JP2006248740A - エレベーター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇降路の高さ方向を省スペース化したエレベーター装置を提供する。
【解決手段】昇降路壁内でロープ5により吊られた乗りかご1と釣合いおもり12が巻上機10により駆動されるエレベーター装置において、前記乗りかご1の上部に設けられた吊り車8と、前記乗りかご1の上部又は側部に設けられた綱止め部4と、前記釣合いおもり12の上部に設けられた吊り車13と、前記釣合いおもり12の上部に設けられた綱止め部15を備え、前記巻上機10の鉛直投影が、前記乗りかご1の鉛直投影と前記昇降路壁18の鉛直投影の間に位置するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、昇降路内のガイドレールに沿って乗りかごと釣合いおもりが移動するエレベーター装置に関するものである。
従来から、乗りかご及び釣合いおもりを、3:1ローピングで吊り下げたエレベーター装置が提案されている。例えば、下記特許文献1には、従来の2:1ローピングのエレベーター装置に対して、ロープに作用する張力が2/3となり、駆動装置に作用する巻き上げトルクが低減され、結果的に駆動装置を小型化できることが記載されている。
特開2004−83231号(段落番号0023,第1図等)
しかしながら、上記特許文献1に記載されたエレベーター装置では、駆動装置の鉛直投影が、乗りかごの鉛直投影と重なるように配置されている。このため、乗りかごと接触しない高い場所に巻上機を配置する必要があり、結果的に昇降路の高さ方向を省スペース化できなかった。
本発明の目的は、昇降路の高さ方向を省スペース化したエレベーター装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、昇降路内でロープにより吊られた乗りかごと釣合いおもりが巻上機により駆動されるエレベーター装置において、前記乗りかごの上部に設けられた吊り車と、前記乗りかごの上部又は側部に設けられた綱止め部と、前記釣合いおもりの上部に設けられた吊り車と、前記釣合いおもりの上部に設けられた綱止め部を備え、前記巻上機の鉛直投影が、前記乗りかごの鉛直投影と前記昇降路壁の鉛直投影の間に位置するようにした。
本発明によれば、昇降路の高さ方向を省スペース化したエレベーター装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施例を示すエレベーター装置のロープ5の掛け方を示す図であり、図2は、本実施例のエレベーターにおける昇降路の平面断面図である。本実施例のエレベーター装置では、乗りかご1が、乗りかごガイドレール16a,16bに沿って昇降し、釣合いおもり12が、釣合いおもりガイドレール17a,17bに沿って昇降するように構成されている。また、乗りかご1と釣合いおもり12は、ロープ5により吊られ、巻上機10により駆動される。
更に、乗りかご1の天井部には、かご上枠3が設置され、このかご上枠3に、綱止め部4及び吊り車8が取付けられている。一方、釣合いおもり12の上部にも、綱止め部15及び吊り車13が取付けられている。尚、綱止め部4,15は、ロープ5の伸びを吸収する機能を有している。
そして、昇降路の上部には、互いの鉛直投影が略平行な2つの返し車からなる第1の返し車7a及び7bと、互いの鉛直投影が略平行な2つの返し車からなる第2の返し車9a及び9bと、第3の返し車14が設置されている。ここで、第1の返し車7a,7b、吊り車8及び巻上機10の駆動シーブ11の鉛直投影と、第3の返し車14の鉛直投影とは、互いに略垂直になるように配置されている。また、第2の返し車9a及び9bの鉛直投影は、第1の返し車7a等の鉛直投影に対して傾斜し、第3の返し車14の鉛直投影に対して傾斜するように配置されている。尚、いずれの返し車も乗りかご1の天井部よりも上方にある。更に、綱止め部4と返し車7a,7bと吊り車8の位置は、図2の左右方向にそれぞれ調整代が設けられているため可変であり、乗りかご1の吊り状態を据付け作業時に調整できる。
次に、本実施例のエレベーター装置におけるロープ5の掛け方について説明する。基本的には、本実施例のエレベーター装置は、綱止め部4,15と、吊り車8,13を利用して、乗りかご1と釣合いおもり12を吊る、3:1ローピング方式を採用している。具体的には図1に示す通りであり、まず、ロープ5の一端が、乗りかご1の上部の綱止め部4に固定され、この綱止め部4から上方へ伸び第1の返し車7aから略水平に伸びてもう一つの第1の返し車7bに至り、この第1の返し車7bによって下方へ方向転換される。更に、このロープ5は、乗りかご1の上部の吊り車8を介して上方へ方向転換し、第2の返し車9aの上部に巻き掛けられた後、もう一つの第2の返し車9bの下部に巻き掛けられ、その後、巻上機10の駆動シーブ11に巻き掛けられて下方へ方向転換する。更に、このロープ5は、釣合いおもり12の上部の吊り車13を介して上方へ方向転換され、第3の返し車14を介して釣合いおもり12の上部の綱止め部15に至り、この綱止め部15にロープ5の他端が固定される。
また、巻上機10は、その鉛直投影が、乗りかご1の鉛直投影と昇降路壁18の鉛直投影の間に位置するように設けられている。したがって、巻上機10と乗りかご1との接触を避けるための空間を高さ方向に設ける必要がなくなり、昇降路の高さ方向を省スペース化できる。また、巻上機10は胴長であるため、その駆動シーブ11の鉛直投影が乗りかご1の奥行方向と略垂直であっても、乗りかご1の左側部の限られた空間内に巻上機10を配置できる。ここで、胴長の巻上機10とは、巻上機10の軸方向の長さの方が、巻上機10の駆動シーブ11の直径よりも大きいものをいう。また、乗りかご1の奥行方向とは、かごドア2と垂直な方向を意味し、乗りかご1の左側部とは、エレベーターの乗場側から見て乗りかご1の左の部分を意味する。
更に、本実施例では、釣合いおもり12も、乗りかご1の左側部に配置されており、この釣合いおもり12の上方に、胴長の巻上機10が位置している。つまり、巻上機10の鉛直投影と釣合いおもり12の鉛直投影とが重なっているので、昇降路面積の省スペース化が可能となる。また、巻上機10の重心の鉛直投影は、釣合いおもり12の一対のガイドレール17a,17bの鉛直投影の間付近に位置しているため、図示しない支持部材を介して、巻上機10の荷重を、釣合いおもり12の一対のガイドレール17a,17bで支持できる。
上述のような本実施例によれば、3:1ローピングであるため、懸垂荷重が3つのロープに分散され、返し車への懸垂荷重が低減され、また、巻上機10のトルクが小さくて済む。つまり、エレベーター装置の強度部材や巻上機10の小型化が可能となるので、昇降路を省スペース化する効果が期待できる。
また、第2の返し車9a,9bを設けることにより、巻上機10の位置が調整できる。具体的には、乗りかご1の鉛直投影と昇降路壁18の鉛直投影の間に、巻上機10の鉛直投影が位置するように、巻上機10を配置することができる。また、巻上機10の鉛直投影が乗りかご1の鉛直投影と重ならないため、より上方へ乗りかご1を移動させることが可能となり、結果として昇降路の上部を省スペース化できる。
更に、本実施例では、釣合いおもり12及び巻上機10を、乗りかご1の左側部に配置したので、乗りかご1の奥行方向の寸法を極力大きくしたい場合に有効である。
図3は、本発明の第2の実施例を示すエレベーター装置のロープ5の掛け方を示す図であり、図4は、本実施例のエレベーターにおける昇降路の平面断面図である。本実施例のエレベーター装置は、基本的には第1の実施例と同じ構成であるので、第1の実施例と異なる点に重点を置いて説明する。
まず、本実施例では、乗りかご1の綱止め部4が、乗りかご1の側部の下方に設けられており、この綱止め部4に固定されたロープ5が、乗りかご1の側部に沿って上方へ伸び、乗りかご1の上部に取付けられたロープガイド装置6を介して、第1の返し車7aに至っている。
また、第2の返し車9a,9bの鉛直投影が、第1の返し車7a,7b及び吊り車8の鉛直投影と、略垂直に配置されている。そして、巻上機10及び釣合いおもり12が、乗りかご1の背部に配置されている。ここで、乗りかご1の背部とは、乗場側から見て乗りかご1の後方の部分を意味する。
また、巻上機10が胴長であるため、その駆動シーブ11の鉛直投影が乗りかご1の奥行方向と略平行であっても、乗りかご1の背部の限られた空間内に巻上機10を配置できる。
本実施例によれば、基本的に、第1の実施例と同様の効果が達成できる。更に、本実施例では、釣合いおもり12及び巻上機10を、乗りかご1の背部に配置したので、乗りかご1の左右方向の間口寸法を極力大きくしたい場合に有効である。また、綱止め部4が乗りかご1の下部近傍にあるため、ロープ5の経年伸びを吸収するための調整作業が、昇降路の最下部であるピットで容易に行えるようになり、保守作業性の向上につながる。また、本実施例では綱止め部4が乗りかご1の右側面の外側にあるため、第1の実施例のように綱止め部4の位置を可変として乗りかご1の吊り状態を調整する作業は行わない。そこで、乗りかご1の上部にロープガイド装置6を取付け、据付け作業時にロープガイド装置6と返し車7a,7bと吊り車8の取付け位置を図4の左右方向に可変とすることにより、第1の実施例と同等の吊り状態の調整機能を果たしている。
図5は、本発明の第3の実施例を示すエレベーター装置のロープ5の掛け方を示す図であり、図6は、本実施例のエレベーターにおける昇降路の平面断面図である。本実施例のエレベーター装置は、基本的には第2の実施例と同じ構成であるので、第2の実施例と異なる点に重点を置いて説明する。
まず、本実施例では、第2の返し車が3つの返し車9a,9b,9cからなり、そのうち、第2の返し車9aと9bは、その鉛直投影が互いに略平行である。ここで、第1の返し車7a,7b及び吊り車8の鉛直投影と、第3の返し車14,第2の返し車9c,巻上機10の駆動シーブ11及び吊り車13の鉛直投影とは、互いに略垂直になるように配置されている。また、第2の返し車9a及び9bの鉛直投影は、第1の返し車7a等の鉛直投影に対して傾斜し、第3の返し車14等の鉛直投影に対して傾斜するように配置されている。
次に、本実施例のエレベーター装置におけるロープ5の掛け方について説明する。まず、ロープ5の一端が、乗りかご1の側部の下方に設けられた綱止め部4に固定され、この綱止め部から乗りかご1の側部に沿って上方へ伸び、乗りかご1の上部に取付けられたロープガイド装置6を介して、第1の返し車7aに至る。そして、このロープ5は、略水平に伸びてもう一つの第1の返し車7bによって下方へ方向転換された後、吊り車8を介して上方へ方向転換され、第2の返し車9aの上部から略水平に伸びて第2の返し車9bの上部に達する。更に、ロープ5は、この第2の返し車9bで下方へ方向転換された後、第2の返し車9cを介して上方へ方向転換され、巻上機10の駆動シーブ11に巻き掛けられて下方へ方向転換する。そして、このロープ5は、釣合いおもり12の上部の吊り車
13を介して上方へ方向転換され、第3の返し車14を介して釣合いおもり12の上部の綱止め部15に至り、この綱止め部15にロープ5の他端が固定される。
また、巻上機10は薄型であって、その駆動シーブ11の鉛直投影が、乗りかご1の奥行方向と略平行になるように配置されているため、乗りかご1の左側部の限られた空間内に巻上機10を配置できる。ここで、薄型の巻上機10とは、巻上機10の軸方向の長さの方が、巻上機10の駆動シーブ11の直径よりも小さいものをいう。更に、本実施例では、釣合いおもり12も、乗りかご1の左側部に配置されており、この釣合いおもり12の上方に、薄型の巻上機10が位置している。
本実施例によれば、基本的に、第2の実施例と同様の効果が達成できる。更に、本実施例では、巻上機10の重心の鉛直投影が、釣合いおもり12の重心の鉛直投影と略一致しているため、巻上機10の荷重を釣合いおもり12の一対のガイドレール17a,17bで容易に支持できる。また、第2の返し車9cを追加することによって、上述のような薄型の巻上機10が設置でき、昇降路面積の省スペース化が可能となる。そして、釣合いおもり12及び巻上機10を、乗りかご1の左側部に配置したので、乗りかご1の奥行方向の寸法を極力大きくしたい場合に有効である。
図7は、本発明の第4の実施例を示すエレベーター装置のロープ5の掛け方を示す図であり、図8は、本実施例のエレベーターにおける昇降路の平面断面図である。本実施例のエレベーター装置は、基本的には第3の実施例と同じ構成であるので、第3の実施例と異なる点に重点を置いて説明する。
本実施例では、第1の返し車7a,7b及び吊り車8の鉛直投影と、第3の返し車14,第2の返し車9c,巻上機10の駆動シーブ11及び吊り車13の鉛直投影とは、互いに略平行になるように配置されている。
また、巻上機10は薄型であって、その駆動シーブ11の鉛直投影が、乗りかご1の奥行方向と略垂直になるように配置されているため、乗りかご1の背部の限られた空間内に巻上機10を配置できる。
更に、本実施例では、釣合いおもり12も、乗りかご1の背部に配置されており、この釣合いおもり12の上方に、薄型の巻上機10が位置している。
本実施例によれば、基本的に、第3の実施例と同様の効果が達成できる。更に、本実施例では、釣合いおもり12及び巻上機10を、乗りかご1の背部に配置したので、乗りかご1の左右方向の間口寸法を極力大きくしたい場合に有効である。
図9は、本発明の第5の実施例を示すエレベーター装置のロープ5の掛け方を示す図であり、図10は、本実施例のエレベーターにおける昇降路の平面断面図である。本実施例のエレベーター装置は、第2の実施例に近い構成であるので、第2の実施例と異なる点に重点を置いて説明する。
本実施例では、乗りかご1の上部に2つの吊り車8,8aが設けられる一方、釣合いおもり12の上部に吊り車13,13aが設けられており、乗りかご1と釣合いおもり12を4:1ローピングで吊る方式が採用されている。
具体的なロープ5の掛け方は、図9に示す通りであり、まず、ロープ5の一端が、昇降路の上部の綱止め部4に固定されている。そして、このロープ5は、この綱止め部4から下方へ伸び乗りかご1の第1の吊り車8を介して方向転換されて上方へ伸び、第1の返し車7aから水平に伸び第1の返し車7bにより方向転換されて下方へ伸びる。更に、このロープ5は、乗りかご1の第2の吊り車8aを介して方向転換されて上方へ伸び、第2返し車9aの上部に巻き掛けられた後、第2の返し車9bの下部に巻き掛けられ、その後、巻上機10の駆動シーブ11に巻き掛けられて下方へ方向転換する。次に、このロープ5は、釣合いおもり12の第1の吊り車13を介して上方へ方向転換された後、第3の返し車14を介して下方へ方向転換され、釣合いおもり12の第2の吊り車13aを介して上方へ方向転換される。そして、このロープ5は、昇降路の上部の綱止め部15に至り、この綱止め部15でロープ5の他端が固定される。
本実施例によれば、第2の実施例とほぼ同様の効果が達成できる。更に、本実施例では、乗りかご1及び釣合いおもり12を4:1ローピングで吊っているため、第2の実施例などの3:1ローピングの場合と比べて、エレベーター装置の強度部材や巻上機10をより小型化できるので、昇降路をより省スペース化することが可能である。
尚、本実施例では、釣合いおもり12及び巻上機10を、乗りかご1の背部に配置したが、第2の返し車9a,9bの配置を変更することにより、釣合いおもり12等を、乗りかご1の側部に配置することも可能である。つまり、上述の実施例の如く、第2返し車の配置を工夫することによって、昇降路の形状や乗りかご1の形状に応じて、側部または背部の任意の位置に巻上機10及び釣合いおもり12を配置し、設置効率の良い機器のレイアウトが選択できる。また、本実施例では、胴長の巻上機10を用いたが、第2の返し車9cを追加することにより、薄型の巻上機10を用いることも可能である。
図11は、本発明の第6の実施例を示すエレベーター装置のロープ5の掛け方を示す図であり、図12は、本実施例のエレベーターにおける昇降路の平面断面図である。本実施例のエレベーター装置は、第4の実施例に近い構成であるので、第4の実施例と異なる点に重点を置いて説明する。
本実施例では、ロープ5が、綱止め部4から返し車7aへ略鉛直上方向に直接向かうように配置されている。
具体的なロープ5の掛け方は、図11に示す通りであり、返し車7aの右端が綱止め部4の略直上に位置している。
本実施例によれば、第4の実施例に備わっているロープガイド装置を省略でき、第4の実施例よりも製作コストを低減させることができる。
図13は、本発明の第7の実施例を示すエレベーター装置のロープ5の掛け方を示す図であり、図14は、本実施例のエレベーターにおける昇降路の平面断面図である。本実施例のエレベーター装置は、第6の実施例に近い構成であるので、第6の実施例と異なる点に重点を置いて説明する。
本実施例では、ロープ5が、乗りかご1の床板の下側に設けられた綱止め部19から、乗りかご1の床板の右下側端部に設けられた返し車20を経て、返し車7aへと略鉛直上方向に向かうように配置されている。
本実施例によれば、ロープ5の綱止め部19を略水平方向に向けたので、綱止め部19を長くする必要がある場合にも、綱止め部19の上下寸法を短くすることが可能となり、乗りかご1の床の下側に設ける機材の上下寸法を、ほぼ返し車20の直径程度に制限できる。したがって第6の実施例と比較して乗りかご1の上下寸法を小さくできるので、同一形状の昇降路にエレベーター装置を設置する場合には、乗りかご1の有効な昇降行程を第6の実施例よりも長く確保できる。また、ロープ5から乗りかご1の下部に作用する力の作用点を、綱止め部19および返し車20の2箇所に分散することにより、第6の実施例と比較して力の集中を低減できる。
本発明の第1の実施例を示すエレベーター装置におけるロープの掛け方を示す図である。 本発明の第1の実施例を示すエレベーター装置の昇降路の平面断面図である。 本発明の第2の実施例を示すエレベーター装置におけるロープの掛け方を示す図である。 本発明の第2の実施例を示すエレベーター装置の昇降路の平面断面図である。 本発明の第3の実施例を示すエレベーター装置におけるロープの掛け方を示す図である。 本発明の第3の実施例を示すエレベーター装置の昇降路の平面断面図である。 本発明の第4の実施例を示すエレベーター装置におけるロープの掛け方を示す図である。 本発明の第4の実施例を示すエレベーター装置の昇降路の平面断面図である。 本発明の第5の実施例を示すエレベーター装置におけるロープの掛け方を示す図である。 本発明の第5の実施例を示すエレベーター装置の昇降路の平面断面図である。 本発明の第6の実施例を示すエレベーター装置におけるロープの掛け方を示す図である。 本発明の第6の実施例を示すエレベーター装置の昇降路の平面断面図である。 本発明の第7の実施例を示すエレベーター装置におけるロープの掛け方を示す図である。 本発明の第7の実施例を示すエレベーター装置の昇降路の平面断面図である。
符号の説明
1…乗りかご、2…かごドア、3…かご上枠、4,15,19…綱止め部、5…ロープ、6…ロープガイド装置、7a,7b…第1の返し車、8,8a,13,13a…吊り車、9a,9b,9c…第2の返し車、10…巻上機、11…駆動シーブ、12…釣合いおもり、14…第3の返し車、16a,16b…乗りかごガイドレール、17a,17b…釣合いおもりガイドレール、18…昇降路壁、20…第4の返し車。

Claims (15)

  1. 昇降路内でロープにより吊られた乗りかごと釣合いおもりが巻上機により駆動されるエレベーター装置において、前記乗りかごの上部に設けられた吊り車と、前記乗りかごの上部又は側部に設けられた綱止め部と、前記釣合いおもりの上部に設けられた吊り車と、前記釣合いおもりの上部に設けられた綱止め部を備え、前記巻上機の鉛直投影が、前記乗りかごの鉛直投影と前記昇降路壁の鉛直投影の間に位置することを特徴とするエレベーター装置。
  2. 昇降路内でロープにより吊られた乗りかごと釣合いおもりが巻上機により駆動されるエレベーター装置において、前記乗りかごの上部に設けられた吊り車と、前記釣合いおもりの上部に設けられた吊り車と、一端が前記乗りかごの綱止め部に固定され、この綱止め部から上方へ伸び第1の返し車を介して下方へ方向転換し、前記乗りかごの吊り車を介して上方へ方向転換し、第2の返し車を介して前記巻上機に巻き掛けられて下方へ方向転換し、前記釣合いおもりの吊り車を介して上方へ方向転換し、第3の返し車を介して前記釣合いおもりの綱止め部に他端が固定されたロープを備え、前記巻上機の鉛直投影が、前記乗りかごの鉛直投影と前記昇降路壁の鉛直投影の間に位置することを特徴とするエレベーター装置。
  3. 昇降路内でロープにより吊られた乗りかごと釣合いおもりが巻上機により駆動されるエレベーター装置において、前記乗りかごの上部に設けられた第1,第2の吊り車と、前記釣合いおもりの上部に設けられた第1,第2の吊り車と、一端が前記昇降路の上部の綱止め部に固定され、この綱止め部から下方へ伸び前記乗りかごの第1の吊り車を介して上方へ方向転換し、前記第1の返し車を介して下方へ方向転換し、前記乗りかごの第2の吊り車を介して上方へ方向転換し、第2の返し車を介して前記巻上機に巻き掛けられて下方へ方向転換し、前記釣合いおもりの第1の吊り車を介して上方へ方向転換し、第3の返し車を介して下方へ方向転換し、前記釣合いおもりの第2の吊り車を介して上方へ方向転換し、前記昇降路の上部の綱止め部に他端が固定されたロープを備え、前記巻上機の鉛直投影が、前記乗りかごの鉛直投影と前記昇降路壁の鉛直投影の間に位置することを特徴とするエレベーター装置。
  4. 請求項2又は3において、前記第2の返し車は、少なくとも2つの返し車を有することを特徴とするエレベーター装置。
  5. 請求項2又は3において、前記第2の返し車は、少なくとも2つの返し車を有し、これらの返し車の鉛直投影は、前記第1の返し車の鉛直投影に対して、傾斜していることを特徴とするエレベーター装置。
  6. 請求項2において、前記第2の返し車は、少なくとも2つの返し車を有し、これらの返し車の鉛直投影が、前記乗りかごの上部に設けられた吊り車の鉛直投影に対して、傾斜していることを特徴とするエレベーター装置。
  7. 請求項2又は3において、前記第2の返し車は、少なくとも2つの返し車を有し、これらの返し車の鉛直投影は、前記第1の返し車の鉛直投影に対して、略垂直であることを特徴とするエレベーター装置。
  8. 請求項2において、前記第2の返し車は、少なくとも2つの返し車を有し、これらの返し車の鉛直投影が、前記乗りかごの上部に設けられた吊り車の鉛直投影に対して、略垂直であることを特徴とするエレベーター装置。
  9. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記巻上機の重心の鉛直投影が、前記釣合いおもりの一対のガイドレールの鉛直投影の間付近に位置することを特徴とするエレベーター装置。
  10. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記巻上機が前記釣合いおもりの上方に位置し、前記巻上機の重心の鉛直投影が、前記釣合いおもりの重心の鉛直投影と略一致することを特徴とするエレベーター装置。
  11. 請求項2において、前記乗りかごの綱止め部は、前記乗りかごの側部に設けられていることを特徴とするエレベーター装置。
  12. 請求項2において、前記乗りかごの綱止め部は、前記乗りかごの上部に設けられていることを特徴とするエレベーター装置。
  13. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記巻上機は、薄型であることを特徴とするエレベーター装置。
  14. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記巻上機は、胴長であることを特徴とするエレベーター装置。
  15. 昇降路内でロープにより吊られた乗りかごと釣合いおもりが巻上機により駆動されるエレベーター装置において、前記乗りかごの上部に設けられた吊り車と、前記釣合いおもりの上部に設けられた吊り車と、一端が前記乗りかごの床板下部の綱止め部に固定され、この綱止め部から前記乗りかごの床板側端部に設けられた第4の返し車を介して上方へ伸び、第1の返し車を介して下方へ方向転換し、前記乗りかごの吊り車を介して上方へ方向転換し、第2の返し車を介して前記巻上機に巻き掛けられて下方へ方向転換し、前記釣合いおもりの吊り車を介して上方へ方向転換し、第3の返し車を介して前記釣合いおもりの綱止め部に他端が固定されたロープを備え、前記巻上機の鉛直投影が、前記乗りかごの鉛直投影と前記昇降路壁の鉛直投影の間に位置することを特徴とするエレベーター装置。

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