JP2007268625A - クランプ装置およびこれを備えるマシニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加圧空気だけで十分に機能するクランプ装置を提供する。
【解決手段】加圧された空気の供給を受けてクランプロッド40を軸方向に移動させる第1ピストン50と、クランプした状態のクランプロッド40を軸方向に移動不能に保持するようクランプロッド40に形成した溝部46および収納ケース30に取り付けた爪部64と、加圧された空気の供給を受けて爪部64を押さえる断面が楔形をした第2ピストン60とを設け、空気供給ポート31から加圧空気を供給して工作対象物をクランプし、空気供給ポート31からの加圧空気の供給を停止すると共に空気供給ポート36から加圧空気を供給して工作対象物をアンクランプする。
【選択図】図2

Description

本発明は、クランプ装置およびこれを備えるマニシング装置に関し、詳しくは、台座と、台座に配置されたワークに当接可能な当接部を有しこの当接部を台座に対して進退させることによりワークをクランプするクランプロッドと、を備えるクランプ装置およびこれを備えるマニシング装置に関する。
従来、この種のクランプ装置としては、クランプロッドを加圧された空気を用いて軸方向に移動させてワークをクランプするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、ワークをクランプした状態を保持するために油圧を用いてクランプロッドが軸方向に移動しないよう押さえ込む油圧保持機構を備え、保持機構を作動させることによりクランプした状態を保持している。
特開平8−90103号公報
上述のクランプ装置では、クランプロッドを軸方向に移動させるために加圧された空気を用い、クランプロッドをクランプした状態で保持するために油圧を用いるため、加圧空気と加圧されたオイルとを供給すると共に加圧空気の回路と油圧回路とを形成する必要があり、装置が複雑化する。加圧空気のみを用いてクランプロッドを軸方向に移動させるものとすれば、加圧されたオイルを供給したり油圧回路を形成する必要はないが、空気が圧縮性流体であるためにクランプされたワークにアンクランプ方向に力が作用した場合には、クランプロッドが軸方向に移動してしまい、予期しないクランプの解除が生じてしまう。
本発明のクランプ装置およびこれを備えるマシニング装置は、加圧空気だけで十分に機能するクランプ装置を提供することを目的の一つとする。また、本発明のクランプ装置およびこれを備えるマシニング装置は、装置の簡素化を図ることを目的の一つとする。
本発明のクランプ装置およびこれを備えるマシニング装置は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明のクランプ装置は、
台座と、該台座に配置されたワークに当接可能な当接部を有し該当接部を前記台座に対して進退させることにより前記ワークをクランプするクランプロッドと、を備えるクランプ装置であって、
加圧された空気の供給を受けて前記当接部を進退させるよう前記クランプロッドを軸方向に移動させる移動機構と、
加圧された空気の供給を受けて前記ワークをクランプした状態の前記クランプロッドを軸方向に移動不能にする保持と該保持の解除とを行なう保持機構と、
を備えることを要旨とする。
この本発明のクランプ装置では、加圧された空気の供給を受けて移動機構を機能させることにより台座に対して当接部を進退させるようクランプロッドを軸方向に移動させ、ワークをクランプした状態で加圧された空気の供給を受けて保持機構を機能させることによりクランプロッドを軸方向に移動不能に保持したりその保持を解除したりする。これにより、加圧空気を用いるだけでクランプ装置をその保持力を安定して機能させることができる。この結果、加圧空気と加圧されたオイルとを用いるものに比して装置を簡素なものとすることができる。
こうした本発明のクランプ装置において、前記移動機構は、前記クランプロッドに接触し該クランプロッドを軸方向に移動させる第1ピストンと、該クランプロッドの一部と前記第1ピストンとを収納すると共に該第1ピストンに対するシリンダとして機能する収納ケースと、前記第1ピストンが前記クランプロッドを軸方向に移動させることにより前記収納ケースと前記第1ピストンとによって形成される二つの空間の各々に加圧された空気を独立に供給するための二つのロッド移動用空気供給ポートと、を備え、前記保持機構は、前記クランプロッドに形成された溝部と、前記収納ケース内の一端が回動可能に連結し他端が前記溝部に係合する爪部材と、前記収納ケースをシリンダとすると共に前記クランプロッドに対して摺動しながら該クランプロッドの軸方向に移動して前記爪部を前記溝部側に押圧する第2ピストンと、前記第2ピストンが前記クランプロッドの軸方向に移動することにより前記収納ケースと該第2ピストンとによって形成される二つの空間の各々に加圧された空気を独立に供給するための二つの保持機構用空気供給ポートと、を備えるものとすることもできる。移動機構は、二つのロッド移動用空気供給ポートの一方に加圧空気を供給することにより台座に対して当接部を進方向となるようクランプロッドを軸方向に移動させ、二つのロッド移動用空気供給ポートの一方への加圧空気の供給を停止すると共に二つのロッド移動用空気供給ポートの他方に加圧空気を供給することにより台座に対して当接部を退後方となるようクランプロッドを軸方向に移動させる。保持機構は、ワークをクランプした状態で二つの保持機構用空気供給ポートの一方に加圧空気を供給することにより第2ピストンをクランプロッドの軸方向に移動させて爪部がクランプロッドの溝部に係合するよう爪部を押圧する。これにより、クランプロッドにその軸方向に力が作用してもクランプロッドを軸方向に移動不能に保持することができる。また、保持機構は、第2ピストンにより爪部を押圧してワークのクランプを保持した状態で二つの保持機構用空気供給ポートの一方への加圧空気の供給を停止すると共に二つの保持機構用空気供給ポートの他方に加圧空気を供給することにより第2ピストンによる爪部の押圧を解除する。これにより、クランプロッドの軸方向に移動を可能とする。ここで、二つのロッド移動用空気供給ポートは、二つの保持機構用空気供給ポートを兼ねるものとすることもできる。こうすれば、二つの空気供給ポートに加圧された空気を供給するだけで移動機構と保持機構とを機能させることができる。
この二つのピストンにより機能する態様の本発明のクランプ装置において、前記爪部材は爪先端部と該爪先端部を回動させるために前記収納ケースに回転可能に取り付けられた支点部とを有し、前記第2ピストンは、断面が略楔形に形成され、前記クランプロッドの軸方向の移動に伴って前記爪先端部が前記溝部に係合するよう該爪先端部の前記溝部と係合する側とは反対側に当接するよう配置されてなるものとすることもできる。この場合、前記溝部は、前記クランプロッドの軸方向の移動に対して前記爪先端部が滑らかに回動して該溝部に係合および係合の解除がなされるよう該爪先端部に当接する傾斜部が形成されてなるものとすることもできる。こうすれば、クランプロッドの軸方向の移動だけで溝部に対する爪部の係合と係合の解除を行なうことができる。この結果、爪部を回動するための動力源を必要としない。
本発明のクランプ装置において、前記クランプロッドの軸方向の移動に伴って前記当接部を前記軸回りに略90度回転させる回転機構を備えるものとすることもできる。こうすれば、アンクランプした状態でのワークの設置や取り除きを容易なものとすることができる。
本発明のマシニング装置は、上述のいずれかの態様の本発明のクランプ装置、即ち、台座と、該台座に配置されたワークに当接可能な当接部を有し該当接部を前記台座に対して進退させることにより前記ワークをクランプするクランプロッドと、を備えるクランプ装置であって、加圧された空気の供給を受けて前記当接部を進退させるよう前記クランプロッドを軸方向に移動させる移動機構と、加圧された空気の供給を受けて前記ワークをクランプした状態の前記クランプロッドを軸方向に移動不能にする保持と該保持の解除とを行なう保持機構と、を備えるクランプ装置を備えることを要旨とする。
この本発明のマシニング装置では、上述のいずれかの態様の本発明のクランプ装置を備えるから、本発明のクランプ装置が奏する効果、例えば、加圧空気を用いるだけでワークをクランプすることができる効果や加圧空気と加圧されたオイルとを用いるものに比してクランプ装置を簡素な構成とすることができる効果などと同様な効果を奏することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例としてのクランプ装置20の外観を工作対象物10と共に示す外観説明図であり、図2はクランプ装置20の本体22をアンクランプした状態で示す構成図であり、図3はクランプ装置20の本体22をクランプした状態で示す構成図である。実施例のクランプ装置20は、図示するように、台座21と本体22とにより構成されている。なお、実施例のクランプ装置20は、工作対象物10を交換せずに様々な加工(研削・穴あけ・曲面加工など)を施すことができる工作機械である図示しないマシニング装置に複数備えられ、工作対象物10を保持したりその保持を解除する。
本体22は、図2および図3に示すように、収納ケース30と、台座21と共に工作対象物10をクランプするアーム42が取り付けられてその一部が収納ケース30に収納されたクランプロッド40と、収納ケース30の内側を上下に区分する隔壁38と、クランプロッド40に取り付けられ収納ケース30の上部をシリンダとしてクランプロッド40を軸方向に移動させる第1ピストン50と、クランプロッド40に摺動すると共に収納ケース30の下部をシリンダとしてクランプロッド40の軸方向に移動する第2ピストン60と、収納ケース30に取り付けられた支持部39に留め具66により回転自在に取り付けられた爪部64と、クランプロッド40の軸方向の移動をガイドするガイド部材70と、このガイド部材70に形成されてクランプロッド40を軸方向の移動に伴って90度回転させる回転機構76と、を備える。
収納ケース30には、加圧された空気の供給を受ける二つの空気供給ポート31,36が形成されている。空気供給ポート31は、連絡通路32により第1ピストン50と収納ケース30の最上部との間に第1ピストン50の上部,収納ケース30の内側,クランプロッド40の側面により形成される気密室としての空気室34a(図3参照)に連通しており、連絡通路32の分岐通路33により第2ピストン60と隔壁38との間に第2ピストン60の上部,収納ケース30の内側,隔壁38の下部により形成される気密室としての空気室35aに連通している。従って、空気供給ポート31に加圧空気を供給することにより、空気室34aおよび空気室35aの圧力を高め、第1ピストン50および第2ピストン60をクランプロッド40の軸方向で図中下方に移動させることができる。空気供給ポート36は、連絡通路37により第1ピストン50と隔壁38との間に第1ピストン50の下部,収納ケース30の内側,隔壁38の上部により形成される気密室としての空気室34bに連通しており、空気室34bは、クランプロッド40の内部に形成された連絡通路44とこの連絡通路44に連通するようガイド部材70の内側に形成された連絡通路74とにより第2ピストン60と収納ケース30の最下部との間に第2ピストン60の下部,収納ケース30の内側,ガイド部材70の表面により形成される気密室としての空気室35bに連通している。従って、空気供給ポート36に加圧空気を供給することにより、空気室34bおよび空気室35bの圧力を高め、第1ピストン50および第2ピストン60をクランプロッド40の軸方向で図中上方に移動させることができる。
第2ピストン60は、断面が楔形となるカラー部62を有し、第2ピストン60が隔壁38に当接する位置まで移動したときに、カラー部62の最下端部が爪部64の収納ケース30側に略当接するよう形成されている。爪部64は、第2ピストン60の最下端部に当接した部位とは反対側の爪先端部65がクランプロッド40の外周面に略当接するよう形成されている。一方、クランプロッド40の下部側面には、溝部46が形成されており、溝部46の下方には溝部46に爪部64が滑らかに係合するよう傾斜部47が形成されている。従って、クランプロッド40が図中下方に移動して爪部64の爪先端部65が傾斜部47に差しかかると、爪部64の留め具66を回転中心とした回転を伴って爪先端部65が傾斜部47に接触した状態で溝部46に係合することができるようになっている。
ガイド部材70の回転機構76は、ガイド部材70の外周面に90度に亘って形成された螺旋状の溝77と、この溝77とクランプロッド40の内側に回転可能に保持されたボール78と、から構成されており、クランプロッド40が軸方向に移動する際にボール78が螺旋状の溝77を移動することにより、クランプロッド40を軸回りに略90度回転させる。
ここで、クランプロッド40を軸方向に移動させる移動機構としては、クランプロッド40に取り付けられた第1ピストン50、第1ピストン50により形成される空気室34aや空気室34b、第1ピストン50を移動させるために空気室34aや空気室34bに加圧空気を供給する連絡通路32や連絡通路37,空気供給ポート31や空気供給ポート36などが相当する。また、クランプした状態のクランプロッド40を軸方向に移動不能に保持したりその保持を解除する保持機構としては、クランプロッド40に形成された溝部46や傾斜部47、溝部46に係合する爪部64、爪部64を溝部46側に押さえる第2ピストン60、第2ピストン60により形成される空気室35aや空気室35b,第2ピストン60を移動させるために空気室35aや空気室35bに加圧空気を供給する連絡通路32からの分岐通路33や空気室34bと空気室35bとを連通する連絡通路44や連絡通路74,空気供給ポート31や空気供給ポート36などが相当する。
次に、こうして構成された実施例のクランプ装置20の動作について説明する。図2に示すアンクランプの状態のクランプ装置20の空気供給ポート36に加圧空気を供給せずに空気供給ポート31に加圧空気を供給すると、連絡通路32および分岐通路33により加圧空気が空気室34aおよび空気室35aに供給されてその圧力が上昇する。これにより、第1ピストン50はクランプロッド40と共に図中下方に移動し、クランプロッド40はこの移動に伴って回転機構76の機能により時計反対周りに回転する。このとき、第2ピストン60は、空気室35aの空気圧が上昇してもカラー部62の最下端部が爪部64に当接しているため移動しない。クランプロッド40が図中下方に移動して爪部64の爪先端部65が傾斜部47に差しかかると、第2ピストン60のカラー部62によりクランプロッド40側に押しつけられている爪部64は、爪先端部65が傾斜部47に接触した状態で溝部46に係合するよう留め具66を回転中心として回転する。このとき、第2ピストン60は、爪部64の回転に伴って爪部64と収納ケース30の内側とにカラー部62により楔を打つように図中下方に移動してカラー部62により爪部64を溝部46側に押しつける。こうして工作対象物10を台座21とアーム42によりクランプして図3のクランプした状態となる。
いま、クランプした状態で工作対象物10に瞬間的な図中上向きの力が作用したときを考える。クランプロッド40に作用する上向きの力は爪部64に対しては回転させる力として作用し、爪部64に当接している第2ピストン60のカラー部62に対してはカラー部62の傾斜面に対する垂直な力として作用する。この垂直な力を値Fとすると共に第2ピストン60のカラー部62の傾斜角を値θとすれば、第2ピストン60に作用する図中上向きの力(クランプロッド40の軸方向の力)はF・sinθとなり、値θが小さいときには小さな力となるため、クランプロッド40はクランプした状態に保持される。なお、クランプロッド40を図中上方に移動させないためには、クランプロッド40に作用すると想定される瞬間的な図中上方の力により第2ピストン60に作用するF・sinθより空気室35aの圧力に第2ピストン60の上部面積を乗じて得られる第2ピストン60を図中下側に押さえる力の方が大きくなるように、第2ピストン60上部の面積や空気圧やカラー部62の傾斜角を設計すればよい。
次に、図3に示すクランプの状態のクランプ装置20の空気供給ポート31への加圧空気の供給を停止および大気開放すると共に空気供給ポート36に加圧空気を供給すると、空気室35aの圧力に対して空気室35bの圧力が大きくなり、第2ピストン60を図中上方に移動させる。このとき、空気室34bの圧力も空気室34aの圧力より大きくなるから、第1ピストン50もクランプロッド40と共に図中上方に移動し、この移動に伴ってクランプロッド40は時計回りに回転する。クランプロッド40が図中上方に移動すると、この移動に伴って爪部64は傾斜部47に沿って第2ピストン60のカラー部62側に回転し、爪部64と溝部46との係合を解除する。こうして工作対象物10のクランプを解除して図2のアンクランプした状態となる。
以上説明した実施例のクランプ装置20によれば、加圧された空気の供給を受けてクランプロッド40を軸方向に移動させる移動機構と、加圧された空気の供給を受けてクランプした状態のクランプロッド40を軸方向に移動不能に保持したりその保持を解除する保持機構とを有することにより、加圧された空気の供給を受けるだけで十分な保持機能をもって工作対象物10をクランプしたりアンクランプすることができる。従って、加圧されたオイルを用いることなく十分に機能するクランプ装置とすることができる。また、加圧された空気と加圧されたオイルとを用いて工作対象物10をクランプしたりアンクランプするものに比して、簡易な構成とすることができる。これらの結果、実施例のクランプ装置20を複数備えるマシニング装置では、工作対象物10の保持や保持の解除を容易に行なうことができる。
実施例のクランプ装置20では、マシニング装置に複数備えられるものとして説明したが、マシニング装置以外の工作機械などに工作対象物を保持するために用いられるものとしてもよいし、工作機械以外の機器に対象物を保持するために用いられるものとしても構わない。
実施例のクランプ装置20では、回転機構76によりクランプロッド40の軸方向の移動に伴ってクランプロッド40を90度回転させるものとしたが、こうした回転機構76を備えないものとしても構わない。
実施例のクランプ装置20では、第1ピストン50を移動させるための二つの空気供給ポートと第2ピストン60を移動させるための二つの空気供給ポートとを空気供給ポート31と空気供給ポート36とで共用するものとしたが、第1ピストン50を移動させるための二つの空気供給ポートと第2ピストン60を移動させるための二つの空気供給ポートとを別個に備えるものとしても構わない。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、クランプ装置やマシニング装置の製造産業に利用可能である。
本発明の一実施例としてのクランプ装置20の外観を工作対象物10と共に示す外観説明図である。 クランプ装置20の本体22をアンクランプした状態で示す構成図である。 クランプ装置20の本体22をクランプした状態で示す構成図である。
符号の説明
10 工作対象物、20 クランプ装置、21 台座、22 本体、30 収納ケース、31,36 空気供給ポート、32 連絡通路、33 分岐通路、34a,35a 空気室、34b,35b 空気室、37 連絡通路、38 隔壁、39 支持部、40 クランプロッド、42 アーム、44 連絡通路、46 溝部、47 傾斜部、50 第1ピストン、60 第2ピストン、62 カラー部、64 爪部、65 爪先端部、66 留め具、70 ガイド部材、74 連絡通路、76 回転機構、77 溝、78 ボール。

Claims (7)

  1. 台座と、該台座に配置されたワークに当接可能な当接部を有し該当接部を前記台座に対して進退させることにより前記ワークをクランプするクランプロッドと、を備えるクランプ装置であって、
    加圧された空気の供給を受けて前記当接部を進退させるよう前記クランプロッドを軸方向に移動させる移動機構と、
    加圧された空気の供給を受けて前記ワークをクランプした状態の前記クランプロッドを軸方向に移動不能にする保持と該保持の解除とを行なう保持機構と、
    を備えるクランプ装置。
  2. 請求項1記載のクランプ装置であって、
    前記移動機構は、前記クランプロッドに接触し該クランプロッドを軸方向に移動させる第1ピストンと、該クランプロッドの一部と前記第1ピストンとを収納すると共に該第1ピストンに対するシリンダとして機能する収納ケースと、前記第1ピストンが前記クランプロッドを軸方向に移動させることにより前記収納ケースと前記第1ピストンとによって形成される二つの空間の各々に加圧された空気を独立に供給するための二つのロッド移動用空気供給ポートと、を備え、
    前記保持機構は、前記クランプロッドに形成された溝部と、前記収納ケース内の一端が回動可能に連結し他端が前記溝部に係合する爪部材と、前記収納ケースをシリンダとすると共に前記クランプロッドに対して摺動しながら該クランプロッドの軸方向に移動して前記爪部を前記溝部側に押圧する第2ピストンと、前記第2ピストンが前記クランプロッドの軸方向に移動することにより前記収納ケースと該第2ピストンとによって形成される二つの空間の各々に加圧された空気を独立に供給するための二つの保持機構用空気供給ポートと、を備える
    クランプ装置。
  3. 前記二つのロッド移動用空気供給ポートは、前記二つの保持機構用空気供給ポートを兼ねることを特徴とする請求項2記載のクランプ装置。
  4. 請求項2または3記載のクランプ装置であって、
    前記爪部材は、爪先端部と、該爪先端部を回動させるために前記収納ケースに回転可能に取り付けられた支点部と、を有し、
    前記第2ピストンは、断面が略楔形に形成され、前記クランプロッドの軸方向の移動に伴って前記爪先端部が前記溝部に係合するよう該爪先端部の前記溝部と係合する側とは反対側に当接するよう配置されてなる
    クランプ装置。
  5. 前記溝部は、前記クランプロッドの軸方向の移動に対して前記爪先端部が滑らかに回動して該溝部に係合および係合の解除がなされるよう該爪先端部に当接する傾斜部が形成されてなる請求項4記載のクランプ装置。
  6. 前記クランプロッドの軸方向の移動に伴って前記当接部を前記軸回りに略90度回転させる回転機構を備える請求項1ないし5いずれか記載のクランプ装置。
  7. 請求項1ないし6いずれか記載のクランプ装置を備えるマシニング装置。
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