JP3027386B2 - ポリアリーレンチオエーテル樹脂組成物および押出成形物 - Google Patents
ポリアリーレンチオエーテル樹脂組成物および押出成形物Info
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L81/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of polysulfones; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L81/02—Polythioethers; Polythioether-ethers
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Description
と略記)樹脂組成物に関し、さらに詳しくは、押出成形
性、耐衝撃性および耐熱性などの改善されたPATE樹脂組
成物に関する。
であり、例えば、耐衝撃性、耐熱性、強度特性等に優れ
た管状押出成形物が得られる。
結晶性の熱可塑性樹脂である。これらの諸物性は、PATE
の結晶化度を高めることによって向上する。
靭性や耐衝撃性等が低下する傾向を示す。また、結晶性
を改善したPATEは、溶融押出成形時に急激な溶融粘度の
低下が生じ、しかも成形後の冷却過程における結晶化速
度が大きいため、溶融押出成形性が劣っている。すなわ
ち、溶融押出成形時のドローダウンが大きく、保形性に
劣り、また、ダイからの引取り時に成形物が切断した
り、成形物の寸法精度が劣るなどの問題がある。
物の物性の欠点を克服するために、種々の成形法の検討
が試みられている。
ンサルファイド(以下、PPSと略記)製のパイプを芯材
とし、その外側を繊維強化熱硬化性樹脂で被覆して複合
樹脂パイプとすることにより、PPSパイプの強度不足を
補うことが提案されている。
に、PPS製パイプを挿入密着させて複合パイプとするこ
とにより、PPSパイプの強度と剛性不足を改善すること
が提案されている。
脂、例えば、硬質ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ナ
イロン等をPPSパイプの外側に被覆することによって、P
PSパイプの強度不足を補うことが開示されている。
ける溶融粘度の低下による保形性の困難、あるいは圧縮
成形時の結晶化収縮にともなう割れ発生、等の成形性の
悪さを改善するために、3mm以上の長さを有する補強繊
維をPPSと一体化せしめ、次いで、その複合物(シート
状物)をPPSが溶融する温度に加熱した状態でマンドレ
ルに巻きつけて圧縮成形し、管状成形品を製造する方法
が開示されている。
業が複雑で生産性に劣り、また、PPS自体の溶融押出成
形性や成形物の物性を改善するものではない。
ローダウンを防止するために、溶融粘度が2,000〜40,00
ポイズ(310℃、剪断速度200sec-1)で、実質的に線状
構造を有するPATEを用いて、管状押出成形物を製造する
ことが開示されている。しかし、このPATEは、結晶性が
やや劣るため、成形時の結晶化にともなう寸法安定性が
いまだ不十分である。
び押出成形物の耐衝撃性、耐熱性等に優れたPATE樹脂組
成物を提供することにある。
るPATE樹脂組成物を用いて、溶融押出成形物を得ること
にある。
て、特に、耐衝撃性、耐熱性、寸法安定性等に優れた管
状成形物を得ることにある。
鋭意研究した結果、溶融粘度の剪断速度依存性が大で、
しかも結晶化温度が低いPATEと、溶融粘度の剪断速度依
存性が小で、しかも結晶化温度が高いPATEとを特性割合
で配合した樹脂組成物を成形用材料として用いると、溶
融押出成形時のドローダウンが小さく、成形加工性に優
れ、しかも驚くべきことに耐熱性および耐衝撃性が向上
した成形物を与えることを見いだした。
ものである。
の剪断速度依存性値が2.2〜3.0で、結晶化温度が175〜2
10℃の実質的に線状構造を有するポリアリーレンチオエ
ーテル(A)100重量部に対して、310℃における溶融粘
度の剪断速度依存性値が1.0〜2.0で、結晶化温度が220
〜260℃の実質的に線状構造を有するポリアリーレンチ
オエーテル(B)を20〜400重量部の割合で含む樹脂組
成物であって、かつ、ポリアリーレンチオエーテル
(A)および(B)からなる樹脂部分の溶融粘度(310
℃、剪断速度1,200sec-1で測定)が1,400〜3,500ポイ
ズ、310℃における溶融粘度の剪断速度依存性値が1.5〜
2.3、結晶化温度が205〜230℃であることを特徴とする
ポリアリーレンチオエーテル樹脂組成物が提供される。
とは、310℃、剪断速度200sec-1での溶融粘度η200と、
310℃、剪断速度1,200sec-1での溶融粘度η1200との
比、η200/η1200である。〕 また、本発明によれば、前記ポリアリーレンチオエー
テル樹脂組成物を溶融押出成形してなる管状成形物など
の押出成形物が提供される。
(B)を用いる。
の剪断速度依存性値とは、PATEの310℃、剪断速度200se
c-1での溶融粘度η200と、310℃、剪断速度1,200sec-1
での溶融粘度η1200との比、η200/η1200を意味するも
のとする。
ルを窒素気流下、320℃で2分間予熱した後、1分間加
圧し、次いで、急冷して作製した無定形シート10mgを用
い、差動走査熱量計(DSC)で、窒素気流中340℃から10
℃/分の降温速度で冷却したときの発熱ピーク温度(Tc
2)である。
として、 繰り返し単位 を50重量%以上、好ましくは70重量%以上含むものであ
り、この繰り返し単位が50重量%未満では、樹脂組成物
の耐熱性、機械的特性等の物性が低下する。
例えば、m−フェニレンスルフィド単位、ジフェニルス
ルフォンスルフィド単位、ジフェニルスルフィド単位、
ジフェニルエーテルスルフィド単位、2,6−ナフタレン
スルフィド単位などがある。
融粘度の剪断速度依存性値が2.2〜3.0、好ましくは2.25
〜2.8で、かつ、結晶化温度が175〜210℃、好ましくは1
80〜205℃の実質的に線状構造を有するポリマーであ
る。
(B)を配合したときに、樹脂組成物の剪断速度依存性
値を1.5以上とすることが困難になり、その結果、溶融
押出成形時に弾性が不足し、ドローダウンが大きく、ダ
イスウエルも小さくなり、保形性が劣り、成形加工性の
改良効果が得られなくなる。
の弾性が大きくなり過ぎ、成形物の寸法精度が低下した
り、あるいは結晶性が低下するので、好ましくない。
溶融押出成形時に、ダイから流出後の冷却過程での結晶
化および固化の速度が大きくなりすぎて、引取時の切断
がおきたり、形状寸法精度の劣った成形物しか得られな
い。
下した樹脂組成物しか得られず、成形後の熱処理時に変
形して、外観の優れた成形物が得られなくなる。
測定した溶融粘度が好ましくは3,000〜7,000ポイズ、さ
らに好ましくは3,500〜6,000ポイズのものであることが
望ましい。
組成物の流動性は良好であるが、溶融時の弾性が不足
し、ドローダウンを小さくし、ダイスウエルを大きくす
るという成形性の改良効果が十分には得られない。
さく溶融成形性が低下し、PATE(B)を配合しても、十
分な成形性と成形物の耐衝撃性が得られない。
有するポリマーである。ここで、実質的に線状構造を有
するポリマーとは、二官能性単量体を主体とする単量体
から得られるポリマーである。
の製造方法は限定されないが、例えば、特開昭61−7332
号公報に記載の方法により製造することができる。
として、 繰り返し単位 を50重量%以上、好ましくは70重量%以上含む実質的に
線状のポリマーである。この繰返単位が50重量%未満で
は、樹脂組成物の耐熱性、機械的特性等の物性が低下す
る。
度依存性値が1.0〜2.0、好ましくは1.05〜1.8で、か
つ、結晶化温度が220〜260℃、好ましくは230〜255℃の
ポリマーである。
脂組成物の溶融弾性が大きくなり過ぎて、形状寸法精度
の優れた成形物が得られにくい。
し、成形物の寸法精度が低下する。
晶性の改良が十分には得られない。
物の結晶性が高くなりすぎて、ダイ流出後の結晶化また
は固化速度が大で、引取時に切断したり、外観の劣った
成形物しか得られなくなる。
で測定した溶融粘度が200〜2,000ポイズ、好ましくは30
0〜1,800ポイズであることが望ましい。
成物の成形性の改良効果が得られない。逆に、溶融粘度
が2,000ポイズを越えて大きくなると、流動性が低下す
るとともに、樹脂組成物の結晶性を高める効果も十分に
は得られない。
のであれば特にその製造方法は限定されないが、例え
ば、特開昭61−7332に記載の方法によって得られたポリ
マーを塩化アンモニウム水溶液等、非酸化性強酸と弱塩
基との塩の水溶液で処理し、溶融結晶化温度を高めるこ
とにより得ることができる。
し、PATE(B)を20〜400重量部、好ましくは30〜300重
量部の割合で含むものである。
熱性等の物性が不十分となり、逆に、400重量部を越え
ると耐熱性は得られるが、成形性および耐衝撃性等が低
下し好ましくない。
(B)からなる樹脂部分の溶融粘度(310℃、剪断速度
1,200sec-1で測定)は1,400〜3,500ポイズ、好ましくは
1,500〜3,300ポイズで、310℃における溶融粘度の剪断
速度依存性値は1.5〜2.3、好ましくは1.6〜2.2であり、
結晶化温度は205〜230℃、好ましくは210〜225℃であ
る。
のドローダウンが大きすぎて成形が困難となり、逆に、
3,500ポイズを越えると流動性が小さくなり押出し成形
性が低下する。
の弾性が不足し、ドローダウンが大きく、ダイスウエル
も小さくなり、保形性が低下し寸法精度の優れた成形物
が得られなくなる。
成形時の弾性が大きくなりすぎ、やはり寸法精度の優れ
た成形物は得られない。
低下し、耐熱性が不足し、結晶化温度が230℃を越える
と成形物の耐熱性は向上するものの、その反面、耐衝撃
性が低下する。
およびPATE(B)からなる樹脂部分の特性値が上記の範
囲にあることが、成形性と物性の両性能をともに向上さ
せ、本発明の目的を達成する上で必須の条件である。
からなる樹脂部分以外に、各種の任意成分を所望により
含有させてもよい。
ば、シリカ、アルミナ、タルク、マイカ、カオリン、ク
レー、シリカアルミナ、酸化チタン、炭酸カルシウム、
ケイ酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、リン酸マグ
ネシウム、窒化ケイ素、ガラス、ハイドロタルサイト、
酸化ジルコニウム等の粒状、粉末状あるいは鱗片状のも
の、または、ガラス繊維、チタン酸カリウム繊維、炭素
繊維、マイカセラミック繊維等の繊維状のものを配合す
ることができる。
種以上組合せて用いることができる。また、これらの無
機充填材は、シランカップリング剤やチタネートカップ
リング剤で処理したものであってもよい。
通常、70重量%以下である。
して、PATEの溶融成形温度領域(通常、200〜380℃)に
おいて熱分解等が生じ難いもの、例えば、ポリアミド、
ポリエーテルエーテルケトン、ポリスルホン、ポリエー
テルスルホン、ポリフェニレンエーテル、ポリカーボネ
ート、ポリアルキレンテレフタレート、ポリオレフィ
ン、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリフッ化ビニリデン、
ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン
コポリマーなどを単独で、あるいは2種以上組合せて配
合することができる。これらの熱可塑性樹脂の配合割合
は、耐熱性、耐食性、耐薬品性、難燃性などからみて、
通常、40重量%以下の範囲である。
剤、などの各種添加剤を必要に応じて配合することがで
きる。
るものではない。一般に広く使用されている方法、例え
ば、各成分をヘンシエルミキサー等の混合機で混合する
などの方法を用いることができる。
限定されるものではなく、粉末状混合物をそのまま溶融
押出成形機を用いて成形する方法、あるいは粉末状混合
物をペレット状に予め溶融成形してから、通常の溶融押
出成形機にて成形する方法を用いることができる。
り、各種押出成形物とすることができる。その中でも、
管状押出成形物の原料として好適である。
リング状開口部を有するダイスから押出し、管状にサイ
ジングし、引取りおよび切断することにより製造される
が、本発明の樹脂組成物は、このような成形法を適用し
て、成形性よく耐熱性や耐衝撃性の良好な管状成形物と
することができる。
良好で、煮沸やスチーム殺菌が可能であるため、医療
用、化学プラントおよび食品用配管、熱水配管、熱交換
器、スチーム配管などの用途に使用できる。
ルカリ、有機溶剤などの雰囲気下で使用するパイプやチ
ューブなどとしても有用である。
明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに
限定されるものではない。
りである。
て、310℃、剪断速度1,200sec-1、ノズル(L/D=10mm/1
mm)の条件で測定した。
sec-1での溶融粘度η200と、310℃、剪断速度1,200sec
-1での溶融粘度η1200との比、η200/η1200を算出して
示した。
下320℃で2分間予熱後、1分間加圧し、次いで、急冷
して作製した無定形シート10mgを用い、島津製作所製
「差動走査熱量計DSC−30」で、窒素気流中340℃から10
℃/10分の降温速度で冷却したときにチャート上に表わ
れる発熱ピーク温度を示した。
高さH50(cm)で示した。
置き、重錘をパイプ上に落下して破壊し、落下高さと破
壊率から計算で求めた。
ルピロリドン(以下、NMPと略記)800kgをチタン張り重
合缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下で徐々に約203℃まで
昇温しながら、水141kgを含むNMP溶液を溜出させ、次に
p−ジクロルベンゼン(以下、p−DCBと略記)320kg、
1,2,4−トリクロルベンゼン0.395kgとNMP259kgとの混合
溶液を供給して、220℃で5時間重合を行なった。
3時間重合を行ない、しかる後、245℃に降温して8時
間重合を継続した。
した後乾燥し、ポリマー(PATE−A1)を得た。
した。ペレットの溶融粘度は3,800ポイズで、その剪断
速度依存性値は2.28、結晶化温度は199℃であった。
をチタン張り重合缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下で徐々
に約203℃まで昇温しながら、水142kgを含むNMP溶液を
溜出させ、次にp−DCB318kg、1,2,4−トリクロルベン
ゼン0.393kgとNMP255kgとの混合溶液を供給して、220℃
で5時間重合を行なった。
5時間重合し、しかる後、245℃に降温して5.5時間重合
を継続した。
した後乾燥し、ポリマー(PATE−A2)を得た。
した。ペレットの溶融粘度は4,250ポイズで、その剪断
速度依存性値は2.64、結晶化温度は185℃であった。
をチタン張り重合缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下で徐々
に約203℃まで昇温しながら、水142kgを含むNMP溶液を
溜出させ、次にp−CDB315kg、1,2,4−トリクロルベン
ゼン0.778kgとNMP255kgとの混合溶液を供給して、220℃
で5時間重合を行なった。
5時間重合し、しかる後、245℃に降温して5.5時間重合
を継続した。
した後乾燥し、ポリマー(PATE−A3)を得た。
した。ペレットの溶融粘度は6,000ポイズで、その剪断
速度依存性値は2.89、結晶化温度は200℃であった。
をチタン張り重合缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下で徐々
に約203℃まで昇温しながら、水144kgを含むNMP溶液を
溜出させ、次いで水4kgを追加し、次にp−DCB320kgとN
MP280kgとの混合溶液を供給して、220℃で4時間重合を
行なった。
時間重合を継続した。冷却後、反応液を目開き0.1mmの
スクリーンで篩別して粒状ポリマーを分離し、メタノー
ル洗浄および水洗を行なってポリマースラリーを得た。
次に、2%のアンモニウムクロライド水溶液中に浸漬し
て40℃で30分間処理した後、水洗し、乾燥して、ポリマ
ー(PATE−B1)を得た。
した。ペレットの溶融粘度は1,200ポイズで、その剪断
速度依存性値は1.55、結晶化温度は247℃であった。
をチタン張り重合缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下で徐々
に約203℃まで昇温しながら、水135kgを含むNMP溶液を
溜出させ、次にp−DCB314kgを仕込み220℃で4.5時間重
合を行なった。
て4時間重合を行なった。
て粒状ポリマーを分離し、メタノール洗浄および水洗を
行なってポリマースラリーを得た。次に、2%のアンモ
ニウムクロライド水溶液中に浸漬して40℃で30分間処理
した後、水洗し、乾燥してポリマー(PATE−B2)を得
た。
した。ペレットの溶融粘度は300ポイズで、その剪断速
度依存性値は1.06、結晶化温度は255℃であった。
gをチタン張り重合缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下で徐
々に約200℃まで昇温して、水1.27kg、NMP1.57kgおよび
0.46モルのH2Sを溜出させた。130℃まで冷却した後、p
−DCB19.73モルとNMP3.2kgとを加えて210℃で9時間重
合させた。
7になるように重合系に水を添加し、窒素雰囲気下で昇
温して260℃で5時間重合し、しかる後、245℃に降温し
て3時間重合を継続した。冷却後、内容物を濾過し脱イ
オン水で繰り返し洗浄した後、100℃で3時間乾燥し
て、ポリマー(PATE−C)を得た。
した。ペレットの溶融粘度は2,900ポイズで、その剪断
速度依存性値は1.90、結晶化温度は180℃であった。
性値を第1表に一括して示す。
成実験例−4で得られたPATE−B133重量部を二軸混練押
出機で混合してペレットを作り、このペレットを使用し
て外径32mm、厚み3.4mm、の管状成形物を押出成形して
得た。
が25cmであった。熱変形温度(HDT)は128℃であった。
て、以下の実施例および比較例と一括して第2表に示し
た。
び300重量部(実施例−3)とした以外は、実施例−1
と同様にして管状成形物を得た。
−A2のみ(比較例−2)およびPATE−B1のみ(比較例−
3)を用いた以外は、実施例−1と同様にして管状成形
物を得た。
しておらず、120℃での熱処理による結晶化時に変形し
た。また、比較例−3の管状成形物は耐衝撃性が非常に
劣っていた。
は、実施例−1と同様にして管状成形物を得た。
以外は、実施例−1と同様にして管状成形物を得た。
以外は、実施例−1と同様にして管状成形物を得た。得
られた成形物は耐衝撃性が非常に劣っていた。
5)およびPATE−B220重量部(比較例−6)を配合した
以外は、実施例−1と同様にして管状成形物を得た。得
られた成形物はいずれも結晶化しておらず熱処理による
結晶化時に変形した。
以外は、実施例−1と同様にして管状成形物を押出成形
した。ダイ流出後の硬化速度が大で引取時に切断が生
じ、管状成形物が得られなかった。
以外は実施例−1と同様にして管状成形物を得た。管状
成形物は、耐衝撃性、耐熱性ともに劣るものであった。
社製PPS(商品名ライトンP−4)100重量部を配合した
以外は、実施例−1と同様にして管状成形物を得た。得
られた成形物は、耐衝撃性が非常に劣るものであった。
6)および100重量部(実施例−7)を配合した以外
は、実施例−1と同様にして管状成形物を得た。
性能は、第3表に示すとおりであった。
撃性や耐熱性などの諸物性に優れたポリアリーレンチオ
エーテル樹脂組成物が提供される。
であり、耐衝撃性、耐熱性等に優れた管状押出成形物を
成形性よく得ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】310℃における溶融粘度の剪断速度依存性
値が2.2〜3.0で、結晶化温度が175〜210℃の実質的に線
状構造を有するポリアリーレンチオエーテル(A)100
重量部に対して、310℃における溶融粘度の剪断速度依
存性値が1.0〜2.0で、結晶化温度が220〜260℃の実質的
に線状構造を有するポリアリーレンチオエーテル(B)
を20〜400重量部の割合で含む樹脂組成物であって、か
つ、ポリアリーレンチオエーテル(A)および(B)か
らなる樹脂部分の溶融粘度(310℃、剪断速度1,200sec
-1で測定)が1,400〜3,500ポイズ、310℃における溶融
粘度の剪断速度依存性値が1.5〜2.3、結晶化温度が205
〜230℃であることを特徴とするポリアリーレンチオエ
ーテル樹脂組成物。 〔ただし、310℃における溶融粘度の剪断速度依存性値
とは、310℃、剪断速度200sec-1での溶融粘度η200と、
310℃、剪断速度1,200sec-1での溶融粘度η1200との
比、η200/η1200である。〕 - 【請求項2】ポリアリーレンチオエーテル(A)の溶融
粘度(310℃、剪断速度1,200sec-1で測定)が3,000〜7,
000ポイズであり、ポリアリーレンチオエーテル(B)
の溶融粘度(310℃、剪断速度1,200sec-1で測定)が200
〜2,000ポイズである請求項1記載のポリアリーレンチ
オエーテル樹脂組成物。 - 【請求項3】請求項1または2記載のポリアリーレンチ
オエーテル樹脂組成物からなる押出成形物。 - 【請求項4】管状成形物である請求項3記載の押出成形
物。
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