JP3867139B2 - 自動車用リヤドアウエザストリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リヤドアと車体の間をシールするリヤドアウエザストリップに関するものである。詳しくはリヤドアを開いた時にリヤドアウエザストリップの上辺部に残存した水がそのフロント側の上部のコーナー部から車室内に落下するのを防止することができるリヤドアウエザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のリヤドアと車体の間のシールをするため、図4に示すようにリヤドアウエザストリップ110がリヤドア2の外周の全周に亘り一体的に連続して取付けられている。
リヤドア2の上辺に取付けられたリヤドアウエザストリップ110の上辺部20は図4と図6に示すように略水平に取付基部26により取付けられている。取付基部26の上面の車内側には中空状のメインシール21が、車外側にはサブシールリップ23が設けられている。ドア閉時にはこのメインシール21とサブシールリップ23が車体に当接して、リヤドア2と車体1の間をシールする。更に、サブシールリップ23によりシール性を向上させるとともに、車内側のメインシール21とリヤドア2と車体1の間の空間を閉じることにより、風切り音を低下させている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、リヤドアウエザストリップ110とリヤドア2の間をシールするためサブシールリップ23の中間において車外方向に背面シールリップ24を延出させ、リヤドア2の突縁2bの裏面に当接させている。
この場合に、雨が降ったり洗車をしたりするときに、リヤドアウエザストリップ110の上辺部20は略水平に取付けられているため、サブシールリップ23と背面シールリップ24とで形成される凹溝25に雨水等が溜まることがある。
【0004】
一方、リヤドア2のフロント側の縦辺にはリヤドアウエザストリップ110の縦辺部30が取付けられている。また、この縦辺部30と上辺部20を略直角状に接続するコーナーにはコーナー接続部140が設けられている。
図6に示すようにコーナー接続部140は、上辺部20に連続する水平部分と縦辺部30に連続する縦部分の略L字状をなしている。その水平部分においてリヤドアウエザストリップ110の上辺部20のサブシールリップ23に連続して水平方向にサブシールリップ143がコーナー接続部140のフロント側先端まで延設されている。
【0005】
さらに水平部分において、背面シールリップ144も上辺部20の背面シールリップ24から連続して水平方向にコーナー接続部140のフロント側先端まで延設されている。このため、サブシールリップ143と背面シールリップ144とで構成される凹溝145も上辺部20の凹溝25に連続して水平方向に延設され、コーナー接続部140のフロント側先端で端部が下方に向けて落ち込んでいる。
従って、リヤドアウエザストリップ110の上辺部20の凹溝25に溜まった水はドア閉時には、水平方向に流れ、コーナー接続部140の凹溝145と縦部分を通り、下方の縦辺部30方向に排出される。
【0006】
この場合に、リヤドア2の上辺をリヤ側に低くして雨水を後方に流すことが考えられるが、自動車のデザイン上の点から及びドアの閉まり性の点からリヤ側を低くできない場合があった。その場合には、リヤドア2を開けると、図4と図5に示すようにリヤドア2は車内側に湾曲し、前方端部は若干斜め後方に傾いた状態であるため、リヤドア2の上辺は前方に傾いた状態となる。そのため、図6に示すようにサブシールリップ23と背面シールリップ24とで形成される凹溝25に溜まった水は、その凹溝25に沿って前方に移動して、コーナー接続部140の凹溝145のフロント方向の先端から車室内に落下する場合があった。
【0007】
このため、サブシールリップ23と背面シールリップ24とで形成される凹溝25のフロント側の先端に雨水の案内突条を設け、リヤドアウエザストリップ110の縦辺部30のメインシールリップ31と背面シールリップ34の間の凹溝に雨水を流下させることも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、この突条を設けても、リヤドアを素早く開けたり、雨水等が大量に溜まっていた場合には、リヤドアウエザストリップの縦辺部のメインシールリップ31と背面シールリップ34の間の凹溝に沿わせ完全に雨水を下方に落とすことができずに車室内に落下する場合もあった。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−190736号公報(第3−4頁、第1図)
【特許文献2】
特開2002−293140号公報(第3−4頁、第1図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる状況に鑑み、リヤドアを開いたときにリヤドアの上辺に溜まった雨水が車内に落下することを確実に防止することができるリヤドアウエザストリップを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、自動車のリヤドアの外周に取付けられ、車体との間をシールするリヤドアウエザストリップであって、少なくともリヤドアの上辺に位置する上辺部と、フロント側に位置する縦辺部と、上辺部と縦辺部とをコーナー部で接続するコーナー接続部をと有し、上辺部は、リヤドアに取付ける取付基部と、取付基部の車内側の上面に設けられて車体に当接してシールするメインシールと、メインシールよりも車外側の取付基部の上面に設けられて車体に当接してシールするサブシールリップと、サブシールリップの車外側側面に設けられてリヤドアの突縁に当接してシールする背面シールリップとを有し、縦辺部は、リヤドアの縦辺に取付ける取付基部と、取付基部のフロント側面に設けられて車体に当接してシールするメインシールと、メインシールリップの車外側側面に設けられてリヤドアに向かって延出してシールする背面シールリップとを有し、背面シールリップと取付基部との間に凹溝を形成したものにおいて、コーナー接続部は、上辺部に連続する水平部分と縦辺部に連続する縦部分からなる略L字状をなすとともに、上辺部の取付基部と縦辺部の取付基部とを連続して一体に形成した取付基部と、取付基部の上面およびフロント側面に設けられて上辺部のメインシールと縦辺部のメインシールとを連続して一体に形成したメインシールと、取付基部の車外側の上面に設けられて上辺部のサブシールリップから一体に水平方向に延設したサブシールリップと、サブシールリップのフロント側先端から下方に延設され縦辺部の背面シールリップに連続して一体に接続されコーナー接続部のフロント側先端を囲む回し込み壁と、上辺部の背面シールリップから連続して水平方向に回し込み壁の若干手前まで延設した背面シールリップとを有するとともに、背面シールリップの先端と回し込み壁との間に上辺部の水を縦辺部の背面シールリップと取付基部との間の凹溝に排出する排水切り欠き部を設け、コーナー接続部には、縦部分において、取付基部と回し込み壁により、排水切り欠き部と連続し、縦辺部の凹溝に連結する排水溝が形成されるとともに、水平部分の排水切り欠き部より後方において、背面シールリップと取付基部の間に堰止め用リブが形成された自動車用リヤドアウエザストリップである。
【0011】
請求項1の本発明では、コーナー接続部の水平部分において、上辺部のサブシールリップから連続して一体に延設したサブシールリップと上辺部の背面シールリップから連続して水平方向に回し込み壁の若干手前まで延設した背面シールリップにより凹溝を設けた。そのため、コーナー接続部の上辺部分においてサブシールリップと背面シールリップとで形成する凹溝を通して、上辺部の凹溝に溜まった雨水をコーナー接続部からリヤドアのフロント側に流すとともに後述のとおり下方に流下することができる。
このとき、サブシールリップと回し込み壁はコーナー接続部の全体に亘って外壁となっていることにより、ドアを素早く開けたときでも雨水等がコーナーから外へ飛び出さず、車室内に落下することがない。
【0012】
さらに、コーナー接続部の背面シールリップを上辺部の背面シールリップから連続して水平方向に回し込み壁の若干手前まで延設し、背面シールリップの先端と回し込み壁との間に排水切り欠き部を設けたため、上辺部の凹溝に溜まった雨水をこの排水切り欠き部を通して下方の縦辺部の背面シールリップと取付基部との間の凹溝に流すことができる。
この回し込み壁と排水切り欠き部はコーナー接続部を金型で成形するときに、同時に一体的に形成することができるため、効率よく安価に形成することができる。
【0013】
そして、縦辺部に連続するコーナー接続部の縦部分において、取付基部と回し込み壁により、排水切欠部と連続し、縦辺部の凹溝に連結する排水溝を形成して、その排水溝を縦辺部の背面シールリップと取付基部との間の凹溝と連結することによりリヤドアの下方に雨水等を流下することができる。また、コーナー接続部の取付基部と縦辺部の取付基部とを連続して設けることにより雨水等が車室内に漏れない凹溝を形成することができる。
【0014】
さらに、上辺部に連続する水平部分の排水切り欠き部より後方において、背面シールリップと取付基部の間に堰止め用リブが形成されているため、雨水等が排水切り欠き部から下方に流下するときに、リヤドアウエザストリップの上辺部の背面シールリップと取付基部の間の溝部に雨水等が入り込むのを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明のリヤドアウエザストリップの実施の形態を図1〜図4に基づき説明する。
図4は、自動車のリヤドア2の側面図である。リヤドア2は、リヤドア2のフロント側の縦辺部分で車体1の開口縁にヒンジ機構により、開閉自在に取付けられている。リヤドア2の外周は全周に亘りリヤドアウエザストリップ10が取付けられている。
リヤドアウエザストリップ10は、環状に形成することもできるがリヤドア2の上辺とフロント側縦辺とリヤ側縦辺のみに取付けられ、下辺には車体の構造上省略することもできる。
【0016】
リヤドアウエザストリップ10は、環状に形成される場合には、リヤドア2の上辺に取り付けられる上辺部20と、フロント側の縦辺に取付けられる縦辺部30と、リヤ側の縦辺に取付けられるリヤ縦辺部50と、下辺に取り付けられる下辺部60と、それらをそれぞれのコーナーで接続するコーナー接続部からなる。
下辺部60は、上述の通り省略することができる。
【0017】
上辺部20、縦辺部30、リヤ縦辺部50及び下辺部60は、例えばEPDMゴム等の合成ゴムを押出し成形することにより成形されている。そして、コーナー接続部はその押出成形されたものを、リヤドア2のそれぞれのコーナー部に対応するように接続するため型成形により成形されている。このコーナー接続部により押出成形されたものとは型成形時に加硫接続され、リヤドアウエザストリップ10は環状に連結することができる。
【0018】
リヤドアウエザストリップ10の上辺部20は、略水平にリヤドア2の上辺に取り付けられている。その断面を図2に示す。図2は、図4のA−A線に沿った断面図である。
上辺部は取付基部26、メインシールリップ21、サブシールリップ23及び背面シールリップ24からなる。取付基部26の形状は、断面略三角形をなし、三角形の中心は中空状をなし、弾力性を向上させている。三角形の底面は取付けのために左右に張り出し部26a、26aが設けられている。
上辺部20は、リヤドア2の外周2aに取付基部26を取付けることにより装着する。取付けは、図2に示すようにリヤドア2の外周に断面鉤状のリテーナを左右に設け、そのリテーナの中に取付基部26の張り出し部26a、26aを挿入し嵌め込むことにより行うことができる。
【0019】
あるいは、取付基部26に所定間隔でクリップを取付け、クリップの頭部を前述の取付基部26の中空部に挿入し、そのクリップの脚部をリヤドア2の外周に設けた挿入孔の挿入することにより取付けることができる。さらに、取付基部26の底面に両面接着テープ26bを取付け、この両面接着テープ26bをリヤドア2の外周に貼着することにより行うことができる。なお、両面接着テープ26bは、クリップで取付ける場合に併用することができる。この場合はより一層確実にリヤドアウエザストリップ10を保持することができる。
また、リヤドア2の外周2aと取付基部26との間のシールをするため、取付基部26の下面に突条26cを設けることができる。両面接着テープ26bを加えることにより突条26cと合わせてさらにリヤドア2の外周2aと取付基部26との間のシール性を向上させることができる。
【0020】
取付基部26の上面の車内側には、楕円状でかつ中空状のメインシール21が設けられている。メインシール21は、車体1の開口縁方向に延出し、ドア閉時には、その先端が車体1の開口縁に当接して、リヤドア2と車体1の開口縁との間をシールする。メインシール21は、弾力性と車体1の開口縁への押圧力を得るために中空状とすることができるが、より弾力性を得るため、あるいは軽量化のためには、中空ではなくリップ状としてもよい。
【0021】
取付基部26の上面の車外側には、サブシールリップ23が設けられている。サブシールリップ23は、車体1の開口縁のメインシール21が当接する部位よりも、より車外側の先端に近い部分に当接する方向に取付基部26の車外側の上面から延出し、リヤドア2と車体1の開口縁の最も車外側の隙間を塞いでいる。
このサブシールリップ23により、ドア閉時にメインシール21、リヤドア2と車体1の開口縁からなる空間の入り口部分を塞ぐことができ、風切り音を防止できるとともに、メインシール21と両方で一層シール性を向上することができる。
サブシールリップ23は、中央部付近で断面略く字形に屈曲している。このためドア閉時にサブシールリップ23の先端が車体1に当接したときに、サブシールリップ23が屈曲点を中心に折れ曲がり易いため、ドア閉力を小さくすることができる。
【0022】
サブシールリップ23の前述の断面略く字形に屈曲している部分よりも下方の車外側の面において背面シールリップ24が設けられている。背面シールリップ24は、リヤドア2の外周2aの車外側に延設されている突縁2bの方向に延出されている。
背面シールリップ24の先端は、リヤドア2の突縁2bの裏面に当接して、雨水が突縁2bの裏面を通りリヤドアウエザストリップ10とリヤドア2の間に侵入することを防止している。このようにリヤドアウエザストリップ10がリヤドア2に取付けられると、背面シールリップ24とサブシールリップ23の間に凹溝25が生じて、雨や洗車時に水が溜まることとなる。
【0023】
次に、リヤドア2のフロント側の縦辺に取付けられる縦辺部30について説明する。縦辺部30の断面を図3に示す。図3は、図4のB−B線に沿った断面図である。縦辺部30は、取付基部36、メインシールリップ31と背面シールリップ34からなり、サブシールリップは有しない。取付基部36は、断面略四角形をなし、中心は中空部をなしている。取付基部36の底面は左右に張り出し、張り出し部36a、36aを有している。
縦辺部30は、リヤドア2の外周2aに取付基部36を取付けることにより装着する。取付けは、図3に示すようにリヤドア2の外周に両面接着テープ36bを取付け、この両面接着テープ36bをリヤドア2の外周に貼着することにより行うことができる。
【0024】
あるいは取付基部36に所定間隔でクリップを取付け、クリップの頭部を取付基部36の中空部に挿入し、そのクリップの脚部をリヤドア2の外周に設けた挿入孔の挿入することにより取付けることができる。さらに、両面接着テープ36bは、クリップで取付ける場合に併用することができる。この場合はより一層確実にリヤドアウエザストリップ10を保持することができる。
また、リヤドア2の外周2aと取付基部36の間のシールをするため、取付基部26の下面の両側に突条36c、36cを設ける。両面接着テープ36bと併用することによりよりさらにリヤドア2の外周2aと取付基部36の間のシール性を向上することができる
【0025】
取付基部36のフロント側面には、楕円状でかつ中空状のメインシール31が設けられている。メインシール31は、車体1の開口縁方向に延出し、ドア閉時には、その先端が車体1のフロント側の開口縁に当接して、リヤドア2と車体1の開口縁との間をシールする。メインシール31は、弾力性と車体1の開口縁への押圧力を得るために中空状としたが、より弾力性を得るため、あるいは軽量化のためには、中空ではなくリップ状としてもよい。
【0026】
メインシール31の車外側の中間部分に背面シールリップ34が設けられている。背面シールリップ34は、リヤドア2の外周2aの車外側にドアパネルから延設されている突縁2bの方向に延出されている。
背面シールリップ34の先端は、リヤドア2の突縁2bの裏面に当接して、雨水等が突縁2bの裏面を通りリヤドアウエザストリップ10とリヤドア2の間に侵入することを防止している。しかし、リヤドア2の下方においては、ドアリヤドア2と背面シールリップ34の先端に若干隙間が生じる場合もある。
【0027】
背面シールリップ34と取付基部36の張り出し部36a間には、縦辺部30の上から下まで凹溝35があり、後述の通り上辺部20に溜まった水を車体の下方まで誘導し車体の外に排出する。
縦辺部30の下端の部分に対応する車体には、凹溝35に連通する凹溝が設けられ、この凹溝から雨水等が排出される。
【0028】
次に、上辺部20と縦辺部30を接続するコーナー接続部40について説明する。図1に示すようにコーナー接続部40は、上辺部20と接続する水平部分40aと、縦辺部30と接続する縦部分40bとからなり、略直角に略L字状をなしている。
コーナー接続部40の水平部分40aは、上辺部20と連続して一体に形成されている。上辺部20側の取付基部46の一端は上辺部20の断面形状と同一であり、上辺部20の取付基部26から連続して、延設されリヤドア2のコーナーに沿って略直角に曲がり、徐々に断面形状を変化させ、その他端は、縦辺部30の取付基部36と連続し、縦辺部30の断面形状と同一になっている。
コーナー接続部40の取付基部46の取付けは、縦辺部30の取付基部36と同様に、両面接着テープ46bまたはクリップでリヤドア2のコーナーに沿って取付けられる。
【0029】
水平部分40aの上辺部20側のメインシール41の一端は、上辺部20のメインシール21に連続して延設され,メインシール41は、リヤドア2のコーナーに沿って略直角に曲がり、縦部分40bの他端において、縦辺部30のメインシール31と連続している。
メインシール41の先端(突出端)は、ドア閉時に車体1の開口縁のコーナー部に当接して、リヤドア2と車体1の開口縁の間をシールする。
【0030】
コーナー接続部40の水平部分40aにおいてサブシールリップ43の上辺部20側の一端は、上辺部20のサブシールリップ23から連続してフロント側の先端まで延設される。
サブシールリップ43は、コーナー部分で直角に下方に曲がった部分から回し込み壁43bが立壁状に形成され、サブシールリップ43の先端と連続して縦辺部30の背面シールリップ34に連続するコーナー接続部40の車外側の外周を囲む立壁を形成して、後述するように、雨水等がリヤドアウエザストリップ10の外にこぼれ出ることを防止する。
【0031】
背面シールリップ44は、コーナー接続部40の水平部分40aにおいて,サブシールリップ43の略中央部の車外側の部分から延出し、上辺部20の背面シールリップ24から連続して水平方向に延設され、その先端は、回し込み壁43から若干隙間を空けたところまで延設されている。そして、この若干の隙間が排水切り欠き部47を形成している。
これにより、コーナー接続部40の水平部分40aにおいては、サブシールリップ43と背面シールリップ44によって凹溝45が形成される。この凹溝45は、上辺部20の凹溝25と連続した凹溝を形成する。
【0032】
凹溝45のコーナーの先端においては、回し込み壁43bとの間に排水切り欠き部47があるため、上辺部20の凹溝25から凹溝45を通り流れてきた雨水等は、この排水切り欠き部47を通り、コーナー接続部40の縦部分40bを下方に流下して、縦辺部30の背面シールリップ34と取付け基部6の張り出し部36aとから構成される凹溝35の中に流れ込むことができる。
このとき、コーナー接続部40の凹溝45のコーナー部は、外側を回し込み壁43bで囲まれているため、ドアを素早く開閉して、雨水等が早急かつ大量に凹溝45を流れてきても、リヤドアウエザストリップ10の外に毀れ出ることはない。
【0033】
排水切り欠き部47から下方に流下した雨水等は、サブシールリップ43の回し込み壁43bと取付基部46に案内されて、縦辺部30の凹溝35に流れ込むことができる。このとき、コーナー接続部40の背面シールリップ44と取付基部46の間で、かつ排水切り欠き部47より後方の位置に、リブ48が設けられているため、自動車の振動等により、雨水等が上辺部20方向に流れてきてもこのリブ48で堰止めることができる。
なお、このコーナー接続部40は、リヤドア2のフロント側のコーナーに取り付けられるが、この取付けを確実にするためクリップでサブシールリップ43を取付けることができる。クリップは、クリップ取付孔49に取付けられ、リヤドア2のコーナーに設けられた挿入孔に挿入される。
コーナー接続部40のサブシールリップ43、背面シールリップ44、取付基部46のそれぞれの先端は、リヤドア2の突縁2bの裏面に当接して凹溝45から雨水等をこぼれ出さないようにすることができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明は、リヤドアウエザストリップのコーナー接続部に回し込み壁と排水切り欠き部を設け、排水切り欠き部と連続し、縦辺部の凹溝に連結する排水溝が形成されるとともに、水平部分の排水切り欠き部より後方において、背面シールリップと取付基部の間に堰止め用リブが形成されたため、上辺部のサブシールリップと背面シールリップの間に溜まった雨水等の水を縦辺部の凹溝内に流下させ、車体の下部まで導くことができ、雨水等の車室内への落下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリヤドアウエザストリップのコーナー接続部付近の車外側からみた斜視図である。
【図2】本発明のリヤドアウエザストリップの上辺部における図4のA−A線に沿った断面図である。
【図3】本発明のリヤドアウエザストリップの縦辺部における図4のB−B線に沿った断面図である。
【図4】自動車の一部側面図である。
【図5】自動車のリヤドアを開けた状態を示す斜視図である。
【図6】従来のリヤドアウエザストリップのコーナー接続部付近の車外側からみた斜視図である。
【符号の説明】
1 車体
2 リヤドア
10 リヤドアウエザストリップ
20 上辺部
21、31、41 メインシール
23,43 サブシールリップ
24,34,44 背面シールリップ
25、35、45 凹溝
26,36,46 取付基部
30 縦辺部
40 コーナー接続部
40a 水平部分
40b 縦部分
43b 回し込み壁
47 排水切り欠き部

Claims (1)

  1. 自動車のリヤドアの外周に取付けられ、車体との間をシールするリヤドアウエザストリップであって、少なくとも上記リヤドアの上辺に位置する上辺部と、フロント側に位置する縦辺部と、上記上辺部と縦辺部とをコーナー部で接続するコーナー接続部とを有し、
    上記上辺部は、上記リヤドアに取付ける取付基部と、該取付基部の車内側の上面に設けられて上記車体に当接してシールするメインシールと、上記メインシールよりも車外側の上記取付基部の上面に設けられて上記車体に当接してシールするサブシールリップと、上記サブシールリップの車外側側面に設けられて上記リヤドアの突縁に当接してシールする背面シールリップとを有し、
    上記縦辺部は、上記リヤドアの縦辺に取付ける取付基部と、該取付基部のフロント側面に設けられて上記車体に当接してシールするメインシールと、上記メインシールリップの車外側側面に設けられてリヤドアに向かって延出してシールする背面シールリップとを有し、該背面シールリップと上記取付基部との間に凹溝を形成したものにおいて、
    上記コーナー接続部は、上記上辺部に連続する水平部分と上記縦辺部に連続する縦部分からなる略L字状をなすとともに、上記上辺部の取付基部と上記縦辺部の取付基部とを連続して一体に形成した取付基部と、該取付基部の上面およびフロント側面に設けられて上記上辺部の上記メインシールと上記縦辺部の上記メインシールとを連続して一体に形成したメインシールと、上記取付基部の車外側の上面に設けられて上記上辺部のサブシールリップから一体に水平方向に延設したサブシールリップと、上記サブシールリップのフロント側先端から下方に延設され上記縦辺部の背面シールリップに連続して一体に接続され上記コーナー接続部のフロント側先端を囲む回し込み壁と、上記上辺部の背面シールリップから連続して水平方向に上記回し込み壁の若干手前まで延設した背面シールリップとを有するとともに、該背面シールリップの先端と上記回し込み壁との間に上記上辺部の水を上記縦辺部の背面シールリップと取付基部との間の上記凹溝に排出する排水切り欠き部を設け、上記コーナー接続部には、上記縦部分において、上記取付基部と上記回し込み壁により、上記排水切り欠き部から連続し、上記縦辺部の上記凹溝に連結する排水溝が形成されるとともに上記水平部分の排水切り欠き部より後方において、上記背面シールリップと上記取付基部の間に堰止め用リブが形成されたことを特徴とする自動車用リヤドアウエザストリップ。
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