JP4634669B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はオイルの塗布手段を備えた定着装置、及びオイル塗布機能付きの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式の画像形成装置では、記録材上に形成されたトナー画像を記録材に定着するための定着装置を備えている。一般に定着装置は、記録材の幅方向に延設配置されたローラやベルト状の定着部材と、これに圧接するローラやベルト状の加圧部材とを有しており、定着部材または加圧部材の少なくと一方を所定温度以上に加熱し、両部材間に記録材を通過させることで、記録材上のトナーを熔融して転写紙に定着している。特に複数色のトナーを用いてカラー画像を形成する画像形成装置に用いる定着装置では、トナーの定着性を向上させるために高温度に維持されている。
【0003】
定着部材や加圧部材の表面には、熔融したトナーが付着しないように、シリコーンゴム等の低摩擦材がコーティングされ、さらにコーティング層の表面にはシリコーンオイル等が塗布手段によって供給されて均一に塗布される。塗布手段は、定着部材の長手方向に延設されていてオイルを定着部材に均一に塗布するローラ等の塗布部材と、塗布部材の下方に配置されたオイルを溜めるオイルパンと、このオイルパンに溜ったオイルを塗布部材へ導くオイル伝達部材とを備えている。
【0004】
オイル伝達部材は、塗布部材に均一にオイルを提供するために、転写紙の幅方向に延設された帯状のフェルト部材で構成されている。オイル伝達部材は、塗布部材の近傍に配置されたブラケットに装着されていて、その一部にオイルパンまで伸びる延長部が1、2箇所設けられおり、オイルと塗布部材とを橋渡すように配置されている。このため、オイルパン内のオイルは、延長部の毛細管現象によって吸い上げられてオイル伝達部材を湿らせている。
オイルパンから毛細管現象を利用してオイルを吸い上げるのではなく、オイル供給部材の中央部に対してオイル搬送手段でオイルを上方から垂らして供給するものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような構造においては、塗布部材の下方に配置したオイルパンから塗布部材まで全てオイル伝達部材としてのフェルトの毛細管現象を利用してオイル供給しているため、塗布部材に対するオイルの供給時間を要する。このため連続して画像形成が行われて記録材が定着装置に連続して搬送されると、塗布部材に対するオイル供給が間に合わず、定着部材に対して均一且つ充分にオイルを塗布できなくなり、最悪の場合オイル切れを起こす。定着部材でオイル切れが発生すると、熔融したトナーが定着部材に付着し、この付着したトナーが記録材に再転写する、いわゆるオフセットという問題が発生し易くなる。また、充分なオイルが供給されている場合に比べて、転写紙との接触による定着部材や加圧部材の磨耗が進み、定着部材や加圧部材の早期劣化という問題が発生する。特に定着温度の高いカラー画像形成装置では、このような傾向が顕著に表れる。
【0006】
オイル伝達部材の長さを短くすればオイル供給時間を短縮することは可能であるが、オイルタンクと塗布部材との位置関係からオイル伝達部材を短くすることが困難であった。
オイル搬送手段でオイルを上方から供給する場合、その供給箇所が中央部の1箇所であるので、オイル供給部材の端部側においてオイル切れが発生し易い。オイル供給箇所を、増やせばオイル供給部材の端部に十分なオイル供給を行えるが、単にオイル供給箇所を増やすことは構成の複雑化を招いてしまう。
【0007】
本発明は、定着部材にオイルの塗布を行う塗布部材に対して安定したオイル供給を行い、オフセット画像の発生や、定着部材及び加圧部材の磨耗を低減して耐久性のよい定着装置や画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、定着部材に対して安定したオイル供給を簡素な構成で行い、オフセット画像の発生や、定着部材及び加圧部材の磨耗を低減して耐久性のよい定着装置や画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、記録材が搬送される搬送経路上に配置された定着部材と、この定着部材の表面に当接する加圧部材と、定着部材の表面にオイルを塗布する塗布部材を介して、または、直接、定着部材の表面にオイルを搬送して塗布するオイル塗布手段とを有する定着装置において、オイル塗布手段が、定着部材または塗布部材いずれかを塗布対象物としたとき、塗布対象物の近傍に前記塗布対象物との間に間隔を持って対向配置され、記録材の幅方向に延出し、延出方向から見た形状が下方に曲げ部が位置する略U字形状とされた板バネで形成されていて、その内部にオイルが供給されるオイル溜り部と、塗布対象物と対向するオイル溜り部の第1の壁部に一方の端面が取付けられ、該一方の端面と対向する側に位置する他方の端面が塗布対象物に接触する浸透性のオイル伝達部材と、オイル伝達部材が取付けられた第1の壁部に形成され、同オイル溜り部内のオイルをオイル伝達部材に供給するオイル供給口とを有することを特徴としている。本発明によると、塗布対象物にオイルを搬送するオイル塗布手段の構成要素の1つであるオイル伝達部材が、塗布対象物と対向配置されたオイル溜り部と塗布対象物との間に形成される間隔に配置されるので、塗布対象物に対するオイル伝達部材によるオイル供給経路が短くなる。
【0013】
イル溜り部の延出方向の一側部に、オイル溜り部の内部にオイルを吐出するオイル流入部材が配置されると、オイル溜り部内に吐出されたオイルは、オイル溜り部の一側部に配置されたオイル流入部材によって一側部側への流れが堰き止められ、オイル溜り部の延出方向の他側部に向かって流れる。
【0014】
イル溜り部の一側部をオイル溜り部の延出方向の他側部よりも高く配置すると、オイル溜り部に吐出されたオイルは、オイル溜り部の一側部から他側部に向かって流れる。
【0015】
請求項記載の発明は、請求項記載の定着装置において、オイル溜り部のオイルをオイル溜り部の外部に排出するオイル排出口を、第1の壁部と対向する第2の壁部に、第1の壁部の端部よりも低く設けたことを特徴としている。オイル溜り部のオイル量が増えると、第1の壁部の端部からあふれる前に、オイル排出口からオイル溜り部の外部へ排出される。
【0016】
請求項記載の発明は、請求項1または2記載の定着装置において、第1の壁部が塗布対象物に近接する方向に向かって傾斜するようにオイル溜り部を傾斜して設けたことを特徴としている。このような構成によると、オイル溜り部を直立状態で設ける場合に比べて、少ないオイル量でも第1の壁部に対するオイル面を上昇させることができる。このため、第1の壁部におけるオイル供給口の位置をオイル溜り部の曲げ部から離して形成することができるとともに、オイル溜り部に保持されるオイル量が少なくて済む。
【0017】
イル溜り部は、記録材の幅方向に位置する両側部が開放されたオイル流路を形成すると、オイル溜り部に供給されたオイルは、オイル供給口からオイル伝達部材に供給されるとともに、その粘性によって流動してオイル溜り部の両端部から外部に流れる。
【0018】
イル伝達部材と塗布対象物との接触部位と、オイル供給口の配設位置とが対向しないように設けると、オイル供給口と、オイル伝達部材に対する塗布対象物との接触部位とがずれることになり、オイル伝達部材の接触部位をオイル供給口と対向して設ける場合に比べて、オイル伝達部材に対する過剰なオイル供給を低減できる。
【0019】
本発明において、オイル伝達部材は、その上端が板バネの作用により接触部位において塗布対象物に圧接し、オイル供給口は、接触部位よりも下方であって、塗布対象物と接触しないオイル伝達部材の部位と対向するように第1の壁部に形成されていることを特徴としている。オイル供給口からオイル伝達部材に供給されたオイルは下方に向かって流れるので、オイル供給口の上方側よりも下方側のオイル供給部材の方がより多くのオイルによって湿ることになる。このため、オイル供給口を接触部位よりも下方、すなわち、オイル伝達部材と塗布対象物との接触部位がオイル供給口よりも上方に位置させることで、オイル伝達部材から塗布対象物に対する過剰なオイル供給を低減できる。
【0020】
請求項記載の発明は、画像転写部で記録材にトナー画像を転写紙し、転写を終えた記録材を排出部に向かって搬送する画像形成装置において、画像転写部と排出部との間の搬送経路上に、請求項1乃至の何れか1つに記載の定着装置が設けたことを特徴としている。本発明によると、画像転写部で転写された転写紙が連続して定着装置に搬送されても、塗布対象物に対するオイル伝達部材によるオイルの供給経路が短いので、転写部材に対するオイルの供給不足が極めて少なくなる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明が適用された画像形成装置である電子写真方式のカラー複写機の概略全体構成を示す。カラー複写機は、原稿読み取り部としてのカラースキャナ1、画像形成部としてのカラープリンタ部2、給紙部となる給紙バンク部3とから主に構成されている。
【0022】
カラースキャナ1は、光源としての照明ランプ122、ミラー群123a,123b,123c及びレンズ124、カラーセンサ125を備えている。カラースキャナ1では、照明ランプ122により原稿台としてのコンタクトガラス121上のカラー原稿4を照明し、その反射光をミラー群123a,123b,123c及びレンズ124を介してカラーセンサ125に結像し、照明ランプ122及びミラー群123a,123b,123cからなる照明・ミラー光学系を副走査方向に移動させることでカラー原稿4を走査している。そして、カラーセンサ125によりカラー原稿4の画像情報を、例えばCIE表色系の3原色であるブルー、グリーン、レッドの各色に分解して分解色毎に読み取り、電気的な画像信号に変換している。
【0023】
カラーセンサ125は、本形態では、ブルー、グリーン、レッドの色分解手段と、光電変換素子としてのCCDとで構成されており、3色同時読み取りを行う。カラーセンサ125で得られるブルー、グリーン、レッドの各色の画像信号は、その強度レベルをもとにして図示しない画像処理部で色変換処理が行われ、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色のカラー画像データとされる。
【0024】
カラースキャナ1は、カラープリンタ部2の動作とタイミングをとったスキャナスタート信号を受けて照明・ミラー光学系である照明ランプ122、ミラー群123a,123b,123cの副走査方向への移動によるカラー原稿4の走査を行い、1回のカラー原稿走査毎に1色の画像データを図示しない画像処理部から得る。この動作が計4回繰り返されることによって、前記画像処理部からブラック,シアン,マゼンタ,イエローの各色の画像データが順次に得られる。
【0025】
カラープリンタ部2は、上記画像処理部から1色のカラー画像データが与えられる毎に、この1色のカラー画像データに基づいてその色の画像を形成し、このように形成したブラック,シアン,マゼンタ,イエローの各色の画像を重ね合わせて最終的なカラー画像を形成する。
【0026】
カラープリンタ部2は、像担持体としてのドラム状の感光体200と、感光体200の表面を露光する露光手段としての書き込み手段220と、現像手段としてのリボルバ現像ユニット230と、転写装置としての中間転写ユニット5および2次転写ユニット6と、定着装置7とを備えている。
【0027】
書き込み手段220には、カラースキャナ1から図示しない画像処理部を介して入力されるカラー画像データを光信号に変換して該光信号で感光体200の表面を露光することで、感光体200に対してカラー原稿4のカラー画像に対応した光書き込みを行う書き込み光学ユニットが用いられる。書き込み手段220となる書き込み光学ユニットは、レーザ発光手段としてのレーザダイオード221、レーザダイオード221の発光駆動制御を画像処理部からのカラー画像データに応じて行う図示しない周知の発光駆動制御部、走査手段としてのポリゴンミラー222、ポリゴンミラー222を回転させる回転用モータ223、fθレンズ224、ミラー225等で構成されている。レーザダイオード221は、発光駆動制御部により画像処理部からのカラー画像データに応じて発光駆動制御が行われてカラー画像データを光信号(レーザ光)に変換して出射する。このレーザ光Lは、ポリゴンミラー222により偏向走査されてfθレンズ224やミラー225を介して露光光として感光体200の表面に照射される。
【0028】
感光体200は、図示しない駆動モータによって図1において矢印で示す反時計回り方向に回転駆動される。この感光体200の周囲には、感光体200の表面を除電する除電手段としての除電器202、感光体200をクリーニングするブラシとブレードを有する感光体クリーニングユニット203、感光体200を帯電させる帯電手段としての帯電器201、感光体200の表面電位を測定する電位センサ204、感光体200上の静電潜像を現像するリボルバ現像ユニット230、感光体200上の現像濃度パターンの濃度を検知する現像濃度パターン検知器205、中間転写ユニット5等が配置されている。
【0029】
リボルバ現像ユニット230は、感光体200上の静電潜像をそれぞれ、ブラックトナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像、イエロートナー像に現像するブラック用現像器231K、シアン用現像器231C、マゼンタ用現像器231M、イエロー用現像器231Yと、これら各現像器231K,231C,231M,231Yを備えたユニット全体を回転させる図示しない回転駆動部とからなっている。各現像器231K,231C,231M,231Yは、感光体200上の静電潜像を可視像化するために、現像剤の穂を感光体200の表面に接触させて回転する現像剤担持体としての周知の現像スリーブや、現像剤を汲み上げて攪拌するために回転する現像パドル、現像スリーブを時計回り方向に回転させる現像スリーブ駆動部などで構成されている。
【0030】
本形態において、各現像器231K,231C,231M,231Y内のトナーは、フェライトキャリアとの攪拌によって負極性に帯電される。各現像スリーブには図示しない現像バイアス印加手段としての現像バイアス電源により負の直流電圧(直流成分)に交流電圧(交流成分)が重畳された現像バイアス電圧が印可され、各現像スリーブが感光体200の金属基体層に対して所定電圧にバイアスしている。
【0031】
カラー複写機の待機状態では、リボルバ現像ユニット230はブラック用現像器231Kが感光体200と対向する位置に来るようにセットされている。スタートスイッチが押されてカラー画像形成動作が開始されると、カラースキャナ1で原稿画像読取動作が開始され、カラースキャナ1からのカラー画像データが画像処理部による色変換処理でブラックの画像データとなる。カラープリンタ部2では、書き込み手段220が感光体200に対して画像処理部からのブラックのカラー画像データに基づいてレーザ光による光書き込みを行って静電潜像を形成する。以下、ブラックのカラー画像データによる静電潜像をブラック潜像と称し、シアン,マゼンタ,イエローの各カラー画像データによる静電潜像をそれぞれシアン潜像、マゼンタ潜像、イエロー潜像と称する。
【0032】
リボルバ現像ユニット230は、感光体200上のブラック潜像をその先端から現像するために感光体200上のブラック潜像の先端部がブラック用現像器231Kの現像位置に到達する前に現像スリーブの回転を開始し、感光体200上のブラック潜像をブラック用現像器231Kで現像してブラックトナー像とする。その後、ブラック用現像器231Kは、感光体200上のブラック潜像の現像を続けるが、感光体200上のブラック潜像の後端部がブラック用現像器231Kの現像位置を通過した時点で速やかにシアン用現像器231Cが感光体200と対向する位置に来るように回転する。この回転動作は、少なくとも、次のシアン潜像の先端部がリボルバ現像ユニット230の感光体200と対向する現像位置に到達する前に完了する。以下同様にリボルバ現像ユニット230の回転による各現像器のセット、感光体200上の潜像の現像が行われる。
【0033】
中間転写ユニット5は、中間転写体としての中間転写ベルト501が複数のローラに張架されている。中間転写ベルト501の周りには、感光体200と2次転写ユニット6の転写部材としての2次転写ベルト601とがそれぞれ対向配置されている。中間転写ベルト501と感光体200の対向部には、感光体200上のトナー画像を中間転写ベルト501に転写する1次転写部101が形成されている。中間転写ベルト501と2次転写ベルト601の対向部には、中間転写ベルト501上のトナー画像を記録材としての転写紙9に転写する画像転写部となる2次転写部100が形成されている。このような構成によって、感光体200に形成された各トナー画像は、1次転写部101で中間転写ベルト501に転写され、転写されたトナー画像は2次転写部100で転写紙9に一括転写される。
【0034】
2次転写部100よりも上流側には、給紙バンク部3あるいは手差しトレイ210から給紙される転写紙9を2次転写部100に所定のタイミングで送り込むレジストローラ対209が配置されている。
【0035】
2次転写ユニット6と定着装置7の間には、トナー画像を転写された転写紙9を定着装置7に搬送する搬送ベルト211が配置されている。この搬送ベルト211は、一方が駆動側となるローラ対間に掛け渡されている。定着装置7と装置本体2aの左側面の間には、定着装置7を通過した転写紙9を装置外に排出する排出ローラ対が配置された排出部212が設けられている。
【0036】
搬送ベルト211の下方には、両面印刷時に使用する中間トレイ207が配置されている。この中間トレイ207には、定着装置7を通過した転写紙9が両面印刷時に導入される。導入された転写紙9は、中間トレイ207の一端側に配置された給紙ローラ208によってレジストローラ対209に向かって再給紙される。
【0037】
給紙バンク部3には、未使用の転写紙9を積載収納する複数の給紙トレイ300a,300b,300cが配置されている。各給紙トレイに収納された転写紙9は、それぞれ給紙ローラ301a,301b,301cによって、印刷時にレジストローラ対209に向かって送り出される。転写紙9としては、所謂片面側を使用されている裏紙を収納する場合もある。給紙バンク部3とカラープリンタ部2とは給紙路302を介して連通されている。カラースキャナ1及び給紙バンク部3は、カラープリンタ部2に対して独立した構成を成し、必要に応じて別なユニットと交換あるいは着脱可能となっている。例えば、本形態における給紙バンク部3は、複数の給紙トレイを備えているが、1つの給紙トレイだけを備えた構成であってもよい。カラープリンタ部2内に配置された中間トレイ207を両面印刷時ではなく片面印刷時に用いて、給紙バンク部3のないカラー複写機としてもよい。本形態では、カラー原稿4の画像を取り込むためにカラースキャナ1を備えているが、例えば、パソコンなどの情報処理機器からカラー画像データあるいは単色画像データを取り込み、それに応じたレーザ光を書き込み手段220で発生して感光体200に露光するのであれば、カラースキャナ1のない構成であっても無論かまわない。
【0038】
2次転写部100に対する進入側となる上流側には、中間転写ベルト501の表面に転写紙9を密着させて2次転写部100に案内するガイド板251が上下に配置されている。カラー複写機は、2次転写部100でトナー画像を転写された転写紙9を排出部212に向かって2次転写ベルト601と搬送ベルト211を用いて搬送する。
【0039】
定着装置7は、2次転写部100と排出部212との間の搬送経路150上に配置されている。定着装置7は、搬送経路150上に配置された定着部材としての定着ローラ71と、この定着ローラ71の表面となる外周面71aに、その表面となる外周面72aが圧接する加圧部材としての加圧ローラ72と、定着ローラ71の外周面71aにオイルを搬送して塗布するオイル塗布手段8とを備えている。
【0040】
定着ローラ71は、アルミや鉄鋼等の金属パイプの表面にシリコーンゴム層を0.5〜3mm程度の厚みで設け、その表面に厚み30μm程度のフッ素ゴムをコーティングし、さらにその上にシリコーンゴム層が厚み50〜500μmでコーティングされて構成されたもので、図示しない駆動機構から回転駆動力を伝達されて、図2において矢印方向に回転駆動する。シリコーンゴムはシリコーンオイルによって膨潤する特性を持つため、本形態では、耐シリコーンオイル性のフッ素ゴム層を設け、最下層のシリコーンゴムがオイル膨潤しないようにしている。加圧ローラ72は、金属パイプの表面にシリコーンゴム層がコーティングされて構成されたもので、図示しないフレームに回転自在に支持されている。加圧ローラ72は、定着ローラ71が回転すると従動回転するように構成されている。
【0041】
定着ローラ71と加圧ローラ72の内部には、各ローラを加熱する加熱手段としてのヒータ73,74がそれぞれ配設されている。各ヒータで加熱されるローラ表面の温度は、図示しない温度検知センサなどの温度検知手段によって温度測定される。ヒータ73,74は、図示されない温度調整回路に電気的に接続されていて、温度検知センサからの温度情報を基に、この温度調整回路でオン/オフ制御される。この温度制御によって、定着ローラ71及び加圧ローラ72の各外周面は、一定温度に保持されている。
【0042】
オイル塗布手段8は、定着ローラ71の外周面71aにオイル85を供給、塗布する塗布部材としての塗布ローラ81,82と、オイル85が供給されるオイル溜り部84と、オイル溜り部84のオイル85を塗布ローラ82の外周面82aに供給する浸透性のオイル伝達部材しての板状のフェルト部材83とを備えている。本形態において、オイル85にはシリコーンオイルが用いられている。
【0043】
表層をシリコーンゴムでコーティングされた塗布ローラ81は、その外周面81aが定着ローラ71の外周面71aに接触するように配置されている。塗布ローラ82は、その外周面82aが塗布ローラ81の外周面81aに接触するように配置されている。塗布ローラ82の外周面82aの近傍には、フェルト部材83から塗布されるオイルの層厚を均一化するためのブレード86が配置されている。塗布ローラ82は、定着ローラ71の表面速度の約1/3で図示しない駆動機構により回転駆動され、塗布ローラ81へのオイル塗布量が規制されている。
【0044】
塗布ローラ82と定着ローラ71を直接接触させると、ローラ間の速度差によって各々の表面層が劣化するため、定着ローラ71と塗布ローラ82との間には、塗布ローラ81を介装している。定着ローラ71及び塗布ローラ82の双方に接触する塗布ローラ81は、支軸810に回転自在に支持されていて、定着ローラ71及び塗布ローラ82に対して従動回転するように構成されている。このため、塗布ローラ81は、定着ローラ71の約2/3の速度で回転し、定着ローラ71と塗布ローラ82との速度差を緩和している。
【0045】
定着ローラ71と塗布ローラ81、塗布ローラ81と塗布ローラ82の間には各々速度差が生じるため、各ローラ同士が接触、好ましくは圧接するニップ部N1、N2でスリップが発生している。塗布ローラ82に塗布されたオイル85は、ブレード86の作用に加え、各ニップ部でさらに均一化されるため、定着ローラ71には均一に塗布されることになる。
【0046】
オイル溜り部84は、塗布ローラ82の側方近傍に、外周面82aとの間に間隔を持って水平に対向配置されている。オイル溜り部84は、図4に示すように矢印Xで示す転写紙9の搬送方向と直交する転写紙9の幅方向Y(以下「延出方向Y」と記す)に延出していて、この延出方向Yから見た形状が略U字形状に構成されている。本形態における略U字形状には、V字形状や凹形状も含まれる。オイル溜り部84は、下方側に曲げ部が位置し、開放された両側部84c,84dが延出方向Yに位置するように、定着装置7のケーシング7Aにネジ90で締結されており、オイル流路を形成している(図2参照)。本形態では、略U字形状に形成された板バネでオイル溜り部84を構成している。
【0047】
図3に示すように、オイル溜り部84の、塗布ローラ82と対向する第1の壁部84aには、図6に示すように、オイル供給口91が延出方向Yに複数形成されている。これらオイル供給口91は、オイル溜り部84の下方側の曲げ部にかからない平面的な第1の壁部84aの下方に形成されている。オイル供給口91は、複数ではなく延出方向Yに延びる1つの長孔状に形成した形態であってもよいが、オイル溜り部84のバネ性や剛性確保といった点を考慮すると、分割された形態とした方が好ましい。オイル溜り部84は、第1の壁部84aが塗布ローラ82の外周面82aに近接する方向に向かって傾斜するように傾斜して設けられている。
【0048】
図3に示すように、塗布ローラ82と対面する壁部84aの外面には、フェルト部材83がその端面83aを図示しない両面テープなどの粘着性部材によって接着されて取り付けられている。このため、フェルト部材83は、端面83aがオイル溜り部84のオイル供給口91を介してオイル溜り部84の内部に臨み、オイル85の供給を受ける。フェルト部材83は、壁部84aに接着された状態で、塗布ローラ82と対面する端面83bが外周面82aに接触するように、塗布ローラ82とオイル溜り部84の間の間隔に配置されている。
【0049】
フェルト部材83の端面83bと塗布ローラ82の外周面82aの接触部位200と、オイル供給口91の配設位置とは、図3,図6に示すように、互いに対向しないように設けられている。具体的には、接触部位200がオイル供給口91よりも上方に位置するように配置されている。塗布ローラ82とフェルト部材83との接触部位200は、オイル供給口91よりも上方であって、オイル供給口91から供給されたオイル85が広がる領域であるのが好ましい。
【0050】
図6に示すように、フェルト部材83の延出方向Yへの長さL1は、画像形成装置で使用される最大サイズの転写紙9の幅Lよりも長く形成されている。無論定着ローラ71,塗布ローラ81,82は、幅Lよりも長く形成されている。本形態において、オイル溜り部84の延出方向Yへの長さは長さL1と略同一長とされている。
【0051】
本形態では、オイル溜り部84が板バネで構成されているので、図3に示すように、フェルト部材83の厚さtを、間隔の幅t1よりやや大きくし、外周面82aに端面83bを圧接させているが、フェルト部材83は、外周面82aに必ずしも圧接する必要はなく当接していればよい。
【0052】
壁部84aと対向するオイル溜り部84の壁部84bには、オイル排出口92が延出方向Yに複数形成されている。このオイル排出口92は、壁部84aの端部Aよりも低い部位に形成されていて、オイル溜り部84のオイル85が端部Aから外部に漏れないように機能する。オイル排出口92は、複数ではなく延出方向Yに延びる1つの長孔状に形成した形態であってもよい。
【0053】
図4に示すように、オイル溜り部84の延出方向の一側部84cには、オイル溜り部84の内部にオイル85を吐出するオイル流入部材としてのチューブ93が配設されている。このチューブ93の先端93aは、オイル溜り部84にネジ95で装着されたL形のストッパ94の短辺94aでオイル溜り部84の曲げ部に押し付けられて位置決めされている。
【0054】
図2に示すように、塗布ローラ82の下方には、ブレード86で書き落とされた余分なオイルや、オイル溜り部84内を通過して他側部84dから排出されるオイルやオイル排出口92から溢れたオイル85を受けるオイルパン87が配設されている。オイルパン87の排出口87aは、オイルタンク88に接続されている。オイルタンク88内には、オイルが溜められている。オイルタンク88にはタンク内のオイルを吸い上げるオイルポンプ89がチューブ80を介して接続されている。オイルポンプ89の吐出側には、チューブ93が接続されている。これらオイルポンプ89とチューブ93によってオイル搬送手段が構成される。また、オイル搬送手段とオイルパン87,オイルタンク88,チューブ80及びオイル溜り部83によってオイル循環機構が構成される。
【0055】
本形態の動作を、定着装置7を中心に説明する。
図1に示すレジストローラ対209で2次転写部100に搬送された転写紙9には、この形態では4色のトナー画像が一回転写され、定着装置7に向かって搬送される。そして、定着装置7を通過することで画像の定着が行なわれて、排紙部212から装置外に排出される。
【0056】
定着装置7では、カラー複写機が動作を開始すると、オイルポンプ89が作動して、オイルタンク88よりオイル85が吸い上げられてチューブ93を介してオイル溜り部84に搬送供給される。オイル85は、図4に示すように一側部84cに装着されたチューブ93からオイル溜り部84内に吐出される。オイル溜り部84内に吐出されたオイル85は、一側部84cに配置されたチューブ93が配置されているので、他側部84dに向かって流れながらその粘性によってオイル溜り部84内に保持される。このため、オイル85はその流れによって塗布ローラ82の軸線方向ともなる延出方向Yに広がり、延出方向Yに向かって設けられた複数のオイル供給口91よりフェルト部材83に供給される。このため、供給されたオイルは、接触部位200近傍に位置するオイル供給口91を中心にして毛細管現象によってフェルト全体に素早く行き渡る。オイル溜り部84内にある程度のオイル85が保持されると、図7に示すように、オイルの流動性によって他側部84cから外部に流れる。また、一側部84c側へのオイル85の流れはチューブ93によって多少は堰き止められるが、チューブ93とオイル溜り部84内との間にできる隙間を伝って外部に流れる。このため、オイル溜り部84の両側部84c,84dから流出したオイル85がフェルト部材83の両端部83c,83dに染み込むことになる。つまり、フェルト部材83の端部に対するオイル供給をフェルト部材83の毛細管現象に頼ることなく直接行えるので、フェルト部材83の両端部83c,83dでのオイル切れを防止できる。
【0057】
カラー複写機が動作を開始すると、定着ローラ71および塗布ローラ82が回転差をもって回転駆動する。これによりフェルト部材83に染み込んだオイル85が、塗布ローラ82,81を介して定着ローラ71の外周面71aに均一に塗布される。
【0058】
このように、塗布ローラ71にオイル85を搬送する塗布手段8の構成要素の1つであるフェルト部材83を、塗布ローラ82と対向配置されたオイル溜り部84の近傍に配置したので、塗布ローラ81に対するフェルト部材83によるオイル85の供給経路が毛細管現象を用いてオイルパン87からオイル85を吸い上げる従来構成に比べて短くなる。また、オイル85を塗布ローラ82の近傍のオイル溜り部84へオイルポンプ89で搬送するので、毛細管現象を用いてオイルパン87からオイル85を吸い上げる従来構成に比べて格段にオイルの供給速度を高められる。このため、塗布ローラ82,81に対して安定したオイル供給を行え、定着ローラ71に対するオイル85の供給不足や供給遅れが極めて少なくなり、定着ローラ71及び加圧ローラ72の磨耗を低減することができる。加えて、オイル溜り部84へのオイル85の供給は一側部83cのチューブ931つで行われ、フェルト部材83へのオイル供給はオイル溜り部83に形成した複数のオイル供給口91から行われるので、オイル供給のための構成を簡素化することができる。
【0059】
オイル溜り部84には、第1の壁部84aの端部Aよりも低い位置にオイル排出口92が形成されているので、オイル溜り部84のオイル量が増えても、端部Aからあふれる前に、オイル排出口92からオイル溜り部84の外部へ排出される。定着装置7において、端部Aからオイル85があふれると、その位置関係から塗布ローラ81,82に大量のオイル85が付着し、転写紙9上にオイル跡が付着する不具合が生じるが、このような構成とすることでオイル跡の発生もなくなり良好な画像を得ることができる。
【0060】
第1の壁部84bが塗布ローラ82に近接する方向に向かって傾斜するようにオイル溜り部84を傾斜して設けているので、オイル溜り部84を直立状態で設ける場合に比べて、少ないオイル量でも第1の壁部84bに対するオイル面を上昇させることができる。このため、第1の壁部84bにおけるオイル供給口91の位置をオイル溜り部84の曲げ部から離して形成することができるとともに、オイル溜り部84に保持されるオイル量が少なくて済む。オイル供給口91を曲げ部にかからないように穿孔形成すると、板状部材を湾曲させてオイル溜り部84を形成する際に、オイル供給口91が開くことがなく、フェルト部材83の接触状態が良好となる。このため、フェルト部材83の剥がれを防止できる。
【0061】
フェルト部材83と塗布ローラ82の外周面82aとの接触部位200と、オイル供給口91の配設位置とを互いに対向しないように、接触部位200をオイル供給口91よりも上方に設けているので、オイル供給口91からフェルト部材83に供給されたオイル85が多く供給される部位から接触部位200を離すことができ、塗布ローラ82に対する過剰なオイル供給を低減することができる。
【0062】
オイル溜り部84をフェルト部材83の取付けブラケットとして利用できるので個別に取付けブラケットを設ける必要がなく、部品点数の低減や省スペース化を図ることができる。
【0063】
排出されたオイル85は、オイルパン87で受けられる。オイル溜り部84を両側部84c,84d側に流れたオイル85は、両側部84c、84dからオイルパン87へと落下して受け取れられる。このため、装置内へのオイル85のこぼれも防止することができる。オイルパン87で受けたオイル85は、オイルタンク88に回収される。
【0064】
上述した形態では定着部材としては定着ローラ71を用いているが、図5に示すように定着ベルト100を用いた形態としてもよい。定着ベルト100は、回転駆動力が伝達される駆動軸97と一体回転可能に設けられた駆動ローラ96と内部に熱源としてのヒータ99を備えた加熱ローラ98との間に巻き掛けられた無端ベルトである。定着ベルト100の表面100aには、塗布ローラ81の外周面81aと、加圧ローラ72の外周面72aとが接触している。符号101は、転写紙9を定着ベルト100と加圧ローラ72の間に形成される定着部へと案内するガイド板である。
定着ベルト100は、ポリイミド製ベルトの表面にシリコーンゴムを0.1〜0.5mm程度の厚みで設ける。この場合、ゴム層の厚みが薄いため、膨潤による厚み変化が少なく、定着ローラにあるようなフッ素ゴム層は設けていない。
【0065】
このように定着部材として定着ベルト100を用いる構成でも、塗布ローラ81にオイル85を搬送する塗布手段8の構成要素の1つであるフェルト部材83を、塗布ローラ82と対向配置されたオイル溜り部84の近傍に配置することで、塗布ローラ81に対するフェルト部材83の供給経路が毛細管現象を用いてオイルパン87からオイル85を吸い上げる従来構成に比べて短くなる。また、オイル85を塗布ローラ82の近傍のオイル溜り部84へオイルポンプ89で搬送することで、毛細管現象を用いてオイルパン87からオイル85を吸い上げる従来構成に比べて格段にオイルの供給速度を高められる。このため、塗布ローラ82,81に対して安定したオイル供給を行え、定着ベルト100に対するオイル85の供給不足や供給遅れが極めて少なくなり、定着ベルト100及び加圧ローラ72の磨耗を低減することができる。
【0066】
上記形態では、塗布ローラ81,82を介してオイル85を定着ローラ71や定着ベルト100に供給しているが、フェルト部材83から直接オイル供給を受ける塗布ローラ82を定着ローラ71に接触させる形態としてもよい。
【0067】
次に図8,図9を用いて本発明の別な形態について説明する。この形態にかかる定着装置700は、定着装置7同様、図1に示す2次転写部100と排出部212との間の搬送経路150上に配置されている。定着装置700は、搬送経路150上に配置された定着部材としての定着ローラ710と、この定着ローラ71の表面となる外周面710aに、その表面となる外周面72aが圧接する加圧部材としての加圧ローラ72と、定着ローラ71の外周面71aにオイルを搬送して塗布するオイル塗布手段8Aとを備えている。定着装置700の特徴は、オイル塗布手段8Aが塗布部材としての塗布ローラ81,82を用いずにオイル伝達部材としてのフェルト部材83を直接、定着部材として定着ローラ710の外周面710aに接触させて定着ローラ710にオイル塗布を行うものである。オイル塗布手段8Aは、オイル塗布手段8に対して塗布ローラ81,82がない点を除けば、基本構成は同一であるので、これら同一の構成には同一符号を付すにとどめ、上記形態と異なる構成について説明する。
【0068】
定着ローラ710は、耐熱性の離型材料であるフッ素樹脂、フッ素ゴムなどがその表層に用いられている。これら材料は、定着ローラ71に用いたシリコーンゴムと比較して摩擦に強く、フェルト部材83を直接接触させることが可能である。この定着ローラ710は、アルミ、鉄鋼等の金属製のパイプ表面にシリコーンゴムを0.5〜3mm程度の厚みで設け、その表面に厚み30〜150μm程度のフッ素樹脂チューブを被服したものである。チューブ以外にも、フッ素樹脂を厚み5〜30μm程度となるように、スプレーでコーティングしてもよい。 このような定着ローラ710の構成とすることで、直接フェルト部材83を外周面710aに接触させてオイル塗布をすることができる。
【0069】
この形態にかかるオイル塗布手段8Aの場合、オイル溜り部84のオイル供給口91が形成された第1の壁面84aの端面84cに取り付けられたフェルト部材83を、定着ローラ710の表面710aに接触させて配置し、上述したオイル搬送手段を用いてオイルタンク88のオイル85をオイル溜り部83へチューブ93を介して搬送供給する。そして、第1の壁部84aが定着ローラ710に近接する方向に向かって傾斜するようにオイル溜り部84を傾斜して設ける。また、フェルト部材83の端面83aと定着ローラ710の外周面710aの接触部位300と、オイル供給口91の配設位置とが互いに対向しないように、接触部位300がオイル供給口91よりも上方に配置する。定着ローラ710とフェルト部材83との接触部位300は、オイル供給口91よりも上方であって、オイル供給口91から供給されたオイル85が広がる領域であるのが好ましい。
【0070】
図6に示すように、フェルト部材83の延出方向Yへの長さL1は、画像形成装置で使用される最大サイズの転写紙9の幅Lよりも長く形成し、定着ローラ710も、幅Lよりも長く形成する。
【0071】
このような構成の定着装置700の構成によると、図1に示すレジストローラ対209で2次転写部100に搬送された転写紙9には、この形態では4色のトナー画像が一回転写され、定着装置700に向かって搬送される。そして、定着装置700を通過することで画像の定着が行なわれて、排紙部212から装置外に排出される。
【0072】
定着装置700では、カラー複写機が動作を開始すると、オイルポンプ89が作動して、オイル85がオイルタンク88より吸い上げられてチューブ93を介してオイル溜り部84に搬送供給される。このオイル85は、図9に示すように一側部84cに装着されたチューブ93からオイル溜り部84内に吐出され、他側部84dに向かって流れながらその粘性によってオイル溜り部84内に保持される。このオイル85はその流れによって定着ローラ710の軸線方向ともなる延出方向Yに広がり、延出方向Yに向かって設けられた複数のオイル供給口91よりフェルト部材83に供給される。このため、供給されたオイルは、接触部位300近傍に位置するオイル供給口91を中心にして毛細管現象によってフェルト全体に素早く行き渡る。オイル溜り部84内にある程度のオイル85が保持されると、オイルの流動性によって他側部84cから外部に流れる。
【0073】
一側部84c側へのオイル85の流れはチューブ93によって多少は堰き止められるが、チューブ93とオイル溜り部84内との間にできる隙間を伝って外部に流れる。このため、オイル溜り部84の両側部84c,84dから流出したオイル85がフェルト部材83の両端部83c,83dに染み込むことになり、フェルト部材83の両端部83c,83dでのオイル切れを防止できる。
【0074】
カラー複写機が動作を開始すると、定着ローラ710および塗布ローラ82が回転差をもって回転駆動する。これによりフェルト部材83に染み込んだオイル85が、定着ローラ710の外周面710aに直接かつ均一に塗布される。
【0075】
このように、定着ローラ710にオイル85を搬送するオイル塗布手段8Aの構成要素の1つであるフェルト部材83を、定着ローラ710と対向配置されたオイル溜り部84の近傍に配置したので、定着ローラ710に対するフェルト部材83によるオイル85の供給経路が毛細管現象を用いてオイルパン87からオイル85を吸い上げる従来構成に比べて短くなる。また、オイル85を塗布ローラ82の近傍のオイル溜り部84へオイルポンプ89で搬送するので、毛細管現象を用いてオイルパン87からオイル85を吸い上げる従来構成に比べて格段にオイルの供給速度を高められる。このため、定着ローラ710に対して安定したオイル供給を行え、オイル85の供給不足や供給遅れが極めて少なくなり、定着ローラ710及び加圧ローラ72の磨耗を低減することができる。加えて、オイル溜り部84へのオイル85の供給は一側部83cのチューブ93で行われ、フェルト部材83へのオイル供給はオイル溜り部83に形成した複数のオイル供給口91から行われるので、オイル供給のための構成を簡素化することができる。
【0076】
オイル溜り部84には、オイル排出口92が形成されているので、オイル溜り部84のオイル量が増えても、端部Aからあふれる前に、オイル排出口92からオイル溜り部84の外部へ排出される。定着装置700において、端部Aからオイル85があふれると、その位置関係から定着ローラ710に大量のオイル85が付着し、転写紙9上にオイル跡が付着する不具合が生じるが、このような構成とすることでオイル跡の発生もなくなり良好な画像を得ることができる。
【0077】
第1の壁部84bが定着ローラ710に近接する方向に向かって傾斜するようにオイル溜り部84を傾斜して設けているので、オイル溜り部84を直立状態で設ける場合に比べて、少ないオイル量でも第1の壁部84bに対するオイル面を上昇させることができる。このため、第1の壁部84bにおけるオイル供給口91の位置をオイル溜り部84の曲げ部から離して形成することができるとともに、オイル溜り部84に保持されるオイル量が少なくて済む。オイル供給口91を曲げ部にかからないように穿孔形成すると、板状部材を湾曲させてオイル溜り部84を形成する際に、オイル供給口91が開くことがなく、フェルト部材83の接触状態が良好となる。このため、フェルト部材83の剥がれを防止できる。
【0078】
フェルト部材83と定着ローラ710の外周面710aとの接触部位300と、オイル供給口91の配設位置とを互いに対向しないように、接触部位300をオイル供給口91よりも上方に設けているので、オイル供給口91からフェルト部材83に供給されたオイル85が多く供給される部位から接触部位300を離すことができ、定着ローラ710に対する過剰なオイル供給を低減することができる。
【0079】
本形態では、フェルト部材83を定着ローラ710の外周面710aに直に接触させているが、図5に示すよう定着ベルト100に直に接触させる構成としてもよい。この場合の定着ベルト100としては、ポリイミド製のベルトの表面にシリコーンゴムを0.1〜1mm程度の厚みで設け、その表面に厚さ30〜150μm程度のフッ素樹脂チューブを被服したものを用いることで、フェルト部材83を直に接触させることができる。チューブ以外にも、フッ素樹脂をスプレー等で厚さ5〜30μm程度にコーティングする形態でもよいし、ポリイミド製ベルトの表面に直接フッ素樹脂を設ける形態であってもよい。
【0080】
本形態では、塗布部材として2つの塗布ローラ81,82を用いているが、このような形態に限定されるものではなく、1つあるいは複数の塗布ローラを用いて定着ローラ71にオイル85を搬送供給する形態としてもよい。
【0081】
上述の各形態では、水平に設けたオイル溜り部84の一側部84cに配置したチューブ93からオイル溜り部84内にオイル85を吐出供給して、オイル溜り部84内に吐出されたオイル85を、オイル溜り部84の延出方向Yへの全域に渡って供給し、両側部84c,84dから外部に流れる構成としたが、このような構成に限定されるものではない。例えば、チューブ93の位置をより一側部84cに配置してフェルト部材83の端部83cへのオイル供給を確保することができる場合には、チューブ93によって一側部84c側への流れを堰き止め、他側部84dに向かって流れるように構成してもよい。あるいは他側部84dよりも一側部84cを高く配置して、オイル85に積極的な流れを発生させてもよい。このように構成することで、オイル85を吐出するチューブ93の配置に自由度を持たせることができる。
【0082】
【発明の効果】
本発明によれば、塗布部材や定着部材にオイルを搬送する塗布手段の構成要素の1つであるオイル伝達部材が、塗布部材または定着部材と対向配置されたオイル溜り部と、塗布部材または定着部材との間に形成される間隔に配置されるので、塗布部材または定着部材に対するオイル供給経路が短くなり、定着部材にオイルの塗布を行う塗布部材に対して安定したオイル供給を行え、オフセット画像の発生や、定着部材及び加圧部材の磨耗を低減して耐久性の向上を図ることができる。
【0086】
本発明によれば、オイル溜り部の第1の壁部と対向する第2の壁部に、第1の壁部の端部よりも低くオイル排出口を設けると、オイル溜り部のオイル量が増えても、第1の壁部の端部からあふれる前に、オイルがオイル排出口からオイル溜り部の外部へ排出されるので、第1の壁部の端部からのオイル漏れを防止することができる。
【0087】
本発明によれば、オイル溜り部の第1の壁部が塗布部材や定着部材に近接する方向に向かって傾斜するようにオイル溜り部を傾斜して設けることで、オイル溜り部を直立状態で設ける場合に比べて、少ないオイル量でも第1の壁部に対するオイル面を上昇させることができるので、第1の壁部におけるオイル供給口の位置をオイル溜り部の曲げ部から離して形成することができるとともに、オイル溜り部に保持されるオイル量が少なくて済む。このため、オイル溜り部の形成過程においてオイル供給口が広がることがなく、オイル伝達部材の取り付け状態が良好となり、オイル伝達部材の離脱を防止することができる。
【0089】
本発明によれば、オイル伝達部材と塗布部材や定着部材の接触部位と、オイル供給口の配設位置とを互いに対向しないように設けることで、オイル供給口と、各接触部位とがずれることになり、これら接触部位をオイル供給口と対向して設ける場合に比べて、塗布部材や定着部材に対する過剰なオイル供給を低減することができる。この効果は、各接触部位をオイル供給口よりも上方に設けた方が良好に得ることができる。
【0090】
本発明によれば、画像転写部で転写された記録材が連続して定着装置に搬送されても、塗布部材や定着部材に対するオイルの供給経路が短いので、転写部材に対するオイルの供給不足が極めて少なくなり、定着部材にオイルの塗布を行う塗布部材に対して安定したオイル供給を行え、オフセット画像の発生や、定着部材及び加圧部材の磨耗を低減して耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる定着装置を備えた画像形成装置の一形態を示す概略全体構成図である。
【図2】定着装置およびオイル塗布手段の構成を示す拡大断面図である。
【図3】オイル溜り部近傍の構成を示す拡大断面図である。
【図4】オイル溜り部の一部を破断した斜視図である。
【図5】定着部材の別な形成を示す拡大図である。
【図6】オイル溜り部の内部構造を示す断面図である。
【図7】オイル溜り部内でのオイル流れを示す断面図である。
【図8】オイル伝達部材を定着部材に直に接触させた定着装置の構成を示す拡大断面図である。
【図9】図7に示した定着装置におけるオイル溜り部でのオイルの流れを示す拡大断面図である。
【符号の説明】
7,700 定着装置
8,8A オイル塗布手段
9 記録材
71,100,710 定着部材
71a,100a,710a 定着部材の表面
72 加圧部材
81,82 塗布部材
83 オイル伝達部材
83a 第2の端面
83b 第1の端面
84 オイル溜り部
84a 第1の端面
84b 第2の端面
84c オイル溜り部の延出方向の一側部
84d オイル溜り部の延出方向の他側部
85 オイル
91 オイル供給口
92 オイル排出口
93 オイル流入部材
100 画像転写部
150 搬送経路
200 オイル伝達部材と塗布部材の接触部位
212 排出部
300 オイル伝達部材と定着部材の接触部位

Claims (4)

  1. 記録材が搬送される搬送経路上に配置された定着部材と、この定着部材の表面に当接する加圧部材と、前記定着部材の表面にオイルを塗布する塗布部材を介して、または、直接、前記定着部材の表面にオイルを搬送して塗布するオイル塗布手段とを有する定着装置において、
    前記オイル塗布手段は、
    前記定着部材または前記塗布部材いずれかを塗布対象物としたとき、
    前記塗布対象物の近傍に前記塗布対象物との間に間隔を持って対向配置され、前記記録材の幅方向に延出し、延出方向から見た形状が下方に曲げ部が位置する略U字形状とされた板バネで形成されていて、前記略U字形状の内部にオイルが供給されるオイル溜り部と、
    前記塗布対象物と対向する前記オイル溜り部の第1の壁部に一方の端面が取付けられ、該一方の端面と対向する側に位置する他方の端面が前記塗布対象物に接触する浸透性のオイル伝達部材と、
    前記オイル伝達部材が取付けられた前記第1の壁部に形成され、同オイル溜り部内のオイルを前記オイル伝達部材に供給するオイル供給口とを有し、
    前記オイル伝達部材は、その上端が前記オイル溜り部のバネ作用により前記接触部位において前記塗布対象物に圧接し、
    前記オイル供給口は、前記接触部位よりも下方であって、前記塗布対象物と接触しない前記オイル伝達部材の部位と対向するように前記第1の壁部に形成されていることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1記載の定着装置において、
    前記オイル溜り部の、前記第1の壁部と対向する第2の壁部における、第1の壁部の端部よりも低い部位に、前記オイル溜り部のオイルを同オイル溜り部の外部に排出するオイル排出口を設けたことを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1または2記載の定着装置において、
    前記第1の壁部が、前記塗布対象物に近接する方向に向かって傾斜するように前記オイル溜り部を傾斜して配置したことを特徴とする定着装置。
  4. 画像転写部で記録材にトナー画像を転写し、転写を終えた記録材を排出部に向かって搬送する画像形成装置において
    前記画像転写部と前記排出部との間の搬送経路上に、請求項1乃至3の何れか1つに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置
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