JP2024062475A - シート - Google Patents

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JP2024062475A
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seat
occupant
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buttocks
seat cushion
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JP2022170310A
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祥之 河村
誠 大村
敬太 伊藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】乗員が疲労感の少ない着座姿勢を保つことを可能とする車両用シートを提供する。【解決手段】乗員の臀部と大腿部とを支持するシートクッション12と、シートクッション12の後方に配置されて乗員の背中を支持するシートバック16と、シートクッション12の後部でシートバック16の少し手前で乗員の臀部を支持する臀部支持領域14の前方に設けられ、シートクッション12の一般面よりも***した***部18を備える車両用シート10であって、***部18は、臀部支持領域14の幅方向中央に設けられ、乗員の着座時に、乗員の恥骨間円盤、恥骨、坐骨の少なくとも一つの前方を支持する。【選択図】図1

Description

本発明は、シートの構造に関する。
車両の乗員の着座姿勢をサポートするシート構造が提案されている。例えば、特許文献1には、クッション材背後のバックプレートを弾性変形可能とし、その下端側をトーションバーにて揺動自在に、上方側をS字ばねにてシートバックフレームに各々支持する一方、バックプレートの大きな後方揺動を規制する受け部材を設け、又バックプレートの正面側を軟らかく、背面側を硬く形成し、上半身を理想的な姿勢にサポートするシート構造が開示されている。
特開平7-124035号公報
ところで、シートでは、シートクッションの後部で臀部を支持し、シートバックで使用者の背中を支持するような着座姿勢の場合に、使用者の疲労感が少なくなる場合が多い。一方、上記の着座姿勢よりも臀部が前方にずれるような着座姿勢となった場合、使用者が疲労を感じる場合がある。
そこで、本発明は、使用者が疲労感の少ない着座姿勢を保つことが可能なシートを提供することを目的とする。
本発明のシートは、使用者の臀部と大腿部とを支持するシートクッションと、前記シートクッションの後方に配置されて前記使用者の背中を支持するシートバックと、前記シートクッションの後部で前記シートバックの少し手前で前記使用者の臀部を支持する臀部支持領域の前方に設けられ、前記シートクッションの一般面よりも***した***部を備えるシートであって、前記***部は、前記臀部支持領域の幅方向中央に設けられ、前記使用者の着座時に、前記使用者の恥骨間円盤、恥骨、坐骨の少なくとも一つの前方を支持すること、を特徴とする。
これにより、本発明のシートは、使用者の臀部がシートの臀部支持領域よりも前方にずれることを抑制し、使用者の骨盤の上端が後方に傾斜する骨盤後傾状態となることを抑制するので、使用者が疲労感の少ない着座姿勢を保つことを可能とし、使用者の疲労感を低減することができる。
実施形態の車両用シートの斜視図である。 図1に示す車両用シートに乗員が着座した状態示す側立面図である。 図2に示す乗員の骨盤を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら実施形態の車両用シート10の構成について説明する。以下の説明では、本発明のシートの一実施形態として、車両に搭載されて乗員20が着座する車両用シート10について説明する。乗員20は、車両用シート10の使用者である。図1に示すように、車両用シート10は一人掛け構造で、シートクッション12と、シートバック16と、***部18とを含んでいる。尚、各図において、FR、UP、RHの各矢印は、車両用シート10が取り付けられた車両の前側、上側、右側を示す。車両用シート10は、シートバック16が車両後方となるように車両に搭載されているので、FR、UP、RHの各矢印は、車両用シート10の前側、上側、右側を示す。従って、車両の前後方向は車両用シート10の前後方向であり、車両の左右方向は、車両用シート10の幅方向となる。
シートクッション12は、乗員20(図2参照)の臀部23と大腿部24とを主に支持する。シートバック16は、シートクッション12の後方に配置されて乗員20の背中22(図2参照)を支持する。また、シートバック16の上側には、乗員20の頭部21を支持するヘッドレスト17が設けられている。シートクッション12の後部でシートバック16の少し手前の網掛けで示す領域は、乗員20の臀部23を支持する臀部支持領域14である。
***部18は、シートクッション12の臀部支持領域14の幅方向中央の前側に隣接して設けられ、シートクッション12の一般面よりも***した部分である。***部18は、例えば、図1に示すように半楕円球体形状で、長辺方向が前後方向となるように、シートクッション12の上に固定されている。
上記のように構成された車両用シート10に乗員20が着座すると、図2に示すように***部18の後方部は、乗員20の骨盤25の前方を前後方向に支持する。図3に示すように、乗員20の骨盤25は、下部前方の左右に張り出した恥骨26と、左右の恥骨26の間に挟まれた恥骨間円盤27と、恥骨26の左右の両端から斜め後方に延びる坐骨28とを含んでいる。そして、車両用シート10に乗員20が着座すると***部18の後方部は、恥骨26、恥骨間円盤27、坐骨28の少なくとも一つの前方を支持する。
これにより、車両用シート10は、乗員20の臀部23が車両用シート10の臀部支持領域14よりも前方にずれることを抑制し、乗員20の骨盤25の上端が後方に傾斜する骨盤後傾状態となることを抑制することができる。発明者らの検討によると、骨盤後傾状態となると(1)臀部23の筋肉で体重を支えること、(2)腰部近傍の筋肉に負担が掛かること、(3)頸部の筋肉に負担が掛かることにより、乗員20が疲労を感じると考えられている。従って、骨盤後傾状態となることを抑制することにより、乗員20が疲労感の少ない着座姿勢を保つことを可能とし、乗員20の運転中の疲労感を低減することができる。
また、車両用シート10は、乗員20の臀部23が車両用シート10の臀部支持領域14よりも前方にずれた場合に、乗員20に違和感を与え、乗員20が臀部23を車両用シート10の臀部支持領域14に戻し、着座姿勢を正すことを促すこともできる。これにより、乗員20が疲労感の少ない着座姿勢を保つことをサポートし、乗員20の運転中の疲労感を低減することができる。
以上の説明では、***部18は、半楕円球体形状で、長辺方向が前後方向となるように、シートクッション12の上に固定されていることとして説明したが、これに限らない。例えば、***部18は大腿部24(図2参照)の内側をサポートするように、車両前方方向に延びるU字型としてもよい。この際、***部18は開放側が前方となるようにシートクッション12に固定されてもよい。
また、***部18は、シートクッション12の上に着脱自在に取り付けてもよい。さらに、着脱自在とする場合、前後方向の取り付け位置を調整可能としてもよい。さらに、取り付けた位置からズレにくくなるように、***部18のシートクッション12の側の面はフラットとし、かつ、高摩擦状の素材で成形されてもよい。
さらに、***部18はシートクッション12の上に取り付けられるシートクッションカバーと一体構造としてもよい。
以上の説明では、車両用シート10は、図1に示すような一人掛け構造であるとして説明したが、これに限らない。例えば、2~3人が着座するベンチシートの各臀部支持領域の幅方向中央に***部18を設けるように構成してもよい。
また、以上の説明では、本発明のシートの一実施形態として、車両に搭載されて乗員20が着座する車両用シート10について説明したが、本発明のシートは、これに限定されず、家具としての椅子等にも適用可能である。
10 車両用シート、12 シートクッション、14 臀部支持領域、16 シートバック、17 ヘッドレスト、18 ***部、20 乗員、21 頭部、22 背中、23 臀部、24 大腿部、25 骨盤、26 恥骨、27 恥骨間円盤、28 坐骨。

Claims (1)

  1. 使用者の臀部と大腿部とを支持するシートクッションと、
    前記シートクッションの後方に配置されて前記使用者の背中を支持するシートバックと、
    前記シートクッションの後部で前記シートバックの少し手前で前記使用者の臀部を支持する臀部支持領域の前方に設けられ、前記シートクッションの一般面よりも***した***部を備えるシートであって、
    前記***部は、前記臀部支持領域の幅方向中央に設けられ、前記使用者の着座時に、前記使用者の恥骨間円盤、恥骨、坐骨の少なくとも一つの前方を支持すること、
    を特徴とするシート。
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