JP2004083231A - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、設置平面スペースを小さく抑えるとともに、駆動装置を小形・低価格化することを目的とするものである。
【解決手段】かご24にかご吊り車36を搭載し、昇降路21内のかご24の上方にかご側返し車38,39を配置し、釣合おもり25に釣合おもり吊り車37を搭載し、昇降路21内の釣合おもり25の上方に釣合おもり側返し車40を配置し、昇降路21内のかご24及び釣合おもり25の上方に駆動装置29を配置し、主ロープ32は、第1端部32aから、かご側返し車38,39、かご吊り車36、駆動シーブ31、釣合おもり吊り車37及び釣合おもり側返し車40の順に巻き掛けられて第2端部32bに至るように配置した。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、かご及び釣合おもりを昇降させる駆動装置が昇降路内に配置されているエレベータ装置、いわゆる機械室レスエレベータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来のエレベータ装置の一例を示す斜視図、図9は図8のエレベータ装置を示す平面図である。図において、昇降路1内には、一対のかごガイドレール2及び一対の釣合おもりガイドレール3が互いに平行に設置されている。かごガイドレール2及び釣合おもりガイドレール3の上部には、支持梁4が固定されている。なお、図9では、支持梁4は省略されている。
【0003】
支持梁4上には、駆動装置5が搭載されている。駆動装置5は、駆動装置本体6と、この駆動装置本体6により回転される駆動シーブ7とを有している。また、駆動装置5としては、軸方向の長さ寸法が駆動シーブ7の径寸法よりも小さい薄形巻上機が使用されている。
【0004】
駆動シーブ7には、複数本の主ロープ8が巻き掛けられている。主ロープ8は、第1端部8a及び第2端部8bを有している。かごガイドレール2の上部には、ロープ端支持部材9が固定されている。第1端部8aは、第1綱止め10を介してロープ端支持部材9に接続されている。第2端部8bは、第2綱止め11を介して支持梁4に接続されている。
【0005】
かご12は、主ロープ8により昇降路1内に吊り下げられており、かごガイドレール2に沿って昇降される。かご12の下部には、主ロープ8が巻き掛けられた一対のかご吊り車13が設けられている。釣合おもり14は、主ロープ8により昇降路1内に吊り下げられており、釣合おもりガイドレール3に沿って昇降される。釣合おもり14の上部には、主ロープ8が巻き掛けられた釣合おもり吊り車15が設けられている。
【0006】
主ロープ8は、第1端部8aから、かご吊り車13、駆動シーブ7及び釣合おもり吊り車15の順に巻き掛けられ、第2端部8bに至っている。即ち、かご12及び釣合おもり14は、2:1ローピング方式により吊り下げられている。また、図9に示すように、昇降路1を上方から見たとき、駆動装置5は、かご12と昇降路1の壁面との間に配置されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成された従来のエレベータ装置(2:1ローピング式機械室レスエレベータ)においては、昇降路1を上方から見たとき、駆動装置5がかご12と昇降路1の壁面との間に配置されているので、昇降路1の水平断面積が大きくなり、設置平面スペースが大きくなってしまう。また、2:1ローピング方式でのロープ張力に対応する駆動装置5の容量及び主ロープ8の太さを確保する必要があり、駆動装置5のサイズが大きくなるとともに、駆動装置5が高価になってしまう。
【0008】
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、設置平面スペースを小さく抑えることができるとともに、駆動装置を小形・低価格化することができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータ装置は、昇降路内を昇降されるかご及び釣合おもり、かごに搭載されているかご吊り車、昇降路内のかごの上方に配置されているかご側返し車、釣合おもりに搭載されている釣合おもり吊り車、昇降路内の釣合おもりの上方に配置されている釣合おもり側返し車、駆動装置本体と、この駆動装置本体により回転される駆動シーブとを有し、かつ昇降路内のかご及び釣合おもりの少なくともいずれか一方の上方に配置され、かご及び釣合おもりを昇降させる駆動装置、及びかごに接続された第1端部と、釣合おもりに接続された第2端部とを有し、かつ第1端部から、かご側返し車、かご吊り車、駆動シーブ、釣合おもり吊り車及び釣合おもり側返し車の順に巻き掛けられて第2端部に至るように配置され、かご及び釣合おもりを吊り下げる主ロープを備えたものである。
【0010】
また、駆動装置は、駆動シーブの回転軸が水平に延びるように配置されており、駆動装置本体の軸方向の長さ寸法は、駆動シーブの径寸法よりも大きくなっている。
さらに、かごの重心からかご吊り車における吊り中心までの距離と第1端部までの距離との比が1:2であり、釣合おもりの重心から釣合おもり吊り車における吊り中心までの距離と第2端部までの距離との比が1:2である。
さらにまた、駆動シーブ、かご吊り車、かご側返し車及び第1端部は、垂直な平面である第1平面内に配置されている。
また、駆動シーブ及びかご側返し車は、昇降路内の同じ高さに並べて配置されている。
さらに、釣合おもり吊り車、釣合おもり側返し車及び第2端部は、第1平面に対して直角で垂直な平面である第2平面内に配置されている。
さらにまた、駆動シーブ及び釣合おもり側返し車は、昇降路内の同じ高さに並べて配置されている。
また、かご吊り車はかごの上部に配置され、釣合おもり吊り車は釣合おもりの上部に配置されている。
さらに、第1端部は、かごの上端部よりも下方に配置された第1綱止めを介してかごに接続され、第2端部は、釣合おもりの上端部よりも下方に配置された第2綱止めを介して釣合おもりに接続されている。
さらにまた、昇降路内には、かごの昇降を案内するかごガイドレールと、釣合おもりの昇降を案内する釣合おもりガイドレールとが設置されており、かごガイドレール及び釣合おもりガイドレールの少なくともいずれか一方の上部には、駆動装置、かご側返し車及び釣合おもり側返し車が搭載された支持梁が固定されている。
また、支持梁は、かご側返し車及び釣合おもり側返し車の上下方向の設置範囲内に配置されている。
さらに、かごガイドレール及び釣合おもりガイドレールと支持梁との間には、緩衝部材が介在されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す斜視図、図2は図1のエレベータ装置を示す平面図である。図において、昇降路21内には、一対のかごガイドレール22及び一対の釣合おもりガイドレール23が互いに平行に設置されている。かご24は、かごガイドレール22に案内されて昇降路21内を昇降される。釣合おもり25は、釣合おもりガイドレール23に案内されて昇降路21内を昇降される。釣合おもり25は、かご24の側方に配置されている(横落ち式)。
【0012】
かごガイドレール22及び釣合おもりガイドレール23の上端部には、複数の支持台26が固定されている。支持台26上には、支持梁27が固定されている。支持台26と支持梁27との間には、支持梁27の振動がかごガイドレール22及び釣合おもりガイドレール23に伝達されるのを抑制する複数の緩衝部材28が介在されている。緩衝部材28としては、例えばゴムシート等の弾性部材が使用されている。
【0013】
支持梁27には、かご24及び釣合おもり25を昇降させる駆動装置(円筒形巻上機)29が搭載されている。駆動装置29は、モータ及びブレーキを含む円筒形の駆動装置本体30と、この駆動装置本体30により回転される駆動シーブ31とを有している。また、駆動装置29は、駆動シーブ31の回転軸が水平に延びるように配置されている。さらに、駆動装置本体30の軸方向の長さ寸法は、駆動シーブ31の径寸法よりも大きくなっている。さらにまた、図2に示すように、駆動装置29は、垂直投影面においてかご24及び釣合おもり25と重なるように、かご24及び釣合おもり25の上方に配置されている。
【0014】
駆動シーブ31には、複数本の主ロープ32が巻き掛けられている。かご24及び釣合おもり25は、主ロープ32により昇降路21内に吊り下げられている。主ロープ32は、かご24に接続された第1端部32aと、釣合おもり25に接続された第2端部32bとを有している。
【0015】
かご24の下部側面には、ロープ端接続部33が固定されている。第1端部32aは、第1綱止め34を介してロープ端接続部33に接続されている。第2端部32bは、第2綱止め35を介して釣合おもり24の上端部(上枠)に接続されている。第1綱止め34は、かご24の上端部よりも下方に配置されている。第2綱止め35は、釣合おもり25の上端部よりも下方に配置されている。
【0016】
かご24の上部には、回転自在のかご吊り車36が搭載されている。釣合おもり25の上部には、回転自在の釣合おもり吊り車37が搭載されている。図3に示すように、垂直投影面において、かご24の重心からかご吊り車36における吊り中心までの距離(a)とかご24の重心から第1端部32aまでの距離(2a)との比は、1:2である。図4に示すように、釣合おもり26の重心から釣合おもり吊り車37における吊り中心までの距離(b)と釣合おもり26の重心から第2端部32bまでの距離(2b)との比は、1:2である。
【0017】
支持梁27には、主ロープ32が巻き掛けられる回転自在の第1及び第2かご側返し車38,39が搭載されている。第1及び第2かご側返し車38,39は、垂直投影面でかご24と重なるように、かご24の真上に配置されている。支持梁28には、主ロープ32が巻き掛けられる回転自在の釣合おもり側返し車40が搭載されている。釣合おもり側返し車40は、垂直投影面で釣合おもり25と重なるように、釣合おもり25の真上に配置されている。
【0018】
主ロープ32は、第1端部32aから、第1かご側返し車38、第2かご側返し車39、かご吊り車36、駆動シーブ31、釣合おもり吊り車37及び釣合おもり側返し車40の順に巻き掛けられて第2端部32bに至るように配置されている。即ち、かご24及び釣合おもり25は、3:1ローピング方式により吊り下げられている。
【0019】
駆動シーブ31、かご吊り車36、第1及び第2かご側返し車38,39及び第1端部32aは、垂直な平面(仮想平面)である第1平面内に配置されている。また、駆動シーブ31及びかご側返し車38,39は、昇降路21内の同じ高さに並べて配置されている。
【0020】
さらに、釣合おもり吊り車37、釣合おもり側返し車40及び第2端部32bは、第1平面に対して直角で垂直な平面(仮想平面)である第2平面内に配置されている。駆動シーブ31及び釣合おもり側返し車40は、昇降路21内の同じ高さに並べて配置されている。
【0021】
図5は図1の支持梁27を示す正面図である。支持梁27は、かご側返し車38,39、駆動シーブ31及び釣合おもり側返し車40の上下方向の設置範囲内に配置されている。
【0022】
次に、動作について説明する。駆動装置29が駆動され、駆動シーブ31が回転されると、トラクション力により主ロープ32が移動される。これにより、かご24及び釣合おもり25が昇降路21内を交互に昇降される。3:1ローピングでは、かご24及び釣合おもり25の昇降速度は、主ロープ32の移動速度の1/3である。
【0023】
このようなエレベータ装置(3:1ローピング式機械室レスエレベータ)では、従来の2:1ローピング式のエレベータ装置に対して、主ロープ32に作用する張力は2/3となり、駆動装置29に作用する巻き上げトルクが低減される。また、主ロープ32の径も細くすることができ、駆動シーブ31の径も小さくすることができる。これにより、巻き上げトルクはさらに低減され、駆動装置29を小形・低価格化することができる。
【0024】
また、駆動装置29は、垂直投影面においてかご24及び釣合おもり25と重なるように、かご24及び釣合おもり25の上方に配置されているので、エレベータ装置全体の設置平面スペースを小さく抑えることができる。
【0025】
さらに、駆動装置29は、駆動シーブ31の回転軸が水平に延びるように配置されており、駆動装置本体30の軸方向の長さ寸法は、駆動シーブ31の径寸法よりも大きくなっているので、駆動装置29の上下方向寸法を小さくすることができ、昇降路21内の空間を有効に利用して、昇降路21の頂部寸法を小さくすることができる。
【0026】
さらにまた、かご24の重心からかご吊り車36における吊り中心までの距離と第1端部32aまでの距離との比が1:2であるため、かご24をバランス良く吊ることができる。
また、釣合おもり25の重心から釣合おもり吊り車37における吊り中心までの距離と第2端部32bまでの距離との比が1:2であるため、釣合おもり25をバランス良く吊ることができる。
【0027】
さらに、駆動シーブ31、かご吊り車36、第1及び第2かご側返し車38,39及び第1端部32aは、共通の第1平面内に配置されているので、各綱車31,36,38,39のロープ溝と主ロープ32とを直線で結ぶことができ、ロープ溝への主ロープ32の進入角度を小さくして綱車及び主ロープ32の長寿命化を図ることができる。
【0028】
さらにまた、駆動シーブ31及びかご側返し車38,39は、昇降路21内の同じ高さに並べて配置されているので、昇降路21の頂部寸法を小さくすることができる。
【0029】
また、釣合おもり吊り車37、釣合おもり側返し車40及び第2端部32bは、第1平面に対して直角な第2平面内に配置されているので、各綱車37,40のロープ溝と主ロープ32とを直線で結ぶことができ、ロープ溝への主ロープ32の進入角度を小さくして綱車及び主ロープ32の長寿命化を図ることができる。
【0030】
さらに、駆動シーブ31及び釣合おもり側返し車40は、昇降路21内の同じ高さに並べて配置されているので、昇降路21の頂部寸法を小さくすることができる。
【0031】
さらにまた、かご吊り車36はかご24の上部に配置され、釣合おもり吊り車37は釣合おもり25の上部に配置されているので、昇降路21の水平断面積を小さくすることができる。
【0032】
また、第1綱止め34は、かご24の上端部よりも下方に配置されており、第2綱止め35は、釣合おもり25の上端部よりも下方に配置されているので、昇降路21の頂部寸法を小さくすることができる。但し、第1綱止め34をかご24の上部に配置し、第2綱止め35を釣合おもり25の上部に配置してもよく、この場合、かご24上からロープテンションを容易に調整することができる。
【0033】
さらに、支持梁27をかごガイドレール22及び釣合おもりガイドレール23の上部に固定したので、据付作業を容易にすることができる。
【0034】
さらにまた、支持梁27は、かご側返し車38,39及び釣合おもり側返し車40の上下方向の設置範囲内に配置されているので、昇降路21の頂部寸法を小さくすることができる。
【0035】
また、かごガイドレール22及び釣合おもりガイドレール23と支持梁27との間には、緩衝部材28が介在されているので、駆動装置29や綱車31,38,39,40からガイドレール22,23へ伝達される振動を低減することができ、建物の居室に伝わる騒音の発生を防止することができる。
【0036】
さらに、2個のかご側返し車38,39を用いたので、かご24をバランス良く吊り、かごガイドレール22に偏荷重が作用するのを防止することができる。
【0037】
なお、かご側返し車、釣合おもり側返し車、かご吊り車及び釣合おもり吊り車の個数は、それぞれ適宜変更可能である。
【0038】
実施の形態2.
次に、図6はこの発明の実施の形態2エレベータ装置を示す斜視図、図7は図6のエレベータ装置を示す平面図である。図において、釣合おもり25は、かご24の後方に配置されている(後ろ落ち式)。かごガイドレール22及び釣合おもりガイドレール23の上端部には、複数の支持台26及び緩衝部材28を介して支持梁41が固定されている。
【0039】
支持梁41には、実施の形態1と同様の駆動装置29が搭載されている。図7に示すように、駆動装置29は、垂直投影面においてかご24及び釣合おもり25と重なるように、かご24及び釣合おもり25の上方に配置されている。駆動シーブ31には、複数本の主ロープ32が巻き掛けられている。主ロープ32は、かご24に接続された第1端部32aと、釣合おもり25に接続された第2端部32bとを有している。
【0040】
第1端部32aは、第1綱止め34を介してかご24の上端部(上枠)に接続されている。第2端部32bは、第2綱止め35を介して釣合おもり24の上端部(上枠)に接続されている。第1綱止め34は、かご24の上端部よりも下方に配置されている。第2綱止め35は、釣合おもり25の上端部よりも下方に配置されている。
【0041】
かご24の上部には、回転自在の第1及び第2かご吊り車42,43が搭載されている。釣合おもり25の上部には、回転自在の釣合おもり吊り車37が搭載されている。図7に示すように、垂直投影面において、かご24の重心からかご吊り車42,43における吊り中心までの距離(a)とかご24の重心から第1端部32aまでの距離(2a)との比は、1:2である。同様に、釣合おもり26の重心から釣合おもり吊り車37における吊り中心までの距離(b)と釣合おもり26の重心から第2端部32bまでの距離(2b)との比は、1:2である。
【0042】
支持梁41には、主ロープ32が巻き掛けられる回転自在のかご側返し車44が搭載されている。かご側返し車44は、垂直投影面でかご24と重なるように、かご24の真上に配置されている。支持梁28には、主ロープ32が巻き掛けられる回転自在の釣合おもり側返し車40が搭載されている。釣合おもり側返し車40は、垂直投影面で釣合おもり25と重なるように、釣合おもり25の真上に配置されている。
【0043】
主ロープ32は、第1端部32aから、かご側返し車44、第1かご吊り車42、第2かご吊り車43、駆動シーブ31、釣合おもり吊り車37及び釣合おもり側返し車40の順に巻き掛けられて第2端部32bに至るように配置されている。即ち、かご24及び釣合おもり25は、3:1ローピング方式により吊り下げられている。
【0044】
駆動シーブ31、第1かご吊り車42、第2かご吊り車43、かご側返し車44及び第1端部32aは、垂直な平面(仮想平面)である第1平面(実施の形態1の第1平面とは異なる)内に配置されている。また、駆動シーブ31及びかご側返し車44は、昇降路21内の同じ高さに並べて配置されている。
【0045】
さらに、釣合おもり吊り車37、釣合おもり側返し車40及び第2端部32bは、第1平面に対して直角で垂直な平面(仮想平面)である第2平面(実施の形態1の第2平面とは異なる)内に配置されている。駆動シーブ31及び釣合おもり側返し車40は、昇降路21内の同じ高さに並べて配置されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0046】
このように、後ろ落ち式のエレベータ装置においても、駆動装置29を小形・低価格化することができ、またエレベータ装置全体の設置平面スペースを小さく抑えることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のエレベータ装置は、かごにかご吊り車を搭載し、昇降路内のかごの上方にかご側返し車を配置し、釣合おもりに釣合おもり吊り車を搭載し、昇降路内の釣合おもりの上方に釣合おもり側返し車を配置し、昇降路内のかご及び釣合おもりの少なくともいずれか一方の上方に駆動装置を配置し、主ロープは、第1端部から、かご側返し車、かご吊り車、駆動シーブ、釣合おもり吊り車及び釣合おもり側返し車の順に巻き掛けられて第2端部に至るように配置したので、設置平面スペースを小さく抑えることができるとともに、駆動装置を小形・低価格化することができる。
【0048】
また、駆動装置は、駆動シーブの回転軸が水平に延びるように配置されており、駆動装置本体の軸方向の長さ寸法は、駆動シーブの径寸法よりも大きくなっているので、駆動装置の上下方向寸法を小さくすることができ、昇降路内の空間を有効に利用して、昇降路の頂部寸法を小さくすることができる。
また、かごの重心からかご吊り車における吊り中心までの距離と第1端部までの距離との比が1:2であり、釣合おもりの重心から釣合おもり吊り車における吊り中心までの距離と第2端部までの距離との比が1:2であるため、かご及び釣合おもりをバランス良く吊ることができる。
さらに、駆動シーブ、かご吊り車、かご側返し車及び第1端部は、共通の第1平面内に配置されているので、各綱車のロープ溝と主ロープとを直線で結ぶことができ、ロープ溝への主ロープの進入角度を小さくして綱車及び主ロープの長寿命化を図ることができる。
さらにまた、駆動シーブ及びかご側返し車は、昇降路内の同じ高さに並べて配置されているので、昇降路の頂部寸法を小さくすることができる。
また、釣合おもり吊り車、釣合おもり側返し車及び第2端部は、第1平面に対して直角な第2平面内に配置されているので、各綱車のロープ溝と主ロープとを直線で結ぶことができ、ロープ溝への主ロープの進入角度を小さくして綱車及び主ロープの長寿命化を図ることができる。
さらに、駆動シーブ及び釣合おもり側返し車は、昇降路内の同じ高さに並べて配置されているので、昇降路の頂部寸法を小さくすることができる。
さらにまた、かご吊り車はかごの上部に配置され、釣合おもり吊り車は釣合おもりの上部に配置されているので、昇降路の水平断面積を小さくすることができる。
また、第1綱止めは、かごの上端部よりも下方に配置されており、第2綱止めは、釣合おもりの上端部よりも下方に配置されているので、昇降路の頂部寸法を小さくすることができる。
さらに、かごガイドレール及び釣合おもりガイドレールの少なくともいずれか一方の上部に支持梁を固定したので、据付作業を容易にすることができる。
さらにまた、支持梁は、かご側返し車及び釣合おもり側返し車の上下方向の設置範囲内に配置されているので、昇降路の頂部寸法を小さくすることができる。また、かごガイドレール及び釣合おもりガイドレールと支持梁との間には、緩衝部材が介在されているので、駆動装置や綱車からガイドレールへ伝達される振動を低減することができ、建物の居室に伝わる騒音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す斜視図である。
【図2】図1のエレベータ装置を示す平面図である。
【図3】図1のかご吊り車及び第1端部の位置を示す平面図である。
【図4】図1の釣合おもり吊り車及び第2端部の位置を示す平面図である。
【図5】図1の支持梁を示す正面図である。
【図6】この発明の実施の形態2エレベータ装置を示す斜視図である。
【図7】図6のエレベータ装置を示す平面図である。
【図8】従来のエレベータ装置の一例を示す斜視図である。
【図9】図8のエレベータ装置を示す平面図である。
【符号の説明】
21 昇降路、22 かごガイドレール、23 釣合おもりガイドレール、24 かご、25 釣合おもり、27,41 支持梁、28 緩衝部材、29 駆動装置、30 駆動装置本体、31 駆動シーブ、32 主ロープ、32a 第1端部、32b 第2端部、34 第1綱止め、35 第2綱止め、36 かご吊り車、37 釣合おもり吊り車、38 第1かご側返し車、39 第2かご側返し車、40 釣合おもり側返し車、42 第1かご吊り車、43 第2かご吊り車、44 かご側返し車。

Claims (12)

  1. 昇降路内を昇降されるかご及び釣合おもり、
    上記かごに搭載されているかご吊り車、
    上記昇降路内の上記かごの上方に配置されているかご側返し車、
    上記釣合おもりに搭載されている釣合おもり吊り車、
    上記昇降路内の上記釣合おもりの上方に配置されている釣合おもり側返し車、駆動装置本体と、この駆動装置本体により回転される駆動シーブとを有し、かつ上記昇降路内の上記かご及び上記釣合おもりの少なくともいずれか一方の上方に配置され、上記かご及び上記釣合おもりを昇降させる駆動装置、及び
    上記かごに接続された第1端部と、上記釣合おもりに接続された第2端部とを有し、かつ上記第1端部から、上記かご側返し車、上記かご吊り車、上記駆動シーブ、上記釣合おもり吊り車及び上記釣合おもり側返し車の順に巻き掛けられて上記第2端部に至るように配置され、上記かご及び上記釣合おもりを吊り下げる主ロープ
    を備えていることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 上記駆動装置は、上記駆動シーブの回転軸が水平に延びるように配置されており、上記駆動装置本体の軸方向の長さ寸法は、上記駆動シーブの径寸法よりも大きくなっていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 上記かごの重心から上記かご吊り車における吊り中心までの距離と上記第1端部までの距離との比が1:2であり、上記釣合おもりの重心から上記釣合おもり吊り車における吊り中心までの距離と上記第2端部までの距離との比が1:2であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. 上記駆動シーブ、上記かご吊り車、上記かご側返し車及び上記第1端部は、垂直な平面である第1平面内に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のエレベータ装置。
  5. 上記駆動シーブ及び上記かご側返し車は、上記昇降路内の同じ高さに並べて配置されていることを特徴とする請求項4記載のエレベータ装置。
  6. 上記釣合おもり吊り車、上記釣合おもり側返し車及び上記第2端部は、上記第1平面に対して直角で垂直な平面である第2平面内に配置されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のエレベータ装置。
  7. 上記駆動シーブ及び上記釣合おもり側返し車は、上記昇降路内の同じ高さに並べて配置されていることを特徴とする請求項6記載のエレベータ装置。
  8. 上記かご吊り車は上記かごの上部に配置され、上記釣合おもり吊り車は上記釣合おもりの上部に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のエレベータ装置。
  9. 上記第1端部は、上記かごの上端部よりも下方に配置された第1綱止めを介して上記かごに接続され、上記第2端部は、上記釣合おもりの上端部よりも下方に配置された第2綱止めを介して上記釣合おもりに接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のエレベータ装置。
  10. 上記昇降路内には、上記かごの昇降を案内するかごガイドレールと、上記釣合おもりの昇降を案内する釣合おもりガイドレールとが設置されており、上記かごガイドレール及び上記釣合おもりガイドレールの少なくともいずれか一方の上部には、上記駆動装置、上記かご側返し車及び上記釣合おもり側返し車が搭載された支持梁が固定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9に記載のエレベータ装置。
  11. 上記支持梁は、上記かご側返し車及び上記釣合おもり側返し車の上下方向の設置範囲内に配置されていることを特徴とする請求項10記載のエレベータ装置。
  12. 上記かごガイドレール及び上記釣合おもりガイドレールと上記支持梁との間には、緩衝部材が介在されていることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれかに記載のエレベータ装置。
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