JP2005183966A - リソグラフィ装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクチュエータの高精度位置決めにおいて、整定挙動を改善したリソグラフィ装置およびデバイス製造方法を提供する。
【解決手段】パターニングデバイスMAを保持するよう構成された支持構造MTを有し、パターニングデバイスが放射線のビームにパターンを生成するよう構成され、基板を保持するよう構成された基板テーブルWTと、支持構造と基板テーブルのうち少なくとも一方を移動させるよう構成されたアクチュエータと、運動信号をアクチュエータに提供するよう構成されたコントローラとを有し、運動信号がアクチュエータを制御して、支持構造および基板テーブルのうち少なくとも一方の運動を生成し、運動の位置の時間に対する4次以上の導関数の少なくとも1つの絶対値が最大値未満に制限され、パターン生成したビームを基板の目標部分に投影するよう構成された投影システムを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は可動部品の高精度位置決めに関する。
リソグラフィ装置は、所望のパターンを基板の目標部分に供給する機械である。リソグラフィ装置は例えば、集積回路(IC)の製造において使用可能である。この状況で、マスクなどのパターニングデバイスはICの個々の層に対応する回路パターンを生成するために使用可能であり、このパターンを、放射線感光原料(レジスト)の層を有する基板(例えばシリコンウェハ)上の目標部分(例えば1つあるいは幾つかのダイまたはフィールドの一部を有する)に描像することができる。一般的に、1枚の基板は、順次照射される近接目標部分の全体ネットワークを含んでいる。既知のリソグラフィ装置は、全体マスクパターンを目標部分に1回の作動にて露光することによって各目標部分が照射される、いわゆるステッパと、所定の基準方向(「走査」方向)にマスクパターンを投影ビームで徐々に走査し、これと同時に基板テーブルをこの方向と平行に、あるいは反平行に走査することにより、各目標部分が照射される、いわゆるスキャナとを含む。
リソグラフィなどの多くの産業プロセスには、特定の時間の精密な位置、例えば設定点によって画定された軌道に沿った可動部品の動作が含まれる。通常、動作は、増幅器付きのモータ、起動すべき機構(例えばスライダ)、位置(および/または速度)センサ、フィードバックおよびフィードフォワードコントローラ、および設定ポイント生成プログラムを有する閉ループ制御のサーボシステムによって実行される。モータは、設定ポイントの位置と測定された実際の位置との間の差の関数としてモータ入力を計算するコントローラから入力を受信する。フィードバック制御は、実際の位置が所望の指令された設定ポイント位置と等しくなることを保証する。フィードバック制御は、システムのパフォーマンスが、プロセスの不確実性および外乱に対して感受性が低いことも保証することができる。
このような可動部品の設定ポイントデータを決定する方法を、「軌道プラニング」と呼び、その結果得られた設定ポイントデータを「軌道」と呼ぶことができる。通常、可動部品の1つまたは複数のアクチュエータ、例えば1つまたは複数のリニアまたはプレーナモータに供給すべき動作信号は、例外を除き軌道の設定点データから決定される。次に、設定点信号などの動作信号をアクチュエータに供給して、可動部品を所望の位置へと動作させる。
軌道プラニングの重要な態様は「整定挙動」、つまり整定期間である。軌道が終了位置または中間位置に到達した後、実際の位置が必要な位置に十分近づくまでに、特定の量の時間がかかる。したがって、例えば位置を変更した後、システムは必要な位置の正確さに到達するために何らかの「整定時間」が必要である。動作のほぼ一定の速度段階でも、同様のことが観察できる。(プラスでもマイナスでも)加速中に、速度がほぼ一定の値に整定するまでに特定の時間がかかる。したがって、高い正確さの動作制御を考える場合、通常は「整定期間」を規定する必要があり、その継続時間は、様々な要素があるが中でも制御ループ、加えられた加速およびジャーク、プロセスの不確定性および外乱の関数である整定挙動によって、および必要な位置決めの正確さによって決定される。整定挙動が改善されると、整定期間の継続時間が短縮される。
一例として、動作の軌道を走査ステップ式リソグラフィ装置のマスクおよび基板に適用することが多い。典型的なこのような装置では、基板の表面を一連のフィールド走査で露光する。各フィールドの露光は、基板およびマスクを厳密に同期してほぼ一定である速度で同時に走査する必要がある。フィールドを露光するごとに、基板ステージは、あるフィールド走査の終了時の初期状態(つまり位置および速度)から次のフィールド走査の開始時における新しい状態(つまり新しい位置および通常は同じ速度)へと階段状になる。同様に、マスクのステージも、あるフィールド走査の終了時における初期状態から次のフィールド走査の開始時における新しい状態へと階段状になる。
リソグラフィ装置の単位時間における基板の処理量、つまり基板のスループットを最大にするためには、基板の露光を可能な限り最短の時間にすることが望ましい。しかし、リソグラフィ装置は、基板およびマスクの高精度の位置決めも必要である。したがって、マスクおよび/または基板を支持するオブジェクトテーブルは、特に露光などの重要な段階中には滑らかに移動し、リソグラフィ装置で発生する振動を最小量にしなければならない。オブジェクトテーブルの避けられない(プラスでもマイナスでも)加速は、リソグラフィ装置に振動を生成することがあり、これは位置または速度の誤差が必要な正確さ以内になるまでに重大な「整定時間」がかかる。
図2aから図2dは、例示的な従来の走査中におけるオブジェクトテーブルの個々の例示的な位置、速度、加速およびジャークの軌道プロフィールを示す。図2aから図2dそれぞれのY軸は、図それぞれのX軸に沿って表された時間に対するオブジェクトテーブルのそれぞれ位置、速度、加速度、およびジャークを表す。
図2aで示すように、オブジェクトテーブルは時間t0からt9までの間に位置0から+Dへと移動する。図2bで示すように、オブジェクトテーブルは、時間t4とt6の間(露光の期間)にほぼ一定の速度+Vで移動し、時間t1の前および時間t9の後は静止している。図2cで示すようにオブジェクトテーブルのプラスの加速は、時間t1から最大でほぼ一定のプラスの加速+Aに時間t2で到達するまで直線上に増加し、時間t2からt3まで、オブジェクトテーブルは最大のプラスの加速度+Aでプラスに加速し、次に時間t3でオブジェクトテーブルのプラスの加速度は、時間t4で0に戻るまで減少する。時間t4で、オブジェクトテーブルはほぼ一定の速度+V(図2bで示す)を有する。時間t6で、オブジェクトテーブルのマイナスの加速度は時間t6から時間t7で最大のマイナスの加速度−Aに到達するまで直線上に増加し、時間t7からt8まで、オブジェクトテーブルは最大の負の加速度−Aでマイナスに加速し、次に時間t8で、オブジェクトテーブルのマイナスの加速度は時間t9で0に戻るまで減少する。
図2dで示すように、オブジェクトテーブルのジャークは、時間t1からt2では最大のプラスのジャーク+J、時間t3からt4では最大のマイナスのジャーク−J、および時間t2からt3および時間t4からt6では0になる。同様に、オブジェクトテーブルのジャークは、時間t6からt7では最大のマイナスのジャーク−J、時間t8からt9では最大のプラスのジャーク+J、および時間t7からt8では0になる。したがって、時間t1、t3およびt4(さらにt6,t8およびt9)ではジャークに不連続性があり、これはオブジェクトテーブルの動作に不連続を引き起こす。このような不連続および大きいジャークの値は、リソグラフィ装置に振動を生じることがあり、これはオブジェクトテーブルの正確な位置決めに影響を及ぼし得る振動である。
その結果、整定期間を時間t4とt5の間(露光の直前)に設け、その間にオブジェクトテーブルの(プラスでもマイナスでも)加速中に発生するような振動が散逸し、速度がほぼ+Vに落ち着くことができる。オブジェクトテーブルがほぼ一定の走査速度に到達するために必要な整定期間の量は、大部分が整定挙動に依存し、これは様々な要因がある中、中でも加えられた加速およびジャーク、可能なフィードフォワード、機械的システム特性および制御システムの帯域幅の結果である。しかし、整定期間が長くなるほど、オブジェクトテーブルが反復的動作を終了するのに時間がかかり、リソグラフィ装置のスループットが小さくなる。
したがって、例えば整定挙動を改善すると有利である。
1つの態様によると、リソグラフィ投影装置で、
パターニングデバイスを保持するよう構成された支持構造を有し、パターニングデバイスが放射線のビームにパターンを生成するよう構成され、さらに、
基板を保持するよう構成された基板テーブルと、
支持構造と基板テーブルのうち少なくとも一方を移動させるよう構成されたアクチュエータと、
運動信号をアクチュエータに提供するよう構成されたコントローラとを有し、運動信号がアクチュエータを制御して、支持構造および基板テーブルのうち少なくとも一方の運動を生成し、運動の位置の時間に対する4次以上の導関数の少なくとも1つの絶対値が最大値未満に制限され、さらに、
パターン生成したビームを基板の目標部分に投影するよう構成された投影システムを有するリソグラフィ投影装置が提供される。
1つの態様によると、リソグラフィ投影装置で、
パターニングデバイスを保持するよう構成された支持構造を有し、パターニングデバイスが放射線のビームにパターンを生成するよう構成され、さらに、
基板を保持するよう構成された基板テーブルと、
支持構造と基板テーブルのうち少なくとも一方に接続されたアクチュエータと、
運動信号をアクチュエータに提供するよう構成されたコントローラとを有し、運動信号がアクチュエータを制御して、支持構造および基板テーブルのうち少なくとも一方の運動を生成し、これは加速の開始部分で運動の位置の時間に対する3次以上の導関数の高い少なくとも1つの値と、加速の終了部分で運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうちこれに対応する低い少なくとも1つの値を有し、運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち高い少なくとも1つの値の絶対値が、運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のこれに対応する低い少なくとも1つの値より大きく、さらに、
パターン生成したビームを基板の目標部分に投影するよう構成された投影システムを有するリソグラフィ投影装置が提供される。
さらなる態様によると、関連した方法およびコンピュータプログラム製品が提供される。
リソグラフィ装置の使用法に関して、本文ではICの製造において特に言及するものであるが、本明細書で述べるリソグラフィ装置が他の多くの用途においても使用可能であることは明確に理解されるべきである。例えば、これは、集積光学装置、磁気ドメインメモリ用ガイダンスおよび検出パターン、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッド等の製造に使用され得る。こうした代替的な用途においては、本文にて使用した「ウェハ」または「ダイ」といった用語は、それぞれ「基板」または「目標部分」といった、より一般的な用語に置き換えて使用され得ることは当業者にとって明らかである。本明細書で言及する基板は、露光前または露光後に、例えばトラック(通常はレジストの層を基板に塗布し、露光したレジストを現像するツール)または計測または検査ツールで処理することができる。適宜、本明細書の開示は、以上およびその他の基板処理ツールに適用することができる。さらに、基板は、例えば多層ICを生成するために、複数回処理することができ、したがって本明細書で使用する基板という用語は、既に複数の処理済み層を含む基板も指す。
本明細書では、「放射線」および「ビーム」という用語は、イオンビームあるいは電子ビームといったような粒子ビームのみならず、紫外線(UV)放射線(例えば、365nm、248nm、193nm、157nm、あるいは126nmの波長を有する)および超紫外線(EUV)放射線(例えば、5nm〜20nmの範囲の波長を有する)を含むあらゆるタイプの電磁放射線を網羅するものとして使用される。
本明細書において使用する「パターニングデバイス」または「パターニング構造」なる用語は、基板の目標部分にパターンを生成するよう、投影ビームの断面にパターンを与えるために使用し得る任意のデバイスを指すものとして広義に解釈されるべきである。投影ビームに与えられるパターンは、基板の目標部分における所望のパターンに正確に対応しないことがあることに留意されたい。一般的に、投影ビームに与えられるパターンは、集積回路などの目標部分に生成されるデバイスの特別な機能層に相当する。
パターニングデバイスは透過性または反射性でよい。パターニングデバイスの例には、マスク、プログラマブルミラーアレイ、およびプログラマブルLCDパネルがある。マスクはリソグラフィにおいて周知のものであり、これには、様々なハイブリッドマスクタイプのみならず、バイナリマスク、レベンソンマスク、減衰位相シフトマスクといったようなマスクタイプも含まれる。プログラマブルミラーアレイの一例は小さなミラーのマトリクス配列を用いる。そのミラーの各々は、異なる方向に入射の放射線ビームを反射するよう個々に傾斜することができる。このようにして、反射されたビームはパターン形成される。パターニングデバイスの各例では、支持構造はフレームもしくはテーブルでよく、これは必要に応じて、固定式となるか、もしくは可動式となり、パターニングデバイスが例えば投影システムなどに対して所望の位置にあることを保証することができる。本明細書において使用する「レチクル」または「マスク」なる用語は、より一般的な「パターニングデバイス」なる用途と同義と見なすことができる。
本明細書において使用する「投影システム」なる用語は、例えば使用する露光放射線、または浸漬流体の使用や真空の使用などの他の要因に合わせて適宜、例えば屈折光学システム、反射光学システム、および反射屈折光学システムを含むさまざまなタイプの投影システムを網羅するものとして広義に解釈されるべきである。本明細書において「レンズ」なる用語を使用した場合、これはさらに一般的な「投影システム」なる用語と同義と見なされる。
照明システムは、放射線の投影ビームの誘導、成形、あるいは制御を行う屈折、反射、および反射屈折光学構成要素などの様々なタイプの光学構成要素も含むことができ、こうした構成要素もまた以降において集約的に、あるいは単独的に「レンズ」と称する。
リソグラフィ装置は2つ(デュアルステージ)あるいはそれ以上の基板テーブル(および/または2つもしくはそれ以上のマスクテーブル)を有するタイプのものである。このような「多段」機械においては、追加のテーブルが並列して使用される。もしくは、1つ以上の他のテーブルが露光に使用されている間に予備工程が1つ以上のテーブルにて実行される。
リソグラフィ装置は、投影システムの最終要素と基板との間の空間を充填するよう、基板を水などの比較的高い屈折率を有する液体に浸漬するタイプでもよい。浸漬液は、例えばマスクと投影システムの第一要素との間など、リソグラフィ装置の他の空間に適用してもよい。浸漬技術は、投影システムの開口数を増加させるため、当技術分野で周知である。
本発明の実施形態を添付の略図を参照に、例示の方法においてのみ説明する。図面では対応する参照記号は対応する部品を示すものとする。
図1は、本発明の特定の実施形態によるリソグラフィ装置を概略的に示したものである。この装置は、
− 放射線の投影ビームPB(例えばUV放射線またはEUV放射線)を供給する照明システム(照明装置)ILと、
− 品目PLに対して正確にパターニングデバイスの位置決めを行う第一位置決めデバイスPMに連結を行った、パターニングデバイス(例えばマスク)MAを支持するための第一支持構造(例えばマスクテーブル)MTと、
− 品目PLに対して正確に基板の位置決めを行う第二位置決め手段PWに連結を行った、基板(例えばレジスト塗布したウェハ)Wを保持するための基板テーブル(例えばウェハテーブル)WTと、
− パターニングデバイスMAによって投影ビームPBに与えられたパターンを、基板Wの目標部分C(例えば、1つあるいはそれ以上のダイから成る)に描像する投影システム(例えば屈折性投影システム)PLとを有する。
ここで示しているように、本装置は透過タイプである(例えば透過マスクを使用する)。あるいは、装置は反射タイプでもよい(例えば反射マスク、または上記に関連するタイプであるプログラマブルミラーアレイを使用する)。
照明装置ILは放射線ソースSOから放射線のビームを受け取る。ソースとリソグラフィ装置とは、例えばソースがエキシマレーザである場合に、別個の存在でよい。このような場合、ソースはリソグラフィ装置の一部を形成すると見なされず、放射線ビームは、例えば適切な案内ミラーおよび/またはビームエキスパンダなどを有するビーム送出システムBDの助けにより、ソースSOから照明装置ILへと渡される。他の場合、例えばソースが水銀ランプの場合は、ソースが装置の一体部品でもよい。ソースSOおよび照明装置ILは、必要に応じてビーム送出システムBDとともに、放射線システムと呼ぶことができる。
照明装置ILは、ビームの角度強度分布を調節する調節手段AMを有してよい。一般的に、照明装置の瞳面における強度分布の外部および/あるいは内部放射範囲(一般的にそれぞれ、σ−outerおよびσ−innerと呼ばれる)を調節することができる。また、照明装置ILは一般的に、積分器INおよび集光器COなどの様々な他の構成要素を有する。照明装置は、投影ビームPBと呼ばれ、その断面に亘り所望する均一性と強度分布とを有する、調整された投影ビームを提供する。
投影ビームPBは、マスクテーブルMT上に保持されているマスクMAに入射する。ビームPBはマスクMAで反射して、基板Wの目標部分C上にビームを集束するレンズPLを通過する。第二位置決めデバイスPWおよび位置センサIF(例えば干渉計デバイス)の助けにより、基板テーブルWTは、例えばビームPBの経路における異なる目標部分Cに位置を合わせるために正確に運動可能である。同様に、第一位置決めデバイスPMおよび別の位置センサ(図1には明示されていない)を使用して、例えばマスクライブラリから機械的に検索した後に、あるいは走査運動の間に、ビームPBの経路に対してマスクMAを正確に位置決めすることができる。一般的に、オブジェクトテーブルMTおよびWTの運動は、位置決めデバイスPMおよびPWの部分を形成するロングストロークモジュール(粗動位置決め)およびショートストロークモジュール(微動位置決め)にて行われる。しかし、ステッパの場合(スキャナとは対照的に)、マスクテーブルMTはショートストロークアクチュエータに連結されるだけであるか、あるいは固定される。マスクMAおよび基板Wは、マスクアラインメントマークM1、M2および基板アラインメントマークP1、P2を使用して位置合わせすることができる。
ここに表した装置は以下の好ましいモードにて使用可能である。
1.ステップモードにおいては、マスクテーブルMTおよび基板テーブルWTは基本的に静止状態に保たれている。そして、投影ビームに与えたパターン全体が1回の作動(すなわち1回の静止露光)で目標部分Cに投影される。次に基板テーブルWTがX方向および/あるいはY方向にシフトされ、異なる目標部分CがビームPBにより照射され得る。ステップモードでは、露光フィールドの最大サイズが、1回の静止露光で描像される目標部分Cのサイズを制限する。
2.走査モードにおいては、マスクテーブルMTおよび基板テーブルWTを同期走査する一方、投影ビームに与えられたパターンを目標部分Cに投影する(つまり1回の動的露光)。マスクテーブルMTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、投影システムPLの拡大(縮小)および像反転特性によって決定される。走査モードでは、露光フィールドの最大サイズが、1回の動的露光で目標部分の(非走査方向における)幅を制限し、走査動作の長さが目標部分の(走査方向における)高さを決定する。
3.別のモードでは、マスクテーブルMTが基本的に静止状態に維持されて、プログラマブルパターニングデバイスを保持し、投影ビームに与えられたパターンを目標部分Cに投影する間に、基板テーブルWTが動作するか、走査される。このモードでは、一般的にパルス状放射線ソースを使用して、基板テーブルWTを動作させるごとに、または走査中に連続する放射線パルス間に、プログラマブルパターニングデバイスを必要に応じて更新する。この動作モードは、以上で言及したようなタイプのプログラマブルミラーアレイなどのプログラマブルパターニングデバイスを使用するマスクなしリソグラフィに容易に適用することができる。
上述した使用モードの組合せおよび/または変形、または全く異なる使用モードも使用することができる。
次に、実施形態による可動部品の軌道のプラニングについて説明する。本明細書では、可動部品とは、少なくとも1自由度で装置の任意の部品または全ての他の部品に対して運動を実行するよう設計された装置(リソグラフィ装置など)の任意の部品(サブシステムまたはデバイスを含む)である。少なくともこの自由度が、能動的に制御される。つまり「制御下運動」である。このことは、例えば可動部品の少なくとも前記自由度に沿った位置を十分に正確に獲得することができる感知デバイスと、可動部品の位置を少なくともこの自由度で通常は運動信号によって与えられた所望の位置へと変更することができるアクチュエータとがあることを意味する。可動部品の1つまたは複数の他の自由度も能動制御することができ、これらの自由度に関連する運動信号を有しても、有さなくてもよく、あるいはこれらの自由度をあらゆる意味で装置の他の任意の部品と関連させることによって制限することができる。このような関係は、例えば蝶番、軸受けまたはガイドによって形成することができるが、それに制限されない。本明細書では、位置は平行運動および/または回転運動位置を含み、したがって位置の変更は、適宜、平行運動および/または回転運動を含むことができる。
図3は、実施形態によるリソグラフィ装置の可動部品の軌道プラニング、例えば基板および/またはマスクオブジェクトテーブルの軌道プラニングの略図を示す。制御プロセス10は、可動部品に関する初期制御データ20を軌道プランナ30に提供することを担当する。初期制御データ20は、軌道プラニング中に使用され、可動部品の軌道の特性に関するアプリオリ情報を含む。このような制御データの典型的な例は、
− 可動部品の開始および終了位置、
− 可動部品の運動の開始時間および/または停止時間、
− 特定の時間に獲得すべき可動部品の任意の中間位置および/または
− 特定の時間に獲得し、可動部品の2つの特定の位置間で維持しなければならない可動部品の速度である。
走査の例では、初期制御データ20は走査の開始ポイント、走査の距離および速度、および走査の停止ポイントを含む。
軌道プランナ30は、制御データ20に従って可動部品に必要な軌道を計算する。この設計の結果、軌道プランナ30が1組の運動データ40、通常は設定ポイントデータを時間の関数として生成する。運動データ40は、可動部品の軌道を画定する状態信号セットとして見ることができる。設定ポイントデータ40は通常、軌道中の可動部品の加速の定量化した時間隔の定義、さらにこれらの間隔中の加速度値を含む。設定ポイントデータ40は代替的に、各加速間隔の開始時における位置および速度も含むことができる。設定ポイントデータ40は代替的に、特定の時間における可動部品の特定位置も含むことができ、ここで位置は1組の座標の形態で表現され、能動制御された各自由度の座標を含む。設定ポイントデータ40の座標の組は、装置の任意の部品または他の全ての部品に関して可動部品を伴う関連基準系を伴うことができる。軌道プランナ30は通常、1自由度で可動部品の運動を画定するが、他の自由度の軌道も画定することができる。
実施形態では、軌道プランナ30はオフラインプロセスで起動を設計する。したがって、リソグラフィ装置の場合、運動データ40は、例えば基板またはマスクテーブル走査動作などの開始前に生成される。
次に、軌道実行プログラム50が運動データ40を使用する。軌道実行プログラム50は運動データ40を使用して、運動信号60を生成する。運動信号の一形態である設定ポイント信号60は、可動部品の制御システムへの一連のリアルタイム指令を有し、可動部品の位置および加速を画定する。この設定ポイント信号は一般に設定ポイントデータ40に対応する。運動信号は、設定ポイント信号の第1、第2、第3、第4などの導関数を有してよい。設定ポイントデータと同様、設定ポイント信号も、アクチュエータが可動部品の位置を変更することができる各自由度の座標を含み、1組の座標の形態で表すことができる。設定ポイントデータと設定ポイント信号の座標の組は、任意の関連する基準系を伴うことができる。例えば、設定ポイントデータの座標系が、装置の任意の部品または全ての他の部品に関連する可動部品のそれに対応し、設定ポイント信号の座標系が、装置の任意の部品または全ての他の部品に関連するアクチュエータのそれと対応する場合、(任意の感知デバイスのそれを含めて)座標系間の適切な関係および変換を作成することができる。
次に、運動信号60を制御システム70に提供する。制御システム70は、運動信号60に従ってリソグラフィ装置の可動部品(例えばウェハおよび/またはマスクテーブル)を運動させるのに使用する電磁制御機構を表す。制御システムは、可動部品のアクチュエータに提供すべき制御信号を決定する。制御信号の決定は、
− 運動信号と制御信号間で予め規定した関係に基づくフィードフォワード部品および/または
− 運動信号によって規定されたようなその特徴の現在望ましい値に関連した可動部品の特徴(例えば位置または速度)の測定値に基づくフィードバック部品を含むことができる。
運動データ40および運動信号60は、軌道プロフィールと同期していると見なすことができる。というのは、設定ポイントデータおよび設定ポイント信号の場合、これは軌道プロフィールの定量化された値を反映しているだけだからである。また、1つの実施形態では、運動データ40を、運動信号60に変換せずに制御システムへと直接提供することができる。
軌道プランナ30および/または軌道実行プログラム50は、コンピュータまたは任意の他のハードウェアが処理するコンピュータプログラム製品として実装することができる。しかし、軌道プランナ30および軌道実行プログラム50は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェア、ファームウェアおよび/またはソフトウェアの任意の組み合わせに実装することもできる。軌道プランナ30および/または軌道実行プログラム50のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはその組み合わせは、包括的に軌道生成プログラムと呼ぶことができる。例えば、軌道プランナ30および/または軌道実行プログラム50は、ハードウェアの複数の部片またはハードウェアの1つの部片に全体または一部を実装し、可動部品の1つまたは複数の自由度を制御することができる。さらに、ハードウェアは、軌道プランナ30および/または軌道実行プログラム50の関連データを有するか、例えば感知デバイスおよび/またはデータベースなどの関連データのソースへの1つまたは複数のインタフェースを有する、あるいはその両方を有することができる。関連データは、軌道プランナ30および/または軌道実行プログラム50の軌道アルゴリズムとは別個であるか、それと一体でよく、変更可能である。
実装において、リソグラフィ装置は、1)軌道プラニングおよび/または実行アルゴリズム(例えば軌道プランナ30および/または軌道実行プログラム50)および関連データ、2)感知デバイスおよび/または任意の他の関連デバイスから軌道プラニングおよび/または実行アルゴリズムの任意の他の関連データを獲得するためのインタフェース、3)軌道プラニングおよび/または実行アルゴリズムによって決定された制御信号を送信するためのインタフェース、および4)受信した制御信号を、1つまたは複数の自由度で可動部品の位置を変更するアクチュエータの能力に関連した1つまたは複数の物理量へと変換する変換デバイスを有する。
次に、リソグラフィ投影装置の操作オブジェクトテーブルの軌道プラニングアルゴリズムの実施形態について説明する。このアルゴリズムは、軌道プランナ30に実装することができる。オブジェクトテーブルは、能動制御下で最大6自由度まで動作可能である。実行すべき軌道は、全ての他の自由度をほぼ一定の位置座標に維持しながら、オブジェクトテーブルの1つの線形自由度で露光走査することを含む。走査とは、以下のように規定される。
− 任意の位置および時間で露光が開始し、
− 任意の位置で露光が終了し、
− 露光後、オブジェクトテーブルは、可能な限り迅速に停止状態にしなければならない。
オブジェクトテーブルのアクチュエータは、オブジェクトテーブルに力およびトルクを加えることができるリニアモータ、ローレンツモータ、プレーナモータ、圧電アクチュエータなどの1つまたは複数の電磁アクチュエータを有する。オブジェクトテーブルの位置を監視するオブジェクトテーブルの感知デバイスは、レーザ干渉計システムおよびオブジェクトテーブル上の1つまたは複数の協働ミラー表面を有してよい。オブジェクトテーブルの位置は、感知デバイスを使用して最大6自由度まで決定することができる。
最初に、オブジェクトテーブルの軌道の一般的形態を、図4で示すように確立する。ジャークプロフィールの導関数(位置の時間の4次導関数)101を時間106の関数として規定する。ジャークプロフィール101の導関数を規定すると、時間106の関数としてジャークプロフィール102(位置の時間の3次導関数)、加速度プロフィール103(位置の時間の2次導関数)、速度プロフィール104(位置の時間の1次導関数)、および位置プロフィール105が規定される。つまり、プロフィールはそれぞれ、以前のプロフィールを積分し、ジャークプロフィールの導関数から開始して、ジャークプロフィールへ積分し、加速度プロフィールへ積分し、速度プロフィールへ積分し、位置プロフィールへ積分することによって生成することができる。実施形態では、可動部品の自由度ごとにジャークの導関数(対応する位置座標の時間の4次導関数)プロフィールを規定する(およびジャーク、加速度、速度および位置のプロフィールを決定する)ことができる。
ジャークプロフィールの導関数が変化する正確な時間インスタンスは、露光開始時間107および露光終了時間108に関して計算することができる。整定挙動を考慮に入れると、露光が開始する前に整定期間を固定期間111として規定する。この固定期間中に、加速度、ジャークおよびジャークの導関数はゼロである。この固定期間の継続時間は、この期間内に所望の位置の正確さを獲得できるような時間である。
プラスの加速度相110を、ジャークプロフィール101の導関数の1つまたは複数の最大(および/または最小)値を使用して計算する。次に、軌道開始時間109を、および軌道開始位置も計算することができる。後者は、変位112を露光時間107における露光開始位置から引いた結果である。最後に、軌道開始時間109と露光開始時間107との間の軌道について定義された最大(および/または最小)値は、軌道全体に当てはまるので、マイナスの加速度相113は通常、プラスの加速度相110の鏡像であり、タイミングは等しい。
このように計画した軌道は、様々なプロフィールの限界を全て獲得するという特性を有する。つまり最初にジャークの導関数が最大値を有し、次がジャーク、次が加速度、次が速度となる。これが全ての関連する軌道に当てはまるわけではない。例えば、ジャークが最大値に到達する前に、最大の加速度を獲得することがある。このようなケースは、基本的に異なるので、ここでは考察しないが、より複雑な計算を必要とする。
これらの計算から、運動データ40(例えば設定ポイントデータ)を、位置、速度、加速度、ジャークおよび/またはジャークプロフィールの導関数から抽出することができる。次に、運動データを、可動部品の制御システム70に提供される適切な運動信号60に変換する。
したがって、有限最大値または限界によって運動(設定ポイント)信号の時間の4次導関数を制限することにより、マスクテーブルまたは基板テーブルなどの可動部品を、整定挙動が改善された状態で起動することができ、これによって短い整定期間を使用することができる。つまり、有限最大値または限界によって運動信号の時間の4次導関数を制限することにより、可動の軌道を平滑化することができ、その結果、外乱が減少し、整定時間の短縮につなげることができる。
位置の正確さの改善および/または整定期間の短縮へのさらなるアプローチは、より滑らかな軌道を獲得するよう、図4で計画したような軌道を調節することである。より滑らかな軌道は、速度、加速度、ジャークおよび/またはジャークプロフィールの導関数について最大値のいずれかまたは全てを減少することによって達成することができる。これは、軌道を実行するために必要な時間の増大につながり、これは平滑化した軌道による整定期間の軽減または除去によって補償しなければならない。
整定時間の挙動を考察する場合に改善された結果を獲得しながら、軌道を実行するために必要な時間の増加を低く維持するため、高い正確さを要求する軌道の部分の直前に到達される最大値を減少させることができる。走査オブジェクトテーブルの場合、軌道の高い正確さの部分は、ほぼ一定の速度期間を有する。したがって、ほぼ一定の速度部分の直前に加速度、ジャークまたはジャークの導関数の最大値を減少させると有用である。任意または全ての最大値を減少させても良い。通常、効果的な選択肢は、最高の導関数の最大値を考察することである。
一例として、図5はほぼ一定の速度相の直前にジャークの導関数の最大値を、最大値の25%まで減少させる場合の結果の軌道プロフィールを示す。この技術は、停止ポイントなどの動作の他のポイントにも適用することができる。最大値は、25%未満(5〜10%など)でも25%より高くても、異なるパーセンテージへと低下させることができる。比較のために、図4で示した元の軌道プロフィールを、図5では点線で示す。図4の場合と同様、ジャークプロフィール101の導関数を規定すると、時間106の関数としてジャークのプロフィール102、加速度のプロフィール103、速度のプロフィール104、および位置のプロフィール105が規定される。ジャークの最大値の導関数について一時的に削減した値を、201として示す。新しい軌道のタイミングは、獲得された最高速度が、元の軌道のそれと等しく、走査の長さが両方のケースで等しいままであるよう調節される。整定挙動の改善は、図4の整定期間111を図5の整定期間203へと減少できるような改善であると仮定する。その結果の時間利得は、これで期間202であることが分かる。整定期間が減少することのさらなる利点は、図4の必要な慣らし運転の変位112を、図5の変位204に削減できることである。その結果、軌道が現在の軌道を進行中に、追加の時間利得が生じる。
別の実施形態によると、許容可能なアクチュエータのパフォーマンスに限界を設けることができ、この限界によって計画すべき速度、加速度、ジャークおよびジャークの導関数に関して最大値(および/または最小値)が定義されているものと仮定する。その結果の軌道を図6で示す。上記の実施形態の軌道と同様、ジャークプロフィール101の導関数を規定すると、ジャークのプロフィール102、加速度のプロフィール103、速度のプロフィール104、および位置105が図6で示したように時間106の関数として規定される。この実施形態では、301で示した軌道の最後における位置の正確さは重要であるが、位置の正確さは、軌道のどのポイントでも重要である。整定期間302は、整定挙動を考慮するよう規定される。
上記の実施形態の軌道と同様、このように計画した軌道は、様々なプロフィールの限界を全て獲得するという特性を有する。つまり最初にジャークの導関数が最大値を有し、次がジャーク、次が加速度、次が速度となる。これが全ての関連する軌道に当てはまるわけではない。例えば、ジャークが最大値に到達する前に、最大の加速度を獲得することがある。このようなケースは、基本的に異なるので、ここでは考察しないが、より複雑な計算を必要とする。
さらに、より滑らかな軌道が獲得されるよう、図6で計画したように軌道を調節することにより、位置の正確さの改善および/または整定期間の短縮を実行すると有用である。より滑らかな軌道は、速度、加速度、ジャークおよび/またはジャークプロフィールの導関数について最大値のいずれかまたは全てを削減することによって達成することができる。これにより、軌道を実行するために必要な時間の増大につながり、これは平滑化した軌道による整定期間302の軽減または除去によって補償しなければならない。
このアプローチの例が図7で示され、ここで停止期間の前の運動の最終相で、ジャークとジャークの導関数との両方の最大値が50%減少する。この技術は、ほぼ一定の速度相および非クリティカル相など、運動の他のポイントにも適用することができる。比較のために、図6からの元のプロフィールを、図7では点線で示す。図6の場合と同様、ジャークの導関数のプロフィール101を規定すると、ジャークのプロフィール102、加速度のプロフィール103、速度のプロフィール104および位置105が時間106の関数として規定される。最終ジャーク相にて、低下したジャーク403の最大値は401として示したジャーク相の導関数の継続時間を短縮することによって獲得される。ジャーク相402の最終導関数中に、ジャークの導関数の最大値も減少する。図7の新しい軌道のタイミングは、獲得された位置が図6の元の軌道のそれと等しくなるよう調節される。新しい軌道のジャーク相の最終導関数は、元の軌道のそれより遅い時間に終了するが、より滑らかなプロフィールのため、整定挙動は、整定期間の継続時間を図6の302から図7の405へと削減できるよう改善される。したがって、必要な正確さを獲得する瞬間は、404で示すような元の軌道でのそれより早い。
それぞれの実施形態で、ジャークの導関数の絶対値に関して最大値(および/または最小値)が提供され、この最大(およびまたは最小)の値は、例えば設計パラメータである。つまり、ジャークの導関数の最大値(および/または最小値)は、設定してよく、設定可能であってよい。同様に、計画した軌道の速度、加速度およびジャークの絶対値に関して最大値(および/または最小値)を提供することができる。最大値(および/または最小値)は、例えば許容可能なアクチュエータのパフォーマンスに基づくか、自由裁量で設定するか、パフォーマンスの理由で設定することができる。実施形態では、運動のマイナスの加速度相に関するジャークの導関数の最大値は、運動のプラスの加速度相に関するジャークの導関数の最大値と等しい。同じく、運動のプラスとマイナスの加速度相に関する最大値は異なってよい。実施形態では、運動のマイナスの加速度に関する最大値は、運動を開始するためのプラスの加速度の最大値より10倍以上で、20倍以下である。
さらに、実施形態ではこれらの最大値(および/または最小値)のいずれも、例えば改善された位置決めの正確さを獲得するために、一時的に減少させることができ、これによって可動部品の他の自由度との協働および/または異なる可動部品の軌道との協働を可能にする。このような速度、加速度、ジャークおよび/またはジャークの導関数の限界の変化は、軌道中に速度、加速度、ジャークおよび/またはジャークの導関数それぞれがゼロである任意の時に作成すると有利である。速度、加速度、ジャークおよび/またはジャークの導関数の値がゼロである場合、パフォーマンスに影響を与えずに個々の限界を安全に変更することができる。
実施形態では、ジャークの導関数のプロフィールは、ほぼ一定の絶対値を有する連続的な時間隔を有する。例えば、ジャークの導関数のプロフィールは、プラスの最大値、マイナスの最大値またはゼロ値の連続的な時間隔を有してよい。実施形態では、マイナスの最大値は、プラスの最大値とほぼ同じ絶対値でよい。
実施形態では、限界を満足すれば、その結果の軌道の時間最適化が可能である。つまり、様々なプロフィールの値を、運動の全体的時間を削減するよう構成する。
実施形態では、ジャーク(「パチンという音」)の導関数の最大値(および/または最小値)を使用する実施形態に関して本明細書で検討した原理を、当業者であれば運動の位置の時間に関するより次数の高い導関数へと延長することができる。例えば、最大値(および/または最小値)を運動(「パチパチいう音」)の位置(ジャークの2次導関数)の時間に対する5次導関数、および運動(「ポンという音」)の位置(ジャークの3次導関数)の時間に対する6次導関数に適用し、本明細書で検討するように操作することができる。
実施形態では、限界または最大値によって制限された運動のジャークの(またはより高次の)導関数をフィードフォワード信号として適用し、制御信号を改善することができる。したがって、制御信号のフィードフォワード部分は、限界または最大値によって制限された運動のジャークの(またはより高次の)導関数と制御信号との予め規定した関係に基づくものでよい。位置の2次導関数も、制御信号のフィードフォワード部分として提供することができる。同様に、追加的または代替的に制御信号のフィードフォワード部分は、運動信号(限界または最大値によって制限された運動のジャークの(またはより高次の)導関数でよい)によって規定されたようなその特徴の現在望ましい値に関して可動部品の特徴(例えば位置または速度)の測定値に基づいてもよい。
別の実施形態によると、整定挙動は、軌道プロフィールの全てまたは一部の対称性を変更することによって改善することができる。例えば、ジャーク(3次)の設定ポイント生成プログラム(つまり軌道のプロフィールが、有限のジャークを有するジャークのプロフィールの規定から決定される)、またはジャーク(4次)の導関数の設定ポイント生成プログラム(上述したように、軌道プロフィールは、有限のジャークの導関数を有するジャークプロフィールの導関数の規定から決定される)では、プラスまたはマイナスの加速度相を開始する高いジャークを、マイナスまたはプラスの加速度相を終了する低いジャークと組み合わせる。高いジャークは短い期間中に、低いジャークは長い期間中に適用し、したがってジャーク設定ポイント生成プログラムでは、高いジャークと低いジャーク期間の両方の時間積分は同じである。加速度相の最後に低いジャークを提供することにより、より短い整定時間を、および場合によってはより高いスループットを獲得することができる。実施形態では、プラスおよび/またはマイナスの加速度相の高いジャークおよび低いジャークの適用を終了するための合計時間は、スループットを維持するために、例えば図2で示したような従来の軌道プロフィールのプラスまたはマイナスの加速度相の合計時間を超えない。
図8aは、リソグラフィ装置の走査オブジェクトテーブルのプラスの加速度相で適用する非対称のジャークプロフィールの結果生じる加速度軌道プロフィールを示す。時間t0からt1まで、オブジェクトテーブルのプラスの加速度は、高いジャークの状態でプラスの最大加速度+Aまで増加する(つまり加速度の導関数は、時間t0からt1の間の加速度軌道プロフィールの急勾配によって反映されるように、プラスの加速度相の別の期間と比較すると相対的に高い)。時間t1からt2まで、オブジェクトテーブルはプラスの最大加速度+Aで積極的に加速する。時間t2からt3では、オブジェクトテーブルのプラスの加速度は、低いジャークの状態で減少する(つまり、加速度の導関数は、時間t2とt3の間の加速度軌道プロフィールのそれほど急ではない傾斜によって反映されるように、プラスの加速度相の別の期間と比較すると相対的に低い)。見られるように、時間t0とt1の間の期間は時間t2とt3の間の期間より短い。その結果、時間t0とt1の間には、高い高速のジャークがあり、時間t2とt3の間には低い低速のジャークがあって、ジャーク設定ポイント生成プログラムでは、両方の期間時間積分は同じである。
図8aの時間t3とt4の間には、(図2cで示すような)従来の加速度プロフィールの整定期間より短い整定期間を設ける。図8aの時間t4とt5の間で、ほぼ一定の速度で露光を実行する。図8aの時間t5とt6の間では、オブジェクトテーブルをゼロ速度まで減速する。
図8aでは、ジャーク(3次)設定ポイント生成プログラムを使用して、加速度軌道プロフィールを生成した。つまり、加速度および他の軌道プロフィール(例えば速度および位置)を、有限ジャークを有するジャークプロフィールの規定から決定した。あるいは、加速度軌道プロフィールは、ジャーク(4次)の導関数の設定ポイント生成プログラムを使用して生成することができた。つまり、上述したように加速度および他の軌道プロフィールを、ジャークの有限の導関数を有するジャークプロフィールの導関数の規定から決定する。図8bは、4次設定ポイント生成プログラムを使用して生成した例示的な非対称のプラスの加速度相(図8aの時間t1とt3の間の非対称プラス加速度相に匹敵する)を示す。
走査オブジェクトテーブルの実施形態では、露光前の低いジャークは、整定時間を短縮することができるが、サイクル時間を延長することがある。整定時間の短縮がサイクル時間の短縮につながる場合は、スループットの向上を獲得することができ、これは非クリティカル相(つまり走査およびステッピング後のマイナスの加速期間など、非露光期間)の間、ジャーク、加速度および速度を増加させることによって達成することができる。
さらに、走査のマイナスの加速度相の最後は、振動にそれほど左右されないので、対称のジャークプロフィールをそのマイナスの加速度相に適用することができる。つまり、プラスおよびマイナスの加速度相は、自身間のように非対称である。例えば、従来通りのプロフィールは、図2dで見られるようにマイナスの加速度相に適用することができ、これは図2cおよび図8aのマイナスの加速度相の加速度プロフィールをもたらす。しかし、非対称のジャークプロフィールは、マイナスの加速度相に追加的または代替的に適用することができる。
別の実施形態では、マイナスの加速度相は対称の高いジャークプロフィールを有する(しかし非対称でもよい)。さらに、マイナスの加速度相は、プラスの加速度相とは非対称である(しかし、プラスの加速度相と対称でもよい)。実装時には、高いジャークは許容可能な最大ジャークであるか、高いジャークの導関数が許容可能な最大値であり、軌道の他の全ての規定が維持されている場合に達成可能なジャークの値である、あるいはその両方である。走査オブジェクトテーブルの実施形態では、高いジャークを有することにより、走査オブジェクトテーブルを迅速に減速し、減速時間を短縮して、走査オブジェクトテーブルの全体的なスループットを向上させることができる。図8cを参照すると、時間t0とt5の間で加速度プロフィールは図8aの場合と同じである。時間t5からt6では、オブジェクトテーブルのマイナスの加速度が高いジャークでマイナスの最大加速−Aへと増加する(つまり加速度の導関数が、時間t5とt6の間の加速度軌道プロフィールの急勾配で反映されるように高い)。時間t6からt7で、オブジェクトテーブルはマイナスの最大加速度−Aでマイナスに加速する。時間t7からt8で、オブジェクトテーブルのマイナスの加速度は高いジャークで減少する(つまり、加速度の導関数が、時間t7とt8の間の加速度軌道プロフィールの急勾配で反映されるように高い)。図で見られるように、図8cの運動の全体時間t8は、図8aの運動の全体時間t6より短い。このように時間が短縮されると、走査オブジェクトテーブルの全体的スループットを減少させることができる。
さらなる実施形態では、マイナスの加速度相は、プラスの加速度相の対称の鏡像である非対称のジャークプロフィールを有する。走査オブジェクトテーブルの実施形態では、プラスの加速度相と対称であるマイナスの加速度相によって、スループットに影響を与えずに双方向の走査が可能になる。プラスおよびマイナスの加速度相の距離がほぼ同じだからである。例えば、図8dを参照すると、時間t0とt5との間で、加速度プロフィールは図8aの場合と同じである。時間t5からt6では、オブジェクトテーブルのマイナスの加速度が低いジャークでマイナスの最大加速−Aへと増加する(つまり加速度の導関数が、時間t5とt6の間の加速度軌道プロフィールのそれほど急でない勾配で反映されるように、マイナスの加速度相の別の期間と比較して相対的に低い)。時間t6からt7で、オブジェクトテーブルはマイナスの最大加速度−Aでマイナスに加速する。時間t7からt8で、オブジェクトテーブルのマイナスの加速度は高いジャークで減少する(つまり、加速度の導関数が、時間t7とt8の間の加速度軌道プロフィールの急勾配で反映されるように、マイナスの加速度相の別の期間と比較して相対的に高い)。図で見られるように、時間t7とt8の間の期間は時間t5とt6の間の期間より短い。その結果、時間t7とt8の間には高速の第1ジャークがあり、時間t5とt6の間には低い低速ジャークがあって、ジャークにジャークの時間を掛けた積は両方の期間で同じである。変形では、高いジャークを時間t5とt6の間に設け、低いジャークを時間t7とt8の間に適用することができる。
図9aから図9cを参照すると、走査とステッピングとの両方の作業を実行するオブジェクトテーブルの加速度軌道プロフィールが、オブジェクトテーブルの軌道の物理的な図とともに図示されている。この実施形態によると、非対称のプロフィールがステッピングの作業にも当てはまる。図9aから図9cでは、非対称のプロフィールを走査ステップ式作業のXおよびY運動の両方に適用するが、非対称のプロフィールは、XまたはYの運動に適用するだけでよく、従来の(または他の任意の)プロフィールをXまたはYの運動のうち他方に適用する。
図9aでは、走査オブジェクトテーブルの軌道の物理的な図が図示されている。ポイントAでは、オブジェクトテーブルは露光(長方形で表す)を終了したばかりで、ステッピングへと進み、別の走査露光を開始しようとしている。ポイントAから、オブジェクトテーブルはポイントBへと−Y方向に移動し続ける。ポイントBから、オブジェクトテーブルは−Y方向に移動し続け(しかし、その方向で減速し始め)、+X方向での移動を開始する。時間ポイントで、オブジェクトテーブルは、+X方向を移動しながら、+Y方向での移動を開始し始める。従来の走査ステップ式プロフィールを適用する実施形態では、オブジェクトテーブルはポイントCに到達し、ここでオブジェクトテーブルはもう+X方向には移動せず、+Y方向にのみ移動する。ポイントDで、オブジェクトテーブルはほぼ一定の速度に到達し、ポイントDとEの間で走査露光が生じる。ポイントD’とDの間には、ポイントDとEの間で必要なほぼ一定の速度を達成するため、整定距離/期間を設ける。この運動の正味結果は「Uターン」であり、したがってあるフィールドにて−Y方向で走査露光を実行し、次に別のフィールドにて+Y方向で走査露光を実行する。
図9bを参照すると、図9aのY方向におけるオブジェクトテーブルの加速度軌道プロフィールが図示されている。図9aの対応するポイントA、B、D、D’およびEを、図9bのそれぞれの時間に示す。図9bでは、ポイントAからポイントBまで対称のマイナスの加速度相を設ける。次に、ポイントBでは高いジャーク(この例では実際的には無限)を、時間t2とポイントD’の時間との間では低いジャーク(この場合は経時変化する)を有する非対称のプラスの加速度相を設ける。この例では、プラスおよびマイナスの加速度相は相互に対して非対称である。ポイントD’からDに整定期間を設ける。ポイントDからポイントEでは、+Y方向に走査露光が実行される。次に、ポイントE以降では、−Y方向で走査を実行できるよう、マイナスおよびプラスの加速度相を鏡像の形態で反復して、「Uターン」を促進する。
図9cを参照すると、図9aのX方向におけるオブジェクトテーブルの加速度軌道プロフィールが図示されている。図9aの対応するポイントA、B、D、D’およびEを、図9cのそれぞれの時間に示す。図9cでは、ポイントBから時間t1まで対称のプラスの加速度相を設ける。次に、時間t2では高いジャーク(この例では実際的には無限)を、時間t2とポイントD’の時間との間では低いジャーク(この場合は経時変化する)を有する非対称のプラスの加速度相を設ける。この例では、プラスおよびマイナスの加速度相は相互に対して非対称である。ポイントD’からDに整定期間を設ける。ポイントDからポイントEでは、+Y方向に走査露光が実行される。したがって、Y方向ではD’−Eの時間隔で速度が一定である。X方向では、D’とEとの時間隔で位置が一定である。次に、ポイントE以降では、−Y方向で走査を実行できるよう、マイナスおよびプラスの加速度相を鏡像の形態で反復して、「Uターン」を促進する。
図9aを参照すると、従来の走査プロフィールと比較した図9bおよび図9cの軌道プロフィールの物理的効果が図示され、ここで両方のプロフィールに適切な整定期間を設けて、走査露光のためにほぼ一定の速度を可能にする。軌道1は、図9bおよび図9cの加速度軌道プロフィールに対応する。軌道2は、従来の走査プロフィールに対応する。図9bおよび図9cでは、より短い整定期間を獲得できるので、「Uターン」を、図9bおよび図9cのプロフィールでは従来のプロフィールより短い距離3で遂行することができ、これはサイクル時間の短縮およびスループットの増加をもたらすことができる。
実施形態では、高い/低いジャーク、対称/非対称のジャーク加速度相および/または加速度相間のジャークの対称性/非対称性の使用に関して本明細書で検討する原理は、当業者により、ジャークを超えて運動の位置の時間に対してより高い次数の導関数へと拡張することができる。例えば、これらの原理は、運動(「パチンという音」)位置(ジャークの導関数)の時間に対する4次導関数、運動(「パチパチいう音」)の位置(ジャークの2次導関数)の時間に対する5次導関数、および運動(「ポンという音」)の位置(ジャークの3次導関数)の時間に対する6次導関数を使用して適用することができる。さらに、これらの原理は運動の位置の時間に対するこれらの導関数のいずれか、または全てとの適切な組み合わせで適用することができる。
本明細書の説明は、走査技術と、このような走査技術の一部としてマスクおよび/または基板の運動に焦点を絞ってきたが、本明細書で説明した実施形態は、他の技術およびリソグラフィ装置(または、これに関しては他の任意の機械)の他の可動部品にも等しく適用できることが明白である。例えば、実施形態は、リソグラフィ装置のステップアンドリピート技術にも適用することができる。さらに、実施形態は、起動された投影システム要素、レチクルマスキング装置または基板取り扱いロボットなど、リソグラフィ装置の他の可動部品にも適用することができる。それぞれの場合で、整定期間を軌道の最終位置または中間位置で画定することができる。したがって、例えば非対称のプロフィールを(プラスまたはマイナスの加速度相、またはプラスの加速度相とマイナスの加速度相の間で)、リソグラフィ装置であっても、そうでなくても任意の可動部品に適用することができる。
本明細書で使用する「コンピュータプログラム製品」という用語は、一般的にソフトウェアプログラム、ソフトウェアプログラムを有するコンピュータで使用可能な媒体、ソフトウェアプログラムを有するメモリ、または(無線またはケーブル)通信路でソフトウェアプログラムを搬送する搬送波を指すよう使用される。コンピュータで使用可能な媒体は、磁気媒体、光媒体、または他の記録可能な媒体、または搬送波を伝送する媒体を含むことができる。ソフトウェアプログラムを使用してリソグラフィ装置に実装される実施形態では、コンピュータで使用可能な媒体、メモリまたは搬送波を介してソフトウェアプログラムをリソグラフィ装置に設けるか、リソグラフィ装置にローディングすることができる。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明したが、説明とは異なる方法でも本発明を実践できることが理解される。本説明は本発明を制限する意図ではない。
本発明によるリソグラフィ投影装置を示したものである。 先行技術による走査中のオブジェクトテーブルの軌道を示したものである。 先行技術による走査中のオブジェクトテーブルの軌道を示したものである。 先行技術による走査中のオブジェクトテーブルの軌道を示したものである。 先行技術による走査中のオブジェクトテーブルの軌道を示したものである。 本発明の実施形態によるリソグラフィ装置の可動部品の軌道プラニングの略図を示したものである。 本発明の実施形態によるジャーク軌道プロフィールの位置、速度、加速度、ジャーク、および導関数を示したものである。 本発明の実施形態によるジャーク軌道プロフィールの位置、速度、加速度、ジャークおよび導関数を示したものであり、ジャークの導関数の最大値を一時的に減少することで発生し得る効果を示す。 本発明の別の実施形態によるジャーク軌道プロフィールの位置、速度、加速度、ジャークおよび導関数を示したものである。 本発明の別の実施形態によるジャーク軌道プロフィールの位置、速度、加速度、ジャークおよび導関数を示したものであり、ジャークの導関数およびジャークの最大値を一時的に減少することで発生し得る効果を示す。 本発明の実施形態による加速度軌道プロフィールを示したものである。 本発明の実施形態による加速度軌道プロフィールを示したものである。 本発明の実施形態による加速度軌道プロフィールを示したものである。 本発明の実施形態による加速度軌道プロフィールを示したものである。 本発明の実施形態による軌道の物理的図を示したものである。 図9aの物理的軌道の加速度軌道プロフィールを示したものである。 図9aの物理的軌道の加速度軌道プロフィールを示したものである。

Claims (52)

  1. リソグラフィ投影装置で、
    パターニングデバイスを保持するよう構成された支持構造を有し、パターニングデバイスは、放射線のビームにパターンを生成するよう構成され、さらに、
    基板を保持するよう構成された基板テーブルと、
    支持構造と基板テーブルとの少なくとも一方を移動するよう構成されたアクチュエータと、
    運動信号をアクチュエータに供給するよう構成されたコントローラとを有し、運動信号がアクチュエータを制御して、支持構造および基板テーブルの少なくとも一方の運動を生成、運動の位置の時間に対する4次以上の導関数の少なくとも1つの絶対値が、最大値より小さくなるよう制限され、さらに、
    パターンを生成したビームを基板の目標部分に投影するよう構成された投影システムを有する装置。
  2. 運動信号が、支持構造および基板テーブルの少なくとも一方の望ましい位置に関する運動信号を有する、請求項1に記載の装置。
  3. 運動信号の時間に対するn次導関数として働くべき時間の関数を構築し、構築した関数をn回積分することによって、運動信号を生成するよう構成された軌道プランナを有し、ここでn≧4である、請求項2に記載の装置。
  4. 時間の関数を構築することが、ほぼ一定の関数値を有する連続的な時間隔を画定することを含む、請求項3に記載の装置。
  5. 連続する各時間隔のほぼ一定の関数値が、プラスの最大値、プラスの最大値とほぼ同じ絶対値であるマイナスの絶対値、またはゼロである、請求項4に記載の装置。
  6. 構築された時間の関数の中間結果が、ジャークのプロフィール、加速度のプロフィール、速度のプロフィール、および位置のプロフィールを含めて決定され、位置のプロフィールが、構築された時間の関数の個々の積分として、運動信号に対応する、請求項3に記載の装置。
  7. ジャークのプロフィール、加速度のプロフィール、速度のプロフィールおよび位置のプロフィールのうち少なくとも1つの絶対値が、最大値より小さくなるよう制限される、請求項6に記載の装置。
  8. ほぼ一定の速度相および運動の停止ポイントのうち少なくとも一方に先立つ最大値が、運動の別の部分の最大値より小さい、請求項1に記載の装置。
  9. ほぼ一定の速度相および運動の停止ポイントのうち少なくとも一方に先立つ最大値が、運動の別の部分の最大値の25%以下である、請求項8に記載の装置。
  10. 停止ポイントに先立つ最大値が、運動の別の部分の最大値の50%以下であり、停止ポイントに先立つ運動のジャークの最大値が、運動の別の部分のジャークの最大値の50%以下である、請求項8に記載の装置。
  11. 支持構造および基板テーブルの少なくとも一方が走査方向にある、請求項1に記載の装置。
  12. 基板テーブルの運動がステッピング方向である、請求項1に記載の装置。
  13. 基板テーブルの運動が、ステッピング方向および走査方向である、請求項1に記載の装置。
  14. 運動のマイナスの加速度相の最大値が、運動のプラスの加速度相の最大値と等しい、請求項1に記載の装置。
  15. 運動のマイナスの加速度の最大値が、運動の開始時におけるプラスの加速度の最大値の10倍以上および20倍以下である、請求項1に記載の装置。
  16. 運動信号が、最大値より小さくなるよう制限された運動の位置の時間に対する4次以上の導関数のうち少なくとも1つの有するフィードフォワードを使用して決定される、請求項1に記載の装置。
  17. リソグラフィ装置で、
    パターニングデバイスを保持するよう構成された支持構造を有し、パターニングデバイスは、放射線のビームにパターンを生成するよう構成され、さらに、
    基板を保持するよう構成された基板テーブルと、
    リソグラフィ装置の部品を、部品の望ましい位置の設定ポイント信号に従って少なくとも1自由度で移動させるよう構成されたアクチュエータとを有し、設定ポイント信号の時間に対する4次以上の導関数のうち少なくとも1つが、境界に制限され、さらに、
    パターン生成したビームを基板の目標部分に投影するよう構成された投影システムを有する装置。
  18. リソグラフィ装置の基板テーブルおよびパターニングデバイス支持構造の少なくとも一方の運動を制御するコンピュータプログラム製品で、支持構造および基板テーブルの少なくとも一方の運動を生成するようアクチュエータを制御するために使用する運動データを生成するよう構成されたソフトウェアコードを有し、運動の位置の時間に対する4次以上の導関数のうち少なくとも1つが、最大値より小さくなるよう制限されるものであるコンピュータプログラム製品。
  19. アクチュエータのための運動信号を供給するよう構成されたソフトウェアコードを有し、前記運動信号が、支持構造および基板テーブルの少なくとも一方の望ましい位置に対応する、請求項18に記載のコンピュータプログラム製品。
  20. ほぼ一定の速度相および運動の停止ポイントのうち少なくとも一方に先立つ最大値が、運動の別の部分の最大値より小さい、請求項18に記載のコンピュータプログラム製品。
  21. 支持構造および基板テーブルのうち少なくとも一方の運動が、リソグラフィ装置のステッピング方向である、請求項18に記載のコンピュータプログラム製品。
  22. 基板テーブルの運動がリソグラフィ装置のステッピング方向である、請求項18に記載のコンピュータプログラム製品。
  23. 基板テーブルの運動が、リソグラフィ装置のステッピング方向および走査方向である、請求項18に記載のコンピュータプログラム製品。
  24. 運動信号が、最大値より小さくなるよう制限された運動の位置の時間に対する4次以上の導関数のうち少なくとも1つの有するフィードフォワードを使用して決定される、請求項18に記載のコンピュータプログラム製品。
  25. デバイス製造方法で、
    リソグラフィ装置のマスクテーブルおよび基板テーブルの少なくとも一方を、マスクテーブルおよび基板テーブルの少なくとも一方の望ましい位置に関する設定ポイント信号を使用して、少なくとも1自由度で起動することを含み、設定ポイント信号の時間に対する4次以上の導関数のうち少なくとも1つが、最大値に制限され、さらに、
    パターンを生成した放射線のビームを、基板テーブルによって保持された基板の目標部分に投影することを含む方法。
  26. 自由度がリソグラフィ装置の走査方向を含む、請求項25に記載の方法。
  27. 自由度がリソグラフィ装置のステッピング方向を含む、請求項25に記載の方法。
  28. ほぼ一定の速度相および運動の停止ポイントのうち少なくとも一方に先立って、最大値を運動の別の部分の最大値より下まで低下させることを含む、請求項25に記載の方法。
  29. 設定ポイント信号が、最大値に制限された設定ポイント信号の時間に対する4次以上の導関数のうち少なくとも1つを有するフィードフォワードを使用して決定される、請求項25に記載の方法。
  30. リソグラフィ投影装置で、
    パターニングデバイスを保持するよう構成された支持構造を有し、パターニングデバイスが放射線のビームにパターンを生成するよう構成され、さらに、
    基板を保持するよう構成された基板テーブルと、
    支持構造および基板テーブルの少なくとも一方に接続されたアクチュエータと、
    運動信号をアクチュエータに供給するよう構成されたコントローラとを有し、運動信号がアクチュエータを制御して、支持構造および基板テーブルのうち少なくとも一方の加速を生成し、これは加速の開始部分で運動の位置の時間に対する4次以上の導関数の高い少なくとも1つの値と、加速の終了部分で運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうちこれに対応する低い少なくとも1つの値を有し、運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち高い少なくとも1つの値の絶対値が、運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のこれに対応する低い少なくとも1つの値の絶対値より大きく、さらに、
    パターン生成したビームを基板の目標部分に投影するよう構成された投影システムを有するものであるリソグラフィ投影装置。
  31. 運動の位置の時間に対する3次導関数の絶対値が最大値より小さい、請求項30に記載の装置。
  32. 運動の位置の時間に対する4次以上の導関数の少なくとも1つが最大値より小さい、請求項30に記載の装置。
  33. 運動信号がアクチュエータを制御し、開始部分と終了部分の中間期間について、運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち対応するほぼゼロの少なくとも1つの有する加速を生成する、請求項30に記載の装置。
  34. 加速度がプラスの加速度であり、コントローラがさらに、運動信号をアクチュエータに供給するよう構成され、運動信号がアクチュエータを制御して、支持構造および基板テーブルのうち少なくとも一方のマイナスの加速を生成し、これは運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち高いマイナスの加速度の少なくとも1つを有し、運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち高いマイナスの加速度の少なくとも1つの絶対値が、運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち対応する低い少なくとも1つの絶対値より大きい、請求項30に記載の装置。
  35. マイナスの加速度が、開始期間について運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち高いマイナスの加速度の少なくとも1つと、終了期間について運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち高いマイナスの加速度の少なくとも1つを有する、請求項34に記載の装置。
  36. マイナスの加速度が、開始期間と終了期間との間の中間期間について運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち対応するほぼゼロの少なくとも1つを有する、請求項35に記載の装置。
  37. 加速度がプラスの加速度であり、コントローラがさらに、運動信号をアクチュエータに供給するよう構成され、運動信号がアクチュエータを制御して、支持構造および基板テーブルのうち少なくとも一方のマイナスの加速を生成し、これはマイナスの加速の開始期間における運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち低いマイナスの加速度の少なくとも1つと、運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうちこれに対応する高いマイナスの加速度の1つを有し、運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち対応する高いマイナスの加速度の少なくとも1つの絶対値が、運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち低いマイナスの加速度の少なくとも1つの絶対値より大きい、請求項30に記載の装置。
  38. 加速度がプラスの加速度相およびマイナスの加速度相を有する、請求項30に記載の装置。
  39. 加速度が走査方向を有する、請求項30に記載の装置。
  40. 加速度がステッピング方向を有する、請求項30に記載の装置。
  41. 加速度がさらに走査方向を有する、請求項40に記載の装置。
  42. 運動信号が位置信号を有する、請求項30に記載の装置。
  43. リソグラフィ装置のパターニングデバイス支持構造および基板テーブルのうち少なくとも一方の運動を制御するコンピュータプログラム製品で、パターニングデバイス支持構造および基板テーブルのうち少なくとも一方の加速度を生成するようアクチュエータを制御するために使用する運動データを生成するよう構成され、加速の開始位置における運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち高い少なくとも1つと、加速の終了位置における運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち対応する低い少なくとも1つとを有するソフトウェアコードを有し、運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち高い少なくとも1つの絶対値が、運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち対応する低い少なくとも1つの絶対値より大きいものであるコンピュータプログラム製品。
  44. 運動の位置の時間に対する3次導関数の絶対値が、最大値より小さい、請求項43に記載のコンピュータプログラム製品。
  45. 運動の位置の時間に対する4次以上の導関数のうち少なくとも1つの絶対値が、最大値より小さい、請求項43に記載のコンピュータプログラム製品。
  46. 開始部分と終了部分との間の中間期間について運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち対応するほぼゼロの少なくとも1つを有する加速度を生成するため、アクチュエータの制御に使用する運動データを生成するよう構成されたソフトウェアコードを有する、請求項43に記載のコンピュータプログラム製品。
  47. 加速度がプラスの加速度であり、パターニングデバイス支持構造および基板テーブルのうち少なくとも一方のマイナスの加速度を生成するようアクチュエータを制御するために使用される運動データを生成するよう構成された運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち高いマイナスの加速度の少なくとも1つをソフトウェアコードを有し、これは、加速の終了位置における運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち対応する少なくとも1つの高いマイナスの加速度を有し、運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち少なくとも一つの高いマイナスの加速度の絶対値が、運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち対応する低い少なくとも1つの絶対値より大きい、請求項43に記載のコンピュータプログラム製品。
  48. 加速度がプラスの加速度であり、パターニングデバイス支持構造および基板テーブルのうち少なくとも一方のマイナスの加速度を生成するようアクチュエータを制御するために使用される運動データを生成するよう構成され、マイナスの加速度の開始期間における運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち低いマイナスの加速度の少なくとも1つと、マイナスの加速の終了位置における運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち対応する高いマイナスの加速度の少なくとも1つとを有するソフトウェアコードを有し、運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち対応する高いマイナスの加速度の少なくとも1つの絶対値が、運動の位置の時間に対する3次以上の導関数のうち低いマイナスの加速度の少なくとも1つの絶対値より大きい、請求項43に記載のコンピュータプログラム製品。
  49. 加速度が、プラスの加速度相およびマイナスの加速度相を有する、請求項43に記載のコンピュータプログラム製品。
  50. 加速度が走査方向を有する、請求項43に記載のコンピュータプログラム製品。
  51. 加速度がステッピング方向を有する、請求項43に記載のコンピュータプログラム製品。
  52. 運動信号が位置信号を有する、請求項43に記載のコンピュータプログラム製品。
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