JP3081760B2 - 防水保護カバー - Google Patents
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/46—Bases; Cases
- H01R13/52—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
- H01R13/5205—Sealing means between cable and housing, e.g. grommet
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- H01R13/58—Means for relieving strain on wire connection, e.g. cord grip, for avoiding loosening of connections between wires and terminals within a coupling device terminating a cable
- H01R13/5845—Means for relieving strain on wire connection, e.g. cord grip, for avoiding loosening of connections between wires and terminals within a coupling device terminating a cable the strain relief being achieved by molding parts around cable and connections
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R43/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
- H01R43/20—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for assembling or disassembling contact members with insulating base, case or sleeve
- H01R43/24—Assembling by moulding on contact members
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線の接続部を防水保
護する防水保護カバーに関する。
護する防水保護カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、実開昭59−119576号
公報で開示された電線保護カバー1を示す。
公報で開示された電線保護カバー1を示す。
【0003】この電線保護カバー1は、ヒンジ部3で開
閉可能に連結された2つの半筒体5a、5bからなり、
各々の半筒体5a、5bには、内室壁7a、7bの外周
に保護カバー1の外壁となる外室壁9a、9bが形成さ
れ、内室壁7a、7bの内側には内室11a、11b
が、内室壁7a、7bと外室壁9a、9bの間には、隙
間部13a、13bが形成されている。保護カバー1の
両端部には、開口部15a、15bが同心上に設けら
れ、ヒンジ部3の形成されていない側縁には、一対の係
合部17a、17bが形成されている。内室壁7a、7
bで囲まれた内室11a、11b内には、絶縁コンパウ
ンド(シール剤)19が充填され、内室11a、11b
の上面には、絶縁コンパウンド9の乾燥硬化防止のため
の図示しない剥離シートが被されている。
閉可能に連結された2つの半筒体5a、5bからなり、
各々の半筒体5a、5bには、内室壁7a、7bの外周
に保護カバー1の外壁となる外室壁9a、9bが形成さ
れ、内室壁7a、7bの内側には内室11a、11b
が、内室壁7a、7bと外室壁9a、9bの間には、隙
間部13a、13bが形成されている。保護カバー1の
両端部には、開口部15a、15bが同心上に設けら
れ、ヒンジ部3の形成されていない側縁には、一対の係
合部17a、17bが形成されている。内室壁7a、7
bで囲まれた内室11a、11b内には、絶縁コンパウ
ンド(シール剤)19が充填され、内室11a、11b
の上面には、絶縁コンパウンド9の乾燥硬化防止のため
の図示しない剥離シートが被されている。
【0004】このような電線保護カバーによれば、剥離
シートを剥がした後、圧着等より接続された電線21の
接続部23を内室11a、11bに配し、半筒体5a、
5bを閉じて係合部17a、17bを係合させることに
より、簡単に接続部23を絶縁保護することが出来る。
シートを剥がした後、圧着等より接続された電線21の
接続部23を内室11a、11bに配し、半筒体5a、
5bを閉じて係合部17a、17bを係合させることに
より、簡単に接続部23を絶縁保護することが出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
の電線保護カバー1において、半筒体5a、5bは薄肉
に形成されているため、剛性が低く撓み易い。このため
シール剤を充填することで電線接続部23をシールして
も半筒体5a、5bの撓みにより半筒体5a、5bの内
壁とシール剤との間に隙間が生じて、この隙間から水が
浸入し、シール性を損なうという問題がある。
の電線保護カバー1において、半筒体5a、5bは薄肉
に形成されているため、剛性が低く撓み易い。このため
シール剤を充填することで電線接続部23をシールして
も半筒体5a、5bの撓みにより半筒体5a、5bの内
壁とシール剤との間に隙間が生じて、この隙間から水が
浸入し、シール性を損なうという問題がある。
【0006】また、電線21を半筒体5a、5b内に配
置する場合、接続部23の位置を特定することが出来な
いので、開口部15a、15bよりに接続部23が位置
したり、あるいは一対の係合部17a、17bよりに接
続部23が位置することがある。このため、シール機能
が低下する。
置する場合、接続部23の位置を特定することが出来な
いので、開口部15a、15bよりに接続部23が位置
したり、あるいは一対の係合部17a、17bよりに接
続部23が位置することがある。このため、シール機能
が低下する。
【0007】さらに、電線21を半筒体5a、5bに配
索する場合、一方の半筒体5aの絶縁コンパウンド19
の略中央部分に接続部23を載せた後に、他方の半筒体
5bを被せると、電線21が開口部15a、15bから
ずれて、半筒体5a、5b同士をロックすることが出来
ず、無理に半筒体5a、5b同士をロックしようとする
と、電線が破損するという問題がある。
索する場合、一方の半筒体5aの絶縁コンパウンド19
の略中央部分に接続部23を載せた後に、他方の半筒体
5bを被せると、電線21が開口部15a、15bから
ずれて、半筒体5a、5b同士をロックすることが出来
ず、無理に半筒体5a、5b同士をロックしようとする
と、電線が破損するという問題がある。
【0008】そこで、本発明は、このような従来の課題
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、上下ケース部材の剛性を向上してシール機能をよ
り向上することが出来ると共に、電線の移動を規制し
て、電線を上下ケース部材に固定することが出来る防水
保護カバーを提供することにある。
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、上下ケース部材の剛性を向上してシール機能をよ
り向上することが出来ると共に、電線の移動を規制し
て、電線を上下ケース部材に固定することが出来る防水
保護カバーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、電線の挿通方向に沿って半割り
とされた上下ケース部材の合わせ状態で前記上下ケース
部材の内部に形成されて電線の当接部が収容される電線
接続部収容室内に柔軟な絶縁性のシール剤が充填される
防水保護カバーにおいて、上下ケース部材の少なくとも
一方の底壁の電線挿通方向の両側に設けられて上下ケー
ス部材の合わせ状態で電線が挿通する挿通孔を形成する
とともに電線接続部収容室を区画して前記シール剤が充
填されるシール剤充填部を形成するシール剤漏れ防止壁
と、上下ケース部材の少なくとも一方の底壁に設けられ
て前記電線接続部収容室内の電線間であってシール剤充
填部内に位置し軸直角断面が円弧状の補強リブとを有す
ることを特徴としている。
請求項1記載の発明は、電線の挿通方向に沿って半割り
とされた上下ケース部材の合わせ状態で前記上下ケース
部材の内部に形成されて電線の当接部が収容される電線
接続部収容室内に柔軟な絶縁性のシール剤が充填される
防水保護カバーにおいて、上下ケース部材の少なくとも
一方の底壁の電線挿通方向の両側に設けられて上下ケー
ス部材の合わせ状態で電線が挿通する挿通孔を形成する
とともに電線接続部収容室を区画して前記シール剤が充
填されるシール剤充填部を形成するシール剤漏れ防止壁
と、上下ケース部材の少なくとも一方の底壁に設けられ
て前記電線接続部収容室内の電線間であってシール剤充
填部内に位置し軸直角断面が円弧状の補強リブとを有す
ることを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明は、電線の挿通方向に
沿って半割りとされた上下ケース部材の合わせ状態で前
記上下ケース部材の内部に形成されて電線の当接部が収
容される電線接続部収容室内に柔軟な絶縁性のシール剤
が充填される防水保護カバーにおいて、上下ケース部材
の少なくとも一方の底壁の電線挿通方向の両側に設けら
れて上下ケース部材の合わせ状態で電線が挿通する挿通
孔を形成するとともに電線接続部収容室を区画して前記
シール剤が充填されるシール剤充填部を形成するシール
剤漏れ防止壁と、上下ケース部材の少なくとも一方の底
壁に設けられて前記電線接続部収容室内の電線間であっ
てシール剤充填部内に位置し軸直角断面が円弧状の補強
リブと、上下ケース部材のいずれか一方の底壁から立設
された複数の可撓性の縦壁とこれらの縦壁の上端部に設
けられて前記縦壁間に挿入された電線を保持する球状の
電線保持部とからなり前記シール剤漏れ防止壁の近傍に
配置された電線固定用リブと、ヒンジを介して側壁同士
が連結された上下ケース部材の一方のヒンジ側の電線固
定リブに設けられた補強用の肉盛部と、上下ケース部材
の他方のヒンジ側の側壁に設けられて上下ケース部材の
合わせ状態で前記肉盛部に当接してヒンジ側の電線固定
用リブを隣接する電線固定用リブ側へ向けて押圧する押
圧当接部と、を設けたことを特徴としている。
沿って半割りとされた上下ケース部材の合わせ状態で前
記上下ケース部材の内部に形成されて電線の当接部が収
容される電線接続部収容室内に柔軟な絶縁性のシール剤
が充填される防水保護カバーにおいて、上下ケース部材
の少なくとも一方の底壁の電線挿通方向の両側に設けら
れて上下ケース部材の合わせ状態で電線が挿通する挿通
孔を形成するとともに電線接続部収容室を区画して前記
シール剤が充填されるシール剤充填部を形成するシール
剤漏れ防止壁と、上下ケース部材の少なくとも一方の底
壁に設けられて前記電線接続部収容室内の電線間であっ
てシール剤充填部内に位置し軸直角断面が円弧状の補強
リブと、上下ケース部材のいずれか一方の底壁から立設
された複数の可撓性の縦壁とこれらの縦壁の上端部に設
けられて前記縦壁間に挿入された電線を保持する球状の
電線保持部とからなり前記シール剤漏れ防止壁の近傍に
配置された電線固定用リブと、ヒンジを介して側壁同士
が連結された上下ケース部材の一方のヒンジ側の電線固
定リブに設けられた補強用の肉盛部と、上下ケース部材
の他方のヒンジ側の側壁に設けられて上下ケース部材の
合わせ状態で前記肉盛部に当接してヒンジ側の電線固定
用リブを隣接する電線固定用リブ側へ向けて押圧する押
圧当接部と、を設けたことを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明は、電線の挿通方向に
沿って半割りとされた上下ケース部材の合わせ状態で前
記上下ケース部材の内部に形成されて電線の接続部が収
容される電線接続部収容室内に、柔軟な絶縁性のシール
剤が充填される防水保護カバーにおいて、上ケース部材
と下ケース部材の合わせ時に前記シール剤の流れ方向に
対して曲面状の壁部を有し、電線間に位置して電線を区
分けする電線区分けリブを上ケース部材又は下ケース部
材のいずれか一方の底壁から前記電線接続部収容室に立
設したことを特徴としている。
沿って半割りとされた上下ケース部材の合わせ状態で前
記上下ケース部材の内部に形成されて電線の接続部が収
容される電線接続部収容室内に、柔軟な絶縁性のシール
剤が充填される防水保護カバーにおいて、上ケース部材
と下ケース部材の合わせ時に前記シール剤の流れ方向に
対して曲面状の壁部を有し、電線間に位置して電線を区
分けする電線区分けリブを上ケース部材又は下ケース部
材のいずれか一方の底壁から前記電線接続部収容室に立
設したことを特徴としている。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【作用】上下ケース部材の少なくとも一方の底壁に、補
強リブを設けたことにより、上下ケース部材の剛性が向
上し、上下ケース部材が撓まないのでシール剤との間に
隙間が生じることがない。また、シール剤充填部内に補
強リブを設けることにより、シール剤充填部内へのシー
ル剤の充填量を削減することができる。さらに、補強リ
ブが軸直角断面が円弧状に形成されているので、シール
剤を電線間に放射状(電線をおし広げる方向)に入れる
ことができ、防水性が向上する。
強リブを設けたことにより、上下ケース部材の剛性が向
上し、上下ケース部材が撓まないのでシール剤との間に
隙間が生じることがない。また、シール剤充填部内に補
強リブを設けることにより、シール剤充填部内へのシー
ル剤の充填量を削減することができる。さらに、補強リ
ブが軸直角断面が円弧状に形成されているので、シール
剤を電線間に放射状(電線をおし広げる方向)に入れる
ことができ、防水性が向上する。
【0018】請求項2の発明によれば、シール剤漏れ防
止壁の近傍に設けた電線固定用リブにより、電線を上下
ケース部材に確実に固定することができ、電線接続部が
電線接続部収容部内で移動することがない。また、球状
の電線保持部の間から電線を縦壁間に挿入するとき、縦
壁が可撓性を有しているので、縦壁が撓んで開き電線を
容易に挿入することができる。また、電線を縦壁間に挿
入した後は縦壁が元に戻って球状の電線保持部間が狭く
なり電線の抜けが阻止される。これにより、電線が上下
ケース部材に確実に固定される。さらに、上下ケース部
材を合わせ状態にすると、押圧当接部が肉盛部に当接
し、ヒンジ側の電線固定用リブを隣接する電線固定用リ
ブ側に押圧する。これにより、電線を上下ケース部材に
確実に固定することができ、電線接続部収容部内で電線
接続部が移動することがない。また、ヒンジ側の電線固
定部用リブに肉盛部を設けたことにより、ヒンジ側の電
線固定用リブの強度が向上する。
止壁の近傍に設けた電線固定用リブにより、電線を上下
ケース部材に確実に固定することができ、電線接続部が
電線接続部収容部内で移動することがない。また、球状
の電線保持部の間から電線を縦壁間に挿入するとき、縦
壁が可撓性を有しているので、縦壁が撓んで開き電線を
容易に挿入することができる。また、電線を縦壁間に挿
入した後は縦壁が元に戻って球状の電線保持部間が狭く
なり電線の抜けが阻止される。これにより、電線が上下
ケース部材に確実に固定される。さらに、上下ケース部
材を合わせ状態にすると、押圧当接部が肉盛部に当接
し、ヒンジ側の電線固定用リブを隣接する電線固定用リ
ブ側に押圧する。これにより、電線を上下ケース部材に
確実に固定することができ、電線接続部収容部内で電線
接続部が移動することがない。また、ヒンジ側の電線固
定部用リブに肉盛部を設けたことにより、ヒンジ側の電
線固定用リブの強度が向上する。
【0019】請求項3の発明によれば、電線間に電線区
分けリブを挿入することにより、電線が電線接続部収容
部内に位置決めされ、電線接続部収容部内で電線が移動
することがない。また、上下ケース部材との合わせ時に
シール剤が押圧されて流れる場合、このシール剤の流れ
方向に対して電線区分けリブが曲面状の壁部を有してい
るので、シール剤は電線区分けリブによりその流れが妨
げられることなく良好に流れる。
分けリブを挿入することにより、電線が電線接続部収容
部内に位置決めされ、電線接続部収容部内で電線が移動
することがない。また、上下ケース部材との合わせ時に
シール剤が押圧されて流れる場合、このシール剤の流れ
方向に対して電線区分けリブが曲面状の壁部を有してい
るので、シール剤は電線区分けリブによりその流れが妨
げられることなく良好に流れる。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【実施例】以下、本発明に係る防水保護カバーの実施例
を図面に基づいて説明する。
を図面に基づいて説明する。
【0025】第1実施例 図1は本発明に係る防水保護カバーの斜視図、図2は防
水保護カバーの平面図、図3は図2のIII−III線
に沿って切断した断面図である。
水保護カバーの平面図、図3は図2のIII−III線
に沿って切断した断面図である。
【0026】防水保護カバー25は、絶縁性の樹脂によ
り成形された箱状のケースを、長手方向に沿って半割り
としたもので、上下2つのケース部材27a、27bで
構成されている。上下ケース部材27a、27bの長手
方向の左右一側の縁部である側壁29a、29bは、ヒ
ンジ31を介して連結され、これにより上下ケース部材
27a、27bは合わせ状態と開き状態との開閉可能と
なっている。ヒンジ31が設けられていない左右他側
(開口側)の上ケース部材27aの側壁33aの外面に
は、係止突起35、35が設けられている。また、下ケ
ース部材27bの側壁33bの外面には可撓性の係止壁
37が設けられている。そして、上下ケース部材27
a、27bを合わせ状態とすることにより、係止壁37
と側壁33bとの間に側壁33aが挿入され、側壁33
bの下部に形成された係止孔39、39に係止突起がワ
ンタッチで係止する。
り成形された箱状のケースを、長手方向に沿って半割り
としたもので、上下2つのケース部材27a、27bで
構成されている。上下ケース部材27a、27bの長手
方向の左右一側の縁部である側壁29a、29bは、ヒ
ンジ31を介して連結され、これにより上下ケース部材
27a、27bは合わせ状態と開き状態との開閉可能と
なっている。ヒンジ31が設けられていない左右他側
(開口側)の上ケース部材27aの側壁33aの外面に
は、係止突起35、35が設けられている。また、下ケ
ース部材27bの側壁33bの外面には可撓性の係止壁
37が設けられている。そして、上下ケース部材27
a、27bを合わせ状態とすることにより、係止壁37
と側壁33bとの間に側壁33aが挿入され、側壁33
bの下部に形成された係止孔39、39に係止突起がワ
ンタッチで係止する。
【0027】上下ケース部材27a、27bの長手方向
の両側は開口されており、一方の開口部は、先端部に向
かって間口が次第に狭くなっている。そして、これらの
開口部は、電線挿通孔41a、41bとなっている。
の両側は開口されており、一方の開口部は、先端部に向
かって間口が次第に狭くなっている。そして、これらの
開口部は、電線挿通孔41a、41bとなっている。
【0028】上下ケース部材27a、27bには、長手
方向に略直交して第1の隔壁43a、43b及び第2の
隔壁45a、45bが設けられている。第1の隔壁43
a、43bの合わせ目には第1の穴部47a、47b
が、また、第2の隔壁45a、45bの合わせ目には第
2の穴部49a、49b、51a、51b、53a、5
3bがそれぞれ形成されている。これらの第1、第2の
隔壁43a、43b、45a、45bによって電線接続
部収容室55a、55bが区画されてシール剤充填部が
形成され、第1、第2の隔壁43a、43b、45a、
45bがシール剤漏れ防止壁となっている。また、第1
の穴部47a、47b、第2の穴部49a、49b、5
1a、51b、53a、53bは、上下ケース部材27
a、27bの合わせ状態で電線81、83、87が挿通
する挿通孔を形成する。
方向に略直交して第1の隔壁43a、43b及び第2の
隔壁45a、45bが設けられている。第1の隔壁43
a、43bの合わせ目には第1の穴部47a、47b
が、また、第2の隔壁45a、45bの合わせ目には第
2の穴部49a、49b、51a、51b、53a、5
3bがそれぞれ形成されている。これらの第1、第2の
隔壁43a、43b、45a、45bによって電線接続
部収容室55a、55bが区画されてシール剤充填部が
形成され、第1、第2の隔壁43a、43b、45a、
45bがシール剤漏れ防止壁となっている。また、第1
の穴部47a、47b、第2の穴部49a、49b、5
1a、51b、53a、53bは、上下ケース部材27
a、27bの合わせ状態で電線81、83、87が挿通
する挿通孔を形成する。
【0029】電線接続部収容室55bの底壁57bに
は、第1の隔壁43b側に一対の位置決めリブ59、5
9が設けられている。また、電線接続部収容室55aの
底壁57aには、上下ケース部材27a、27bの合わ
せ状態で一対の位置決めリブ59、59と当接する押え
リブ61が設けられている。また、電線接続部収容室5
5a、55bの底壁57a、57bには、位置決めリブ
59、59と第2の隔壁45bとの間、押えリブ61と
第2の隔壁45aとの間に、電線挿通方向に沿って略平
行に、軸直角断面が円弧状の一対の補強リブ63a、6
3bが突出している。第2の隔壁45bの開口側には、
側壁29b、33b側に電線固定リブ65、67が設け
られ、穴部49b、51b、53b間に球状の電線固定
リブ69、71が設けられている。電線固定リブ69、
67は、側壁29b、33b側の底壁57bから立設さ
れた支持部73、73と、この支持部73、73の上部
に設けられて下ケース部材27a、27bの内側に向け
て突出する半球状の電線保持部75、75とで形成され
ている。また、電線固定リブ69、71は、穴部49
b、51b間に底壁57bから立設された可撓性の支持
部(縦壁)77、77と、これらの支持部77、77の
上部に設けられた球状の電線保持部79、79とで形成
されている。そして、電線保持部75、75との間、電
線保持部79、79との間、電線保持部79、79との
間は、電線81の外径(直径)より狭くなっており、支
持部73、73間、支持部77、77間は電線81の外
径(直径)と略同寸法に設定されている。
は、第1の隔壁43b側に一対の位置決めリブ59、5
9が設けられている。また、電線接続部収容室55aの
底壁57aには、上下ケース部材27a、27bの合わ
せ状態で一対の位置決めリブ59、59と当接する押え
リブ61が設けられている。また、電線接続部収容室5
5a、55bの底壁57a、57bには、位置決めリブ
59、59と第2の隔壁45bとの間、押えリブ61と
第2の隔壁45aとの間に、電線挿通方向に沿って略平
行に、軸直角断面が円弧状の一対の補強リブ63a、6
3bが突出している。第2の隔壁45bの開口側には、
側壁29b、33b側に電線固定リブ65、67が設け
られ、穴部49b、51b、53b間に球状の電線固定
リブ69、71が設けられている。電線固定リブ69、
67は、側壁29b、33b側の底壁57bから立設さ
れた支持部73、73と、この支持部73、73の上部
に設けられて下ケース部材27a、27bの内側に向け
て突出する半球状の電線保持部75、75とで形成され
ている。また、電線固定リブ69、71は、穴部49
b、51b間に底壁57bから立設された可撓性の支持
部(縦壁)77、77と、これらの支持部77、77の
上部に設けられた球状の電線保持部79、79とで形成
されている。そして、電線保持部75、75との間、電
線保持部79、79との間、電線保持部79、79との
間は、電線81の外径(直径)より狭くなっており、支
持部73、73間、支持部77、77間は電線81の外
径(直径)と略同寸法に設定されている。
【0030】また、第1の隔壁45aの底壁57aから
の高さは、第2の隔壁45bの底壁57bからの高さよ
り低く設定されている。
の高さは、第2の隔壁45bの底壁57bからの高さよ
り低く設定されている。
【0031】このように構成された防水保護カバー25
により基線(電線81)から付属線(電線83、87)
を分岐接続した電線接続部89を保護する場合には、先
ず、上下ケース部材27a、27bを開き状態とし、電
線接続部収容室55a、55b内にシール剤としてブチ
ルゴムよりなるシーラント91をそれぞれ充填する。次
に、下ケース部材27bの電線接続部収容室55bに電
線接続部89を収容する。このとき、電線81の一側は
図3に示すように、シーラント91の上に載置されるよ
うに第1の隔壁43bの上部に位置し、他側は第2の穴
部51b内に挿入され、電線81の芯線85が一対の位
置決めリブ59間に挿入される。また、第2の穴部49
b、53bに電線83、87がそれぞれ挿通される。
により基線(電線81)から付属線(電線83、87)
を分岐接続した電線接続部89を保護する場合には、先
ず、上下ケース部材27a、27bを開き状態とし、電
線接続部収容室55a、55b内にシール剤としてブチ
ルゴムよりなるシーラント91をそれぞれ充填する。次
に、下ケース部材27bの電線接続部収容室55bに電
線接続部89を収容する。このとき、電線81の一側は
図3に示すように、シーラント91の上に載置されるよ
うに第1の隔壁43bの上部に位置し、他側は第2の穴
部51b内に挿入され、電線81の芯線85が一対の位
置決めリブ59間に挿入される。また、第2の穴部49
b、53bに電線83、87がそれぞれ挿通される。
【0032】電線81の他側を第2の穴部51bに挿通
させる場合に、電線保持部79間に電線81を押圧・挿
入すると可撓性の支持部77、77が左右に撓んで電線
保持部79間が開き、電線81が第2の穴部51bに挿
入されると支持部77は元の位置に戻って第2の穴部5
1からの電線81の抜けが阻止される。また、電線83
を第2の穴部49bに挿入する場合には、電線固定リブ
69の支持部77が左側に撓んで、電線保持部75、7
9間が開き、電線83が第2の穴部51内に挿入される
と、元の位置に戻って第2の穴部51からの電線81の
抜けが阻止される。同様に電線87を第2の穴部53b
に挿入する場合には、電線固定リブ69の支持部77が
右側に撓んで、電線保持部75、79間が開き、電線8
3が第2の穴部53b内に挿入されると、元の位置に戻
って第2の穴部53bからの電線87の抜けが阻止され
る。
させる場合に、電線保持部79間に電線81を押圧・挿
入すると可撓性の支持部77、77が左右に撓んで電線
保持部79間が開き、電線81が第2の穴部51bに挿
入されると支持部77は元の位置に戻って第2の穴部5
1からの電線81の抜けが阻止される。また、電線83
を第2の穴部49bに挿入する場合には、電線固定リブ
69の支持部77が左側に撓んで、電線保持部75、7
9間が開き、電線83が第2の穴部51内に挿入される
と、元の位置に戻って第2の穴部51からの電線81の
抜けが阻止される。同様に電線87を第2の穴部53b
に挿入する場合には、電線固定リブ69の支持部77が
右側に撓んで、電線保持部75、79間が開き、電線8
3が第2の穴部53b内に挿入されると、元の位置に戻
って第2の穴部53bからの電線87の抜けが阻止され
る。
【0033】このようにして、予めブチルゴムよりなる
シーラント91を上下ケース部材27a、27b内に充
填し、基線(電線81)から付属線(電線83、87)
を分岐接続した電線接続部89を収容した後に、上ケー
ス部材27aを回動させてケース部材27bの上部を閉
鎖する。この場合、上ケース部材27aの第1の隔壁4
3aが下ケース部材43bの上部に位置して第1の穴部
47a、47bにより電線挿通孔が形成される。また、
一対の位置決めリブ59の上部に押えリブ61が位置し
て、芯線85を一対の位置決めリブ59間に位置決め
る。さらに、上ケース部材27aの第2の隔壁45aが
下ケース部材27bの第2の隔壁45bの上部に位置し
て、第2の穴部49a、49b、51a、51b、53
a、53bにより電線挿通孔が形成され、図5(b)、
(c)に示すように、電線81、83、87の第2の穴
部49b、51b、53bからの浮き上りが防止され
る。
シーラント91を上下ケース部材27a、27b内に充
填し、基線(電線81)から付属線(電線83、87)
を分岐接続した電線接続部89を収容した後に、上ケー
ス部材27aを回動させてケース部材27bの上部を閉
鎖する。この場合、上ケース部材27aの第1の隔壁4
3aが下ケース部材43bの上部に位置して第1の穴部
47a、47bにより電線挿通孔が形成される。また、
一対の位置決めリブ59の上部に押えリブ61が位置し
て、芯線85を一対の位置決めリブ59間に位置決め
る。さらに、上ケース部材27aの第2の隔壁45aが
下ケース部材27bの第2の隔壁45bの上部に位置し
て、第2の穴部49a、49b、51a、51b、53
a、53bにより電線挿通孔が形成され、図5(b)、
(c)に示すように、電線81、83、87の第2の穴
部49b、51b、53bからの浮き上りが防止され
る。
【0034】本実施例によれば、電線固定リブ65、6
7、69、71に電線81、83、87を固定すること
により、上下ケース部材27a、27bにセットした電
線が浮き上がったり、移動することがなく、作業性を向
上することが出来る。
7、69、71に電線81、83、87を固定すること
により、上下ケース部材27a、27bにセットした電
線が浮き上がったり、移動することがなく、作業性を向
上することが出来る。
【0035】また、球状の電線保持部79を設けたこと
により、電線を第2の穴部49a、49b、51a、5
1b、53a、53bに挿入しやすく、また、外す場合
にも容易に外すことが出来る。また、球状の電線保持部
79としたことにより、電線の太さに関係なく、確実に
保持することが出来る。
により、電線を第2の穴部49a、49b、51a、5
1b、53a、53bに挿入しやすく、また、外す場合
にも容易に外すことが出来る。また、球状の電線保持部
79としたことにより、電線の太さに関係なく、確実に
保持することが出来る。
【0036】さらに、本実施例によれば、図4に示すよ
うに電線81と電線87の間、電線81と電線83との
間に円弧状の補強リブ63a、63bが突出しているの
で、これらの電線81、83、87間にシーラント91
を確実に挿入して、確実に絶縁保護することが出来る。
すなわち、補強リブ63a、63bが円弧状であるた
め、シーラント91を放射状に押し出すことが出来、電
線81と電線87の間、電線81と電線83の間を広げ
るようにシーラント91をこれらの電線81、83、8
7間に挿入することが出来る。
うに電線81と電線87の間、電線81と電線83との
間に円弧状の補強リブ63a、63bが突出しているの
で、これらの電線81、83、87間にシーラント91
を確実に挿入して、確実に絶縁保護することが出来る。
すなわち、補強リブ63a、63bが円弧状であるた
め、シーラント91を放射状に押し出すことが出来、電
線81と電線87の間、電線81と電線83の間を広げ
るようにシーラント91をこれらの電線81、83、8
7間に挿入することが出来る。
【0037】また、上下ケース部材27a、27bの底
壁57a、57bに補強リブ63a、63bを設けたこ
とにより、上下ケース部材27a、27bの強度を向上
することが出来る。
壁57a、57bに補強リブ63a、63bを設けたこ
とにより、上下ケース部材27a、27bの強度を向上
することが出来る。
【0038】さらに、補強リブ63a、63bは、電線
接続部収容室55a、55b内に突出しているので、電
線接続部収容室55a、55b内の容積が補強リブ63
a、63bの分少なくなり、充填するシーラント91の
充填量を少なくすることが出来ると共に、シーラント9
1の充填量が少なくなったので、軽量化を図ることが出
来る。
接続部収容室55a、55b内に突出しているので、電
線接続部収容室55a、55b内の容積が補強リブ63
a、63bの分少なくなり、充填するシーラント91の
充填量を少なくすることが出来ると共に、シーラント9
1の充填量が少なくなったので、軽量化を図ることが出
来る。
【0039】以下に本発明に係る防水保護カバーの他の
実施例について説明する。なお、蒸気第1実施例と同構
成部分については、図面に同符号を付して重複した説明
は省略する。
実施例について説明する。なお、蒸気第1実施例と同構
成部分については、図面に同符号を付して重複した説明
は省略する。
【0040】第2実施例 次に第2実施例の防水保護カバー85について、図6及
び図7について説明する。本実施例は、上下ケース部材
27a、27bの側壁29a、29b同士をヒンジ31
を介して連結し、下ケース部材27bのヒンジ31側の
電線固定用リブ65に補強用の肉盛部93を設け、上ケ
ース部材27aのヒンジ31側の側壁29aに、合わせ
状態で前記肉盛部93に当接してヒンジ31側の電線固
定用リブ65を隣接する電線固定用リブ69側へ向けて
押圧する押圧当接部95が設けられている。
び図7について説明する。本実施例は、上下ケース部材
27a、27bの側壁29a、29b同士をヒンジ31
を介して連結し、下ケース部材27bのヒンジ31側の
電線固定用リブ65に補強用の肉盛部93を設け、上ケ
ース部材27aのヒンジ31側の側壁29aに、合わせ
状態で前記肉盛部93に当接してヒンジ31側の電線固
定用リブ65を隣接する電線固定用リブ69側へ向けて
押圧する押圧当接部95が設けられている。
【0041】すなわち、下ケース部材27bに設けられ
た電線固定用リブ65は、側壁29b側に配置されてい
るため、支持部73上に設けられた電線保持部75は半
球状である。このため、隣接する球状の電線保持部79
との間に電線83を挿入すると、電線保持部75の肉厚
が薄いため破損するおそれがある。このため、図6に示
すように、電線保持部75の側壁29b側に補強用の肉
盛部93が設けられている。
た電線固定用リブ65は、側壁29b側に配置されてい
るため、支持部73上に設けられた電線保持部75は半
球状である。このため、隣接する球状の電線保持部79
との間に電線83を挿入すると、電線保持部75の肉厚
が薄いため破損するおそれがある。このため、図6に示
すように、電線保持部75の側壁29b側に補強用の肉
盛部93が設けられている。
【0042】また、本実施例の防水保護カバー85で
は、上ケース部材27aにヒンジ31側の側壁29a
に、内側へ突出する押圧当接部95が設けられている。
この押圧当接部95は、上ケース部材27aと下ケース
部材27bとのあわせ状態では、図7(c)に示すよう
に、肉盛部93に当接して、電線保持部75を隣接する
電線保持部79側へ押圧する。
は、上ケース部材27aにヒンジ31側の側壁29a
に、内側へ突出する押圧当接部95が設けられている。
この押圧当接部95は、上ケース部材27aと下ケース
部材27bとのあわせ状態では、図7(c)に示すよう
に、肉盛部93に当接して、電線保持部75を隣接する
電線保持部79側へ押圧する。
【0043】そして、図7(a)、(b)に示すよう
に、電線83を電線保持部75、79間から第2の穴部
49b内に挿入すると、電線保持部75、79を支持す
る可撓性の支持部73、77が互いに離れる方向へ撓ん
で電線保持部75、79間が開き、電線83が第2の穴
部49b内に挿入されると支持部73、77は元の位置
に戻って電線保持部75、77間が狭くなる。これによ
り、第2の穴部49bからの電線83の抜けが阻止され
る。
に、電線83を電線保持部75、79間から第2の穴部
49b内に挿入すると、電線保持部75、79を支持す
る可撓性の支持部73、77が互いに離れる方向へ撓ん
で電線保持部75、79間が開き、電線83が第2の穴
部49b内に挿入されると支持部73、77は元の位置
に戻って電線保持部75、77間が狭くなる。これによ
り、第2の穴部49bからの電線83の抜けが阻止され
る。
【0044】次に、図7(c)に示すように、電線81
から電線83、87を分岐接続した電線接続部89を下
ケース部材27b内に収容した後に、上ケース部材27
aを回動させて下ケース部材27aの上部を閉鎖する。
この場合、押圧当接部95が肉盛部93に当接し、電線
保持部75を電線保持部79側に押圧するので、電線保
持部75は電線保持部79側に撓む。これにより、電線
保持部75、79間の間隔が狭くなる。
から電線83、87を分岐接続した電線接続部89を下
ケース部材27b内に収容した後に、上ケース部材27
aを回動させて下ケース部材27aの上部を閉鎖する。
この場合、押圧当接部95が肉盛部93に当接し、電線
保持部75を電線保持部79側に押圧するので、電線保
持部75は電線保持部79側に撓む。これにより、電線
保持部75、79間の間隔が狭くなる。
【0045】本実施例によれば、下ケース部材27bの
ヒンジ31側の電線保持部75の裏面側に肉盛部73を
設けたことにより補強され、電線保持部75、79間へ
の電線83の挿入時に電線保持部75が破損することが
ない。
ヒンジ31側の電線保持部75の裏面側に肉盛部73を
設けたことにより補強され、電線保持部75、79間へ
の電線83の挿入時に電線保持部75が破損することが
ない。
【0046】また、上ケース部材27aと下ケース部材
27bとの合せ状態では、押圧当接部95が肉盛部93
に押圧当接して、電線保持部75を隣接する電線保持部
79側へ移動させるので、電線保持部75、79間が狭
くなり、挿入された電線83をより確実に保持すること
が出来る。
27bとの合せ状態では、押圧当接部95が肉盛部93
に押圧当接して、電線保持部75を隣接する電線保持部
79側へ移動させるので、電線保持部75、79間が狭
くなり、挿入された電線83をより確実に保持すること
が出来る。
【0047】第3実施例 次に図8乃至図10を用いて第3実施例の防水保護カバ
ー105について説明する。本実施例の防水保護カバー
105は、上ケース部材27aと下ケース部材27bの
合せ時にシーラント91の流れ方向に対して曲面状の壁
部97a、99aを有する電線区分けリブ97、99
が、下ケース部材27bの底壁57bから電線接続部収
容室55b内に立設されている。
ー105について説明する。本実施例の防水保護カバー
105は、上ケース部材27aと下ケース部材27bの
合せ時にシーラント91の流れ方向に対して曲面状の壁
部97a、99aを有する電線区分けリブ97、99
が、下ケース部材27bの底壁57bから電線接続部収
容室55b内に立設されている。
【0048】図8及び図9に示すように、下ケース部材
27bの底壁57bには、電線区分けリブ97、99が
立設されている。この電線区分けリブ97、99の高さ
は、電線接続部収容室55b内に充填されたシーラント
91の表面より高く設定されている。また、この電線区
分けリブ97,99には、曲面状の壁部97a、99a
が形成されている。この壁部97a、99aは、上ケー
ス部材27aと下ケース部材27bとの合せ時に、シー
ラント91が流れる方向(図示矢印a方向)に対して曲
面状に形成されている。このため、上ケース部材27a
と下ケース部材27bとの合せ時に押圧されて流れるシ
ール剤91が、曲面状の壁部97a、99aに沿って流
れるようになっている。
27bの底壁57bには、電線区分けリブ97、99が
立設されている。この電線区分けリブ97、99の高さ
は、電線接続部収容室55b内に充填されたシーラント
91の表面より高く設定されている。また、この電線区
分けリブ97,99には、曲面状の壁部97a、99a
が形成されている。この壁部97a、99aは、上ケー
ス部材27aと下ケース部材27bとの合せ時に、シー
ラント91が流れる方向(図示矢印a方向)に対して曲
面状に形成されている。このため、上ケース部材27a
と下ケース部材27bとの合せ時に押圧されて流れるシ
ール剤91が、曲面状の壁部97a、99aに沿って流
れるようになっている。
【0049】また、これらの電線区分けリブ97、99
は、電線81に分岐接続された電線83、87を電線8
1から区分けする。すなわち、電線区分けリブ97は、
電線81と電線83との間に挿入され、電線区分けリブ
99は、電線81と電線87との間に挿入されて、電線
81、83、87を区分けする。
は、電線81に分岐接続された電線83、87を電線8
1から区分けする。すなわち、電線区分けリブ97は、
電線81と電線83との間に挿入され、電線区分けリブ
99は、電線81と電線87との間に挿入されて、電線
81、83、87を区分けする。
【0050】そして、シーラント91が充填された上ケ
ース部材27aと下ケース部材27bとを合せると、シ
ーラント91は押圧されて、第1の隔壁43b、第2の
隔壁45b側へ向けて流れる。この場合、電線区分けリ
ブ97、99の曲面状の壁部97a、99aに沿ってシ
ーラント91が滑らかに流れるため、電線区分けリブ9
7、99の周囲に気泡が生じる(残る)ことがない。
ース部材27aと下ケース部材27bとを合せると、シ
ーラント91は押圧されて、第1の隔壁43b、第2の
隔壁45b側へ向けて流れる。この場合、電線区分けリ
ブ97、99の曲面状の壁部97a、99aに沿ってシ
ーラント91が滑らかに流れるため、電線区分けリブ9
7、99の周囲に気泡が生じる(残る)ことがない。
【0051】すなわち、図10(a)に示すように、シ
ール剤91の流れに対して曲面状ではなく平面状の壁部
101aを有するリブ101の場合には、シール剤91
は壁部101aに当った後に、壁部101aに沿って略
直角に流れを変えるため、リブ101の側面101bか
らシール剤91が剥離する。この理由は、シール剤91
は比較的粘性(40℃において粘度3.5×104 〜
4.5×104 ポイズ)が高いために急激に流れを変え
ることが出来ない。このため、壁部101aに沿って一
旦流れを変えると、そのまま流れるので、壁部101a
を通り過ぎてもこの方向に流れようとして、リブ101
の側面から剥離する。この結果、リブ101の壁部10
1aと側面101b、101bとの角部に上ケース部材
27aと下ケース部材27bとの合せ時に両部材27
a、27b間に残った空気が逃げることなく残るためで
ある。
ール剤91の流れに対して曲面状ではなく平面状の壁部
101aを有するリブ101の場合には、シール剤91
は壁部101aに当った後に、壁部101aに沿って略
直角に流れを変えるため、リブ101の側面101bか
らシール剤91が剥離する。この理由は、シール剤91
は比較的粘性(40℃において粘度3.5×104 〜
4.5×104 ポイズ)が高いために急激に流れを変え
ることが出来ない。このため、壁部101aに沿って一
旦流れを変えると、そのまま流れるので、壁部101a
を通り過ぎてもこの方向に流れようとして、リブ101
の側面から剥離する。この結果、リブ101の壁部10
1aと側面101b、101bとの角部に上ケース部材
27aと下ケース部材27bとの合せ時に両部材27
a、27b間に残った空気が逃げることなく残るためで
ある。
【0052】ところが、図10(b)に示すように、シ
ール剤91の流れ方向に対して曲面状の壁部97a(9
9a)を有する電線区分けリブ97、99では、下ケー
ス部材27bと上ケース部材27aとの合せ時にシール
剤91が曲面状の壁部97a(99a)に沿って流れる
ため、両部材27a、27b間に残った空気を押し出す
ことが出来る。従って、電線区分けリブ97(99)の
壁部97a(99a)に気泡が生じることがない。
ール剤91の流れ方向に対して曲面状の壁部97a(9
9a)を有する電線区分けリブ97、99では、下ケー
ス部材27bと上ケース部材27aとの合せ時にシール
剤91が曲面状の壁部97a(99a)に沿って流れる
ため、両部材27a、27b間に残った空気を押し出す
ことが出来る。従って、電線区分けリブ97(99)の
壁部97a(99a)に気泡が生じることがない。
【0053】本実施例によれば、電線区分けリブ97、
99を下ケース部材27aの底壁57bから立設するこ
とにより、電線接続部収容部55b内に電線81、8
3、97を位置決めすることが出来て、電線81、8
3、87の移動を確実に規制することが出来、電線8
1、83、87を上下ケース部材27a、27bに固定
することが出来る。
99を下ケース部材27aの底壁57bから立設するこ
とにより、電線接続部収容部55b内に電線81、8
3、97を位置決めすることが出来て、電線81、8
3、87の移動を確実に規制することが出来、電線8
1、83、87を上下ケース部材27a、27bに固定
することが出来る。
【0054】また、上ケース部材27aと下ケース部材
27bとの合せ時にシール剤91の流れを妨げることが
ないので、電線区分けリブ97、99の周囲に気泡が生
じることがない。
27bとの合せ時にシール剤91の流れを妨げることが
ないので、電線区分けリブ97、99の周囲に気泡が生
じることがない。
【0055】以上説明したように請求項1の発明によれ
ば、電線接続部収容部内に突出する補強リブを上下ケー
ス部材の底壁に設けたことにより、上下ケース部材の強
度を向上することができる。また、シール剤漏れ防止壁
の間に補強リブを設けることにより、電線接続部収容部
内に収容された電線の間にシール剤を挿入することがで
きるとともに、電線接続部収容部内の容積を少なくする
ことができるので、電線接続部収容部内に充填するシー
ル剤の量を少なくすることができ、軽量化を図ることが
できる。さらに、補強リブが軸直角断面が円弧状に形成
されているので、シール剤を電線間に放射状に入れるこ
とができ、防水性を向上することができる。
ば、電線接続部収容部内に突出する補強リブを上下ケー
ス部材の底壁に設けたことにより、上下ケース部材の強
度を向上することができる。また、シール剤漏れ防止壁
の間に補強リブを設けることにより、電線接続部収容部
内に収容された電線の間にシール剤を挿入することがで
きるとともに、電線接続部収容部内の容積を少なくする
ことができるので、電線接続部収容部内に充填するシー
ル剤の量を少なくすることができ、軽量化を図ることが
できる。さらに、補強リブが軸直角断面が円弧状に形成
されているので、シール剤を電線間に放射状に入れるこ
とができ、防水性を向上することができる。
【0056】請求項2の発明によれば、電線固定用リブ
を設けたことにより、上下ケース部材に電線を確実に固
定することができるので、電線が移動することがなく、
正規な位置に位置決めした状態で電線を上下ケース部材
に収容することができる。また、電線固定用リブを可撓
性の縦壁と、この縦壁の上端部に球状の電線保持部とで
形成することにより、球状の電線保持部の間に電線を押
し込めば、縦壁が撓んで、電線固定用リブ間に容易に電
線を固定することができ、また、電線を外す場合にも容
易に外すことができる。さらに、ヒンジ側の電線固定用
リブに肉盛部を設けたことにより、ヒンジ側の電線固定
用リブの強度を向上することができる。また、上下ケー
ス部材を合わせ状態にすると、押圧当接部が肉盛部に当
接し、ヒンジ側の電線固定用リブを隣接する電線固定用
リブ側に押圧する。これにより、電線を上下ケース部材
に確実に固定することができ、電線接続部収容部内での
電線の移動を阻止することができる。
を設けたことにより、上下ケース部材に電線を確実に固
定することができるので、電線が移動することがなく、
正規な位置に位置決めした状態で電線を上下ケース部材
に収容することができる。また、電線固定用リブを可撓
性の縦壁と、この縦壁の上端部に球状の電線保持部とで
形成することにより、球状の電線保持部の間に電線を押
し込めば、縦壁が撓んで、電線固定用リブ間に容易に電
線を固定することができ、また、電線を外す場合にも容
易に外すことができる。さらに、ヒンジ側の電線固定用
リブに肉盛部を設けたことにより、ヒンジ側の電線固定
用リブの強度を向上することができる。また、上下ケー
ス部材を合わせ状態にすると、押圧当接部が肉盛部に当
接し、ヒンジ側の電線固定用リブを隣接する電線固定用
リブ側に押圧する。これにより、電線を上下ケース部材
に確実に固定することができ、電線接続部収容部内での
電線の移動を阻止することができる。
【0057】請求項3の発明によれば、電線間に電線区
分けリブを挿入することにより、電線接続部収容部内で
電線を確実に位置決めすることができる。また、上下ケ
ース部材の合わせ時にシール剤が押圧されて流れる場
合、シール剤の流れ方向に対して電線区分けリブが曲面
状の壁部を有しているので、シール剤の流れが妨げられ
ることがなく、電線区分けリブの周囲に気泡が発生する
ことがない。
分けリブを挿入することにより、電線接続部収容部内で
電線を確実に位置決めすることができる。また、上下ケ
ース部材の合わせ時にシール剤が押圧されて流れる場
合、シール剤の流れ方向に対して電線区分けリブが曲面
状の壁部を有しているので、シール剤の流れが妨げられ
ることがなく、電線区分けリブの周囲に気泡が発生する
ことがない。
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【図1】本発明に係る防水保護カバーの第1実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】本発明に係る防水保護カバーの第1実施例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図3】本発明に係る第1実施例の防水保護カバーを示
し、図2のIII−III線に沿って切断した断面図で
ある。
し、図2のIII−III線に沿って切断した断面図で
ある。
【図4】本発明に係る第1実施例の防水保護カバーを示
し、上ケース部材で下ケース部材の上部を覆った状態を
示す断面図である。
し、上ケース部材で下ケース部材の上部を覆った状態を
示す断面図である。
【図5】第1実施例の防水保護ケースに電線を収容する
手順を示し、(a)は電線を下ケース部材に収容する前
の状態を示す断面図、(b)は下ケース部材に電線を収
容した状態を示す断面図、(c)は下ケース部材に電線
を収容した状態で下ケース部材の上部を上ケース部材で
覆った状態を示す断面図である。
手順を示し、(a)は電線を下ケース部材に収容する前
の状態を示す断面図、(b)は下ケース部材に電線を収
容した状態を示す断面図、(c)は下ケース部材に電線
を収容した状態で下ケース部材の上部を上ケース部材で
覆った状態を示す断面図である。
【図6】本発明に係る防水保護カバーの第2実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図7】第2実施例の防水保護カバーに電線を収容する
手順を示し、(a)は電線を下ケース部材に収容する前
の状態を示す断面図、(b)は下ケース部材に電線を収
容した状態を示す断面図、(c)は下ケース部材に電線
を収容した状態で下ケース部材の上部を上ケース部材で
覆った状態を示す断面図である。
手順を示し、(a)は電線を下ケース部材に収容する前
の状態を示す断面図、(b)は下ケース部材に電線を収
容した状態を示す断面図、(c)は下ケース部材に電線
を収容した状態で下ケース部材の上部を上ケース部材で
覆った状態を示す断面図である。
【図8】本発明に係る防水保護カバーの第3実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図9】本発明に係る防水保護カバーの第3実施例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図10】電線区分けリブとシール剤の流れとの関係を
示し、(a)は平面状の壁面を有するリブを示す平面
図、(b)は曲面状の壁面を有するリブを示す平面図で
ある。
示し、(a)は平面状の壁面を有するリブを示す平面
図、(b)は曲面状の壁面を有するリブを示す平面図で
ある。
【図11】従来の防水保護カバーを示す斜視図である。
25、85、105 防水保護カバー 27a 上ケース部材 27b 下ケース部材 43a、43b 第1の隔壁 45a、45b 第2の隔壁 47a、47b 第1の穴部 49a、49b、51a、51b、53a、53b 第
2の穴部 55a、55b 電線接続部収容室 57a、57b 底壁 63a、63b 一対の補強リブ 65、67、69、71 電線固定リブ 73 支持部 75 電線保持部 77 可撓性の支持部 79 電線保持部 81、83、87 電線 89 電線接続部 91 シーラント(シール剤) 93 肉盛部 95 押圧当接部 97、99 電線区分けリブ 97a、99a 曲面状の壁部
2の穴部 55a、55b 電線接続部収容室 57a、57b 底壁 63a、63b 一対の補強リブ 65、67、69、71 電線固定リブ 73 支持部 75 電線保持部 77 可撓性の支持部 79 電線保持部 81、83、87 電線 89 電線接続部 91 シーラント(シール剤) 93 肉盛部 95 押圧当接部 97、99 電線区分けリブ 97a、99a 曲面状の壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 康広 静岡県御殿場市川島田252 矢崎部品株 式会社内 (56)参考文献 実開 昭52−43082(JP,U) 実開 昭61−65669(JP,U) 実開 昭50−33780(JP,U) 実開 平2−148565(JP,U) 実開 昭59−109075(JP,U) 実公 昭49−31398(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/70 H02G 15/08 H01B 17/56
Claims (3)
- 【請求項1】 電線の挿通方向に沿って半割りとされた
上下ケース部材の合わせ状態で前記上下ケース部材の内
部に形成されて電線の当接部が収容される電線接続部収
容室内に柔軟な絶縁性のシール剤が充填される防水保護
カバーにおいて、上下ケース部材の少なくとも一方の底
壁の電線挿通方向の両側に設けられて上下ケース部材の
合わせ状態で電線が挿通する挿通孔を形成するとともに
電線接続部収容室を区画して前記シール剤が充填される
シール剤充填部を形成するシール剤漏れ防止壁と、上下
ケース部材の少なくとも一方の底壁に設けられて前記電
線接続部収容室内の電線間であってシール剤充填部内に
位置し軸直角断面が円弧状の補強リブとを有することを
特徴とする防水保護カバー。 - 【請求項2】 電線の挿通方向に沿って半割りとされた
上下ケース部材の合わせ状態で前記上下ケース部材の内
部に形成されて電線の当接部が収容される電線接続部収
容室内に柔軟な絶縁性のシール剤が充填される防水保護
カバーにおいて、上下ケース部材の少なくとも一方の底
壁の電線挿通方向の両側に設けられて上下ケース部材の
合わせ状態で電線が挿通する挿通孔を形成するとともに
電線接続部収容室を区画して前記シール剤が充填される
シール剤充填部を形成するシール剤漏れ防止壁と、上下
ケース部材の少なくとも一方の底壁に設けられて前記電
線接続部収容室内の電線間であってシール剤充填部内に
位置し軸直角断面が円弧状の補強リブと、上下ケース部
材のいずれか一方の底壁から立設された複数の可撓性の
縦壁とこれらの縦壁の上端部に設けられて前記縦壁間に
挿入された電線を保持する球状の電線保持部とからなり
前記シール剤漏れ防止壁の近傍に配置された電線固定用
リブと、ヒンジを介して側壁同士が連結された上下ケー
ス部材の一方のヒンジ側の電線固定リブに設けられた補
強用の肉盛部と、上下ケース部材の他方のヒンジ側の側
壁に設けられて上下ケース部材の合わせ状態で前記肉盛
部に当接してヒンジ側の電線固定用リブを隣接する電線
固定用リブ側へ向けて押圧する押圧当接部と、を設けた
ことを特徴とする防水保護カバー。 - 【請求項3】 電線の挿通方向に沿って半割りとされた
上下ケース部材の合わせ状態で前記上下ケース部材の内
部に形成されて電線の接続部が収容される電線接続部収
容室内に、柔軟な絶縁性のシール剤が充填される防水保
護カバーにお いて、上ケース部材と下ケース部材の合わ
せ時に前記シール剤の流れ方向に対して曲面状の壁部を
有し、電線間に位置して電線を区分けする電線区分けリ
ブを上ケース部材又は下ケース部材のいずれか一方の底
壁から前記電線接続部収容室に立設したことを特徴とす
る防水保護カバー。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28105393 | 1993-11-10 | ||
JP5-281053 | 1993-11-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07183057A JPH07183057A (ja) | 1995-07-21 |
JP3081760B2 true JP3081760B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=17633656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
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