JP3596629B2 - 自動車のシール構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は自動車のシール構造に関し、詳しくはサイドドアのサッシュ部と車体のサイドドア開口部の間をウェザーストリップでシールした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に示す自動車では、フロントピラーaとサイドドアgのサッシュ部bの間のシールは、図5に示すような構造で行っている。すなわち、フロントピラーaに係止部材cを溶接接合し、フロントピラーaにウィンドウモールdをビスeで固定してから、係止部材cにウェザーストリップfを嵌着させている。そして、サイドドアgの閉止時には、ウェザーストリップfの中空リップhがウィンドウモールdとサイドドアgサッシュ部bの側縁に密着するとともに、リップiがサイドドアgのサッシュ部b裏面の側縁よりもやや外側に密着するようにしてある(この類似構造は、例えば特開平6−122348号に示されている)。また、ルーフ端jのドリップチャンネルkには、図6に示すようなウェザーストリップmを装着してサイドドアgのサッシュ部bとルーフ端jの間のシールを行っている。このウェザーストリップmはフロントピラーaとルーフ端jの境で接合してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この構造では、フロントピラーaに装着するウェザーストリップfと、ルーフ端jに装着するウェザーストリップmは断面形状が異なるため、押し出し成形では一体化させることができない。そこで、これらウェザーストリップf,mを別々に成形してから、注入成形によって連結していたが、工程が複雑になり、コストアップの要因になっていた。
【0004】
また、フロントピラーaに係止部材cを設置しておく必要があるため、部品点数と組立工数が嵩むという欠点もあった。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑み、ウェザーストリップの製造コストが安価で、部品点数と組立工数が削減できる自動車のシール構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、フロントピラーとルーフ端にウェザーストリップを装着してサイドドアのサッシュ部との間にドリップを形成してなる構造において、上記ウェザーストリップのフロントピラーに装着する部分とルーフ端に装着する部分を別個に構成するとともに、該フロントピラー装着部分は、断面略コ字型のコアプレートの一方の側壁にパーティングシール部を一体成形し、上記コアプレートの底壁をフロントピラーにネジ結合する一方、上記ルーフ端装着部分は、ウェルト部から延出させたボディー側・ドア側両リップを備え、これらリップをそれぞれルーフ端、サイドドアのサッシュ部に密着させ、上記ボディー側リップの先端に切欠部を形成しながら上記ルーフ端装着部分をフロントピラー側に延長させ、該延長部のウェルト部を上記コアプレートの他方の側壁に装着してフロントピラー装着部分と合体させ、サイドドアの閉止時には、上記パーティングシール部をサイドドアのサッシュ部の側縁に密着させるとともに、上記延長部のドア側リップ先端をサイドドアのサッシュ部裏面の側縁よりもやや外側に密着させるようにしたことを特徴とする。
【0007】
また、上記パーティングシール部に、上記切欠部を形成したボディー側リップを押し込んで係合させる突起を形成する。
【0008】
さらに、上記コアプレートをフロントピラー装着部分の端面から延出させ、該延出部をルーフ端のドリップチャンネルと連結させる。
【0009】
【作用】
かかる構成によれば、フロントピラー装着部分のパーティングシール部を持ち上げて、コアプレートの底壁をフロントピラーにネジ結合し、ルーフ端装着部分の延長部のウェルト部をコアプレートの他方の側壁に装着してフロントピラー装着部分と合体させることで、ウェザーストリップをサイドドア開口部に装着する。パーティングシール部に突起がある場合には、該突起の下方に、先端を切り欠いたボディー側リップを押し込んで係合させる。また、フロントピラー装着部の端面からコアプレートを延出させてある場合には、該延出部をルーフ端のドリップチャンネルに連結させる。
【0010】
サイドドアの閉止時には、フロントピラー装着部分のパーティングシール部がサイドドアのサッシュ部の側縁に密着するとともに、ルーフ端装着部分の延長部のドア側リップ先端がサイドドアのサッシュ部裏面の側縁よりもやや外側に密着して、サイドドアのサッシュ部との間にドリップを形成する。
【0011】
【実施例】
図1に本発明に係る自動車のシール構造を示す。
【0012】
同図において、1はフロントピラーで、アウターパネル2とインナーパネル3の接合フランジ2a,3aにレインホース4を挟み込んで溶接接合してある。5はサイドドアのサッシュ部で、インナーパネル6とアウターパネル7の側縁をヘミング加工で接合してある。
【0013】
ウェザーストリップ8は、図3に示すようにフロントピラーに装着する部分とルーフ端に装着する部分を別個に構成してある。フロントピラー装着部分9は、断面略コ字型のコアプレート10の一方の側壁10aにパーティングシール部11とウィンドウモール部12を一体成形してある。パーティングシール部11は中空リップ13と脚14を備え、該中空リップ13の側壁に突起15を設けてある。また、コアプレートの10の底壁10bと他方の側壁10cをフロントピラー装着部分9の端面から延出させ、該延出部16をルーフ端のドリップチャンネル17に重ね合わせて接合してある。なお、中空リップ13のルーフ側の開口13aは、注入成形部18によって塞いである(図3参照)。
【0014】
そして、脚14を持ち上げてコアプレート10の底壁10bの孔19にビス20を通し、その先端をフロントピラー1のアウターパネル2にネジ込んでコアプレート10を固定してある。このとき、ウィンドウモール部12のシール舌片21がフロントウィンドウガラス22の表面に密着する。ウィンドウモール部12の肉厚は、フロントウィンドウガラス22とサイドドアのサッシュ部5の段差に対応して、下方にいくにしたがって徐々に大きくなっている。なお、ウェザーストリップ8のフロントピラー装着部分9は中空リップ13の上壁13aとシール舌片21を軟質ゴムで、それ以外の箇所を硬質ゴムでそれぞれ成形してある。
【0015】
図2はウェザーストリップ8のルーフ端装着部分23の装着状態を示している。該ルーフ端装着部分23は、ドリップチャンネル17に装着するウェルト部24からボディー側・ドア側両リップ25,26を延出させ、これらリップ25,26をルーフ端、サイドドアのサッシュ部5の裏面にそれぞれ密着させてドリップ27を形成してある。なお、ルーフ端装着部分23はウェルト部24を硬質ゴムで、ボディー側・ドア側両リップ25,26を軟質ゴムでそれぞれ成形してある。
【0016】
ルーフ端装着部分23は、フロントピラー1側に延長させてあり、該延長部28ではボディー側リップ25の先端を切除して切欠部29を形成してある(図3参照)。なお、該切欠部29は、成形後の切断あるいは可変押し出し成形によって形成すればよい。そして、コアプレート10の他方の側壁10cにルーフ端装着部分23の延長部28のウェルト部24を装着し、先端を切り欠いたボディー側リップ25をフロントピラー装着部分9の突起15の下方に押し込んで係合させてある。
【0017】
サイドドアの閉止時には、フロントピラー装着部分9の中空リップ13がサイドドアのサッシュ部5の側縁に密着するとともに、ルーフ端装着部分23の延長部28のドア側リップ26の先端がサイドドアサッシ5の裏面の側縁よりもやや外側に密着して、フロントピラー1とサイドドアのサッシュ部5の間をシールする。また、サイドドアのサッシュ部5、パーティングシール部11とボディー側・ドア側両リップ25,26によって、ルーフ側のドリップ27に連なるドリップ30が形成される。
【0018】
本実施例では、延長部28のボディー側リップ25をパーティングシール部11の突起15に係合させてあるので、サイドドアの開成時にイナーリップ25の先端が見えなくなり、外観品質が高くなるとともに、フロントピラー装着部分9がコアプレート10から抜けにくくなる。
【0019】
また、図5の従来例では、ウィンドウモールdと中空リップhの間から水が侵入する虞れがあったが、パーティングシール部11とウィンドウモール部12を一体化してあるので、シール性が格段に良くなる。
【0020】
なお、本実施例では、パーティングシール部11に断面四角形の中空リップ13を設けてあるが、図4に示すように、中空リップ31を断面三角形に形成し、該中空リップ31の底壁に突起32を設けてもよい。
【0021】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、ウェザーストリップのフロントピラー装着部分とルーフ端装着部分を注入成形によって連結する必要がなくなり、ウェザーストリップの製造コストを低減することができる。
【0022】
また、ウェザーストリップの係止部材が不要になるので、部品点数と作業工数の削減が図られるという効果もある。
請求項2の発明によれば、パーティングール部の突起によってボディー側リップの先端が隠され、外観品質が良くなる。
【0023】
請求項3の発明によれば、ルーフ端からフロントピラーにかけてドリップチャンネルが形成され、部品点数と作業工数の削減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車のシール構造を示す図で、図7のA−A線に沿う断面図。
【図2】本発明に係る自動車のシール構造を示す図で、図7のB−B線に沿う断面図。
【図3】同シール構造で使用するウェザーストリップの斜視図。
【図4】図1の変形例を示す断面図。
【図5】従来技術の図1に相当する断面図。
【図6】従来技術の図2に相当する断面図。
【図7】自動車の斜視図。
【符号の説明】
1…フロントピラー
5…サイドドアのサッシュ部
8…ウェザーストリップ
9…フロントピラー装着部分
10…コアプレート
10a…側壁
10b…底壁
10c…側壁
11…パーティングシール部
20…ビス
23…ルーフ端装着部分
24…ウェルト部
25…ボディー側リップ
26…ドア側リップ
27…ドリップ
28…延長部
29…切欠部
30…ドリップ

Claims (3)

  1. フロントピラーとルーフ端にウェザーストリップを装着してサイドドアのサッシュ部との間にドリップを形成してなる構造において、上記ウェザーストリップのフロントピラーに装着する部分とルーフ端に装着する部分を別個に構成するとともに、該フロントピラー装着部分は、断面略コ字型のコアプレートの一方の側壁にパーティングシール部を一体成形し、上記コアプレートの底壁をフロントピラーにネジ結合する一方、上記ルーフ端装着部分は、ウェルト部から延出させたボディー側・ドア側両リップを備え、これらリップをそれぞれルーフ端、サイドドアのサッシュ部に密着させ、上記ボディー側リップの先端に切欠部を形成しながら上記ルーフ端装着部分をフロントピラー側に延長させ、該延長部のウェルト部を上記コアプレートの他方の側壁に装着してフロントピラー装着部分と合体させ、サイドドアの閉止時には、上記パーティングシール部をサイドドアのサッシュ部の側縁に密着させるとともに、上記延長部のドア側リップ先端をサイドドアのサッシュ部裏面の側縁よりもやや外側に密着させるようにしたことを特徴とする自動車のシール構造。
  2. 上記パーティングシール部に、上記切欠部を形成したボディー側リップを押し込んで係合させる突起を形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動車のシール構造。
  3. 上記コアプレートをフロントピラー装着部分の端面から延出させ、該延出部をルーフ端のドリップチャンネルと連結させたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動車のシール構造。
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