付基部11とそれぞれルーフ部と縦辺部の取付基部11とが連続するように接続され、コーナー部の取付基部11に低比重スポンジ材17で構成される低比重スポンジ部を一体的に加硫接着により形成したことを特徴とするウエザストリップである。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールする等自動車に装着されるウエザストリップに関するものである。以下、ドアウエザストリップを例にとり説明する。
自動車のドア1と車体開口部周縁6との間のシールは、図5と図6に示すように、ドア1の外周部に設けられたドアフレーム2の外周に取付けられるドアウエザストリップ110及び/または、車体開口部周縁6のフランジ6aに取付けられるオープニングウエザストリップ130によりなされる。なお、ドアガラス5とドア1との間のシールは、ドアフレーム2の内周のチャンネル3に取付けられるガラスラン120によってなされる。
ガラスラン120は、ドアフレーム2の内周に設けられたチャンネル3に取付けられ、ドアガラス5に当接させてシールしている。
車体開口部周縁6のフランジ6aに取付けられたオープニングウエザストリップ130は、断面略U字形のトリム部131によりフランジ6aに取付けられ、中空シール部132をドアフレーム2等の内面に当接させて、ドア1と車体開口部周縁6との間をシールする。
車体開口部周縁6のフランジ6aに取付けられたオープニングウエザストリップ130は、断面略U字形のトリム部131によりフランジ6aに取付けられ、中空シール部132をドアフレーム2等の内面に当接させて、ドア1と車体開口部周縁6との間をシールする。
ドア1のドアフレーム2の外周に取付けられたドアウエザストリップ110は、取付基部111とその上面に一体に形成された中空シール部114とシールリップ部116から構成される。取付基部111は、ドアフレーム2の外周部に取付けられたリテーナー4に嵌め込まれてドアフレーム2に固定される。そして、ドア1閉時にシールリップ部116が車体開口部周縁6の最も車外側の側端に当接し、ドアフレーム2の外周端縁と車体開口部周縁6の車外側側端との間の隙間をシールする。そのとき、中空シール部114は、車体開口部周縁6のシールリップ部116が当接する部分よりも車内側の膨出部分に当接して、ドア1と車体開口部周縁6との間をシールしている。
このドアフレーム2に取付けられるドアウエザストリップ110は、図7に示すように、ドアフレーム2の上辺に取付けられルーフの側端に当接するルーフ部110aと、ドアフレーム2の縦辺に取付けられセンターピラーに当接する縦辺部110cと、ルーフ部110aと縦辺部110cとを接続して、ドアフレーム2のコーナー部に取付けられるコーナー部110bとから構成されている。
このコーナー部110bは、型成形により成形され、型成形時にルーフ部110aと縦辺部110cとを加硫接着している(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。そして、コーナー部110bの取付基部111には、図7に示すように、型成形のときに中子を取出すための中子取出孔115が形成されている。
そして、コーナー部においては、リテーナー4の形状が複雑になり、ドアウエザストリップ110のコーナー部110bの取付基部111と、ドアフレーム2のコーナー部のリテーナー4との間には、リテーナー4の形成上隙間が発生せざるを得ないため、取付基部111の裏面、又は、取付基部111の側面に形成された凹部118にコーキングスポンジ117が貼着されて、その隙間を埋めるようにしている。
このコーキングスポンジ117の貼着は、ドアウエザストリップ110のコーナー部110bを型成形で成形した後に、予め成形していたコーキングスポンジ117を手作業で貼り付けをしていた。このため、手間がかかり、生産性がよくなかった。
特開2007−320369号公報
特開2000−190736号公報
このため、本発明は、ドアウエザストリップのコーナー部において、ドアフレームとの隙間を確実に塞ぎ、生産性に優れた自動車用ドアウエザストリップを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車のウエザストリップにおいて、
ウエザストリップは、ルーフ部と、縦辺部と、縦辺部とルーフ部を連結するコーナー部から形成され、
コーナー部を型成形するときに、コーナー部の取付基部とそれぞれルーフ部と縦辺部の取付基部とが連続するように接続され、
コーナー部の取付基部に低比重スポンジ材で構成される低比重スポンジ部を一体的に加硫接着により形成したことを特徴とするウエザストリップである。
ウエザストリップは、ルーフ部と、縦辺部と、縦辺部とルーフ部を連結するコーナー部から形成され、
コーナー部を型成形するときに、コーナー部の取付基部とそれぞれルーフ部と縦辺部の取付基部とが連続するように接続され、
コーナー部の取付基部に低比重スポンジ材で構成される低比重スポンジ部を一体的に加硫接着により形成したことを特徴とするウエザストリップである。
請求項1の本発明では、ウエザストリップは、ルーフ部と、縦辺部と、縦辺部とルーフ部を連結するコーナー部から形成されるため、車体開口部のルーフ部からコーナー部を経由して縦辺部まで連続してシールすることができる。
コーナー部を型成形するときに、コーナー部の取付基部とそれぞれルーフ部と縦辺部の取付基部とが連続するように接続されるため、コーナー部において、取付基部が連続して車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁に連続して確実に取付けられることができる。
コーナー部を型成形するときに、コーナー部の取付基部とそれぞれルーフ部と縦辺部の取付基部とが連続するように接続されるため、コーナー部において、取付基部が連続して車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁に連続して確実に取付けられることができる。
コーナー部の取付基部に低比重スポンジ材で構成される低比重スポンジ部を一体的に加硫接着により形成したため、低比重スポンジ部の柔軟性が大きく、ドアフレームと取付基部との間を確実に塞ぎシール性を確保できる。さらに、低比重スポンジ部を一体的に形成したため、低比重スポンジ部の接着性が強く、後加工で低比重スポンジ部を取付ける必要がなく、生産性が高い。
低比重スポンジ部は、取付基部と加硫接着により一体的に形成されたため、ドアウエザストリップのコーナー部の型成形時に低比重スポンジ部を同時に成形することができ、手間がかからず生産性が高く、また、加硫接着のため取付基部に強固に接着することができる。
低比重スポンジ部は、取付基部と加硫接着により一体的に形成されたため、ドアウエザストリップのコーナー部の型成形時に低比重スポンジ部を同時に成形することができ、手間がかからず生産性が高く、また、加硫接着のため取付基部に強固に接着することができる。
請求項2の本発明は、上記ウエザストリップは、自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールし、ドアの外周部に取付けられるドアウエザストリップであって、
ドアウエザストリップは、ドアの上辺と車体開口部周縁のルーフとの間をシールするルーフ部と、ドアの縦辺と車体開口部周縁の縦辺との間をシールする縦辺部と、縦辺部とルーフ部を連結しドアのコーナー部をシールするコーナー部から形成され、ルーフ部、コーナー部及び縦辺部は、スポンジ材で形成され、
ルーフ部、コーナー部及び縦辺部は、それぞれドアの外周部に取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に形成され車体開口部周縁に当接してドアと車体開口部周縁との間をシールする中空シール部とを有し、取付基部と中空シール部は、コーナー部を型成形するときに、コーナー部の取付基部と中空シール部によりそれぞれルーフ部と縦辺部の取付基部と中空シール部が連続するように接続されたものにおいて、
低比重スポンジ部は、取付基部に形成された中子取出孔よりも車外側に形成されたウエザストリップである。
ドアウエザストリップは、ドアの上辺と車体開口部周縁のルーフとの間をシールするルーフ部と、ドアの縦辺と車体開口部周縁の縦辺との間をシールする縦辺部と、縦辺部とルーフ部を連結しドアのコーナー部をシールするコーナー部から形成され、ルーフ部、コーナー部及び縦辺部は、スポンジ材で形成され、
ルーフ部、コーナー部及び縦辺部は、それぞれドアの外周部に取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に形成され車体開口部周縁に当接してドアと車体開口部周縁との間をシールする中空シール部とを有し、取付基部と中空シール部は、コーナー部を型成形するときに、コーナー部の取付基部と中空シール部によりそれぞれルーフ部と縦辺部の取付基部と中空シール部が連続するように接続されたものにおいて、
低比重スポンジ部は、取付基部に形成された中子取出孔よりも車外側に形成されたウエザストリップである。
請求項2の本発明では、ドアウエザストリップは、ドアの上辺と車体開口部周縁のルーフとの間をシールするルーフ部と、ドアの縦辺と車体開口部周縁の縦辺との間をシールする縦辺部と、縦辺部とルーフ部を連結しドアのコーナー部をシールするコーナー部から形成される。このため、ドアの上辺(ルーフ部)からコーナー部、縦辺(センターピラー)において、スムースに連続して、確実にシールすることができる。
ルーフ部、コーナー部及び縦辺部は、スポンジ材で形成されるため、柔軟性に富み、ドアフレームと車体の車体開口部周縁の曲面や凹凸に応じて当接することができ、シール性を確保することができる。また、ソリッド材と比べて比重が小さく、車輌の軽量化の要請に答えることができる。
ルーフ部、コーナー部及び縦辺部は、それぞれドアの外周部に取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に形成され車体開口部周縁に当接してドアと車体開口部周縁との間をシールする中空シール部とを有する。このため、取付基部がドアフレームに保持されることにより、中空シール部が車体開口部周縁の所定場所に確実に当接して、シールすることができる。
取付基部と中空シール部は、コーナー部を型成形するときに、コーナー部の取付基部と中空シール部によりそれぞれルーフ部と縦辺部の取付基部と中空シール部が連続するように接続される。このため、ルーフ部、コーナー部と縦辺部において連続したシールをすることができ、騒音や埃の進入を防止して、ルーフ部の雨水を、確実にコーナー部を経由して、縦辺部に流下させ、車外に排出することができる
低比重スポンジ部は、取付基部に形成された中子取出孔よりも車外側に形成されたため、低比重スポンジ部により、車外から進入する雨水、埃、騒音等が中子取出孔から入り、車内へ伝達されることを防止することができる。
請求項3の本発明は、ウエザストリップのコーナー部は、加硫が進行した後に、完了する前に低比重スポンジ部を構成する材料を成形金型に注入し、コーナー部と低比重スポンジ部を同時に完了まで加硫させたウエザストリップである。
請求項3の本発明では、ウエザストリップのコーナー部は、加硫が進行した後に、完了する前に低比重スポンジ部を構成する材料を成形金型に注入し、コーナー部と低比重スポンジ部を同時に完了まで加硫させた。このため、ウエザストリップのコーナー部の形状がある程度固まった後に、低比重スポンジ部を構成する材料を成形金型に注入することができ、低比重スポンジ部を構成する材料を成形金型に注入することによりコーナー部の形状が変化することが防止できる。さらに、コーナー部が低比重スポンジ部を構成する材料を成形金型に注入後でも、まだ低比重スポンジ部と同時に加硫が進行するため、低比重スポンジ部と加硫接着が強固にされる。
請求項4の本発明は、低比重スポンジ部は、取付基部の裏面に形成されたウエザストリップである。
請求項4の本発明では、低比重スポンジ部は、取付基部の裏面に形成されたため、取付基部の裏面とドアフレームのリテーナーの間の隙間を確実に塞ぐことができ、シール性を確保することができる。
請求項5の本発明は、取付基部の車外側側端に形成された取付基部張出部と、取付基部の車外側側端で取付基部張出部の上部に形成されたシールリップ部との間に形成された凹部に低比重スポンジ部が形成されたウエザストリップである。
請求項5の本発明では、取付基部の車外側側端に形成された取付基部張出部と、取付基部の車外側側端で取付基部張出部の上部に形成されたシールリップ部との間に形成された凹部に低比重スポンジ部が形成された。このため、取付基部の凹部とその凹部にはめ込まれたリテーナーの側端との間のシール性を確保することができる。
請求項6の本発明は、ドアウエザストリップが当接する車体開口部周縁よりも車外側に当接する車外側ドアウエザストリップがドアウエザストリップに連結して設けられたウエザストリップである。
請求項6の本発明では、ドアウエザストリップが当接する車体開口部周縁よりも車外側に当接する車外側ドアウエザストリップがドアウエザストリップに連結して設けられたため、ドアフレームと車体開口部周縁との間を2重にシールすることができ、シール性を向上させることができる。
本発明は、コーナー部の取付基部に低比重スポンジ材で構成される低比重スポンジ部を一体的に形成したため、ドアフレームと取付基部との間を確実に塞ぎシール性を確保でき、後加工で低比重スポンジ部を取付ける必要がなく、生産性が高い。
低比重スポンジ部は、取付基部に形成された中子取出孔よりも車外側に形成されたため、低比重スポンジ部により、車外から進入する雨水、埃、騒音等が中子取出孔から入り、車内へ伝達されることを防止することができる。
低比重スポンジ部は、取付基部に形成された中子取出孔よりも車外側に形成されたため、低比重スポンジ部により、車外から進入する雨水、埃、騒音等が中子取出孔から入り、車内へ伝達されることを防止することができる。
本発明の実施の形態を図1〜図5に基づき説明する。
図5は自動車の側面図である。図5に示すように、自動車のドア1の上部の外周部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の外周部にはドアウエザストリップ8が取付けられ、ドア1と車体開口部周縁6の間をシールしている。
図5は自動車の側面図である。図5に示すように、自動車のドア1の上部の外周部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の外周部にはドアウエザストリップ8が取付けられ、ドア1と車体開口部周縁6の間をシールしている。
図1は、本発明の実施の形態のドアウエザストリップ8のコーナー部10bの車内側から見た斜視図であり、図2は、コーナー部10bの端面の断面図であり、図1のA−A線に沿った断面図である。
図3と図4は、コーナー部10bを形成する成形金型30の断面図であり、図3は、コーナー部10bの本体部分を成形するときの断面図で、図4は、コーナー部10bに低比重スポンジ部17を形成するときの断面図である。
図3と図4は、コーナー部10bを形成する成形金型30の断面図であり、図3は、コーナー部10bの本体部分を成形するときの断面図で、図4は、コーナー部10bに低比重スポンジ部17を形成するときの断面図である。
ドアウエザストリップ8は、図1及び図2に示すように、ドア1の上辺と車体開口部周縁6のルーフの側端との間をシールするルーフ部10aと、ドア1の縦辺と車体開口部周縁6の縦辺(センターピラー)との間をシールする縦辺部10cと、縦辺部10cとルーフ部10aを連結しドア1のコーナー部に取付けられるコーナー部10bから形成されている。
ルーフ部10aと縦辺部10cは、それぞれ別の断面形状で押出成形により直線状に形成される。ドアフレーム2のコーナー部に装着されるコーナー部10bは、型成形により成形され、断面形状を徐々に変化させて、スムースにルーフ部10aと縦辺部10cを接続している。
ルーフ部10aの断面形状は、図1に示すように、ドアフレーム2の外周等に取付けられたリテーナー4に取付けられる取付基部11と、取付基部11の上面に一体的に形成され、車体開口部周縁9の後述する車外側シールリップ部22が当接する部分よりも車内側に当接する中空シール部12から形成される。
なお、ルーフ部10aには、図2に示すように、ドアウエザストリップ10が当接する車体開口部周縁6よりも車外側に当接する車外側ドアウエザストリップ20が設けられている。車外側ドアウエザストリップ20は、ドアフレーム2の車外側側端に形成された車外側リテーナー4aに取付けられている。車外側リテーナー4aは、図2に示すように、ドアフレーム2の先端に取付けられたドアモール7と一体的に形成されてもよい。
車外側ドアウエザストリップ20は、ドアウエザストリップ10のシールリップ部16から延設された連結部14により、ドアウエザストリップ10と連結している。車外側ドアウエザストリップ20は、ドアウエザストリップ10と一体的に押出成形することができるが、スポンジゴムでもソリッドゴムでもいずれでも形成することができる。
車外側ドアウエザストリップ20は、上記の車外側リテーナー4aに取付けられる車外側取付基部21と、車外側取付基部21から一体的に形成され、車体開口部周縁9の上述の中空シール部12が当接する部分よりも車外側先端部分に当接する車外側シールリップ部22から形成される。
このため、ドアフレーム2と車体開口部周縁6との間を、ドアウエザストリップ10と車外側ドアウエザストリップ20とで2重にシールすることができ、シール性を向上させることができる。
このため、ドアフレーム2と車体開口部周縁6との間を、ドアウエザストリップ10と車外側ドアウエザストリップ20とで2重にシールすることができ、シール性を向上させることができる。
縦辺部10cの断面形状は、図1に示すように、ルーフ部10aと同様に、ドアフレーム2の外周等に取付けられたリテーナー4に取付けられる取付基部11と、取付基部11の上面に一体的に形成され、車体開口部周縁9に当接する中空シール部12から形成される。縦辺部10cには、ルーフ部10aとは異なり、車外側ドアウエザストリップ20が設けられていないが、シールリップ部16が大きく湾曲して形成されている。
コーナー部10bは、図1に示すように、型成形により形成され、ルーフ部10aと縦辺部10cの断面形状の違いを徐々に調整して両者を成形時に接続している。コーナー部10bにおいては、ルーフ部10aと縦辺部10cと同様に取付基部11と、取付基部11から一体的に形成された中空シール部12から構成されている。
取付基部11は、型成形時に中空シール部12を形成する後述する中子33を取出すため、中子取出孔15が形成されている。取付基部11は、図2に示すように、両側端が張出した取付基部張出部13が形成されている。取付基部張出部13が断面横長C字形に形成されたリテーナー4に嵌めこまれている。これにより、取付基部11が確実にドアフレーム2に保持される。
図2に示すように、取付基部11の車外側側端に形成された取付基部張出部13と、取付基部11の車外側側端で取付基部張出部13の上部に形成されたシールリップ部16との間に形成された凹部18に、低比重スポンジ部17を形成する。この場合には、取付基部張出部13とシールリップ部16との間に形成された凹部18には、リテーナー4の車外側の側端が入り込み、車外側の取付基部張出部13を挟持する。この凹部18に低比重スポンジ部17を形成すると、この凹部18とリテーナー4の車外側の側端との間の隙間を低比重スポンジ部17が塞ぐことができ、シール性を確保することができる。
また、図2において2点鎖線で示したように、取付基部11のリテーナー4に面する側である裏面に低比重スポンジ部17が一体的に形成することができる。低比重スポンジ部17の形成方法については後述する。低比重スポンジ部17は、柔軟性が大きく、ドアフレーム2のリテーナー4と取付基部11との間の空間を確実に塞ぐことができるため、リテーナー4と取付基部11との間のシール性を確保できる。
低比重スポンジ部17の形成は上記のどちらの場所にも形成することができる。
低比重スポンジ部17の形成は上記のどちらの場所にも形成することができる。
コーナー部10bのルーフ部10a側では、図2に示すように、ルーフ部10aと同様に、車外側ドアウエザストリップ20を形成する。車外側ドアウエザストリップ20の形状は、ルーフ部10aと同様であり、説明を省略するが、連結部14は、シールリップ部16の先端部分から延設されている。
コーナー部10bの中空シール部12は、ルーフ部10aと縦辺部10cと同様に、ドア閉時には、車体開口部周縁9と当接して、車体開口部周縁9の形状に沿って変形し、シールすることができる。このとき、車外側ドアウエザストリップ20の車外側シールリップ部22と合わせて2重にシールしてシール性を確保することができる。
次に、図3と図4に基づき、コーナー部10bの成形方法について説明する。
コーナー部10bを成形する成形金型30は、図3に示すように、可動型31、固定型32、中子33、中型34とスライド型35から構成され、内部にキャビティー36を有している。
コーナー部10bを成形する成形金型30は、図3に示すように、可動型31、固定型32、中子33、中型34とスライド型35から構成され、内部にキャビティー36を有している。
コーナー部10bは、図1に示すように、ルーフ部10aと縦辺部10cを接続して、ドアフレーム2のコーナー部に取付けられるように略直角に屈曲して、型成形で形成されている。
コーナー部10bのルーフ側は、ルーフ部10aの断面形状とほぼ同様の形状をなし、縦辺側は縦辺部10cの断面形状とほぼ同様の形状をなし、コーナー部で両者を接続するように断面形状は徐々に変化している。
コーナー部10bのルーフ側は、ルーフ部10aの断面形状とほぼ同様の形状をなし、縦辺側は縦辺部10cの断面形状とほぼ同様の形状をなし、コーナー部で両者を接続するように断面形状は徐々に変化している。
コーナー部10bを成形するには、押出成形で成形されたルーフ部10aと縦辺部10cのそれぞれの端部を中子33の両端に挿入し、その中子33を成形金型30の固定型32に嵌め込んで、中型34、スライド型35と可動型31を閉じ、ルーフ部10aと縦辺部10cのそれぞれの端部を上記成形金型30で挟持するとともに、コーナー部10bを成形するキャビティー36を形成する。
次に、キャビティー36にコーナー部10bを形成するスポンジ材を注入する。そして成形金型30を加熱することにより、スポンジ材を加熱してスポンジ材の加硫を進行させる。スポンジ材の加硫がある程度進行して、コーナー部10bの形状を保持できる程度になったときに、スライド型35を所定量移動させて、低比重スポンジ部17を構成する材料を成形金型30に注入し、その後さらにコーナー部10bと低比重スポンジ部17を同時に加熱して、両方の材料が加硫を完了するまで加熱する。
このため、ドアウエザストリップ10のコーナー部10bの形状が固まった後に、低比重スポンジ部17を構成する材料を成形金型30に注入することができ、低比重スポンジ部17の注入によりコーナー部10bの形状が変化することが防止できる。さらに、コーナー部10bが低比重スポンジ部17の注入後でも、まだ加硫が進行するため、後述するように、低比重スポンジ部17と加硫接着される。
このように、低比重スポンジ部17は、取付基部11と加硫接着されると、ドアウエザストリップ10のコーナー部10bを型成形するときに、低比重スポンジ部17を同時に成形するとともに、加硫接着することができる。低比重スポンジ部17と取付基部11は、加硫接着のため強固に接着することができる。
次に、ドアウエザストリップ8の製造方法について説明する。
ドアウエザストリップ8の直線状の部分、即ち、ルーフ部10aと縦辺部10cの成形においては、押出成形で成形され、押出成形後に、高周波加熱、熱風加熱により加硫され、その後所定寸法に裁断される。
ドアウエザストリップ8の直線状の部分、即ち、ルーフ部10aと縦辺部10cの成形においては、押出成形で成形され、押出成形後に、高周波加熱、熱風加熱により加硫され、その後所定寸法に裁断される。
成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマーが使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、ポリオレフィン系エラストマー等が使用される。柔軟性を向上させるためにこれらの材料を発泡させてスポンジ材として使用する。
次に、型成形部分の成形は、上記により製造され、裁断された、ルーフ部10aと縦辺部10cの端部を、上記のようにコーナー部10bを成形する成形金型30に挟持して、その金型のキャビティーに型成形部分を形成するスポンジゴム材を注入する。型成形部分の断面形状は押出成形部分の断面形状と略同じである。成形材料は、押出成形部分に使用した材料と同じ種類のものを使用することが好ましい。
なお、蒸気の実施の形態ではウエザストリップとして、ドアウエザストリップを例にとり説明したが、本願のウエザストリップとしては、コーナー部等の型成形部をゆうするものであればよく、ガラスランにも適用しうるものである。
なお、蒸気の実施の形態ではウエザストリップとして、ドアウエザストリップを例にとり説明したが、本願のウエザストリップとしては、コーナー部等の型成形部をゆうするものであればよく、ガラスランにも適用しうるものである。
1 ドア
2 ドアフレーム
6 車体開口部周縁
10 ドアウエザストリップ
10b コーナー部
11 取付基部
12 中空シール部
15 中子取出孔
16 シーリリップ部
17 低比重スポンジ部
20 車外側ウエザストリップ
30 成形金型
2 ドアフレーム
6 車体開口部周縁
10 ドアウエザストリップ
10b コーナー部
11 取付基部
12 中空シール部
15 中子取出孔
16 シーリリップ部
17 低比重スポンジ部
20 車外側ウエザストリップ
30 成形金型
Claims (6)
- 自動車のウエザストリップにおいて、
該ウエザストリップは、ルーフ部と、縦辺部と、該縦辺部と上記ルーフ部を連結するコーナー部から形成され、
上記コーナー部を型成形するときに、上記コーナー部の取付基部とそれぞれ上記ルーフ部と縦辺部の取付基部とが連続するように接続され、
上記コーナー部の上記取付基部に低比重スポンジ材で構成される低比重スポンジ部を一体的に加硫接着により形成したことを特徴とするウエザストリップ。 - 上記ウエザストリップは、自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールし、上記ドアの外周部に取付けられるドアウエザストリップであって、
該ドアウエザストリップは、上記ドアの上辺と上記車体開口部周縁のルーフとの間をシールするルーフ部と、上記ドアの縦辺と上記車体開口部周縁の縦辺との間をシールする縦辺部と、該縦辺部と上記ルーフ部を連結し上記ドアのコーナー部をシールするコーナー部から形成され、上記ルーフ部、コーナー部及び縦辺部は、スポンジ材で形成され、
上記ルーフ部、コーナー部及び縦辺部は、それぞれ上記ドアの外周部に取付けられる取付基部と、該取付基部に一体的に形成され上記車体開口部周縁に当接して上記ドアと上記車体開口部周縁との間をシールする中空シール部とを有し、上記取付基部と中空シール部は、上記コーナー部を型成形するときに、上記コーナー部の取付基部と中空シール部によりそれぞれ上記ルーフ部と縦辺部の取付基部と中空シール部が連続するように接続されたものにおいて、上記低比重スポンジ部は、上記取付基部に形成された中子取出孔よりも車外側に形成された請求項1に記載のウエザストリップ。 - 上記ウエザストリップのコーナー部は、加硫が進行した後、完了する前に上記低比重スポンジ部を構成する材料を成形金型に注入し、コーナー部と低比重スポンジ部を同時に完了まで加硫させた請求項1又は請求項2に記載のウエザストリップ。
- 上記低比重スポンジ部は、上記取付基部の裏面に形成された請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のウエザストリップ。
- 上記取付基部の車外側側端に形成された取付基部張出部と、上記取付基部の車外側側端で上記取付基部張出部の上部に形成されたシールリップ部との間に形成された凹部に、上記低比重スポンジ部が形成された請求項2に記載のウエザストリップ。
- 上記ドアウエザストリップが当接する車体開口部周縁よりも車外側に当接する車外側ドアウエザストリップが、上記ドアウエザストリップに連結して設けられた請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のウエザストリップ。
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JP2011218940A (ja) * | 2010-04-08 | 2011-11-04 | Nishikawa Rubber Co Ltd | ドアウェザーストリップ |
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- 2008-03-25 JP JP2008078514A patent/JP2009227241A/ja not_active Withdrawn
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