JP3144904B2 - 車体開口部構造 - Google Patents

車体開口部構造

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JP3144904B2 JP23116392A JP23116392A JP3144904B2 JP 3144904 B2 JP3144904 B2 JP 3144904B2 JP 23116392 A JP23116392 A JP 23116392A JP 23116392 A JP23116392 A JP 23116392A JP 3144904 B2 JP3144904 B2 JP 3144904B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体開口部と
りわけ車体開口部の底壁側の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種、従来の車体開口部構造として
は、例えば実開昭58−126553号公報等に記載さ
れているものが知られている。
【0003】図3〜図4はその従来の車体開口部構造を
示している。即ち、自動車1のフロントドア2で開閉さ
れる車体開口部を構成する底壁側シル3は、インナーパ
ネル4とアウターパネル5を接合してなり、該立上り接
合フランジ部6から車外側のアウターパネル5の平坦状
の上面5aが外方へ水平に延設している。また、前記両
パネル4,5の各上面4a,5aには、支持プレート7
が被装されていると共に、該支持プレート7の嵌着部7
aにウェザーストリップ8が嵌着している。
【0004】前記支持プレート7は、前記接合フランジ
部6に嵌着する略逆U字形に折曲された前記嵌着部7a
と、車内側端部に設けられてカーペット9の端部を係止
する略逆U字形の係止部7bと、嵌着部7aと係止部7
bとの間に設けられた凹部7cとを備えている。また、
支持プレート7は、車外側中央下面に設けられたクリッ
プ10によってアウターパネル5に係着している。
【0005】前記ウェザーストリップ8は、前記嵌着部
7aに外方から嵌着固定されるウェルト部8aと、該ウ
ェルト部8aの車外側他側片8dに一体に設けられて、
閉時にドア2の下端部に当接して開口縁をシールする中
空シール部8bとから主として構成されている。またウ
ェルト部8aの内部に、芯金8eが埋設されている。
【0006】そして、支持プレート7の嵌着部7aを接
合フランジ部6に嵌着すると共に、クリップ10をアウ
ターパネル5の係止孔5bに係止させて、該支持プレー
ト7を固定した後、ウェザーストリップ8のウェルト部
8aを凹部7cを介して嵌着部7aに外方から押し込ん
で嵌着させることにより、該ウェザーストリップ8を固
定する。これによって、支持プレート7は、係止部7b
によってカーペット9を固定すると同時に、両パネル
4,5の各上面4a,5aを被装して保護するようにな
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記従来の
車体開口部構造にあっては、支持プレート7やウェザー
ストリップ8を接合フランジ部6に嵌着固定した後のウ
ェルト部8aや係止部7b等が外部に露出した状態にな
っているため、ウェルト部8a内の芯金8eの凹凸が外
面に露呈されて見映えが悪化する。
【0008】また、ウェルト部8aのU字状の折曲げ加
工のばらつきによって凹部7cに嵌入する側つまり車内
側一側片8cと係止部7bとの間の隙間Sが小さくな
り、該車内側一側片8cの凹部7cへの嵌入作業が困難
になる。この結果、ウェルト部8aを嵌着部7aに取り
付ける作業性が悪化する。
【0009】更に、前記のように、ウェルト部8aの折
り曲げ加工のばらつきを考慮して凹部7cを大きく設定
すると、今度は車内側一側片8cと係止部7bとの間に
部分的に大きな隙間Sが発生していまう。このため、大
きな隙間Sによる見映えが悪化するばかりか該隙間内に
塵やゴミ等が溜まり易くなり、この点でも見映えが悪化
して外観品質の低下を招いている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の実
情に鑑みて案出されたもので、車体開口部の底壁側に立
設された接合フランジ部に嵌着する嵌着部を有し、かつ
前記車体開口部の底面を被装する支持プレートと、前記
嵌着部に嵌着するウェルト部及び該ウエルト部の車外側
一側面にドアの周縁部に当接するシール部とを有するウ
ェザーストリップとを備えた車体開口部構造において、
前記支持プレートの車内側端縁に、前記ウェルト部を被
覆する被覆部材をヒンジ部材を介して折り返し自在に設
けたことを特徴としている。
【0011】
【作用】前記構成の本発明によれば、接合フランジ部に
支持プレートやウェザーストリップを嵌着固定した後
に、被覆部材をヒンジ部を介して折り返し状に折り曲げ
て、少なくともウェルト部の車内側一側片全体を被覆す
る。このため、ウェルト部の大部分が被覆部材で隠蔽さ
れて外部への露出がなくなり、見映えが向上する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。
【0013】図1及び図2は従来例と同様の自動車に適
用された本発明に係る車体開口部構造の一実施例を示
し、従来と共通の構成個所には、同一の符号を付して説
明する。即ち、図中2は車体開口部を開閉するフロント
ドア、3は車体開口部の底壁を構成するシルであって、
前記シル3は、インナーパネル4とアウターパネル5と
を接合してなり、両パネル4,5の接合フランジ部6か
ら車外側のアウターパネル5の比較的広面積な平坦状の
上面5aが外方へ水平に延設されている。前記インナー
パネル4の上壁には、係止孔4bが形成されている。
【0014】また、図中11は両パネル4,5の各上面
4a,5aに被装された支持プレート、12は該支持プ
レート11の後述する嵌着部13に嵌着固定されるウェ
ザーストリップであって、前記支持プレート11は、合
成樹脂材で略長方形状に一体に形成され、車内側端部付
近に前記接合フランジ部6に嵌着固定される略逆U字形
の嵌着部13と、車内側端部に水平に延設されて、クリ
ップ係合孔14を有するカーペット15の端部15aを
インナーパネル4の上面4aとで挾持する固定部16と
を備えている。また、この固定部16には、クリップ挿
通孔17が形成されている。
【0015】一方、前記ウェザーストリップ12は、前
記嵌着部13に外方から嵌着固定されるソリッドゴム製
の逆U字形のウェルト部18と、該ウェルト部18の車
外側他側片18bの外側面に一体に固定され、ドア2の
閉時に該ドア2の周縁部たる下端部に当接するスポンジ
ゴム製の中空シール部19とから主として構成されてい
る。前記ウェルト18は、車内外側両側片18a,18
bの対向する内面に先端部が嵌着部13の外面に圧接す
る複数の挾持リップ18c…が設けられていると共に、
内部に板状の芯金18dが埋設されている。
【0016】そして、前記支持プレート11の固定部1
6の車内側端縁には、支持プレート11と一緒に成形さ
れた合成樹脂製の被覆部材20が一体に設けられてい
る。この被覆部材20は、図2にも示すように長手方向
の長さが支持プレート11と同一の長方形板状を呈し、
平坦状の基部21と、該基部21の先端部に有する被嵌
部22とから構成され、基部21と固定部16との間に
形成された薄肉ヒンジ部23を介して全体がウェザース
トリップ12側へ折り返し自在に形成されている。
【0017】前記基部21は、その巾寸法が折り返し点
から固定部16の略全体を覆う長さに設定されていると
共に、上面の略中間位置に合成樹脂製のクリップ24が
一体に設けられている。また、前記被嵌部22は、ウェ
ルト部18の車内側一側片18aから反対側の車外側他
側片18bの上端部に沿った湾曲形状に形成されてい
る。
【0018】前記クリップ24は、ステム部の外周面と
頭部にフランジ状の係合部24a,24bを有してお
り、被覆部材20の折り返し時に固定部16のクリップ
挿通孔17から挿入して各係合部24a,24bがカー
ペット15のクリップ係合孔14とインナーパネル4の
係止孔4bに夫々係止するようになっている。
【0019】以下、本実施例の作用について説明する。
即ち、まず、支持プレート11の嵌着部13を接合フラ
ンジ部6に嵌着固定して、両パネル4,5の上面4a,
5aを被装する。次に、ウェザーストリップ12のウェ
ルト部18を前記嵌着部13に上方から挾持リップ18
c…を介して嵌着固定する。
【0020】その後、被覆部材20を、図1の一点鎖線
で示すように薄肉ヒンジ部23を介してウェザーストリ
ップ12側へ折り返し、クリップ24の先端部をクリッ
プ挿通孔17から押し込んで、各係合部24a,24b
を係止孔4bとクリップ係合孔14に夫々係止させる。
すると、基部21の図中下面が固定部16の上面に当接
すると同時に、被嵌部22の内面がウェルト部18の車
内側一側片18a及び車外側他側片18b上部に沿って
当接して押圧状態に被覆する。このため、ウェザースト
リップ12は、中空シール部19を除くウェルト部18
全体が被嵌部22によって隠蔽される。
【0021】この結果、芯金18dの凹凸の露呈が防止
されて見映えが良好となり、外観品質の向上が図れる。
また、本実施例では、従来のような凹部等を形成してい
ないため、隙間が形成されないことは勿論のこと、ウェ
ルト部18にたとえU字形折り曲げ加工のばらつきが発
生しても、嵌着部13に対する嵌着作業が極めて容易に
なる。
【0022】しかも、ウェルト部18は、クリップ24
の係止力を介して被覆部材20によって上方から押さえ
付けられるため、嵌着部13に対して強固かつ確実に固
定されるばかりか、被覆部材20を単に薄肉ヒンジ部2
3を介して折り返すだけであるから、ウェルト部18の
固定及び被覆作業が極めて容易になる。
【0023】また、カーペット15もクリップ24によ
ってインナーパネル4と固定部16に強固に固定される
ので、不用意に位置ズレ等を起こすことがない。
【0024】さらに、被覆部材20や薄肉ヒンジ部23
及びクリップ24を、支持プレート11と一緒に成形す
ることができるため、製造作業能率の向上と取付作業能
率の向上が図れる。
【0025】一方、ウェザーストリップ12を交換する
際には、被覆部材20を引っ張り上げてクリップ24の
係止状態を解除し、そのままウェルト部18を嵌着部1
3から取り外すだけで済むのでその交換作業も容易であ
る。
【0026】本発明は、前記実施例の構成に限定される
ものではなく、クリップ24等を被覆部材20とは別体
に形成することも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る車体開口部構造によれば、ウェザーストリップのウ
ェルト部を被覆部材によって被嵌状態に隠蔽したため、
ウェルト部を確実に固定できると共に、見映えが一段と
良好になり、外観品質の向上が図れる。
【0028】しかも、被覆部材は、ヒンジ部を介して単
に折り返すだけであるから、ウェルト部の隠蔽作業が極
めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図2のA−A線断面
図。
【図2】本実施例の要部斜視図。
【図3】車体開口部構造が適用される自動車の側面図。
【図4】従来の車体開口部構造を示す図3のB−B線断
面図。
【符号の説明】
3…シル(底壁) 4…インナーパネル 5…アウターパネル 6…接合フランジ部 11…支持プレート 12…ウェザーストリップ 18…ウェルト部 18a,18b…車内外側側片 20…被覆部材 23…薄肉ヒンジ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体開口部の底壁側に立設された接合フ
    ランジ部に嵌着する嵌着部を有し、かつ前記車体開口部
    の底面を被装する支持プレートと、前記嵌着部に嵌着す
    るウェルト部及び該ウエルト部の車外側一側面にドアの
    周縁部に当接するシール部とを有するウェザーストリッ
    プとを備えた車体開口部構造において、前記支持プレー
    トの車内側端縁に、前記ウェルト部を被覆する被覆部材
    をヒンジ部材を介して折り返し自在に設けたことを特徴
    とする車体開口部構造。
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