JP2005078207A - 3次元データの作成システム、3次元データの作成方法、及びプログラム - Google Patents

3次元データの作成システム、3次元データの作成方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 汎用CADと表計算ソフトを組み合わせて使用し、3次元データの入力の簡素化とシステム費用を低減することを目的とする。
【解決手段】 データ入力部1により、汎用のCADソフトを使用して、建築物の各部材ごとにレイヤーを設定する。そして、各レイヤーごとに部材をトレースまたは入力する。また、データ入力部2により、表計算ソフトを使用して、予め定めたコマンド及びパラメータにより、各レイヤー内にトレースされた部材の属性情報を表形式で定義する。そして、処理部10により、レイヤー内の部材の図形情報と属性情報とを関連づけ、3次元表示用のデータを生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、3次元データの作成システム、3次元データの作成方法、及びプログラムに関し、特に、汎用のCADソフトウエアおよび汎用の表計算ソフトウエアを使用して、3次元のデータの入力と作成を容易かつ低コストで行うことができる、3次元データの作成システム、3次元データの作成方法、及びプログラムに関する。
CADシステムにおいて、建築物や工作物の設計図面を3次元の画像として扱うためには、それを構成する部材ごとに3次元座標(x,y,z)や傾き・回転角などを入力する必要があり多大な労力を要する。そのため、データ入力を簡便化するための工夫やインターフェイスの開発も行われているが、大きな改善には至っていない(特許文献1)。
また、単に形状を現す以外に桂や梁などの部材属性を定義することにより、桂や梁ごとの集計や積算(体積等)を自動化するシステムが存在するが、部材形状に制限があったり複雑な構造体には適用できないなどの限界がある。さらに、この種のシステムは、購入価格が一般に高価である。
上記の問題は、設備配管・ダクトを設計する場合に関しても同様であり、属性を持った3次元設備図面を作成する場合は、基本的に新しく作図する必要がある。現在のところ、設備専用CAD以外のアプリケーションと3次元で設備属性の交換ができるファイルフォーマットは存在せず、3次元化、属性定義のオペレーションは煩雑で工数のかかる作業となっている。
また、汎用CADから専用CAD(設備や鉄骨用CADなど)へデータ交換する場合、図形データのみで個々の部材の属性を引き渡すことができないため、専用CAD側で書き直すケースが多く、データ交換による省力化や効率化に結びついていない。
特開2001−357075号公報
ところで、建築や設備の設計から施工にいたるプロセスは、通常、2次元レベルでの企画設計図によるイメージ作りから始まり、2次元レベルでの施工図による工事管理まで、基本的には終始一貫して2次元レベルの図面で作業が進められる。
本発明では、この2次元レベルで作業や承認が行われる点に着目して、一般に市販されているローコストな汎用CADと表計算ソフトを組み合わせたデータ入力の仕組みと、その入力データを処理する処理部を工夫することにより、データ入力の簡素化とシステム費用の低減を実現することを目的としている。
また、本発明では、入力データをもとにCGソフトやCADに展開するための図形データの生成、表計算ソフトに展開する数量や積算データの生成、部材の組み合わせによるブロック化と、ブロック単位の重心位置や画像表現のコントロールの生成、設備専用CADシステムへ受け渡すためのデータの生成ができるようにすることを、さらなる目的としている。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の3次元データの作成システムは、汎用のCADソフト及び汎用の表計算ソフトがインストールされ、前記汎用のCADソフト及び汎用の表計算ソフトを使用して入力されたデータを基に、3次元のデータを生成する3次元データの作成システムであって、前記CADにより、建築物または工作物に使用する各部材ごとに、レイヤー及びレイヤー名を設定すると共に、各レイヤーごとに図形情報を定義する手段と、前記各部材ごとのレイヤーに、前記定義された図形情報をトレースまたは入力する手段と、前記表計算ソフトにより、予め定めたコマンド及びパラメータを使用し、各レイヤーの部材の属性情報を表形式で定義する手段と、前記レイヤー内の部材の図形情報と、前記属性情報とを関連づけ、3次元表示用のデータを生成する手段とを備えることを特徴とする。
これにより、一般に市販されているローコストな汎用CADと表計算ソフトを組み合わせて活用し、3次元データの入力を行うことができる。そのため、データ入力の簡素化とシステム費用の低減を実現することができる。また、部材の3次元のCG画像の表示、部材の数量と重量及び重心位置の表示、部材の組み立て手順の視覚化、任意位置の断面図形の表示などを、従来より少ない労力(システムが使えるようにするための教育やデータ入力作業など)と低コストで実現することができる。また、部材の変更にも柔軟かつ迅速に対応することで、設計や施工の計画及び管理を支援することができる。
また、本発明の3次元データの作成システムは、前記レイヤー内の部材の図形情報と前記属性情報を関連付け、各部材の数量及び積算データを生成する手段と、前記の部材の数量及び積算データを、前記表計算ソフトにより表形式で集計して表示する手段とを備えることを特徴とする。
これにより、単なる画像表現だけでなく、数量や積算データの把握、建設手順の計画などに必要な情報が同時に出力できるようなり、効率的に計画や検討が行えるようになる。
また、本発明の3次元データの作成システムは、前記レイヤー内の部材の図形情報と前記属性情報を関連付け、各部材の組み合わせによるブロック単位のデータを生成する手段と、前記ブロック単位のデータにより、当該ブロックを画像表示する手段とを備えることを特徴とする。
これにより、部材の組み合わせによるブロック化と、ブロック単位の画像表示や、重心位置の表示などが行える。
また、本発明の3次元データの作成システムは、前記レイヤー内の部材の図形情報と前記属性情報を関連づけ、3次元表示用のデータを生成すると共に、該3次元表示用のデータを所定の専用CAD用の入力データに変換する手段を備えることを特徴とする。
これにより、汎用CADのデータを専用CAD(例えば、設備や鉄鋼用のCAD)に属性を付加した状態で渡すことができる。そのため、データ交換による効果(専用CAD側でデータ入力作業の削減や、データ入力によるミスの低減)を飛躍的に向上させることができる。
また、本発明の3次元データの作成方法は、汎用のCADソフト及び汎用の表計算ソフトがインストールされ、前記汎用のCADソフト及び汎用の表計算ソフトを使用して入力されたデータを基に、3次元のデータを生成する3次元データの作成システムにおける3次元データの作成方法であって、前記CADにより、建築物または工作物に使用する各部材ごとに、レイヤー及びレイヤー名を設定すると共に、各レイヤーごとに図形情報を定義する手順と、前記各部材ごとのレイヤーに、前記定義された図形情報をトレースまたは入力する手順と、前記表計算ソフトにより、予め定めたコマンド及びパラメータを使用し、各レイヤーの部材の属性情報を表形式で定義する手順と、前記レイヤー内の部材の図形情報と、前記属性情報とを関連づけ、3次元表示用のデータを生成する手順とを含むことを特徴とする。
これにより、一般に市販されているローコストな汎用CADと表計算ソフトを組み合わせて活用し、3次元データの入力を行うことができる。そのため、データ入力の簡素化とシステム費用の低減を実現することができる。また、部材の3次元のCG画像の表示、部材の数量と重量及び重心位置の表示、部材の組み立て手順の視覚化、任意位置の断面図形の表示などを、従来より少ない労力(システムが使えるようにするための教育やデータ入力作業など)と低コストで実現することができる。また、部材の変更にも柔軟かつ迅速に対応することで、設計や施工の計画及び管理を支援することができる。
また、本発明のコンピュータプログラムは、汎用のCADソフト及び汎用の表計算ソフトがインストールされ、前記汎用のCADソフト及び汎用の表計算ソフトを使用して入力されたデータを基に、3次元のデータを生成する3次元データの作成システム内のコンピュータに、前記CADにより、建築物または工作物に使用する各部材ごとに、レイヤー及びレイヤー名を設定すると共に、各レイヤーごとに図形情報を定義する手順と、前記各部材ごとのレイヤーに、前記定義された図形をトレースまたは入力する手順と、前記表計算ソフトにより、予め定めたコマンド及びパラメータを使用し、各レイヤーの部材の属性情報を表形式で定義する手順と、前記レイヤー内の部材の図形情報と、前記属性情報とを関連づけ、3次元表示用のデータを生成する手順とを実行させるためのプログラムである。
本発明の3次元データの作成システム及び3次元データの作成方法においては、汎用のCADを用いて、建築物などに使用する各部材ごとにレイヤーを定義し、該レイヤーに各部材をトレースする。また、表計算ソフトにより、各レイヤー内の部材の属性情報を表形式で定義する。そして、レイヤー内の部材の図形情報と属性情報とを基に、3次元表示用のデータを生成する。
これにより、一般に市販されているローコストな汎用CADと表計算ソフトを組み合わせて活用し、3次元データの入力を行うことができる。そのため、データ入力の簡素化とシステム費用の低減を実現することができる。また、部材の3次元のCG画像の表示、部材の数量と重量及び重心位置の表示、部材の組み立て手順の視覚化、任意位置の断面図形の表示などを、従来より少ない労力(システムが使えるようにするための教育やデータ入力作業など)と低コストで実現することができる。また、部材の変更にも柔軟かつ迅速に対応することで、設計や施工の計画及び管理を支援することができる。
また、本発明の3次元データの作成システムにおいては、部材の図形情報と属性情報を関連付け、各部材の数量及び積算データを生成し、表計算ソフトにより集計して表示する。
これにより、単なる画像表現だけでなく、数量や積算データの把握、建設手順の計画などに必要な情報が同時に出力できるようなり、効率的に計画や検討が行えるようになる。
また、本発明の3次元データの作成システムにおいては、部材の図形情報と属性情報を関連付け、各部材の組み合わせによるブロック単位のデータを生成し、当該ブロックを画像表示する。
これにより、部材の組み合わせによるブロック化と、ブロック単位の画像表示や、重心位置の表示などが行える。
また、本発明の3次元データの作成システムにおいては、部材の図形情報と属性情報とを関連づけ、3次元表示用のデータを生成し、該3次元表示用のデータを所定の専用CAD用の入力データに変換して引き渡す。
これにより、汎用CADのデータを専用CAD(例えば、設備や鉄鋼用のCAD)に属性を付加した状態で渡すことができる。そのため、データ交換による効果(専用CAD側でデータ入力作業の削減や、データ入力によるミスの低減)を飛躍的に向上させることができる。
本発明の3次元データの作成システムにおいては、柱・梁・壁・内装材・設備配管・空調ダクト等、建築物や工作物を構成する部材を主要な対象とするが、それに限らず、汎用的な部材のほとんどを対象にすることができる。
本発明の3次元データの作成システムにおいては、2次元または2.5次元の汎用CAD(例えば、AutoCAD(登録商標)等)と表計算ソフト(例えば、EXCEL(登録商標)等)で前述の部材を定義することにより、部材の3次元のCG画像の表示、部材の数量と重量及び重心位置の表示、部材の組み立て手順の視覚化、任意位置の断面図形の表示などを、従来より少ない労力(システムが使えるようにする教育やデータ入力作業など)と低コストで実現しようとするものである。また、部材の変更にも柔軟かつ迅速に対応することで、設計や施工の計画及び管理を支援しようとするものである。
次に本発明の実施の形態例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明による3次元データの作成システムの構成例を示す図である。以下、図1を参照して、本発明の3次元データの作成システムにおける処理動作について説明する。
まず、データ入力部1においては、データ入力のために汎用CAD(例えば、AutoCAD(登録商標)等)が使用される。データ入力部1では、汎用CADを使用して、出力表示部30の出力対象となる部材を、既存の平面図・立面図・断面図などから点・線・面の図形情報として再定義(トレース)または新規に入力し、3次元用のデータを入力する。また、必要に応じて、部材の高さや、奥行き、部材の名称(キーワード)を定義する。以下、図3、図4及び図5を参照して、データ入力部1における、汎用CAD(この例では、AutoCAD(登録商標)を使用)を使用したデータ入力の例について説明する。
最初に、図3のレイヤー定義画面の例に示すように、レイヤー画面(画層管理画面)上で、各部材(例えば、図4(a)のCAD元図中の符号G1、G2、B1、B2で示される部材)ごとにレイヤー名を定義する。例えば、図3に示すように、レイヤーG1については、線色が「赤(Red)」、線種が「連続線(Continue)」と定義するなど、各レイヤーG1、G2、G3、B1、B2、及びB3ごとに線色や、線種を定義する。
次に、3次元用のデータを入力する。図4(a)に示すCAD元図(2次元図面)を元に、部材(柱や梁)の符号(レイヤー名)ごとに単線トレースまたは新規に入力する。
なお、図5に示すように、鉄骨やRC躯体の数量を求める場合は、桂、梁、壁の芯に線を入れるようにし、また、内装仕上げ面積を指定する場合は、壁の内側に線を入れるようにする。
データ入力部1によるデータ入力(CADデータ入力)が終了すると、次に、データ入力部2により、表計算ソフトを使用して、データ入力部1で定義(入力)した部材の属性を定義する。定義する属性としては、部材の形状、単位重量、断面積、回転角などである。図6に、表計算ソフトより属性情報を入力する例を示す。なお、図6に示す例は、表計算ソフト(EXCEL(登録商標))を使用した例である。
図6の例では、最初に図面全体の属性を定義する。すなわち、データ入力部1でトレースしたファイル名が「S−01.dxf(DXFファイル)」とし、dxfファイルの図面原点(X軸・Y軸・Z軸)が「1500,2000,0」、dxfファイルの図面スケール(原寸への倍率)が(X軸・Y軸・Z軸)について「1,1,1」、dxfファイルの図面でのX軸方向の3次元での方向ベクトルを「1,0,0」、dxfファイルの図面でのY軸方向の3次元での方向ベクトルを「0,1,0」、dxfファイルの図面での3次元での回転軸方向ベクトル・回転角度を「0,0,0,1」、dxfファイル図面の3次元での移動座標X軸・Y軸・Z軸を「0,0,基準高さ(Z軸の基準点)」と定義する。
次に、各部材をコマンドとパラメータにより、データ入力部1の汎用CADでトレースした線分情報に断面や数量集計を指定する。図6に示す例では、SECTIONコマンド(断面指定)により、各部材について断面指定する場合の画面の例である。なお、他に使用できるコマンドとしては、例えば、図7に例示するような各種のコマンドが用意されている。なお、処理に必要なコマンドについては、表計算ソフトに用意されている、VBA(Visual Basic for Applications(登録商標))や、マクロを使用して定義することができる。
データ入力部1及びデータ入力部2におけるデータ入力を終了すると、データ入力部1から入力されたCADデータ(トレースデータ)はCAD入力データ格納部1aに格納される(図1の矢印a)。データ入力部2に入力された表形式の属性データは、表入力データ格納部2aに格納される(矢印b)。また、CAD入力データ格納部1a及び表入力データ格納部2aに格納されたデータは、部材ごとに、データ入力部1で入力したCAD属性データ(レイヤー名、線色、線種等)を基にして、処理部10により関連付けが行われる(矢印c)。
そのため、CAD入力データ格納部1a及び表入力データ格納部2aに格納されたデータは処理部10に引き渡される(矢印d)。図2は、処理部10の構成例を示す図であり、処理部10には、図形仕分け処理部11、形状変更処理部12、積算設定処理部13、イベント設定処理部14、出力設定処理部15が備えられる。
処理部10内では、最初に、図形仕分け処理部11により、CAD入力データ格納部1aのデータ(CAD入力データ)を点図形、線図形、面図形、立体図形および文字図形に仕分けする。仕分けされた各図形は、表入力データ格納部2aに格納された命令(コマンド:図7参照)に従って、形状変更処理部12よる形状変更処理、積算設定処理部13による積算設定処理、イベント設定処理部14によるイベント設定処理、出力設定処理部15による出力設定処理が行われ、出力データ格納部20へ送られる。
形状変更処理部12では、CAD入力データ格納部1aに格納された図形データを、表入力データ格納部2aに格納された命令(コマンド)に従って他の図形に変更する(ただし、文字図形は対象外である)。例えば、CAD入力データ格納部1a内の線図形が、表入力データ格納部2a内の属性データで定義した断面データに基づいて立体化される。また、例えば、CAD入力データ格納部1a内の面図形が、表入力データ格納部2a内の属性データで定義した厚さデータに基づいて立体化される。
積算設定処理部13では、CAD入力データ格納部1a内の図形を、表入力データ格納部2a内の命令(コマンド)に従って積算を行う(ただし、文字図形は対象外である)。例えば、CAD入力データ格納部1a内の立体図形の体積と、表入力データ格納部2a内の属性データで定義した比重とを掛け合わせて重量を算定する。また、例えば、CAD入力データ格納部1a内の部材データの線の長さと、表入力データ格納部2a内の属性データで定義した単価と掛け合わせて金額を算定する。
イベント設定処理部14では、CAD入力データ格納部1a内の図形を、表入力データ格納部2a内の命令(コマンド:図7参照)に従ってイベント処理を行う。例えば、CAD入力データ格納部1a内の図形に、表入力データ格納部2a内の属性データで定義した日時、移動情報、有無情報等のイベント情報が付加される。
出力設定処理部15では、CAD入力データ格納部1a内の図形を、表入力データ格納部2a内の命令に従って種々の出力設定を行う。出力設定処理部15から出力されるデータは、出力データ格納部20に保存される(図1の矢印e)。
また、出力データ格納部20のデータは出力表示部30に渡される(図1の矢印f)。出力表示部30では、出力データ格納部20に格納されたデータを使ってCG画像表示、任意断面のCAD表示、部材ごとの集計などを行う。
例えば、図8(a)に示すように、汎用CAD(AutoCAD(登録商標)など)を使用して、各種の2D(2次元)のCADデータ表示を目的に応じて行うことができる。例えば、鉄骨部材ごとに重量表示するとか、追加変更や揚重計画計に利用することができる。また、図8(b)に示すように、汎用CAD(AutoCAD(登録商標)など)を使用して、3D(3次元)CADデータ表示を行うこともできる。この3D表示により、細かな寸法のチェックや、施工計画の検討などを行うことができる。
また、出力表示部30では、出力データ格納部20に格納されたデータを使って、図9に示すように、汎用の表計算ソフトにより、数量算定結果のデータを表示することができる。この例に示すように、数量算定結果をレイヤーで分かれた単位でデータ化できるので、目的に応じた集計に加工できる。例えば、鉄骨、デッキ、塗装、耐火被覆、仕上げなどの数量などを集計できる。
さらに、出力データ格納部20のデータの一部または全部を、専用の3次元CADソフトごとのデータ形式に合わせて受け渡すことにより、3次元専用CADへのデータ入力と処理を一部自動化できる。これにより、その受け渡されたデータの読み込み機能を持った設備専用CADソフトなどで、自動的に設備配管・ダクトなどの3次元モデル作成や数量積算ができるようになる。また同様にして、鉄骨専用CADなどについても、自動的に製作図の作成や数量積算ができるようになる。さらに他の3次元CADについても応用が可能である。
具体的な例を示すと、例えば、図10(a)に示すように、出力データ格納部20のデータを使って、VRML用のプラグインソフト(例えば、コスモプレイヤー(登録商標))で3D表示を行うことができる。また、図10(b)に示すように、3DCG専用ソフト(例えば、POV−LAY(登録商標))を使用して、3Dプレゼンテーション表示を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、図1及び図2に示すシステムを構成する各処理部は、専用のハードウエアにより実現されるものであってもよく、またこの各処理部はメモリおよびCPU(中央処理装置)により構成され、この処理部の機能を実現するためのプログラム(図示せず)をメモリのロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、図1及び図2に示す各処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、図1及び図2に示す各処理部に必要な処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体ないしは伝送波)、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の3次元データの作成システムは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明による3次元データの作成システムの構成例を示す図である。 処理部10の構成例を示す図である。 レイヤー定義画面の例を示す図である。 CAD元図と線分情報のトレース例を示す図である。 トレース画面に各種の指定を行う例を示す図である。 表計算ソフトより属性情報を入力する例を示す図である。 各種のコマンドの例を示す図である。 汎用CADを使用して2D及び3DのCADデータ表示を行った例を示す図である 汎用の表計算ソフトによる数量算定結果のデータの表示例を示す図である。 専用の3D表示ソフトによる表示例を示す図である。
符号の説明
1 データ入力部
1a CAD入力データ格納部
2 データ入力部
2a 表入力データ格納部
10 処理部
11 図面仕分け処理部
12 形状変更処理部
13 積算設定処理部
14 イベント設定処理部
15 出力設定処理部
20 出力データ格納部
30 出力表示部

Claims (6)

  1. 汎用のCADソフト及び汎用の表計算ソフトがインストールされ、前記汎用のCADソフト及び汎用の表計算ソフトを使用して入力されたデータを基に、3次元のデータを生成する3次元データの作成システムであって、
    前記CADにより、建築物または工作物に使用する各部材ごとに、レイヤー及びレイヤー名を設定すると共に、各レイヤーごとに図形情報を定義する手段と、
    前記各部材ごとのレイヤーに、前記定義された図形情報をトレースまたは入力する手段と、
    前記表計算ソフトにより、予め定めたコマンド及びパラメータを使用し、各レイヤーの部材の属性情報を表形式で定義する手段と、
    前記レイヤー内の部材の図形情報と、前記属性情報とを関連づけ、3次元表示用のデータを生成する手段と
    を備えることを特徴とする3次元データの作成システム。
  2. 前記レイヤー内の部材の図形情報と前記属性情報を関連付け、各部材の数量及び積算データを生成する手段と、
    前記の部材の数量及び積算データを、前記表計算ソフトにより表形式で集計して表示する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の3次元データの作成システム。
  3. 前記レイヤー内の部材の図形情報と前記属性情報を関連付け、各部材の組み合わせによるブロック単位のデータを生成する手段と、
    前記ブロック単位のデータにより、当該ブロックを画像表示する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の3次元データの作成システム。
  4. 前記レイヤー内の部材の図形情報と前記属性情報を関連づけ、3次元表示用のデータを生成すると共に、該3次元表示用のデータを所定の専用CAD用の入力データに変換する手段を
    備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の3次元データの作成システム。
  5. 汎用のCADソフト及び汎用の表計算ソフトがインストールされ、前記汎用のCADソフト及び汎用の表計算ソフトを使用して入力されたデータを基に、3次元のデータを生成する3次元データの作成システムにおける3次元データの作成方法であって、
    前記CADにより、建築物または工作物に使用する各部材ごとに、レイヤー及びレイヤー名を設定すると共に、各レイヤーごとに図形情報を定義する手順と、
    前記各部材ごとのレイヤーに、前記定義された図形情報をトレースまたは入力する手順と、
    前記表計算ソフトにより、予め定めたコマンド及びパラメータを使用し、各レイヤーの部材の属性情報を表形式で定義する手順と、
    前記レイヤー内の部材の図形情報と、前記属性情報とを関連づけ、3次元表示用のデータを生成する手順と
    を含むことを特徴とする3次元データの作成方法。
  6. 汎用のCADソフト及び汎用の表計算ソフトがインストールされ、前記汎用のCADソフト及び汎用の表計算ソフトを使用して入力されたデータを基に、3次元のデータを生成する3次元データの作成システム内のコンピュータに、
    前記CADにより、建築物または工作物に使用する各部材ごとに、レイヤー及びレイヤー名を設定すると共に、各レイヤーごとに図形情報を定義する手順と、
    前記各部材ごとのレイヤーに、前記定義された図形をトレースまたは入力する手順と、
    前記表計算ソフトにより、予め定めたコマンド及びパラメータを使用し、各レイヤーの部材の属性情報を表形式で定義する手順と、
    前記レイヤー内の部材の図形情報と、前記属性情報とを関連づけ、3次元表示用のデータを生成する手順と
    を実行させるためのプログラム。
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