JP4371274B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車などの車両に装備されるエアバッグ装置に関する。
従来、例えば運転席においてハンドルの回転中心から運転者側に膨張展開する運転席用エアバッグ装置や、インストルメントパネルから助手席側に膨張展開する助手席用エアバッグ等、自動車の衝突時等に乗員の身体を拘束するための各種エアバッグ装置が使用されている。
近年、衝突などによる車体横転や、倒木等の重量物落下等、自動車に大きな外力が加わる大事故が発生した場合、その際の衝撃により乗員の頭上から頭部に衝撃が加わる可能性があることから、このような場合に対応するためのエアバッグ装置が既に提唱されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−37011号公報
上記従来技術においては、基布を結合した袋体から構成されたエアバッグを、車両の座席の背もたれ部(又はヘッドレスト)に収納し、緊急時にインフレータからの圧力流体をエアバッグに供給して膨張させ、乗員の頭部上方へ展開させる基本構成が開示されている。
このエアバッグ装置の最適化を図る上では、安定性の向上やレイアウトの自由度を追求することが要求される。
そこで本発明は、エアバッグ装置全体の安定性を向上させ、かつレイアウトの自由度の向上を図るのに有効な技術を提供することを課題とする。
上記目的を達成するために、第1の発明は、基布を結合した袋体から構成され、膨張時において自動車のルーフと乗員の頭部との間に展開することにより前記頭部の上方への移動を拘束するように前記自動車の座席内に設けたエアバッグと、前記座席の背もたれ部の骨格部材に設けられ、前記エアバッグを収納保持するリテーナと、前記座席の骨格部材のうち前記エアバッグより下方側に設けられ、前記エアバッグを膨張展開させるための圧力流体を供給する円筒型のインフレータとを有し、前記インフレータを、前記骨格部材を構成する車幅方向両側の一対のサイドプレートのうち、車幅方向一方側の前記サイドプレートに対し吐出方向を上側として縦向きに設け、前記エアバッグと前記インフレータとを、パイプ部材を介して接続したことを特徴とする。
インフレータから圧力流体がエアバッグに供給されると、エアバッグが膨張展開し、乗員の頭部上方へと展開され、乗員の頭部の上方への移動を拘束する。ここで、本願第1発明においては、インフレータをエアバッグと一体的とせず座席の骨格部材に設ける構造とすることで、上記のような膨張展開のために座席の上部に通常設けられるエアバッグから離れ、例えばエアバッグよりも下方側に配置することが可能となる。この場合、比較的重量物であるインフレータを下方配置とすることで装置全体の重心位置が下がり、安定性を向上する効果がある。また、厚みのあるインフレータを下方配置とすることで、背もたれ上部の厚みを薄くしたいという最近のニーズに対応しやすくなり、レイアウトの自由度を向上することができる。
また、エアバッグよりも下方側に配置することにより、装置全体の重心位置を下げ安定性を向上することができ、レイアウトの自由度を向上することができる。
また、背もたれ部内の骨格部材にインフレータを設けることにより、装置全体を背もたれ部内に集中配置することができ、取り扱い性や組み立て性を向上することができる。
また、骨格部材に設けたリテーナでエアバッグを収納保持することにより、エアバッグを骨格部材に対して固定することができる。
また、インフレータとエアバッグとを互いに離して配置しつつ、インフレータからの圧力流体をエアバッグに導入し膨張展開させることが可能となる。
第2の発明は、上記第1発明において、前記エアバッグは、複数のチャンバ室部を有しており、前記パイプ部材は、前記圧力流体の流入方向が前記チャンバ室部の延在方向に沿うように、前記エアバッグに対し接続されていることを特徴とする。
これにより、インフレータから供給された圧力流体をエアバッグのチャンバ室部の下流側に向かって円滑に導入することができる。
本発明によれば、エアバッグ装置全体の安定性を向上させ、かつレイアウトの自由度の向上を図ることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を備えた自動車のシート1(座席)の概略側面図であり、図1(a)は平常時、図1(b)はエアバッグの膨張時を示している。この図1において、シート1上に乗員2が着座している。上記シート1は座部1Aを有し、この座部1Aから背もたれ部1Bが上方に突出している。この背もたれ部1Bの頂部には、ヘッドレスト1Cが取り付けられている。
上記シート1は、事故による車体横転時等に乗員2の頭部2Aを拘束するためのエアバッグ装置10を上記背もたれ部1B内に装備している。このエアバッグ装置10は、第1パネル35A及び第2パネル35B(図5参照)を縫製結合した袋体35(図5参照)から構成され、膨張時において乗員2の頭部2A上方へ展開するように設けたエアバッグ11と、上記エアバッグ11が折り畳まれた状態で収納されるリテーナ12と、上記エアバッグ11を膨張展開させるためのガス(圧力流体)を供給するインフレータ13(図2、図3参照)とを備えている。また、上記シート1は、サイドプレート14A(図2参照)及びクロスメンバー14B(図2参照)等からなりシート1の骨格を形成するシートフレーム14(骨格部材)を内部に有しており、上記リテーナ12及びインフレータ13は、上記シートフレーム14に設けられている(詳細は後述)。なお、上記インフレータ13は、図示しない制御ユニットの制御によって点火される。
図1(a)に示すように、平常時にはエアバッグ11はリテーナ12内に折り畳まれた状態で収納されている。一方、例えば自動車が横転した場合等には、図示しない制御ユニットによりエアバッグ装置10のインフレータ13が点火され、図1(b)に示すように、エアバッグ11が膨張して自動車のルーフ3と乗員2の頭部2Aとの間に展開する。このとき、エアバッグ11はサブバッグ11B(図4、図5参照)の働きにより乗員2の頭部2Aを前方へ押しやるように膨張し、乗員2の頭部2Aを前屈させて首部への負担を軽減できるようになっている。
図2はエアバッグ装置10のシートフレーム14への固定構造を表す斜視図であり、図3は上記固定構造をさらに詳細に表すエアバッグ装置10の分解斜視図である。
これら図2及び図3において、上記シートフレーム14は、シート1の背もたれ部1B内における車幅方向両側(図2中左右方向両側)に設けられた一対のサイドプレート14A,14Aと、これらサイドプレート14A,14A間に略車幅方向に沿うように延設され、当該サイドプレート14A,14Aを接続するクロスメンバー14Bとを有している。上記サイドプレート14A,14A及びクロスメンバー14Bは、ともにシート1の背もたれ部1B内に設けられている。なお、特に図示はしないが、シートフレーム14は座部1A内に設けられたベースプレートも有している。
エアバッグ11の基端側(インフレータ側、図3中下側)には、インフレータ13とパイプ部材20を介して接続されるガス供給口11aと、このガス供給口11aの両側に位置する取付片11b,11bとが設けられている。この取付片11b,11bには、エアバッグ11及びリテーナ12を固定するための取付ボルト21aを挿通させるボルト孔22がそれぞれ2箇所ずつ穿設されている。一方、上記リテーナ12には、その車幅方向両側に、リテーナ12を固定するための取付ボルト23を挿通させるボルト孔24が穿設された取付部12a,12bがそれぞれ設けられ、その下部(インフレータ側、図3中下側)には、上記エアバッグ取付部11bのボルト孔22に対応する位置に同様にボルト孔25が穿設された取付部12cが設けられている。
複数(本実施形態では4本)の上記取付ボルト21aは、エアバッグ11が折り畳まれリテーナ12に収納された状態で、リテーナ取付部12cに穿設されたボルト孔25、エアバッグ取付部11bのボルト孔22、及び取付板26の上記エアバッグ取付部11bのボルト孔22に対応する位置に穿設されたボルト孔27にそれぞれ挿通され、ナット21bに締結される。これにより、エアバッグ11は折り畳まれた状態でリテーナ12に固定される。また、複数(本実施形態では2本)の上記取付ボルト23は、リテーナ取付部12a,12bの上記ボルト孔24に挿通された後に、クロスメンバー14Bに設けた図示しない締結孔に締結される。これにより、エアバッグ11が折り畳まれた状態で収納されたリテーナ12がクロスメンバー14Bに固定されるようになっている。
上記パイプ部材20は、複数個所(本実施形態では2箇所)が屈曲された例えば金属製のパイプであり、上記リテーナ12の下方に設けられている。このパイプ部材20とエアバッグ11とは、パイプ部材20のバッグ側端部20aにエアバッグ11のガス供給口11aが被せられ例えば金属製のクランプバンド30によってカシメ固定されることにより、接続されている。また、パイプ部材20とインフレータ13とは、パイプ部材20のインフレータ側端部に設けられた接続部20bがインフレータ13の上端部13aに被せられ接着(又は溶接等)されることにより、接続されている。このようにして、エアバッグ11とインフレータ13とがパイプ部材20を介して接続されている。
インフレータ13は、上記パイプ部材20のさらに下方に設けられ、取付部材31によって一方側(本実施形態では車幅方向右側)の上記サイドプレート14Aに取り付けられている。上記取付部材31は、インフレータ13を挟み込んで支持する一対の取付プレート31A,31Bを備えており、これら取付プレート31A,31Bは、取付プレート31Aに形成された複数(本実施形態では4つ)のリベット31aが取付プレート31Bの対応する位置に穿設された複数(本実施形態では4つ)のリベット孔31bに挿通されリベット接続されることにより、インフレータ13を挟んで固定される。そして、取付プレート31Aの一方側(車幅方向右側)端部には略90度折り曲げられて形成された取付部31cが設けられており、複数(本実施形態では2本)の取付ボルト32がこの取付部31cに穿設されたボルト孔33に挿通されてサイドプレート14Aに設けられた図示しない締結孔にそれぞれ締結されることにより、取付部材31がサイドプレート14Aに固定されるようになっている。この結果、インフレータ13が取付部材31を介してサイドプレート14Aに固定されるようになっている。
なお、インフレータ13と前述した制御ユニット(図示せず)とはケーブル34により接続されており、このケーブル34を介してインフレータ13の点火制御が行われるようになっている。
図4は、膨張展開途中(メインチャンバまで膨張した状態)のエアバッグ11の全体構造を表す斜視図である。
この図4において、エアバッグ11は、メインチャンバ42(後述)を内部に有し、乗員2の頭部2A上方に膨張展開するメインバッグ11Aと、サブチャンバ43(後述)をそれぞれ内部に有し、上記メインバッグ11Aに対し乗員2と反対側(車両後方側。図中右側)に配置され、膨張することにより上記メインバッグ11Aを乗員2側(車両前方側。図中左側)に押し出して乗員2の頭部2Aを前屈させる一対のサブバッグ11B,11Bとを備えている。上記メインバッグ11Aとサブバッグ11B,11Bとは、連通路44(後述)を内部に有する連通部11C,11Cによりそれぞれ接続されている。上記メインバッグ11Aの下部には前述したガス供給口11aが設けられており、インフレータ13から噴出されたガスはパイプ部材20及びこのガス供給口11aを経てメインバッグ11A内のメインチャンバ42、及び上記連通部11C,11C内の連通路44,44を経てサブバッグ11B,11B内のサブチャンバ43,43に供給される。なお、この図4はインフレータ13から供給されたガスがメインチャンバ42に流入し、エアバッグ11がメインバッグ11Aまで膨張した状態を示している。
上記メインバッグ11A及びサブバッグ11Bを備えたエアバッグ11は、乗員2側(車両前方側)に配置される第1パネル35A(基布)と乗員2と反対側(車両後方側)に配置される第2パネル35B(基布)とが縫製結合されてなる単一の袋体35として構成されている。
図5は、上記袋体35の折り曲げ前の状態(図4に示すサブバッグ11Bを折り曲げてメインバッグ11Aの後方に配置させる前の状態)における全体構造を表す第2パネル35B側から見た平面図である。
この図5に示すように、袋体35は、ほぼ同一の形状である第1パネル35Aと第2パネル35B(この図5中には第2パネル35Bのみ図示)とがガス供給口11a部分を除く全周に渡って縫製結合されることにより、1つの袋体として形成されている。図中40はその縫製結合部を示しており、41は上記縫製結合部40をシールするために縫製結合部40に沿って設けられたシール材部である。
第2パネル35Bは、前述のガス供給口11a側(図中下側)からその反対側(図中上側)に向かって拡大する略台形形状のメインバッグ部35B1と、このメインバッグ部35B1の一方側(図中右側)と他方側(図中左側)に設けられた一対のサブバッグ部35B2,35B2とを有している。第1パネル35Aもこの第2パネル35Bとほぼ同様の形状となっている。このような形状の第1パネル35Aと第2パネル35Bとが上述したようにガス供給口11a部分を除く全周に渡って縫製結合されることにより、第1パネル35Aと第2パネル35Bとの間に、メインチャンバ42と、このメインチャンバ42の一方側(図中右側)と他方側(図中左側)に配置される一対のサブチャンバ43,43と、上記メインチャンバ42とサブチャンバ43,43とをそれぞれ連通する連通路44,44とが形成される。その結果、メインチャンバ42、サブチャンバ43,43、及び連通路44,44が、それら全体として、その外縁部が1つの連続的な上記縫製結合部40及びシール材部41に包絡されるように配置される。
上記メインチャンバ42は、その略中央部にガス流入方向に略沿うように設けられた縫製結合部40a及びこの縫製結合部40aの両側(図中左右側)に設けられた縫製結合部40b,40bによって形成される4つのチャンバ室部42a,42b,42c,42dを有している。これにより、ガス供給口11aから供給されたガスをメインチャンバ42の下流側(図中上側)に向かって円滑に導入できるようになっている。
上記構成の袋体35は、まず第1パネル35Aと第2パネル35Bとを重ね合わせた状態でその外縁部を縫製結合部40に沿って縫製するとともに、上記メインチャンバ42部分の縫製結合部40a,40b,40c,40d,40e等に沿って縫製し、次いで両側のサブバッグ11B,11Bが前述の図4に示すようにメインバッグ11Aに対し乗員2と反対側(車両後方側)に位置するように、折り曲げ線Xに沿って折り曲げ、その状態を保持するためにサブバッグ11B,11B同士を適宜縫製(端部50等を縫製)し、その後、さらにサブバッグ11B,11Bの周縁部(縫製結合部40の外側部分)とメインバッグ11Aの中央部付近とを縫製してサブバッグ11B,11Bを折り曲げた状態に固定することにより、製造される。そして、エアバッグ11としてリテーナ12に取り付けられる際には、リテーナ12に折り畳んで収納される。なおこのとき、サブチャンバ43を有するサブバッグ11Bの基端側(図5中下側)に設けられた取付片11cと前述した取付片11bとが重ねられ、これら重なられた取付片11b,11cの双方に前述の取付ボルト21aが挿通されるようになっている。
以上説明した構成である本実施形態のエアバッグ装置10によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、本実施形態のエアバッグ装置10においては、前述したようにインフレータ13をエアバッグ11と一体的とせずシート1のシートフレーム14(サイドプレート14A)に設ける構造とする。これにより、膨張展開のためにシート上部に通常設けられるエアバッグ11から離して配置することが可能となり、本実施形態のようにこのエアバッグ11よりも下方側に配置することできる。その結果、比較的重量物であるインフレータ13を下方配置とすることでエアバッグ装置10全体の重心位置が下がり、安定性を向上する効果がある。また、厚みのあるインフレータ13を下方配置とすることで、シート1の背もたれ部1Bの上部の厚みを薄くでき、その結果、例えば後部座席のスペースを広げるために運転席や助手席のシートの背もたれ部の厚みを薄くしたいといった最近のニーズに対応することができる。さらに、一般に背もたれ部1Bの上部にはヘッドレスト1Cを支持するパイプが配置されたり、特にヘッドレスト1Cが可動するアクティブヘッドレストの場合には駆動装置が配置される等により、レイアウト上の制限があるのに対し、本実施形態のように厚みのあるインフレータ13を下方配置とすることで、そのレイアウトの自由度を向上することができる。
また、本実施形態においては、前述したようにインフレータ13をシート背もたれ部1B内のシートフレーム14(サイドプレート14A)に設ける。これにより、エアバッグ装置10の装置全体を背もたれ部1B内に集中配置することができ、取り扱い性や組み立て性を向上することができる。
また、本実施形態においては、前述したように、エアバッグ11を収納保持するリテーナ12を、シートフレーム14(クロスメンバー14B)に設ける。これにより、エアバッグ11をシート1の骨格部材としてのシートフレーム14に対して固定することができる。その結果、展開膨張時の反力等を十分に受けることができる。
また、本実施形態においては、前述したように、エアバッグ11とインフレータ13とを、パイプ部材20を介して接続する。これにより、インフレータ13とエアバッグ11とを互いに離して配置しつつ、パイプ部材20を屈曲等させることでインフレータ13の配置を自在に設定することができる。したがって、レイアウトの自由度をさらに向上することができる。
なお、以上では、インフレータ13をシート1の背もたれ部1B内に設けたサイドプレート14Aに取り付ける構造としたが、これに限られず、例えばインフレータ13をシート1の座部1A内に設けた図示しないベースプレートに設けるようにしてもよい。この場合にも、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、以上では、インフレータ13をサイドプレート14Aに固定するための取付部材31を、2枚の取付プレート31A,31Bによりインフレータ13を車両前後方向両側から挟む構成としたが、これに限られず、例えば2枚の取付プレート31A,31Bによりインフレータ13を車両幅方向両側から挟む構造としてもよい。この場合、例えば上記取付プレート31A,31Bをサイドプレート14Aに固定するための突出した支持部をサイドプレート14Aに設け、取付プレート31A,31Bを上記支持部に締結固定すれば足りる。また、上記実施形態ように必ずしも2枚の取付プレートでインフレータ13を挟む構造とする必要はなく、一方の取付プレートのみを用いて直接サイドプレート14Aに固定するようにしてもよい。すなわち、取付プレートとサイドプレート14Aとでインフレータ13を挟む構造とすればよい。この場合にも、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態においては、前述したように、第1パネル35Aと第2パネル35Bとを縫製結合してエアバッグ11(袋体35)を構成するようにしたが、これに限られず、例えば第1パネル35Aと第2パネル35Bとを袋織りする等、他の結合手段により結合させてエアバッグ11(袋体35)を構成するようにしてもよい。
本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を備えた自動車のシートの概略側面図である。 本発明のエアバッグ装置の一実施の形態のシートフレームへの固定構造を表す斜視図である。 図2に示す固定構造をさらに詳細に表すエアバッグ装置の分解斜視図である。 膨張展開途中のエアバッグの全体構造を表す斜視図である。 袋体の全体構造を表す第2パネル側から見た平面図である。
符号の説明
1 シート(座席)
1B 背もたれ部
2 乗員
2A 頭部
10 エアバッグ装置
11 エアバッグ
12 リテーナ
13 インフレータ
14 シートフレーム(骨格部材)
20 パイプ部材
35 袋体
35A 第1パネル(基布)
35B 第2パネル(基布)

Claims (2)

  1. 基布を結合した袋体から構成され、膨張時において自動車のルーフと乗員の頭部との間に展開することにより前記頭部の上方への移動を拘束するように前記自動車の座席内に設けたエアバッグと、
    前記座席の背もたれ部の骨格部材に設けられ、前記エアバッグを収納保持するリテーナと、
    前記座席の骨格部材のうち前記エアバッグより下方側に設けられ、前記エアバッグを膨張展開させるための圧力流体を供給する円筒型のインフレータとを有し、
    前記インフレータを、前記骨格部材を構成する車幅方向両側の一対のサイドプレートのうち、車幅方向一方側の前記サイドプレートに対し吐出方向を上側として縦向きに設け、
    前記エアバッグと前記インフレータとを、パイプ部材を介して接続した
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 請求項1記載のエアバッグ装置において、
    前記エアバッグは、複数のチャンバ室部を有しており、
    前記パイプ部材は、前記圧力流体の流入方向が前記チャンバ室部の延在方向に沿うように、前記エアバッグに対し接続されている
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
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