JP3090167B2 - シートサイズ検知装置及び画像形成装置 - Google Patents

シートサイズ検知装置及び画像形成装置

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JP3090167B2
JP3090167B2 JP04189972A JP18997292A JP3090167B2 JP 3090167 B2 JP3090167 B2 JP 3090167B2 JP 04189972 A JP04189972 A JP 04189972A JP 18997292 A JP18997292 A JP 18997292A JP 3090167 B2 JP3090167 B2 JP 3090167B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真装置等の画像形
成装置のシートサイズの検知装置に関する。
【従来の技術】〈従来の技術1〉 従来、画像形成装置のシート搬送装置の手差し給紙部に
おいて、複数枚のシートを載置可能な給紙トレイを給紙
口近傍に備えたものがある。そして、給紙部はトレイ上
に載置されたシートを1枚ずつ順次送り出す給紙手段を
有している。このトレイ上に載置されたシートの送り方
向に対して直角方向のサイズを検知する手段として図6
に示すように、シートの位置を決めるために設けられた
1対のガイド規制板15の位置を検知する検知手段を有
するものがある。
【0002】その検知方法としてサイド規制板15の位
置を電気的に読み取る方式が実用化されている。具体的
にはサイド規制板15の一部にスライドボリューム30
のスライドレバーが連結されており、サイド規制板の位
置に応じた電圧の変化を読み取って位置を検知するもの
である。 〈従来の技術2〉 従来、図10に示すように、複写機等の画像形成装置6
0に装備する給紙装置10として、給紙カセット61や
手差し給紙62が知られている。これらの給紙装置上
に、積載されたシート材Sが分離搬送される際、斜行防
止のためにシート材の側面を規制するサイド規制板が必
要である。
【0003】図15に給紙装置の従来例を示す。該給紙
装置には、異なったサイズのシート材が積載されるた
め、斜行防止のために紙端を突き当てるサイド規制板4
1は、スライド可能となっている。更に該サイド規制板
41と一体となっているラック43がギヤ44に噛み合
うことにより、該サイド規制板41の変位をギヤ44を
介してゴムベルト45の変位におきかえることができ
る。該ゴムベルト45にはコマ46が固定されており、
ゴムベルト45と一体で変位することにより、サイド規
制板41の位置をスライドボリューム47で検知するこ
とにより、積載されているシート材のサイズを画像形成
装置本体で検知している。 〈従来の技術3〉 従来の感光ドラム表面に可転写トナーを形成し、これを
紙などの転写材に転写する画像形成装置においては、感
光ドラムの非通紙部に相当する領域に余分な可転写トナ
ーが付着していた。特に名刺サイズ等の小サイズの転写
材を使用した場合には、前記感光ドラムの非通紙部に相
当する領域が更に増大し、必要のない可転写トナーが大
量に消費されていた。また、前記余分なトナーは転写材
に転写されないために飛散し装置の内部を汚し、画像劣
化や種々のトラブルの原因となっていた。このような問
題を解決するためにあらかじめ転写紙のサイズを検出し
て前記感光ドラム上の非通紙領域に相当する位置の潜像
をLED等によって消去するという発明がなされてい
る。
【0004】従来のサイズ検出手段を図19を用いて説
明する。
【0005】図において、111は給紙トレイであり、
この給紙トレイ上にコピー用紙を積載して貯えておくよ
うになっている。また、給紙トレイ111上の用紙はそ
の幅方向の両側をガイド部材112a,112bにより
規制されている。このガイド部材は図示しないガイドに
より幅方向に移動可能に設けられており、ラック113
a,113bとそれぞれに連結していてピニオン114
を介して幅方向に同じ量だけ動かすことができるように
構成されている。従って、最大幅以内の用紙であればど
んなサイズであっても、常に用紙を給送方向に対して給
紙トレイ111の中心に置くことができ、かつ用紙送り
時の斜行を防止している。
【0006】また、ラック113bにはスライドボリュ
ーム115が取付けられており、ガイド部材112bの
移動量に応じて抵抗値が可変となるよう構成されてお
り、該移動量を抵抗値に換算することにより、給紙トレ
イ111上の用紙の幅方向のサイズが検出できるよう構
成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】〈従来の技術1の課
題〉 しかしながら、前記従来例においては、サイド規制板1
5のストロークよりも更に長いストロークを有するスラ
イドボリュームが必要となる。そのため、トレイの小型
化が困難であり、特に折りたたみ可能なトレイにおい
て、トレイを使用しない時に本体に収納可能な装置の場
合は、装置全体の小型化が非常に困難であった。第1の
発明の目的は、安価で小型化を可能にした給紙装置を提
供することを目的とするものである。 〈従来の技術2の課題〉 しかしながら、従来はサイド規制板41を移動させ、そ
れをゴムベルト45の回転に変換し、その変位量を検知
する際、図16(b) に示したように弾性体であるゴムベ
ルト45が変形し、コマ46が傾いてからスライドボリ
ューム47が動き出すので((c) 図)、サイド規制板4
1を動かす方向によりコマ46が傾く分の誤差が生じて
しまい、また、ゴムベルト45が(b) 図と逆方向に移動
する場合は、(d) 図に示すようにコマ46が反対側に傾
斜して同様の誤差を生じてしまい、正確なサイド規制板
41の位置の検知ができないといった問題があった。
【0008】そこで、本発明は以上の問題点に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、サイド規制板
41の移動に際して、ゴムベルト45の変形をなくし、
サイド規制板41の位置を正確に検知することにある。 〈従来の技術3の課題〉 さて、上述した給紙トレイ111は、本体Xに対して、
折りたたみ可能に構成されており、省スペースという観
点から使用時以外は折りたたむことができるようになっ
ており、そのため、前記スライドボリューム115から
本体へ接線される信号線の処理が非常に困難であった。
【0009】また、給紙トレイ111部に何らかの外力
が加わり、給紙トレイ111が本体から外れてしまった
場合には、前記信号線が断線してしまうという不具合が
あった。更に、給紙トレイ111の着脱時には、前記信
号線を外してからでないと給紙トレイ111が取れない
ので着脱が非常に困難であった。
【0010】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あって、検知手段を画像形成装置本体に配設することに
より上記問題点を解消することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】〈第1の発明の手段〉 第1の発明は、複数枚のシートを積載可能な給紙トレイ
と、給紙トレイ上のシートを1枚ずつ順次給送可能な給
紙手段と、給紙トレイ上のシートの給送方向に対して直
交する方向のシートサイズを検知するシートサイズ検知
手段と、を有するシートサイズ検知装置において、前記
給紙トレイ上のシートの給送方向に対して直交する方向
の位置を規制する1対のシート規制部材と、各々のシー
ト規制部材の移動を同期させるためにシート規制部材に
固定されたラックに噛み合う同期ギヤと、該同期ギヤに
一体に設けられたプーリと、該プーリに巻回されている
と共に前記シートサイズ検知手段のレバー部が固定され
ているベルトと、を有することを特徴とする。
【0012】また、前記シートサイズ検知装置がスライ
ドボリュームであることを特徴とする。 〈第2の発明の手段〉 第2の発明は、給紙トレイとこの給紙トレイ上のシート
に対するサイド規制部材とを有し、このサイド規制部材
の位置を移動量検知手段により検知することにより、給
紙トレイ上に積載されたシートのサイズを判定するシー
トサイズ検知装置において、前記サイド規制部材の動き
により送られるベルトと、移動量検知手段と前記ベルト
に保持され、一端が前記移動量検知手段と連係する結合
コマと、からなり、該結合コマは少なくともベルト片面
で離れた2点以上の点でベルトに保持されていることを
特徴とする。
【0013】また、給紙トレイと該給紙トレイ上のシー
トに対するサイド規制部材とを有し、このサイド規制部
材の位置を検知することにより、該給紙トレイ上に積載
されたシート材のサイズを判定するシートサイズ検知装
置において、前記サイド規制部材の動きにより送られる
ベルトと移動量変換検知手段と、該ベルト上に保持さ
れ、一端が該検知手段と連係する結合コマからなり、該
結合コマは移動方向に離れた少なくとも2点でガイドさ
れることを特徴とする。 〈第3の発明の手段〉 第3の発明は、手差しされたシートの幅方向の位置を規
制する一対の規制部材のうち、少なくとも一方を移動自
在に設けると共に、該規制部材間に手差しされたシート
を積載収納し、かつ、画像形成装置本体に着脱もしくは
折りたたみ可能に設けられた手差しシート積載部材と、
画像形成装置本体に設けた、前記規制部材の移動量を検
出する検出手段とを備え、前記検出手段は、前記規制部
材に係合し、前記規制部材の移動に伴って回動するよう
に配設されたレバーと、前記レバーの回転角の変化を検
出する検出部と、を有することを特徴とする。
【0014】また、前記検出手段のレバーは、弾性部材
によって一定の方向への回転モーメントを付与されてい
ることを特徴とする。
【0015】また、前記検出手段の前記検出部は、前記
レバーの回転角の変化に応じて抵抗値が変化する回転式
のボリュームであることを特徴とする。
【0016】
【作用】〈第1の発明の作用〉 給紙トレイ上のシートの幅方向の規制を行うシート規制
部材の移動量を検知してシートのサイズを検知する検知
部において、シート規制部材を移動させると可撓性ベル
トを介してシートサイズ検知手段の腕部が移動され、こ
れによりシートサイズが検知される。上記シートサイズ
検知手段としてスライドボリュームを用いることにより
連続的に検知可能なシートサイズの検知部を小型でかつ
安価に提供することが可能となる。 〈第2の発明の作用〉 サイド規制部材が移動すると、ゴムベルトを介して結合
コマが移動してスライドボリュームを移動させることに
より、サイド規制部材の移動量が検知される。上記ゴム
ベルトに付属している結合コマを傾けないようにベルト
との接触のスパンを長くとることにより、ベルトの張力
を利用して結合コマの傾きを抑えることができる。これ
により、シートサイズの検知が正確に行われる。 〈第3の発明の作用〉 手差しシート積載部材上にシートを積載して規制部材を
移動させると、これに連動して検出手段の検出部はレバ
ーの回転角の変化を検出することによりシートのサイズ
が検知される。上記検出手段を、画像形成装置本体に設
けたことにより、手差しシート積載部材の着脱もしくは
折りたたみが容易になると共に、上記操作における信号
線の断線という不具合が解消される。
【0017】
【実施例】〈第1の発明の実施例〉 以下、第1の発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0018】本手差し給紙部1は、図3に示すように手
差しトレイ2と、手差しトレイ2の前方に配置された給
紙ローラ3と、この給紙ローラ3に対して接離可能に回
転する給紙板5と、この給紙板5を加圧するバネ6と、
この給紙板5の下流側において、給紙ローラ3に対し、
常に所定圧で接触する分離パッド7とパッド7を加圧す
るパッドバネ9を備えている。
【0019】そして、この手差しトレイ2は同じく図3
に示すように、本体装置10に対して回転自在に支持軸
11で支持されており、手差し給紙部1を使用しない場
合には、手差しトレイ2を折りたたむことが可能であ
り、折りたたんだ状態で本体装置10に収納される。
【0020】また、手差しトレイ2の構成を図2を用い
て説明する。
【0021】図2は図3中C矢印の方向から見た図であ
る。図2において、12はトレイ台、13はトレイカバ
ーである。図1は図3中E方向から見た図である。サイ
ド規制板15はトレイ台12の上面を前奥方向にスライ
ド可能に固定されている。サイド規制板15にはラック
板16が各々固定されている。また、前奥方向の略中央
部にはプーリギヤ17が回転自在に固定されており、そ
のギヤ部17Aが各々のラック板16に噛み合ってい
る。そして、片側のサイド規制板15のスライド動作に
係合して、もう一方のサイド規制板15が連動するよう
になっている。
【0022】ここで、同一のギヤにそれぞれのラックが
噛み合っているため、各々のサイド規制板15は互に等
距離だけ移動することになり、更にサイド規制板15が
どの位置にあってもサイド規制板15同志の中点は移動
しないこととなる。プーリギヤ17のプーリ部17Bに
は可撓性ベルト19が取付けられていて、このベルトの
もう一方の端部にはアイドラプーリ23が回転自在にト
レイ台12に固定されている。そして、ベルトの平行部
分に平行にスライドボリューム20が固定されている。
スライドボリュームのレバー部21にはロック部材22
が固定されておりロック部材の片端はベルト19に固定
されている。
【0023】次に動作について説明する。先ず、サイド
規制板の間隔を最も拡げた時、即ち、載置可能なシート
サイズの最大のものの場合、サイド規制板15は図2中
Aで示される位置にある。また、この時、スライドボリ
ューム20のレバー部21はAの位置にあり、シートサ
イズが最小の場合、サイド規制板15はBの位置に移動
される。この移動に伴い、サイド規制板15に固定され
たラック16に噛み合っているプーリギヤ17が回転
し、更にプーリギヤ17により減速され、ベルト19が
回転する。そして、ロック部材22が移動し、スライド
ボリューム20のレバー部21を移動させる。そして、
不図示の制御部によりそのボリューム20の出力の変化
を検知する。
【0024】ここで、ラック板16の移動量とボリュー
ム20のレバー部21の移動量の比はプーリギヤ17の
ギヤ部17Aとプーリ部17Bの噛み合いピッチ円径の
比によって決まることは自明である。また、ここで、検
知手段としてスライドボリューム20を使用することに
より、最大サイズと最小サイズの間であれば、どの位置
でも連続的に位置を検知することが可能である。
【0025】また、本実施例として、図5に示すよう
に、可撓性ベルト19に孔を設け、スライドボリューム
20のレバー部21を貫通させて固定してロック部材2
2を省略した形においても同様の効果が得られる。 〈第2の発明の実施例〉 次に第2の発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
【0026】図7はゴムベルトと結合コマの結合部の拡
大図、図8は本発明に係る給紙装置のサイド規制部材の
上視図、図9は図8の下視図である。
【0027】図8において、41はサイド規制部材であ
り、積載されたシート材Sの側面をガイドするものであ
る。該サイド規制部材41は異なったサイズのシート材
Sに対応できるように、溝42に嵌合してスライド可能
となっている。
【0028】図9において、サイド規制部材41と一体
となったラック43はギヤ44と噛み合っており、この
ギア44と一体のプーリ48とプーリ49とにはゴムベ
ルト45が巻回されている。サイド規制部材41の変位
量を上記ゴムベルト45の変位量に置き換えて検知する
ことにより、サイド規制部材41の変位量を検知するこ
とができる。
【0029】図7において、プーリ48,49に巻回さ
れたゴムベルト45に固定されている結合コマ46は、
その中央部でゴムベルト45を挟持すると共に、進行方
向の2個所の位置46a、46aでゴムベルト45の裏
面側を押圧している。上記結合コマ46の腕部46b
は、スライドアーム50によりスライドボリューム47
に接続されている。
【0030】図7に示したように、結合コマ46はゴム
ベルト45に片面で離れた2点で結合されているため、
移動する際、結合コマ46が傾こうとしても、ゴムベル
ト45の引張力により、その傾きが防止される。
【0031】また、結合コマ46のスパンはサイド規制
部材41のスライド量に対してプーリ48に干渉しない
ように設定されている。 〈第2の発明の他の実施例〉 結合コマの傾きを防止するための他の実施例として、結
合コマ自体にガイド部を設けることも有効である。
【0032】図11は、結合コマ46の基部をガイド部
材51に係合させて結合コマ46の傾斜を防止したもの
である。図12は、結合コマ46の腕部の自由端に形成
したボス部46cをスライドボリューム47に嵌合させ
ると共にスライドアーム50により係止して結合コマ4
6の傾斜を防止している。図13は、結合コマ46に設
けた溝部をリブ12に嵌合させて結合コマ46の傾斜を
防止している。図14は、結合コマ46に設けた突出部
を2つのリブ53a、53b間に嵌合させて結合コマ4
6の傾斜を防止している。 〈第3の発明の実施例〉 第3の発明の一実施例を小型複写機で説明する。
【0033】図17は、小型の複写機であり、電子写真
方式により画像形成される。即ち、光源71より発せら
れた光が原稿台72上の原稿に反射して、光学ユニット
73を通過後プロセスユニット74に入射する。こうし
て、プロセスユニット74内の感光ドラム75に潜像が
形成される。
【0034】また、後で詳細に説明する紙サイズ検知手
段によって、あらかじめ手差しトレイ81上に積載され
たシートの幅方向のサイズが検知されており、上記潜像
のうち、シートの非通紙部に相当する領域の潜像はLE
D79によって消去され、その後現像される。
【0035】一方、手差しトレイ81に積載されたシー
トは、公知の分離手段により分離され、プロセスユニッ
ト74に導かれて先の像が転写され、その後定着装置7
7で定着され、排紙トレイ78に排出される。
【0036】図18は、本実施例の画像形成装置の平面
図である。手差しトレイ81上に用紙が積載されてい
て、幅方向の両側をガイド部材82a,82bにより規
制されている。このガイド部材82a,83bは、図示
しないガイドにより幅方向に移動可能に設けられてお
り、ラック83a,83bとそれぞれ連結していて、ピ
ニオン84を介して幅方向に同じ量だけ動かすことがで
きるように構成されている。従って最大幅以内の用紙で
あれば、どんなサイズであっても、常に用紙を給送方向
に対して手差しトレイ81の中心に置くことができ、か
つ、斜行を防止している。
【0037】また、複写機本体X側には、回転式ボリュ
ーム87が配設されており、その回転軸87aにはレバ
ー86が回転自在に軸支されており、該レバー86の回
転量に応じて前記ボリューム87の抵抗値が変わるよう
構成されている。またレバー86には、その一端が筐体
等に固定されたバネ88(弾性部材)により、図中反時
計方向のモーメントが与えられている。そして、該レバ
ー86は、ガイド部材82aから延出した突き当て部8
5に突き当り、その回転が規制されている。
【0038】さて、手差しトレイ81上に積載したシー
トサイズが小さい場合には、図中破線で示す位置へガイ
ド部材82a,82bが移動される。これにより、前記
突き当て部85の位置も変わるので前記レバー86はθ
だけ回転する。この回転量に応じて該ボリューム87の
抵抗値が変わる。このようにして、手差しトレイ81に
設けられたガイド部材82a,82bの移動量を本体X
に設けられたボリューム87の抵抗値に換算することに
より、積載されたシートのサイズを検出することができ
る。
【0039】
【発明の効果】〈第1の発明の効果〉 本発明によれば、手差し給紙口に設けられた複数枚のシ
ートを積載可能な給紙トレイにおいて、シートの紙送り
方向に直交したシートのサイズを検知するためのサイド
規制板の位置検知手段として、2つのサイド規制板の動
作を同期させるためのギヤとそのギヤと一体となったプ
ーリとそのプーリに取付けられた可撓性ベルトと、その
可撓性ベルトの移動をスライドボリュームに伝達する手
段を有する構成とすることにより、より安価で小型なシ
ートサイズの検知手段を提供することが可能となった。 〈第2の発明の効果〉 以上説明したように、サイド規制板を移動させ、それを
ゴムベルトの回転に変換し、その変位量を検知する際、
ベルトに付属している結合コマを傾かせないようにする
ことで、サイド規制板の位置を正確に検知することがで
きた。 〈第3の発明の効果〉 以上説明したように、画像形成装置本体に、積載された
シートの幅方向の長さを検出するための検出手段を設け
ることで、手差しシート積載部材と該検出手段とを信号
線で連結することが不要となった。これにより手差しシ
ート積載部材を画像形成装置本体に対して着脱もしくは
折りたたみすることが容易になる。
【0040】また、規制部材と検出手段のレバーとが直
接係合することにより、手差しシート積載部材に何らか
の外力が加わって装置本体から外れてしまっても、信号
線が断線してしまうといった不具合は生じない。
【0041】また、レバーは回転式であるため、直状に
移動する方式に比べてコンパクトに構成できる。装置の
小型化などのために手差しシート積載部材を着脱もしく
は折りたたみ可能にした画像形成装置においては特に有
効となる。
【0042】また例えば、図18で明らかなように、ガ
イド部材82aが実線の位置にある状態で手差しトレイ
81を装置本体から取り外したとする。そうすることで
レバー86はバネ88により不図示の位置まで回動する
ことになる。そして再び手差しトレイ81を装置本体に
取り付ける場合、たとえガイド部材82aが取り外し当
初の位置(実線)になく、別の位置82a´(点線)に
あったとしても、手差しトレイ81を装置本体に取り付
けることで、ガイド部材82aの突き当て部85とレバ
ー86が係合するので、該レバー86は点線の位置で停
止することになる。つまり、規制部材とレバーとの係合
の位置や、検出手段の設定等をユーザがいちいち調整す
る必要がなく、規制部材とレバーが確実に係合するよう
に取り付けるだけで、シートのサイズ検出が可能な状態
にセットアップできるので便利である。これは手差しシ
ート積載部材が折りたたみ可能な構成であっても同様で
ある。
【0043】また、検出手段は回転式のボリュームであ
るため、回転軸の回転量(回転角)の変化に応じて抵抗
値が無段階に変化する。これによりシートのサイズは無
段階で検知することが可能となる。多様なサイズのシー
トを用いる場合にも対応可能となる。
【0044】よって本発明は、装置の小型化などのため
に手差しシート積載部材を着脱もしくは折りたたみ可能
にした画像形成装置において、ユーザの操作性を高める
ことのできる有効なものである。
【0045】なお、本実施例においてはいわゆるセンタ
ー基準の画像形成装置として説明したが、これが片側基
準であっても同じ効果が得られるということは言うまで
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係るシートサイズ検知装置の一実
施例を示す横断平面図(図3中D−D線断面図)。
【図2】同じく平面図(図3中C矢視図)。
【図3】同じく縦断側面図。
【図4】同じく図2のE−E線断面図。
【図5】同じくスライドボリューム部の他の実施例を示
す縦断側面図。
【図6】従来の技術1のシートサイズ検知装置の平面
図。
【図7】第2の発明に係るシートサイズ検知装置の結合
コマ部の平面図。
【図8】同じくサイド規制部材部の平面図。
【図9】同じくシートサイズ検知装置の平面図。
【図10】同じくシートサイズ検知装置が適用されてい
る画像形成装置の斜視図。
【図11】第2の発明の他の実施例1に係る結合コマの
平面図。
【図12】第2の発明の他の実施例2に係る結合コマの
平面図。
【図13】第2の発明の他の実施例3に係る結合コマの
平面図。
【図14】第2の発明の他の実施例4に係る結合コマの
平面図。
【図15】従来の技術2に係るシートサイズ検知装置の
平面図。
【図16】同じく結合コマ部の動作図。
【図17】第3の発明に係わる画像形成装置の縦断側面
図。
【図18】第3の発明の実施例の画像形成装置の給紙ト
レイ部の平面図。
【図19】従来の画像形成装置の横断平面図((a)
図)、側面図((b) 図)。
【符号の説明】
S シート 2 給紙トレイ 3 給紙ローラ(給紙手段) 15 シート規制部材 16 ラック板 17 プーリギア 17A プーリギアのギア部(同期ギア) 17B プーリギアのプーリ部 21 レバー部 20 シートサイズ検知装置(シートサイズ検知手
段) 23 可撓性ベルト 41 サイド規制部材 45 ベルト 46 結合コマ 47 スライドボリューム(移動量検知手段) 61,62 給紙トレイ x 装置本体 81 手差しトレイ 82a,82b ガイド部材(規制部材) 87 回転ボリューム(移動量検出手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−46822(JP,A) 特開 昭63−123725(JP,A) 実開 昭62−63245(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のシートを積載可能な給紙トレイ
    と、給紙トレイ上のシートを1枚ずつ順次給送可能な給
    紙手段と、給紙トレイ上のシートの給送方向に対して直
    交する方向のシートサイズを検知するシートサイズ検知
    手段と、を有するシートサイズ検知装置において、 前記給紙トレイ上のシートの給送方向に対して直交する
    方向の位置を規制する1対のシート規制部材と、 各々のシート規制部材の移動を同期させるためにシート
    規制部材に固定されたラックに噛み合う同期ギヤと、 該同期ギヤに一体に設けられたプーリと、 該プーリに巻回されていると共に前記シートサイズ検知
    手段のレバー部が固定されているベルトと、 を有することを特徴とするシートサイズ検知装置。
  2. 【請求項2】 前記シートサイズ検知手段がスライドボ
    リュームであることを特徴とする請求項1記載のシート
    サイズ検知装置。
  3. 【請求項3】 給紙トレイと該給紙トレイ上のシートに
    対するサイド規制部材とを有し、このサイド規制部材の
    位置を移動量検知手段により検知することにより、給紙
    トレイ上に積載されたシート材のサイズを判定するシー
    トサイズ検知装置において、 前記サイド規制部材の動きにより送られるベルトと、 前記移動量検知手段と前記ベルトに保持され、一端が前
    記移動量検知手段と連係する結合コマと、 からなり、該結合コマは少なくともベルト片面で離れた
    2点以上の点でベルトに保持されていることを特徴とす
    るシートサイズ検知装置。
  4. 【請求項4】 給紙トレイと該給紙トレイ上のシートに
    対するサイド規制部材とを有し、このサイド規制部材の
    位置を検知することにより、該給紙トレイ上に積載され
    たシート材のサイズを判定するシートサイズ検知装置に
    おいて、 前記サイド規制部材の動きにより送られるベルトと移動
    量変換検知手段と、該ベルト上に保持され、一端が該検
    知手段と連係する結合コマからなり、該結合コマは移動
    方向に離れた少なくとも2点でガイドされることを特徴
    とするシートサイズ検知装置。
  5. 【請求項5】 手差しされたシートの幅方向の位置を規
    制する一対の規制部材のうち、少なくとも一方を移動自
    在に設けると共に、該規制部材間に手差しされたシート
    を積載収納し、かつ、画像形成装置本体に着脱もしくは
    折りたたみ可能に設けられた手差しシート積載部材と、 画像形成装置本体に設けた、前記規制部材の移動量を検
    出する検出手段とを備え、 前記検出手段は、前記規制部材に係合し、前記規制部材
    の移動に伴って回動するように配設されたレバーと、前
    記レバーの回転角の変化を検出する検出部と、を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段のレバーは、弾性部材によ
    って一定の方向への回転モーメントを付与されているこ
    とを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段の前記検出部は、前記レバ
    ーの回転角の変化に応じて抵抗値が変化する回転式のボ
    リュームであることを特徴とする請求項5記載の画像形
    成装置。
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