JP2009271245A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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政己 岡本
Jun Okamoto
潤 岡本
Kazuo Suno
和夫 須能
Kenji Nozawa
健二 野澤
Naoto Suzuki
直人 鈴木
Yoshihiro Sonohara
芳博 園原
Shoichi Kaneko
翔一 金子
Takashi Kagami
孝 各務
Keisuke Kubota
啓介 窪田
Hiroyuki Shimada
浩幸 島田
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Abstract

【課題】加圧部材に対して十分な量のオイルが安定的に塗布されるとともに、シートへのオイル付着のない定着装置及び該定着装置を用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】回転可能に設けられる定着部材と、前記定着部材の下に回動可能に設けられ該定着部材に当接しての加圧状態及び離間しての脱圧状態の切替が可能な加圧ローラと、オイルを収容し、前記加圧ローラの下方に設けられ該加圧ローラの一部を該オイルに浸漬するオイル槽と、該オイル槽よりも加圧ローラの回動下流で当接し該加圧ローラのオイル付着量を規制するオイル規制部材と、を有するオイル塗布装置と、を備える定着装置において、前記加圧ローラが脱圧状態から加圧状態へ移行するとき、まず加圧ローラを回動させ((a)点)、ついで該加圧ローラを定着部材に当接させて加圧状態とする((b)点)。
【選択図】図7

Description

本発明は、定着装置及び該定着装置を備える画像形成装置に関し、詳しくは搬送するシート上のトナーを加熱して定着する定着装置及び電子写真方式を用いて形成するトナー画像をシート上に転写した後に定着して画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ装置あるいはこれらの複合機等の前記定着装置を備える画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ等による電子写真方式の画像形成装置における定着装置では、定着部材等に対してオイルを用いてトナーとの離型性をよくしつつ定着性能を維持している。特に、フルカラー電子写真装置では定着装置にオイルが多く用いられている。
また、昨今ではウォームアップ時間の短縮から定着装置の定着部材に無端状の定着ベルトを用いたものが多く採用されている。例えば、図1に示すように、定着ローラ84及び加熱ローラ83に一定のテンションで架け渡された定着ベルト92と、該定着ベルト92に対して回転自在に圧接し定着ニップ部Aを形成する加圧ローラ85と、を備える構成の定着装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
ここでは、定着ベルト92に対してオイルを塗布するオイル塗布装置としてオイル塗布ローラR1が設けられており、不図示のオイル供給部から供給を受けたオイルは回転するオイル塗布ローラR1により定着ベルト92の当接点95で塗布されるようになっている。そして、定着ベルト92のオイルが塗布された部分は定着ベルト92の回動により定着ニップ部Aへ移動し、トナー画像が転写された記録媒体(転写紙)との離型性に寄与する。ついで、定着ニップ部Aでは定着ベルト92のオイルの一部が加圧ローラ85表面に移っており、加圧ローラ85の離型性も改善されている。また、加圧ローラ85における余剰のオイルは加圧ローラ85の下側にあるオイルパン96に流れ込み回収されるようになっている。
ここで、従来の定着装置では加圧部材(加圧ローラ)側へのオイル付着量が少なくなることがあり、加圧部材などにおける定着処理済みの記録媒体の離型性が悪化することがあった。
そこで、加圧部材におけるオイル不足を解消すべく、加圧部材側にもオイル塗布装置を設けた定着装置が提案されている。
特開2003−302857号公報
しかしながら、加圧部材側のオイル塗布装置の導入に伴って、通紙開始直後のシートにオイルが付着する不具合が発生した。
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、加圧部材に対して十分な量のオイルが安定的に塗布されるとともに、シートへのオイル付着のない定着装置及び該定着装置を用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために提供する本発明は、以下の通りである。
〔1〕 回転可能に設けられる定着部材と、前記定着部材の下に回動可能に設けられ該定着部材に当接しての加圧状態及び離間しての脱圧状態の切替が可能な加圧部材と、オイルを収容し、前記加圧部材の下方に設けられ該加圧部材の一部を該オイルに浸漬するオイル槽と、該オイル槽よりも加圧部材の回動下流で当接し該加圧部材のオイル付着量を規制するオイル規制部材と、を有するオイル塗布装置と、を備え、前記加圧部材が脱圧状態から加圧状態へ移行するとき、前記加圧部材を回動させ、ついで該加圧部材を定着部材に当接させて加圧状態とする定着装置。
〔2〕 前記加圧部材が脱圧状態から加圧状態へ移行するとき、前記加圧部材を少なくとも半回転分回動させた後に該加圧部材を定着部材に当接させて加圧状態とする前記〔1〕に記載の定着装置。
〔3〕 前記加圧部材が定着部材に当接し加圧状態となるときに、該加圧部材に当接する分離爪を備え、前記分離爪は、前記加圧部材に当接する爪部分に排紙経路側の面から反対面側にオイルを通過させるオイル抜き穴を有する前記〔1〕に記載の定着装置。
〔4〕 前記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の定着装置を備える画像形成装置。
本発明によれば、加圧部材をオイル槽に浸漬してオイルを付着させるので、定着ニップ部よりも下にある加圧部材に対して十分な量のオイルを安定的に塗布することが可能になる。したがって、良好な記録媒体の離型性を維持することができる。また、装置停止時に加圧部材が定着部材から離間して脱圧状態となったときに、加圧部材のオイル規制部材が当接する部分にオイル溜りができるが、起動時の適切な制御を行うことにより、オイル溜りを解消でき、シートへのオイル付着を防止することができる。
ところで、図1に示す従来の定着装置においては、上側にある定着ベルト92に塗布されたオイルが定着ニップ部で下側の加圧ローラ85に転写され、加圧ローラ85の離型性を確保していた。しかしながら、連続通紙でシートに画像を形成する場合には、シートとシートの間(紙間)でしか加圧ローラ85にオイルが転写されないためにオイルが不足してしまい、加圧ローラ85における離型性が劣化する問題があった。
また、シートの搬送速度が300mm/s以上、例えば400mm/sの高線速で画像形成処理を行う場合、定着装置ではシートを水平方向に搬送する横パス方式が採用されるが、その場合、重力の影響、さらには定着ベルト92と加圧ローラ85のニップ状態の影響が加わることにより、定着ニップ部の出側ではシートが加圧ローラ85側に巻き付きやすくなる傾向にあり、より加圧ローラ85におけるシートの離型性が要求されるようになってきていた。
そこで、図2に示すように、加圧ローラ85に接触してオイルを塗布するオイル塗布機能部品R3を設けた定着装置が検討されていたが、この方法では外部からのオイルの供給がないかあったとしても少量であったために微量のオイルしか塗布できず、加圧ローラ85における離型性は十分なものではなかった。とくに、高線速の画像形成の場合や高画質を得るために表面に薬剤が塗られたコート紙などのオイルを吸収しやすいシートを使用する場合には、加圧ローラ13側にも十分な量のオイルが必要となるが、図2の方式では対応が困難であった。
また、加圧ローラ85の幅方向のオイル付着量分布の均一性もよくなかったため、オイルの塗布ムラによる画像品質(光沢)への影響も問題であった。このとき、ブレードなどを当接させてオイル付着量分布の均一化を図ることが考えられるが、もともとのオイル付着量が少ないために、ブレードと加圧ローラ85との摩擦が非常に大きくなり、加圧ローラ85がスムーズに回転せずに少し回転しては止まることを繰り返す脈動の問題が発生した(スリップスティックと称する。)。
さらに、オイル供給及び塗布の方式についても、加圧ローラ85側には制約があった。すなわち、シートのパスに対して上側に配置される定着ベルト92に対しては該定着ベルト92上方からオイルを流し落とすようにして大量のオイルを定着ベルト92に供給することを容易に行うことができるが、加圧ローラ85はシートのパスに対して下側に配置され、加圧ローラ85の上方にオイル塗布装置を配置するスペースを確保することは困難であった。
そこで、発明者らは、加圧ローラの下側に比較的スペースを確保しやすいことに着目し、鋭意検討を行い、定着装置に改良を施した。
以下に、本発明に係る定着装置及び画像形成装置について説明する。
図3に示すように、本発明に係る定着装置100は、定着カバー100cの内部に、定着ローラ11及び加熱ローラ14に一定のテンションで架け渡された定着部材(定着ベルト12)と、該定着部材(定着ベルト12)に対して下側で回動可能に圧接し定着ニップ部Nを形成する加圧部材(加圧ローラ13)と、前記定着ニップ部Nのシート排出側であって先端が定着部材(定着ベルト12)に近接して配置され該定着部材(定着ベルト12)へのシートPの巻き付きを防止する分離爪16aと、前記定着ニップ部Nのシート排出側であって先端が加圧部材(加圧ローラ13)に当接して配置され該加圧部材(加圧ローラ13)へのシートPの巻き付きを防止する分離爪16bと、クリーニングウェブを押し付けて定着ベルト12のクリーニングを行うクリーニング機構17と、を備える。
ここで、定着ベルト12は、無端ベルトであり、断面構造としては、例えばニッケル、ステンレス、ポリイミドなどの基材にシリコンゴム層などの弾性層を形成した2層構造となっている。また、定着ローラ11は、金属の芯金にシリコンゴムを有したものである。ウォームアップ時間短縮のため、定着ベルト12の熱を吸収しにくいように、発泡のシリコンゴムを用いることもある。また、加熱ローラ14は、アルミ又は鉄の中空ローラで内部にハロゲンヒータなどのヒータ14hからなる熱源を有している。熱源は誘導加熱機構(IH)でもよい。また、加熱ローラ14の中空ローラの肉厚部分には複数の中空のパイプがその長手方向が加熱ローラ14の幅方向とされ、加熱ローラ14の円周方向に均等に埋め込まれたヒートパイプ14aを有する。ヒートパイプ14aにより、ヒータ14hからローラ表面への熱伝達が改善され、定着ベルト12が速く均一に加熱されるようになる。
定着装置100の駆動の際には、例えば加圧ローラ13が外部から入力される駆動力によって駆動されて図中反時計回り方向に回転する。これに伴って、定着ローラ11が図中時計回り方向につれ回りされる結果、定着ベルト12がテンションローラ15の押圧により適切なテンションが付与された状態でシートPを排出する方向(図3では時計回り方向)に回転する。また、定着の際には、定着ベルト12は、加熱ローラ14内部に配置されたヒータ14hの発熱によりサーミスタ(不図示)で検出される温度が所定の温度(例えばトナー定着に適する温度)まで加熱される。なお、本発明では、定着部材として、図3に示す定着ベルト12(無端ベルト)の形態を示したが、これに限定されるものではなく、中空円筒形状のローラ(定着ローラ)としてもよい。
加圧ローラ13は、通常はアルミ又は鉄等の芯金の上にシリコンゴム等の弾性層が設けられた円筒形状のローラである。定着の際など必要なときに、加圧ローラ13は、内部に配置されたヒータ13hの発熱により所定の温度まで加熱される。
また、加圧ローラ13は、加圧脱圧手段30により、定着ベルト12に当接しての加圧状態及び離間しての脱圧状態の切替が可能となっている。
図4に、加圧ローラ13の加圧脱圧手段の構成を示す。
加圧脱圧手段30は、外部から入力される駆動力により回転する加圧カム31、第1加圧アーム32、第2加圧アーム33(図中斜線部分)、第1加圧アーム32及び第2加圧アーム33のそれぞれの端部に固定された弾性部材34、定着装置100のフレームに固定された第1加圧アーム32及び第2加圧アーム33の共通の支持軸35を有する。
ここで、加圧脱圧手段30により、加圧ローラ13を定着ベルト12側へ移動させて加圧すること、及び定着ベルト12から引き離す方向に移動させて脱圧することは、以下のようにして行われる。
(加圧動作)
まず、外部からの駆動力により加圧カム31が図中矢印方向に一定の回転角だけ回転されると、該加圧カム31が第1加圧アーム32のコマ部分を押し上げる(図4の(1)部分の矢印方向)。
第1加圧アーム32のコマ部分が押されると、第1加圧アーム32は支持軸35を中心軸として回転する(図4では反時計回り方向)。すると、第1加圧アーム32の支持軸35とは反対側の端部に固定されている弾性部材34もともに回転し、該弾性部材34が一定の圧力で第2加圧アーム33の端部を押し上げる(図4の(2)部分の矢印方向)。
つぎに、第2加圧アーム33の弾性部材34側の端部が押し上げられると、該第2加圧アーム33は支持軸35を中心軸として回転する(図4では反時計回り方向)。
ついで、第2加圧アームの弾性部材34側の端部と支持軸35の中間にある加圧部33aが加圧ローラ13の軸13jに当接し、定着ローラ11方向に押すように作用する(図4の(3)部分の矢印方向)。
最後に、加圧ローラ13が定着ベルト12を介して定着ローラ11に当接し、弾性部材34の弾性力に基づいた一定の圧力で加圧する状態となり定着ニップ部Nを形成する(図4の(4)部分の矢印方向)。
このように、定着装置100が駆動するときには加圧脱圧手段30により加圧ローラ13の定着ベルト12への押し当てが一定の圧力で定着ベルト12の方向へ押されることにより行われる。
(脱圧動作)
まず、外部からの駆動力により加圧カム31が前記加圧状態のときの角度位置からさらに一定の回転角だけ回転されると、該加圧カム31が第1加圧アーム32のコマ部分を押し上げることが解除される(図4の(1)部分の矢印とは反対方向)。
第1加圧アーム32の押し上げが解除されると、定着ニップ部N−加圧部33a−弾性部材34を経由した反発力を伴って第1加圧アーム32は支持軸35を中心軸として加圧の場合とは反対方向に回転する(図4では時計回り方向)。ついで、第1加圧アーム32の支持軸35とは反対側の端部に固定されている弾性部材34とともに第2加圧アーム33の端部も加圧の場合とは反対方向に引張られる(図4の(2)部分の矢印とは反対方向)。
つぎに、第2加圧アーム33の弾性部材34側の端部が引き下げられる方向に引張られると、該第2加圧アーム33は支持軸35を中心軸として加圧の場合とは反対方向に回転する(図4では時計回り方向)。
ついで、第2加圧アームの弾性部材34側の端部と支持軸35の中間にある加圧部33aが加圧の場合とは反対方向に回転するので加圧ローラ13の軸13jから離れる方向に移動する(図4の(3)部分の矢印とは反対方向)。
これにより、加圧ローラ13が押圧されることが解除されるので、加圧ローラ13は定着ローラ11から離間する方向に移動し、定着ニップ部Nの形成は解消されて脱圧状態となる(図4の(4)部分の矢印とは逆方向)。
このように、定着装置100の駆動が停止するときには加圧脱圧手段30により加圧ローラ13の定着ベルト12への押し当てが解除されて、定着ベルト12から離間する(脱圧状態)。
なお、分離爪16bは、加圧ローラ13が定着ベルト12に当接して加圧状態となるときには、加圧ローラ13に当接し、加圧ローラ13が定着ベルト12から離間して脱圧状態となるときには、加圧ローラ13から離間するようになっている。
また、本発明では、加圧部材として、図3に示す加圧ローラ13(ローラタイプ)の形態を示したが、これに限定されるものではなく、2つのローラに架け渡された無端ベルト状の加圧部材(ベルトタイプ)としてもよい。
また、定着装置100では、定着ベルト12、加圧ローラ13が回転駆動された状態で、定着ベルト12の表面は所定の温度まで加熱されており、定着ニップ部Nに未定着トナーTが形成されたシートPが通され(図中、右側から左側方向への通紙)、定着ニップ部Nにおける加圧及び加熱により未定着トナーをシートP上に熱融着させて定着を行う。
図3において、トナー定着されたシートPは定着ニップ部Nから排出されるが、このときシートPが定着ベルト12あるいは加圧ローラ13に巻き付いたまま出てくることがある。その対策として、定着ベルト12にオイルを塗布して離型性を改善するオイル塗布装置21と、加圧ローラ13にオイルを塗布して離型性を改善するオイル塗布装置22を備える。なお、ここで使用されるオイルは、耐熱性かつ不揮発性のオイルが好ましく、例えばシリコーンオイルが挙げられる。また、分離爪16a,16bの先端がシートPの先頭端部に当接することにより、該シートPを定着ベルト12あるいは加圧ローラ13から分離させるようになっている。定着ニップ部Nから排出されたシートPは、所定の排出経路を通過して定着装置100から送り出される。
ここまでが定着装置100の基本構成であり、従来の定着装置の構成と同様である。
図5に、本発明に係る定着装置の要部概略図を示す。
すなわち、本発明に係る定着装置100は、回転可能に設けられる定着部材(定着ベルト12)と、前記定着部材の下に回動可能に設けられる加圧部材(加圧ローラ13)と、が当接して定着ニップ部(定着ニップ部N)を形成可能に配置されており、オイル(オイルO)を保持して前記加圧部材の下方に設けられ該加圧部材の一部が浸漬されるオイル槽(オイル槽22a(サブオイルパン22a1))と、該オイル槽よりも加圧部材の回動下流側でかつ定着ニップ部の手前に設けられ加圧部材のオイル付着量を規制するオイル規制部材(ブレード22b)と、を有するオイル塗布装置(オイル塗布装置22)を備える。
ここで、オイル槽22aは、オイルOを収容し、加圧ローラ13の一部を該オイルに浸漬する浸漬槽であるサブオイルパン22a1と、サブオイルパン22a1全体が収納されるオイル受けであるメインオイルパン22a2とからなる2槽構造であって定着装置100のカバー100c内に固定配置されている。このとき、加圧ローラ13に塗布するオイルOがオイル塗布装置22外からサブオイルパン22a1に供給され、該オイルOがサブオイルパン22a1内に溜められる構造になっている。なお、サブオイルパン22a1は矩形のオイルパンであるが、その長手方向の長さは少なくとも加圧ローラ13のローラ部分の幅以上とされている。
また、加圧ローラ13は、ローラ全幅であってローラ径方向の一部がサブオイルパン22a1内に常に装置として支障なく浸漬されるようになっている。すなわち、サブオイルパン2a1のオイルの液面は加圧状態の加圧ローラ13のローラ下端よりも十分高い位置にあり、加圧ローラ13が脱圧された状態で加圧ローラ13のローラ下端がサブオイルパン22a1の底面は接触しないようになっている。
メインオイルパン22a2は、サブオイルパン22a1から溢れたオイルOを受け止めるオイル受けである。また、メインオイルパン22a2の下部にはオイルOを回収するオイルタンク(後述)への排出口を有する。
なお、サブオイルパン22a1,メインオイルパン22a2にはともに使用オイルに反応せず、耐熱性がある金属材料またはプラスチックなどを用いるとよい。
また、ブレード22bは、少なくとも加圧ローラ13の幅と同等以上の幅をもつヘラ状の弾性部材であって、その長手方向が加圧ローラ13の幅方向表面に常に当接していて加圧ローラ13におけるオイル付着量を幅方向に均一にしつつ所定量となるように規制する。また、ブレード22bは供給ローラ21e表面を傷つけないような材料からなるブレードであって、例えばフッ素ゴムで形成されてなる。
ここで、加圧ローラ13は、表面が使用するオイルOに対応した材料からなり、例えばコイルOがシリコーンオイルである場合にはシリコンゴムで形成されている。したがって、オイル槽22aのオイルO中に加圧ローラ13が浸漬されると、シリコンゴムが膨潤しつつオイルOを保持するようになるが、ブレード22bはこの状態の加圧ローラ13表面に加圧ローラ13の下側の位置で当接して加圧ローラ13からオイルOをこそぎ落とすように作用する。具体的には、ブレード22bは、その先端と加圧ローラ13の接線とのなす角θが90度未満の鋭角であって、先端が加圧ローラ13の回転方向に対向するように配置されており、加圧ローラ13表面のオイルOの余剰分をオイル槽22aに向けてこそぎ落とすように機能する。これにより、加圧ローラ13の表面は離型性を確保するのに十分な量のオイルが幅方向に均一となった状態となる。また、加圧ローラ13における余剰のオイルはオイル槽22aに回収されて、再度加圧ローラ13へのオイル塗布に使用される循環系が構成される。
また、オイル塗布装置22は、オイル槽22aとブレード22bの間に、加圧ローラ13に接触して加圧ローラ13の表面をクリーニングするクリーニング部材であるクリーニングフェルト22cを有することが好ましい。また、クリーニングフェルト22cは、例えば耐熱性のオイルとは反応しない繊維(例えば、メタ系アラミド繊維など)からなる圧縮シートであり、微細な固形の不純物を内部に捕獲しつつ、オイルを透過するものである。これにより、加圧ローラ13の表面においてオイルOを残しつつオイルO中の微細な固形の不純物(例えば、ほこりやシートPに由来する炭酸カルシウムなど)を除去することが可能である。
また、クリーニングフェルト22cは適当な支持部材で加圧ローラ13に当接するように支持されているが、該支持部材を、金属材料を板金加工したものとするなど適度にばね特性を付与しておけば、クリーニングフェルト22cを加圧ローラ13に一定の押圧力で当接し、オイル付着量の調整をすることができる。
以上の構成により、オイル塗布部22から加圧ローラ13へのオイル塗布はつぎのように行われる。
(S11) まず定着装置100の駆動が開始されると、加圧ローラ13が加圧脱圧手段30によって定着ベルト12に一定の圧力で当接して定着ニップ部Nを形成するとともに、加圧ローラ13の回転駆動が始まる。ついで、これと同時に定着ベルト12は加圧ローラ13の回動によりつれ回りを開始する。あるいは、定着ローラ11が加圧ローラ13と連動して回動するようにしてもよい。
(S12) 加圧ローラ13が回動を開始すると、オイル槽22a(サブオイルパン22a1)に浸漬されている加圧ローラ13のローラ表面が、オイルOが付着した状態で定着ニップ部N方向に引き上げられる。
(S13) ついで、加圧ローラ13の表面に付着したオイルOがクリーニングフェルト22cを通過して固形の不純物が取り除かれる。
(S14) つぎに、加圧ローラ13表面のオイルOの付着がブレード22bにより幅方向に均一になるように規制され、その状態で定着ニップ部Nに移動する。
以上のように、本発明では、定着ニップ部Nよりも下側にある加圧ローラ13に対して加圧ローラ13の下側のスペースを利用して浸漬方式によりオイル塗布を行っており、十分な量のオイルを安定して供給することが可能である。
図6に、オイル塗布装置22を上からみた図を示す。なお、ブレード22bを省略している。
図6では、オイル槽22aのオイル液面をオイル飛散防止部材22dで覆っている状態を示している。詳しくは、オイル槽22aのサブオイルパン22a1及びメインオイルパン22a2の液面上であって、加圧ローラ13の浸漬部分を除く領域をオイル飛散防止部材22dで覆っている。また、クリーニングフェルト22cの下にあたるオイル液面を覆うことは省略してもよい。これにより、加圧ローラ13の回転やその他の振動などによってオイル槽22aのオイル液面からオイルOが飛散し、周辺装置やシートPに付着して汚染することを防止することができる。
なおオイル飛散防止部材22dは、例えば例えば耐熱性のオイルとは反応しない繊維(例えば、メタ系アラミド繊維など)からなる圧縮シート(フェルト)が好適である。これを液面に浮かべてもよいし、液面から離して配置してもよい。あるいは、オイル飛散防止部材22dは、オイル液面を覆うように浮かべた複数の球状の部材であってもよい。
ところで、定着装置100が立ち上げられた後に一旦駆動が停止されたとき、加圧ローラ13は加圧脱圧手段30により定着ベルト12から離間され脱圧状態となるとともに加圧ローラ13の回動は停止された状態となる。ここで、つぎに定着装置100が立上げ復帰され画像形成のジョブが開始されると、定着装置100を通過するシートPにオイルが付着して汚れる不具合が発生した。
発明者らは、この不具合の発生原因を調査したところ、定着装置100の立上げ復帰時に分離爪16bにオイルが付着し、ついで分離爪16bからシートPに付着していることが分かった。詳しくは、定着装置100が立ち上げられると加圧ローラ13にはオイル塗布装置22によってオイルが塗布されるが、装置が一旦停止され脱圧状態となったときに加圧ローラ13の定着ニップ部N付近のオイルがローラ表面を伝ってたれ落ちてブレード22bが当接している部分にオイル溜りを形成していた。ここで、定着装置100が立上げ復帰されると、加圧ローラ13は再度加圧状態となるとともに分離爪16bが当接されるようになり、ついで加圧ローラ13の回動に伴って前記オイル溜りが移動して分離爪16bの当接部分で該分離爪16bに付着していた。そして、画像形成時にこの分離爪16bが定着ニップ部Nを通過したシートPに接触した際に分離爪16bに付着したオイルがシートPに付着したのである。
発明者らは、この問題を解決するべく、定着装置100の立上げ復帰時及び画像形成時の加圧ローラ13の駆動及び加圧脱圧手段30の制御手順に着目して鋭意検討を行い、本発明を成すに至った。以下、本発明の根幹を成す定着装置100の立上げ復帰時の制御内容について説明する。
すなわち、図3に示す定着装置100において、加圧部材(加圧ローラ13)が脱圧状態から加圧状態へ移行するとき、まず加圧ローラ13を定着ベルト12に対して離間状態のまま回動させ、ついで該加圧ローラ13を定着ベルト12に当接させて加圧状態とするように制御するものである。
図7に、定着装置100において加圧ローラ13が脱圧状態から加圧状態へ移行するときの制御手順に関するタイムチャートを示す。加圧ローラ13が脱圧状態から加圧状態へ移行するときとは、定着装置100の立上げ復帰時及び画像形成時である。
(S21) 定着装置100が立ち上げられた後に一旦駆動が停止されている状態で、定着装置100の立上げ復帰するとき、まず加圧ローラ13を駆動するモータを稼動させる(図7(a)点)。このとき、加圧ローラ13を少なくとも半回転分、より好ましくは1回転分回動させる。駆動時間として1s以上である。
(S22) つぎに、加圧脱圧手段30を駆動させて、加圧ローラ13を定着ベルト12に当接させて加圧状態とする(図7(b)点)。
(S23) ついで、加圧状態で定着ベルト12,加圧ローラ13の回転が安定すると、リロードを許可して、加熱ローラ14のヒータ14hによる定着ベルト12の加熱を開始する(図7(c)点)。
(S24) 定着ベルト12が所定の温度(リロード温度)に到達すると、立上げ復帰動作を終了する。すなわち、加圧ローラ13の駆動モータの稼動を停止し、加圧脱圧手段30により加圧ローラ13を脱圧状態とする(図7(d))。
(S25) つぎに、画像形成のジョブを開始するとき、再び加圧ローラ13を駆動するモータを稼動させる(図7(e)点)。このときも、加圧ローラ13を少なくとも半回転分、より好ましくは1回転分回動させる。
(S26) つぎに、加圧脱圧手段30を駆動させて、加圧ローラ13を定着ベルト12に当接させて加圧状態とする(図7(f)点)。
(S27) 画像形成に伴ってシートPを定着ニップ部Nを通過させ、定着処理を行い、画像形成のジョブが終了すると、Ready待機状態として加圧ローラ13の駆動モータの稼動を停止し、加圧脱圧手段30により加圧ローラ13を脱圧状態とする(図7(g))。
以上の制御により、ブレード22bの当接部分のオイル溜りは、分離爪16bが加圧ローラ13に当接する前に該分離爪16bの当接部分を通過しており、かつ分離爪16bの当接部分にブレード22bでオイル付着量が調整されたローラ表面が来ていることになる。よって分離爪16bに過剰な量のオイルが付着することがなくなり、シートPへのオイル付着を防ぐことができる。
図8に、分離爪16bの構成を示す。図8(a)は分離爪16bの上面図、図8(b)は分離爪の断面図である
図8に示すように、分離爪16bは、加圧ローラ13に当接する爪部16b1にシートPの搬送経路側(排紙経路側)の面から反対面側(加圧ローラ13への当接面側)にオイルを通過させるオイル抜き穴16b2を有することが望ましい。そして、この分離爪16bを複数用意して加圧ローラ13の幅方向に適度に分散して配置する。これにより、加圧ローラ13に過剰なオイルが付着していて分離爪16bに付着してきたとしても、オイル抜き穴16b2を通してシートPが通過する側の面からオイルを排出させてシートPへの付着を防止することができる。
次に、本発明に係る画像形成装置について説明する。
図9に、本発明に係る画像形成装置であるタンデム型のカラー複写機の構成を示す。
カラー複写機200は、装置本体中央部に位置する画像形成部200Aと、該画像形成部200Aの下方に位置する給紙部200Bと、画像形成部200Aの上方に位置する図示しない画像読取部を有する高速機であり、画像形成部200Aに前述した定着装置100を組み込んでいる。
画像形成部200Aには、水平方向に延びる転写面を有する転写ベルト210が配置されており、該転写ベルト210の上面には、色分解色と補色関係にある色の画像を形成するための構成が設けられている。すなわち、補色関係にある色のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)による像を担持可能な像担持体としての感光体205Y、205M、205C、205Kが転写ベルト210の転写面に沿って並置されている。
各感光体205Y、205M、205C、205Kはそれぞれ同じ方向(反時計回り方向)に回転可能なドラムで構成されており、その周りには、回転過程において画像形成処理を実行する光書き込み装置201、帯電装置202Y,202M,202C,202K、現像装置203Y,203M,203C,203K、1次転写装置204Y,204M,204C,204K及びクリーニング装置が配置されている。また、各現像装置203Y,203M,203C,203Kには、それぞれのカラートナーが収容されている。
転写ベルト210は、駆動ローラと従動ローラに掛け回されて感光体205Y、205M、205C、205Kとの対峙位置において同方向に移動可能な構成を有している。また、従動ローラの1つであるローラ211に対向する位置に転写ローラ212が設けられている。また、転写ローラ212から定着装置100までのシートPの搬送経路は横パスとなっている。
給紙部200Bは、記録媒体としてのシートPを積載収容する給紙トレイ220と、該給紙トレイ220内のシートPを最上のものから順に1枚ずつ分離して、転写ローラ212の位置まで搬送する搬送機構を有している。
本発明の画像形成装置200における画像形成に当たっては、感光体205Yの表面が帯電装置202Yにより一様に帯電され、画像読取部からの画像情報に基づいて感光体205Y上に静電潜像が形成される。該静電潜像はイエローのトナーを収容した現像装置203Yによりトナー像として可視像化され、該トナー像は所定のバイアスが印加される1次転写装置204Yにより転写ベルト210上に1次転写される。他の感光体205M、205C、205Kでもトナーの色が異なるだけで同様の画像形成がなされ、それぞれの色のトナー像が転写ベルト210上に静電気力で順に転写されて重ね合わせられる。
つぎに、感光体205Y、205M、205C、205Kから転写ベルト210上に1次転写されたトナー像Tは、ローラ211、転写ローラ212により搬送されてきたシートPに転写される。トナー像Tが転写されたシートPは、さらに定着装置100まで搬送され、定着ベルト12と加圧ローラ13との定着ニップ部Nにて定着が行なわれる。定着ベルト12,加圧ローラ13にはオイル塗布装置21,22によりそれぞれ適当量のオイルが塗布されており、また必要に応じて定着ニップ部Nの出側に配置された分離爪16a,16bが機能することから、シートPは定着ベルト12,加圧ローラ13に巻き付くことなく定着ニップ部Nの出側に排出される。
ついで、定着ニップ部Nから排出されたシートPは排出経路に沿ってスタッカ215へ送り出される。
以上のように、本発明では定着装置100を有する画像形成装置により、より高度な定着分離機能が得られ、さまざまな紙種(薄紙から厚紙まで)・画像(画像先端余白をより少なくすることが可能)への対応が可能となる。また、定着装置100の立上げ復帰時や画像形成開始時などでシートPへのオイルの付着を防止することができる。
なお、定着装置100に付帯して、定着装置100で使用されたシートPの離型性改善のためのオイルを回収するオイルタンク251、オイルタンク251内のオイルを再度定着装置100に供給するオイルポンプ252などのオイル循環機構を備えている。
図10に、画像形成装置200に備えられたオイル循環機構の概略構成を示す。
オイル循環機構250は、使用するオイルを保持するオイルタンク251と、圧電素子を用いたオイルポンプ252と、オイルポンプ252から定着装置100のオイル塗布装置21までをつなぐ搬送経路253と、オイル塗布装置21における余剰オイルを受けるオイル受け254と、オイル受け254のオイルをオイル塗布装置22まで搬送するチューブ255と、オイル塗布装置22からオイルタンク251までをつなぐ搬送経路256と、を備える。なお、オイルタンク251,オイルポンプ252,搬送経路253,256は定着装置100の外部にあり、オイル受け254,チューブ255は定着装置100の内部にある。また、オイルタンク251は、内部のオイル残量を検知するオイルニアエンドセンサ251aを有する。
画像形成装置200では、オイル循環機構250により、つぎの経路でオイルを循環使用し、オイル塗布装置21,22が定着ベルト12、加圧ローラ13にオイルを連続して塗布することを可能としている。
すなわち、画像形成処理が開始されると、例えば総量4Lほどのシリコーンオイルが貯蔵されたオイルタンク251からオイルポンプ252が該オイルをポンプアップして搬送経路253を経由させてオイル塗布装置21に3g/min程度の供給速度で投入する。
つぎに、オイル受け254でオイル塗布装置21における余剰オイルが集められ、チューブ255を経由して加圧ローラ13側のオイル塗布装置22のサブオイルパン22a1に搬送する。
ついで、オイル塗布装置22で使用されたオイルについてフィルターで不純物を取り除いた後、搬送経路256を経由させてオイルタンク251に回収する。
なお、これまで本発明を図面に示した実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
従来の定着装置の構成を示す断面図である。 従来のオイル塗布装置の構成を示す断面図である。 本発明に係る定着装置の構成を示す断面図である。 本発明に係る定着装置における加圧脱圧手段の構成を示す概略図である。 本発明に係る定着装置におけるオイル塗布装置の構成を示す断面図である。 本発明に係る定着装置におけるオイル塗布装置の構成を示す上面図である。 本発明に係る定着装置において加圧ローラが脱圧状態から加圧状態へ移行するときの制御手順に関するタイムチャートである。 本発明に係る定着装置における加圧ローラ側の分離爪の構成を示す上面図,断面図である。 本発明に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 図9の画像形成装置におけるオイル循環機構の構成を示す概略図である。
符号の説明
11,84 定着ローラ
12,92 定着ベルト
13,85 加圧ローラ
13h,14h,86,87 ヒータ
13j 加圧ローラ軸端部
14,83 加熱ローラ
14a ヒートパイプ
15 テンションローラ
16a,16b 分離爪
16b1 爪部
16b2 オイル抜き穴
17 クリーニング機構
21,22 オイル塗布装置
22a オイル槽
22a1 サブオイルパン
22a2 メインオイルパン
22b ブレード
22c クリーニングフェルト
22d オイル飛散防止部材
30 加圧脱圧手段
31 加圧カム
32 第1加圧アーム
33 第2加圧アーム
33a 加圧部
34 弾性部材
35 支持軸
96 オイルパン
100 定着装置
100c 定着カバー
200 画像形成装置
200A 画像形成部
200B 給紙部
201 光書込み装置
202Y,202C,202M,202K 帯電装置
203Y,203M,203C,203K 現像装置
204Y,204M,204C,204K 1次転写装置
205Y,205C,205M,205K 感光体
210 転写ベルト
211 従動ローラ
212 転写ローラ
215 スタッカ
220 給紙トレイ
250 オイル循環機構
251 オイルタンク
251a オイルニアエンドセンサ
252 オイルポンプ
253,256 搬送経路
254 オイル受け
255 チューブ
O オイル
P シート(記録媒体)
R1 塗布ローラ
R3 オイル塗布機能部品
T トナー

Claims (4)

  1. 回転可能に設けられる定着部材と、
    前記定着部材の下に回動可能に設けられ該定着部材に当接しての加圧状態及び離間しての脱圧状態の切替が可能な加圧部材と、
    オイルを収容し、前記加圧部材の下方に設けられ該加圧部材の一部を該オイルに浸漬するオイル槽と、該オイル槽よりも加圧部材の回動下流で当接し該加圧部材のオイル付着量を規制するオイル規制部材と、を有するオイル塗布装置と、を備え、
    前記加圧部材が脱圧状態から加圧状態へ移行するとき、
    前記加圧部材を回動させ、ついで該加圧部材を定着部材に当接させて加圧状態とする定着装置。
  2. 前記加圧部材が脱圧状態から加圧状態へ移行するとき、前記加圧部材を少なくとも半回転分回動させた後に該加圧部材を定着部材に当接させて加圧状態とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記加圧部材が定着部材に当接し加圧状態となるときに、該加圧部材に当接する分離爪を備え、
    前記分離爪は、前記加圧部材に当接する爪部分に排紙経路側の面から反対面側にオイルを通過させるオイル抜き穴を有する請求項1に記載の定着装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置を備える画像形成装置。
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