JPH09319243A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH09319243A
JPH09319243A JP13198196A JP13198196A JPH09319243A JP H09319243 A JPH09319243 A JP H09319243A JP 13198196 A JP13198196 A JP 13198196A JP 13198196 A JP13198196 A JP 13198196A JP H09319243 A JPH09319243 A JP H09319243A
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JP
Japan
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roller
heating
heating roller
hollow
heat
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP13198196A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kinouchi
聡 木野内
Osamu Takagi
修 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は加熱ローラを効率良く、また、温度ム
ラを生じることなく、均一的に加熱できるようにした定
着装置を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、用紙Pを加熱する加熱ローラ2
と、この加熱ローラ2に前記用紙Pを加圧する加圧ロー
ラ3とを具備し、前記加熱ローラ2は、磁性体からなる
中空ローラ管11と、この中空ローラ管11の外表面に
対向する導線材4に高周波電流を印加することにより、
前記中空ローラ管11の外表面を誘導加熱する誘導加熱
手段Kと、液体12を封入して前記中空ローラ管11内
に挿入され前記中空ローラ管の表面の温度差に応じて液
体12を移動させるヒートパイプ10とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば静電複写
機、レーザプリンタ等の画像形成装置に搭載される定着
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱ローラ型の定着装置は、粉体
現像剤からなる現像剤像を担持した用紙を加熱する加熱
ローラおよび加圧しつつ搬送する加圧ローラを備え、こ
れら加熱ローラと加圧ローラとの圧接部(ニップ部)で
ある定着ポイントを用紙が通過することで、用紙上の現
像剤を融着圧着して定着するようになっている。
【0003】従来の電子写真装置の定着装置では加熱源
として、ハロゲンランプ等を用いこれを金属ローラの内
側に設置している。ハロゲンランプの発熱により、加熱
ローラが加熱され、この加熱ローラに被定着物が弾性ロ
ーラにより加圧されて圧接されるとともに、これらのロ
ーラの回転により、上述のように被定着物を通過させて
定着させる。この方式が一般的であるが、その他に、フ
ラッシュランプにより、非接触で加熱するものも実用化
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、加熱源としてランプを用いていたため、すな
わち、電気エネルギを一旦、光と熱に変換して輻射で加
熱ローラに伝えているため、加熱効率が悪いもの(熱効
率が約70%という限界値がある)となっていた。
【0005】また、構造的にランプをローラの内側に配
置し、内側からローラを加熱して用いるため、定着動作
に必要なローラの外側を適切な温度(例えば180℃)
にするまでのエネルギの損出が大きく、また、立ち上げ
時に多くの時間と、電力を必要としていた。
【0006】そこで、加熱ローラの熱容量を減らして立
ち上がり時間を短縮するものが考えられてきた。すなわ
ち、ローラを薄肉化するものである。しかしながら、ロ
ーラを薄肉化した場合には、用紙のサイズによってロー
ラの軸方向で温度ムラが生じる。
【0007】このため、複雑な制御を行うか、あるい
は、ランプを2本いれるなどの対策が必要であった。し
かも、低速の複写機にしか利用できないなどの問題点が
あった。
【0008】また、ランプへの電力供給機構の関係か
ら、ランプは固定しその回りに金属ローラを回転させる
という複雑な構造を必要としている。このため、定着器
の小型化にも構造的な限界があった。
【0009】これらを解決する手段として例えば、特開
平7ー295414に開示されるように、誘導加熱装置
によって渦電流を生じる加熱部材をローラとして用いて
いるものがある。
【0010】しかし、実際的には、渦電流によって生じ
る加熱はローラ自体を均一に加熱するのは難しい。すな
わち、磁性体である加熱部材だけでは、熱伝導率が低
く、加熱ローラに温度ムラが生じてしまう。
【0011】この場合は、立ち上げ時だけではなく、定
着する紙サイズの変化によっても温度ムラが生じてしま
うといった問題があり、改善が望まれていた。そこで、
本発明は加熱ローラを効率良く、また、温度ムラを生じ
ることなく、均一的に加熱できるようにした定着装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1記載のものは、被定着材を加熱す
る加熱ローラと、この加熱ローラに前記被定着材を加圧
する加圧ローラとを具備し、前記加熱ローラは、磁性体
からなる中空ローラ管と、この中空ローラ管の外表面に
対向する導線材を有し、この導線材に高周波電流を印加
することにより、前記中空ローラ管の外表面を誘導加熱
する誘導加熱手段と、熱媒体を封入して前記中空ローラ
管内に挿入され、前記熱媒体を前記中空ローラ管の温度
差に応じて移動させる熱移動手段とを具備する。
【0013】請求項7記載のものは、被定着材を加熱す
る加熱ローラと、この加熱ローラに前記被定着材を加圧
する加圧ローラとを具備し、前記加熱ローラは、磁性体
からなる中空ローラ管と、この中空ローラ管内に挿入さ
れるコイル状の導線材を有し、この導線材に高周波電流
を印加することにより、前記中空ローラ管を誘導加熱す
る誘導加熱手段と、熱媒体を封入して前記中空ローラ管
の肉厚部内に挿入され、前記熱媒体を前記中空ローラ管
の温度差に応じて移動させる熱移動手段とを具備する。
【0014】請求項8記載のものは、被定着材を加熱す
る加熱ローラと、この加熱ローラに前記被定着材を加圧
する加圧ローラとを具備し、前記加熱ローラは、磁性体
からなる中空ローラ管と、この中空ローラ管の外表面に
対向する導線材を有し、この導線材に高周波電流を印加
することにより、前記中空ローラ管の外表面を誘導加熱
する誘導加熱手段と、熱媒体を封入して前記中空ローラ
管の肉厚部内に挿入され、前記熱媒体を前記中空ローラ
管の温度差に応じて移動させる熱移動手段と、を具備す
る。
【0015】請求項9記載のものは、被定着材を加熱す
る加熱ローラと、この加熱ローラに前記被定着材を加圧
する加圧ローラとを具備し、前記加熱ローラは、磁性体
からなる中実ローラと、この中実ローラの外表面に対向
配置される導線材を有し、この導線材に高周波電流を印
加することにより、前記中実ローラの外表面を誘導加熱
する誘導加熱手段と、熱媒体を封入して前記中実ローラ
内に挿入され、前記熱媒体を前記中実ローラの温度差に
応じて移動させる熱移動手段とを具備する。
【0016】請求項10記載のものは、被定着材を加熱
する加熱ローラと、この加熱ローラに前記被定着材を加
圧する加圧ローラとを具備し、前記加熱ローラは、磁性
体からなる密閉式の中空ローラと、この中空ローラの外
表面に対向する導線材を有し、この導線材に高周波電流
を印加することにより、前記中空ローラの外表面を誘導
加熱する誘導加熱手段と、前記中空ローラ内に封入さ
れ、前記中空ローラの温度差に応じて移動する熱媒体と
を具備する。
【0017】請求項12記載のものは、被定着材を加熱
する加熱ローラと、この加熱ローラに前記被定着材を加
圧する加圧ローラとを具備し、前記加熱ローラは、磁性
体からなる密閉式の中空ローラと、この中空ローラの外
周面をその一端部側を除いて被覆するゴム層と、前記中
空ローラの一端部側を加熱する加熱手段と、前記中空ロ
ーラ内に封入され、前記加熱手段により加熱されること
により、前記中空ローラの軸方向に移動する熱媒体とを
具備する。
【0018】本発明は熱媒体を封入する熱移動手段を備
え、加熱ローラ表面の温度差により前記熱媒体を移動さ
せることにより、加熱ローラの熱伝導率を向上させ、加
熱ローラ表面の温度ムラの発生を防止して良好に定着で
きるようにする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1〜図4に示す
一実施の形態を参照して説明する。図1は定着器の全体
構成を示す斜視図である。定着装置1は、加熱ローラ2
(φ20mm)と、この加熱ローラ2(φ20mm)の
下部側に圧接される加圧ローラ3(φ20mm)とを備
えた構成となっている。加圧ローラ3は、加圧機構(図
示せず)によって前記加熱ローラ2に対して圧接されて
いて、一定のニップ幅を持つように維持されている。
【0020】加熱ローラ2は駆動モータ(図示せず)に
より矢印方向に回転駆動され、加圧ローラ3は矢印方向
に従動回転するようになっている。これら加熱ローラ2
と加圧ローラ3との圧接部(ニップ部)である定着ポイ
ントを被転写材としての用紙Pが通過することで、この
用紙P上の現像剤が融着圧着されて定着されるようにな
っている。
【0021】誘導加熱手段Kとなる導線材4は、線径1
mmの導線をリッツ線として構成し、ローラ表面接触部
分(ニップ)以外の部分にその曲率にあわせ、並列に配
線され、高周波電流が流されるようになっている。加熱
ローラ2と導線材4との距離は約8mmとなっている。
【0022】図2は定着器を示す正面図である。加熱ロ
ーラ2の周上には、用紙Pを加熱ローラ2から剥離させ
るための剥離爪6と、加熱ローラ2の外周面にトナーが
付着(オフセット)することを低減するためにオフセッ
ト防止用離型剤を塗布する塗布装置7と、加熱ローラ2
の表面温度を検知するサーミスタ8が設けられている。
【0023】図3および図4は加熱ローラ2の具体的な
構成を示す断面図である。加熱ローラ2は、外径19m
m、厚さ1mm、長さ330mmのプレーンタイプのヒ
ートパイプ(熱移動手段)10を基本の構成としてい
る。ヒートパイプ10の材質は銅であり、熱媒体として
水12を用いている。このヒートパイプ10の放熱部全
体に外径20mm、厚さ0.5mmの強磁性体である鉄
製の中空ローラ管としてのパイプ(中空ローラ管)11
が圧入等の手段により被覆されている。
【0024】また、強磁性体のパイプ11の表面には離
型層として20μmのPFAチューブ13が被覆されて
いる。しかして、並列に配線した導線4には、高周波発
振部で発生させた高周波電流、たとえば、周波数100
kHz、出力800Wの高周波電流が流される。これに
より、並列に配線した導線4に磁束が発生して加熱ロー
ラ2に渦電流が生じ、この渦電流によってジュール熱が
発生し、加熱ローラ2の表面が昇温される。加熱ローラ
2の表面温度は、180℃に設定されている。
【0025】加熱ローラ2の昇温により、ヒートパイプ
10の水12が加熱ローラ2の温度の高い部分から低い
部分に流れ、熱伝導率が向上される。これにより、加熱
ローラ2のローラ軸方向に一様に熱が発生され、立ち上
がり時間が短縮されるとともに、渦電流の発生位置に対
する加熱ローラ2の加熱分布の温度ムラは解消され、加
熱ローラ2の軸方向の温度ムラも解消される。
【0026】図5は第2の実施の形態を示すものであ
る。この第2の実施の形態は、導線の配置を除いて定着
装置の構成は第1の実施の形態と同じであるため定着装
置自体の説明は省略する。
【0027】加熱手段となる導線20は、線形1mmの
導線をリッツ線として構成され、ローラ表面接触部分
(ニップ)以外の部分に用紙Pに接触しない部分に折り
返しながら導線20を配置し、この導線20に高周波電
流を流すようになっている。
【0028】この導線20の配置によって、磁束の発生
形態は第1の実施の形態と異なるが、加熱ローラ21に
渦電流が生じ、この渦電流によってジュール熱が発生
し、加熱ローラ21表面が昇温される。
【0029】これにより、第1の実施の形態と同様の効
果が得られる。また、加熱ローラ21の径を小径化する
に伴い、ニップ幅が稼げないといった場合には、加熱ロ
ーラ21の表面にゴム層を設けてもよい。
【0030】図6は第3の実施の形態を示すもので、複
数個の円形状に形成したコイル31を加熱ローラ30と
一定の距離を存して配置している(この実施の形態では
8mmとした)。
【0031】このコイル31は、線径1mmの線材をリ
ッツ線として構成されている。このコイル31の配置に
よって、加熱ローラ31に渦電流が生じ、この渦電流に
よってジュール熱が発生して加熱ローラ31表面が昇温
される。このコイル31による誘導加熱は、ローラ軸方
向の一定の領域のみを加熱し、ローラ31が回転するこ
とによってローラ31全域が加熱されることになる。
【0032】また、ニップ幅と同じだけの領域を加熱す
ることも可能なのでローラ31の外周上のスペースをあ
まりとらずに済む。さらに、ニップの回転方向の上流側
の近傍に配置することで熱効率をより良くすることが可
能である。
【0033】この実施の形態も、第1の実施の形態と同
様の効果が得られることになる。図7〜図9は第4の実
施の形態を示すものである。図7は加熱ローラ35を示
す断面図である。
【0034】加熱ローラ35は、強磁性体で構成された
中空ローラ36と、この中空ローラ36の肉厚部内に圧
入された複数本(8本)の熱移動手段としてのヒートパ
イプ37…によって構成されている。
【0035】加熱ローラ35は径がφ40mm、長さが
320mm、肉厚が10mmとなっている。ヒートパイ
プ37は外径φ3mm、幅315mmとなっている。ヒ
ートパイプ37の材質は銅であり、熱媒体として水を用
いている。
【0036】加熱ローラ35の内部には図8および図9
に示すように、高周波電流を流すコイル(導線材)38
が挿入され、このコイル38内には鉄芯39が挿入され
ている。
【0037】しかして、加熱ローラ35内部のコイル3
8に高周波電流が流されると、コイル38によって磁界
が生じ、加熱ローラ35内に誘導電流が流れる。この電
流によってローラ35の抵抗により、ジュール熱が発生
して加熱ローラ35が加熱される。
【0038】この実施の形態では、コイル38に周波数
100kHz、出力800Wの高周波電流を流した。ま
た、表面温度は、180℃に設定した。加熱ローラ35
を一様に加熱するので立ち上がり時間が短縮される。
【0039】さらに、渦電流の発生位置に対するローラ
の加熱分布の温度ムラはヒートパイプ37によって緩和
され、温度の低い部部に熱が流れるようになる。これに
よって軸方向の温度ムラは解消される。また、従来用い
られているハロゲンランプよりも熱効率が良い。
【0040】図10は第5の実施の形態を示すものであ
る。この実施の形態では、加熱ローラ40が上記第4の
実施の形態と同様の加熱ローラである。
【0041】また、上記第1の実施の形態と同様に並列
に配線した導線41を配置しており、高周波電流を流す
ようになっている。加熱ローラ40と導線41との距離
は約8mmとしている。
【0042】この構成によれば、上記実施の形態と同様
の効果を得ることが可能である。また、図11は第6の
実施の形態を示すものである。この第6の実施の形態で
は、加熱ローラ42が上記第4の実施の形態と同様の構
成をしており、導線42は第2の実施の形態と同様にロ
ーラ表面接触部分(ニップ)以外の部分に紙に接触しな
い部分に折り返しながら構成され、この導線42に高周
波電流を印加するようになっている。
【0043】この構成によれば、上記と同様の効果を得
ることが可能である。図12は第7の実施の形態を示す
ものである。この第7の実施の形態では、加熱ローラ4
3が上記第4の実施の形態の加熱ローラ35と同様の構
成とされ、コイル44は第3の実施の形態と同様に複数
の円形状に形成したコイル44を加熱ローラ43と一定
の距離で配置されており、高周波電流を印加するように
なっている。
【0044】この構成を用いると上記実施の形態と同様
の効果を得ることが可能である。図13は第8の実施の
形態を示すものである。図13は加熱ローラ45を示す
断面図である。
【0045】加熱ローラ45は、強磁性体で構成された
中実ローラ45Aにヒートパイプ46が4本圧入された
構成である。この加熱ローラ45の径はφ20mm、長
さは320mmとなっている。ヒートパイプ46は外径
φ5mm、幅315mmとなっている。
【0046】ヒートパイプ46の材質は銅であり、熱媒
体として水が用いられている。ヒートパイプ46の圧入
位置はローラ45Aの中心位置から放射状に配置されヒ
ートパイプ46の中心位置と中実ローラ45Aの中心位
置との距離は、6.5mmとなっており、強度を維持で
きる範囲内で、できるだけローラ外表面にヒートパイプ
46を近づけるように配置している。
【0047】加熱手段となる導線47は、図14に示す
ように、線形1mmの導線をリッツ線で構成され、ロー
ラ表面接触部分(ニップ)以外の部分にその曲率にあわ
せて並列に配線した導線を配置しており、高周波電流を
流すようになっている。加熱ローラ45と導線47との
距離は約5mmとしている。
【0048】この実施の形態では、導線47に周波数1
00kHz、出力800Wの高周波電流を流した。これ
により並列に配線した導線47に磁束が発生して渦電流
が生じ、この電流によってジュール熱が発生して加熱ロ
ーラ45表面が昇温される。
【0049】加熱ローラ45の表面温度は、180℃に
設定した。加熱ローラ45の軸方向に一様に熱を発生さ
せるので立ち上がり時間が短縮される。
【0050】さらに、渦電流の発生位置に対するローラ
45の加熱分布の温度ムラはヒートパイプ46…よって
緩和され、温度の低い部分に熱が流れるようになる。こ
れによって加熱ローラ45の軸方向の温度ムラは解消さ
れる。
【0051】また、この定着装置では、中実ローラ45
Aを用いて、外側からローラを加熱しているため、小径
化が可能となり定着器の小型化も可能となる。また、電
磁誘導による加熱では表皮効果があり、すなわち、ロー
ラの外表面のみを加熱する性質がある。これにより効率
良く熱をローラに伝えることができる。
【0052】また、小径化に伴い、ニップ幅が稼げなく
なる場合は、ローラ表面にゴム層を設けることでニップ
を稼ぐ構成にしても良い。誘導加熱の場合は、被加熱物
(ローラ)から加熱源(導線)が離れていても効率よく
加熱できるので、ゴム層をローラに設けても問題なく加
熱できる点でも有効である。
【0053】図15は第9の実施の形態を示すものであ
る。この第9の実施の形態では、加熱ローラ45は第8
の実施の形態と同じで、導線48の配置の仕方としては
第2の実施の形態で示している導線の配置の仕方と同様
にしても良い。
【0054】すなわち、ローラ表面接触部分(ニップ)
以外の部分に紙に接触しない部分に折り返しながら導線
48を配置し、この導線48に高周波電流を流すように
してもよい。
【0055】この導線48の配置によって、加熱ローラ
45に渦電流が生じ、この渦電流によってジュール熱が
発生して加熱ローラ45の表面が昇温される。これによ
り、第8の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0056】図16は第10の実施の形態を示すもので
ある。この第10の実施の形態の加熱ローラ50は、第
8および第9の実施の形態と同じものを用いている。
【0057】すなわち、中実ローラ45Aにヒートパイ
プ46…が圧入された構成である。加熱方法は、複数個
の円形状に形成したコイル51を加熱ローラ50と一定
の距離(本発明では5mmとした)で配置されている。
【0058】このコイル51は、線形1mmの線材をリ
ッツ線として構成されている。このコイル51の配置に
よって、加熱ローラ50に渦電流が生じ、この渦電流に
よってジュール熱が発生して加熱ローラ50表面が昇温
される。
【0059】このコイル51による誘導加熱は、ローラ
軸方向の一定の領域のみを加熱し、ローラ50が回転す
ることによってローラ全域が加熱されることになる。ま
た、ニップ幅と同じだけの領域を加熱することも可能な
のでローラ外周上のスペースをあまりとらずに済む。
【0060】また、ニップの回転方向の上流側の近傍に
配置することで熱効率をより良くすることが可能であ
る。この発明により、実施の形態1と同様の効果が得ら
れることになる。
【0061】図17〜図19は第11の実施の形態を示
すものである。図17、18は加熱ローラ52を示す断
面図である。図19は定着器を示す斜視図。
【0062】加熱ローラ52は、強磁性体で構成された
中空ローラ52Aを基本に構成されている。この実施の
形態では、中空ローラ52Aの材質として鉄を用いてい
る。
【0063】また、この中空ローラ52Aの端は閉じた
状態になっており、この中空ローラ52A内には、熱媒
体として液体53が封入されている。液体53には、ア
ルコールを用いている。液体53は容積の約30%満た
されている。
【0064】加熱構造は、第1の実施の形態と同様に構
成されている。すなわち、加熱手段となる導線54は、
線形1mmの導線をリッツ線で構成され、ローラ表面接
触部分(ニップ)以外の部分にその曲率に対応して並列
に配線した導線54を配置しており、高周波電流を流す
ようになっている。加熱ローラ52と導線54との距離
は約5mmとなっている。
【0065】この第11の実施の形態では、導線54に
周波数100kHz、出力800Wの高周波電流を流し
た。これにより並列に配線した導線54に磁束が発生し
て加熱ローラ52に渦電流が生じ、この渦電流によって
ジュール熱が発生して加熱ローラ52表面が昇温され
る。
【0066】加熱ローラ52の表面温度は、180℃に
設定した。加熱ローラ52のローラ軸方向を一様に加熱
するので立ち上がり時間が短縮される。
【0067】従来は、渦電流の発生位置に対するローラ
の加熱分布の温度ムラが生じていたが、ローラ53内に
密封した液体53によって高い温度の領域から熱が熱伝
導によってだけでなく、この液体53を介して低い温度
の領域へと流れるようになる。
【0068】このことによって従来生じていた温度ムラ
を防ぎ、素早く温度を均等にできる。また、ローラ自体
の構成も単純なのでコストも安くできる。図20は第1
2の実施の形態を示すものである。
【0069】この第12の実施の形態では、加熱ローラ
52は第11の実施の形態11と同じ構成であるが、導
線57の配置の仕方として第2の実施の形態で示してい
る導線の配置の仕方と同様にしても良い。
【0070】すなわち、ローラ表面接触部分(ニップ)
以外の部分の紙に接触しない部分に折り返しながら導線
57を配置し、この導線57に高周波電流を印加するよ
うにしてもよい。
【0071】この導線57の配置によって、加熱ローラ
52に渦電流が生じ、この渦電流によってジュール熱が
発生して加熱ローラ52の表面が昇温される。加熱ロー
ラ52は同じ構成なので、ローラ52の温度ムラが解消
される。
【0072】これにより第11の実施の形態と同様の効
果が得られる。図21は第13の実施の形態を示すもの
である。この実施の形態の加熱ローラ55は、第11お
よび第12の実施の形態と同じものを用いている。
【0073】すなわち、強磁性体ローラ52Aの中に作
動液53を密封した構成である。加熱方法は、複数個の
円形状に構成したコイル56を加熱ローラ55と一定の
距離で配置している(本発明では5mmとした)。
【0074】このコイル56は、線形1mmの導線をリ
ッツ線で構成されている。このコイル56の配置によっ
て、加熱ローラ55に渦電流が生じ、この渦電流によっ
てジュール熱が発生して加熱ローラ55表面が昇温され
る。このコイル56による誘導加熱は、ローラ軸方向の
一定領域のみを加熱し、加熱ローラ55が回転すること
によってローラ全域が加熱されることになる。
【0075】また、ニップ幅と同じだけの領域を加熱す
ることも可能なのでローラ外周上のスペースをあまりと
らずに済む。また、ニップの回転方向の上流側の近傍に
配置することで熱効率をより良くすることが可能であ
る。
【0076】この発明では、第11の実施の形態と加熱
ローラ55は同じ構成なので、ローラ55の温度ムラが
解消される。これにより第11の実施の形態と同様の効
果が得られる。
【0077】図22は第14の実施の形態である加熱ロ
ーラ60とプレスローラ63の断面図を示す。加熱ロー
ラ60は、外径12mm、厚さ1mm、長さ350mm
のヒートパイプ61で構成されている。このローラ60
の材質は鉄材を用いている。作動液61aとしてアルコ
ールを用いている。
【0078】また、ヒートパイプ61表面上の紙の通過
する範囲(300mm)には、厚さ3mmのシリコンゴ
ム層62が形成されている。シリンコゴム層62の表面
には、離型層として30μmのPFAチューブが被覆さ
れている。
【0079】プレスローラ63は、鉄製の中実ローラ6
2に3mmのシリコンゴム層と50μmのPFAチュー
ブが被覆されている。プレスローラ63は、外径15m
m、長さ320mmである。加熱部は、加熱ローラ60
の端部にセラミックヒータ65を接触させて熱を与えて
いる。セラミックヒータ65の外側には断熱材を用いて
熱の逃げを防いでいる。
【0080】セラミックヒータ65から与えられた熱に
よって加熱ローラ60端部が加熱され、内部にある作動
液61aが加熱されて温度の低い部分に熱が流れ、昇温
する。加熱ローラ60の表面温度は180℃に設定し
た。ローラ内部に熱源を持たないのでローラ60径を小
さくすることが可能である。
【0081】この実施の形態のように、ローラ径をφ1
5mmとした場合は、ローラ表面にゴム層がないと、ニ
ップ幅稼げない。加熱ローラ60にゴム層を設けない場
合には、ニップ幅が1.5mmであったが、ゴム層を設
けた場合は、ニップ幅が3mmとなり、良好な定着性を
得ることが可能となった。
【0082】また、ゴム層が熱容量を持つので定着のた
めの熱を蓄えることができる。これによりマシンスピー
ドが速くなっても対応することが可能となる。また、熱
源として今回セラミックヒータ65を用いたが、加熱ロ
ーラ60の端部から誘導加熱によって熱を供給しても良
い。ヒートパイプ自体が磁性体を用いているので加熱す
ることが可能である。この発明により、小径のヒートパ
イプを用いてもニップ幅を稼ぐことができ、ローラ表面
の温度ムラが少ない定着器を提供することが可能であ
る。
【0083】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、熱媒体
を封入する熱移動手段を備え、加熱ローラ表面の温度差
により前記熱媒体を移動させるから、加熱ローラの熱伝
導率を向上できる。
【0084】したがって、加熱ローラ表面の温度ムラの
発生を防止できるとともに、被定着媒体のサイズの違い
によるローラ軸方向の温度ムラむらも解消でき、良好な
定着が可能となる。さらに、加熱ローラの立上がり時間
も短縮化でき、処理効率を向上できる。また、加熱ロー
ラを加熱する導線材を加熱ローラの外部に設けるから、
ローラを小径化でき、小型化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である定着装置を示
す斜視図。
【図2】定着装置を示す正面図。
【図3】ヒートパイプを示す側断面図。
【図4】ヒートパイプを示す正断面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態である定着装置を示
す斜視図。
【図6】本発明の第3の実施の形態である定着装置を示
す斜視図。
【図7】本発明の第4の実施の形態である加熱ローラを
示す正面図。
【図8】加熱ローラの内部に加熱コイルが挿入された状
態を示す斜視図。
【図9】加熱ローラを示す側断面図。
【図10】本発明の第5の実施の形態である定着装置を
示す斜視図。
【図11】本発明の第6の実施の形態である定着装置を
示す斜視図。
【図12】本発明の第7の実施の形態である加熱ローラ
を示す斜視図。
【図13】本発明の第8の実施の形態である加熱ローラ
を示す正面図。
【図14】定着装置を示す斜視図。
【図15】本発明の第9の実施の形態である定着装置を
示す斜視図。
【図16】本発明の第10の実施の形態である加熱ロー
ラを示す斜視図。
【図17】本発明の第11の実施の形態である加熱ロー
ラを示す側断面図。
【図18】加熱ローラを示す正断面図。
【図19】定着装置を示す斜視図。
【図20】本発明の第12の実施の形態である定着装置
を示す斜視図。
【図21】本発明の第13の実施の形態である加熱ロー
ラを示す斜視図。
【図22】本発明の第14の実施の形態である定着装置
を示す側断面図。
【符号の説明】
P…被定着材 2,21,30,35,40,43,45,52,5
5,60…加熱ローラ 3,63…加圧ローラ 11,36…中空ローラ 45A…中実ローラ 4,20,31,41,42,44,47,48,5
1,54,56,57…導線材(誘導加熱手段) 10,37…ヒートパイプ(熱移動手段) 13…水(熱媒体)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被定着材を加熱する加熱ローラと、 この加熱ローラに前記被定着材を加圧する加圧ローラ
    と、 を具備し、 前記加熱ローラは、 磁性体からなる中空ローラ管と、 この中空ローラ管の外表面に対向する導線材を有し、こ
    の導線材に高周波電流を印加することにより、前記中空
    ローラ管の外表面を誘導加熱する誘導加熱手段と、 熱媒体を封入して前記中空ローラ管内に挿入され、前記
    熱媒体を前記中空ローラ管の温度差に応じて移動させる
    熱移動手段と、 を具備することを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】前記導線材は前記加熱ローラと定着ローラ
    との接触部分以外の部分に前記加熱ローラの曲率に対応
    した形状で、並列に配線されることを特徴とする請求項
    1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】前記導線材は前記加熱ローラと定着ローラ
    との接触部分以外の部分に前記加熱ローラの曲率に対応
    した形状で、折り返しながら配線されることを特徴とす
    る請求項1記載の定着装置。
  4. 【請求項4】前記導線材は前記加熱ローラと定着ローラ
    との接触部分以外の部分に前記加熱ローラの軸方向に沿
    って対向配置される複数のコイル状の導線からなること
    を特徴とする請求項1記載の定着装置。
  5. 【請求項5】前記導線材は複数本の導線をより合わせて
    なるリッツ線であることを特徴とする請求項1〜4項の
    いずれか一項記載の定着装置。
  6. 【請求項6】前記加熱ローラの外側にゴム層を形成し、
    このゴム層の表面に樹脂層を形成することを特徴とする
    請求項1〜5記載のいずれか一項に記載の定着装置。
  7. 【請求項7】被定着材を加熱する加熱ローラと、 この加熱ローラに前記被定着材を加圧する加圧ローラ
    と、 を具備し、 前記加熱ローラは、 磁性体からなる中空ローラ管と、 この中空ローラ管内に挿入されるコイル状の導線材を有
    し、この導線材に高周波電流を印加することにより、前
    記中空ローラ管を誘導加熱する誘導加熱手段と、 熱媒体を封入して前記中空ローラ管の肉厚部内に挿入さ
    れ、前記熱媒体を前記中空ローラ管の温度差に応じて移
    動させる熱移動手段と、 を具備することを特徴とする定着装置。
  8. 【請求項8】被定着材を加熱する加熱ローラと、 この加熱ローラに前記被定着材を加圧する加圧ローラ
    と、 を具備し、 前記加熱ローラは、 磁性体からなる中空ローラ管と、 この中空ローラ管の外表面に対向する導線材を有し、こ
    の導線材に高周波電流を印加することにより、前記中空
    ローラ管の外表面を誘導加熱する誘導加熱手段と、 熱媒体を封入して前記中空ローラ管の肉厚部内に挿入さ
    れ、前記熱媒体を前記中空ローラ管の温度差に応じて移
    動させる熱移動手段と、 を具備することを特徴とする定着装置。
  9. 【請求項9】被定着材を加熱する加熱ローラと、 この加熱ローラに前記被定着材を加圧する加圧ローラ
    と、 を具備し、 前記加熱ローラは、 磁性体からなる中実ローラと、 この中実ローラの外表面に対向配置される導線材を有
    し、この導線材に高周波電流を印加することにより、前
    記中実ローラの外表面を誘導加熱する誘導加熱手段と、 熱媒体を封入して前記中実ローラ内に挿入され、前記熱
    媒体を前記中実ローラの温度差に応じて移動させる熱移
    動手段と、 を具備することを特徴とする定着装置。
  10. 【請求項10】被定着材を加熱する加熱ローラと、 この加熱ローラに前記被定着材を加圧する加圧ローラ
    と、 を具備し、 前記加熱ローラは、 磁性体からなる密閉式の中空ローラと、 この中空ローラの外表面に対向する導線材を有し、この
    導線材に高周波電流を印加することにより、前記中空ロ
    ーラの外表面を誘導加熱する誘導加熱手段と、 前記中空ローラ内に封入され、前記中空ローラの温度差
    に応じて移動する熱媒体と、 を具備することを特徴とする定着装置。
  11. 【請求項11】前記加熱ローラの表面層はゴム層により
    形成されていることを特徴とする請求項10記載の定着
    装置。
  12. 【請求項12】被定着材を加熱する加熱ローラと、 この加熱ローラに前記被定着材を加圧する加圧ローラ
    と、 を具備し、 前記加熱ローラは、 磁性体からなる密閉式の中空ローラと、 この中空ローラの外周面をその一端部側を除いて被覆す
    るゴム層と、 前記中空ローラの一端部側を加熱する加熱手段と、 前記中空ローラ内に封入され、前記加熱手段により加熱
    されることにより、前記中空ローラの軸方向に移動する
    熱媒体と、 を具備することを特徴とする定着装置。
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