JP4184134B2 - ボディサイドウエザーストリップの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車ボディパネルのボディフランジに沿ってウエザーストリップを取付けた、ボディサイドウエザーストリップの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1および図2を参照して説明する。自動車ボディパネル1の、例えば、ドア開口部に沿って、インナーパネル2とアウターパネル3を重合して形成したボディフランジ4に取付けられ、ドアサッシュ5との間のシール性を確保するボディサイドウエザーストリップ20は、一般に、断面略U字状の取付基部21と中空シール部22を備える。そして、取付基部21には、ボディフランジ4に対する充分な挟持力を確保するために芯金23を埋設している。また、ボディフランジ4も取付基部21との充分な組付き力を確保するために、その長さを充分に大きく設定している。なお、図2において、符合8はドアウエザーストリップ、符合9はグラスラン、そして符合9aはドアガラスを示す。
【0003】
この従来技術においては、芯金を埋設し、ボディフランジ4の長さを大きく設定したことにより、ウエザーストリップ20およびボディパネル1の重量が大きくなり、製造コストが嵩むといった問題がある。また、芯金23を埋設しているので、ウエザーストリップ20をボディフランジ4に取付ける際に、伸び縮みが発生し易く、位置決めを行い難いといった問題もある。
【0004】
こうした構造とは異なり、ウエザーストリップを、ボディパネルのアウターパネルにクリップによって固定した取付構造も存在する(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
実用新案登録第255529号公報(図3)
【0006】
この取付構造は、ウエザーストリップをクリップによって固定するので、位置決めが容易である等の利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特許文献1に記載のウエザーストリップは、ボディパネルのアウターパネルに固定しているので、依然としてボディフランジの長さを大きく設定する必要が生じ、ボディパネルの重量が嵩むといった問題がある。すなわち、ボディフランジ近傍のアウターパネル直下に、中空シール部を位置させるスペースの他に、クリップの頭部を位置させるスペースを確保する必要があるので、それだけボディフランジの長さを大きく設定する必要が生じる。
【0008】
また、こうした問題を避けるためにクリップの頭部が位置するスペースを小さく設定すると、クリップの挿入が困難となり、ウエザーストリップの取付け作業が難しくなってしまう。その結果、ウエザーストリップの取付け姿勢が不安定となり易く、ドア閉じ性にも影響を及ぼす。
【0009】
さらに、このウエザーストリップはアウターパネルに固定しているので、アウターパネルに形成した取付孔が車外に露出する。そのため、雨水や洗車水がその取付孔に付着し、錆が発生し易いといった問題もある。
【0010】
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、軽量化を図ることができ、位置決めおよび取付けが容易で、さらに、ボディパネルに錆を発生させることのないボディサイドウエザーストリップの取付構造を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
図1、図3および図4を参照して説明する。この発明に係るボディサイドウエザーストリップの取付構造は、自動車ボディパネル1のインナーパネル2とアウターパネル3を重合して形成したボディフランジ4に沿って、取付基部11と中空シール部17を備えたボディサイドウエザーストリップ10を取付けた取付構造であって、前記取付基部11を、前記ボディフランジ4を挟持する断面略U字状の挟持部16の車内側部分16aに、クリップ挿通孔13a付上部壁13、壁1および下部壁1からなる断面略コ字状基部本体12を一体成形して形成し、前記インナーパネル2にクリップ取付孔2aを穿設し、前記挿通孔13aと取付孔2aにクリップ7を挿通して、前記取付基部11を、前記インナーパネル2のボディフランジ4近傍に固定してなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明に係るボディサイドウエザーストリップの取付構造の第一実施形態を、図1および図3に示す。これは、自動車ボディパネル1のインナーパネル2とアウターパネル3を重合して、ドア開口部に形成したボディフランジ4に沿って、取付基部11と中空シール部17とリップ部18を備えたボディサイドウエザーストリップ10を取付けたものである。中空シール部17は、ドア閉時、ドアサッシュ5(フロントドアサッシュ)に弾接し、ボディパネル1とドアサッシュ5との間のシール性を確保する。また、リップ部18は、その先端部を車内ガーニッシュ6に当接させ、見栄えの向上を図る。
【0013】
また、この取付構造は、ウエザーストリップ10の取付基部11を、挟持部16と基部本体12とで形成している。挟持部16は、ボディフランジ4を挟持する車内側部分16aと車外側部分16cと両者を結ぶ連結部分16bとから形成されている。基部本体12は、クリップ挿通孔13a付上部壁13,側壁15および下部壁14からなる断面略コ字状で、挟持部車内側部分16aと一体に成形されている。
【0014】
そして、インナーパネル2に取付孔2aを穿設し、挿通孔13aと取付孔2aにクリップ7を挿通して、取付基部11を、インナーパネル2のボディフランジ4近傍に固定している。
【0015】
なお、取付基部11とリップ部18は、TPOや硬質のEPDM等の剛性の高い材料で形成し、芯金の埋設を不要としている。また、中空シール部17は、発泡TPOやEPDMスポンジゴム等の軟質材料で形成している。
【0016】
本実施形態に係るボディサイドウエザーストリップの取付構造は、当該ウエザーストリップの取付基部11を、クリップ7によって、ボディパネル1のインナーパネル2に固定しているので、当該ウエザーストリップ10およびボディパネル1の軽量化を図ることができる。
【0017】
すなわち、クリップ7で固定するので芯金の埋設を不要とすることができ、ウエザーストリップ10の軽量化を図ることができる。また、インナーパネル2に固定するので、従来のアウターパネル3に固定して、当該アウターパネル3側に中空シール部17とクリップ7の双方のための広いスペースを確保する必要がないため、ボディフランジ4の長さを小さく設定することができる。従って、ボディパネル1の軽量化も図ることができる。
【0018】
なお、ウエザーストリップ10の取付基部11をインナーパネル2に固定することによって、ボディフランジ4の長さを小さくしつつ、当該ウエザーストリップ10の高さも小さく設定することができるので、当該ウエザーストリップ10のコーナー部における追従性を高めることができる。これにより、ウエザーストリップ10の取付け作業性を向上させることができる。
【0019】
また、クリップ7を、挿通孔13aと取付孔2aに挿通して固定するので、取付け時における位置決めが容易である。さらに、インナーパネル2に固定するので、この部分には中空シール部17が存在しないことから(中空シール部17はアウターパネル3の下に存在する)、広いスペースを確保することができる。従って、クリップ7およびウエザーストリップ10の取付け作業を容易なものとすることができる。
【0020】
またさらに、クリップ7を挿通する取付孔2aはインナーパネル2に形成しているので、アウターパネル3に形成するのと異なり、雨水や洗車水が付着し難く、よって、錆の発生を未然に防止することができる。
【0021】
また、取付基部11を、ボディフランジ4を挟持する断面略U字状の挟持部16の車内側に、上部壁13、壁1および下部壁1からなる断面略コ字状の基部本体12を一体成形して形成しているので、高い構造強度を得ることができる。従って、ウエザーストリップ10を、インナーパネル2に強固に取付けることができる。ちなみに、側壁15を設けないと、取付基部11の構造強度は脆弱になってしまう。
【0022】
本発明に係るボディサイドウエザーストリップの取付構造の第二実施形態を、図1および図4に示す。この取付構造の特徴は、インナーパネル2のボディフランジ4を形成する部分の長さを、さらに短く設定したことである。これにより、ボディパネル1の軽量化をさらに促進することができるので、製造コストを、より削減することができる。
【0023】
なお、本実施形態における取付構造は、ボディパネル1とフロントドアサッシュ5との間に設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、リヤドアサッシュ5、バックドアサッシュ5あるいはトランクリッド等との間に設けることもできる。
【0024】
【発明の効果】
この発明に係るボディサイドウエザーストリップの取付構造は、ウエザーストリップ10の取付基部11を、インナーパネル2にクリップ7によって固定しているので、芯金を不要とし、また、ボディフランジ4の長さを小さく設定することができる。従って、ウエザーストリップ10およびボディパネル1の軽量化を図ることができ、製造コストを削減することができる。
【0025】
また、クリップ7を、挿通孔13aと取付孔2aに挿通して固定するので、取付け時における位置決めが容易である。さらに、インナーパネル2に固定して、クリップ7のための広いスペースを確保したので、クリップ7の取付け作業が容易である。
【0026】
さらに、クリップ7を挿通するための取付孔2aをインナーパネル2に形成しているので、雨水や洗車水が付着し難い。従って、錆の発生を未然に防止することができる。
【0027】
らに、取付基部11を、ボディフランジ4を挟持する断面略U字状の挟持部16の車内側部分16aに、上部壁13、壁1および下部壁1からなる断面略コ字状の基部本体12を一体成形して形成しているので、高い構造強度を得ることができる。これにより、ウエザーストリップ10を、インナーパネル2に強固に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ボディサイドウエザーストリップの取付構造を備えた自動車を示す側面図である。
【図2】 従来に係る取付構造を示すもので、図1のX−X線断面図である。
【図3】 本発明に係る取付構造の第一実施形態を示すもので、図1のX−X線断面図である。
【図4】 本発明に係る取付構造の第二実施形態を示すもので、図1のX−X線断面図である。
【符号の説明】
1 ボディパネル
2 インナーパネル
2a 取付孔
3 アウターパネル
4 ボディフランジ
5 ドアサッシュ
6 車内ガーニッシュ
7 クリップ
8 ドアウエザーストリップ
9 グラスラン
9a ドアガラス
10 ボディサイドウエザーストリップ
11 取付基部
12 基部本体
13 上部壁
13a 挿通孔
14 下部壁
15 側壁
16 挟持部
16a 挟持部車内側部分
16b 挟持部連結部分
16c 挟持部車外側部分
17 中空シール部
18 リップ部
20 ボディサイドウエザーストリップ
21 取付基部
22 中空シール部
23 芯金

Claims (1)

  1. 自動車ボディパネル(1)のインナーパネル(2)とアウターパネル(3)を重合して形成したボディフランジ(4)に沿って,取付基部(11)と中空シール部(17)を備えたボディサイドウエザーストリップ(10)を取付けた取付構造であって、前記取付基部を,前記ボディフランジを挟持する断面略U字状の挟持部(16)の車内側部分(16a)に,クリップ挿通孔(13a)付上部壁(13),壁(1)および下部壁(1)からなる断面略コ字状基部本体(12)を一体成形して形成し、前記インナーパネルにクリップ取付孔(2a)を穿設し、前記挿通孔と取付孔にクリップ(7)を挿通して,前記取付基部を,前記インナーパネルのボディフランジ近傍に固定してなるボディサイドウエザーストリップの取付構造。
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