JP2015040535A - 圧力センサの応答性学習装置 - Google Patents

圧力センサの応答性学習装置 Download PDF

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Abstract

【課題】圧力センサによる圧力検出精度を向上させることが可能な圧力センサの応答性学習装置を提供する。【解決手段】所定の気筒で噴射が行われている時に、第1非噴射気筒及び第2非噴射気筒の組合せを選択する。第1非噴射気筒に対応する圧力センサの出力に基づいて第1非噴射時センサ波形を検出し、第2非噴射気筒に対応する圧力センサの出力に基づいて第2非噴射時センサ波形を検出する。第1非噴射時センサ波形と第2非噴射時センサ波形との応答時間の偏差を算出し、算出した偏差に基づいて、第1非噴射気筒に対応する圧力センサの応答性に係る学習値を学習することを、第1非噴射気筒及び第2非噴射気筒の組合せを順次変更して繰り返す。偏差の算出に際して、第1非噴射気筒に対応する学習値に基づいて第1非噴射時センサ波形の検出時間を補正し、第2非噴射気筒に対応する学習値に基づいて第2非噴射時センサ波形の検出時間を補正する。【選択図】 図1

Description

本発明は、圧力センサの応答性を学習する学習装置に関する。
コモンレールから複数の燃料噴射弁へ燃料を分配供給する燃料噴射システムにおいて、燃料噴射弁から燃料を噴射させると、その噴射率の変化に応じて燃料噴射弁内部の燃料圧力が変化する。そこで、各燃料噴射弁に圧力センサを搭載し、燃料噴射時における燃料の圧力変化を表す圧力波形を検出して、検出した圧力変化から噴射状態を推定することが行われている。
ただし、噴射時の圧力波形には、噴射に起因する圧力変化を表す圧力波形に、燃料噴射分だけコモンレール内の圧力が低下することに伴い生じる圧力変化を表す圧力波形が、重畳されたものになっている。ここで、非噴射気筒の圧力センサにより検出された非噴射時の圧力波形は、コモンレール内の圧力低下に伴う圧力変化を表している。そのため、噴射時の圧力波形から、非噴射時の圧力波形を差し引いて、噴射に起因する圧力波形を抽出することが行われている。
特許文献1では、噴射に起因する圧力波形を高精度に抽出するため、噴射気筒の圧力センサから非噴射気筒の圧力センサまで、コモンレール内の圧力低下に伴う圧力変化が伝播する際の遅れ時間を補正している。具体的には、検出された非噴射時の圧力波形を、噴射気筒の圧力センサから非噴射気筒の圧力センサまでの燃料経路長に応じて進角補正し、噴射時の圧力波形から進角補正した非噴射時の圧力波形を差し引いて、噴射に起因する圧力波形を抽出している。
特開2012−62849号公報
しかしながら、特許文献1のように燃料経路長に応じた伝播遅れ時間を補正しても、圧力センサの応答性に個体差がある場合には、圧力の検出精度が悪化し、噴射に起因する圧力波形を正確に抽出できないおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑み、圧力センサによる圧力検出精度を向上させることが可能な圧力センサの応答性学習装置を提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、多気筒内燃機関の気筒ごとに設けられた燃料噴射弁と、燃料を圧送する燃料ポンプと、前記燃料ポンプにより圧送された燃料を畜圧保持するとともに、燃料配管を介して各燃料噴射弁へ分配する分配容器と、前記気筒ごとに設けられ、前記分配容器から前記燃料噴射弁の噴射口までの燃料通路内の燃料圧力を検出する圧力センサと、を備える燃料噴射システムに適用される圧力センサの応答性学習装置であって、所定の気筒で噴射が行われている時に、前記気筒のうち噴射が行われていない気筒である第1非噴射気筒及び第2非噴射気筒の組合せを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された前記第1非噴射気筒に対応する前記圧力センサの出力に基づいて、第1非噴射時センサ波形を検出する第1非噴射時センサ波形検出手段と、前記選択手段により選択された前記第2非噴射気筒に対応する前記圧力センサの出力に基づいて、第2非噴射時センサ波形を検出する第2非噴射時センサ波形検出手段と、前記第1非噴射時センサ波形検出手段により検出された前記第1非噴射時センサ波形と、前記第2非噴射時センサ波形検出手段により検出された前記第2非噴射時センサ波形との応答時間の偏差を算出する偏差算出手段と、前記偏差算出手段により算出された前記偏差に基づいて、前記第1非噴射気筒に対応する前記圧力センサの応答性に係る学習値を学習することを、前記選択手段により選択される前記第1非噴射気筒及び前記第2非噴射気筒の組合せを順次変更して繰り返す学習手段と、前記偏差算出手段による前記偏差の算出に際して、前記第1非噴射気筒に対応する前記圧力センサの前記学習値に基づいて前記第1非噴射時センサ波形の検出時間を補正し、前記第2非噴射気筒に対応する前記圧力センサの前記学習値に基づいて前記第2非噴射時センサ波形の検出時間を補正する検出時間補正手段と、を備える。
請求項1に記載の発明によれば、所定の気筒で噴射が行われている時に、噴射が行われていない気筒から第1非噴射気筒及び第2非噴射気筒の組合せが選択される。そして、第1非噴射気筒に対応する圧力センサ及び第2非噴射気筒に対応する圧力センサの出力に基づいて、第1非噴射時センサ波形及び第2非噴射時センサ波形がそれぞれ検出される。そして、第1非噴射時センサ波形と第2非噴射時センサ波形との応答時間の偏差が算出され、算出された偏差に基づいて、第1非噴射気筒に対応する圧力センサの応答性に係る学習値が学習される。さらに、第1非噴射気筒及び第2非噴射気筒の組合せが順次変更されて、圧力センサの応答性に係る学習値の学習が繰り返し行われる。
上記応答時間の偏差が算出される際は、第1非噴射気筒に対応する圧力センサの学習値に基づいて第1非噴射時センサ波形の検出時間が補正され、第2非噴射気筒に対応する圧力センサの学習値に基づいて第2非噴射時センサ波形の検出時間が補正される。したがって、第1非噴射気筒と第2非噴射気筒の組合せを順次変更して、各圧力センサの応答性に係る学習値の学習を繰り返していくと、各圧力センサの応答時間の偏差は0に収束していく。すなわち、各圧力センサの応答性に係る学習値の学習を繰り返すことによって、各圧力センサの応答時間のばらつきを小さくすることができる。よって、圧力センサによる圧力検出精度を向上させることができる。
燃料噴射システムの概略を示す図。 (a)燃料噴射弁への噴射指令信号、(b)噴射指令信号に伴い生じる燃料噴射率の変化を表す噴射率波形、(c)噴射に起因する燃料圧力の変化を表す圧力波形を示すタイムチャート。 応答時間の偏差を算出する非噴射気筒の組合せを示す表。 噴射気筒及び非噴射気筒における圧力波形を表すタイムチャート。 応答時間の偏差の学習手順を示すブロック線図。 学習値を反映させる前及び後の非噴射時センサ波形。 燃料経路の長さを示す図。 圧力センサの応答性を学習する処理手順を示すフローチャート。 応答時間の偏差と学習回数との対応を示す図。 圧力センサの応答性が異常と判定される学習値の領域を示す図。
以下、圧力センサの応答性学習装置を、4気筒の車載ディーゼルエンジン(多気筒内燃機関)のコモンレール式燃料噴射システムに適用した実施形態について、図面を参照しつつ説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係る燃料噴射システムについて説明する。
燃料タンク40内の燃料は、燃料ポンプ41によりコモンレール42(分配容器)に圧送されて蓄圧保持される。コモンレール42には、各燃料配管43を介して、各気筒の燃料噴射弁10(#1〜#4)が接続されている。コモンレール42と各燃料配管43との接続部には、圧力脈動を減衰させるオリフィスが設けられている。コモンレール42内の燃料は、各吐出口42aから各燃料配管43を通じて、燃料噴射弁10(#1〜#4)へ分配供給される。複数の燃料噴射弁10(#1〜#4)は、所定の順序で燃料の噴射を行う。本実施形態では、#1→#3→#4→#2の順番で繰り返し噴射することを想定している。
なお、燃料ポンプ41にはプランジャポンプが用いられており、プランジャの往復動に同期して燃料が圧送される。そして、燃料ポンプ41は、エンジン出力を駆動源としてクランク軸により駆動され、#1→#3→#4→#2の順番で噴射される期間中に、決められた回数だけ燃料を圧送する。
燃料噴射弁10は、以下に説明するボデー11、ニードル形状の弁体12及び電動アクチュエータ13等を備えている。ボデー11は、内部に高圧通路11aを形成するとともに、燃料を噴射する噴射孔11bを形成している。弁体12は、ボデー11内に収容されて噴射孔11bを開閉する。なお、上記燃料配管43及び高圧通路11aによって、コモンレール42から噴射孔11bまで燃料を流通させる燃料通路が構成されている。
ボデー11内には弁体12に背圧を付与する背圧室11cが形成されており、高圧通路11a及び低圧通路11dは背圧室11cと接続されている。電動アクチュエータ13は、高圧通路11a及び低圧通路11dと背圧室11cとの連通状態を切り換えるように、制御弁14を作動させる。電動アクチュエータ13の駆動は、ECU30により制御される。
背圧室11cが低圧通路11dと連通するよう制御弁14を作動させると、背圧室11c内の燃料圧力は低下して弁体12はリフトアップ(開弁作動)し、噴射孔11bが開かれる。その結果、コモンレール42から高圧通路11aへ供給された高圧燃料は、噴射孔11bから燃焼室へ噴射される。一方、背圧室11cが高圧通路11aと連通するよう制御弁14を作動させると、背圧室11c内の燃料圧力は上昇して弁体12はリフトダウン(閉弁作動)し、噴射孔11bが閉じられて燃料噴射が停止される。
圧力センサ20は、以下に説明するステム21(起歪体)、圧力センサ素子22及びモールドIC23等を備えている。ステム21はボデー11に取り付けられており、ステム21に形成されたダイヤフラム部21aが、高圧通路11aを流通する高圧燃料の圧力を受けて弾性変形する。圧力センサ素子22はダイヤフラム部21aに取り付けられており、ダイヤフラム部21aで生じた弾性変形量に応じて圧力検出信号をECU30へ出力する。モールドIC23は、圧力センサ素子22から出力された圧力検出信号を増幅する増幅回路や、ECU30と双方向通信を行うための通信回路23a等の電子部品を樹脂モールドして形成されており、ステム21とともに燃料噴射弁10に搭載されている。ボデー11上部にはコネクタ15が設けられており、コネクタ15に接続されたハーネス16により、モールドIC23及び電動アクチュエータ13とECU30とは、それぞれ電気接続される。圧力センサ20は、全ての燃料噴射弁10に搭載されている。
ECU30(圧力センサの応答性学習装置)は、CPU、ROM、RAM、記憶装置、及び入出力インターフェイス等を備える周知のマイクロコンピュータである。CPUがROMに記憶されている各種プログラムを実行することにより、選択手段、第1非噴射時センサ波形検出手段、第2非噴射時センサ波形検出手段、偏差算出手段、学習手段、検出時間補正手段、及び判定手段の機能を実現する。
また、ECU30は、車両のアクセルペダルの操作量やエンジン負荷、エンジン回転速度NE等に基づき目標噴射状態(噴射段数、噴射開始時期、噴射終了時期、噴射量等)を算出する。例えば、エンジン負荷及びエンジン回転速度に対応する最適噴射状態を、噴射状態マップにして記憶させておく。そして、現状のエンジン負荷及びエンジン回転速度に基づき、噴射状態マップを参照して目標噴射状態を算出する。
そして、算出した目標噴射状態に基づき噴射指令信号(図2(a)参照)を設定する。例えば、目標噴射状態に対応する噴射指令信号を指令マップにして記憶させておき、算出した目標噴射状態に基づき、指令マップを参照して噴射指令信号を設定する。以上により、エンジン負荷及びエンジン回転速度に応じた噴射指令信号が設定され、ECU30から燃料噴射弁10へ出力される。
ここで、噴射孔11bの磨耗等、燃料噴射弁10の経年劣化に起因して、噴射指令信号に対する実際の噴射状態は変化していく。そこで、後述するように圧力センサ20により検出された噴射時センサ波形に基づき、燃料の噴射率波形を演算して噴射状態を推定する。推定した噴射状態と噴射指令信号(パルスオン時期t1、パルスオフ時期t2及び噴射指令期間Tq)との相関関係を学習し、その学習結果に基づき、指令マップに記憶された噴射指令信号を補正する。これにより、実噴射状態が目標噴射状態に一致するように、燃料噴射状態を高精度で制御できる。
次に、燃料噴射中の燃料噴射弁10に搭載された圧力センサ20により検出された噴射時センサ波形から、噴射に起因する波形成分を抽出した圧力波形Wと、その燃料噴射弁10にかかる燃料噴射率の変化を表した噴射率波形との相関について説明する。
図2(a)は、燃料噴射弁10の電動アクチュエータ13へECU30から出力される噴射指令信号を示している。噴射指令信号のパルスオン時期t1により噴射開始が指令され、パルスオフ時期t2により噴射終了が指令される。よって、指令信号の噴射指令期間Tqにより噴射孔11bの開弁期間を制御することで、噴射量Qが制御される。
図2(b)は、上記噴射指令に伴って、噴射孔11bから噴射される燃料の噴射率の変化(噴射率波形)を示す。図2(c)は、燃料噴射中の燃料噴射弁10に設けられた圧力センサ20により検出された噴射時センサ波形から、噴射に起因する波形成分を抽出した圧力波形Wを示す。
噴射開始指令がなされたt1時点の後、噴射率がR1の時点で上昇を開始して噴射が開始される。一方、検出圧力は、R1の時点で噴射率が上昇を開始してから遅れ時期C1が経過した時点で、変化点P1にて下降を開始する。その後、R2の時点で噴射率が最大噴射率に到達したことに伴い、検出圧力の下降は変化点P2にて停止する。次に、R3の時点で噴射率が下降を開始してから遅れ時期C3が経過した時点で、検出圧力は変化点P3にて上昇を開始する。その後、R4の時点で噴射率がゼロになり実際の噴射が終了したことに伴い、検出圧力の上昇は変化点P5にて停止する。
以上説明したように、噴射に起因する圧力変化を表す圧力波形Wと噴射率波形とは相関が高い。そのため、圧力波形Wから噴射率波形を算出することができ、噴射率波形からは噴射状態を推定することができる。
そこで、圧力センサ20により検出された噴射時センサ波形W´(図4(a)参照)から、噴射に起因する波形成分を抽出する必要がある。噴射時センサ波形には、噴射に起因する波形成分の他に、噴射に伴い生じるコモンレール42内の圧力低下を表す波形成分(低下成分)、さらにポンプ圧送時期には、ポンプ圧送による圧力上昇を表す波形成分(圧送成分)が含まれている。すなわち、噴射時センサ波形には、噴射に起因する波形成分の他に、コモンレール42内の圧力変化を表す波形成分が含まれている。コモンレール42内の圧力変化を表す波形成分は、燃料噴射停止中の燃料噴射弁10に設けられた圧力センサ20により検出される非噴射時センサ波形(図4(b)、(c)参照)に相当する。よって、噴射時センサ波形W´から非噴射時センサ波形を差し引いて、噴射に起因する波形成分を抽出すればよい。
ただし、噴射中の燃料噴射弁10に搭載された圧力センサ20の応答性と、噴射停止中の燃料噴射弁10に搭載された圧力センサ20の応答性とにずれがあると、噴射に起因する波形成分を正確に抽出できないおそれがある。そのため、各燃料噴射弁10による噴射状態を高精度に推定するためには、各燃料噴射弁10に搭載された圧力センサ20の応答性のばらつきを抑制する必要がある。そこで、本応答性学習装置は、各圧力センサ20の応答性を学習し、各圧力センサの応答性のばらつきを抑制する。以下に、圧力センサ20の応答性の学習について説明する。
まず、選択手段により、所定の気筒で噴射が行われている時に、噴射が行われていない気筒A(第1非噴射気筒)及び気筒B(第2非噴射気筒)の組合せを選択する。詳しくは、図3の表に示すように、所定の噴射気筒の次に噴射が行われる気筒を気筒A、気筒Aの次に噴射が行われる気筒を気筒Bとして選択する。所定の噴射気筒の次に噴射が行われる気筒は、前回の自気筒における噴射から最も時間が経っている非噴射気筒である。また、所定の噴射気筒の次の次に噴射が行われる気筒は、前回の自気筒における噴射から2番目に時間が経っている非噴射気筒である。すなわち、選択手段は、自気筒における噴射の影響が最も小さい非噴射気筒と、2番目に小さい非噴射気筒との組合せを選択する。
次に、第1非噴射時センサ波形検出手段により、気筒Aに対応する圧力センサ20の出力に基づいて、図4(b)に示す非噴射時センサ波形Wa(第1非噴射時センサ波形)を検出する。また、第2非噴射時センサ波形検出手段により、気筒Bに対応する圧力センサ20の出力に基づいて、図4(c)に示す非噴射時センサ波形Wb(第2非噴射時センサ波形)を検出する。以下、所定の噴射気筒に設けられた燃料噴射弁を燃料噴射弁10i、気筒Aに対応する圧力センサ20を圧力センサ20a、気筒Bに対応する圧力センサ20を圧力センサ20bとする。
次に、偏差算出手段により、非噴射時センサ波形Waと非噴射時センサ波形Wbとの応答時間の偏差を算出する。具体的には、応答時間の偏差は、非噴射時センサ波形Waにおける圧力降下開始時間から、非噴射時センサ波形Wbにおける圧力降下開始時間を引いた値にする。この応答時間の偏差は、圧力センサ20aの応答性と、圧力センサ20bの応答性との偏差を表している。なお、圧力降下開始時間は、噴射に伴うコモンレール42内の圧力変化が表れる前の基準圧力から、例えば0.1MPa降下した時間とする。
次に、学習手段により、応答時間の偏差に基づいて、圧力センサ20aの応答性に係る学習を学習する。具体的には、図5に示すように、算出した応答時間の偏差に所定のゲインを乗算した値と、記憶装置に記憶されている前回の学習値とを足し合わせて今回の学習値とし、記憶装置に記憶されている前回の学習値を今回の学習値に更新する。この学習値は、圧力センサ20bに対する圧力センサ20aの応答性の遅さを補償する値になる。
学習手段は、図3の表に示すように、気筒Aと気筒Bの4通りの組合せを順次変更して、学習値の学習を繰り返す。これにより、各気筒に対応する圧力センサ20の応答性の学習が1回ずつ行われる。なお、学習値の学習は、噴射圧力(コモンレール42内の圧力)毎、及び燃料温度毎に行う。
そして、偏差算出手段により応答時間の偏差を算出する際に、検出時間補正手段により、圧力センサ20aの学習値に基づいて非噴射時センサ波形Waの検出時間を補正し、圧力センサ20bの学習値に基づいて非噴射時センサ波形Wbの検出時間を補正する。具体的には、図6に示すように、i回目の学習時に応答時間の偏差(i)を算出する場合には、圧力センサ20aのi−1回目の学習値の分だけ非噴射時センサ波形Waをオフセットさせ、圧力センサ20bのi−1回目の学習値の分だけ非噴射時センサ波形Wbをオフセットさせる。学習値が正の値の場合は、検出時間が早くなるようにオフセットさせ、学習値が負の値の場合は、検出時間が遅くなるようにオフセットさせる。そして、i−1回目の学習値の分だけオフセットさせた非噴射時センサ波形Waと非噴射時センサ波形Wbとから、i回目の学習時における応答時間の偏差(i)を算出する。
燃料噴射弁10iの噴射孔11bから圧力センサ20aまでの燃料経路の長さ(第1距離)と、燃料噴射弁10iの噴射孔11bから圧力センサ20bまでの燃料経路の長さ(第2距離)とが同じ場合は、学習値分だけオフセットさせた非噴射時センサ波形Wa及びWbから、応答時間の偏差を算出すればよい。しかし、第1距離と第2距離とが異なる場合は、燃料噴射弁10iの噴射孔11bから圧力センサ20aまでの燃圧変化の伝播時間と、燃料噴射弁10iの噴射孔11bから圧力センサ20bまでの燃圧変化の伝播時間との差を補正する必要がある。
図7は、燃料配管43の配管長L1,L2,L3,L4を示した図であり、本実施形態では、配管長L1,L2,L3,L4は同じ長さ構成されている。また、コモンレール42に、燃料配管43(#1)〜43(#4)が接続される吐出口42aの間隔L12,L34,L23も、同じ長さに構成されている。このような構成では、気筒#3及び気筒#2が噴射気筒の場合は、第1距離と第2距離が等しくなる。しかし、気筒#1及び気筒#4が噴射気筒の場合は、第1距離と第2距離とにL34,L12の差が生じる。
よって、第1距離と第2距離とが異なる場合には、偏差算出手段は、非噴射時センサ波形Waの検出時間及び非噴射時センサ波形Wbの検出時間を、第1距離と第2距離とが等しい場合における検出時間に換算して、応答時間の偏差を算出する。例えば、燃料経路長が長い方の圧力センサ20により検出された非噴射時センサ波形を、第1距離と第2距離との差に応じた伝播時間の差の分だけ検出時間が早くなるように補正した後、応答時間の偏差を算出する。または、燃料経路長が短い方の圧力センサ20により検出された非噴射時センサ波形を、第1距離と第2距離との差に応じた伝播時間の差の分だけ検出時間が遅くなるように補正した後、応答時間の偏差を算出する。
次に、図8のフローチャートを参照して、圧力センサ20の応答性を学習する処理手順を示す。本処理手順は、ECU30により、噴射圧力及び燃料噴射量が一定となるエンジンの定常運転時において、所定間隔で実行する。
まず、S11では、所定の気筒で噴射が行われている時に、噴射が行われていない気筒である気筒A及び気筒Bの組合せを選択する。続いて、S12では、気筒Aに対応する圧力センサ20aの出力に基づいて、非噴射時センサ波形Waを検出するとともに、気筒Bに対応する圧力センサ20bの出力に基づいて、非噴射時センサ波形Wbを検出する。
次に、S13では、記憶装置に記憶されている圧力センサ20aの学習値の分だけ、非噴射時センサ波形Waをオフセットさせるとともに、記憶装置に記憶されている圧力センサ20bの学習値の分だけ非噴射時センサ波形Wbをオフセットさせる。
次に、S14では、第1距離と第2距離とが等しいか否かを判定する。第1距離と第2距離とが異なる場合には(NO)、S15の処理に進み、第1距離と第2距離とが等しい場合には(YES)、S17の処理に進む。
S15では、第1距離と第2距離との差を算出する。次に、S16では、S15で算出した距離の差に応じた圧力波形の伝播時間の差を、噴射圧力と燃料温度に基づいて算出し、伝播時間の差を補正する。すなわち、非噴射時センサ波形Wa及び非噴射時センサ波形Wbを、第1距離と第2距離とが等しい場合に検出された波形に換算する。
次に、S17では、圧力センサ20aの応答性と圧力センサ20bの応答性との偏差、すなわち、非噴射時センサ波形Waにおける圧力降下開始時間と、非噴射時センサ波形Wbにおける圧力降下開始時間との偏差を算出する。そして、算出した偏差を、圧力センサ20aの偏差として記憶装置に記憶する。次に、S18では、S17で算出した圧力センサ20aの偏差に基づいて、圧力センサ20aの応答性に係る学習値を学習する。
次に、S19では、気筒#1〜#4に対応する圧力センサ20の学習が収束したか否か判定する。詳しくは、学習を繰り返しても、各圧力センサ20の偏差が変化しなくなった場合に、全気筒に対応する圧力センサ20の学習が収束したと判定する。例えば、直近の所定回数の学習における各圧力センサ20の偏差の変化量が所定値よりも小さい場合に、全気筒に対応する圧力センサ20の学習が収束したと判定する。学習が収束すると、図9に示すように、各圧力センサ20の偏差は0付近に収束して、学習を繰り返しても各偏差はほとんど変化しなくなる。
S19において学習が収束していない場合は(NO)、S11に戻り、気筒A及び気筒Bの組合せを変更し、S12〜S19の処理を繰り返す。一方、S19において学習が収束している場合は(YES)、S20の処理に進む。
S20では、判定手段により、学習収束後の学習値の中に、絶対値が閾値よりも大きい学習値が含まれているか否か判定する。この閾値は、圧力センサ20の公差や劣化許容幅で決まる値である。絶対値が閾値よりも大きい学習値が含まれていない場合は(NO)、本処理を終了する。一方、絶対値が閾値よりも大きい学習値が含まれている場合は(YES)、オフセット量が圧力センサ20に許容される値よりも大きい圧力センサ20が存在することになる。よって絶対値が閾値よりも大きい学習値が含まれている場合は、気筒#1〜#4に対応する圧力センサ20の中に、応答性が異常の圧力センサが含まれていると判定し(図10参照)、本処理を終了する。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
・応答時間の偏差が算出される際は、気筒Aに対応する圧力センサ20aの学習値に基づいて非噴射時センサ波形Waの検出時間が補正され、気筒Bに対応する圧力センサ20bの学習値に基づいて非噴射時センサ波形Wbの検出時間が補正される。したがって、気筒Aと気筒Bの組合せを順次変更して、各圧力センサ20の応答性に係る学習値の学習を繰り返していくと、各圧力センサ20の応答時間の偏差は0に収束していく。すなわち、各圧力センサ20の応答性に係る学習値の学習を繰り返すことによって、各圧力センサの応答時間のばらつきを小さくすることができる。よって、圧力センサ20による圧力検出精度を向上させることができる。
・噴射気筒から気筒Aまでの第1距離と、噴射気筒から気筒Bまでの第2距離とが異なる場合、非噴射時センサ波形Waの検出時間及び非噴射時センサ波形Wbの検出時間が、第1距離と第2距離とが等しい場合における検出時間に換算されて、応答性の偏差が算出される。よって、第1距離と第2距離とが異なる場合でも、非噴射時センサ波形Waと非噴射時センサ波形Wbとの応答時間の偏差を正確に算出して、学習精度を上げることができる。
・非噴射時センサ波形Waにおける圧力降下開始時間と、非噴射時センサ波形Wbにおける圧力降下開始時間との偏差から、気筒Aに対応する圧力センサ20aと、気筒Bに対応する圧力センサ20bとの応答時間の偏差を精度よく算出することができる。
・自気筒における噴射の影響が最も小さい気筒と2番目に小さい気筒とが、気筒A及び気筒Bとして選択されるので、非噴射時センサ波形Waと非噴射時センサ波形Wbとの応答時間の偏差を正確に算出して、学習精度を上げることができる。
・各圧力センサ20の応答性に係る学習の収束後、圧力センサ20の公差や劣化許容幅で決まる閾値よりも絶対値が大きい学習値が、学習値の中に含まれている場合には、気筒ごとに設けられた圧力センサ20の中に、応答性が異常の圧力センサ20が含まれていると判定できる。
・エンジンの定常運転時において、非噴射時センサ波形Wa及び非噴射時センサ波形Wbを検出することにより、非噴射時センサ波形Waと非噴射時センサ波形Wbとの応答時間偏差を正確に算出して、学習精度を上げることができる。
(他の実施形態)
・応答時間の偏差は、非噴射時センサ波形Waにおける圧力降下終了時間と、非噴射時センサ波形Wbにおける圧力降下終了時間との偏差でもよい。この場合、圧力降下終了時間は、非噴射時センサ波形Wa,Wbの時間微分値が負から正に変化する時間とする(図4(a),(b)参照)。
・応答時間の偏差は、非噴射時センサ波形Waにおける圧力降下直線と基準圧力との交点に対応する時間と、非噴射時センサ波形Wbにおける圧力降下直線と基準圧力との交点に対応する時間との偏差でもよい。この場合は、圧力降下直線は、圧力降下開始時間と圧力降下終了時間とを結ぶ直線とする(図4(a),(b)参照)。
・本応答性学習装置は、本実施形態と同様に、ポンプ41による燃料圧送を補正する場合にも適用できる。
・本応答性学習装置は、燃料噴射弁10の燃料漏れ検出を行う場合にも適用できる。燃料漏れの検出は、各燃料噴射弁10から燃料を噴射させて各圧力センサ20により圧力波形を検出し、検出した圧力波形において圧力低下が表れる時間を比較して行う。そのため、本応答性学習装置を適用して、各圧力センサ20のばらつきを抑制することにより、燃料漏れを高精度に検出することができる。
・燃料噴射システムは、ディーゼルエンジンに限らず直噴ガソリンエンジンに搭載してもよい。また、燃料噴射システムは、4気筒以外のエンジンに搭載してもよい。
10…燃料噴射弁、11a…高圧通路、20,20a,20b…圧力センサ、30…ECU、41…燃料ポンプ、42…コモンレール、43…燃料配管。

Claims (8)

  1. 多気筒内燃機関の気筒ごとに設けられた燃料噴射弁(10)と、燃料を圧送する燃料ポンプ(41)と、前記燃料ポンプにより圧送された燃料を畜圧保持するとともに、燃料配管(43)を介して各燃料噴射弁へ分配する分配容器(42)と、前記気筒ごとに設けられ、前記分配容器から前記燃料噴射弁の噴射孔(11b)までの燃料通路内(43,11a)の燃料圧力を検出する圧力センサ(20)と、を備える燃料噴射システムに適用される圧力センサの応答性学習装置(30)であって、
    所定の気筒で噴射が行われている時に、前記気筒のうち噴射が行われていない気筒である第1非噴射気筒及び第2非噴射気筒の組合せを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記第1非噴射気筒に対応する前記圧力センサの出力に基づいて、第1非噴射時センサ波形を検出する第1非噴射時センサ波形検出手段と、
    前記選択手段により選択された前記第2非噴射気筒に対応する前記圧力センサの出力に基づいて、第2非噴射時センサ波形を検出する第2非噴射時センサ波形検出手段と、
    前記第1非噴射時センサ波形検出手段により検出された前記第1非噴射時センサ波形と、前記第2非噴射時センサ波形検出手段により検出された前記第2非噴射時センサ波形との応答時間の偏差を算出する偏差算出手段と、
    前記偏差算出手段により算出された前記偏差に基づいて、前記第1非噴射気筒に対応する前記圧力センサの応答性に係る学習値を学習することを、前記選択手段により選択される前記第1非噴射気筒及び前記第2非噴射気筒の組合せを順次変更して繰り返す学習手段と、
    前記偏差算出手段による前記偏差の算出に際して、前記第1非噴射気筒に対応する前記圧力センサの前記学習値に基づいて前記第1非噴射時センサ波形の検出時間を補正し、前記第2非噴射気筒に対応する前記圧力センサの前記学習値に基づいて前記第2非噴射時センサ波形の検出時間を補正する検出時間補正手段と、を備えることを特徴とする圧力センサの応答性学習装置。
  2. 前記所定の気筒に設けられた前記燃料噴射弁の噴射孔から前記第1非噴射気筒に対応する前記圧力センサまでの燃料経路の長さである第1距離と、前記所定の気筒に設けられた前記燃料噴射弁の噴射孔から前記第2非噴射気筒に対応する前記圧力センサまでの燃料経路の長さである第2距離とが異なる場合に、前記偏差算出手段は、前記第1非噴射時センサ波形の検出時間及び前記第2非噴射時センサ波形の検出時間を、前記第1距離と前記第2距離とが等しい場合における検出時間に換算して前記偏差を算出する請求項1に記載の圧力センサの応答性学習装置。
  3. 前記応答時間の偏差は、前記第1非噴射時センサ波形における圧力降下開始時間と、前記第2非噴射時センサ波形における圧力降下開始時間との偏差である請求項1又は2に記載の圧力センサの応答性学習装置。
  4. 前記応答時間の偏差は、前記第1非噴射時センサ波形における圧力降下終了時間と、前記第2非噴射時センサ波形における圧力降下終了時間との偏差である請求項1又は2に記載の圧力センサの応答性学習装置。
  5. 前記応答時間の偏差は、前記第1非噴射時センサ波形における圧力降下直線と基準圧力との交点に対応する時間と、前記第2非噴射時センサ波形における圧力降下直線と基準圧力との交点に対応する時間との偏差である請求項1又は2に記載の圧力センサの応答性学習装置。
  6. 前記選択手段は、前記所定の気筒の次に噴射が行われる気筒を前記第1非噴射気筒として選択し、前記第1非噴射気筒の次に噴射が行われる気筒を前記第2非噴射気筒として選択する請求項1〜5のいずれかに記載の圧力センサの応答性学習装置。
  7. 前記学習手段による学習が収束したときに、収束後の前記学習値の中に絶対値が閾値よりも大きい前記学習値が含まれている場合には、前記気筒ごとに設けられた前記圧力センサの中に、応答性が異常の前記圧力センサが含まれていると判定する判定手段を備える請求項1〜6のいずれかに記載の圧力センサの応答性学習装置。
  8. 前記第1非噴射時センサ波形検出手段及び前記第2非噴射時センサ波形検出手段は、前記機関の定常運転時において、前記第1非噴射時センサ波形及び前記第2非噴射時センサ波形を検出する請求項1〜7のいずれかに記載の圧力センサの応答性学習装置。
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