JP5347322B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
〔1〕 回動可能に設けられる第1ニップ形成部材と、前記第1ニップ形成部材の下に回動可能に設けられる第2ニップ形成部材と、が当接して定着ニップ部を形成可能に配置され、前記第1ニップ形成部材にオイルを塗布する第1オイル塗布装置と、前記第2ニップ形成部材にオイルを塗布する第2オイル塗布装置と、前記第1オイル塗布装置における余剰オイルを集めるオイル受けと、前記オイル受けから前記第2オイル塗布装置にオイルを供給する供給経路と、前記第2オイル塗布装置からオイルを回収するオイル回収部と、前記オイル回収部に回収されたオイルを前記第1オイル塗布装置へ供給するオイル供給装置と、を備え、
前記第1オイル塗布装置へのオイル供給量をA、前記オイル回収部による回収オイル量をJ、転写紙の前記第1ニップ形成部材側の面へのオイル塗布量をE、転写紙の前記第2ニップ形成部材側の面へのオイル塗布量をH1、前記オイル受けが集める前記余剰オイルの量をKとしたときに、次式(1)〜(4)
A=J+(E+H1) ・・・ (1)
A>J ・・・(2)
A>E+H1 ・・・ (3)
K>J ・・・ (4)
を満たす画像形成装置。
〔2〕 前記第1オイル塗布装置は、前記第1ニップ形成部材にオイルを塗布するオイル塗布部、および該オイル塗布部にオイルを供給するオイル供給部と、を備え、
前記オイル供給部は、オイルを投入するためのオイル投入口、前記オイル投入口から投入されるオイルを溜めておくオイル溜り部、前記オイル溜り部の下方側に隣接して配置され、前記オイル溜り部にオイルが投入されて該オイル溜り部上部から溢れ出たオイルが供給される供給フェルト、および前記オイル溜り部の幅方向において前記オイル投入口以外の領域に前記オイル溜り部のくぼみ内部から前記供給フェルトにつながるくみ出しフェルト、を少なくとも有する前記〔1〕に記載の画像形成装置。
〔3〕 前記第2オイル塗布装置は、オイルを保持して前記第2ニップ形成部材の下方に設けられ該第2ニップ形成部材の一部が浸漬される浸漬槽と、該浸漬槽よりも第2ニップ形成部材の回動下流側でかつ定着ニップ部の手前に設けられ第2ニップ形成部材のオイル付着量を規制するオイル規制部材と、前記浸漬槽よりも第2ニップ形成部材の回動下流であって前記オイル規制部材よりも第2ニップ形成部材の回動上流で当接し、前記第2ニップ形成部材の表面をクリーニングするクリーニング部材と、を有する前記〔1〕に記載の画像形成装置。
〔4〕 前記第2オイル塗布装置は、オイルを保持して前記第2ニップ形成部材の下方に設けられ該第2ニップ形成部材の一部が浸漬される浸漬槽と、該浸漬槽全体が収納され、オイル回収部へのオイル排出口が設けられたオイル受けと、前記浸漬槽とオイル受けの間に配置され浸漬槽から溢れ出たオイルをろ過するオイルフィルタと、を有する前記〔1〕に記載の画像形成装置。
まず、本発明に用いる定着装置の一実施の形態における構成について説明する。
図2に示すように、本発明に用いる定着装置100は、定着カバー100cの内部に、定着ローラ11及び加熱ローラ14に一定のテンションで架け渡された第1ニップ形成部材である定着部材(定着ベルト12)と、該定着部材(定着ベルト12)に対して下側で回転自在に圧接し定着ニップ部Nを形成する第2ニップ形成部材である加圧部材(加圧ローラ13)と、前記定着ニップ部Nのシート排出側であって先端が定着部材(定着ベルト12)に近接して配置され該定着部材(定着ベルト12)へのシートPの巻き付きを防止する表面にフッ素コーティングが施された分離爪16aと、前記定着ニップ部Nのシート排出側であって先端が加圧部材(加圧ローラ13)に当接して配置され該加圧部材(加圧ローラ13)へのシートPの巻き付きを防止する表面にフッ素コーティングが施された分離爪16bと、クリーニングウェブを押し付けて定着ベルト12のクリーニングを行うクリーニング機構17と、を備える。
ここまでが定着装置100の基本構成であり、従来の定着装置の構成と同様である。
オイル塗布装置71は、定着装置外からオイル受け71bにオイルを投入するオイル投入口71a,断面がU字型に板金加工されてなり、底部側にオイル透過穴71cを有する樋形状のオイル受け71b,オイル受け71bのオイル透過穴71cを含む側面側が下に向くように傾倒して配置されたオイル受け71bの該側面に接して設けられオイル透過穴71cからオイルを受ける供給フェルト71d,供給フェルト71dからオイルを受ける供給ローラ21e,供給ローラ21eのオイル付着量(保持量)を調整するメータリングブレード21fからなるオイル供給部と、オイル供給部からのオイルを定着ベルト12に塗布する塗布ローラ23であるオイル塗布部と、を備える。
発明者らは、これらの問題を解決すべく、供給フェルト71dの毛細管現象がネックになっていることに着目して鋭意検討を行い、第1オイル塗布装置を発明するに至った。以下、本発明に用いる第1オイル塗布装置について説明する。
オイル溜り部21bは、断面がV字型の樋部21b2と、樋部21b2の長手方向の両端で樋の溝をせき止める態様で設けられる側板21b3と、からなる樋形状のくぼみである。このとき、支持板21cで供給ローラ21eの上方であって、樋部21b2の長手方向が供給ローラ21eの幅方向(すなわち塗布ローラ23の幅方向かつ定着ベルト12の幅方向)と平行になるように支持されている。なお、図5では、オイル溜り部21bは、支持板21cの端部折り返し部分と該折り返し部分に端部が固定された帯板により樋部21b2が形成され、さらに樋部21b2の長手両端に側板21b3が固定された構成を示したが、これに限定されず、樋部21b2が板金可能で成形されさらに側板21b3を取り付けたもの、あるいは樋部21b2,側板21b3が一体に成形されたものでも良い。また、オイル溜り部21bには使用オイルに反応せず、耐熱性がある金属材料またはプラスチックなどを用いるとよい。
(S11) まず定着装置100の駆動が開始されると、定着ベルト12の回動とともに、供給ローラ21eの回転駆動が始まり、定着ベルト12,供給ローラ21eに接する塗布ローラ23の回転も開始する。
(S12) これと同時に、オイル投入口21aからオイルがオイル溜り部21bに投入が開始され、オイル溜り部21bにオイルが溜められる。
(S13) オイルの投入は継続して行われ、オイル溜り部21bからオイルが溢れ出る。このとき、口切部21b1の全幅からオイルが溢れ出て、供給フェルト21d(全幅)にオイルが供給される。
(S14) 供給フェルト21dでは内部をオイル溜り部21b上部側(上方)から下方に向けてオイルが透過していき、供給ローラ21eの接触部で該供給ローラ21eの所定幅にオイルを供給する。
(S15) 供給ローラ21eのオイルが供給された部分は該供給ローラ21eの回転により移動し、ついでメータリングブレード21fの当接により供給ローラ21eにおけるオイル付着量が規制される。
(S16) 供給ローラ21eのオイルが塗布ローラ23との当接部分で該塗布ローラ23の所定幅に供給される。最後に塗布ローラ23に付着したオイルが定着ベルト12の所定幅に塗布される。
図6に、本発明の一態様である第1オイル塗布装置のその他の構成例(1)を示す。
ここでは、図4に示した構成のうち、供給フェルト21dを省略して、オイル溜り部21bと供給ローラ21eが隣接し、それ以外は同じ構成としたものである。すなわち、本発明に用いる定着装置100は、回動可能に設けられる定着部材(定着ベルト12)と、前記定着部材に当接し定着ニップ部(定着ニップ部N)を形成する加圧部材(加圧ローラ13)と、前記定着部材または加圧部材の所定幅にオイルを塗布するオイル塗布部(塗布ローラ23)と該オイル塗布部にオイルを供給するオイル供給部(オイル投入口21a,オイル溜り部21b,支持板21c,供給ローラ21e,メータリングブレード21f)とを有する第1オイル塗布装置(オイル供給装置21A)と、を備え、前記オイル供給部は、オイル投入口から投入されるオイルを溜めておく樋形状のくぼみであって長手方向が前記オイル塗布部の幅方向に対して平行に配置されるオイル溜り部(オイル溜り部21b)を隣接するオイル供給部材(供給ローラ21e)の上方に有し、前記オイル溜り部にオイルが投入されることにより該オイル溜り部上部からオイルが溢れ出て前記隣接するオイル供給部材に供給されるように構成したものである。
ここでは、図4に示した構成のうち、供給フェルト21d,供給ローラ21e,メータリングブレード21fを省略し、塗布ローラ23の代わりに塗布フェルト23´として、オイル溜り部21bと塗布フェルト23´が隣接する構成としたものである。すなわち、本発明に用いる定着装置100は、回動可能に設けられる定着部材(定着ベルト12)と、前記定着部材に当接し定着ニップ部(定着ニップ部N)を形成する加圧部材(加圧ローラ13)と、前記定着部材または加圧部材の所定幅にオイルを塗布するオイル塗布部(塗布フェルト23´)と該オイル塗布部にオイルを供給するオイル供給部(オイル投入口21a,オイル溜り部21b)とを有する第1オイル塗布装置(オイル供給装置21B)と、を備え、前記オイル供給部は、オイル投入口から投入されるオイルを溜めておく樋形状のくぼみであって長手方向が前記オイル塗布部の幅方向に対して平行に配置されるオイル溜り部(オイル溜り部21b)を隣接するオイル塗布部(塗布フェルト23´)の上方に有し、前記オイル溜り部にオイルが投入されることにより該オイル溜り部上部からオイルが溢れ出て前記隣接するオイル塗布部に供給されるように構成したものである。このときの塗布フェルト23´は供給フェルト23と同じものでよい。
そこで、発明者らは、加圧ローラの下側に比較的スペースを確保しやすいことに着目し、鋭意検討を行い、第2オイル塗布装置を発明するに至った。
すなわち、本発明に係る定着装置100は、回動可能に設けられる第1ニップ形成部材(定着部材(定着ベルト12))と、前記第1ニップ形成部材の下に回動可能に設けられる第2ニップ形成部材(加圧部材(加圧ローラ13))と、が当接して定着ニップ部(定着ニップ部N)を形成可能に配置されており、オイル(オイルO)を保持して前記第2ニップ形成部材の下方に設けられ該第2ニップ形成部材の一部が浸漬されるオイル槽(オイル槽22a(サブオイルパン22a1))と、該オイル槽よりも第2ニップ形成部材の回動下流側でかつ定着ニップ部の手前に設けられ第2ニップ形成部材のオイル付着量を規制するオイル規制部材(ブレード22b)と、を有する第2オイル塗布装置(オイル塗布装置22)を備える。
(S21) まず定着装置100の駆動が開始されると、定着ベルト12の回転駆動が始まり、ついで加圧ローラ13が加圧脱圧手段によって定着ベルト12に一定の圧力で当接して定着ニップ部Nを形成する。これと同時に加圧ローラ13は定着ベルト12に回動によりつれ回りを開始する。なお、加圧ローラ13が駆動回転する構造であってもよい
(S22) 加圧ローラ13が回転を開始すると、オイル槽22a(サブオイルパン22a1)に浸漬されている加圧ローラ13のローラ表面が、オイルOが付着した状態で定着ニップ部N方向に引き上げられる。
(S23) ついで、加圧ローラ13の表面に付着したオイルOがクリーニングフェルト22cを通過して固形の不純物が取り除かれる。
(S24) つぎに、加圧ローラ13表面のオイルOの付着がブレード22bにより幅方向に均一になるように規制され、その状態で定着ニップ部Nに移動する。
図10では、オイル槽22aのオイル液面をオイル飛散防止部材22dで覆っている状態を示している。詳しくは、オイル槽22aのサブオイルパン22a1及びメインオイルパン22a2の液面上であって、加圧ローラ13の浸漬部分を除く領域をオイル飛散防止部材22dで覆っている。また、クリーニングフェルト22cの下にあたるオイル液面を覆うことは省略してもよい。これにより、加圧ローラ13の回転やその他の振動などによってオイル槽22aのオイル液面からオイルOが飛散し、周辺装置やシートPに付着して汚染することを防止することができる。
図12に、本発明に係る画像形成装置であるタンデム型のカラー複写機の構成を示す。
カラー複写機200は、装置本体中央部に位置する画像形成部200Aと、該画像形成部200Aの下方に位置する給紙部200Bと、画像形成部200Aの上方に位置する図示しない画像読取部を有する高速機であり、画像形成部200Aに前述した定着装置100を組み込んでいる。
ついで、定着ニップ部Nから排出されたシートPは排出経路に沿ってスタッカ215へ送り出される。
オイル循環機構250は、使用するオイルを保持するオイルタンク251と、圧電素子を用いたオイルポンプ252と、オイルポンプ252から定着装置100のオイル塗布装置21までをつなぐ搬送経路253と、オイル塗布装置21における余剰オイルを受けるオイル受け254と、オイル受け254のオイルをオイル塗布装置22まで搬送するチューブ255と、オイル塗布装置22からオイルタンク251までをつなぐ搬送経路256と、を備える。なお、オイルタンク251,オイルポンプ252,搬送経路253,256は定着装置100の外部にあり、オイル受け254,チューブ255は定着装置100の内部にある。また、オイルタンク251は、内部のオイル残量を検知するオイルニアエンドセンサ251aを有する。これにより、第1ニップ形成部材(定着ベルト12)にオイルOを塗布する第1オイル塗布装置(オイル塗布装置21)と、第2ニップ形成部材(加圧ローラ13)にオイルOを塗布する第2オイル塗布装置(オイル塗布装置22)を前提として、オイル塗布装置21における余剰オイルOを集めるオイル受け(オイル受け254)と、前記オイル受けからオイル塗布装置22にオイルOを供給する供給経路(チューブ255)と、オイル塗布装置22からオイルOを回収するオイル回収部(搬送経路256,オイルタンク251)と、前記オイル回収部に回収されたオイルOをオイル塗布装置21へ供給するオイル供給装置(オイルポンプ252,搬送経路253)と、からなるオイル循環機構250が構成される。
画像形成処理が開始されると、画像形成装置200のメンテナンスサイクルの間にオイルが不足することのない程度のオイル量、例えば総量4Lほどのシリコーンオイルが貯蔵されたオイルタンク251からオイルポンプ252が該オイルをポンプアップして搬送経路253を経由させてオイル塗布装置21まで搬送し、オイル投入口21aからオイル溜り部21bにオイル供給量Aでオイルを供給する(例えば、3g/min程度の供給速度である)。
オイル塗布装置21では、供給フェルト21dから供給ローラ21eに量B1のオイルが供給され、残りのB2が供給フェルト21dからオーバーフローする。ついで、供給ローラ21eではメータリングブレード21fの規制により量C2だけのオイルがかき落とされ、残りのC1が塗布ローラ23に渡り、ついで塗布ローラ23から量Dのオイルが定着ベルト12に塗布される。そして、シート(転写紙)Pが定着ニップ部Nを通過するときにシートPのおもて面に量Eのオイルが付着する。
つぎに、供給フェルト21dのオーバーフロー分(B2)とメータリングブレード21fでかき落とされた分(C2)のオイルはオイル塗布装置21における余剰オイルとしてオイル受け254で集められ、チューブ255を経由して加圧ローラ13側のオイル塗布装置22のサブオイルパン22a1に供給される。
オイル塗布装置22では、サブオイルパン22a1に加圧ローラ13が浸漬されてオイルが塗布されるが、このときクリーニングフェルト22cにおける持ち出し分(F)と戻し分(I)のオイルのやり取りがあり、結果として量Gのオイルが加圧ローラ13に塗布される。加圧ローラ13ではブレード22bの規制により量H2だけのオイルがかき落とされ、量H1が加圧ローラ13に残る。そして、シート(転写紙)Pが定着ニップ部Nを通過するときにシートPの裏面に量H1のオイルが付着する。
ついで、サブオイルパン22a1からメインオイルパン22a2に移った量Jのオイルが回収オイル(リサイクルオイル)として、搬送経路256を経由させてオイルタンク251に回収される。
まず、オイル循環機構250全体におけるオイル量収支の関係式は、つぎの式(1)のようになる。
A=J+(E+H1) ・・・ (1)
A>J ・・・(2)
A>E+H1 ・・・ (3)
B2+C2>J ・・・ (4)
発明者らは、この問題を検討する中でオイルポンプ252の小さなポンプ吸入口でろ過しているために、目詰まりしやすいことを把握し、鋭意検討を行い、オイル循環機構250に改良を施した。以下、その構成について説明する。
本発明に係る画像形成装置200は、
(1)回動可能に設けられる第1ニップ形成部材(定着部材(定着ベルト12))と、前記第1ニップ形成部材の下に回動可能に設けられる第2ニップ形成部材(加圧部材(加圧ローラ13))と、が当接して定着ニップ部(定着ニップ部N)を形成可能に配置され、オイル(オイルO)を保持して前記第2ニップ形成部材の下方に設けられ該第2ニップ形成部材の一部が浸漬される浸漬槽(サブオイルパン22a1)と、該浸漬槽が収納されるオイル受け(メインオイルパン22a2)と、前記浸漬槽とオイル受けの間に配置され(詳しくはメインオイルパン22a2内であってサブオイルパン22a1よりも下に配置され)浸漬槽から溢れ出たオイルをろ過するオイルフィルタ(オイルフィルタ22f)と、を有するオイル塗布装置(オイル塗布装置22)を備える定着装置(定着装置100)と、
(2)前記オイルフィルタでろ過されたオイルを再度オイル塗布装置(オイル塗布装置21,22)に供給するオイル循環機構(オイル循環機構250)と、を備える。なお、定着装置100,オイル循環機構250ともに一部構成を省略しているが、定着装置100は、オイルフィルタ22f以外は、図2,図4,図9にしめすものと同じであり、オイル循環機構250は、図13に示すものと同じである。
まず、オイル塗布装置22において使用されたオイルO、すなわちサブオイルパン22a1からメインオイルパン22a2に溢れ出たオイルOは、オイルフィルタ22fによりろ過され、固形の不純物が除去された後に、メインオイルパン22a2のオイル排出口より搬送経路256を経由してオイルタンク251に注ぎ込まれる。ついで、オイルタンク251に溜められたオイルOは、オイルポンプ252により汲み出され、搬送経路253を経由してオイル塗布装置21のオイル溜り部21bに供給され、定着ベルト12へのオイル塗布に使用される。つぎにオイル受け254でオイル塗布装置21における余剰オイルが集められ、オイルOはチューブ255を経由して加圧ローラ13側のオイル塗布装置22のサブオイルパン22a1に供給されて、加圧ローラ13へのオイル塗布に使用される。そして、オイル塗布装置22で使用されたオイルOは再度オイルフィルタ22fでろ過され、以降オイルOはこの循環を繰り返して使用される。
12,92 定着ベルト
13,85 加圧ローラ
13a 加圧ベルト
13b バックアップ部材
13h,14h,86,87 ヒータ
14,83 加熱ローラ
14a ヒートパイプ
15 テンションローラ
16a,16b 分離爪
17 クリーニング機構
21,21A,21B,22,71 オイル塗布装置
21a,71a オイル投入口
21b オイル溜り部
21b1 口切部
21b2 樋部
21b3 側板
21c 支持板
21d,71d 供給フェルト
21e 供給ローラ
21f メータリングブレード
22a オイル槽
22a1 サブオイルパン(浸漬槽)
22a2 メインオイルパン(オイル受け)
22b ブレード
22c クリーニングフェルト
22d オイル飛散防止部材
22f,252a,256a オイルフィルタ
23,23´,R1 塗布ローラ
71b オイル受け
71c オイル透過穴
96 オイルパン
100 定着装置
100c 定着カバー
200 画像形成装置
200A 画像形成部
200B 給紙部
201 光書込み装置
202Y,202C,202M,202K 帯電装置
203Y,203M,203C,203K 現像装置
204Y,204M,204C,204K 1次転写装置
205Y,205C,205M,205K 感光体
210 転写ベルト
211 従動ローラ
212 転写ローラ
215 スタッカ
220 給紙トレイ
250 オイル循環機構
251 オイルタンク
251a オイルニアエンドセンサ
251b 沈殿槽
251c 供給槽
251d 仕切り
252 オイルポンプ
253,256 搬送経路
254 オイル受け
255 チューブ
O オイル
P シート(記録媒体)
R1 塗布ローラ
R3 オイル塗布機能部品
R11,R14,R15 ローラ
T トナー
Claims (4)
- 回動可能に設けられる第1ニップ形成部材と、
前記第1ニップ形成部材の下に回動可能に設けられる第2ニップ形成部材と、が当接して定着ニップ部を形成可能に配置され、
前記第1ニップ形成部材にオイルを塗布する第1オイル塗布装置と、
前記第2ニップ形成部材にオイルを塗布する第2オイル塗布装置と、
前記第1オイル塗布装置における余剰オイルを集めるオイル受けと、
前記オイル受けから前記第2オイル塗布装置にオイルを供給する供給経路と、
前記第2オイル塗布装置からオイルを回収するオイル回収部と、
前記オイル回収部に回収されたオイルを前記第1オイル塗布装置へ供給するオイル供給装置と、を備え、
前記第1オイル塗布装置へのオイル供給量をA、前記オイル回収部による回収オイル量をJ、転写紙の前記第1ニップ形成部材側の面へのオイル塗布量をE、転写紙の前記第2ニップ形成部材側の面へのオイル塗布量をH1、前記オイル受けが集める前記余剰オイルの量をKとしたときに、次式(1)〜(4)
A=J+(E+H1) ・・・ (1)
A>J ・・・(2)
A>E+H1 ・・・ (3)
K>J ・・・ (4)
を満たす画像形成装置。 - 前記第1オイル塗布装置は、前記第1ニップ形成部材にオイルを塗布するオイル塗布部、および該オイル塗布部にオイルを供給するオイル供給部と、を備え、
前記オイル供給部は、オイルを投入するためのオイル投入口、前記オイル投入口から投入されるオイルを溜めておくオイル溜り部、前記オイル溜り部の下方側に隣接して配置され、前記オイル溜り部にオイルが投入されて該オイル溜り部上部から溢れ出たオイルが供給される供給フェルト、および前記オイル溜り部の幅方向において前記オイル投入口以外の領域に前記オイル溜り部のくぼみ内部から前記供給フェルトにつながるくみ出しフェルト、を少なくとも有する請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第2オイル塗布装置は、オイルを保持して前記第2ニップ形成部材の下方に設けられ該第2ニップ形成部材の一部が浸漬される浸漬槽と、該浸漬槽よりも第2ニップ形成部材の回動下流側でかつ定着ニップ部の手前に設けられ第2ニップ形成部材のオイル付着量を規制するオイル規制部材と、前記浸漬槽よりも第2ニップ形成部材の回動下流であって前記オイル規制部材よりも第2ニップ形成部材の回動上流で当接し、前記第2ニップ形成部材の表面をクリーニングするクリーニング部材と、を有する請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第2オイル塗布装置は、オイルを保持して前記第2ニップ形成部材の下方に設けられ該第2ニップ形成部材の一部が浸漬される浸漬槽と、該浸漬槽全体が収納され、オイル回収部へのオイル排出口が設けられたオイル受けと、前記浸漬槽とオイル受けの間に配置され浸漬槽から溢れ出たオイルをろ過するオイルフィルタと、を有する請求項1に記載の画像形成装置。
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