JP3432394B2 - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

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JP3432394B2
JP3432394B2 JP22180997A JP22180997A JP3432394B2 JP 3432394 B2 JP3432394 B2 JP 3432394B2 JP 22180997 A JP22180997 A JP 22180997A JP 22180997 A JP22180997 A JP 22180997A JP 3432394 B2 JP3432394 B2 JP 3432394B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタに係
り、特に付勢手段により突き合わせ接続方向前方に付勢
した光コネクタフェルールをハウジング内に収納した構
成の光コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープ状の光ファイバ心線(いわゆる光
ファイバテープ心線)同士を切替可能に接続する光コネ
クタとしては、例えば、JIS C 5981等に制定
されるような光コネクタフェルール(いわゆるMT形光
コネクタ: Mechanically Transferable)が提供されて
いる。また、前記光コネクタフェルールの接続作業性の
向上等に鑑みて、近年では、いわゆるMPOコネクタ
(JIS C 5981等に制定される多心光コネクタ
フェルールをプラスチック製ハウジング内部に収納した
構造の光コネクタ)が提供されている。
【0003】図7および図8は前記MPOコネクタ1を
示す。図8において、このMPOコネクタ1は、JIS
C 5981等に制定される光コネクタフェルール2
(以下「フェルール」)と、該フェルール2に挿通した
ガイドピン3をフェルール2の後端部(図8右側)近傍
にてクランプするピンクランプ4とを筒状のハウジング
5に内装支持し、該ハウジング5の後端部を筒状のカッ
プリング6に内装支持し、カップリング6内に突き合わ
せ力発生用のコイルスプリング7を収容した構成になっ
ている。フェルール2はハウジング5内を前後(図8左
右)方向に移動可能であり、ハウジング5は別途設置さ
れたハウジング用スプリング8によって前方(図8中左
側)に付勢されており、フェルール2がMPOコネクタ
1の奥方に押し込まれた際にハウジング5がフェルール
2に従動せずにMPOコネクタ1の先端位置にあれば、
ハウジング5内側にフェルール2全体が入り込む。ハウ
ジング5の側面に突設した係合突起9が光コネクタアダ
プタ10(図7参照)等の受け側のハウジングと係脱可
能に係合することで、該受け側のハウジングに差し込ん
だMPOコネクタ1の差し込み状態が維持される。図8
中符号11はブーツであり、フェルール2によって突き
合わせ接続可能に成端した光ファイバ12(光ファイバ
テープ心線)をフェルール2に引き留めている。図8中
符号13は光ファイバ穴であり、前記光ファイバ12を
収納している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なMPOコネクタ1では、一対のMPOコネクタ1を光
コネクタアダプタ10の両側から差し込むことで突き合
わせ接続するようになっているが、例えば接続した一方
のMPOコネクタ1の後端から引き出された光ファイバ
12が引っ張れてMPOコネクタ1に側方への引張力が
作用すると(いわゆるサイドプル)、接続状態のフェル
ール2、2間に側圧が作用して接続にずれが生じる恐れ
があり、特性が劣化することが懸念される。すなわち、
MPOコネクタ1に図7中MPOコネクタ1の軸方向以
外の方向、例えば矢印A方向の引張力が作用すると、こ
のMPOコネクタ1が自身の変形可能範囲と光コネクタ
アダプタ10との間に存在する若干の隙間等により若干
変位する反面、図9の概念図に示すようにMPOコネク
タ1のフェルール2はハウジング5内にて位置決めされ
ておりMPOコネクタ1と一体的に変位してしまうた
め、このMPOコネクタ1のフェルール2が相手側のM
POコネクタ1のフェルール2に対してずれを生じて目
的の低接続損失が得られなくなる可能性がある。また、
フェルール2同士の位置決め精度は、ガイドピン3(図
7参照)と相手側フェルール2のガイドピン穴との嵌合
により得られているが、フェルール2に作用する側圧が
大きくなるとフェルール2やガイドピン3を傷めて位置
決め精度が低下するといった問題もある。
【0005】前記問題に鑑みて、例えば、図10に示す
ように、MPOコネクタ1のハウジング5内にフェルー
ル2の浮動を許容するクリアランス14を設ける対策が
考えられる。この場合、ハウジング5内でのフェルール
2の変位によって、MPOコネクタ1に作用した側方へ
の引張力がフェルール2に作用することを回避できる。
しかしながら、今度は、MPOコネクタ1におけるフェ
ルール2の支持位置が不安定になり、ガイドピン3をガ
イドピン穴に嵌合する作業性が低下するため、フェルー
ル2同士の接続作業性が低下するといった問題が生じ、
問題の根本的な解決に至らない。
【0006】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、(a)光コネクタアダプタ内に設けた位置決め部
によって光コネクタフェルールを位置決めするため光コ
ネクタフェルール同士の接続作業性を確保できる、
(b)接続完了後には前記位置決め部による光コネクタ
フェルールの位置決め状態が維持されるため光コネクタ
フェルール同士の接続状態が安定に維持されるととも
に、ハウジングに対する光コネクタフェルールの浮動が
許容されているため光コネクタフェルールと周囲のハウ
ジングとの間にはクリアランスが形成され、ハウジング
に側方への外力が作用しても光コネクタフェルール間に
直接外力が作用してずれが発生することを防止され目的
の低接続損失が安定かつ確実に得られる、(c)光コネ
クタアダプタ内に収納した位置決めスリーブによって光
コネクタフェルールを位置決めする構成を採用すること
により、位置決め精度の確保や低コスト化が容易にな
り、しかも光コネクタフェルールの種類や形状に対して
高い汎用性が得られる光コネクタを提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、光ファイバを突き合わせ接続可能に成端す
る光コネクタフェルールを該光コネクタフェルールの突
き合わせ接続方向前方に開口部を有する筒状のハウジン
グ内にて前記突き合わせ接続方向に進退自在に収納し、
かつ前記光コネクタフェルールを付勢手段によって前記
突き合わせ接続方向前方へ付勢してなる光コネクタプラ
グと、該光コネクタプラグが両側から差し込まれること
により前記光コネクタフェルール同士が内部にて突き合
わせ接続される光コネクタアダプタとを具備する光コネ
クタにおいて、前記光コネクタプラグは前記光コネクタ
フェルールを前記ハウジング内側のフェルール収納穴に
収納し、しかも前記付勢手段により付勢されることによ
って前記光コネクタフェルールの突き合わせ接続される
接合端面近傍が前記ハウジングの開口部から突き合わせ
接続方向前方に突出した状態が突き合わせ接続作業の前
後のいずれにおいても維持される構成であり、前記光コ
ネクタプラグの開口部近傍には、光コネクタフェルール
の後端面から突設した鍔部が当接することにより該光コ
ネクタフェルールの突き合わせ接続方向前方への移動限
界を設定するストッパ突起が、前記ハウジングの開口部
よりも奥側にて、前記フェルール収納穴の内面の周方向
全周にわたって突設されており、前記光コネクタフェル
ールがハウジングの奥側に押し込まれ、前記鍔部がスト
ッパ突起から離間した状態では、前記光コネクタフェル
ールが、前記フェルール収納穴を介して前記ハウジング
の対向する両側内面の前記ストッパ突起の間に位置する
部分を中心として回動するようになっており、前記光コ
ネクタアダプタ内には該光コネクタアダプタに差し込ん
だ光コネクタプラグの前記ハウジングの開口部から前記
突き合わせ接続方向前方へ突出した前記光コネクタフェ
ルールを両側あるいは周囲から挟み込んで突き合わせ接
続可能に位置決めする位置決め部を設けたことを特徴と
する光コネクタを前記課題の解決手段としている。
【0008】また、本発明では、請求項2記載のよう
に、前記位置決め部が前記光コネクタアダプタ内に収納
した位置決めスリーブである構成を採用することがより
好ましい。前記位置決めスリーブは光コネクタアダプタ
と別体に構成される。この構成では、光コネクタフェル
ールを突き合わ接続可能に位置決めする位置決め精度を
位置決めスリーブに確保することにより、光コネクタア
ダプタ自体の形成精度を緩和することができ、低コスト
化が可能になる。また、光コネクタアダプタ内に収納す
る位置決めスリーブを選択することにより、光コネクタ
フェルールの各種形状に容易に対応することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光コネクタの1実
施形態を図1から図6を参照して説明する。なお、図
中、図7および図8と同一の構成部分には同一の符号を
付し、その説明を簡略化する。図1はこの光コネクタ2
0(MPOコネクタ)を示す全体斜視図である。図1に
おいて、この光コネクタ20は、光コネクタアダプタ2
0Aと、該光コネクタアダプタ20Aに両側から差し込
んで接続される光コネクタプラグ20B(MPOコネク
タ)とを備えている。
【0010】まず、光コネクタプラグ20Bについて説
明する。この光コネクタプラグ20Bは、フェルール2
を前後動自在に収納する角筒状のハウジング21を備え
ている。前記ハウジング21では、該ハウジング21内
側のフェルール収納穴22内にフェルール2を突き合わ
せ接続方向(図1中矢印B)に移動自在に収納してい
る。このハウジング21の前記突き合わせ接続方向前部
にはテーパ状開口部23(請求項1記載の開口部に相当
する)を開口し、該テーパ状開口部23には突き合わせ
力発生用の付勢手段24(コイルスプリング。図2
(a)、(b)参照)によって付勢されたフェルール2
の接合端面2a近傍が露出している。なお、フェルール
2は、付勢手段24の付勢力に抗して押圧することで、
全体をハウジング21奥側(図1中右上)に押し込むこ
とが可能である。
【0011】図2は光コネクタプラグ20Bを光コネク
タアダプタ20Aにて接続した状態を示す図であり、
(a)は平断面図、(b)は正断面図である。図2
(a)、(b)において、光コネクタプラグ20Bのテ
ーパ状開口部23近傍には、フェルール2の後端面から
突設した鍔部2bが当接することにより該フェルール2
の突き合わせ接続方向前方への移動限界を設定するスト
ッパ突起25を突設している。図3はテーパ状開口部2
3近傍を示す部分破断斜視図である。図3に示すよう
に、テーパ状開口部23は、前記フェルール収納穴22
端部を突き合わせ接続方向前方に行くほど末広がりのテ
ーパ状に拡張した形状になっている。前記ストッパ突起
25は、ハウジング21のテーパ状開口部23より奥側
にてフェルール収納穴22内面の周方向全周にわたって
突設している。また、フェルール2は長方形板状であ
り、前記鍔部2bはフェルール2の側面全周にわたって
突設するフランジ状であり、フェルール収納穴22内で
は鍔部2bの周囲にクリアランスが確保されるので、フ
ェルール2がハウジング21の奥側に押し込まれ前記鍔
部2bがストッパ突起25から離間した状態では、フェ
ルール2は前記クリアランスの範囲で浮動可能であり、
しかもフェルール2はストッパ突起25を中心として回
動して図3中矢印Cや矢印D方向に揺動できる。
【0012】図1に示すように図2(a)、(b)に示
すように付勢手段24によってフェルール2が突き合わ
せ接続方向前方に付勢されると前記鍔部2bがストッパ
突起25に圧接される。フェルール収納穴22内面のス
トッパ突起25近傍は鍔部2bとほぼ一致する形状にな
っているので、鍔部2bがストッパ突起25に圧接され
ると該鍔部2bがストッパ突起25近傍のフェルール収
納穴22内面に嵌合状態になり、フェルール2の浮動が
規制される。一方、ハウジング21の奥側(図2
(a)、(b)右側)に押し込まれて鍔部2bがストッ
パ突起25に当接しない状態では、フェルール2はハウ
ジング21内にて浮動可能である。
【0013】また、ストッパ突起25はフェルール収納
穴22中央部方向に向けて突出された先端が尖った形状
であり、フェルール2がハウジング21の奥側に押し込
まれると、ストッパ突起25先端を中心とするフェルー
ル2の回転が許容される。この時、ハウジング21内で
の浮動範囲とテーパ状開口部23とによってフェルール
2の回転範囲(クリアランス)が設定される。このクリ
アランスは、サイドプル等によってハウジング21が変
形してもフェルール2と接触しない大きさに設定され
る。
【0014】図2(a)、(b)中符号26はピンクラ
ンプであり、フェルール2に挿通したガイドピン3を固
定している。また、付勢手段24は光コネクタプラグ2
0B内に設けられた受け部品27と前記ピンクランプ2
6に取り付けた支圧部品26aとの間に介装され、該付
勢手段24の付勢力は前記受け部品27に反力をとって
発生されるとともに、ピンクランプ26および支圧部品
26aを介してフェルール2に伝達される。フェルール
2、ピンクランプ26、支圧部品26aは互いに固定し
ていないので、それぞれフェルール収納穴22内にて独
立して浮動する。したがって、サイドプルによるハウジ
ング21の変形が支圧部品26aやピンクランプ26を
介してフェルール2に伝達することは無い。
【0015】図2(a)に示すように、光コネクタアダ
プタ20Aは、二つのアダプタ分割体28a、28aを
一体化して構成された筒状のアダプタ本体28と、該ア
ダプタ本体28の内部に収納した位置決めスリーブ29
とを備えている。図4に示すように位置決めスリーブ2
9は筒状であり、フェルール2が差し込まれるフェルー
ル穴29aを内側に形成している。フェルール穴29a
はフェルール2外形とほぼ一致し、差し込まれたフェル
ール2を突き合わせ接続可能に位置決めする。図2
(a)に示すように、前記位置決めスリーブ29内には
両側からフェルール2が差し込まれ、突き合わせ接続さ
れる。また、位置決めスリーブ29の内面形状はフェル
ール2の接合端面2a近傍の外形とほぼ一致するため、
両側から内部に差し込まれたフェルール2同士を突き合
わせ接続可能に位置決めすることができる。したがっ
て、位置決めスリーブ29に両側から差し込んだフェル
ール2間でのガイドピン3とガイドピン穴との嵌合作業
性が向上する。なお、フェルール2の位置決めを位置決
めスリーブ29によって行う構成では、位置決めスリー
ブ29に高い精度が得る必要がある反面、光コネクタア
ダプタ20Aの他の部分の形成精度を緩和することがで
き、これにより低コスト化することができる。また、光
コネクタアダプタ20A内に収納する位置決めスリーブ
29を選択するだけで、フェルール2形状等に対応して
位置決め精度を確保することができ、高い汎用性が得ら
れる。図2(b)および図4に示すように、位置決めス
リーブ29は位置決め突起30、31をそれぞれ光コネ
クタアダプタ20Aに係合することにより所定位置に係
止しているので、フェルール2の挿抜作業を行っても移
動しない。
【0016】この光コネクタアダプタ20Aに光コネク
タプラグ20Bを差し込むと、該光コネクタアダプタ2
0Aによって光コネクタプラグ20Bが位置決めされ
る。しかも、光コネクタプラグ20Bではフェルール2
が付勢手段24の付勢力によって突き合わせ接続方向前
方に付勢され鍔部2bがストッパ突起25に押圧されて
位置決めされるので、光コネクタプラグ20Bをさらに
光コネクタアダプタ20Aに押し込むだけで、位置決め
スリーブ29にフェルール2を容易に差し込むことがで
きる。位置決めスリーブ29ではフェルール2同士を容
易に突き合わせ接続できるので、したがって、この光コ
ネクタ20では、光コネクタアダプタ20Aに両側から
光コネクタプラグ20Bを差し込むだけでフェルール2
同士を簡便に接続することができ、これらフェルール2
によって成端された光ファイバ12、12同士が光接続
される。
【0017】また、接続完了後では、突き合わせ接続状
態の両フェルール2、2が位置決めスリーブ29内に保
持される一方、各光コネクタプラグ20Bでは突き合わ
せ力の確保に鑑みて付勢手段24が押し縮められるた
め、フェルール2がハウジング21奥側(図2(a)、
(b)中右側)に押し込まれて鍔部2bがストッパ突起
25から離間し、ハウジング21内でのフェルール2の
クリアランス分の浮動が許容される。このため、フェル
ール2は位置決めスリーブ29のみによって支持された
状態になり、光コネクタプラグ20Bに側方への外力が
作用しても該外力がフェルール2に直接作用することは
無く、これによりフェルール2、2間の接続損失が安定
に維持される。
【0018】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されず、各種変更可能であることは言うまでも無い。例
えば、クリアランスの設定はフェルール2だけでなく、
フェルール2後端側に設けられるピンクランプ等の変位
を考慮して余裕を以て設定することが好ましい。また、
位置決めスリーブ29に代えて、図5に示すように、光
コネクタアダプタ20Aに一体的に形成され該光コネク
タアダプタ20A内面に突設された突起状の位置決め部
32により、フェルール2、2の位置決め、収納保持等
を行うことも可能である。また、図6の概念図に示すよ
うに、ハウジング21の内側に嵌合する位置決めスリー
ブ33を採用し、該位置決めスリーブ33内側にフェル
ール2を差し込むことにより位置決めすることも可能で
ある。この場合、位置決めスリーブ33は図示しない支
持手段により光コネクタアダプタ20Aの定位置に支持
される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光コネク
タによれば、光コネクタフェルール同士の接続作業時に
は、位置決め突起が位置決め部に圧接されて光コネクタ
フェルールの浮動が拘束され定位置に安定保持されるの
で接続作業性を確保でき、接続完了後には光コネクタフ
ェルールの浮動が許容されるのでハウジングに側方への
外力が作用しても光コネクタフェルール間のずれが防止
されて目的の低接続損失が安定かつ確実に得られるとい
った優れた効果を奏する。
【0020】また、請求項2記載の構成では、前記光コ
ネクタアダプタ内に収納した位置決めスリーブによって
フェルールを突き合わせ接続可能に位置決めするので、
光コネクタアダプタの他の部分の精度を緩和することが
でき低コスト化できるとともに、位置決めスリーブを選
択するだけでフェルールの種類や形状等に容易に対応す
ることができ高い汎用性が得られるといった優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光コネクタの1実施形態を示す全体
斜視図である。
【図2】 図1の光コネクタの光コネクタアダプタおよ
び光コネクタプラグを示す図であって、(a)は平断面
図、(b)は正断面図である。
【図3】 図1の光コネクタの光コネクタプラグのテー
パ状開口部近傍を示す部分破断斜視図である。
【図4】 図1の光コネクタの光コネクタアダプタに適
用した位置決めスリーブを示す斜視図である。
【図5】 図1の光コネクタの光コネクタアダプタに一
体的に形成された位置決め部を示す平断面図である。
【図6】 光コネクタプラグのハウジングの内側に嵌合
する形態の位置決めスリーブを示す概念図である。
【図7】 従来の光コネクタを示す分解斜視図である。
【図8】 従来の光コネクタを示す正断面図である。
【図9】 従来の光コネクタにおける接続状態を示す正
断面図である。
【図10】 別態様の従来の光コネクタにおける接続状
態を示す正断面図である。
【符号の説明】
2…光コネクタフェルール、12…光ファイバ(光ファ
イバテープ心線)、20…光コネクタ、20A…光コネ
クタアダプタ、20B…光コネクタプラグ(MPOコネ
クタ)、21…ハウジング、23…開口部(テーパ状開
口部)、24…付勢手段(コイルスプリング)、29…
位置決めスリーブ、32…位置決め部、33…位置決め
スリーブ。
フロントページの続き (72)発明者 玉木 康博 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ 佐倉工場内 (72)発明者 今津 夏香 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ 佐倉工場内 (72)発明者 長沢 真二 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 高谷 雅昭 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−234807(JP,A) 特開 平4−215608(JP,A) 特開 平6−208043(JP,A) 特開 平7−140354(JP,A) 特開 平8−94879(JP,A) 特開 平8−106028(JP,A) 特開 平11−52181(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(12)を突き合わせ接続可
    能に成端する光コネクタフェルール(2)を該光コネク
    タフェルールの突き合わせ接続方向前方に開口部(2
    3)を有する筒状のハウジング(21)内にて前記突き
    合わせ接続方向に進退自在に収納し、かつ前記光コネク
    タフェルールを付勢手段(24)によって前記突き合わ
    せ接続方向前方へ付勢してなる光コネクタプラグ(20
    B)と、該光コネクタプラグが両側から差し込まれるこ
    とにより前記光コネクタフェルール同士が内部にて突き
    合わせ接続される光コネクタアダプタ(20A)とを具
    備する光コネクタにおいて、 前記光コネクタプラグは前記光コネクタフェルールを前
    記ハウジング内側のフェルール収納穴(22)に収納
    し、しかも前記付勢手段により付勢されることによって
    前記光コネクタフェルールの突き合わせ接続される接合
    端面近傍が前記ハウジングの開口部から突き合わせ接続
    方向前方に突出した状態が突き合わせ接続作業の前後の
    いずれにおいても維持される構成であり、前記光コネクタプラグの開口部近傍には、光コネクタフ
    ェルールの後端面から突設した鍔部(2b)が当接する
    ことにより該光コネクタフェルールの突き合わせ接続方
    向前方への移動限界を設定するストッパ突起(25)
    が、前記ハウジングの開口部よりも奥側にて、前記フェ
    ルール収納穴の内面の周方向全周にわたって突設されて
    おり、 前記光コネクタフェルールがハウジングの奥側に押し込
    まれ、前記鍔部がストッパ突起から離間した状態では、
    前記光コネクタフェルールが、前記フェルール収納穴を
    介して前記ハウジングの対向する両側内面の前記ストッ
    パ突起の間に位置する部分を中心として回動するように
    なっており、 前記光コネクタアダプタ内には該光コネクタアダプタに
    差し込んだ光コネクタプラグの前記ハウジングの開口部
    から前記突き合わせ接続方向前方へ突出した前記光コネ
    クタフェルールを両側あるいは周囲から挟み込んで突き
    合わせ接続可能に位置決めする位置決め部(29、3
    2、33)を設けたことを特徴とする光コネクタ(2
    0)。
  2. 【請求項2】 前記位置決め部が前記光コネクタアダプ
    タ内に収納した位置決めスリーブ(29、33)である
    ことを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
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