JP2001204579A - 弾性面体シート - Google Patents
弾性面体シートInfo
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- JP2001204579A JP2001204579A JP2000020798A JP2000020798A JP2001204579A JP 2001204579 A JP2001204579 A JP 2001204579A JP 2000020798 A JP2000020798 A JP 2000020798A JP 2000020798 A JP2000020798 A JP 2000020798A JP 2001204579 A JP2001204579 A JP 2001204579A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィット性を損なうことなく適切な腰椎支持
を得ることができ、加えて、体型の個人差に細かく対応
可能な弾性面体シートを提供すること。 【解決手段】 帯状の弾性面体３の一端を左右一方のシ
ートバックフレーム１の前方、他端をもう一方のシート
バックフレーム１の後方に結合し、隣接する帯状の弾性
面体３については、取り付け位置をシートバックフレー
ム１の左右を逆にして帯状の弾性面体３が座面中心付近
で交差するように構成し、腰椎部付近には、帯状の弾性
面体３の裏部をシートバックフレーム１に対して前後に
回転可能となるように取り付けられたレバー７に結合
し、このレバー７とシートバックフレーム１に取り付け
られた操作レバー８とを連結することにより、操作レバ
ー８を操作することで、帯状の弾性面体３の後端を前後
に移動可能とした。
を得ることができ、加えて、体型の個人差に細かく対応
可能な弾性面体シートを提供すること。 【解決手段】 帯状の弾性面体３の一端を左右一方のシ
ートバックフレーム１の前方、他端をもう一方のシート
バックフレーム１の後方に結合し、隣接する帯状の弾性
面体３については、取り付け位置をシートバックフレー
ム１の左右を逆にして帯状の弾性面体３が座面中心付近
で交差するように構成し、腰椎部付近には、帯状の弾性
面体３の裏部をシートバックフレーム１に対して前後に
回転可能となるように取り付けられたレバー７に結合
し、このレバー７とシートバックフレーム１に取り付け
られた操作レバー８とを連結することにより、操作レバ
ー８を操作することで、帯状の弾性面体３の後端を前後
に移動可能とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートのサイドフ
レーム間に弾性面体を張った弾性面体シートに関する。
レーム間に弾性面体を張った弾性面体シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の弾性面体シートとしては、例えば
実開昭６１−６０７５９号公報、実開平５−７０３４１
号公報、および実開昭５４−１２１８０３号公報等に示
すものがある。このうち、実開昭６１−６０７５９号公
報に記載の弾性面体シートは、シートバック上下、シー
トクッション前後で硬さの異なる袋状織物をシートフレ
ームに固定することによって、支持性を向上させたもの
である。また、実開平５−７０３４１号公報に記載の弾
性面体シートは、弾性面体の張力を調節可能としたもの
である。さらに実開昭５４−１２１８０３号公報に記載
のシートフレーム構造は、左右シートフレーム間に鋼線
をジグザグ状に配置したことを特徴とする。
実開昭６１−６０７５９号公報、実開平５−７０３４１
号公報、および実開昭５４−１２１８０３号公報等に示
すものがある。このうち、実開昭６１−６０７５９号公
報に記載の弾性面体シートは、シートバック上下、シー
トクッション前後で硬さの異なる袋状織物をシートフレ
ームに固定することによって、支持性を向上させたもの
である。また、実開平５−７０３４１号公報に記載の弾
性面体シートは、弾性面体の張力を調節可能としたもの
である。さらに実開昭５４−１２１８０３号公報に記載
のシートフレーム構造は、左右シートフレーム間に鋼線
をジグザグ状に配置したことを特徴とする。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の弾性面体シートにおいては、弾性面体を
左右フレーム間に平面的に張る構造となっていたため、
腰椎部などの高い支持圧を要する部位においては、硬度
の高い弾性面体を使用するか、もしくは弾性面体の張力
を増すことが必要であり、乗員が着座したときのたわみ
量が減少するために着座面が平面に近づき、身体へのフ
ィット性が低下する可能性がある。また、車両旋回時な
どにおいて発生する横方向加速度により、乗員の身体が
左または右に移動して弾性面体の左側または右側に荷重
が集中した場合に、弾性面体の左右反対側に集中荷重に
応じた引っ張り力が発生し、揺動が発生する可能性があ
る。本発明は、上述した従来技術の問題点に着目してな
されたものであって、フィット性を損なうことなく適切
な腰椎支持を得ることができ、加えて、体型の個人差に
細かく対応可能な弾性面体シートを提供することを目的
としている。
たような従来の弾性面体シートにおいては、弾性面体を
左右フレーム間に平面的に張る構造となっていたため、
腰椎部などの高い支持圧を要する部位においては、硬度
の高い弾性面体を使用するか、もしくは弾性面体の張力
を増すことが必要であり、乗員が着座したときのたわみ
量が減少するために着座面が平面に近づき、身体へのフ
ィット性が低下する可能性がある。また、車両旋回時な
どにおいて発生する横方向加速度により、乗員の身体が
左または右に移動して弾性面体の左側または右側に荷重
が集中した場合に、弾性面体の左右反対側に集中荷重に
応じた引っ張り力が発生し、揺動が発生する可能性があ
る。本発明は、上述した従来技術の問題点に着目してな
されたものであって、フィット性を損なうことなく適切
な腰椎支持を得ることができ、加えて、体型の個人差に
細かく対応可能な弾性面体シートを提供することを目的
としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の弾性面体シートでは、シートのフレ
ーム間に帯状の弾性面体を張った弾性面体シートにおい
て、前記帯状の弾性面体の一端を一方のフレーム前方、
他端を他方のフレーム後方に結合し、隣接する帯状の弾
性面体については、取り付け位置をフレーム前後逆にし
て帯状の弾性面体が座面中心付近で交差するように構成
し、腰椎部付近には、帯状の弾性面体の裏部をフレーム
に対して前後に回転可能となるように取り付けられたレ
バーに結合し、このレバーとフレームに取り付けられた
操作レバーとを連結することにより、前記操作レバーを
操作することで、帯状の弾性面体の後端を前後に移動可
能としたことを特徴とする。請求項２記載の発明では、
請求項１記載の弾性面体シートにおいて、前記レバーの
回転軸はシートバックのサイドフレーム後方に位置し、
前記レバーは他のサイドフレーム前端と回転軸とを結ぶ
帯状の弾性面体に沿う方向を初期位置として、前記操作
レバーにより前方に回転可能なことを特徴とする。
め、請求項１記載の弾性面体シートでは、シートのフレ
ーム間に帯状の弾性面体を張った弾性面体シートにおい
て、前記帯状の弾性面体の一端を一方のフレーム前方、
他端を他方のフレーム後方に結合し、隣接する帯状の弾
性面体については、取り付け位置をフレーム前後逆にし
て帯状の弾性面体が座面中心付近で交差するように構成
し、腰椎部付近には、帯状の弾性面体の裏部をフレーム
に対して前後に回転可能となるように取り付けられたレ
バーに結合し、このレバーとフレームに取り付けられた
操作レバーとを連結することにより、前記操作レバーを
操作することで、帯状の弾性面体の後端を前後に移動可
能としたことを特徴とする。請求項２記載の発明では、
請求項１記載の弾性面体シートにおいて、前記レバーの
回転軸はシートバックのサイドフレーム後方に位置し、
前記レバーは他のサイドフレーム前端と回転軸とを結ぶ
帯状の弾性面体に沿う方向を初期位置として、前記操作
レバーにより前方に回転可能なことを特徴とする。
【０００５】請求項３記載の弾性面体シートでは、シー
トバックのフレーム間に弾性面体を張った弾性面体シー
トにおいて、前記帯状の弾性面体の一端を左右一方のサ
イドフレーム前方、他端を他方のサイドフレーム後方に
結合し、前記帯状の弾性面体の裏部をサイドフレームに
対して前後に回転可能、かつ、弾性体により弾性支持さ
れたレバーに結合し、隣接する帯状の弾性面体について
は、取り付け位置を前後逆にして帯状の弾性面体が座面
中心付近で交差するように構成したことを特徴とする。
トバックのフレーム間に弾性面体を張った弾性面体シー
トにおいて、前記帯状の弾性面体の一端を左右一方のサ
イドフレーム前方、他端を他方のサイドフレーム後方に
結合し、前記帯状の弾性面体の裏部をサイドフレームに
対して前後に回転可能、かつ、弾性体により弾性支持さ
れたレバーに結合し、隣接する帯状の弾性面体について
は、取り付け位置を前後逆にして帯状の弾性面体が座面
中心付近で交差するように構成したことを特徴とする。
【０００６】
【発明の効果】請求項１に記載の弾性面体シートによれ
ば、シートバックの腰椎部付近における座面の凹面形状
を維持したまま、その形状を変化させることにより、腰
椎部を前方へ押し出すことが可能であるため、フィット
性を損なわずに腰椎支持を得ることが可能である。ま
た、請求項２に記載の弾性面体シートによれば、座面の
凹面形状を維持したまま、腰椎部を前方に押しだし、か
つ、弾性面体の張力を増加させることが可能であるた
め、より適切な腰椎支持を得ることが可能である。さら
に、請求項１および２記載の弾性面体シートによれば、
シートクッションおよびシートバックに複数設けること
により、着座面の縦断面形状を自由に変化させることが
可能となり、体型の個人差に細かく対応することが可能
である。
ば、シートバックの腰椎部付近における座面の凹面形状
を維持したまま、その形状を変化させることにより、腰
椎部を前方へ押し出すことが可能であるため、フィット
性を損なわずに腰椎支持を得ることが可能である。ま
た、請求項２に記載の弾性面体シートによれば、座面の
凹面形状を維持したまま、腰椎部を前方に押しだし、か
つ、弾性面体の張力を増加させることが可能であるた
め、より適切な腰椎支持を得ることが可能である。さら
に、請求項１および２記載の弾性面体シートによれば、
シートクッションおよびシートバックに複数設けること
により、着座面の縦断面形状を自由に変化させることが
可能となり、体型の個人差に細かく対応することが可能
である。
【０００７】請求項３に記載の弾性面体シートによれ
ば、フィット性を損なうことなく、クッション性および
振動吸収性を向上させることが可能である。請求項１お
よび３記載の弾性面体シートによれば、シートバックお
よびクッションの座面の左右で異なる帯状の弾性面体が
乗員の身体を支持しているため、車両旋回時などにおけ
る横方向加速度により、座面の左側もしくは右側反面に
集中荷重が発生した場合に、座面の左右反対側において
は、弾性面体および弾性体固有の復元力が発生するだけ
であり、揺動が発生しにくいという効果がある。
ば、フィット性を損なうことなく、クッション性および
振動吸収性を向上させることが可能である。請求項１お
よび３記載の弾性面体シートによれば、シートバックお
よびクッションの座面の左右で異なる帯状の弾性面体が
乗員の身体を支持しているため、車両旋回時などにおけ
る横方向加速度により、座面の左側もしくは右側反面に
集中荷重が発生した場合に、座面の左右反対側において
は、弾性面体および弾性体固有の復元力が発生するだけ
であり、揺動が発生しにくいという効果がある。
【０００８】
【発明の実施の形態】（実施の形態１）以下に本発明の
実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は実施の形
態１の弾性面体シートを示す斜視図である。本実施の形
態の弾性面体シートは、シートバックフレーム１および
シートクッションフレーム２の左右サイドフレーム間
に、帯状の弾性面体３が張り付けられている。シートバ
ックにおいては、弾性面体３の一端がシートバックフレ
ーム１の前方に結合され、他端はシートバックフレーム
１の後方に結合されている。上下に隣り合う帯状の弾性
面体３の左右端は、シートバックフレーム１に前後逆に
取り付けられているため、隣り合う帯状の弾性面体３
は、座面中心付近で交差した状態となっている。シート
クッションにおいては、帯状の弾性面体３の一端がシー
トクッションフレーム２の上方に結合され、他端はシー
トクッションフレーム２の下方に結合されている。前後
に隣り合う帯状の弾性面体３の左右端は、シートクッシ
ョンフレーム２に上下逆に取り付けられているため、前
後に隣り合う帯状の弾性面体３は、座面中央付近で交差
した状態となっている。
実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は実施の形
態１の弾性面体シートを示す斜視図である。本実施の形
態の弾性面体シートは、シートバックフレーム１および
シートクッションフレーム２の左右サイドフレーム間
に、帯状の弾性面体３が張り付けられている。シートバ
ックにおいては、弾性面体３の一端がシートバックフレ
ーム１の前方に結合され、他端はシートバックフレーム
１の後方に結合されている。上下に隣り合う帯状の弾性
面体３の左右端は、シートバックフレーム１に前後逆に
取り付けられているため、隣り合う帯状の弾性面体３
は、座面中心付近で交差した状態となっている。シート
クッションにおいては、帯状の弾性面体３の一端がシー
トクッションフレーム２の上方に結合され、他端はシー
トクッションフレーム２の下方に結合されている。前後
に隣り合う帯状の弾性面体３の左右端は、シートクッシ
ョンフレーム２に上下逆に取り付けられているため、前
後に隣り合う帯状の弾性面体３は、座面中央付近で交差
した状態となっている。
【０００９】椎部付近については、図２〜５に示すよう
に、左右のシートバックフレーム１のそれぞれの腰椎部
付近において、回転軸１０と取り付けブラケット１２と
によって配置された、前後に回転自在な２個の弾性面体
裏部押し出しレバー５を有し、これらの２個の弾性面体
裏部押し出しレバー５の間に弾性面体取り付けシャフト
９が構成され、これに帯状の弾性面体３の後端が結合さ
れている。なお、回転軸１０はシートバックのサイドフ
レームの後方に位置し、弾性面体裏部押し出しレバー５
は他のシートバックのサイドフレーム前端と回転軸１０
とを結ぶ帯状の弾性体３に沿った方向に初期位置を有す
る。
に、左右のシートバックフレーム１のそれぞれの腰椎部
付近において、回転軸１０と取り付けブラケット１２と
によって配置された、前後に回転自在な２個の弾性面体
裏部押し出しレバー５を有し、これらの２個の弾性面体
裏部押し出しレバー５の間に弾性面体取り付けシャフト
９が構成され、これに帯状の弾性面体３の後端が結合さ
れている。なお、回転軸１０はシートバックのサイドフ
レームの後方に位置し、弾性面体裏部押し出しレバー５
は他のシートバックのサイドフレーム前端と回転軸１０
とを結ぶ帯状の弾性体３に沿った方向に初期位置を有す
る。
【００１０】左右それぞれのシートバックフレーム１に
は、外部に配置された操作レバー８と、内部に配置され
たレバー７とを有し、これらは回転軸１１によって回転
自在に結合されている。そしてレバー７は 連結ワイヤ
６によって弾性面体裏部押し出しレバー５と連結されて
いる。
は、外部に配置された操作レバー８と、内部に配置され
たレバー７とを有し、これらは回転軸１１によって回転
自在に結合されている。そしてレバー７は 連結ワイヤ
６によって弾性面体裏部押し出しレバー５と連結されて
いる。
【００１１】左右それぞれの座面押し出し操作レバー８
を初期位置からの８’で示した位置まで前方に回転する
ことにより、弾性面体裏部押し出しレバー５が５’で示
した位置まで前方に回転し、帯状の弾性面体３の後方取
り付け位置が３’で示した位置まで前方に移動し、かつ
帯状の弾性面体３が引っ張られ（△Ｌ）張力が増加す
る。これにより、腰椎部付近の着座面４が前方に移動
し、かつ着座面の硬度が増加して、腰椎支持を増加す
る。
を初期位置からの８’で示した位置まで前方に回転する
ことにより、弾性面体裏部押し出しレバー５が５’で示
した位置まで前方に回転し、帯状の弾性面体３の後方取
り付け位置が３’で示した位置まで前方に移動し、かつ
帯状の弾性面体３が引っ張られ（△Ｌ）張力が増加す
る。これにより、腰椎部付近の着座面４が前方に移動
し、かつ着座面の硬度が増加して、腰椎支持を増加す
る。
【００１２】本実施の形態は上記の通り構成されている
ので、シートバックの腰椎部付近において、座面の凹面
形状を維持したままフィット性を損なわずに適切な腰椎
支持を得ることが可能である。また、上記機構をシート
クッションおよびシートバックに複数設けることによ
り、着座面の縦断面形状を自由に変化させることが可能
となり、体型の個人差に細かく対応することが可能であ
る（図６参照）。
ので、シートバックの腰椎部付近において、座面の凹面
形状を維持したままフィット性を損なわずに適切な腰椎
支持を得ることが可能である。また、上記機構をシート
クッションおよびシートバックに複数設けることによ
り、着座面の縦断面形状を自由に変化させることが可能
となり、体型の個人差に細かく対応することが可能であ
る（図６参照）。
【００１３】（実施の形態２）図７に実施の形態２の弾
性面体シートを示す。
性面体シートを示す。
【００１４】本実施の形態においては、回転軸１０と取
り付けブラケット１２によって配置された、前後に回転
自在な２個の弾性面体裏部押し出しレバー５を有し、こ
れら２個の弾性面体裏部押し出しレバー５の間に弾性面
体取り付けシャフト９が構成され、これに帯状の弾性面
体３の後端が結合されている。弾性面体裏部押し出しレ
バー５はさらに弾性体１３により回転軸１０周りに弾性
力を発生する構成となっている。
り付けブラケット１２によって配置された、前後に回転
自在な２個の弾性面体裏部押し出しレバー５を有し、こ
れら２個の弾性面体裏部押し出しレバー５の間に弾性面
体取り付けシャフト９が構成され、これに帯状の弾性面
体３の後端が結合されている。弾性面体裏部押し出しレ
バー５はさらに弾性体１３により回転軸１０周りに弾性
力を発生する構成となっている。
【００１５】これにより、乗員が着座したときには、帯
状の弾性面体３の弾性に加え、弾性体１３が弾性を発生
するため、着座面の凹面形状を保ちフィット性を維持し
ながら、クッション性や振動吸収性を向上することが可
能である。また本実施の形態の構成によると、図８に示
すようにシートバックおよびシートクッションの座面の
左右で、異なる帯状の弾性面体３が乗員の身体を支持し
ているため、車両旋回時などにおける横方向加速度によ
り、座面の左側もしくは右側反面に集中加重が発生した
場合に、座面の左右反対側においては、弾性面体３およ
び弾性体１３固有の復元力が発生するだけであり、揺動
が発生しにくいという効果がある。
状の弾性面体３の弾性に加え、弾性体１３が弾性を発生
するため、着座面の凹面形状を保ちフィット性を維持し
ながら、クッション性や振動吸収性を向上することが可
能である。また本実施の形態の構成によると、図８に示
すようにシートバックおよびシートクッションの座面の
左右で、異なる帯状の弾性面体３が乗員の身体を支持し
ているため、車両旋回時などにおける横方向加速度によ
り、座面の左側もしくは右側反面に集中加重が発生した
場合に、座面の左右反対側においては、弾性面体３およ
び弾性体１３固有の復元力が発生するだけであり、揺動
が発生しにくいという効果がある。
【図１】実施の形態１の弾性面体シートを示す斜視図で
ある。
ある。
【図２】実施の形態１のシートバック腰椎部付近断面図
である。
である。
【図３】実施の形態１のシートバック腰椎部付近断面図
である。
である。
【図４】実施の形態１のシートバック腰椎部付近を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図５】実施の形態１のシートバック腰椎部付近を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図６】実施の形態１のシートバックをシートクッショ
ンおよびシートバックに複数設けた例を示す斜視図であ
る。
ンおよびシートバックに複数設けた例を示す斜視図であ
る。
【図７】実施の形態２のシートバックを示す斜視図であ
る。
る。
【図８】実施の形態２の作用を示す断面図である。
【符号の説明】 １ シートバックフレーム ２ シートクッションフレーム ３ 弾性面体 ４ 着座面 ５ 弾性面体裏部押し出しレバー ６ 連結ワイヤ ７ レバー ８ 操作レバー ９ 弾性面体取り付けシャフト １０ 回転軸 １１ 回転軸 １２ 取り付けブラケット １３ 弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 和人 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日産 自動車株式会 社内 (72)発明者 土方 俊介 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日産 自動車株式会 社内 (72)発明者 江上 真弘 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日産 自動車株式会 社内 Ｆターム(参考） 3B084 EA02 EB05 EC05
Claims (3)
- 【請求項１】 シートのフレーム間に帯状の弾性面体を
張った弾性面体シートにおいて、 前記帯状の弾性面体の一端を一方のフレーム前方、他端
を他方のフレーム後方に結合し、 隣接する帯状の弾性面体については、取り付け位置をフ
レーム前後逆にして帯状の弾性面体が座面中心付近で交
差するように構成し、 腰椎部付近には、帯状の弾性面体の裏部をフレームに対
して前後に回転可能となるように取り付けられたレバー
に結合し、 このレバーとフレームに取り付けられた操作レバーとを
連結することにより、前記操作レバーを操作すること
で、帯状の弾性面体の後端を前後に移動可能としたこと
を特徴とする弾性面体シート。 - 【請求項２】 前記レバーの回転軸はシートバックのサ
イドフレーム後方に位置し、 前記レバーは他のサイドフレーム前端と回転軸とを結ぶ
帯状の弾性面体に沿う方向を初期位置として、前記操作
レバーにより前方に回転可能なことを特徴とする請求項
１に記載の弾性面体シート。 - 【請求項３】 シートバックのフレーム間に弾性面体を
張った弾性面体シートにおいて、 前記帯状の弾性面体の一端を左右一方のサイドフレーム
前方、他端を他方のサイドフレーム後方に結合し、 前記帯状の弾性面体の裏部をサイドフレームに対して前
後に回転可能、かつ、弾性体により弾性支持されたレバ
ーに結合し、 隣接する帯状の弾性面体については、取り付け位置を前
後逆にして帯状の弾性面体が座面中心付近で交差するよ
うに構成したことを特徴とする弾性面体シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000020798A JP2001204579A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 弾性面体シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000020798A JP2001204579A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 弾性面体シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001204579A true JP2001204579A (ja) | 2001-07-31 |
Family
ID=18547305
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000020798A Pending JP2001204579A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 弾性面体シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001204579A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005349956A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Nobuyoshi Kaneko | 運転者用座布団 |
| WO2012111481A1 (ja) * | 2011-02-15 | 2012-08-23 | 株式会社セガ | アミューズメント用シート装置 |
| WO2013094666A1 (ja) * | 2011-12-21 | 2013-06-27 | 株式会社東洋シート | 車両用シートバック |
-
2000
- 2000-01-28 JP JP2000020798A patent/JP2001204579A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005349956A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Nobuyoshi Kaneko | 運転者用座布団 |
| WO2012111481A1 (ja) * | 2011-02-15 | 2012-08-23 | 株式会社セガ | アミューズメント用シート装置 |
| JP2012165924A (ja) * | 2011-02-15 | 2012-09-06 | Sega Corp | アミューズメント用シート装置 |
| WO2013094666A1 (ja) * | 2011-12-21 | 2013-06-27 | 株式会社東洋シート | 車両用シートバック |
| US9580000B2 (en) | 2011-12-21 | 2017-02-28 | Toyo Seat Co., Ltd. | Seat back for vehicles |
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