JP2007131104A - 乗員拘束装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートバッグの上方への膨張量を規制するよう構成した乗員拘束装置を提供する。
【解決手段】乗員拘束装置10は、シートの左右幅方向に延在しており、シートクッションを下側から押圧するように膨張可能なシートバッグ12と、シートパン1上に設置されたリテーナ11と、該シートバッグ12内に配置されたインナーバッグ13と、該シートバッグ12及びインナーバッグ13を膨張させるインフレータ14とを備えている。インナーバッグ13は、下部がリテーナ11に連結され、上部がシートバッグ12の上部に連結されている。
【選択図】図1
【解決手段】乗員拘束装置10は、シートの左右幅方向に延在しており、シートクッションを下側から押圧するように膨張可能なシートバッグ12と、シートパン1上に設置されたリテーナ11と、該シートバッグ12内に配置されたインナーバッグ13と、該シートバッグ12及びインナーバッグ13を膨張させるインフレータ14とを備えている。インナーバッグ13は、下部がリテーナ11に連結され、上部がシートバッグ12の上部に連結されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車等の車両の座席の乗員を衝突時に拘束するための乗員拘束装置に関するものであり、特に前衝突時に乗員の腰部を拘束し、乗員の身体が前方及び下方に移動することを防止するよう構成された乗員拘束装置に関する。
自動車の乗員を衝突時に拘束するシステムとして、シートベルトを装着していても前衝突時に乗員がラップベルトの下側をくぐり抜けようとするサブマリン現象を防止するために、特開2004−338514号公報には、シートクッションとシートパンとの間に膨張可能なシートバッグ(同号公報ではバッグ本体と記載されている。)を配置し、車両衝突時にこのシートバッグを膨張させることによりシートクッションの前部を押し上げるようにした乗員拘束装置において、このシートバッグ内に補助バッグを設け、この補助バッグ内にインフレータを配置することが記載されている。インフレータが作動すると、まずこの補助バッグが膨張し、その後、この補助バッグから流出したガスによってシートバッグが膨張する。
特開2004−338514号公報
上記特開2004−338514号公報の乗員拘束装置にあっては、補助バッグとシートバッグ上部とは連結されていない。そのため、シートバッグは膨張した補助バッグよりもさらに上方にまで膨張する可能性がある。
本発明は、シートバッグの上方への膨張量を規制するよう構成した乗員拘束装置を提供することを目的とする。
請求項1の乗員拘束装置は、シートクッションの前部とシートクッション下側部材との間に配置され、該シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なシートバッグと、車両緊急時に該シートバッグを膨張させるインフレータとを有する乗員拘束装置であって、該シートバッグ内に、該シートバッグよりも小容積のインナーバッグが設けられており、該インナーバッグ内にガスを供給するように前記インフレータが設置されている乗員拘束装置において、該インナーバッグの下部が該シートクッション下側部材に連結され、該インナーバッグの上部が該シートバッグの上部に連結されていることを特徴とするものである。
請求項2の乗員拘束装置は、請求項1において、前記シートバッグは、前記シートクッション下側部材の前端側から後端側へ向かって膨張展開するよう構成されており、前記インナーバッグは、膨張時の該シートバッグの前端側に配置されており、該インナーバッグの下部が該シートクッション下側部材の前端側に連結され、該インナーバッグの上部が膨張時の該シートバッグの前端側の上部に連結されていることを特徴とするものである。
請求項3の乗員拘束装置は、請求項2において、前記シートバッグ及びインナーバッグが膨張した状態において、該シートバッグのうち該インナーバッグが連結された部分における上下方向の厚みの最大値h1が、該インナーバッグが連結されていない部分における上下方向の厚みの最大値h2よりも小さくなることを特徴とするものである。
本発明の乗員拘束装置にあっては、車両衝突時等の緊急時にインフレータがガス噴出作動すると、該インフレータからインナーバッグ内にガスが供給されて該インナーバッグが膨張すると共に、このインフレータ内のガスが流出部からシートバッグ内に流出することにより、該シートバッグが膨張する。この膨張したシートバッグにより、シートクッションの前部が下から押し上げられるか又はこの押し上げ力により圧縮されて硬くなり、乗員の腰部の前方移動(サブマリン現象)が防止ないし抑制される。
本発明では、インナーバッグがシートバッグよりも先に、インフレータから供給される高圧ガスによって素早く膨張し、その後、シートバッグが膨張する。
本発明では、インナーバッグの下部がシートクッション下側部材に連結され、上部がシートバッグの上部に連結されているので、シートバッグの上方への膨張量が該インナーバッグによって規制される。
請求項2の態様にあっては、シートバッグが膨張する場合、該シートバッグの前端側の上方への膨張量がインナーバッグによって規制されるため、このシートバッグは、上方へ突出するように膨張することなく、速やかにシートクッション下側部材の後端側へ向かって膨張するようになる。
この場合、請求項3のように、これらのシートバッグ及びインナーバッグが膨張した状態において、該シートバッグのうちインナーバッグが連結された部分(即ちシートバッグの前端側)における上下方向の厚みの最大値h1が、該インナーバッグが連結されていない部分(即ちシートバッグの後端側)における上下方向の厚みの最大値h2よりも小さくなるように構成することにより、該シートバッグの後方への膨張を一層促進することが可能である。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図(a)は実施の形態に係る乗員拘束装置の斜視図、第1図(b)は第1図(a)のB−B線に沿う断面図である。なお、以下の説明において、左右方向及び前後方向とは、この乗員拘束装置が設置されるシートの左右幅方向及び前後方向をいう。
自動車に搭載されるシートのシートクッション(図示略)の下側にシートパン1が配置され、このシートパン1の前部の上側(該シートクッションとシートパン1との間)に乗員拘束装置10が配置されている。
この乗員拘束装置10は、上面側が開放した容器状のリテーナ11と、折り畳まれて該リテーナ11内に収容された膨張可能なシートバッグ12と、該シートバッグ12内に配置されたインナーバッグ13と、車両緊急時に該シートバッグ12及びインナーバッグ13を膨張させるインフレータ14と、該シートバッグ12、インナーバッグ13及びインフレータ14をリテーナ11に固定した固定部材15と、該リテーナ11の上面開口を閉鎖したリッド16とを備えている。
該リテーナ11は横長の略直方体形状のものであり、その長手方向を左右方向としてシートパン1上に配置されている。なお、このリテーナ11のシートへの取付方法は任意であり、例えばボルト等により該シートパン1に固定されてもよく、あるいは、両端側がシートの左右のサイドフレーム(図示略)に連結されてもよい(この場合、シートパン1は設けられていなくてもよい。)。このリテーナ11の上面開口の周縁部には、リッド16を留め付けるためのフランジ11aが形成されている。
シートバッグ12は、このリテーナ11の内部において左右方向に延在している。この実施の形態では、第1図(b)のように、該シートバッグ12は、その膨張時の外周面の上半側と下半側とをそれぞれ構成する2枚のパネル12a,12bの周縁部同士を縫い合わせて袋状としたものである。符号12cは、この縫合のシームを示している。
なお、この実施の形態では、各パネル12a,12bは、それぞれ横長の長円形ないし楕円形の平面視形状を有したものとなっている。これらのパネル12a,12b同士の大きさは略同一である。
このシートバッグ12の長手方向の略中央部に前記インナーバッグ13が設けられている。このインナーバッグ13は、該シートバッグ12よりも小容積であり、且つ該シートバッグ12の長手方向に延在している。この実施の形態では、該インナーバッグ13も、その膨張時の外周面の上半側と下半側とを構成する2枚のパネル13a,13bの周縁部同士を縫い合わせて袋状としたものである。符号13cは、この縫合のシームを示している。
なお、各パネル13a,13bは、前述のシートバッグ12を構成する各パネル12a,12bよりも平面積が小さく、且つ各パネル12a,12bと略相似形の平面視形状を有したものとなっている。これらのパネル13a,13b同士の大きさは略同一である。
このシートバッグ12とインナーバッグ13との上面側のパネル12a,13aの左右(長手)方向及び前後(短手)方向の中央付近同士がシーム20により結合(縫合)されている。符号21は、シートバッグ12の外部側からこの結合部に当てがわれ、シーム20によって該パネル12a,13aと共に縫い合わされた補強布を示している。
第1図(b)の通り、このインナーバッグ13の上面側のパネル13aに、該インナーバッグ13内のガスをシートバッグ12内に流出させる流出部としてのガス流出口17が設けられている。この実施の形態では、該ガス流出口17は2個設けられている。なお、この実施の形態では、これらのガス流出口17,17は、いずれもインナーバッグ13の長手方向の中間よりも一端側に近い位置に配置されているが、この理由については後で述べる。
このインナーバッグ13の内部に前記インフレータ14及び固定部材15が設けられている。該インフレータ14は、この実施の形態では略円柱状のものであり、その軸心線方向をインナーバッグ13の長手方向と平行にして配置されている。この実施の形態では、該インフレータ14の該軸心線方向の一端側の側周面に、周方向に位置を異ならせて複数のガス噴出口(図示略)が設けられている。インフレータ14は、これらのガス噴出口から放射方向(インナーバッグ13の直径方向)にガスを噴出するよう構成されている。
なお、このインフレータ14は、該ガス噴出口が設けられた側の端部が、インナーバッグ13の長手方向の両端のうち前記ガス流出口17から遠い方の端部側に位置するように配置されている。このように配置することにより、該ガス噴出口から噴出したガスが、該ガス流出口17から短絡的にシートバッグ12内に流出することなく、暫時インナーバッグ13内に滞留するようになる。
これにより、インナーバッグ13の膨張が促進されると共に、シートバッグ12を構成する各パネル12a,12bやこれらを結合するシーム12cに対し、このインフレータ14からの高温の噴出ガスが直接的に吹き付けられることが防止される。
固定部材15は、リテーナ11の底面に沿う板状のものであり、インナーバッグ13の内部側から該インナーバッグ13及びシートバッグ12の下面側のパネル13b,12bを該リテーナ11の底面に押え付けるように配置されている。前記インフレータ14は、この固定部材15の上面側に配置され、ブラケット15aによってこの固定部材15に固定されている。
この固定部材15の下面からはスタッドボルト18が突設されている。このスタッドボルト18が、前記パネル13b,12bとリテーナ11の底面とにそれぞれ設けられたボルト挿通孔(図示略)に挿通され、ナット(符号19)締めされてリテーナ11に固定されている。
これにより、該インナーバッグ13は、下部が該固定部材15によってリテーナ11に連結され、上部がシーム20によってシートバッグ12の上部に連結されたものとなっている。
前記リッド16は、リテーナ11の上面開口を覆う略長方形板状のものであり、その周縁部が該リテーナ11のフランジ11aに重ね合わされて固着具16aにより固着されている。このリッド16を左右方向に横切るようにテアライン(脆弱部)が延設されており、シートバッグ12及びインナーバッグ13が膨張した場合、これらの膨張圧によりリッド16がこのテアラインに沿って開裂し、第1図(b)の如く前後にフラップ状に開き出す。
なお、この実施の形態では、膨張したシートバッグ12の前記中央付近における上下方向の厚みが50〜200mm、好ましくは80〜150mmとなるように、インナーバッグ13の大きさ(インナーバッグ13の該中央付近における周長等)が設定されている。
このように構成された乗員拘束装置10の作動は次の通りである。
車両の前方衝突が検知されると、インフレータ14が作動し、各ガス噴出口14aからインナーバッグ13内にガスが噴出する。このインフレータ14からのガスによりインナーバッグ13が膨張すると共に、このインナーバッグ13内のガスが各ガス流出口17から図の矢印のようにシートバッグ12内に流出することにより、該シートバッグ12が膨張する。この膨張したシートバッグ12により、シートのシートクッションの前部が押し上げられるか又はこの押し上げ力により圧縮されて硬くなり、このシートに座った乗員の腰部の前方移動が防止ないし抑制される。
この際、インナーバッグ13がシートバッグ12よりも先に、インフレータ14から供給される高圧ガスによって膨張し、その後、シートバッグ12が膨張する。
この乗員拘束装置10にあっては、インナーバッグ13の下部がリテーナ11に連結され、上部がシートバッグ12の上部に連結されているので、該シートバッグ12の上方への膨張量が該インナーバッグ13によって規制される。
第2図は別の実施の形態に係る乗員拘束装置を備えたシートのフレームの斜視図であり、第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図である。
第2図に示すように、この実施の形態のシートを構成するフレームは、ベースフレーム2と、該ベースフレーム2に対し支軸3及びリクライニングデバイス(図示略)を介して回動可能に連結されたバックフレーム4とからなる。該バックフレーム4の上部にヘッドレスト5が取り付けられる。該ベースフレーム2は、左右のサイドフレーム2a,2bを有しており、これらのサイドフレーム2a,2bの前部同士の間にシートパン1Aが架設されている。
この実施の形態では、該シートパン1Aは、ベースフレーム2上に設置されるシートクッション6(第3図)の前端側のみを支承しうる前後方向幅を有したものとなっている。該シートクッション6のうちこのシートパン1Aよりも後端側は、該シートパン1Aと支軸3との間に張り渡されたスプリング(Sバネ)2cによって支承されている。
このスプリング2cは、左右に蛇行しながら前後方向に延在し、前端がシートパン1Aの後端部に固着されると共に、後端が支軸3に固着されている。
第3図に示すように、この実施の形態の乗員拘束装置10Aにおいては、シートバッグ12Aは、シートパン1Aの上側からスプリング2cの前半部の上側にかけての比較的広い前後方向幅にわたって膨張しうるよう構成されている。なお、第2図の通り、この実施の形態では、膨張時の該シートバッグ12Aは、その前後方向の途中から前端側ほど左右方向幅が小さくなるような平面視形状を有している。この実施の形態でも、該シートバッグ12Aは、その膨張時の外周面の上半側及び下半側を構成する2枚のパネル12a’,12b’の周縁部をシーム(符号略)で縫い合わせて袋状としたものである。
この実施の形態では、第3図の通り、インナーバッグ13Aは、その膨張時の前後方向幅がシートバッグ12Aの膨張時の前後方向幅の半分よりも小さなものとなっている。なお、このインナーバッグ13Aも、その膨張時の外周面の上半側及び下半側を構成する2枚のパネル13a’,13b’の周縁部をシーム(符号略)で縫い合わせて袋状としたものである。
図示の通り、このインナーバッグ13Aは、シートバッグ12A内の膨張時における前端部に比較的近接した位置に配置され、その上面側のパネル13a’が、シーム20により、シートバッグ12Aの上面側のパネル12a’の前部に結合(縫合)されている。符号21は、この結合部に設けられた補強布を示している。
この実施の形態では、該インナーバッグ13Aの上面側のパネル13a’のうち、該インナーバッグ13Aが膨張したときに後方を向く箇所に、該インナーバッグ13A内のガスをシートバッグ12A内に流出させるためのガス流出部17’が設けられている。
この実施の形態でも、該インナーバッグ13A内に略円柱状のインフレータ14が配置されている。この実施の形態では、該インフレータ14にインフレータホルダ15Aが装着され、このインフレータホルダ15Aからスタッドボルト18が延出している。このスタッドボルト18が、前記パネル13b’,12b’とリテーナ11の底面の各ボルト挿通孔(図示略)に挿通され、ナット(符号19)締めされてリテーナ11に固定されている。
これにより、インナーバッグ13Aは、下部が該固定部材15によってリテーナ11に連結され、上部がシーム20によってシートバッグ12Aの前端側の上部に連結されたものとなっている。
なお、この実施の形態では、第3図に示すように、これらのシートバッグ12A及びインナーバッグ13Aが膨張した状態において、該シートバッグ12Aの前端側(インナーバッグ13Aが連結された部分)の上下方向の厚みの最大値h1が、該シートバッグ12Aの後端側(インナーバッグ13Aが連結されていない部分)における上下方向の厚みの最大値h2よりも小さくなるように、インナーバッグ13Aの大きさ(インナーバッグ13Aの周長等)が設定されている。
この実施の形態では、シートバッグ12Aは、その後端側から前端側へ向って幅が小さくなるように折り畳まれて該リテーナ11内に収容される。
このシートバッグ12Aの折り畳み体を覆うようにリテーナ11にリッド(第2,3図では図示略)が装着されることにより、乗員拘束装置10Aが構成される。
なお、この実施の形態では、シートパン1Aに乗員拘束装置設置用の開口1aが設けられており、乗員拘束装置10Aは、リテーナ11がこの開口1aに嵌め込まれるようにして該シートパン1Aに設置されている。
この乗員拘束装置10Aのその他の構成は前述の第1図のシートパン10Aと同様であり、第2,3図において第1図と同一符号は同一部分を示している。
この実施の形態では、インフレータ14からのガスによりまずインナーバッグ13Aが速やかに膨張し、これに伴ってシートバッグ12Aの前端側がリテーナ11外に膨らみ出し、次いで該インナーバッグ13A内のガスがガス流出口17’を介してシートバッグ12A内に流入することにより、該シートバッグ12Aが後方へ伸び出す如く膨張展開する。
この乗員拘束装置10Aにあっては、シートバッグ12Aの前端側の上方への膨張量がインナーバッグ13Aによって規制されるため、該シートバッグ12Aが上方へ突出するように膨張することなく、該シートバッグ12Aの後方への膨張が促進されて比較的早期のうちにシートパン1A上からスプリング2c上まで膨張するようになる。
この実施の形態では、これらのシートバッグ12A及びインナーバッグ13Aが膨張した状態において、該シートバッグ12Aの前端側の上下方向の厚みの最大値h1が、該シートバッグ12Aの後端側における上下方向の厚みの最大値h2よりも小さくなるように、インナーバッグ13Aの大きさが設定されている。そのため、このシートバッグ12Aの後方への膨張の促進効果がより顕著である。
上記の各形態は本発明の一例であり、本発明は上記の各形態に限定されるものではない。
例えば、上記の第2,3図の各実施の形態のシートのベースフレームは、シートクッションの前端側をシートパンにより支承し、該シートパンよりも後端側をスプリング(Sバネ)により支承した構造となっているが、言うまでもなく、シートクッション全体を(シートクッションの前端側から後端側まで)シートパンで支承した構造のものにも、本発明を適用可能である。
1,1A シートパン
10,10A 乗員拘束装置
12,12A シートバッグ
13,13A インナーバッグ
14 インフレータ
20 シーム
10,10A 乗員拘束装置
12,12A シートバッグ
13,13A インナーバッグ
14 インフレータ
20 シーム
Claims (3)
- シートクッションの前部とシートクッション下側部材との間に配置され、該シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なシートバッグと、車両緊急時に該シートバッグを膨張させるインフレータとを有する乗員拘束装置であって、
該シートバッグ内に、該シートバッグよりも小容積のインナーバッグが設けられており、
該インナーバッグ内にガスを供給するように前記インフレータが設置されている乗員拘束装置において、
該インナーバッグの下部が該シートクッション下側部材に連結され、該インナーバッグの上部が該シートバッグの上部に連結されていることを特徴とする乗員拘束装置。 - 請求項1において、前記シートバッグは、前記シートクッション下側部材の前端側から後端側へ向かって膨張展開するよう構成されており、
前記インナーバッグは、膨張時の該シートバッグの前端側に配置されており、該インナーバッグの下部が該シートクッション下側部材の前端側に連結され、該インナーバッグの上部が膨張時の該シートバッグの前端側の上部に連結されていることを特徴とする乗員拘束装置。 - 請求項2において、前記シートバッグ及びインナーバッグが膨張した状態において、該シートバッグのうち前記インナーバッグが連結された部分における上下方向の厚みの最大値h1が、該インナーバッグが連結されていない部分における上下方向の厚みの最大値h2よりも小さくなることを特徴とする乗員拘束装置。
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