JP2008064629A - ムラ検査方法、表示パネルの製造方法及びムラ検査装置 - Google Patents

ムラ検査方法、表示パネルの製造方法及びムラ検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】検査員による官能検査の結果に近い結果を得ることができるムラ検査方法、このムラ検査方法を利用した表示パネルの製造方法、及びムラ検査装置を提供する。
【解決手段】パネル材におけるムラの有無を検査するムラ検査方法において、検査対象となるパネル材を複数水準の条件で撮像し(ステップS1)、この撮像結果から複数枚の一次画像を取得し(ステップS2)、これらの一次画像に画像の変化を強調するような処理を施して複数枚の二次画像を作成し(ステップS3)、これらの二次画像を所定の重み付けで合成して合成画像を作成し(ステップS4)、この合成画像に基づいてムラの有無を判定する(ステップS5)。そして、所定の重み付けを、ムラが発生している教示用のパネル材について二次画像を作成し、これらの二次画像を合成して合成画像を作成したときに、ムラが発生している領域とそれ以外の領域とを区別できるように決定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ムラ検査方法、表示パネルの製造方法及びムラ検査装置に関し、特に、パネル材におけるムラの有無を検査するムラ検査方法、このムラ検査方法を使用した表示パネルの製造方法、及びパネル材におけるムラの有無を検査するムラ検査装置に関する。
従来より、液晶表示パネルを製造する際には、組み立て後のパネルに対してムラの有無の検査を行っている。このムラ検査は、検査員の目視による官能検査により行っており、このため、検査コストが高いという問題がある。
そこで、近年、検査対象となるパネル材をカメラで撮像し、取得された画像に対して空間微分フィルタ等を適用して、ムラを自動的に検出する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、この従来の自動検査方法においては、検査の結果が検査員の官能検査の結果と一致しないという問題があり、このため、実用化には至っていない。
特開2003−066398号公報
本発明の目的は、検査員による官能検査の結果に近い結果を得ることができるムラ検査方法、このムラ検査方法を利用した表示パネルの製造方法、及びムラ検査装置を提供することである。
本発明の一態様によれば、パネル材におけるムラの有無を検査するムラ検査方法であって、検査対象となる前記パネル材を複数水準の条件で撮像して複数枚の一次画像を取得する工程と、前記複数枚の一次画像に画像の変化を強調するような処理を施して複数枚の二次画像を作成する工程と、前記複数枚の二次画像を所定の重み付けで合成して合成画像を作成する工程と、前記合成画像に基づいてムラの有無を判定する工程と、を備え、前記所定の重み付けを、ムラが発生している教示用の前記パネル材について前記複数枚の二次画像を作成し、これらの二次画像を合成して合成画像を作成したときに、前記ムラが発生している領域とそれ以外の領域とが区別できるように決定することを特徴とするムラ検査方法が提供される。
本発明の他の一態様によれば、表示パネルを組み立てる工程と、前記表示パネルにムラが発生しているか否かを検査する工程と、を備え、前記検査する工程において、前記表示パネルを前記検査対象となるパネル材として、前記ムラ検査方法を実施することを特徴とする表示パネルの製造方法が提供される。
本発明の更に他の一態様によれば、パネル材におけるムラの有無を検査するムラ検査装置であって、検査対象となる前記パネル材を複数水準の条件で撮像する撮像部と、前記撮像によって取得された複数枚の一次画像に画像の変化を強調するような処理を施して複数枚の二次画像を作成し、前記複数枚の二次画像を所定の重み付けで合成して合成画像を作成し、前記合成画像に基づいてムラの有無を判定する演算部と、を備え、前記所定の重み付けは、ムラが発生している教示用の前記パネル材について前記複数枚の二次画像を作成し、これらの二次画像を合成して合成画像を作成したときに、前記ムラが発生している領域とそれ以外の領域とが区別できるように決定されたものであることを特徴とするムラ検査装置が提供される。
本発明によれば、検査員による官能検査の結果に近い結果を得ることができるムラ検査方法、このムラ検査方法を利用した表示パネルの製造方法、及びムラ検査装置を実現することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るムラ検査装置を例示するブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係るムラ検査装置1は、パネル材100における「ムラ」の有無を検査する装置である。「ムラ」とは、板状の部材(パネル材)の表面において、ある程度の面積を持ち、他の領域と色調又は輝度等の外観が異なる領域であって、欠陥として認識されるものをいう。パネル材100は、例えば、FPD(Flat Panel Display:平面型表示装置)等の複数の絵素が周期的に配列された表示パネルであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)である。ムラ検査装置1には、撮像部2、演算部3、記憶部4及び入出力部5が設けられている。そして、演算部3は、撮像部2、記憶部4及び入出力部5にそれぞれ接続されている。
撮像部2は、検査対象となるパネル材100を複数水準の条件で撮像する装置であり、例えば、複数の撮像素子が周期的に配列された撮像デバイスを備えている。条件とは、例えば、撮像角度、照明の明るさ、ズーム倍率、フォーカス位置、露光量、絞り量及びシャッタースピードからなる群から選択された1又は2以上の条件であり、パネル材100が画像を表示する表示パネルである場合には、さらに、パネル材に表示させるテストパターンの色調及び階調も条件に含まれる。
演算部3は、撮像部2の撮像によって得られた撮像画像に基づいて複数枚の一次画像を取得し、この複数枚の一次画像に画像の変化を強調するような処理を施して複数枚の二次画像を作成し、これらの複数枚の二次画像を合成して合成画像を作成し、この合成画像に基づいてムラの有無を判定する部分である。二次画像を合成して合成画像を作成する際には、記憶部4に予め入力された重み付けを適用する。なお、「重み付け」とは、二次画像の画素値に乗じる1組の係数であり、二次画像の数と同じ個数の数値からなる組である。この重み付けは、ムラが発生している教示用のパネル材について複数枚の二次画像を作成し、これらを合成して合成画像を作成したときに、ムラが発生している領域とそれ以外の領域とが区別できるように決定されたものである。また、パネル材100がFPDである場合には、FPDの絵素の配列周期と撮像部2の撮像素子の配列周期との差に起因して、撮像画像にモアレが発生することがある。この場合には、演算部3は、撮像画像からモアレを除去して一次画像を取得する。演算部3は、例えば、パーソナルコンピュータのCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)によって構成されており、例えば、撮像部2及び記憶部4の制御装置を兼ねている。
記憶部4は、撮像部2の撮像動作により取得された一次画像、演算部3によって使用される重み付け、並びに演算部3によって得られた演算結果、すなわち、二次画像、合成画像、判定結果等を記憶する装置である。記憶部4は、例えば、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)等の記憶デバイスにより構成されている。
入出力部5は、使用者との間のインターフェースであり、演算部3に対して命令を入力すると共に、演算部3から出力された情報を表示するものである。また、記憶部4に対して前述の重み付けを入力する際のインターフェースでもある。入出力部5は、例えば、キーボード及びディスプレイ等により構成されている。なお、演算部3、記憶部4及び入出力部5は、1台のパーソナルコンピュータによって構成されていてもよい。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係るムラ検査装置の動作、すなわち、本実施形態に係るムラ検査方法について説明する。
図2は、本実施形態に係るムラ検査方法を例示するフローチャート図であり、
図3は、本実施形態に係るムラ検査方法における画像情報の流れを例示する図である。
先ず、予め記憶部4に、二次画像を合成する際の重み付けを入力する。この重み付けは、検査員によってムラが発生していると判定されたパネル材を用意し、これを教示用のパネル材とし、この教示用のパネル材について複数枚の二次画像を作成し、これらの二次画像を前述の重み付けによって合成したときに、合成画像においてムラが発生している領域とそれ以外の領域とが区別できるように決定された重み付けである。例えば、教示用のパネル材に関する合成画像において、ムラが発生している領域の輝度のエントロピーのそれ以外の領域の輝度のエントロピーに対する比の値が極大になるように決定された重み付けである。この重み付けはムラの種類ごとに決定する。
このように、記憶部4に重み付けを入力した後、検査対象となるパネル材100の検査を行う。以下、図2及び図3を参照して説明する。
先ず、図2のステップS1に示すように、撮像部2がパネル材100を複数水準の条件で複数回撮像する。条件とは、例えば、撮像角度、照明の明るさ、ズーム倍率、フォーカス位置、露光量、絞り量又はシャッタースピードであり、パネル材100が表示パネルである場合には、この表示パネルに表示させるテストパターンの色調又は階調であってもよい。例えば、パネル材100の撮像角度を3水準に変化させながら、3回の撮像を行う。これにより、撮像部2から演算部3に対して、例えば3枚の撮像画像201a、201b及び201c(以下、総称して「撮像画像201」ともいう)が出力される。
次に、ステップS2に示すように、演算部3が、それぞれの撮像画像201から一次画像202a〜202c(以下、総称して「一次画像202」ともいう)を取得する。すなわち、撮像画像201aから一次画像202aを取得し、撮像画像201bから一次画像202bを取得し、撮像画像201cから一次画像202cを取得する。このとき、もし、撮像画像にモアレが発生していたら、モアレを除去する処理を行う。また、必要に応じて、コントラストを高める画質補正、及び画像の形状を規格化する形状補正等の補正を行う。なお、撮像画像201に対して処理及び補正を行う必要がなければ、撮像画像201をそのまま一次画像202とする。
次に、ステップS3に示すように、複数枚の一次画像202に対して、画像の変化を強調するような処理を施して、複数枚の二次画像203を作成する。
例えば、一次画像202a〜202cをそれぞれ空間に関して微分することにより、空間微分画像204a〜204c(以下、総称して「空間微分画像204」ともいう)を作成する。
また、相互に異なる水準の条件で撮像された2枚の一次画像202から作成された空間微分画像204の差画像205を作成する。例えば、空間微分画像204a及び204bから、これらの差画像205aを作成し、空間微分画像204b及び204cから、これらの差画像205bを作成する。
更に、相互に異なる水準の条件で撮像された3枚の一次画像202a〜202cに基づいて、1枚の和画像206を作成する。すなわち、和画像206における各領域(以下、「特定領域」という)ごとに、一次画像202aにおける特定領域に相当する領域の画素値と、一次画像202bにおける特定領域の隣の領域に相当する領域の画素値と、一次画像202cにおける特定領域の隣の領域の更に隣の領域に相当する領域の画素値と、を所定の割合で加算して、和画像206の特定領域の画素値とする。この加算を、和画像206の全領域を順次特定領域として繰り返すことにより、和画像206を作成する。
空間微分画像204a〜204c、差画像205a及び205b、並びに和画像206が、二次画像203である。
次に、ステップS4に示すように、全ての二次画像203を、記憶部4に記憶されている所定の重み付けで合成して、合成画像207を作成する。合成画像207は、重み付けごと、すなわち、ムラの種類ごとに作成する。例えば、ムラの種類が4種類知られている場合には、記憶部4には重み付けを4通り記憶させておき、この重み付けごとに4枚の合成画像207a〜207dを作成する。
次に、ステップS5に示すように、合成画像207a〜207dに基づいて、ムラの有無を判定する。例えば、合成画像207a〜207dの全てにムラが認められなかった場合に、このパネル材100を「ムラ無し」と判定し、合成画像207a〜207dのうち少なくとも1枚の画像にムラが認められた場合に、このパネル材100を「ムラ有り」と判定する。
本実施形態によれば、図2のステップS4に示す工程において二次画像から合成画像を作成する際に適用する重み付けを、予め検査員によってムラがあると判定された領域が本検査方法によってもムラがあると判定され、検査員によってムラがないと判定された領域が本検査方法によってもムラがないと判定されるように決定している。これにより、検査員による官能検査の結果に近い結果を得ることができるムラ検査方法及びムラ検査装置を実現することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態は、表示パネルの製造方法の実施形態である。
図4は、本実施形態に係る表示パネルの製造方法を例示するフローチャート図である。
先ず、図4のステップS11に示すように、表示パネルを組み立てる。次に、ステップS12に示すように、組み立てられた表示パネルについて、ムラ検査を行う。このとき、ステップS12に示すムラ検査工程において、前述の第1の実施形態におけるムラ検査方法(図2参照)を実施する。これにより、表示パネルが製造される。
本実施形態によれば、ムラ検査工程を自動化することができるため、表示パネルを高い生産性で製造することができる。
次に、前述の各実施形態を具現化するための具体例について説明する。
先ず、第1の具体例について説明する。
本具体例は、前述の第1の実施形態の具体例である。本具体例に係るムラ検査装置は、パネル材として、例えば、携帯電話の表示画面を構成するLCDのムラ検査を行うものである。
図5は、本具体例に係る検査装置を例示するブロック図であり、
図6は、撮像面に投影された表示パネルの絵素とカメラの撮像素子との関係を例示する図である。
図5に示すように、本具体例に係るムラ検査装置11においては、撮像部2、演算部3、記憶部4及び入出力部5が設けられている。そして、撮像部2には、表示パネル101を支持する可動ステージ6と、表示パネル101を撮像するカメラ7が設けられている。可動ステージ6は、例えば、2軸のゴニオステージによって構成されており、表示パネル101の姿勢を2軸に沿って独立に制御することができる。
また、カメラ7は、CCD(Charge-Coupled Device:電荷結合デバイス)等の複数の撮像素子が周期的に配列された撮像デバイス(図示せず)、及びこの撮像デバイスに対して集光する光学系(図示せず)により構成されている。カメラ7の撮像デバイスにおける撮像素子の配列密度は、カメラ7の撮像面に投影された表示パネル101の像における表示パネル101の絵素の配列密度よりも大きい。従って、カメラ7は、表示パネル101の各絵素を複数の撮像素子により撮像して撮像画像を取得する。例えば、図6に示すように、カメラ7の撮像面において、表示パネル101の1つの絵素101aの像に対して、カメラ7の撮像素子7aが9行9列のマトリクス状に合計で81個配置される。なお、表示パネルの「絵素」とは、1組のRGBの画素からなる表示の基本単位をいう。
更に、演算部3は、撮像画像における連続して配列された複数の画素を含む領域を、各領域の位置及び面積が所定の範囲内でランダムになるように設定し、それぞれの領域に含まれる複数の画素を合成して1つの画素を形成することにより、一次画像を作成する。
ムラ検査装置11における上記以外の構成は、図1に示すムラ検査装置1の構成と同様である。
次に、本具体例に係るムラ検査装置の動作、すなわち、本具体例に係るムラ検査方法について説明する。
図7は、本具体例に係る検査方法を例示するフローチャート図であり、
図8は、表示パネルの絵素と合成単位領域との関係を例示する図である。
図9及び図10は、本具体例に係る検査方法における画像情報の流れを例示する図である。なお、図9及び図10は、図示を簡略化するために、一部の水準のみを示している。
また、図11(a)及び(b)は、横軸に画像上の位置をとり、縦軸に係数をとって、空間微分フィルタを例示するグラフ図であり、(a)は、正と負の2つのガウス関数を組み合わせたフィルタを示し、(b)は、(a)と等価な1つの関数によって表されるフィルタを示す。
図12は、横軸に画像上の位置をとり、縦軸に係数をとって、和画像を作成する方法を例示する図であり、
図13(a)乃至(d)は、合成画像及び二値画像を例示する図であり、(a)は合成画像を示し、(b)は(a)に示す合成画像を二値化した二値画像を示し、(c)は他の合成画像を示し、(d)は(c)に示す合成画像を二値化した二値画像を示す。
図14(a)は教示用パネルを例示する図であり、(b)は(a)に示す教示用パネルに対応するマスクを例示する図である。
以下、図5乃至図14を参照して説明する。
先ず、予め記憶部4(図5参照)に、二次画像を合成する際の重み付けを表す「重みパラメータセット」を入力する。この重みパラメータセットの具体的な決定方法は後述する。記憶部4に重みパラメータセットが入力された状態で、検査対象となる表示パネル101の検査を行う。
先ず、図7のステップS21に示すように可動ステージ6が表示パネル101を保持した状態で駆動することにより、カメラ7が表示パネル101を撮像する。これにより、撮像角度を変化させながら、表示パネル101を撮像する。例えば、撮像角度を−30度から+30度の範囲で変化させながら、−30度、−20度、−10度、−5度、0度、+5度、+10度、+20度、+30度の9水準の撮像角度で撮像を行い、撮像画像301を取得する。そして、取得された撮像画像301を、演算部3に対して出力する。なお、「撮像角度」とは、表示パネル101の中心とカメラ7とを結ぶ直線と表示パネル101の表面の法線とのなす角度である。
図9に示すように、撮像角度が大きく、一度に表示パネル101の全領域においてフォーカスを合わせることができない場合は、1水準の撮像角度につき、フォーカス位置を相互に異ならせた複数枚の撮像画像を取得する。これにより、いずれかの撮像画像における合焦している領域301aにより、表示パネル101の全領域がカバーされるようにする。なお、図9には、撮像角度が+30度であり、3枚の撮像画像を取得した場合を示している。
このとき、図6に示すように、表示パネル101の各絵素101aを、例えば9行9列に配列された81個の撮像素子7aにより撮像する。これにより、撮像条件がサンプリング定理を満足し、撮像画像301には、絵素101aの配列周期と撮像素子7aの配列周期との干渉によるモアレは発生しない。
次に、ステップS22に示すように、演算部3が撮像画像301に対して幾何学補正を行い、整形する。すなわち、撮像画像301は、カメラ7と表示パネル101の各部分との間の距離の違いによって歪んでいるため、これを一定の形状、例えば、表示パネル101の形状と相似の長方形に整形することにより、画像を規格化する。このとき、ステップS21に示す撮像工程において、1水準についてフォーカス位置を相互に異ならせた複数枚の撮像画像を取得した場合は、各撮像画像の合焦している領域301a(図9参照)のみを組み合わせて1枚の画像とした上で、整形を行う。これにより、整形画像302を取得する。
整形画像は、表示パネルの絵素に比べて解像度が高く、各絵素の構造まで撮像されているため、マクロ的な欠陥であるムラの抽出には不向きである。また、撮像画像はデータのサイズが大きく、取り扱いが不便である。そこで、ステップS23に示すように、整形画像302を縮小する。具体的には、平均して9行9列のマトリクス状に連続して配列された平均81個の撮影画素7aを合成して1つの画素を作成することにより、画像の解像度を低下させる。このとき、縮小後の画像の1つの画素が、表示パネル101のほぼ1つの絵素101aに対応するようにする。
しかしながら、整形画像302を均一に縮小すると、縮小後の画像にモアレが発生してしまう。このため、図8に示すように、縮小前の画像において、縮小後に1つの画素となる領域(以下、「合成単位領域302a」という)の面積及び中心Cの位置を、所定の範囲内でランダムに設定する。例えば、合成単位領域の面積を9行9列の画素領域から11行11列の画素領域程度の範囲でランダムに設定し、中心Cの位置を基準位置から上下左右に1画素程度の範囲でランダムに設定する。また、整形画像の縮小は、ガウス関数で表される重みを付けて行い、このガウス関数の係数も、ランダムに設定する。
具体的には、画像の縮小率をNとし、縮小後の画像における座標(x,y)に位置する画素の画素値をp(x,y)とし、縮小前の元画像における座標(X,Y)に位置する画素の画素値をP(X,Y)とし、元画像の各画像単位領域内において座標(i,j)に位置する画素の重み関数をW(i,j)とし、(−1)乃至(+1)の範囲でランダムな値をとる乱数をrnd1、rnd2、rnd3とするとき、縮小後の画像における画素値p(x,y)を、下記数式1及び数式2により算出する。
このようにして縮小した画像に、必要に応じて、コントラストを向上させる等の処理を施す。これにより、一次画像303が取得される。
次に、図10及び図7のステップS24に示すように、一次画像303の空間微分を行い、空間微分画像304を作成する。具体的には、それぞれの一次画像303に対して、図11(a)に示すような正と負の2つのガウス関数を組み合わせたフィルタをかける。すなわち、一次画像303に対して、多重カーネルサイズによる多次元フィルタリングを適用する。このフィルタにおいては、負のガウス関数が正のガウス関数よりもブロードであり、ピーク高さの絶対値が小さくなっている。これにより、空間微分画像304は、一次画像303における空間的な画像の変化を強調した画像になる。例えば、1枚の一次画像303から、ガウス関数の形状を異ならせた2種類の空間微分画像304a及び304bを作成し、更に、空間微分画像304aから空間微分画像304bを減じた差画像(空間微分画像304c)及び空間微分画像304bから空間微分画像304aを減じた差画像(空間微分画像304d)を作成する。
また、図11(b)に示すように、図11(a)に示す2つのガウス関数からなるフィルタとほぼ等価な1つの関数からなるフィルタを2種類用意し、これらのフィルタを一次画像303にかけることにより、空間微分画像304e及び304fを作成する。このようにして、1枚の一次画像303から6枚の空間微分画像304を作成する。
次に、ステップS25に示すように、空間微分画像304のうち、同じ種類のフィルタにより作成された画像であって、撮像角度の水準が1水準ずれた2枚の画像から、1枚の差画像305を形成する。例えば、図10に示すように、撮像角度が+30度である空間微分画像304aから、撮像角度が+20度である空間微分画像304aを減じて、差画像305aを作成する。また、撮像角度が+30度である空間微分画像304bから撮像角度が+20度である空間微分画像304bを減じて、差画像305bを作成する。同様にして、撮像角度が+30度である空間微分画像304c〜304fから、撮像角度が+20度である空間微分画像304c〜304fを減じて、差画像305c〜305fを作成する。更に、他の撮像角度についても、同様にして、差画像305を作成する。差画像305は、撮像角度の変化に起因する画像の変化を強調した画像となる。
一方、ステップS26に示すように、ステップS24及びS25に示す工程とは別に、連続した水準の撮像角度で撮像された3枚の一次画像303に基づいて、1枚の和画像306を作成する。具体的には、例えば、図12に示すように、1つの極大値とこの極大値を挟む2つの極小値を持つ関数F(x)を、3枚の一次画像に対して適用する。すなわち、和画像306の1つの画素(以下、「特定画素」という)の画素値を、下記(1)〜(3)の値の和とする。
(1)撮像角度が+30度の一次画像303におけるこの特定画素に対応する画素を含む領域R1(特定領域)の画素値に関数F(x)を乗じた値。
(2)撮像角度が+20度の一次画像303における領域R1を挟む領域R2の画素値に関数F(x)を乗じた値。
(3)撮像角度が+10度の一次画像303における領域R1及びR2を挟む領域R3の画素値に関数F(x)を乗じた値。
なお、各領域R1〜R3に含まれる画素数は任意である。
そして、和画像306の各画素を特定画素として上述の計算を繰り返すことにより、和画像306を作成する。和画像306は、空間的な画像の変化、及び撮像角度の変化に起因する画像の変化の双方を強調した画像となる。
次に、ステップS27に示すように、全ての二次画像、すなわち、空間微分画像304、差画像305及び和画像306を合成して、合成画像307を形成する。撮像角度が9水準である場合には、空間微分画像304の枚数は54枚(9水準×6枚)であり、差画像305の枚数は48枚(8水準×6枚)であり、和画像306の枚数は7枚(7水準)であるため、合計109枚の二次画像を合成して、1枚の合成画像307を形成する。また、撮像角度以外の条件も変化させて撮像した場合には、それらの撮像画像から得られた二次画像も併せて合成する。このとき、二次画像を合成する際の「重みパラメータセット」は、記憶部4(図5参照)に記憶されている重みパラメータセット、すなわち、検出したいムラの種類ごとに設定された重みパラメータセットを使用する。このようにして、ムラの種類ごとに合成画像を形成する。
次に、図13及びステップS28に示すように、合成画像307を所定の閾値で二値化して二値画像308を形成し、ムラの有無を識別する。すなわち、図13(a)及び(b)に示すような合成画像307を所定の閾値で二値化して、それぞれ(c)及び(d)に示すような二値画像308を形成し、ムラ310の有無を識別する。
次に、ステップS29に示すように、この識別結果に基づいて、ムラの有無を判定する。すなわち、知られているムラの種類が1種類だけであるときは、ステップS28における識別結果がそのまま判定結果となる。一方、複数種類のムラが知られており、複数枚の合成画像307を作成した場合には、複数枚の二値画像308を作成してOR演算を行い、少なくとも1枚の合成画像307においてムラの発生が識別された場合には、「ムラ有り」と判定し、全ての合成画像307においてムラの発生が識別されなかった場合には、「ムラ無し」と判定する。なお、このとき、ムラの面積によってムラの発生程度をランク分けしてもよく、または、各合成画像307に関して、相互に異なる閾値を使用して複数枚の二値画像を形成し、ムラとその周囲との階調差によって、ムラの発生程度をランク分けしてもよい。
以下、重みパラメータセットの決定方法について説明する。先ず、図14(a)に示すように、検査員によってムラが発生していると判定された表示パネルを用意し、これを教示用パネル101bとする。そして、教示用パネル101bにおいて、ムラ310bが発生している領域311を特定する。また、教示用パネル101bにおける領域311以外の領域を、領域312とする。
次に、図14(b)に示すように、教示用パネル101bに対応するマスクであって、領域311と領域312とを区別することができるようなマスク320を作成する。なお、同じ種類のムラについて、複数枚の教示用パネル101bを用意できた場合には、各教示用パネル101bに対応する複数枚のマスク320を作成する。
次に、教示用パネル101bに関して、図7のステップS21乃至S26に示す工程を実施し、複数枚の二次画像を作成する。次に、重みパラメータセットの初期値を任意に設定して、合成画像を作成する。次に、この合成画像にマスク320を適用して、領域311の輝度のエントロピーと、領域312の輝度のエントロピーとをそれぞれ求める。このとき、教示用パネル101bが複数枚ある場合には、全ての教示用パネル101bに関するデータを合算して、領域311のエントロピー及び領域312のエントロピーを1つずつ求める。
一般に、画像中のある領域において画像の変化が激しいと、この領域における輝度の変化が大きくなり、輝度ごとの出現確率を示すヒストグラムを作成したときに、その出現確率の分布がばらつく。そうすると、この領域の輝度のエントロピーが大きくなる。エントロピーHは、輝度をfとし、ある輝度fの出現確率をP(f)とし、輝度fの階調数をLとするとき、下記数式3によって与えられる。
このようにして求めたエントロピーを利用して、領域312(ムラが発生していない領域)の輝度のエントロピーに対する領域311(ムラが発生している領域)の輝度のエントロピーの比の値を求める。以下、この比の値を「エントロピー比」という。エントロピー比を数式で表すと、以下のようになる。

エントロピー比=(ムラ有り領域のエントロピー)/(ムラ無し領域のエントロピー)
次に、収束演算を行い、エントロピー比が極大になるように、重みパラメータセットを構成する各パラメータの値を調整する。具体的には、重みパラメータセットから1つのパラメータを選び、このパラメータ以外のパラメータの値を固定した状態で、この1つのパラメータの値を現在の値から一定量大きな値及び一定量小さな値に変化させる。そして、この3つの値のうち、エントロピー比が最も大きくなるような値を、このパラメータの新たな値とする。この操作を繰り返し、エントロピー比が極大値となったところで、このパラメータの値を一旦固定する。
次に、他のパラメータを1つ選び、同様な操作を行い、この他のパラメータの値を、エントロピー比が極大になるような値に調整する。この調整を全てのパラメータに対して行う。そして、全てのパラメータについての調整を、エントロピー比が一定値に収束するまで繰り返す。これにより、エントロピー比が極大値をとるような重みパラメータセットを決定することができる。その後、この決定された重みパラメータセットを、記憶部4に記憶させる。なお、ムラの種類が複数種類ある場合は、ムラの種類ごとに、重みパラメータセットを決定する。
このようにして、ムラが発生している教示用のパネル材について複数枚の二次画像を作成し、これらの二次画像を合成して合成画像を作成したときに、ムラが発生している領域とそれ以外の領域とが区別できるように、重みパラメータセットを決定する。
以下、本具体例の効果について説明する。
本具体例においては、図7のステップS24〜S26に示す工程において、一次画像から二次画像を作成するときに、空間的な画像変化を強調する空間微分画像、撮像角度の変化に起因する画像変化を強調する差画像、空間的な画像変化及び撮像角度の変化に起因する画像変化の双方を強調する和画像を作成している。これらの処理は、人間の視覚において行われている処理と類似するものである。以下、この点について詳細に説明する。
人間の網膜内には、視細胞からの信号が入力される「アマクリン細胞」が存在し、この「アマクリン細胞」には、視覚の空間的な変化を強調する細胞、時間的な変化を強調する細胞、及び時空間的な変化を強調する細胞が存在することがわかっている。このため、人間は、空間的、時間的及び時空間的に変化する対象を、容易に認識することができる。従って、表示パネルを目視検査する検査員が、従来のムラ検査装置によっては検出が困難であった欠陥を検出することができるのは、このようなアマクリン細胞の機能に基づいているものと推定される。例えば、検査員は、表示パネルのある領域の色調が、隣接する領域の色調と微妙に異なっていることを、空間的な変化を強調する細胞にサポートされて認識し、これをムラと判定できるものと推定される。また、検査員が表示パネルの角度を変えながらこの表示パネルを観察するときには、ある角度から見たときのみ視認されるムラを、時間的又は時空間的な変化を強調する細胞にサポートされて、検出することができるものと推定される。
そこで、本具体例においては、このような人間の視覚のサポート機能をシミュレートすることにより、人間の官能検査に近い結果を得ることを企図している。すなわち、アマクリン細胞による空間的な変化を強調する作用は、本具体例においては、ステップS24に示すように、一次画像から空間微分画像を作成して空間的な変化を強調することにより、模擬している。
また、検査員が表示パネルの角度を変えながら観察するときに、アマクリン細胞による視覚の時間的及び時空間的な変化を強調する作用は、本具体例においては、ステップS25及びS26に示すように、相互に異なる撮像角度によって撮像された一次画像から差画像及び和画像を求めることにより、人間の視覚の時間軸の変化を撮像角度軸の変化に置き換えて、模擬している。すなわち、検査員が表示パネルの角度を変えながら観察するときは、時間軸と角度軸(条件軸)が同じ方向を向いており、検査員の視覚は時間軸の変化を強調している。これに対して、本具体例のムラ検査装置においては、角度軸の変化を強調するような画像処理を行うことにより、検査員の視覚と同様な効果を得ている。
なお、本具体例においては、撮像条件として撮像角度を変化させる例について説明したが、本実施形態はこれには限定されない。例えば、表示パネルのムラのなかには、表示パネルに緑色の光を発光させたときのみ出現し、他の色の光を発光させたとき、及び光を発光させないときには出現しないムラもある。検査員がこのようなムラを検査する場合、表示パネルに緑色の光のみを発光させ続けても、ムラを検出することは困難であるが、表示パネルの発光色を時間と共に徐々に変化させると、発光色が緑色になった時に、このムラを容易に検出することができる。これは、視覚の時間的な変化を強調する細胞の作用によるものと推定される。本実施形態によれば、検査対象である表示パネルに表示させるテストパターンの色調を複数の水準で設定し、各水準において表示パネルを撮像することにより、このような官能検査をシミュレートすることができる。
また、本具体例においては、二次画像から合成画像を作成する際に使用する重みパラメータセットを、検査員によってムラがあると判定された領域が本検査方法によってもムラがあると判定され、検査員によってムラがないと判定された領域が本検査方法によってもムラがないと判定されるように、決定している。すなわち、重みパラメータセットの決定に際して、官能検査とのすり合わせを行っている。
これにより、例えば、特定の撮像角度でないと認識されないようなムラについても、そのムラが出現する撮像角度に高い重み付けを付けることにより、確実に検出することができる。また、表示パネルの発光ばらつきや検査用の照明光の反射のように、検査員であれば明らかにムラではないと判断できるような画像内の異常領域を、合成画像から除外することができる。更に、このようにして、重みパラメータセットを決定することにより、検査の結果を官能検査の結果により一層近づけることができる。一般に、初めてムラの検査を行った人は、ムラを検出することができない。しかしながら、ムラ検査の経験を積むことにより、次第にムラを検出できるようになる。これは、人間の脳が学習することにより、視覚情報を最適化し、ムラの検出を容易にしているためと推定される。本具体例においては、上述の如く重みパラメータセットを決定することにより、人間の脳の可塑性をシミュレートし、ベテランの検査員の学習の成果を取り入れることができる。
更に、本具体例においては、表示パネルを撮像する際に、表示パネルの各絵素を複数の撮像素子によって撮像している。また、このようにして取得された撮像画像について、合成単位領域に属する複数の画素から1つの画素を合成することにより、撮像画像よりも解像度が低い一次画像を作成している。そして、このとき、各合成単位領域の位置及び面積並びに各画素の重み付けを、上記数式1及び数式2により、所定の範囲内でランダムに設定している。このように、撮像画像から一次画像を作成する際に、ランダムサンプリングを行うことにより、画像の周期性を破壊し、モアレを抑制することができる。また、一次画像の解像度を低減することにより、以後の処理における計算量を低減し、処理速度を向上させることができる。
なお、本具体例においては、撮像角度を制御するために、撮像部2に可動ステージ6を設ける例を示したが、表示パネル101を固定して、カメラ7を移動させてもよい。また、撮像角度の水準は、上述の例に限定されず、例えば、2軸に沿って変化させてもよい。更に、上述の重みパラメータセットの決定方法においては、各パラメータを、ある初期値からスタートさせ、収束演算によってエントロピー比が増加する方向への修正を繰り返して、一定値に収束させているため、エントロピー比が極大値になるような重みパラメータセットを見つけることはできるものの、その極大値が必ずしも最大値であるとは限らない。このため、初期値が異なると、異なる結果に収束してしまう可能性がある。これに対しては、複数の初期値をランダムに設定して収束演算を行い、収束した結果のうち、エントロピー比が最大となる結果を採用する方法、又は、遺伝的アルゴリズム若しくはアニーリング等、極値に陥りにくいアルゴリズムを使用する方法を用いることにより、重みパラメータセットが不適切な値に設定されてしまう危険を回避することができる。
次に、第2の具体例について説明する。
本具体例に係るムラ検査装置においては、図5に示すカメラ7に、テレセントリックレンズ(図示せず)が装着されている。これにより、表示パネル101を斜め方向から撮像したときに、表示パネルの全体に焦点を合わせることができる。また、撮像画像において、カメラ7と表示パネル100の各部分との間の距離のばらつきに起因する画像の歪みを抑制することができる。この結果、図7のステップS21に示す撮像工程において、大きな撮像角度で撮像する場合にも、撮像画像を1枚のみ取得すればよく、また、ステップS22に示す整形工程において、整形の処理が容易又は不要である。本具体例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の具体例と同様である。
次に、第3の具体例について説明する。
図15は、本具体例に係るムラ検査装置の撮像部を例示する光学モデル図であり、
図16は、本具体例において得られる撮像画像を例示する図である。
図15に示すように、本具体例に係るムラ検査装置の撮像部12においては、カメラ7から検査対象物である表示パネル101までの光路に介在するように、多面プリズム18が設けられている。多面プリズム18は、例えば、その片面が3行3列のマトリクス状に区画されており、各領域が相互に異なる角度にカットされた板状の透明部材である。
また、撮像部12においては、可変ステージ6(図5参照)は設けられておらず、その替わりに、固定ステージ16が設けられている。
図15に示すように、本具体例においては、表示パネル101から相互に異なる9方向に出射した光が、多面プリズム18を通過することにより屈折し、その進行方向が同一方向に変えられることにより、カメラ7に到達する。これにより、図16に示すように、カメラ7は、表示パネル101を、相互に異なる9方向から一時に撮像することができる。この結果、取得された撮像画像301bには、相互に異なる9方向から見た表示パネル101が記録される。
本具体例によれば、前述の第1の具体例のように、表示パネル101の姿勢を変化させながら撮像を繰り返す必要がなく、1回の撮像により、表示パネル101を複数水準の撮像角度により撮像することができる。これにより、撮像角度の変更に要する時間を削減することができ、検査効率を向上させることができる。また、可変ステージが不要になるため、検査装置のコストを低減することができる。本具体例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の具体例と同様である。
なお、本具体例においては、多面プリズム18がカメラ7と表示パネル101との間に配置されている例を示したが、本実施形態はこれに限定されず、例えば、多面プリズムはカメラの内部に組み込まれていてもよく、若しくは、カメラを構成するレンズのうちの1枚以上のレンズが多面プリズム状に加工されていてもよい。又は、複数枚のミラーが、多面プリズムと同様な光学的作用を実現するように配置されていてもよい。
次に、第4の具体例について説明する。
図17(a)乃至(f)並びに図18(a)及び(b)は、横軸に画像上の位置又は周波数をとり、縦軸に信号の強度をとって、本具体例における信号処理方法を例示するグラフ図である。
本具体例においては、前述の第1の具体例とは異なり、図7のステップS21に示す撮像工程において、カメラ7の撮像面におけるカメラ7の撮像素子の密度を表示パネル101の絵素密度程度とする。すなわち、表示パネル101の1つの絵素をカメラ7のほぼ1つの撮像素子によって撮像し、ステップS23に示すような整形画像の縮小を行わない。その替わり、ステップS22において作成した整形画像に対して、以下に示す信号処理を行う。
図17(a)及び(b)は、検査対象となる表示パネル101が出力する画像の信号を例示している。すなわち、図17(a)及び(b)の横軸は画像上の位置を表し、縦軸は信号の強度を表しており、(a)はこの表示パネルを正面、すなわち、撮像角度が0度となる方向から見た場合を示し、(b)はこの表示パネルを正面から45度傾斜した方向、すなわち、撮像角度が45度となる方向から見た場合を示す。
このような表示パネルをカメラによって撮像し(ステップS21)、整形すると(ステップS22)、その整形画像の信号は、それぞれ図17(c)及び(d)に示すような信号となる。この整形画像には、表示パネルの絵素の配列周期とカメラの撮像素子の配列周期との干渉によって生じるモアレが出現しており、このままでは、ムラ検査を行うことは困難である。
そこで、図17(e)及び(f)に示すように、この信号にFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)を行い、空間軸の信号から周波数軸の信号に変換する。カメラにおける撮像素子(例えば、CCD)の配列周波数をfとし、カメラの投影面における表示パネル(例えば、LCD)の絵素の配列周波数をfとし、表示パネルに発生しているムラの空間周波数をfとすると、モアレ及びムラの空間的な周波数は、撮像角度が0度のときと45度のときで、下記表1のように変化する。
表1に示すように、撮像角度を変化させると、モアレの周波数とムラの周波数とが相互に異なる挙動で変化する。特に、撮像素子の配列周波数fと絵素の配列によって決まる周波数fとが、ムラの周波数fと比べて十分に近い値をとるとき、撮像角度の変化に伴う周波数の変化の違いが顕著になる。このため、図17(e)及び(f)に示すように、周波数軸の信号において、モアレの周波数成分を特定することができる。
そして、図17(e)及び(f)に示す信号から、モアレの周波数成分を除去する。これにより、図18(a)に示す信号を得ることができる。次に、図18(a)に示す信号に逆FFTを行い、周波数軸の信号から空間軸の信号に変換する。これにより、図18(b)に示すような空間軸の信号を得ることができる。以上の処理により、撮像画像からモアレを除去することができる。この画像を一次画像とする。以後、図7のステップS24以降に示す工程を実施する。
本具体例によれば、前述の第1の具体例と比較して、カメラの解像度を低減することができ、ムラ検査装置のコストを抑えることができる。また、整形工程(ステップS22)において扱うデータ量が減るため、処理速度を向上させることができる。本具体例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の具体例と同様である。
次に、第5の具体例について説明する。
撮像によって取得された撮像画像には、検査対象となるムラの他にも、輝度分布が不均一な領域(以下、「疑似ムラ」という)が出現する場合がある。このような疑似ムラには、表示パネルの光学設計に起因するものと、撮像部の光学特性に起因するものとがある。表示パネルの光学設計に起因する疑似ムラとしては、例えば、拡散板の不均一性、導光板から液晶パネルに向かう光の出射方向の偏り、及び液晶パネルの視野角等に起因するものがある。このような疑似ムラが出現する場合において、検査対象となるムラを精度よく検出するためには、疑似ムラと検査対象となるムラとを識別する必要がある。
そこで、本具体例においては、予め、疑似ムラを含み、ムラを含まない基準画像を作成する。具体的には、表示パネルの光学設計に起因する疑似ムラについては、この表示パネルの設計データに基づいて光線追跡シミュレーションを行い、表示パネルのバックライトから出射した光線の軌跡を計算する。そして、この計算結果に基づいて、表示パネルとカメラとの位置関係を考慮して、撮像画像の輝度分布を推定する。また、撮像部の光学特性に起因する疑似ムラについては、積分球を用いて検出する。これにより、撮像画像に出現する疑似ムラを算出し、基準画像を作成する。
そして、図7のステップS22に示す整形画像を取得する工程において、検査対象となる表示パネルから得られた整形画像から、基準画像を減算する。すなわち、整形画像と基準画像との差画像を求める。その後、この差画像を用いて、ステップS23以降に示す工程を実施する。
従来、上述のような疑似ムラが発生する場合においては、疑似ムラと検査対象とするムラとを自動的に識別することが困難であり、検査員による判別に頼らざるを得なかった。このことも、ムラ検査の自動化を阻害する要因となっていた。しかしながら、本具体例によれば、疑似ムラが発生する場合においても、ムラの検出を自動的に精度よく行うことができる。本具体例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の具体例と同様である。
次に、第6の具体例について説明する。
本具体例においては、予め良品の表示パネルの撮像画像を複数枚取得しておき、これらの平均画像を作成する。次に、この平均画像を整形して、基準画像とする。以後の工程は、前述の第5の具体例と同様である。すなわち、図7のステップS22に示す工程において、検査対象となる表示パネルから得られた整形画像から基準画像を減算して差画像を求め、この差画像を用いて、ステップS23以降に示す工程を実施する。本具体例によっても、第5の具体例と同様な効果を得ることができる。
次に、第7の具体例について説明する。
図19は、本具体例に係るムラ検査方法を例示するフローチャート図であり、
図20(a)乃至(c)は、本具体例の予備検査において取得される一次画像を例示する模式図である。
図19に示すように、本具体例においては、先ず、ステップS31に示すように、検査対象となる全ての表示パネルに対して予備検査を行う。そして、この予備検査の結果、ムラが発生している可能性が高いと判定された表示パネルについてのみ、ステップS32に示す本検査を行う。
ステップS31に示す予備検査においては、撮像角度、拡大率(ズーム倍率)等の条件からなる組を複数組設定し、これらの条件について、前述の第1の具体例に係るムラ検査を、判定基準を過検出気味に設定して実施する。そして、ムラが検出された条件の組を中心として、各条件の水準を僅かに変化させて、再度、前述の判定基準を過検出気味にしてムラ検査を実施する。例えば、ムラが検出された条件を基本条件とし、この基本条件に対して拡大率、すなわち、表示パネルの絵素密度に対する撮像素子密度の比を異ならせた条件(拡大率変更条件)と、基本条件に対して撮像角度を異ならせた条件(撮像角度変更条件)との3条件を設定する。また、本具体例においては、少なくとも基本条件においては、表示パネルの各絵素をほぼ1つの撮像素子によって撮像する。
このようにして予備検査を行うと、図20(a)乃至(c)に示すような一次画像が得られる。図20(a)は基本条件によって取得された画像であり、(b)は拡大率変更条件によって取得された画像であり、(c)は撮像角度変更条件によって取得された画像である。この予備検査においては、判定基準を過検出気味に設定してあるため、画像全体の輝度差が一定の範囲内にあるもの、すなわち、撮像画像の輝度分布が平坦であるもの以外は、ムラが発生している可能性があると判定される。例えば、撮像画像にモアレ及び照明の反射等が写り込んだ場合は、ムラの有無にかかわらず、ムラが発生している可能性があると判定される。
そこで、撮像条件が相互に異なる撮像画像同士を比較することにより、モアレ及び照明の反射を識別して、検査対象から除外する。すなわち、図20(a)と(b)とを比較すると、両者は拡大率が異なっているため、モアレ332の出現形態が変化する。これに対して、ムラ331の出現形態は変化しない。この出現形態の差異を利用して、モアレを識別して、このモアレを検査対象から除外する。また、図20(a)と(c)とを比較すると、両者は撮像角度が異なっているため、照明の反射333の出現形態が変化する。これに対して、ムラ331の出現形態は変化しない。これにより、照明の反射を識別して、これを検査対象から除外する。このようにして、ムラが発生している可能性が高い表示パネルを抽出する。
そして、このようにして抽出された表示パネルについてのみ、ステップS32に示す本検査を実施する。このとき、予備検査において、ムラが発生している可能性が高いと判定された条件付近で、撮像条件を細かく変化させて撮像する。ステップS32に示す本検査は、前述の第1の具体例に係るムラ検査と同じである。
本具体例によれば、予備検査を行うことにより、本検査において検査対象とする表示パネルの数及び条件の水準数を絞り込むことができるため、本検査に要する時間を短縮することができる。一方、予備検査においては、少ない水準数で、解像度が低い画像を使用して検査しているため、所要時間は短い。これにより、検査全体の所要時間を短縮することができる。このように、本具体例によれば、検出精度を確保しつつ、検査時間を短縮することができる。
次に、第8の具体例について説明する。
本具体例は、前述の第2の実施形態の具体例であり、より詳細には、図4のステップS11に示す表示パネルの組立工程の具体例である。本具体例においては、表示パネルとしてLCDを組立てる例について説明する。
先ず、アレイ基板を作製する。具体的には、例えば、ガラス基板上にポリシリコン層を成長させ、このポリシリコン層上にゲート絶縁膜を形成し、このゲート絶縁膜上にゲート電極を形成し、このゲート電極をマスクとしてポリシリコン層にPイオンをドーピングする。これにより、TFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)を作製する。そして、ゲート電極を覆うように層間絶縁膜を成膜し、これにコンタクトホールを形成し、層間絶縁膜上に配線を形成する。これにより、ガラス基板上にTFTを含む画素回路を形成する。その後、平坦化膜を形成し、ITO(Indium tin oxide:インジウム錫酸化物)等からなる画素電極を形成し、セル列ごとにカラーフィルタ(COA:Color filter on Array)を形成する。
一方、他のガラス基板上にITO等からなる対向電極を形成して、対向基板を作製する。そして、各アレイ基板上に液晶を滴下し、対向基板を貼り合わせて、両基板間を封止する。これにより、LCDが製造される。その後、図4のステップS12に示すように、ムラの検査を行う。この検査については、前述の第1乃至第7のいずれかの具体例を適用することができる。
以上、実施形態及び具体例を参照して本発明の内容を説明したが、本発明はこれらの実施形態及び具体例には限定されない。例えば、前述の各具体例においては、LCD等の表示パネルを検査する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、PDP(Plasma Display Panel:プラズマディスプレイパネル)のムラ検査に対しても適用可能である。また、本発明においては、ムラ状の欠陥が出現するものであれば、どのようなものでも検査対象とすることができ、例えば、塗装の外観検査等に適用することができる。
また、前述の各具体例においては、撮像条件として主として撮像角度を変化させる例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、照明の明るさ、ズーム倍率、フォーカス位置、露光量、絞り量及びシャッタースピードのうち1以上の条件を変化させてもよく、検査対象が表示パネルである場合には、これらの条件に加えて、表示パネルに表示させるテストパターンの色調及び/又は階調を変化させてもよい。
更に、前述の各具体例は、技術的に可能な限りにおいて、いかようにも組み合わせることができる。また、前述の各実施形態、各具体例及びこれらを組み合わせた例に対して、当業者が適宜設計変更並びに構成要素の追加及び削除を行ったものも、本発明の要旨を含む限り、本発明の範囲に含まれる。
本発明の第1の実施形態に係るムラ検査装置を例示するブロック図である。 第1の実施形態に係るムラ検査方法を例示するフローチャート図である。 第1の実施形態に係るムラ検査方法における画像情報の流れを例示する図である。 第2の実施形態に係る表示パネルの製造方法を例示するフローチャート図である。 第1の具体例に係る検査装置を例示するブロック図である。 第1の具体例において、撮像面に投影された表示パネルの絵素とカメラの撮像素子との関係を例示する図である。 第1の具体例に係る検査方法を例示するフローチャート図である。 表示パネルの絵素と合成単位領域との関係を例示する図である。 第1の具体例に係る検査方法における画像情報の流れを例示する図である。 第1の具体例に係る検査方法における画像情報の流れを例示する図である。 (a)及び(b)は、横軸に画像上の位置をとり、縦軸に係数をとって、空間微分フィルタを例示するグラフ図であり、(a)は、正と負の2つのガウス関数を組み合わせたフィルタを示し、(b)は、(a)と等価な1つの関数によって表されるフィルタを示す。 横軸に画像上の位置をとり、縦軸に係数をとって、和画像を作成する方法を例示する図である。 (a)乃至(d)は、合成画像及び二値画像を例示する図であり、(a)は合成画像を示し、(b)は(a)に示す合成画像を二値化した二値画像を示し、(c)は他の合成画像を示し、(d)は(c)に示す合成画像を二値化した二値画像を示す。 (a)は教示用パネルを例示する図であり、(b)は(a)に示す教示用パネルに対応するマスクを例示する図である。 第3の具体例に係るムラ検査装置の撮像部を例示する光学モデル図である。 第3の具体例において得られる撮像画像を例示する図である。 (a)乃至(f)は、横軸に画像上の位置又は周波数をとり、縦軸に信号の強度をとって、本具体例における信号処理方法を例示するグラフ図である。 (a)及び(b)は、横軸に位置又は周波数をとり、縦軸に信号の強度をとって、本具体例における信号処理方法を例示するグラフ図である。 第7の具体例に係るムラ検査方法を例示するフローチャート図である。 (a)乃至(c)は、本具体例の予備検査において取得される一次画像を例示する模式図である。
符号の説明
1、11 ムラ検査装置、2、12 撮像部、3 演算部、4 記憶部、5 入出力部、6 可変ステージ、7 カメラ、7a 撮像素子、16 固定ステージ、18 多面プリズム、100 パネル材、101 表示パネル、101a 絵素、101b 教示用パネル、201、201a、201b、201c 撮像画像、202、202a、202b、202c 一次画像、203 二次画像、204、204a、204b、204c 空間微分画像、205、205a、205b 差画像、206 和画像、207、207a、207b、207c、207d 合成画像、301、301b 撮像画像、301a 合焦している領域、302 整形画像、302a 合成単位領域、303 一次画像、304a〜304f 空間微分画像、305a〜305f 差画像、306 和画像、307 合成画像、308 二値画像、310、310b ムラ、311、312 領域、320 マスク、331 ムラ、332 モアレ、333 照明の反射、C 中心

Claims (9)

  1. パネル材におけるムラの有無を検査するムラ検査方法であって、
    検査対象となる前記パネル材を複数水準の条件で撮像して複数枚の一次画像を取得する工程と、
    前記複数枚の一次画像に画像の変化を強調するような処理を施して複数枚の二次画像を作成する工程と、
    前記複数枚の二次画像を所定の重み付けで合成して合成画像を作成する工程と、
    前記合成画像に基づいてムラの有無を判定する工程と、
    を備え、
    前記所定の重み付けを、ムラが発生している教示用の前記パネル材について前記複数枚の二次画像を作成し、これらの二次画像を合成して合成画像を作成したときに、前記ムラが発生している領域とそれ以外の領域とが区別できるように決定することを特徴とするムラ検査方法。
  2. 前記一次画像を取得する工程において、前記条件を、撮像角度、照明の明るさ、ズーム倍率、フォーカス位置、露光量、絞り量及びシャッタースピードからなる群から選択された1以上の条件とすることを特徴とする請求項1記載のムラ検査方法。
  3. 前記パネル材は画像を表示する表示パネルであり、
    前記一次画像を取得する工程において、前記条件を、撮像角度、照明の明るさ、ズーム倍率、フォーカス位置、露光量、絞り量、シャッタースピード、並びに前記表示パネルに表示させるテストパターンの色調及び階調からなる群から選択された1以上の条件とすることを特徴とする請求項1記載のムラ検査方法。
  4. 前記二次画像を作成する工程において、
    前記二次画像を、
    各前記一次画像を空間に関して微分して得られた空間微分画像、
    相互に異なる水準の前記条件で撮像された2枚の前記空間微分画像から算出された差画像、及び、
    相互に異なる水準の前記条件で撮像された複数枚の前記一次画像に基づく和画像、
    からなる群から選択された1以上の画像とし、
    前記和画像を、前記和画像の各特定領域ごとに、前記複数枚の一次画像のうちの第1の一次画像における前記特定領域に相当する領域の画素値と、第2の一次画像における前記特定領域の隣の領域に相当する領域の画素値と、を所定の割合で加算することにより作成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のムラ検査方法。
  5. 前記所定の重み付けを、前記教示用のパネル材に関する前記合成画像において、前記それ以外の領域の輝度のエントロピーに対する前記ムラが発生している領域の輝度のエントロピーの比の値が極大になるように決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のムラ検査方法。
  6. 前記パネル材は複数の絵素が周期的に配列された表示パネルであり、
    前記一次画像を取得する工程は、
    前記表示パネルを撮像して撮像画像を得る工程と、
    前記撮像画像における連続して配列された複数の画素を合成して1つの画素を形成することにより前記一次画像を作成する工程と、
    を有し、
    前記撮像画像を得る工程において、前記表示パネルの各絵素をそれぞれ複数の撮像素子により撮像し、
    前記1つの画素を形成することにより一次画像を作成する工程において、前記撮像画像における前記複数の画素が配列された領域のそれぞれの位置及び面積を、所定の範囲内でランダムに設定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のムラ検査方法。
  7. 前記パネル材は画像を表示する表示パネルであり、
    前記一次画像を取得する工程は、
    前記表示パネルを撮像して撮像画像を得る工程と、
    前記撮像画像を表す信号を空間軸の信号から周波数軸の信号に変換する工程と、
    前記周波数軸の信号からモアレに相当する周波数成分を除去する工程と、
    前記モアレに相当する周波数成分が除去された周波数軸の信号を空間軸の信号に変換する工程と、
    を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のムラ検査方法。
  8. 表示パネルを組み立てる工程と、
    前記表示パネルにムラが発生しているか否かを検査する工程と、
    を備え、
    前記検査する工程において、前記表示パネルを前記検査対象となるパネル材として、請求項1〜7のいずれか1つに記載のムラ検査方法を実施することを特徴とする表示パネルの製造方法。
  9. パネル材におけるムラの有無を検査するムラ検査装置であって、
    検査対象となる前記パネル材を複数水準の条件で撮像する撮像部と、
    前記撮像によって取得された複数枚の一次画像に画像の変化を強調するような処理を施して複数枚の二次画像を作成し、前記複数枚の二次画像を所定の重み付けで合成して合成画像を作成し、前記合成画像に基づいてムラの有無を判定する演算部と、
    を備え、
    前記所定の重み付けは、ムラが発生している教示用の前記パネル材について前記複数枚の二次画像を作成し、これらの二次画像を合成して合成画像を作成したときに、前記ムラが発生している領域とそれ以外の領域とが区別できるように決定されたものであることを特徴とするムラ検査装置。
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