JPH1138278A - 多心光コネクタ - Google Patents

多心光コネクタ

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JPH1138278A
JPH1138278A JP18982597A JP18982597A JPH1138278A JP H1138278 A JPH1138278 A JP H1138278A JP 18982597 A JP18982597 A JP 18982597A JP 18982597 A JP18982597 A JP 18982597A JP H1138278 A JPH1138278 A JP H1138278A
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optical connector
core optical
connector
core
ferrule
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JP18982597A
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Hidetoshi Ishida
英敏 石田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構造で多心光コネクタフェルールを固
定でき、結合状態においてもバネによる付勢力を与える
ことができる光コネクタを提供するを提供する。 【解決手段】 (A)はコネクタアダプタ1に多心光コ
ネクタフェルールが取り付けられていない状態の斜視図
である。コネクタアダプタ1の取付開口部1dには、係
止爪1cが個別に設けられている。開口部1dに向けて
多心光コネクタフェルール2を挿入する。(B)は1つ
の多心光コネクタフェルール2を取り付けた状態を示し
ている。挿入された多心光コネクタフェルール2の鍔部
を係止爪1Cで係止する。(C)は3つの多心光コネク
タフェルール2を取り付けた状態を示している。対向側
の光コネクタプラグ収容部1aには、加圧バネを内蔵し
プッシュプル着脱機構を持ったプッシュプル型光コネク
タ4が結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信分野の光接
続技術、特に、多心光コネクタフェルールを用いた多心
光コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信や光測定等の分野において、光フ
ァイバの接続に用いられる光コネクタは、単心のものと
多心のものとがある。多心のものでは、複数本の単心の
光ファイバの接続に用いられるものと、テープ状光ファ
イバ心線に用いられるものがあるが、嵌合ピンを用いて
位置決めを行なう構造のものが一般的である。このよう
に、光コネクタの種類は、多種類に及んでいる。この光
コネクタを用いて光ファイバを接続する場所が、マンホ
ール内や、架線に取り付けられる接続函内などのよう
に、一度結合した後は、ほとんど着脱が行なわれない場
所に用いる光コネクタとしては、一対の多心光コネクタ
フェルールをクリップ等の簡易な把持具を用いて結合す
る、いわゆるMT(Mechanically Tra
nsferable)コネクタが使用されている。ま
た、屋内の比較的着脱回数の多い用途では、プッシュプ
ル機構を持つハウジングを有し、コネクタアダプタを介
して結合する、いわゆるMPO(Multi−pass
Push On)コネクタが使用される場合が多い。
【0003】図9は、実用化されているMTコネクタの
説明図であり、図9(A)は多心光コネクタフェルール
の結合前の斜視図、図9(B)は結合時の斜視図であ
る。図中、11は多心光コネクタフェルール、12は光
ファイバ、13はガイドピン孔、14はテープ状光ファ
イバ心線、15はガイドピン、16はクリップである。
【0004】図9(A)に示すように、一対の多心光コ
ネクタフェルール11の結合端面には、ガイドピン15
と嵌合する2つのガイドピン孔13が開けられ、その間
の部分に複数本の光ファイバ12を挿入する孔が設けら
れている。この孔に多心のテープ状光ファイバ心線14
の複数本の光ファイバ12を、その端部が露出するよう
エポキシ系接着剤等で固定した後、多心光コネクタフェ
ルール11の端面が、光ファイバ2の端面と共に研磨さ
れる。
【0005】結合状態においては、2本のガイドピン1
5によって左右の多心光コネクタフェルール11が位置
決めされて、突き合わされ、ガイドピン孔13に対して
精密に配列固定された左右の光ファイバ12同士が、屈
折率整合剤を介して結合され、クリップ16で固定され
る。固定状態においては、図9(B)に示すように、左
右の多心光コネクタフェルール11がクリップ16のバ
ネ力で相互に押し付けられるようにして結合される。
【0006】図10は、実用化されているMPOコネク
タの説明図であり、図10(A)は光コネクタプラグの
斜視図、図10(B)はコネクタアダプタの斜視図、図
10(C)は光コネクタの端面の拡大図である。図中、
図9と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。17は光コネクタプラグ、18はイジェクター、1
9はコネクタアダプタである。
【0007】図10(A)に示すように、光コネクタプ
ラグ17内には、多心光コネクタフェルール11が図示
しないバネによる押圧力を受けて、前方に付勢された状
態で収容されたものである。図10(C)に示すよう
に、多心光コネクタフェルール11の端面には、テープ
状光ファイバ心線14の複数の光ファイバ12の端面が
露出している。光ファイバ12が多心光コネクタフェル
ール11にエポキシ系接着剤等で固定された後、多心光
コネクタフェルール11の端面が、光ファイバ12の端
面と共に研磨される。なお、多心光コネクタフェルール
11には、ガイドピンを挿入するガイドピン孔13が設
けられている。
【0008】一対の光コネクタプラグ17を、図10
(B)に示すような角型形状のコネクタアダプタ18の
左右から差し込んで、左右の多心光コネクタフェルール
11同士を物理的結合(Physical Conta
ct、以下、「PC結合」という。)により結合する。
詳細構造については説明を省略するが、コネクタアダプ
タ17の内部にはコネクタ係止機構があり、コネクタハ
ウジング18の先端の挿入ガイドをコネクタアダプタ1
7内に係止するようになっている。また、コネクタハウ
ジング18と光コネクタ11との間隙がフローティング
空間になっている。コネクタアダプタ17に係止した光
コネクタプラグ17を外す場合には、イジェクター18
を操作して、コネクタ係止機構の係止爪を開いて外すこ
とができる。
【0009】このMPOコネクタは、通常、多心光コネ
クタフェルール同士を屈折率整合剤を使用せずに接触さ
せるPC結合の方式で結合するので、結合面における反
射光が、光ファイバ内に戻らないようにするため、図1
0(C)に示すように、多心光コネクタフェルール11
の結合端面を斜めに、例えば、8度の角度となるように
研磨する。
【0010】このプッシュプル型光コネクタの欠点は、
構造が複雑で部品数が多くなるが故に低コスト化が難し
い点である。通常、装置内で光コネクタを用いる場合、
コネクタの着脱頻度が多いのは、装置外へ引き出される
光ファイバケーブルに結線されたコネクタ側であり、装
置内配線側の光コネクタは、着脱されることは極めて希
な場合が多い。したがって、装置内配線側の光コネクタ
としても高価なプッシュプル型光コネクタを用いている
従来システムには無駄があった。
【0011】一方、MTコネクタでは、構造は簡単であ
り、安価であるとしても、クリップを用いて結合するた
め、上下に重ねることが困難であり、高密度化には不向
きである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、安価な構造で多心光コネク
タフェルールを固定でき、結合状態においてもバネによ
る付勢力を与えることができる光コネクタを提供するこ
とを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、内蔵する第1の多心光コネクタフェルールを前方に
押圧するバネ機構を備えたプッシュプル型多心光コネク
タプラグと、両側に開口を有するコネクタアダプタと第
2の多心光コネクタフェルールよりなる多心光コネクタ
であって、該コネクタアダプタは、その一方の開口が前
記プッシュプル型多心光コネクタプラグを収容可能であ
り、他方の開口が前記プッシュプル型多心光コネクタプ
ラグと対向して前記第2の多心光コネクタフェルールを
前方に押圧するバネ機構を持たずに係止することを特徴
とするものである。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の多心光コネクタにおいて、前記プッシュプル型多心光
コネクタプラグは、複数の第1の多心光コネクタフェル
ールを内蔵するものであり、前記コネクタアダプタは、
前記第1の多心光コネクタフェルールに対向して複数の
前記第2の多心光コネクタフェルールを係止するもので
あることを特徴とするものである。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の多心光コネクタにおいて、前記コネクタアダプタが前
記第2の多心コネクタフェルールを係止する機構は、前
記コネクタアダプタと一体化されており、左右に開くバ
ネ機能を持った係止爪によって前記第2の多心光コネク
タフェルールの後部を係止する係止機構であって、さら
に、該係止機構は前記第2の多心光コネクタフェルール
を個別に係止することを特徴とするものである。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の多心光コネクタにおいて、前記多心コネクタアダプタ
には、前記第2の多心コネクタフェルールを係止した後
に前記係止爪が左右に開かないように規制する規制部材
が別部材として付加されていることを特徴とするもので
ある。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
の多心光コネクタにおいて、前記コネクタアダプタが前
記第2の多心コネクタフェルールを係止する機構は、複
数の前記第2の多心光コネクタフェルールを一括してコ
ネクタアダプタ本体に係止するアダプタ本体とは別部材
の係止部材を有し、前記コネクタアダプタ本体と前記係
止部材によってコネクタアダプタが構成されることを特
徴とするものである。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項2ないし
5のいずれか1項に記載の多心光コネクタにおいて、前
記コネクタアダプタは、プラスチックの成型加工品であ
ることを特徴とするものである。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項4に記載
の多心光コネクタにおいて、前記規制部材は、金属のプ
レス加工品であることを特徴とするものである。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項5に記載
の多心光コネクタにおいて、前記係止部材は、金属のプ
レス加工品であることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光コネクタの第
1の実施の形態を説明するための斜視図、図2は、要部
の断面図である。図中、1はコネクタアダプタ、1aは
光コネクタプラグ収容部、1bは光コネクタフェルール
取付部、1cは係止爪、1dは取付開口部、1eは傾斜
面、1fは係止溝、2は多心光コネクタフェルール、3
はテープ状光ファイバ心線である。
【0022】図1(A)に示すように、コネクタアダプ
タ1は、図示しない光コネクタプラグを収容するための
光コネクタプラグ収容部1aと多心光コネクタフェルー
ル2を取り付けるための光コネクタフェルール取付部1
bを有している。この実施の形態では、光コネクタプラ
グ収容部1aと光コネクタフェルール取付部1bとは別
部材で作成され、フランジ部で結合されて一体化されて
いるが、1つの部材で一体的に構成されてもよい。この
コネクタアダプタ1は、3つの多心光コネクタフェルー
ル2を取り付けるように、その数に対応した係止爪1c
を取付開口部1dの両側に設けている。しかし、コネク
タアダプタ1に取り付ける多心光コネクタフェルール2
の数は、3つに限られない。1つでもよく、2つまたは
4つ以上でもよく、係止爪1cの数は、取り付ける多心
光コネクタフェルールの数に対応して設ける。
【0023】図2(A)に示すように、係止爪1cは、
光コネクタフェルール取付部1bと一体的に形成され、
少なくとも先端部は弾性が付与されている。光コネクタ
フェルール取付部1bをプラスチックで成型し、係止爪
1cの部分を適当な厚さで形成することによって、弾性
を持たせることができる。もちろん、係止爪1cを燐青
銅などの弾性を有する金属板で形成して取付開口部1d
の両側に設けるようにしてもよい。また、光コネクタフ
ェルール取付部1bを係止爪1cとともに金属板で形成
してもよい。係止爪1cは、先端部の導入側に傾斜面1
eが形成され、その奥に、係止溝1fが形成されてい
る。
【0024】図2(B)に示すように、取付開口部1d
に多心光コネクタフェルール2を押し込むようにして前
進させると、鍔部2aが係止爪1cの傾斜面1eに沿っ
て前進し、係止爪1cを押し開くようにして、これを乗
り越え、図2(C)に示すように、鍔部2aが係止爪1
cの係止溝1fに係止され、多心光コネクタフェルール
2がコネクタアダプタに取り付けられる。バネ機構を持
たないから、取付状態においては、多心光コネクタフェ
ルール2にバネ力は作用していない。
【0025】取り付けた多心光コネクタフェルール2を
外すには、適当な治具を用いて、係止爪1cを開いて、
多心光コネクタフェルール2を引き出すことにより、外
すことができる。
【0026】図1により、コネクタアダプタ1の使用方
法について説明する。図1(A)はコネクタアダプタ1
に多心光コネクタフェルールが取り付けられていない状
態の斜視図である。コネクタアダプタ1は、装置の光フ
ァイバ心線の接続部に取り付けられ、取付開口部1d側
が装置内に向けられる。したがって、多心光コネクタフ
ェルール2を取り付けたテープ状光ファイバ心線3は、
装置内配線側の光ファイバ心線である。
【0027】取付開口部1dには、図2で説明した係止
爪1cが個別に設けられている。取付開口部1dに向け
て多心光コネクタフェルール2を挿入してコネクタアダ
プタ1に取り付ける。図2(B)は、1つの多心光コネ
クタフェルール2を取り付けた状態を示している。取付
方法は、図2で説明したとおりである。
【0028】図1(C)は、3つの多心光コネクタフェ
ルール2をコネクタアダプタ1に取り付けた状態を示し
ている。対向側の光コネクタプラグ収容部1aには、図
3に示すような加圧バネを内蔵しプッシュプル着脱機構
を持ったプッシュプル型光コネクタ4が結合される。
【0029】プッシュプル型光コネクタの概要を説明す
る。図3において、4はプッシュプル型光コネクタ、4
aはイジェクター、4bは挿入部、5は多心光コネクタ
フェルール、6はテープ状光ファイバ心線である。この
プッシュプル型光コネクタ4は、3つの多心光コネクタ
フェルール5を内蔵しているが、コネクタアダプタ1に
対する取り付けおよび取り外しのための構造は、図10
で説明したMPOコネクタと同様であり、また、テープ
状光ファイバ心線6を取り付けた多心光コネクタフェル
ール5は、挿入部4bに対してバネ機構で前方に付勢さ
れている。挿入部4bを図1で説明したコネクタアダプ
タ1の光コネクタプラグ収容部1aに挿入してプッシュ
プル型光コネクタ4がコネクタアダプタ1に収容され
る。多心光コネクタフェルール5には、ガイドピン5a
が取り付けられているが、ガイドピンは、図1,図2で
説明した多心光コネクタフェルール2側に取り付けられ
てもよい。
【0030】図1,図2で説明したコネクタアダプタ1
によって、多心光コネクタフェルール2とプッシュプル
型光コネクタ4の多心光コネクタフェルール5とが結合
された状態では、プッシュプル型光コネクタ4のバネ力
が結合面に作用する。このバネ力によって、多心光コネ
クタフェルール2を係止している係止爪1cが左右に開
き、多心光コネクタフェルール2が外れる恐れがある場
合には、さらに係止爪1cの開きを規制する規制部材を
付加するとよい。
【0031】図4は、規制部材の一例を説明するための
もので、図4(A)は規制部材の斜視図、図4(B)は
装着状態の断面図である。図中、図2と同様の部分には
同じ符号を付して説明を省略する。7は規制部材であ
る。コネクタアダプタの光コネクタフェルール取付部1
bに多心光コネクタフェルール2を取り付けた状態で、
規制部材7を係止爪1cの周囲にかぶせることによっ
て、係止爪4が開かれることを防止できる。
【0032】図5は、本発明の光コネクタの第2の実施
の形態を説明するための斜視図、図6は、要部の断面図
である。図中、図1,図2と同様の部分には同じ符号を
付して説明を省略する。1gは係止部、8は係止部材、
8aは係止爪、8bは光コネクタフェルール支持部、8
cは心線挿通孔である。
【0033】この実施の形態では、コネクタアダプタ1
に対して、これとは別体で係止部材8を設けて、係止部
材8によって多心光コネクタフェルール2をコネクタア
ダプタ1に取り付けるようにした。図では、第1の実施
の形態と同様に3つの多心光コネクタフェルール2を取
り付けるようにしたが、第1の実施の形態と同様に、係
止部材8に取り付ける多心光コネクタフェルール2の数
は、適宜に設計できる。
【0034】図5(A),図6(A)から分かるよう
に、取付開口部1dの両側に係止部1gが形成されてお
り、取付開口部1d側から押し込まれた係止部材8の係
止爪8aを係止するようになっている。係止爪8aの少
なくとも先端部は弾性が付与されている。係止部材8を
プラスチックで成型し、係止爪8aの部分を適当な厚さ
で形成することによって、弾性を持たせることができ
る。もちろん、係止爪8aを燐青銅などの弾性を有する
金属板で形成して係止部材8の両側に設けるようにして
もよい。また、係止部材8を係止爪8aとともに金属板
で形成してもよい。
【0035】多心光コネクタフェルール2の取付に際し
ては、心線挿通孔8cにテープ状光ファイバ心線3を通
して、多心光コネクタフェルール2を取り付けるか、あ
るいは、多心光コネクタフェルール2を取り付けたテー
プ状光ファイバ心線3を心線挿通孔8cに通す。この実
施の形態では、心線挿通孔8cをクローズされた孔とし
て形成したが、一部、例えば、図4(A)における係止
部材8の上面に、心線挿通孔8cと外部とを連通するス
リットを形成し、このスリットを通してテープ状光ファ
イバ心線3を心線挿通孔8cに通すようにしてもよい。
多心光コネクタフェルール2は、図5(B),図6
(B)に示すように、係止部材8に多心光コネクタフェ
ルール2の鍔部を嵌合できるように形成した光コネクタ
フェルール支持部8bに支持される。
【0036】多心光コネクタフェルール2を支持した係
止部材8を図5(C),図6(C)に示すように、取付
開口部1d側からコネクタアダプタ1に挿入し、係止爪
8aをコネクタアダプタ1の係止部1gに係止させて、
多心光コネクタフェルール2をコネクタアダプタ1に取
り付けることができる。複数の多心光コネクタフェルー
ル2を取り付ける場合でも、1つの係止部材8で一括し
て取り付けることができる。
【0037】図7は、本発明の光コネクタの第3の実施
の形態を説明するための斜視図、図8は、要部の断面図
である。図中、図5,図6と同様の部分には同じ符号を
付して説明を省略する。1hは光コネクタフェルール支
持部、8dは光コネクタフェルール押さえ部である。
【0038】この実施の形態では、コネクタアダプタ1
と別体に係止部材8を設けた点は第2の実施の形態と同
様である。第2の実施の形態との違いは、光コネクタフ
ェルール支持部1hをコネクタアダプタ1の光コネクタ
フェルール取付部1bに設け、係止部材8には、多心光
コネクタフェルール2の鍔部を押さえるように、光コネ
クタフェルール押さえ部8dを設けた点にある。
【0039】多心光コネクタフェルール2の取付に際し
ては、心線挿通孔8cにテープ状光ファイバ心線3が通
された多心光コネクタフェルール2を、図7(A),図
8(A)に示すように、コネクタアダプタ1の取付開口
部1d側から光コネクタフェルール支持部1hに挿入す
る。挿入状態では、図7(B),図8(B)に示すよう
に、多心光コネクタフェルール2は、光コネクタフェル
ール取付部1bに支持される。この状態で、図7
(C),図8(C)に示すように、係止部材8を取付開
口部1d側からコネクタアダプタ1に挿入し、係止爪8
aをコネクタアダプタ1の係止部1gに係止させて、多
心光コネクタフェルール2の鍔部の後面を光コネクタフ
ェルール押さえ部8dで押さえるようにして、多心光コ
ネクタフェルール2をコネクタアダプタ1に取り付ける
ことができる。複数の多心光コネクタフェルール2を取
り付ける場合でも、1つの係止部材8で一括して取り付
けることができる。
【0040】第1ないし第3の実施の形態において、コ
スト面では部品点数の少ない第1の実施の形態がやや有
利であるが、組立作業性の点では、第2および第3の実
施の形態が有利である。コネクタアダプタは、安価で大
量生産に向くプラスチック成形加工品を本体に用いるの
がよく、別部材である規制部材や係止部材には、プラス
チック成形加工品、または、安価で大量生産に向く金属
プレス加工品を用いるのがよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、光コネクタ接続において安定した結合状態を
保つためには、突き合わされるコネクタフェルール端面
間に押圧力を作用させる必要があるが、一方のコネクタ
フェルールのみに加圧機構があれば他方のコネクタフェ
ルールは固定で十分である。本発明によると、着脱頻度
の高い側のみにバネ機構内蔵の高価なプッシュプル型光
コネクタを用い、反対端は安価にできるコネクタフェル
ールの固定構造を採用したことによって、全体として低
コスト化を図ることができる。また、複数個のコネクタ
フェルールを一括して結合することにより、高密度化が
可能になるうえ、部品点数が減り、コスト的にも有利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光コネクタの第1の実施の形態を説明
するための斜視図である。
【図2】図1の光コネクタの要部の断面図である
【図3】プッシュプル型光コネクタの一例の斜視図であ
る。
【図4】規制部材の一例を説明するためのもので、図4
(A)は規制部材の斜視図、図4(B)は装着状態の断
面図である。
【図5】本発明の光コネクタの第2の実施の形態を説明
するための斜視図である。
【図6】図5の光コネクタの要部の断面図である
【図7】本発明の光コネクタの第3の実施の形態を説明
するための斜視図である。
【図8】図7の光コネクタの要部の断面図である
【図9】実用化されているMTコネクタの説明図であ
り、図9(A)は多心光コネクタフェルールの結合前の
斜視図、図9(B)は結合時の斜視図である。
【図10】実用化されているMPOコネクタの説明図で
あり、図10(A)は光コネクタプラグの斜視図、図1
0(B)はコネクタアダプタの斜視図、図10(C)は
光コネクタの端面の拡大図である。
【符号の説明】
1…コネクタアダプタ、1a…光コネクタプラグ収容
部、1b…光コネクタフェルール取付部、1c…係止
爪、1d…取付開口部、1e…傾斜面、1f…係止溝、
1g…係止部、1h…光コネクタフェルール支持部、2
…多心光コネクタフェルール、2a…鍔部、3…テープ
状光ファイバ心線、4…プッシュプル型光コネクタ、4
a…イジェクター、4b…挿入部、5…多心光コネクタ
フェルール、5a…ガイドピン、6…テープ状光ファイ
バ心線、7…規制部材、8…係止部材、8a…係止爪、
8b…光コネクタフェルール支持部、8c…心線挿通
孔、8d…光コネクタフェルール押さえ部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵する第1の多心光コネクタフェルー
    ルを前方に押圧するバネ機構を備えたプッシュプル型多
    心光コネクタプラグと、両側に開口を有するコネクタア
    ダプタと第2の多心光コネクタフェルールよりなる多心
    光コネクタであって、該コネクタアダプタは、その一方
    の開口が前記プッシュプル型多心光コネクタプラグを収
    容可能であり、他方の開口が前記プッシュプル型多心光
    コネクタプラグと対向して前記第2の多心光コネクタフ
    ェルールを前方に押圧するバネ機構を持たずに係止する
    ことを特徴とする多心光コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記プッシュプル型多心光コネクタプラ
    グは、複数の第1の多心光コネクタフェルールを内蔵す
    るものであり、前記コネクタアダプタは、前記第1の多
    心光コネクタフェルールに対向して複数の前記第2の多
    心光コネクタフェルールを係止するものであることを特
    徴とする請求項1に記載の多心光コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記コネクタアダプタが前記第2の多心
    コネクタフェルールを係止する機構は、前記コネクタア
    ダプタと一体化されており、左右に開くバネ機能を持っ
    た係止爪によって前記第2の多心光コネクタフェルール
    の後部を係止する係止機構であって、さらに、該係止機
    構は前記第2の多心光コネクタフェルールを個別に係止
    することを特徴とする請求項2に記載の多心光コネク
    タ。
  4. 【請求項4】 前記多心コネクタアダプタには、前記第
    2の多心コネクタフェルールを係止した後に前記係止爪
    が左右に開かないように規制する規制部材が別部材とし
    て付加されていることを特徴とする請求項3に記載の多
    心光コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記コネクタアダプタが前記第2の多心
    コネクタフェルールを係止する機構は、複数の前記第2
    の多心光コネクタフェルールを一括してコネクタアダプ
    タ本体に係止するアダプタ本体とは別部材の係止部材を
    有し、前記コネクタアダプタ本体と前記係止部材によっ
    てコネクタアダプタが構成されることを特徴とする請求
    項2に記載の多心光コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記コネクタアダプタは、プラスチック
    の成型加工品であることを特徴とする請求項2ないし5
    のいずれか1項に記載の多心光コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記規制部材は、金属のプレス加工品で
    あることを特徴とする請求項4に記載の多心光コネク
    タ。
  8. 【請求項8】 前記係止部材は、金属のプレス加工品で
    あることを特徴とする請求項5に記載の多心光コネク
    タ。
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