JP4674468B2 - 乗員保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両の座席の乗員を衝突時に保護するための乗員保護装置に関するものであり、特に前衝突時に乗員の腰部を拘束し、乗員の身体が前方及び下方に移動することを防止するよう構成された乗員保護装置に関する。
自動車の乗員を衝突時に保護するシステムとして、シートベルトを装着していても前衝突時に乗員がラップベルトの下側をくぐり抜けようとするサブマリン現象を防止するために、特開2002−79861号公報、特開2002−79862号公報、特開2002−145002号公報には、シートクッションとシートパンとの間に膨張可能なバッグを配置し、車両衝突時にこのバッグを膨張させることによりシートクッションの前部を押し上げるようにした乗員保護装置が記載されている。
特開2002−79861号公報及び特開2002−79862号公報では、バッグ内部にインフレータが配置されると共に、このインフレータを囲むように筒状のディフューザ又は整流布を配置し、インフレータからのガスを分散させたり、該ガスをバッグの両端に向けて案内することが記載されている。
特開2002−145002号公報では、バッグ内にバッグ長手方向に延在するパイプが差し込まれ、バッグ外に配置されたインフレータからパイプを介してバッグ内にガスを吹き込むようにしている。該パイプには、その長手方向に間隔をおいて複数のガス噴出用の孔が設けられている。
特開2002−79861号公報 特開2002−79862号公報 特開2002−145002号公報
上記従来の乗員保護装置にあっては、いずれも、バッグが膨張するときにバッグの長手方向の一部が早期に膨張し、他の部分の膨張が遅れるようになることが考えられる。
例えば、特開2002−79861号公報及び特開2002−79862号公報では、ディフューザや整流布のガス出口付近のみが他の部分よりも早期に膨張するおそれがある。
特開2002−145002号公報では、パイプのガス噴出口のうちインフレータに近いガス噴出口近傍が他部分よりも早期に膨張するおそれがある。
本発明は、上記従来の問題点を解消し、バッグの長手方向の各部分が略々同時に膨張する乗員保護装置を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)の乗員保護装置は、シートの左右幅方向に延在し、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器とを有する乗員保護装置において、該バッグ内に、該左右幅方向に延在する区画パネルによって区画された複数の室が形成されており、このうちの第1の室は該バッグの該左右幅方向の一端から他端にまで延在し、他の室は該第1の室に連通しており、前記ガス発生器は、該第1の室にガスを供給するように設置されている乗員保護装置であって、該バッグは、前記シートのシートパンの上側に配置されており、該区画パネルは、該バッグ内を該シートパン側と乗員側とに区画するように配置され、該区画パネルのシート前方側及び後方側の両端部は、該バッグの該シート前方側及び後方側の内周面にそれぞれ結合されており、該バッグ内は、該区画パネルよりも該シートパン側が該第1の室となっており、該区画パネルよりも乗員側が該他の室となっており、該バッグのうち該第1の室の底面部分が該シートパンの上面に固定されており、該区画パネルに、該第1の室と他の室とを連通するための連通部が設けられており、該バッグは、該他の室からガスをバッグ外に流出させるベントホールを備えており、該区画パネルは、該バッグが膨張した状態において、シート前方に向って上り勾配となるように延在していることを特徴とするものである
発明(請求項)の乗員保護装置は、シートの左右幅方向に延在し、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器とを有する乗員保護装置において、該バッグ内は、該左右幅方向に延在する区画パネルによって第1の室と他の室とに区画されており、該他の室は該第1の室に連通しており、前記ガス発生器は、該第1の室にガスを供給するように設置されている乗員保護装置であって、該バッグは、前記シートのシートパンの上側に配置されており、該区画パネルは、該バッグ内を該シートパン側と乗員側とに区画するように配置され、該区画パネルのシート前方側及び後方側の両端部は、該バッグの該シート前方側及び後方側の内周面にそれぞれ結合されており、該バッグ内は、該区画パネルよりも該シートパン側が該第1の室となっており、該区画パネルよりも乗員側が該他の室となっており、該バッグのうち該第1の室の底面部分が該シートパンの上面に固定されており、該区画パネルの該左右幅方向の大きさは、該バッグの膨張時の該左右幅方向の大きさよりも小さく、該区画パネルの該左右幅方向の両端部は、該バッグの該左右幅方向の両端側の内周面から所定距離離隔しており、該区画パネルの該左右幅方向の両端部と、該バッグの該左右幅方向の両端側の内周面との間の間隙は、該第1の室と他の室とを連通する連通部となっており、該バッグは、該他の室からガスをバッグ外に流出させるベントホールを備えており、該区画パネルは、該バッグが膨張した状態において、シート前方に向って上り勾配となるように延在していることを特徴とするものである。
本発明(請求項)の乗員保護装置は、シートの左右幅方向に延在し、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器とを有する乗員保護装置において、該バッグ内は、該左右幅方向に延在する区画パネルによって第1の室と他の室とに区画されており、該他の室は該第1の室に連通しており、前記ガス発生器は、該第1の室にガスを供給するように設置されている乗員保護装置であって、該バッグは、前記シートのシートパンの上側に配置されており、該区画パネルは、該バッグ内を該シートパン側と乗員側とに区画するように配置され、該区画パネルのシート前方側及び後方側の両端部は、該バッグの該シート前方側及び後方側の内周面にそれぞれ結合されており、該バッグ内は、該区画パネルよりも該シートパン側が該第1の室となっており、該区画パネルよりも乗員側が該他の室となっており、該バッグのうち該第1の室の底面部分が該シートパンの上面に固定されており、該区画パネルの該左右幅方向の大きさは、該バッグの膨張時の該左右幅方向の大きさよりも小さく、該バッグ内には、該区画パネルが複数枚、該左右幅方向に所定の間隔をあけて多列に配設されており、且つ該左右幅方向の両端側に配置された各区画パネルは、該バッグの該左右幅方向の両端側の内周面から所定距離離隔して配置されており、各区画パネル相互間の間隙、並びに該左右幅方向の両端側の各区画パネルと該バッグの該左右幅方向の両端側の内周面との間の間隙が、それぞれ、該第1の室と他の室とを連通する連通部となっており、該バッグは、該他の室からガスをバッグ外に流出させるベントホールを備えており、該区画パネルは、該バッグが膨張した状態において、シート前方に向って上り勾配となるように延在していることを特徴とするものである。
本発明(請求項4)の乗員保護装置は、シートの左右幅方向に延在し、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器とを有する乗員保護装置において、該バッグ内に、該左右幅方向に延在する区画パネルによって区画された複数の室が形成されており、このうちの第1の室は該バッグの該左右幅方向の一端から他端にまで延在し、他の室は該第1の室に連通しており、前記ガス発生器は、該第1の室にガスを供給するように設置されている乗員保護装置であって、該バッグは、前記シートのシートパンの上側に配置されており、該区画パネルは、該バッグ内を該シートパン側と乗員側とに区画するように配置され、該区画パネルのシート前方側及び後方側の両端部は、該バッグの該シート前方側及び後方側の内周面にそれぞれ結合されており、該バッグ内は、該区画パネルよりも該シートパン側が該第1の室となっており、該区画パネルよりも乗員側が該他の室となっており、該バッグのうち該第1の室の底面部分が該シートパンの上面に固定されており、該区画パネルに、該第1の室と他の室とを連通するための連通部が設けられており、該バッグは、該他の室からガスをバッグ外に流出させるベントホールを備えており、該区画パネルは、該バッグが膨張した状態において、水平方向に延在していることを特徴とするものである。
本発明(請求項5)の乗員保護装置は、シートの左右幅方向に延在し、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器とを有する乗員保護装置において、該バッグ内は、該左右幅方向に延在する区画パネルによって第1の室と他の室とに区画されており、該他の室は該第1の室に連通しており、前記ガス発生器は、該第1の室にガスを供給するように設置されている乗員保護装置であって、該バッグは、前記シートのシートパンの上側に配置されており、該区画パネルは、該バッグ内を該シートパン側と乗員側とに区画するように配置され、該区画パネルのシート前方側及び後方側の両端部は、該バッグの該シート前方側及び後方側の内周面にそれぞれ結合されており、該バッグ内は、該区画パネルよりも該シートパン側が該第1の室となっており、該区画パネルよりも乗員側が該他の室となっており、該バッグのうち該第1の室の底面部分が該シートパンの上面に固定されており、該区画パネルの該左右幅方向の大きさは、該バッグの膨張時の該左右幅方向の大きさよりも小さく、該区画パネルの該左右幅方向の両端部は、該バッグの該左右幅方向の両端側の内周面から所定距離離隔しており、該区画パネルの該左右幅方向の両端部と、該バッグの該左右幅方向の両端側の内周面との間の間隙は、該第1の室と他の室とを連通する連通部となっており、該バッグは、該他の室からガスをバッグ外に流出させるベントホールを備えており、該区画パネルは、該バッグが膨張した状態において、水平方向に延在していることを特徴とするものである。
本発明(請求項6)の乗員保護装置は、シートの左右幅方向に延在し、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器とを有する乗員保護装置において、該バッグ内は、該左右幅方向に延在する区画パネルによって第1の室と他の室とに区画されており、該他の室は該第1の室に連通しており、前記ガス発生器は、該第1の室にガスを供給するように設置されている乗員保護装置であって、該バッグは、前記シートのシートパンの上側に配置されており、該区画パネルは、該バッグ内を該シートパン側と乗員側とに区画するように配置され、該区画パネルのシート前方側及び後方側の両端部は、該バッグの該シート前方側及び後方側の内周面にそれぞれ結合されており、該バッグ内は、該区画パネルよりも該シートパン側が該第1の室となっており、該区画パネルよりも乗員側が該他の室となっており、該バッグのうち該第1の室の底面部分が該シートパンの上面に固定されており、該区画パネルの該左右幅方向の大きさは、該バッグの膨張時の該左右幅方向の大きさよりも小さく、該バッグ内には、該区画パネルが複数枚、該左右幅方向に所定の間隔をあけて多列に配設されており、且つ該左右幅方向の両端側に配置された各区画パネルは、該バッグの該左右幅方向の両端側の内周面から所定距離離隔して配置されており、各区画パネル相互間の間隙、並びに該左右幅方向の両端側の各区画パネルと該バッグの該左右幅方向の両端側の内周面との間の間隙が、それぞれ、該第1の室と他の室とを連通する連通部となっており、該バッグは、該他の室からガスをバッグ外に流出させるベントホールを備えており、該区画パネルは、該バッグが膨張した状態において、水平方向に延在していることを特徴とするものである。
本発明(請求項)の乗員保護装置は、シートの左右幅方向に延在し、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器とを有する乗員保護装置において、該バッグ内に、該左右幅方向に延在する区画パネルによって区画された複数の室が形成されており、このうちの第1の室は該バッグの該左右幅方向の一端から他端にまで延在し、他の室は該第1の室に連通しており、前記ガス発生器は、該第1の室にガスを供給するように設置されている乗員保護装置であって、該バッグは、前記シートのシートパンの上側に配置されており、該区画パネルは、該バッグ内をシート前方側とシート後方側とに区画するように配置され、該区画パネルの上側及び下側の両端部は、該バッグの上側及び下側の内周面にそれぞれ結合されており、該バッグ内は、該区画パネルよりも該前方側が該第1の室となっており、該区画パネルよりも該後方側が該他の室となっており、該バッグのうち該区画パネルの前記下側端部よりも該第1の室の底面部分が該シートパンの上面に固定されており、該区画パネルに、該第1の室と他の室とを連通するための連通部が設けられており、該バッグは、該他の室からガスをバッグ外に流出させるベントホールを備えており、該シートパンの上面は、シート前方に向って上り勾配となるように延在していることを特徴とするものである
本発明の乗員保護装置のバッグが膨張動作する際には、バッグの一端から他端までバッグ長手方向に延在した第1の室にガスが供給されてまず第1の室が膨張する。この第1の室は、バッグ全体の容積に比べて小さいので、全体として素早く且つ各部分が略同時に膨張する。その後、第1の室から他の室にガスが流入してバッグの全体が膨張する。
このように、本発明の乗員保護装置にあっては、第1の室が素早く膨張する。他の室は、バッグ全体容積から第1の室の容積を差し引いた残余の容積のものであるので、第1の室から供給されるガスにより比較的速やかに、且つ全体として略々同時に膨張する。
本発明の乗員保護装置にあっては、連通部の配置や大きさを選定することにより、該他の室の膨張を均等化させることが可能である。
なお、請求項1において、この連通部は、区画パネルに形成された開口又は切欠きであってもよく、複数のパネル同士の間の間隙であってもよく(請求項5)、区画パネルが通気性となっていてもよい。
請求項の乗員保護装置にあっては、他の室はバッグの長手方向の両端側から膨張を開始するので、第1の室のバッグ長手方向の中央付近にガス発生器からのガスが供給される場合に、バッグ長手方向両端付近を含めてバッグ全体が略々同時に膨張完了するようになる。
請求項22の乗員保護装置によると、膨張したバッグに対しシートクッション等から部分的に大きな反力が加えられたときに、大きな反力が加えられた該他の室内のガス圧が高くなり、該他の室付近の凹陥変形が抑制される。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図(a)は実施の形態に係る乗員保護装置の斜視図であり、第1図(b)は第1図(a)のB−B線に沿う断面図である。
自動車に搭載されるシートのシートクッション(図示略)の下側にシートパン1が配置され、このシートパン1の前部の上側(該シートクッションとシートパン1との間)に乗員保護装置10の膨張可能なバッグ12が配置されている。
この乗員保護装置10は、該シートパン1の上側においてシートクッションの前部を上方へ向って押圧するように膨張可能なバッグ12と、該バッグ12を膨張させるためのガス発生器14とを備えている。このバッグ12は、シートの左右幅方向(車両幅方向)に延在している。
このバッグ12の内部には該バッグ12の長手方向(左右方向)に延在する区画パネル16が設けられており、この区画パネル16により、該バッグ12の内部は、それぞれ該バッグ12の長手方向の一端から他端にかけて延在する第1の室18及び第2の室20の上下2室に区画されている。第1の室18はバッグ12の下半側(シートパン1側)に形成され、第2の室20はバッグ12の上半側(シートクッション側、即ち乗員側)に形成されている。前記ガス発生器14はこの第1の室18内に設置されている。
なお、本発明においては、該第1の室18の容積は第2の室20の容積よりも小さく、バッグ12の全体の容積の50%以下となるよう構成されることが好ましい。
該区画パネル16には、これらの第1の室18と第2の室20とを連通する連通部としての連通孔(開口)22が複数個(この実施の形態では3個)設けられている。各連通孔22は、互いに該バッグ12の長手方向に位置を異ならせて等間隔に配置されている。
この実施の形態では、該区画パネル16は、略長方形の一枚物のパネルである。この区画パネル16の長手方向の大きさはバッグ12の長手方向の大きさとほぼ同等となっており、この区画パネル16は、該バッグ12の長手方向の一端から他端にかけて連続して延在している。また、この区画パネル16は、第1図(b)に示すように、バッグ12がシートパン1の上側において膨張した状態となっているときに、該シートパン1の上面と平行に延在した姿勢となるよう配置されている。なお、この実施の形態では、該シートパン1の上面は、前方に向って上り勾配となるように傾斜している。
この区画パネル16の外周縁は、バッグ12の内周面に対し全周にわたって縫合等により結合されており、この区画パネル16の外周縁とバッグ12の内周面との間を通しての第1及び第2の室18,20相互間のガスの流通は遮断されている。符号24は区画パネル16の外周縁とバッグ12の内周面とを結合したシームを示している。
この実施の形態では、区画パネル16の短手方向の大きさは、バッグ12内に該区画パネル16を設けていない状態でバッグ12を膨張させたときの該バッグ12の直径(長手方向と交叉方向の大きさ)よりも小さいものとなっている。そのため、この区画パネル16が設けられたバッグ12が膨張したときには、該バッグ12の直径方向の対向面同士の離反がこの区画パネル16によって規制され、該バッグ12の直径方向の膨張量(膨張時におけるバッグ12全体の容積)が減じられる。
該バッグ12の長手方向の一端側には、第1図(a)に示す通り、第2の室20内のガスを外部に流出させるベントホール26が設けられている。
この実施の形態では、第1図(b)に示すように、該バッグ12の下部側の第1の室18内にリテーナ(バッグ留付部材)28が配置され、該リテーナ28がスタッドボルト30によってシートパン1に固定されることにより、該バッグ12がシートパン1に留め付けられている。また、該第1の室18内に配置されたガス発生器14は、ブラケット32により該リテーナ28に連結されている。
なお、この実施の形態では、該シートパン1の上面に乗員保護装置設置用の凹所1aが設けられており、バッグ12及びガス発生器14はこの凹所1a内に配置されている。リテーナ28は、この凹所1aの底部上面に沿うように延在する板状のものであり、バッグ12(第1の室18)の底面部を内側から該凹所1aの底部上面に押え付ける。このリテーナ28の下面側からスタッドボルト30が突設されている。このスタッドボルト30がバッグ12の底面部と凹所1a内とにそれぞれ設けられた各ボルト挿通孔(符号略)に挿通され、このスタッドボルト30にナット34が締め込まれることにより、該リテーナ28がシートパン1に固定されると共に、バッグ12の底面部がこれらのリテーナ28とシートパン1(凹所1aの底部上面)との間に挟持される。
ガス発生器14は、この実施の形態では棒状のものであり、第1の室18内において左右方向(バッグ12の長手方向)に延在するよう配置され、ブラケット32により該リテーナ28に固定されている。このガス発生器14は、側周面にガス噴出口(図示略)を有しており、作動時にはこのガス噴出口から放射方向(バッグ12の直径方向)にガスが噴出するよう構成されている。
このように構成された乗員保護装置10においては、自動車の前方衝突がセンサ(図示略)により検知されると、ガス発生器14がガス噴出作動し、第1図(b)に示すように、バッグ12がシートパン1によって下側から支承されつつ、上方へ向って厚み(径)を増大させるように膨張する。この結果、シートクッションの前部が押し上げられるか、又は硬くなり、乗員の腰部の前方移動が阻止される。
このバッグ12が膨張動作する際には、バッグ12の長手方向の一端から他端まで延在した第1の室18にガス発生器14からのガスが供給されてまず第1の室18が膨張する。この第1の室18は、該バッグ12の全体の容積に比べて小さいので、全体として素早く且つ各部分が略同時に膨張する。その後、各連通孔22を介して第1の室18から第2の室20にガスが流入してバッグ12の全体が膨張する。
この乗員保護装置10にあっては、第1の室18が素早く膨張する。第2の室20は、バッグ12の全体の容積から第1の室18の容積を差し引いた残余の容積のものであるので、第1の室18から供給されるガスにより比較的速やかに、且つ全体として略々同時に膨張する。
特に、この乗員保護装置10にあっては、第1の室18はバッグ12の左端から右端にかけて延在しているため、該第1の室18が左右方向に素早く膨張することにより、バッグ12も全体として左右方向両端側まで素早く膨張するようになる。
上述の第1図の乗員保護装置10においては、区画パネル16に設けられた連通孔(開口)22を介して第1の室18と第2の室20とを連通しているが、第1の室と他の室とを連通する連通部の構成はこれに限定されるものではない。
以下に、第2,3図を参照して連通部の別の構成について説明する。
第2図(a)は連通部の別の構成例を示すバッグの水平断面図であり、第2図(b)は第2図(a)のB−B線に沿う断面図である。
この第2図の乗員保護装置10Aにおいては、バッグ12内に、該バッグ12の直径方向の対向面同士を連結するように区画パネル16Aが設けられている。図示の通り、この区画パネル16Aは、左右方向(バッグ12の長手方向)に連続して延在するものであるが、その左右方向の大きさはバッグ12の左右方向の大きさよりも小さく、該区画パネル16Aの左右方向両端部は、バッグ12の左右方向両端側の内周面から所定距離離隔している。
この区画パネル16Aの左右方向両端部とバッグ12の左右方向両端側の内周面との間の間隙が、それぞれ、該区画パネル16Aを挟んで下側に形成された第1の室18と上側に形成された第2の室20とを連通する連通部(ガス流通空間)36となっている。
この実施の形態では、該第1の室18の左右方向中間付近にガス発生器14が配置されている。符号14aは、このガス発生器14の側周面に設けられたガス噴出口を示している。
この乗員保護装置10Aのその他の構成は前述の第1図の乗員保護装置10と同様となっている。
このように構成された乗員保護装置10Aにあっては、ガス発生器14がガス噴出作動すると、該ガス発生器14から第1の室18内にガスが供給され、まず第1の室18が膨張する。この際、第1の室18内において、該ガス発生器14からのガスは該第1の室18の左右方向中間側から左右方向両端側に向って流れる。そして、このガスは、該左右方向両端側の各連通部36を介して第2の室20内に流入し、第2の室20を膨張させる。これにより、バッグ長手方向両端付近を含めてバッグ12全体が略々同時に膨張完了するようになる。
第3図(a)は連通部のさらに別の構成例を示すバッグの水平断面図であり、第3図(b)は第3図(a)のB−B線に沿う断面図である。
この第3図の乗員保護装置10Bにおいては、バッグ12内に、左右方向の幅員が小さい複数枚(この実施の形態では3枚)の区画パネル16Bが設けられている。これらの区画パネル16Bは、互いに左右方向に所定の間隔をあけて多列に配設されている。各区画パネル16Bは、バッグ12の直径方向の対向面同士を連結している。このように複数枚の区画パネル16Bを左右方向に多列に配列することにより、バッグ12内が、それぞれ該バッグ12の左端から右端にかけて延在する第1の室18及び第2の室20の上下2室に区画されている。なお、左右方向両端側に配置された各区画パネル16Bとバッグ12の左右方向両端側の内周面との間にも所定の間隔があいている。
この実施の形態では、各区画パネル16B相互間の間隙並びに左右方向両端側の各区画パネル16Bとバッグ12の左右方向両端側の内周面との間の間隙が、それぞれ、該区画パネル16Bの配列体を挟んで下側に形成された第1の室18と上側に形成された第2の室20とを連通する連通部(ガス流通空間)38となっている。
この乗員保護装置10Bのその他の構成は前述の第1図の乗員保護装置10と同様となっている。
この乗員保護装置10Bにあっても、第1の室18内に配置されたガス発生器14からまず第1の室18内にガスが供給されて該第1の室18がバッグ12の左端から右端にかけて素早く膨張し、次いでこのガスが各連通部38を介して第2の室20に流入し、該第2の室20が全体的に素早く膨張する。
本発明においては、1個の区画パネルが複数個の小片(小パネル)により構成されてもよい。第4図(a)はこのように構成された乗員保護装置10Cのバッグ部分の透視斜視図であり、第4図(b)は第4図(a)のB−B線に沿う断面図である。
この乗員保護装置10Cにおいても、バッグ12内に、該バッグ12の直径方向対向面同士を連結するように区画パネル16Cが設けられている。符号40はこの区画パネル16Cの両端をバッグ内面に結合したシームを示している。この区画パネル16Cは、左右方向(バッグ12の長手方向)に連続して延在しており、この区画パネル16Cにより、該バッグ12の内部が、該バッグ12の左端から右端にかけてそれぞれ延在する第1の室18及び第2の室20の上下2室に区画されている。
この実施の形態では、該区画パネル16Cに、その一方の長手方向側縁部の左右方向途中部分を切欠いた如き形状の連通部(切欠き)42が設けられており、この連通部42を介して、該区画パネル16Cの下側に形成された第1の室18と上側に形成された第2の室20とが連通している。
区画パネル16Cは、この実施の形態では、3個の小パネル44,46,48を縫い合わせてなるものである。符号50はこれらの小パネル44,46,48同士を縫合したシームを示している。第4図(a)の通り、小パネル44は、区画パネル16Cのうち、該区画パネル16Cによるバッグ12内の対向面同士の連結方向における途中部分から一端側の領域を構成し、小パネル46,48は、該途中部分から他端側の領域を構成している。該小パネル46,48は、小パネル44の側辺に沿って、区画パネル16Cの長手方向(左右方向)一端側と他端側とにそれぞれ配置されている。これらの小パネル46,48同士は互いに離隔して配置されており、両者の間の間隙が前記連通部42となっている。
この乗員保護装置10Cのその他の構成は前述の第1図の乗員保護装置10と同様となっている。
前述の各実施の形態では、図示の通り、区画パネルは、バッグが膨張した状態においてシートパンの上面と平行に延在した姿勢となるように(即ち、前述の各実施の形態においては、区画パネルによるバッグ内の対向面同士の連結方向がシートパンの上面と平行方向となるように)配置されているが、区画パネルの配置はこれに限定されるものではない。
第5図及び第6図は、それぞれ、区画パネルの他の配置例を示す乗員保護装置の縦断面図である。
第5図の乗員保護装置10Dにおいては、区画パネル16Dは、バッグ12が膨張した状態において水平方向に延在した姿勢となるように(なお、第5,6図の実施の形態でも、前述の各実施の形態と同様、シートパン1の上面は、前方に向って上り勾配となるように延在している。)配置されている。
また、第6図の乗員保護装置10Eでは、区画パネル16Eは、バッグ12が膨張した状態において略上下方向に延在した姿勢となるように配置されている。この場合、該区画パネル16Eを挟んで前側(車両前方側)が第1の室18Eとなっており、後側(車両後方側)が第2の室20Eとなっている。この乗員から離隔した側の第1の室18E内にガス発生器14が配置されている。
この乗員保護装置10Eにおいては、バッグ12が膨張するに当っては、ガス発生器14からまず第1の室18E内にガスが供給されて第1の室18Eが左右方向及び上下方向に膨張し、次いで、区画パネル16Eに設けられた連通部(図示略)を介して第2の室20Eにガスが流入し、該第2の室20Eが乗員側に向って膨張するようになる。
これらの乗員保護装置10D,10Eのその他の構成も、それぞれ、前述の第1図の乗員保護装置10と同様となっている。
第7図(a)はさらに別の区画パネルの配置例を示す乗員保護装置の縦断面図であり、第7図(b)は第7図(a)のB−B線に沿う断面図である。
この第7図の乗員保護装置10Fでは、バッグ12の底面部内面に沿って左右方向に延在している棒状のガス発生器14の上方を前後方向に跨ぐように区画パネル16Fが配置され、その前端部及び後端部がそれぞれバッグ12の底面部の前側部分及び後側部分に結合されている。符号52はこの結合のシームを示している。
即ち、この乗員保護装置10Fにおいては、バッグ12の底面部に沿って、該底面部と区画パネル16Fとによって囲まれた、左右方向に延在する筒状の第1の室18Fが形成されている。そして、このバッグ12内の残余の部分が第2の室20Fとなっている。
なお、この区画パネル16Fは左右方向(バッグ12の長手方向)に連続して延在するものであるが、第7図(b)に示すように、その左右方向の大きさはバッグ12の左右方向の大きさよりも小さく、その左右両端部はバッグ12の左右両端側の内面からそれぞれ離隔している。従って、この区画パネル16Fの左右両端部とバッグ12の左右両端側の内面との間が、それぞれ、第1の室18Fと第2の室20Fとを連通する連通部(通気空間)54となっている。
この乗員保護装置10Fのその他の構成は前述の第1図の乗員保護装置10と同様となっている。
このように構成された乗員保護装置10Fにあっては、第1の室18Fが左右方向に延在する筒状の空間となっているので、この第1の室18Fの制流作用により、ガス発生器14から該第1の室18F内に噴出したガスは左右方向に導かれるようになる。これにより、バッグ12の左右方向への膨張が一層素早いものとなる。
前述の各実施の形態では、図示の通り、区画パネルはバッグの外殻を構成するパネルとは別体に設けられているが、バッグの外殻を構成するパネルと区画パネルとは一体に設けられてもよい。
第8〜11図は、それぞれ、バッグの外殻と区画パネルとを一体に構成した乗員保護装置の縦断面図である。
第8図の乗員保護装置10Gにおいては、バッグ12Gは、上面パネル56と下面パネル58の2枚のパネルにより外殻が構成されている。この上面パネル56及び下面パネル58の前縁及び後縁からは、それぞれ、区画パネル16Gを構成する舌片状のパネル半体56a,56b及び58a,58bが突設されている。各パネル半体56a,56b,58a,58bは、各パネル56,58とそれぞれ一体に形成されたものである。
この実施の形態では、各パネル半体56a,56b,58a,58bがバッグ内部側に折り込まれると共に、上面パネル56及び下面パネル58の前縁側のパネル半体56a,58a同士、並びに、該上面パネル56及び下面パネル58の後縁側のパネル半体56b,58b同士がそれぞれ2枚重ね状とされ、これら2枚重ね状のパネル半体の先端部同士が結合されることにより、バッグ12G内に区画パネル16Gが架設される。符号60はこの結合のシームを示している。
なお、これら2枚重ね状のパネル半体56a,58a同士及び56b,58b同士の基端部をそれぞれ通過しつつ上面パネル56及び下面パネル58の周縁部を周回するようにシーム62が延設されることにより、該上面パネル56と下面パネル58とが袋状に縫い合わされ、バッグ12Gの外殻が構成される。
第9図の乗員保護装置10Hにおいても、バッグ12Hは、上面パネル64と下面パネル66の2枚のパネルにより外殻が構成されている。この実施の形態では、該上面パネル64の前縁及び下面パネル66の後縁からそれぞれ区画パネル16Hを構成する舌片状のパネル半体64a及び66aが突設されている。
この実施の形態では、各パネル半体64a,66aがバッグ内部側に折り込まれると共に、各々の先端部同士が結合されることにより、バッグ12H内に区画パネル16Hが架設される。符号68はこの結合のシームを示している。
なお、上面パネル64の後縁部をパネル半体66aの基端部に重ね合わせると共に下面パネル66の前縁部をパネル半体64aの基端部に重ね合わせ、これらの上面パネル64及び下面パネル66の周縁部を周回するようにシーム70が延設されることにより、該上面パネル64と下面パネル66とが袋状に縫い合わされ、バッグ12Hの外殻が構成される。
第10図の乗員保護装置10Jにおいても、バッグ12Jは、上面パネル72と下面パネル74の2枚のパネルにより外殻が構成されている。この実施の形態では、下面パネル74の後縁から該下面パネル74と一体に舌片状に区画パネル16Jが突設されている。
この実施の形態では、該区画パネル16Jがバッグ内部側に折り込まれ、その先端部が上面パネル72及び下面パネル74の前縁部同士に結合されることにより、区画パネル16Jがバッグ12Jの内部に架設される。符号76はこの結合のシームを示している。
なお、このシーム76は上面パネル72と下面パネル74の周縁部同士をも結合している。即ち、上面パネル72の後縁部を区画パネル16Jの基端部に重ね合わせると共に、該上面パネル72及び下面パネル74の前縁部同士と区画パネル16Jの先端部とを3枚重ね状とした状態にて、該上面パネル72及び下面パネル74の周縁部を周回するように該シーム76を延設することにより、バッグ12J内に区画パネル16Jが架設されると共に該上面パネル72と下面パネル74とが袋状に縫い合わされ、バッグ12Jの外殻が構成される。
第11図の乗員保護装置10Kにおいては、バッグ12Kは、底面パネル78と、乗員対向面パネル80と、前面パネル82の3枚のパネルから外殻が構成されている。符号84,86,88は、それぞれ、該底面パネル78と乗員対向面パネル80の側縁部同士、乗員対向面パネル80と前面パネル82の側縁部同士、及び前面パネル82と底面パネル78の側縁部同士を結合したシームを示している。
この実施の形態では、該底面パネル78の乗員対向面パネル80側の側縁部と、前面パネル82の乗員対向面パネル80側の側縁部とから、区画パネル16Kを構成する舌片状のパネル半体90,92がそれぞれ突設されている。これらのパネル半体90,92がそれぞれバッグ内部に折り込まれ、各々の先端同士が結合されることにより、区画パネル16Kがバッグ12Kの内部に架設される。符号94はこの結合のシームを示している。
なお、乗員対向面パネル80の底面パネル78側の側縁部はこのパネル半体90の基端部に重ね合わされてシーム84によりこれと結合され、乗員対向面パネル80の前面パネル82側の側縁部はパネル半体92の基端側に重ね合わされてシーム86によりこれと結合されている。
図示の通り、この実施の形態では、該区画パネル16Kは、バッグ12Kがシートパン1上で膨張した状態において略上下方向に延在した姿勢となるよう配置されており、この区画パネル16Kを挟んで前側に第1の室18Kが形成され、後側(乗員側)に第2の室20Kが形成されている。
上記の各実施の形態では、いずれもバッグ内が第1の室と他の1室(第2の室)との2室に区画されているが、本発明においては、第1の室の他に2個以上の室を形成してもよい。
第12図(a)はこのように構成された乗員保護装置10Lの斜視図であり、第12図(b)は第12図(a)のB−B線に沿う断面図である。
この第12図の乗員保護装置10Lにおいては、バッグ12Lの内部空間は、左右方向に延在する区画パネル16LAによりバッグ下部側とバッグ上部側とに区画されると共に、該バッグ上部側が、バッグ12Lの長手方向中間付近に配置された区画パネル16LBにより、左右2室に区画されている。該区画パネル16LAの下側の空間が、該バッグ12Lの左端から右端にかけて延在する第1の室18Lとなっており、該区画パネル16LAの上側の空間のうち、区画パネル16LBを挟んで左半側及び右半側がそれぞれ第2の室20LL及び第3の室20LRとなっている。
なお、この実施の形態では、バッグ12Lは上面パネル96と下面パネル98とによって外殻が構成されており、区画パネル16LAは、その外周縁が、これらの上面パネル96及び下面パネル98の周縁部に対し全周にわたって縫合されている。符号100はこの縫合のシームを示している。また、この実施の形態では、該シーム100により上面パネル96と下面パネル98の周縁部同士も縫合され、袋状のバッグ外殻が構成されている。
符号102,104は、それぞれ、区画パネル16LBの下縁部及び上側周縁部をそれぞれ区画パネル16LA及び上面パネル96に縫合したシームを示している。
該区画パネル16LAの左半側及び右半側には、それぞれ、該第1の室18Lと第2の室20LL、並びに第1の室18Lと第3の室20LRを連通する連通部としての連通孔106,108が設けられている。
なお、この実施の形態では第2の室20LLと第3の室20LRとは連通していないが、区画パネル16LBに連通孔等を設けてこれらを連通してもよい。
この乗員保護装置10Lのその他の構成は前述の第1図の乗員保護装置10と同様となっている。
このように構成された乗員保護装置10Lにおいては、バッグ12Lが膨張する際には、バッグ12Lの左端から右端にかけて延在した第1の室18Lにまずガス発生器14からのガスが供給されて該第1の室18Lが膨張する。次いで、各連通孔106,108を介して第2の室20LL及び第3の室20LRにガスが流入して該第2の室20LL及び第3の室20LRがそれぞれ膨張する。
この乗員保護装置10Lにあっては、乗員からバッグ上部側の各室20LL,20LRに大きな荷重が加えられた場合であっても、各室の内圧がそれぞれ増大し、上面パネル96が部分的に凹曲変形することが防止される。これにより、乗員の両脚を均等に受け止めることができる。
上記の各実施の形態ではガス発生器をバッグの内部に配置しているが、ガス発生器は、バッグの外部に配置されてもよい。第13図はこのように構成された乗員保護装置10Mの斜視図である。
この第13図の乗員保護装置10Mにおいては、バッグ12Mの内部に、該バッグ12Mがシートパン(図示略)上で膨張した状態において略上下方向に延在した姿勢となるように区画パネル16Mが配置され、この区画パネル16Mを挟んで前側に第1の室18Mが形成されると共に、後側(乗員側)に第2の室20Mが形成されている。該区画パネル16Mには、これらの第1の室18Mと第2の室20Mとを連通する連通部としての連通孔110が左右方向に等間隔に複数個(この実施の形態では3個)配設されている。
この実施の形態では、該バッグ12Mの長手方向の一端側に第1の室18M内に通じるガス導入口112が設けられており、このガス導入口112に接続されたパイプ114を介してガス発生器14Mから第1の室18Mにガスが供給されるようになっている。
該ガス発生器14Mは、この実施の形態では、円筒形のケーシングを有しており、その一端側にガス噴出口(図示略)が設けられたタイプのものである。パイプ114は、一端側がこのガス発生器14Mのガス噴出口に接続され、他端側がバッグ12Mのガス導入口112に接続されている。
なお、この実施の形態では、バッグ12Mの長手方向の両端部から耳状のバッグ取付片116が突設されており、各バッグ取付片116が各々のボルト挿通孔116aを介してシートパンにボルト留めされることにより、バッグ12Mがシートパンに固定される。
この乗員保護装置10Mにあっては、ガス発生器14Mがバッグ12Mの外部に配置されているので、バッグ12Mの折り畳み状態時における厚みが小さなものとなり、この乗員保護装置10Mを設置したことによるシートの座り心地の低下が防止ないし抑制される。
第14図はバッグの別の構成例を示す縦断面図である。
この第14図の乗員保護装置10Nにおいては、バッグ12Nは、該バッグ12Nの外殻を構成する上面パネル12a及び下面パネル12bと、該バッグ12N内をシートパン側の第1の室18Nと座面側の第2の室20Nとに区画する区画パネル16Nの3枚のパネルからなる。該区画パネル16Nには、第1の室18Nと第2の室20Nとを連通する連通孔22Nが設けられている。
このバッグ12Nを製作するに当っては、上面パネル12aと下面パネル12bとの間に区画パネル16Nを配置して3枚重ねにし、これら3枚のパネル12a,16N,12bの周縁部同士を縫合する。符号24Nは、この縫合のシームを示している。
なお、この縫合に際しては、これら3枚のパネル12a,16N,12bの周縁部同士を3枚重ねにした状態で平面縫いすればよく、きわめて簡単にバッグ12Nを製作することができる。
この乗員保護装置10Nのその他の構成は第1図の乗員保護装置10と同様であり、第14図において第1図と同一の符号は同一の部分を示している。
第15図(a)は別の実施の形態に係る乗員保護装置の斜視図であり、第15図(b)は第15図(a)のB−B線に沿う断面図である。
この第15図の乗員保護装置10Pにおいては、シート(座席)の左右幅方向に延在したバッグ12の長手方向の中央付近に、該バッグ12を周方向に囲むバッグ包囲体120が設けられている。この実施の形態では、該バッグ包囲体120は、所定幅の幅広のシート状物を巻回し、その一端縁と他端縁とを縫合して筒状としたものである。符号122はこの縫合のシームを示している。
このバッグ包囲体120の周長は、フリーな状態で膨張したバッグ12の該中央付近の周長よりも小さいものとなっている。
このバッグ包囲体120を構成するシート状物は、該バッグ包囲体120の周方向に伸張しにくい、或いは全く伸張しない材質であることが好ましい。このシート状物は、布材や合成樹脂シート或いは合成樹脂メッシュシート等の比較的柔軟な材料からなるものであってもよく、金属板や金属メッシュ等の硬質な材料からなるものであってもよい。
なお、乗員保護装置10Pは、このバッグ包囲体120が設けられたこと以外は第1図の乗員保護装置10と同一構成となっている。即ち、バッグ12内にリテーナ28が配置されており、該リテーナ28の下面から突設されたスタッドボルト30が該バッグ12の下面を貫通してバッグ12の外部(下方)に延出している。この実施の形態では、該スタッドボルト30は、バッグ12を取り巻くバッグ包囲体120をも貫通している。このスタッドボルト30がシートパン1に差し通され、ナット34締めされることにより、バッグ包囲体120がバッグ12と共に該シートパン1に留め付けられている。
かかる構成の乗員保護装置10Pにあっては、フリーな状態で膨張したバッグ12よりも周長が小さいバッグ包囲体120がバッグ12の長手方向の中央付近を囲んでいるため、バッグ12が膨張した場合には、バッグ12の該中央付近の大きさはバッグ包囲体120の周長に止まるようになる。これにより、バッグ12の該中央付近が過度に上方へ膨張することが防止されると共に、バッグ12の内圧が膨張開始後早期に高まって該バッグ12の長手方向の両端側まで素早く膨張するようになる。
第16図はバッグ包囲体の別の構成例を示す縦断面図である。
この第16図の乗員保護装置10P’においては、シート状物をバッグ12の外周に巻き付け、その両端縁をそれぞれバッグ12の下面から下方へ延出したスタッドボルト30に引っ掛けるようにして固定することにより、該バッグ12を囲むバッグ包囲体120’が設けられている。この乗員保護装置10P’のその他の構成は第15図の乗員保護装置10Pと同様となっている。
このバッグ包囲体の構成は図示のものに限定されない。上記の各実施の形態では、バッグ包囲体は幅広の筒状となっているが、幅の細いリング状としてもよい。また、バッグ包囲体は、バッグの長手方向の途中の1箇所(例えば中央付近)にのみ設けられてもよく、複数箇所に設けられてもよい。
なお、第11図〜第13図の各実施の形態のように、バッグ内に、予め上下方向に延在する区画パネルが設けられ、該バッグの上面と下面とがこの区画パネルによって連結されている場合には、バッグ包囲体を設けなくとも、該バッグ包囲体を設けた場合と同様の作用効果が奏される。
上記の各実施の形態はいずれも本発明の一例を示すものであり、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではない。
(a)図は実施の形態に係る乗員保護装置の斜視図であり、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図である。 (a)図は実施の形態に係る乗員保護装置のバッグ部分の水平断面図であり、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図である。 (a)図は実施の形態に係る乗員保護装置のバッグ部分の水平断面図であり、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図である。 (a)図は実施の形態に係る乗員保護装置のバッグ部分の透視斜視図であり、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図である。 実施の形態に係る乗員保護装置の縦断面図である。 実施の形態に係る乗員保護装置の縦断面図である。 (a)図は実施の形態に係る乗員保護装置の縦断面図であり、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図である。 実施の形態に係る乗員保護装置の縦断面図である。 実施の形態に係る乗員保護装置の縦断面図である。 実施の形態に係る乗員保護装置の縦断面図である。 実施の形態に係る乗員保護装置の縦断面図である。 (a)図は実施の形態に係る乗員保護装置の斜視図であり、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図である。 実施の形態に係る乗員保護装置の斜視図である。 実施の形態に係る乗員保護装置の縦断面図である。 (a)図は実施の形態に係る乗員保護装置の斜視図であり、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図である。 実施の形態に係る乗員保護装置の縦断面図である。
符号の説明
1 シートパン
10,10A〜10P,10P’ 乗員保護装置
12,12G,12H,12J,12K,12L,12M,12N バッグ
14,14M ガス発生器
16,16A〜16N 区画パネル
18,18E,18F,18K,18L,18M,18N 第1の室
20,20E,20F,20K,20LL,20M,20N 第2の室
20LR 第3の室
22,22N,106,108,110 連通孔
36,38,42,54 連通部
120,120’ バッグ包囲体

Claims (7)

  1. シートの左右幅方向に延在し、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器とを有する乗員保護装置において、
    該バッグ内に、該左右幅方向に延在する区画パネルによって区画された複数の室が形成されており、
    このうちの第1の室は該バッグの該左右幅方向の一端から他端にまで延在し、他の室は該第1の室に連通しており、
    前記ガス発生器は、該第1の室にガスを供給するように設置されている乗員保護装置であって、
    該バッグは、前記シートのシートパンの上側に配置されており、
    該区画パネルは、該バッグ内を該シートパン側と乗員側とに区画するように配置され、該区画パネルのシート前方側及び後方側の両端部は、該バッグの該シート前方側及び後方側の内周面にそれぞれ結合されており、
    該バッグ内は、該区画パネルよりも該シートパン側が該第1の室となっており、該区画パネルよりも乗員側が該他の室となっており、
    該バッグのうち該第1の室の底面部分が該シートパンの上面に固定されており、
    該区画パネルに、該第1の室と他の室とを連通するための連通部が設けられており、
    該バッグは、該他の室からガスをバッグ外に流出させるベントホールを備えており、
    該区画パネルは、該バッグが膨張した状態において、シート前方に向って上り勾配となるように延在していることを特徴とする乗員保護装置。
  2. シートの左右幅方向に延在し、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器とを有する乗員保護装置において、
    該バッグ内は、該左右幅方向に延在する区画パネルによって第1の室と他の室とに区画されており、
    該他の室は該第1の室に連通しており、
    前記ガス発生器は、該第1の室にガスを供給するように設置されている乗員保護装置であって、
    該バッグは、前記シートのシートパンの上側に配置されており、
    該区画パネルは、該バッグ内を該シートパン側と乗員側とに区画するように配置され、該区画パネルのシート前方側及び後方側の両端部は、該バッグの該シート前方側及び後方側の内周面にそれぞれ結合されており、
    該バッグ内は、該区画パネルよりも該シートパン側が該第1の室となっており、該区画パネルよりも乗員側が該他の室となっており、
    該バッグのうち該第1の室の底面部分が該シートパンの上面に固定されており、
    該区画パネルの該左右幅方向の大きさは、該バッグの膨張時の該左右幅方向の大きさよりも小さく、該区画パネルの該左右幅方向の両端部は、該バッグの該左右幅方向の両端側の内周面から所定距離離隔しており、
    該区画パネルの該左右幅方向の両端部と、該バッグの該左右幅方向の両端側の内周面との間の間隙は、該第1の室と他の室とを連通する連通部となっており、
    該バッグは、該他の室からガスをバッグ外に流出させるベントホールを備えており、
    該区画パネルは、該バッグが膨張した状態において、シート前方に向って上り勾配となるように延在していることを特徴とする乗員保護装置。
  3. シートの左右幅方向に延在し、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器とを有する乗員保護装置において、
    該バッグ内は、該左右幅方向に延在する区画パネルによって第1の室と他の室とに区画されており、
    該他の室は該第1の室に連通しており、
    前記ガス発生器は、該第1の室にガスを供給するように設置されている乗員保護装置であって、
    該バッグは、前記シートのシートパンの上側に配置されており、
    該区画パネルは、該バッグ内を該シートパン側と乗員側とに区画するように配置され、該区画パネルのシート前方側及び後方側の両端部は、該バッグの該シート前方側及び後方側の内周面にそれぞれ結合されており、
    該バッグ内は、該区画パネルよりも該シートパン側が該第1の室となっており、該区画パネルよりも乗員側が該他の室となっており、
    該バッグのうち該第1の室の底面部分が該シートパンの上面に固定されており、
    該区画パネルの該左右幅方向の大きさは、該バッグの膨張時の該左右幅方向の大きさよりも小さく、該バッグ内には、該区画パネルが複数枚、該左右幅方向に所定の間隔をあけて多列に配設されており、且つ該左右幅方向の両端側に配置された各区画パネルは、該バッグの該左右幅方向の両端側の内周面から所定距離離隔して配置されており、
    各区画パネル相互間の間隙、並びに該左右幅方向の両端側の各区画パネルと該バッグの該左右幅方向の両端側の内周面との間の間隙が、それぞれ、該第1の室と他の室とを連通する連通部となっており、
    該バッグは、該他の室からガスをバッグ外に流出させるベントホールを備えており、
    該区画パネルは、該バッグが膨張した状態において、シート前方に向って上り勾配となるように延在していることを特徴とする乗員保護装置。
  4. シートの左右幅方向に延在し、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器とを有する乗員保護装置において、
    該バッグ内に、該左右幅方向に延在する区画パネルによって区画された複数の室が形成されており、
    このうちの第1の室は該バッグの該左右幅方向の一端から他端にまで延在し、他の室は該第1の室に連通しており、
    前記ガス発生器は、該第1の室にガスを供給するように設置されている乗員保護装置であって、
    該バッグは、前記シートのシートパンの上側に配置されており、
    該区画パネルは、該バッグ内を該シートパン側と乗員側とに区画するように配置され、該区画パネルのシート前方側及び後方側の両端部は、該バッグの該シート前方側及び後方側の内周面にそれぞれ結合されており、
    該バッグ内は、該区画パネルよりも該シートパン側が該第1の室となっており、該区画パネルよりも乗員側が該他の室となっており、
    該バッグのうち該第1の室の底面部分が該シートパンの上面に固定されており、
    該区画パネルに、該第1の室と他の室とを連通するための連通部が設けられており、
    該バッグは、該他の室からガスをバッグ外に流出させるベントホールを備えており、
    該区画パネルは、該バッグが膨張した状態において、水平方向に延在していることを特徴とする乗員保護装置。
  5. シートの左右幅方向に延在し、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器とを有する乗員保護装置において、
    該バッグ内は、該左右幅方向に延在する区画パネルによって第1の室と他の室とに区画されており、
    該他の室は該第1の室に連通しており、
    前記ガス発生器は、該第1の室にガスを供給するように設置されている乗員保護装置であって、
    該バッグは、前記シートのシートパンの上側に配置されており、
    該区画パネルは、該バッグ内を該シートパン側と乗員側とに区画するように配置され、該区画パネルのシート前方側及び後方側の両端部は、該バッグの該シート前方側及び後方側の内周面にそれぞれ結合されており、
    該バッグ内は、該区画パネルよりも該シートパン側が該第1の室となっており、該区画パネルよりも乗員側が該他の室となっており、
    該バッグのうち該第1の室の底面部分が該シートパンの上面に固定されており、
    該区画パネルの該左右幅方向の大きさは、該バッグの膨張時の該左右幅方向の大きさよりも小さく、該区画パネルの該左右幅方向の両端部は、該バッグの該左右幅方向の両端側の内周面から所定距離離隔しており、
    該区画パネルの該左右幅方向の両端部と、該バッグの該左右幅方向の両端側の内周面との間の間隙は、該第1の室と他の室とを連通する連通部となっており、
    該バッグは、該他の室からガスをバッグ外に流出させるベントホールを備えており、
    該区画パネルは、該バッグが膨張した状態において、水平方向に延在していることを特徴とする乗員保護装置。
  6. シートの左右幅方向に延在し、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器とを有する乗員保護装置において、
    該バッグ内は、該左右幅方向に延在する区画パネルによって第1の室と他の室とに区画されており、
    該他の室は該第1の室に連通しており、
    前記ガス発生器は、該第1の室にガスを供給するように設置されている乗員保護装置であって、
    該バッグは、前記シートのシートパンの上側に配置されており、
    該区画パネルは、該バッグ内を該シートパン側と乗員側とに区画するように配置され、該区画パネルのシート前方側及び後方側の両端部は、該バッグの該シート前方側及び後方側の内周面にそれぞれ結合されており、
    該バッグ内は、該区画パネルよりも該シートパン側が該第1の室となっており、該区画パネルよりも乗員側が該他の室となっており、
    該バッグのうち該第1の室の底面部分が該シートパンの上面に固定されており、
    該区画パネルの該左右幅方向の大きさは、該バッグの膨張時の該左右幅方向の大きさよりも小さく、該バッグ内には、該区画パネルが複数枚、該左右幅方向に所定の間隔をあけて多列に配設されており、且つ該左右幅方向の両端側に配置された各区画パネルは、該バッグの該左右幅方向の両端側の内周面から所定距離離隔して配置されており、
    各区画パネル相互間の間隙、並びに該左右幅方向の両端側の各区画パネルと該バッグの該左右幅方向の両端側の内周面との間の間隙が、それぞれ、該第1の室と他の室とを連通する連通部となっており、
    該バッグは、該他の室からガスをバッグ外に流出させるベントホールを備えており、
    該区画パネルは、該バッグが膨張した状態において、水平方向に延在していることを特徴とする乗員保護装置。
  7. シートの左右幅方向に延在し、シートクッションの前部を下側から押圧するように膨張可能なバッグと、車両緊急時に該バッグを膨張させるガス発生器とを有する乗員保護装置において、
    該バッグ内に、該左右幅方向に延在する区画パネルによって区画された複数の室が形成されており、
    このうちの第1の室は該バッグの該左右幅方向の一端から他端にまで延在し、他の室は該第1の室に連通しており、
    前記ガス発生器は、該第1の室にガスを供給するように設置されている乗員保護装置であって、
    該バッグは、前記シートのシートパンの上側に配置されており、
    該区画パネルは、該バッグ内をシート前方側とシート後方側とに区画するように配置され、該区画パネルの上側及び下側の両端部は、該バッグの上側及び下側の内周面にそれぞれ結合されており、
    該バッグ内は、該区画パネルよりも該前方側が該第1の室となっており、該区画パネルよりも該後方側が該他の室となっており、
    該バッグのうち該区画パネルの前記下側端部よりも該第1の室の底面部分が該シートパンの上面に固定されており、
    該区画パネルに、該第1の室と他の室とを連通するための連通部が設けられており、
    該バッグは、該他の室からガスをバッグ外に流出させるベントホールを備えており、
    該シートパンの上面は、シート前方に向って上り勾配となるように延在していることを特徴とする乗員保護装置。
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