JP3868595B2 - 光コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光コネクタに係り、特に付勢手段により突き合わせ接続方向前方に付勢した光コネクタフェルールをハウジング内に収納した構成の光コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テープ状の光ファイバ心線(いわゆる光ファイバテープ心線)同士を切替可能に接続する光コネクタとしては、例えば、JIS C 5981等に制定されるような光コネクタフェルール(いわゆるMT形光コネクタ: Mechanically Transferable)が提供されている。
また、前記光コネクタフェルールの接続作業性の向上等に鑑みて、近年では、いわゆるMPOコネクタ(JIS C 5981等に制定される多心光コネクタフェルールをプラスチック製ハウジング内部に収納した構造の光コネクタ)が提供されている。
【0003】
図5および図6は前記MPOコネクタ1を示す。図6において、このMPOコネクタ1は、JIS C 5981等に制定される光コネクタフェルール2(以下「フェルール」)と、該フェルール2に挿通したガイドピン3をフェルール2の後端部(図6右側)近傍にてクランプするピンクランプ4とを筒状のハウジング5に内装支持し、該ハウジング5の後端部を筒状のカップリング6に内装支持し、カップリング6内に突き合わせ力発生用のコイルスプリング7を収容した構成になっている。フェルール2はハウジング5内を前後(図6左右)方向に移動可能であり、ハウジング5は別途設置されたハウジング用スプリング8によって前方(図6中左側)に付勢されており、フェルール2がMPOコネクタ1の奥方に押し込まれた際にハウジング5がフェルール2に従動せずにMPOコネクタ1の先端位置にあれば、ハウジング5内側にフェルール2全体が入り込む。ハウジング5の側面に突設した係合突起9が光コネクタアダプタ10(図5参照)等の受け側のハウジングと係脱可能に係合することで、該受け側のハウジングに差し込んだMPOコネクタ1の差し込み状態が維持される。
図6中符号11はブーツであり、フェルール2によって突き合わせ接続可能に成端した光ファイバ12(光ファイバテープ心線)をフェルール2に引き留めている。
図6中符号13は光ファイバ穴であり、前記光ファイバ12を収納している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記のようなMPOコネクタ1では、一対のMPOコネクタ1を光コネクタアダプタ10の両側から差し込むことで突き合わせ接続するようになっているが、例えば図5中仮想線に示すように、接続した一方のMPOコネクタ1の後端から引き出された光ファイバ12が引っ張れてMPOコネクタ1に側方への引張力が作用すると(いわゆるサイドプル)、接続状態のフェルール2、2間に側圧が作用して接続にずれが生じる恐れがあり、特性が劣化することが懸念される。
すなわち、MPOコネクタ1に図5中MPOコネクタ1の軸方向以外の方向、例えば矢印A方向の引張力が作用すると、このMPOコネクタ1のハウジング5等の変形によりフェルール2が若干変位する反面、図7の概念図に示すようにMPOコネクタ1内のフェルール2はハウジング5内にて位置決めされておりMPOコネクタ1と一体的に変位してしまうため、このMPOコネクタ1のフェルール2が相手側のMPOコネクタ1のフェルール2に対して位置ずれを生じて目的の低接続損失が得られなくなる可能性がある。
【0005】
しかも、ハウジング5内にてフェルール2に近接配置しているピンクランプ4が前記ハウジング5の変形によって位置ずれを生じたり傾いたりしてもフェルール2が変位してしまう。ピンクランプ4を介してフェルール2に作用する変位力は、フェルール2の回転トルクとして作用しやすく、フェルール2を傾けやすい。また、ピンクランプ4を介して作用した変位力によってフェルール2が傾かなかったにしても、ピンクランプ4が傾いていれば、突き合わせ接続したフェルール2同士の接合端面2a間では突き合わせ力が偏在して作用することになり、目的の低接続損失が得られなくなるケースが発生する。
また、フェルール2同士の位置決め精度は、ガイドピン3(図5参照)と相手側フェルール2のガイドピン穴との嵌合により得られているが、フェルール2に作用する側圧が大きくなるとフェルール2やガイドピン3を傷めて位置決め精度が低下するといった問題もある。
【0006】
前記問題に鑑みて、例えば、図8に示すように、MPOコネクタ1のハウジング5内にフェルール2の浮動を許容するクリアランス14を設ける対策が考えられる。この場合、ハウジング5内でのフェルール2の変位によって、MPOコネクタ1に作用した側方への引張力がフェルール2に作用することを回避できる。しかしながら、今度は、MPOコネクタ1におけるフェルール2の支持位置が不安定になり、ガイドピン3をガイドピン穴に嵌合する作業性が低下するため、フェルール2同士の接続作業性が低下するといった問題が生じ、問題の根本的な解決に至らない。
【0007】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、ハウジングが側方への外力によって変形してもピンクランプの変形によって光コネクタフェルールに変位力が作用することを防止でき、光コネクタフェルールの傾く等の変位を防止でき、しかも、突き合わせ接続した光コネクタフェルール間に作用する突き合わせ力の偏在を防止して目的の低接続損失が確実に得られる光コネクタを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、光ファイバを突き合わせ接続可能に成端する光コネクタフェルールを筒状のハウジング内にて該ハウジングの軸方向に沿って移動可能に収納し、さらに前記光コネクタフェルールを付勢手段によって前記ハウジングの軸方向一端の開口部から該ハウジングの外側である突き合わせ接続方向前方に向けて付勢してなる光コネクタにおいて、前記ハウジングには前記光コネクタフェルールと、突き合わせ接続する光コネクタフェルール間に架け渡すようにして挿入することにより両光コネクタフェルール間を位置決めするガイドピンを前記光コネクタフェルールの突き合わせ接続方向後端部にてクランプ保持するピンクランプとを収納するフェルール収納穴とを備え、前記ハウジングの突き合わせ接続方向先端には、突き合わせ接続方向前方に向かって末広がりのテーパ状に拡張した形状のテーパ状開口部が開口され、テーパ状開口部近傍のフェルール収納穴内には、光コネクタフェルールの鍔部が係合することで該光コネクタフェルールの突き合わせ接続方向前方への移動を規制する位置決め保持部と回転支持部とが突設され、
前記光コネクタフェルールは接合端面近傍が前記テーパ状開口部から前記ハウジングの突き合わせ接続方向先端の外側に突出するように設けられ、前記回転支持部は前記ハウジングからフェルール収納穴内に向けて突出した突起であり、突き合わせ接続方向後方に押し込まれて鍔部が前記位置決め保持部から離脱した状態の前記光コネクタフェルール(2)を回転自在に支持するようになっており、フェルール収納穴内には光コネクタフェルールの回転を可能にするためのクリアランスが鍔部の周囲に確保され、前記ピンクランプが5〜20kgf/cm2程度の弾性率を有する弾性体からなり、前記ハウジングが変形した時には前記ピンクランプが変形して前記ハウジングから作用する変位力を吸収するようになっていることを特徴とする光コネクタを前記課題の解決手段としている。
請求項2に係る発明は、前記ピンクランプは、前記光コネクタフェルールに対して固定せずに前記光コネクタフェルールに対して浮動可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の光コネクタを提供する。
請求項3に係る発明は、前記フェルール収納穴には、さらに、前記ピンクランプの突き合わせ接続方向後ろ側にて前記ピンクランプと前記付勢手段との間に配置した支圧部品が収納され、フェルール収納穴内にて突き合わせ接続方向前後に移動自在に収納された、光コネクタフェルール、ピンクランプ、支圧部品が、互いに固定せずにそれぞれ独立に浮動できるようになっていることを特徴とする請求項1又は2記載の光コネクタを提供する。
請求項4に係る発明は、前記光コネクタフェルールがMT形光コネクタであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光コネクタを提供する。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の光コネクタであって、MPOコネクタであることを特徴とする光コネクタを提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の光コネクタの1実施形態を図1から図4を参照して説明する。なお、図中、図5および図6と同一の構成部分には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
図1はこの光コネクタ20(MPOコネクタ)を示す全体斜視図である。
図1において、この光コネクタ20は細長形状であり、光コネクタアダプタ10aへの差し込み方向(突き合わせ接続方向。図1中矢印B)先端に具備したハウジング21内にフェルール2を収納している。
【0010】
図2は光コネクタ20内部を示す図であって、(a)は平断面図、(b)は正断面図である。
図2(a)、(b)に示すように、この光コネクタ20では、ハウジング21内側のフェルール収納穴22内にフェルール2を収納している。また、前記フェルール収納穴22には、前記フェルール2の他に、該フェルール2の突き合わせ接続方向後端から突設した鍔部26に当接可能に配置したピンクランプ3aや、該ピンクランプ3aの突き合わせ接続方向後ろ側に配置した支圧部品21cをも収納している。前記ピンクランプ3aは、フェルール2に挿入したガイドピン3を固定する。フェルール2、ピンクランプ3a、支圧部品21cはいずれもフェルール収納穴22内にて突き合わせ接続方向前後に移動自在になっている。
【0011】
ハウジング21の後部(図2(a)、(b)中右側)には、フェルール2に突き合わせ接続方向前方への付勢力を作用させる付勢手段21b(コイルスプリング)を収納している。この付勢手段21bは光コネクタ20内にて反力をとり、支圧部品21c、ピンクランプ3aを介してフェルール2に付勢力を伝達する。なお、図2(a)、(b)中符号20aはカップリング、20bはカップリングスプリング、20cはブーツである。
また、フェルール2を付勢する付勢手段としては、コイルスプリング以外、板バネや、ゴム等からなる弾性体等各種構成が採用可能である。
【0012】
前記ピンクランプ3aは例えば各種ゴム、エラストマー等の弾性体から形成し、フェルール2のガイドピン穴(図示せず)に挿入したガイドピン3の鍔部26から突出した部分を内部にてクランプ保持している。
このピンクランプ3aを形成する弾性体の弾性率としては5〜20kgf/cm2程度が好ましい。
なお、支圧部品21cもピンクランプ3aと同様の弾性体から形成することが好ましい。
【0013】
図3はハウジング21の突き合わせ接続方向先端近傍を示す。
前記ハウジング21の突き合わせ接続方向先端には、突き合わせ接続方向前方に向かって末広がりのテーパ状に拡張した形状のテーパ状開口部23を開口している。フェルール2は付勢手段21bの付勢力によって突き合わせ接続方向前方に常時付勢され、接合端面2a近傍がテーパ状開口部23の外側に突出する。フェルール2は、付勢手段21b(図3中には示していない)の付勢力に抗して押圧することで、ハウジング21奥側(図3中右上)に押し込むことが可能である。フェルール収納穴22は鍔部26外面よりも大きく、鍔部26の周囲には鍔部26(フェルール2)の若干の浮動を許容する程度のクリアランスが確保される。
なお、図2(a)、(b)に示すように、フェルール収納穴22内では、ピンクランプ3aおよび支圧部品21cの周囲にも前記鍔部26と同程度のクリアランスが確保され、それぞれ浮動可能になっている。また、フェルール2、ピンクランプ3a、支圧部品21cは互いに固定していないので、フェルール収納穴22内にてそれぞれ独立に浮動するようになっている。
【0014】
テーパ状開口部23近傍のフェルール収納穴22内には、位置決め保持部24と回転支持部25とが突設され、フェルール2は鍔部26が位置決め保持部24に係合することで突き合わせ接続方向前方への移動限界が設定される(図2(a)、(b)に示した状態)。
前記回転支持部25はハウジング21からフェルール収納穴22内に向けて突出した突起であり、フェルール2が突き合わせ接続方向後方に押し込まれて鍔部26が位置決め保持部24から離脱した状態(図3に示した状態)では、フェルール2を図3中矢印C、D方向に回転自在に支持する。
この時、フェルール2の回転範囲はテーパ状開口部23の範囲あるいはフェルール収納穴22内にて鍔部26の周囲に確保されるクリアランスの範囲内である。
【0015】
図4は、この光コネクタ20と該光コネクタ20と同様に構成した光コネクタ20Aとを光コネクタアダプタ10aを介して突き合わせ接続した状態を示す概念図である。
なお、光コネクタ20、20Aは、対向する両側から筒状の光コネクタアダプタ10a(図1参照)に差し込むことにより、フェルール2同士が突き合わせ接続されるようになっている。
図4において、この光コネクタ20では、例えば光ファイバ12がサイドプルされて光コネクタ20に作用した側方への力によってハウジング21が変形した場合であっても、フェルール収納穴22内およびテーパ状開口部23のいずれにおいてもフェルール2の可動範囲が十分に確保されているので、フェルール2がハウジング21に圧接されることは無く、前記側方への力がフェルール2、2同士の接続状態に影響を与えることを防止できる。しかも、フェルール2、ピンクランプ3a、支圧部品21cがフェルール収納穴22内にてそれぞれ独立に浮動可能であるので、光コネクタ20に作用した側方への外力がピンクランプ3aや支圧部品21cを経由してフェルール2に作用することも抑制することができる。
【0016】
さらに、ピンクランプ3aは5〜20kgf/cm2程度の弾性率を有する弾性体からなるため、図4中仮想線に示すようにハウジング21が変形してピンクランプ3aに当接しても、該ハウジング21から作用する力がピンクランプ3aの弾性変形によって吸収され、フェルール2にはハウジング21からの力が作用しない。このため、フェルール2の位置ずれや傾斜等の変位が防止されるため、接続したフェルール2、2間の目的の低接続損失を確実に維持することができる。これにより、接続状態のフェルール2、2間に作用する突き合わせ力も偏在すること無く、両フェルール2、2の接合端面2a、2a間にて均等に作用する。また、支圧部品21cはピンクランプ3aよりも突き合わせ接続方向後方に位置し、サイドプル等によるハウジング21の変形による影響が作用しやすいハウジング21後部に近いため、ハウジング21の変形による変位力がより強くかつより頻繁に作用することが予想されるが、支圧部品21cからピンクランプ3aに作用した力がピンクランプ3aの変形によって吸収されるため、フェルール2の位置ずれや傾斜等の変位を防止することができる。
【0017】
多心の光ファイバ12を突き合わせ接続可能に成端したフェルール2では、図3に示すように接合端面2aにて光ファイバ12の複数本の裸ファイバ12aを並列に配列して位置決め固定しており、光コネクタ20、20Aのフェルール2、2同士を突き合わせ接続すると両フェルール2、2の裸ファイバ12、12同士が突き合わせ接続される。したがって、光コネクタ20のフェルール2の位置ずれや傾斜等の変位が防止されると、接続状態の裸ファイバ12、12の組の全てについて目的の低接続損失が安定かつ確実に得られるのである。
【0018】
ハウジング21に側方への外力が作用していない通常時には、付勢手段21bの付勢力は筒状のハウジング21の軸線と同軸上に作用するが(図2(a)、(b)参照)、図4に示すようにハウジング21が外力によって変形してフェルール2と付勢手段21bとが同一直線上に位置しなくなると付勢手段21bの付勢力がフェルール2に対して偏在して作用することが懸念されるが、本実施形態の光コネクタ20では弾性体からなるピンクランプ3aを介して前記付勢力がフェルール2に作用するため、ピンクランプ3aの変形によってフェルール2に作用する付勢力が均等化され、偏在を防止することができる。
ハウジング21に作用する側方への外力が解除され、ハウジング21が自身の弾性力によって元の形状に戻ると、ピンクランプ3aも自身の弾性力によって元の形状に自動的に復帰するので、ハウジング21の変形前と同様に付勢手段21bの付勢力がハウジング21の同軸上に作用する。
【0019】
支圧部品21cを弾性体から形成すると、該支圧部品21cに作用した力を支圧部品21c自身の変形により吸収するので、フェルール2の傾斜等の変位をより確実に防止することができる。また、支圧部品21cはピンクランプ3aの寸法等によっては省略することができ、この場合にはハウジング21の変形によってピンクランプ3aに変位力が作用する頻度や強度をいずれも低減することも可能である。
【0020】
なお、本発明は前述した実施形態に限定されず、図1から図4に示したものとは別の構成の各種光コネクタに適用可能である。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光コネクタによれば、光コネクタフェルール同士を突き合わせ接続した時に、サイドプル等の側方への外力によってハウジングが変形し、該ハウジングからピンクランプに変位力が作用した時であっても、ピンクランプ自体の弾性変形によって前記変位力が吸収され、光コネクタフェルールに変位力が作用することが防止されるので、
(イ)突き合わせ接続した光コネクタフェルール間の位置ずれや傾斜が防止され、目的の低接続損失を安定に確保することができる、
(ロ)(イ)により突き合わせ接続した光コネクタフェルール間に作用する突き合わせ力の偏在をも防止することができるので、特に多心の光ファイバを突き合わせ接続可能に成端した光コネクタフェルール間では、前記多心の光ファイバに係る全ての光線路について目的の低接続損失が確実に得られる
といった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光コネクタの1実施形態を示す全体斜視図である。
【図2】 図1の光コネクタを示す図であっで、(a)は平断面図、(b)は正断面図である。
【図3】 ハウジングの突き合わせ接続方向先端近傍を示す部分破断斜視図であり、フェルールをハウジング奥側に押し込んだ状態を示す。
【図4】 図1の光コネクタの作用を示す図であって、光コネクタアダプタを介して光コネクタ同士を接続した状態を示す断面図である。
【図5】 従来の光コネクタを示す斜視図である。
【図6】 従来の光コネクタを示す正断面図である。
【図7】 従来の光コネクタにおける接続状態を示す正断面図である。
【図8】 別態様の従来の光コネクタにおける接続状態を示す正断面図である。
【符号の説明】
2…光コネクタフェルール、3…ガイドピン、3a…ピンクランプ、12…光ファイバ(光ファイバテープ心線)、20…光コネクタ(MPOコネクタ)、21…ハウジング、21b…付勢手段(コイルスプリング)、22…フェルール収納穴、23…開口部(テーパ状開口部)。

Claims (5)

  1. 光ファイバ(12)を突き合わせ接続可能に成端する光コネクタフェルール(2)を筒状のハウジング(21)内にて該ハウジングの軸方向に沿って移動可能に収納し、さらに前記光コネクタフェルールを付勢手段(21b)によって前記ハウジングの軸方向一端の開口部(23)から該ハウジングの外側である突き合わせ接続方向前方に向けて付勢してなる光コネクタにおいて、
    前記ハウジングには前記光コネクタフェルールと、突き合わせ接続する光コネクタフェルール間に架け渡すようにして挿入することにより両光コネクタフェルール間を位置決めするガイドピン(3)を前記光コネクタフェルールの突き合わせ接続方向後端部にてクランプ保持するピンクランプ(3a)とを収納するフェルール収納穴(22)とを備え、
    前記ハウジング(21)の突き合わせ接続方向先端には、突き合わせ接続方向前方に向かって末広がりのテーパ状に拡張した形状のテーパ状開口部(23)が開口され、
    テーパ状開口部(23)近傍のフェルール収納穴(22)内には、光コネクタフェルール(2)の鍔部(26)が係合することで該光コネクタフェルール(2)の突き合わせ接続方向前方への移動を規制する位置決め保持部(24)と回転支持部(25)とが突設され、
    前記光コネクタフェルール(2)は接合端面(2a)近傍が前記テーパ状開口部(23)から前記ハウジング(21)の突き合わせ接続方向先端の外側に突出するように設けられ、
    前記回転支持部(25)は前記ハウジング(21)からフェルール収納穴(22)内に向けて突出した突起であり、突き合わせ接続方向後方に押し込まれて鍔部(26)が前記位置決め保持部(24)から離脱した状態の前記光コネクタフェルール(2)を回転自在に支持するようになっており、フェルール収納穴(22)内には光コネクタフェルール(2)の回転を可能にするためのクリアランスが鍔部(26)の周囲に確保され、
    前記ピンクランプが5〜20kgf/cm2程度の弾性率を有する弾性体からなり、前記ハウジングが変形した時には前記ピンクランプが変形して前記ハウジングから作用する変位力を吸収するようになっていることを特徴とする光コネクタ(20)。
  2. 前記ピンクランプは、前記光コネクタフェルールに対して固定せずに前記光コネクタフェルールに対して浮動可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  3. 前記フェルール収納穴(22)には、さらに、前記ピンクランプ(3a)の突き合わせ接続方向後ろ側にて前記ピンクランプ(3a)と前記付勢手段との間に配置した支圧部品(21c)が収納され、フェルール収納穴(22)内にて突き合わせ接続方向前後に移動自在に収納された、光コネクタフェルール(2)、ピンクランプ(3a)、支圧部品(21c)が、互いに固定せずにそれぞれ独立に浮動できるようになっていることを特徴とする請求項1又は2記載の光コネクタ。
  4. 前記光コネクタフェルールがMT形光コネクタであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光コネクタ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の光コネクタであって、MPOコネクタであることを特徴とする光コネクタ。
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