JP2003346219A - 貨幣取引装置及び貨幣取引方法 - Google Patents

貨幣取引装置及び貨幣取引方法

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JP2003346219A
JP2003346219A JP2002272430A JP2002272430A JP2003346219A JP 2003346219 A JP2003346219 A JP 2003346219A JP 2002272430 A JP2002272430 A JP 2002272430A JP 2002272430 A JP2002272430 A JP 2002272430A JP 2003346219 A JP2003346219 A JP 2003346219A
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Tetsuo Goto
哲雄 後藤
Takeshi Kanekawa
武史 金川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
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    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
    • G07F19/202Depositing operations within ATMs
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 それぞれが異なる通貨によって計上されてい
る口座に対して簡便に取引できる貨幣取引装置又は貨幣
取引方法を提供する。 【解決手段】 貨幣取引装置において、(1)第1の通
貨と第2の通貨とによる取引要求を利用者操作部が検知
したとき、制御部は、第1の通貨に対応する第1の通貨
預金に関する情報と、第2の通貨に対応する第2の通貨
預金に関する情報とを利用者操作部に表示するという構
成を採用する。または、(2)判別部によって判別され
た通貨の種類に対応する通貨預金を複数の通貨預金のう
ちから定めるという構成、又は、第1の通貨による払出
取引要求を利用者操作部が検知したとき、制御部は、第
1の通貨に対応する通貨預金を複数の通貨預金の中から
定めるという構成を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関等に設置
され利用者の操作に応じて紙幣を入金する等の取引を行
う貨幣取引装置、及びその貨幣取引方法に関わる。
【0002】
【従来の技術】経済と産業の国際化が進むなか、複数種
の通貨を扱う貨幣取引装置に対するニーズが高まってい
る。特開昭64−17186号公報には、円通貨及び外
国通貨の両方を取扱い得る自動入出金装置が開示されて
いる。この自動入出金装置は、一つの通貨単位による一
つの口座に対する取引を行うことを前提としている。例
えば、利用者が日本円の貨幣と米国ドルの貨幣とを入金
した場合には、どちらか一方の通貨単位に換算して一つ
の通貨に対応する一つの口座に計上される。
【0003】複数の口座の情報を記憶することの可能な
ICチップを搭載したカード(以下、ICカードと呼
ぶ)が普及することに伴い、複数の口座に対する取引を
一括して行う貨幣取引装置に対するニーズも高まってい
る。特開平6−139431号公報には、複数の口座の
残高を一覧にして照会する技術が開示されている。ま
た、特開2000−99825号公報には、複数の取引
口座を有する利用者の複数の口座に対して口座、取引内
容、及び取引金額の全てを指定することによって、指定
した複数の口座から取引を行うことができる貨幣取引装
置が開示されている。
【0004】近年、外国への渡航者増大、インターネッ
トの普及、欧州圏統一通貨の登場などにより、多種の通
貨を使用する利用者が増えている。利用者が通貨毎に口
座を保有する(例えば、日本円口座とは別に米国ドル口
座を保有する)と、通貨間の為替レートが利用者にとっ
て有利なときにまとめて換金して口座に保管し、必要に
応じて利用することができる。また、逐一の利用に応じ
て不利な為替レートで換金する必要がなくなる等の利点
もある。
【特許文献1】 特開昭64−17186号公報、特開
平6−139431号公報、特開2000−99825
号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、それぞれが異
なる通貨によって計上されている口座に対して簡便に取
引できる貨幣取引装置が求められているが、上記各従来
技術には、それぞれ以下のような点が考慮されていな
い。
【0006】すなわち、特開昭64−17186号公報
記載の自動入出金装置は、日本円と米国ドルとの両方の
取引は可能だが利用者が複数の口座を有する場合につい
ては何ら考慮されていない。また、特開平6−1394
31号及び特開2000−99825号公報は、それぞ
れが異なる通貨によって計上されている複数の口座に対
する取引に配慮していない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、それぞ
れが異なる通貨によって計上されている口座に対して簡
便に取引できる貨幣取引装置又は貨幣取引方法を提供す
ることにある。
【0008】本発明の一面は、異なる通貨によって計上
されている複数の通貨預金に対して複数の通貨を一括し
て入出金取引する。
【0009】上記本発明(1)の構成は、第1の通貨と
第2の通貨とによる取引要求を利用者操作部が検知した
とき、制御部が、第1の通貨に対応する第1の通貨預金
に関する情報と、第2の通貨に対応する第2の通貨預金
に関する情報を利用者操作部に表示する。
【0010】また、本発明の一面は、(2)預入取引金
額の入力を不要にする、又は通貨預金の選択を不要にす
ることによって複数の通貨預金に対して簡便に取引す
る。
【0011】上記本発明(2)は、判別部によって判別
された通貨の種類に対応する通貨預金を複数の通貨預金
のうちから定めるという構成、又は、第1の通貨による
払出取引要求を利用者操作部が検知したとき、制御部
は、第1の通貨に対応する通貨預金を複数の通貨預金の
中から定めるという構成である。
【0012】更に、本発明の一面は、(3)複数の通貨
単位で表示される通貨預金の残高を、利用者が指定する
通貨単位に換算して表示し、各通貨預金の預金高の合計
を簡便に知ることを可能とする。
【0013】上記(3)の構成は、それぞれが異なる通
貨単位で預金されている複数の預金残高を表示する表示
部と、複数の通貨単位のいずれか一つの通貨単位に他の
通貨単位の前記預金残高を換算する指示を入力する入力
部とを有する。
【0014】ここで、口座とは、金融機関で、預貯金の
受払い及び残高を加入者ごとに記入または計算する区分
である。図10において1001を口座とすると、各口
座は、少なくとも一つの通貨預金1002を含む。通貨
預金とは、一種類の通貨単位によって計上されている預
金残高、又はその預金残高のための記憶領域をいう。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例形態につ
いて、貨幣を複数種の紙幣として、また貨幣取引装置と
してATM(Automatic Teller Ma
chine)を説明する。なお、貨幣は、紙幣以外にも
硬貨や金券を含む。電子マネーに関しても紙幣の取り込
み繰り出し動作を除いて、実施可能である。また、AT
Mには出金専用のキャッシュディスペンサー等も含まれ
る。さらに本発明は、ATM以外に、インターネット上
のバンキングシステムにも適用することができる。
【0016】図1は、本発明を適用したATM1の外観
図である。ATM1の装置前面は、入力部と表示部とし
て兼用する入力表示部(以下、利用者操作部11又は単
に操作部ともいう)、入出金庫12、カード挿入口1
3、通帳挿入口14が設けられている。なお、入出金口
12は入金口と出金口とが別々に設けられた構造であっ
てもよい。同様に、カード挿入口13、通帳挿入口14
も、それぞれ挿入口とは別に排出口を設けた構造であっ
てもよい。
【0017】本実施の形態は、利用者操作部11の入力
部として、タッチパネルを使用する。タッチパネルは、
利用者からの操作入力又はタッチ(接触又は接近)を検
知信号として受信する。利用者操作部11の表示部は、
利用者に案内画面を表示する。入出金口12は、紙幣を
装置内に取り込み、排出する。カード挿入口13は、カ
ードを装置内に取り込む。通帳挿入口14は、通帳を装
置内に取り込み、排出する。
【0018】図2は、図1に示すATM1の機能構成を
示すブロック図である。利用者操作部11は前述の入力
部21(キーボードであってもよい)と、前述の表示部
22を有する。表示部は、入力部21への入力を案内
し、種々の画面を表示する。表示部は、CRT(Cathod
e-Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などの
ディスプレイ装置である。
【0019】また、ATM1は、カード処理装置23、
明細票処理装置24、通帳処理部25、電源部26、通
信部27、紙幣処理部28、制御部20を有する。カー
ド処理部は、カード挿入口13から挿入された磁気カー
ドの磁気ストライプ又はICカードのICチップの内容
を読み取る。明細票処理部24は、明細票用の用紙に取
引内容を印字して、明細票を発行する。通帳処理部25
は、通帳挿入口14から挿入された通帳に印字する。通
帳処理部25は、印字対象の頁がいっぱいになると、通
帳の頁をめくる頁めくりの機能も有する。
【0020】電源部26は、ATM1内の各部へ電源を
供給する。通信部27は、金融機関センタ3又は9と通
信回線を通じて通信する。紙幣処理部28は、入出金口
12に搬送路を介して接続しており、挿入され、または
排出すべき紙幣を処理する。紙幣処理部28は、紙幣を
搬送する紙幣搬送部281、色々な通貨の紙幣の真鴈を
判別し金種を判別する紙幣判別部282、及び紙幣を収
納する紙幣収納部29を含む。
【0021】紙幣収納部29は、万円札庫291、千円
札庫292、$100札庫293、$10札庫294、
50ユーロ札庫295、5ユーロ札庫296、リジェク
ト庫297を有する。各札庫291〜296は、それぞ
れの種類の紙幣を収納するものである。例えば、万円札
庫291は、日本円の万円紙幣を収納する。同様に、$
100札庫293は、米国ドルの100ドル紙幣を収納
する。50ユーロ札庫295は、ユーロの50ユーロ紙
幣を収納する。リジェクト庫297は、金種毎の収納庫
が用意されていない紙幣(5千円や人民元の紙幣等)や
判別部282によって入金が許可されたが出金が許可さ
れなかった紙幣(真正と判断されたが破損や汚れがあり
出金に不向きとされる紙幣等)を収納する。
【0022】制御部は、これらATMの各部を制御す
る。なお、制御プログラムを格納する記憶装置、この制
御プログラムを実行するプロセッサ、またプロセッサが
プログラムを実行するメモリが制御部20を実現する。
【0023】図3は金融機関センタ3の機能構成を示す
ブロック図である。金融機関センタ3は、ホスト31と
ファイルシステム32を有する。ホスト31は、例えば
メインフレームまたはサーバによって実現される。この
ホスト31は、ATM1と通信回線を介して接続し、A
TM1で行なわれる取引を司る勘定系コンピュータであ
る。
【0024】ファイルシステム32は、ファイルサーバ
のようなホスト31とは独立したコンピュータシステム
によって実現される。取引に関する情報を記憶する。ホ
スト31からの検索、更新指示に従って、ファイルシス
テム32が取引に関する情報を検索、更新する。
【0025】ファイルシステム32が記憶する取引に関
する情報は、為替レート表321、複数国通貨口座ファ
イル322である。為替レート表321は、各通貨間の
為替レート情報を記憶するものである。為替レートが変
わると、ホスト31が為替レート情報を更新する。この
為替レートの情報は、ホスト31が図示しない外国為替
用のホストから取得する。
【0026】複数国通貨口座ファイル322は、複数国
通貨口座ファイル322は、各口座番号(図3では、
α、β、γ、・・・)に対応して預金高を通貨毎に分けて
管理するものである。具体的には、日本円の預金高32
22、米国ドルの預金高3223、人民元の預金高32
24、ユーロの預金高3225を、一つの口座番号に対
応させてそれぞれの通貨単位で計上している。それぞれ
の口座番号には暗証番号が登録されており、ホスト31
によって照会される。なお、本実施の形態では、顧客が
開設する通貨預金を選択できる。図3において、開設さ
れていない通貨預金の欄は空欄となっている。
【0027】このように、一つの口座番号に複数種類の
通貨をそれぞれの通貨単位で計上している口座を「複数
国通貨口座」と呼ぶ。なお複数国通貨口座内の通貨毎の
預金高、例えば日本円の預金高3222や米国ドルの預
金高3223を通貨預金という。それぞれの通貨預金の
名前は、例えば日本円の預金高3222を日本円預金、
米国ドルの預金高3223を米国ドル預金として説明す
る。
【0028】図4から図7は、口座番号αを有する顧客
による取引における制御部20の制御手順を示すフロー
チャートである。以下各フローチャートに沿って制御部
20が実行する制御の手順を説明する。
【0029】図4は、ATM1の制御部20による取引
科目選択処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、制御部20は、利用者操作部11に取引科目(預
入、引出、残高照会等)の選択肢を示す画面を表示さ
せ、利用者による選択を待つ(S402)。
【0030】制御部20が、預入取引(入金取引とも言
う)の選択を検知したときは、図5のS501へ手順を
進める。払出取引(出金取引とも言う)の選択を検知し
たときは、図8のS801へ手順を進める。残高照会取
引(残高表示とも言う)の選択を検知したときは、図1
0のS1001へ手順を進める。なお、終了の選択を検
知したときには、取引を終了し(S403)、所定時間
経過後にS401へ手順を戻す。
【0031】1.預入取引 図5はATM1において預入取引を実行する処理手順の
一例を示すフローチャートである。
【0032】S402において、利用者から預入取引が
選択され、その旨を制御部20が検知すると、利用者操
作部11にカード又は通帳挿入指示画面を表示させ、記
録媒体であるカード又は通帳の挿入を待つ(S50
1)。
【0033】ここでは、記憶媒体として、カードが挿入
されたとして説明する。カードの挿入を検知した後に、
カード処理部23がカードに記憶されている口座番号を
一つ読み取る。制御部20は、通信部27に通信回線を
介してホスト31(図3)と接続させる。この接続によ
り、複数国通貨口座ファイル322から存在する通貨預
金の情報を取得する。
【0034】制御部20は、通信部27から日本円預金
と米国ドル預金と人民元預金とユーロ預金とがあるとい
う情報を得る。取引対象の口座により、開設されていな
い通貨預金がある可能性もある。そのような場合には、
未開設の通貨預金については、開設されていないことを
示す情報を取得する。制御部20は、これらの情報か
ら、開設されている通貨預金に対するフラグをたてる。
これらのフラグは、制御部20の一部であるプロセッサ
内部のレジスタでもよいし、プロセッサとは別個にレジ
スタを設けても良い。例えば、取引対象の口座番号が
「β」の場合は、4つの通貨預金フラグが立てられる。
口座番号が「δ」の場合は、日本円預金フラグ、人民元
預金フラグ、ユーロ預金フラグをたてる。
【0035】なお、カードに開設された各通貨預金の情
報が予め記憶されている場合には、ホスト31と接続す
る必要は無い。その場合は、制御部20は、カードに記
憶されているフラグを記憶する。また、この処理と並行
して後述の紙幣処理部による処理を実行することで預入
取引の短縮が可能である。
【0036】制御部20は、紙幣の入金を受け付けるべ
く入出金口12を開いて、紙幣の挿入を待つ(S50
2)。入出金口12への紙幣の挿入を検知すると、入出
金口12を閉じ、紙幣搬送部281によって判別部28
2に紙幣を搬送させる。判別部282が判別した後、制
御部20は、入金された紙幣のうち真正と判別された紙
幣の金額を利用者操作部11に並べて表示し、利用者の
確認を待つ(S503)。表示の一例がG503であ
る。
【0037】G503は、入金金額確認画面である。G
503は、1,000米国ドルと10,000円(50
31)の入力金額確認画面を例として示している。利用
者は、表示された金額が正しいと判断するならば確認キ
ー5032を選択し、正しくないと判断するならば取消
キー5033を選択する。表示した金額が確認されるこ
とで、制御部20は、その金額の通貨単位による預入取
引要求を検知する。
【0038】次に、利用者によって確認された金額(以
下、取引要求金額とも呼ぶ)と同じ通貨単位の通貨預金
があるかどうかを制御部20が判定する方法について説
明する。
【0039】制御部20は、取引要求金額の通貨単位は
上述の確認キーの選択によって認識し、認識したそれぞ
れの通貨単位のフラグをたてる。これらのフラグも制御
部20内のレジスタを用いてもよいし、別個設けたレジ
スタを用いても良い。例えば、1,000米国ドルの通
貨単位は米国ドルであるから米国ドル入金フラグを、同
様に10,000円に対して日本円入金フラグを記憶す
る。
【0040】次に、通貨預金フラグと入金フラグとを比
較し通貨単位が同じ組み合わせがあるか否かを判定す
る。例えば、口座番号「β」の通貨預金の情報として
は、日本円預金フラグ、人民元フラグ、ユーロフラグと
が制御部20に記憶されている。従って、米国ドル入金
フラグに対して米国ドル預金フラグが対応し、日本円入
金フラグに対して日本円通貨預金フラグが対応する。こ
の比較により、制御部は、取引要求金額の通貨単位と同
じ通貨単位の通貨預金があると判定する。なお、入金フ
ラグの通貨単位をキーとして通貨預金フラグを検索し、
対応する通貨預金を取得してもよい。
【0041】以上の判定処理に基づいて取引要求金額と
同じ通貨単位で預金されている通貨預金がある場合に
は、制御部20はその通貨預金を取引要求金額に対応す
る通貨預金として選択して定める。制御部20は、この
選択に従って、取引要求(この場合は入金要求)がされ
た通貨単位に対応する通貨預金に対する案内表示を行な
う。その例をG504に示す。
【0042】G504は、本実施の形態における預入取
引確認の案内表示の一例である。口座番号が「β」の場
合には、1,000米国ドルに対応する通貨預金に関す
る情報として「米国ドル預金」という通貨預金の名前
と、その通貨預金への預入取引を案内表示し、同様に1
0,000円に対応する「日本円預金」への預入取引を
案内表示している(5041)。
【0043】以上は、複数の通貨が入金された場合につ
いて説明したが、単一の通貨、つまり日本円のみが入金
された場合は利用者が所有する複数の通貨預金の中から
自動的に(上述と同様に)「日本円預金」を検索して判
定し、設定する。
【0044】利用者の口座番号が「δ」の場合は、その
利用者の通貨預金は「日本円預金」「人民元預金」「ユ
ーロ預金」の3種類である。一方、入金された紙幣が
「日本円」「米国ドル」の場合、日本円預金フラグを基
に「日本円預金」を自動的に定めることができるが、
「ドル」に対応する「米国ドル預金」を定めることがで
きない。このような場合は、同じ通貨単位で預金されて
いる通貨単位がない旨を案内し(例、「米国ドル預金」
がありません等)、預入取引が可能な通貨預金に関する
情報を表示すると共に為替レート表321を表示して利
用者に選択させる。
【0045】このように、取引要求金額と同じ通貨単位
の通貨預金が無い場合、利用者に選択させる処理の他
に、ATM1内で自動的に定める処理もある。つまり制
御部20は予め複数のうちどの種類の通貨預金に定める
かを優先順位の情報として記憶し、それを基に取引要求
金額に対応する通貨預金を定める。この優先順位は、A
TM1が設置されている国、例えば日本であったときは
日本円の流通量が多く、一般に需要が多いことから日本
円を最優先に設定しておく。また、利用者の取引履歴を
参照して取引の回数が多い通貨預金から定める。予め利
用者が優先順位を登録している場合には、その優先順位
に従って通貨預金を定めてもよい。
【0046】上述の手順に従って定めた通貨預金の名
前、残高、又はその通貨預金への預入取引等の通貨預金
に関する情報をG504に例示する如く利用者表示部1
1に表示し、確認を求める(S504)。
【0047】また、利用者やATMによって別の通貨預
金に変更する処理の他に、対応する通貨預金を開設する
処理を行なうことにしてもよい。この場合は、G506
のように、通貨預金開設確認の案内表示を行なう。上記
例の「δ」の口座番号の場合、米国ドルが入金されたが
米国ドル預金がない。従って、制御部20は、米国ドル
預金の開設確認を利用者におこなう。確認ボタンが押さ
れることを検知すると、制御部20は、通信部27を介し
て、センタ3側のホストに、利用者による米国ドル預金
の開設意思を通知する。なお、この画面でも、預入先変
更ボタン5063を表示し、通貨預金開設ではなく、別
の通貨預金への変更を可能とする構成としてもよい。
【0048】なお、この通貨預金開設確認の案内表示
は、G506のように、単独画面でもよいが、G504
との併用でもよい。すなわち、その他、入金された通貨
単位に対応する通貨預金がある場合は、G507によう
に、預入取引確認の案内と、通貨預金開設確認の案内を
一つの画面に表示するようにしてもよい。その場合も、
確認ボタンは、それぞれの案内別個に設けてもよいし、
一つの確認ボタンに二つの案内の確認機能を持たせるよ
うにしてもよい。
【0049】以上のように、本発明の預入取引手順、又
はその手順を採用する貨幣取引装置では、利用者はまず
入金し、その入金通貨に対応する通貨預金が利用者操作
部11に案内される。よって、利用者は確認キーを選択
するだけで希望する通貨預金への預入取引を実行するこ
とができ、手順が簡略化されており、利用者の利便性が
向上し、またATMの稼動効率を高めることができると
いう効果を奏する。また、入金した通貨単位に対する通
貨預金が未開設の場合でも、その入金通貨に対応する通
貨預金の開設案内画面が表示されるため、取引の手順を
簡略化することができる。
【0050】次に、利用者が他の通貨預金への預入取引
を希望する場合のATMの処理について説明する。この
ような場合に備えて、預け入れる先として定められた通
貨預金を変更する手段として、G504に示すように預
入先変更キー5043を用意している。
【0051】制御部20は、預入取引変更キー5043
の選択を検知すると、預入可能な通貨預金を検索する。
上述の通り口座番号「β」をキーとして、日本円、米国
ドル、人民元、及びユーロの4種の通貨預金フラグが制
御部20に記憶されており、預入取引が可能である。従
って、G505に示すような預入先の通貨預金を変更す
るための預入変更画面を利用者操作部11に表示する
(S505)。
【0052】G505には、入金金額5051と、フラ
グが記憶されていた通貨預金の名前を示す選択肢キー5
052と、預入先変更を取り消す取消キー5053とを
表示している。選択肢キー5052のうちの一つへの選
択を検知したときにはS504へ戻り、選択された通貨
預金への預入取引を案内する。例えば、1,000米国
ドルをユーロ預金に預け入れる場合には「ユーロ預金」
キーを押下する。すると10,000円の日本円預金へ
の預入取引の他に、1,000米国ドルを為替レートで
ユーロに換算した金額と、その換算された金額をユーロ
預金へ預け入れる取引を案内する画面が表示される。換
算に使った為替レートは、為替レート表321から取得
したレートであって、手数料を加算してもよい。
【0053】また、G505の選択肢キー5052の横
に為替レートをあわせて表示しておくことで、利用者が
通貨預金を選択するための判断基準とすることができる
のでよい。
【0054】S504において、表示した預入取引が確
認されると、通信部27を介して金融センタ3と接続
し、ホスト31によって複数国通貨口座ファイル322
の利用者によって預入取引が確認された通貨預金に預入
取引が確認された金額分を加算する(S506)。例え
ばG504に表示した預入取引が口座番号βに対して確
認された場合、口座番号βの日本円通貨預金の残高「×
××」へ10、000円を加算し、米国ドル通貨預金の
残高「×××」へ1,000米国ドルを加算する。この
とき、入金された貨幣の通貨単位(例えば米国ドル)
と、入金される通貨預金の通貨単位(例えばユーロ)と
が異なるときは、為替レート表321に記憶された為替
レートを用いて換算して、該当する通貨預金に加算す
る。
【0055】一方、入出金口12から入金された各種紙
幣は、紙幣収納庫29のうち対応する収納庫(291、
292、293等)へ紙幣搬送部281により搬送さ
れ、収納されて一連の預入取引を完了する(S50
7)。ここで、他の預入取引を希望するかを利用者に問
い合わせ(S508)、他の預入取引の希望を検知した
場合にはS502へ戻り次の預入取引を受け付ける。利
用者からの他の預入取引の希望を検知しないときは、カ
ードを返却すると共に明細票処理部24にて取引内容を
印字した明細票を発行する、又は通帳処理部25で挿入
された通帳に預入取引の内容を印字して返却する(S5
09)。
【0056】なお、本実施例では、入金され、且つ確認
された金額の通貨単位と同じ通貨単位の通貨預金の有無
を制御部20が判定し、確認された通貨に対応する通貨
預金として定めた例を説明した。他の例として、金融機
関センタ3のホスト31が判別された通貨の通貨単位
(入金通貨フラグ)と口座番号と受信し、その口座番号
を基にファイルシステム32を調べる構成もある。
【0057】その場合は、ホスト31が、ファイルシス
テム32から口座番号に対応する通貨預金を取得して通
貨預金フラグを記憶する。ホスト31は、この通貨預金
フラグと受信した入金通貨フラグとを比較して判定し、
その判定に応じて対応する通貨預金を選択し、通信部2
7を経由して選択した通貨預金に関する情報を制御部2
0に送信し、制御部20が受け取った情報を制御部内の
メモリに定める処理もある。本処理においてはホスト側
で判定するもののその結果をATM側で受信して自動的
に入金の通貨に対する通貨預金を定める。本例によって
制御部20の処理の負担を軽減し、通信回線を通過する
情報量を抑えることができる。この点は図8等のフロー
チャートの説明においても同様である。
【0058】図5の説明中、利用者による取引の取消
は、G503の表示画面「取消」キー5033等によっ
て実行される。この点も図8以降のフローチャートの説
明においても同様である。
【0059】次に、図6、7を用いて、ATMに接続す
る金融機関センタ側を中心に説明する。上記実施の形態
における金融機関センタ3は、利用者が1つの口座を所
有し、その口座に種々の通貨単位に基づく通貨預金を複
数管理する構成である。従って、ATMでは口座番号を
一つだけ読み出した例であるが、他にも利用者が複数の
口座を所有する場合でも、本実施の形態のATMでの処
理が可能である。
【0060】図6は、口座601と、口座に格納されて
いる通貨預金602との関係を模式的に示す。これまで
説明した複数国通貨口座は図6(a)に示すように、一
つの口座601に複数の通貨預金602を格納している
口座である。利用者が(a)のような口座を複数所有す
る場合(図6(b))、記憶媒体に記憶された図3の口
座番号「α」と「β」とをATMで読み出し、それぞれ
をα日本円預金とβ米国ドル預金のように区別して取引
を実行することで図6(a)の場合と同様に扱うことが
できる。
【0061】図6(c)は、一つの口座601に一つの
通貨預金602を格納している口座を示し、上記例の複
数国通貨口座と対比して単独通貨口座を表しているもの
である。また、図6(d)に示すように複数国通貨口座
と単独通貨口座とが混合された通貨預金に対しても本発
明を利用できる。これらの点は図8以降のフローチャー
トの説明においても同様である。
【0062】単独通貨口座と複数国通貨口座とが同じ金
融機関センタに管理されている場合、また、複数の通貨
口座がそれぞれ別の金融機関センタに管理されている場
合であっても本発明が利用できることは言うまでもな
い。
【0063】図7は、図6(c)の単独通貨口座を管理
している金融機関センタ7を示す機能図である。図3と
異なる点は、通貨単位毎に、それぞれの口座番号が管理
されている点である。すなわち、図7のファイルシステ
ム72は、日本円口座ファイル722、米国ドル口座フ
ァイル723、人民現口座ファイル724、ユーロ口座
ファイル725を有する。各口座ファイルは、各々の通
貨単位に対応する預金高を管理している。なお、図3の
ファイルシステム32と同様に、為替レート表721、
各口座に対して暗証番号を有する。
【0064】2.払出取引 図8はATM1の制御部20が、払出取引を実行する処
理手順の一例を示すフローチャートである。S402に
おいて利用者から払出取引が選択されると、制御部20
は、利用者操作部11にカード又は通帳挿入指示画面を
表示して、記憶媒体の挿入を待つ(S801)。ここで
はカードが挿入されたものとして説明する。
【0065】カードの挿入を検知すると、カード処理部
23によりカードに記憶されている情報、特に口座番号
を読み取り、預入取引と同様に、通貨預金に関する情報
を得る。また制御部20は、利用者操作部11に暗証番
号を入力するよう利用者へ案内させ、入力を待つ(S8
02)。
【0066】利用者操作部11への暗証番号の入力を検
知すると、利用者操作部11に払出金額の入力と確認を
求める画面をG803に例示する如く表示し、利用者に
よる入力と確認を待つ(S803)。
【0067】G803には、入力エリア8031、数字
キー8032、通貨選択キー8033、訂正キー803
4、確認キー8035、取消キー8036が表示され
る。入力エリア8031は、払出要求金額を入力するた
めのエリアである。数字キー8032は、入力エリアに
所望の金額を入力するキーである。通貨単位選択キー8
033は、払出取引が可能な通貨として、ATM1に出
金可能に収納されている通貨、即ち日本円、米国ドル、
ユーロを選択肢として示すキーである。訂正キー803
4は、入力を訂正するときに押下するキーである。確認
キー8035は、入力エリアに入力された金額を払い出
すことを確認するときに押下するキーである。取消キー
8036は、取引を取り消すときに利用者が押下するキ
ーである。
【0068】例えば利用者が、1,000米国ドルの払
出取引を希望しているとすれば、利用者は、数字キーを
1、0、0、0と順に押下し、通貨キーの中から$を押下
し、最後に確認キーを押下することによって、1,00
0米国ドルの払出金額を要求する。ここで、複数の通貨
での払出金額の要求によって、通貨毎に分けて払出取引
を逐一行う必要がなくなる。ここでは日本円と米国ドル
の払出要求がされたものとして説明する。
【0069】制御部20は、払出要求金額の確認を検知
すると、上述した預入取引と同様に、払出要求された通
貨に対応する通貨預金を定める。その後、定めた通貨預
金に関する情報を利用者操作部11に表示して確認を求
める(S804)。
【0070】G804には、一例として1,000米国
ドルを米国ドル預金から払い出し要求が行なわれた場合
の払出取引確認の案内表示を示す。G804は、10,
000円を日本円預金から払い出す取引を案内する欄8
041と、利用者がその払い出し取引を承認する場合に
選択する確認キー8042と、取消キー8044とを表
示している。払出元変更キーの選択を検知したときは、
払出元を変更する画面(G805に例示)を表示する
(S805)。
【0071】払出元を変更する払出元変更キー8043
を用意することで、任意の通貨預金からの払出取引を選
択でき、利用者に対して選択肢を提供できる。
【0072】G805には、払出指定金額8051と、
払出元の複数の選択肢キー(日本円預金、米国ドル預
金、他の口座等のキー)8052と、払出元変更を取り
消す取消キー8053とを表示している。選択肢キー8
052のうち一つへの選択を検知したときにはS804
へ戻り、選択された通貨預金からの払出取引を案内す
る。
【0073】S804において、払出取引の確認キーの
選択を検知したとき、通信部27を経由して金融機関セ
ンタ3のホスト31への通信を行なう。通信内容は、口
座番号と、暗証番号と、払出元の通貨預金と、払出要求
金額の送信である。さらに、ホスト31に要求された払
出取引が可能か否かを問い合わせ、回答を待つ(S80
6)。
【0074】問合せを受けた金融機関センタ3のホスト
31は、暗証番号を照会する。暗証番号が照合すれば、
口座番号をキーとして複数国通貨口座ファイル322を
検索し、通貨預金を調べる。払出要求された各通貨の金
額が、払出元として確認された各通貨預金の残高以下で
あり、且つその他の制限がなければ、払出が可能である
旨をATM1へ回答する。払出要求された金額が通貨預
金の残高を上回っている、又は何か制限がある場合には
払出が不可である旨をATM1へ回答する。
【0075】利用者から要求された金額の払出取引が可
能である場合、更に他の払出取引を希望するかを利用者
に問い合わせる(S807)。利用者が他の払出取引を
希望する場合には、S803へ戻り新たな払出取引要求
を受け付ける。
【0076】このように払出要求された通貨に対応する
通貨預金をATMが自動的に定めて、表示することで、
払出要求金額の入力に先立って通貨預金を利用者が選択
し、取引金額を入力するという手間を省くことができ、
利用者の利便性が向上し、手順の簡略化により装置の稼
動効率を高めることができる。
【0077】なお、本実施例においては、払出要求金額
の入力に先立って暗証番号を入力させた。ここで、払出
要求金額に対応する通貨預金を案内し、利用者から取引
が確認された後に、初めて暗証番号の入力を求めてもよ
い。この順序によれば、例えば記憶媒体に図3の口座番
号αとβとが記憶されていた場合に、最終的に払出取引
する通貨預金がαに格納されているものだけであった場
合には、αの暗証番号のみを入力すれば足りる。無駄な
入力をさせ操作を煩雑にしてしまう事態を防ぐことがで
き利便性が高い。
【0078】S807において利用者が他の払出取引実
行を希望しない場合、紙幣収納庫29のうち払い出す通
貨に対応する収納庫(本例では、米国ドルと日本円)か
ら要求金額分の紙幣を放出し、入出金口12まで搬送す
る。要求金額分の紙幣を搬送すると入出金口12を開
き、利用者による抜き取りを待つ(S808)。
【0079】入出金口12内部の紙幣の抜き取りを検知
すると、入出金口12を閉じ(S809)、印字した明
細票とカード又は印字した通帳を返却し、通信部27を
経由して金融センタ3と交信してホスト31によって、
複数国通貨口座ファイル322の該当する通貨預金から
払出取引された金額分を減算してS401へ戻る。
【0080】S806において、払出し不可であった場
合には、その旨のメッセージを表示して、要求金額又は
通貨を変更する操作や取引を取り消しする操作を促す
(S811)。
【0081】ここで要求金額と通貨とを変更せず、他の
預金から不足分を補填して払い出す取引(以下、補填払
出取引)の選択肢を与えてもよい。これにより利用者は
選択した口座にある残高を払い出し、且つ一連の操作で
(一つの取引を終了して、更に別の取引を行うという手
間なしに)所望する金額を払い出すことができる。
【0082】また、入力された通貨単位の通貨預金の残
高が、要求された払出金額よりも少ない場合に、指定し
た通貨預金の残高分だけの取引を選択する、または、別
の通貨預金を指定することで、特定の通貨を意図的に残
すことが可能になる。すなわち、通貨預金を残しておき
たい場合には、都合のよい通貨預金を選択することがで
きる。このような構成により、両替する際に支払う必要
のある手数料を無駄にすることを避けることができる。
例えば、米国ドルを千ドル使う予定があって米国ドル通
貨預金をそのままにしておきたいにも関らず、日本通貨
預金の残高が足りないために、米国ドル通貨預金から不
足分を払い戻ししてしまうという弊害を無くすことがで
きる。
【0083】図9はS811において補填払出取引が選
択された場合の処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【0084】まず、通信部27を経由して、金融機関セ
ンタ3のファイルシステム32から口座の情報と、為替
レートとを取得する(S901)。
【0085】次に、利用者操作部11に、複数の通貨預
金の預金高と、払出要求に対する不足金額と、補填払出
取引の対象の預金高を払出要求がされている通貨単位に
換算した金額とを示すと共に、不足分を補う通貨を選択
するよう求める画面(G902)を表示する(S90
2)。
【0086】G902は、口座の預金残高にはそれぞ
れ、日本円が24,567円(日本円による払出要求金
額10,000円を引いた後の残高)と、米国ドルが8
00$と、ユーロが500ユーロとが計上されており
(9021)、且つ払出取引要求金額が1,000米国
ドルである場合に表示する画面の一例である。この場
合、要求される払出取引を実行するためには、200米
国ドルが不足($1,000−$800=$200)し
ている(9025)。このため不足分を補う通貨を日本
円キー9022又はユーロキー9023を選択して指定
するよう利用者に促している。
【0087】また、不足している金額($200)を補
填払出可能通貨に換算した金額($200=¥24,4
00=244ユーロ)とを合わせて表示する(902
6)ことで、利用者による判断を助け通貨指定の選択を
容易にしている。ここで換算に用いた為替レートを示す
と利用者が安心することができるので更によい。
【0088】利用者は、両替する通貨として日本円を選
択する際には日本円キー9022を、ユーロを選択する
際には、ユーロキー9023を押下する。本例では、日
本円が選択されたケースについて説明する。
【0089】不足分を補う通貨として日本円が選択され
た場合、日本円の預金高から差し引かれる金額と、取引
後の残高とを示す画面(G903)を表示し、利用者へ
確認を求める(S903)。
【0090】G703は、日本円に換算して24,40
0円($200×¥122/$1=¥24,400)
(9031)を日本円預金高から差し引く旨と、差し引
いた後の日本円預金残高167円(24,567円−2
4,400円=167円)(9033)と、換算に用い
た換算レート9032とを表示している。利用者は、表
示された内容の取引を確認した場合には確認キー903
4を押下する。
【0091】また、本実施例ではS902において、不
足を補う通貨を選定したが、利用者又は金融機関が、取
引開始前に補填払出取引に選択する通貨又は選択する優
先順位を決めておいてもよい。例えば補填払出する通貨
の優先順位を日本円、米国ドル、ユーロの順番にATM
1又は金融機関センタ3において設定しておくと、全体
制御部20は、S902を飛ばしてS903に進むよう
制御しても良く、取引手順を省くことができるため、利
用者と金融機関にとって利点がある。
【0092】なお、通貨預金に関する情報として各通貨
預金の残高をホスト31から得て、払出要求金額に対応
する通貨預金を定める基準の一つにしてもよい。こうす
ることで、払出要求金額が残高に対して十分な通貨預金
だけを案内することも可能となる。
【0093】3.残高照会 図10はATM1の制御部22が、残高照会を実行する
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0094】S402において利用者から残高照会が選
択されると、カード挿入指示画面を表示して、カードの
挿入を待つ(S1001)。カードの挿入を検知する
と、カード処理部23によりカードに格納されている情
報を読み取る。少なくとも口座番号等のID番号を読み
取る。
【0095】制御部20は、利用者操作部11に暗証番
号を入力するよう利用者へ案内し、入力を待つ(S10
02)。カードに複数の口座番号が記憶されている場合
には、複数の暗証番号を入力させてもよいし、利用者に
選択させ、選択された口座の暗証番号だけを入力させて
もよい。
【0096】暗証番号が入力されると、通信部27を介
してホスト31と接続して、回答を待つ(S100
3)。ホスト31は、暗証番号の認証を行うと共に、口
座番号をキーとして複数国通貨口座ファイル322を検
索し、当該口座の各通貨預金の残高をATM1へ送信す
る。
【0097】回答を受けると、通貨毎の預金高を示す画
面を、G1004に例示する如く利用者操作部11に表
示する(S1004)。G1004には、各通貨の預金
高の一覧10041を表示している。この一覧表示によ
り、利用者は一見して各預金高を各通貨単位で知ること
ができる。
【0098】さらに、各預金高を一種類の通貨に換算し
て表示するために、通貨を指定してその通貨へ換算する
換算表示キー(日本円、米国ドル等のキーとして表示し
ている)10042を用意し、利用者の利便性を向上し
ている。
【0099】S1004において、換算表示キー100
42がタッチされ、換算表示が選択されると、通信部2
7を介してホスト31と接続し、為替レート表321に
記憶された為替レートを取得する。この為替レートを用
いて各預金高を換算し、利用者操作部11にG1005
に例示する如く表示する(S1005)。
【0100】また、制御部20で換算せず、ホスト31
が、為替レート表321に記憶された為替レートによっ
て各通貨預金の残高を換算してATM1へ換算結果を送
信してもよい。例えば、S1083において、ホスト3
1が暗証番号の認証を行った後、ファイルシステム32
の、対応する口座の各通貨預金の残高情報と為替レート
表321を用いて、各通貨預金の残高を指定通貨単位に
換算する。換算後、当該口座の各通貨預金の残高を送信
する代わりに、換算後の残高をATM1へ送信する。通
信部27により、換算結果を受信し、利用者操作部11
に同様に表示する。この場合には、制御部20の処理が
軽減される。
【0101】G1005には各預金高の換算結果を表示
している(S10055)。また、利用者が各預金高の
総額を一層容易に把握できるように換算結果の合計を合
わせて表示している(S10056)。更に、各換算に
用いたレート10051と、更に他の通貨単位に換算し
て表示するための通貨指定キー(米国ドル、ユーロ等の
キー)10052とを表示している。
【0102】S1005において、換算する通貨の選択
を検知したとき、複数の通貨預金の各預金高を選択され
た通貨に換算して表示する。
【0103】なお、G902とG903に例示している
為替レート(122¥/$)は、G1005に例示して
いる為替レート(120¥/$)よりも大きい。この差
は手数料の有無である。実際に貨幣を換算して預け入れ
たり払い出したりするときには、金融機関は手数料を徴
収するために、手数料を加算した為替レートを表示し、
その為替レートに基づいて換算する。しかし、預金残高
を表示のために換算するだけの場合には、利用者の残高
の時価をできるだけ正確に把握するために手数料を加算
しない為替レートを表示し、その為替レートで換算処理
する。また、利用者の混乱を防ぐことができるので、統
一の為替レートを表示してもよい。
【0104】S1005又はS1006において、取引
の終了キー10044又は10054の選択を検知した
場合には、カードを返却して取引を終了する(S100
6)。また、S1005又はS1006において、他の
取引を行うためのキー(他取引キー10043又は10
053)を用意しておくことで、利用者は残高を確認し
た後に、続いて預入や払出等の取引を行うことが可能と
なる。他取引キーの選択を検知した場合には、S401
へ戻り、取引科目の選択を可能とする。
【0105】なお、ここでは、残高照会するための口座
番号を記憶媒体から読み取りATMに残高を表示した。
この記憶媒体は、PC(パーソナルコンピュータ)や携
帯端末の読取装置での読み取り、又は口座番号を利用者
に入力させPCや携帯端末に残高を表示してもよい。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、複数の通貨預金に対し
て簡便に取引することができ、貨幣取引装置の利便性を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、ATMの外観図である。
【図2】 図2は、ATMの機能図である。
【図3】 図3は、複数国通貨を管理する金融機関セン
タの機能図である。
【図4】 図4は、取引科目選択フローチャートであ
る。
【図5】 図5は、預入取引フローチャートと画面例で
ある。
【図6】 図6は、払出取引フローチャートと画面例で
ある。
【図7】 図7は、補填払出取引フローチャートと画面
例である。
【図8】 図8は、残高照会取引フローチャートと画面
例である。
【図9】 図9は、単独通貨口座を管理する金融機関セ
ンタの機能図である。
【図10】 図10は、口座と通貨預金の関係の模式図
である。
【符号の説明】
1:ATM、11:利用者操作部、20:制御部、2
7:通信部、282:紙幣判別部、3:金融機関セン
タ、31:ホスト、1001:口座、1002:通貨預

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者からの入金取引及び出金取引の少な
    くとも一方の取引の要求に基づいて情報を表示する操作
    部と、第1の通貨と、前記第1の通貨とは異なる第2の
    通貨とによる取引要求があったとき、制御部は、前記第
    1の通貨に対応する第1の通貨預金に関する情報と、前
    記第2の通貨に対応する第2の通貨預金に関する情報と
    を前記操作部に表示する貨幣取引装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の貨幣取引装置において、前
    記第1の通貨と前記第2の通貨による前記取引要求は、
    前記操作部での確認キー選択の検知を含み、前記制御部
    は、前記利用者操作部に前記第1の通貨と前記第2の通
    貨による取引要求を並べて表示する貨幣取引装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の貨幣取引装置において、前
    記第1の通貨預金は前記取引要求のあった第1の通貨と
    同じ通貨単位で預金され、且つ前記第2の通貨預金は前
    記取引要求のあった第2の通貨と同じ通貨単位で預金さ
    れている貨幣取引装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の貨幣取引装置において、
    前記通貨預金は、金融機関の口座に含まれている一種類
    の通貨単位によって計上されている預金残高、又はその
    預金残高のための記憶領域である貨幣取引装置。
  5. 【請求項5】貨幣を取り込む入金口と、前記入金口で取
    り込んだ貨幣を判別する判別部と、案内画像を表示する
    表示部と、制御部とを有する貨幣取引装置において、前
    記制御部は、前記判別部によって判別された貨幣の通貨
    に対応する通貨預金を複数の通貨預金のうちから定め
    て、前記表示部に前記定められた通貨預金に関する情報
    を表示する貨幣取引装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の貨幣取引装置において、記
    録媒体から口座番号を読み取る読取部を有し、前記制御
    部は、前記読取部によって読み取った口座番号に対応す
    る通貨預金の通貨単位のフラグを取得し、前記判別部に
    よって判別された通貨の通貨単位と同じ通貨単位のフラ
    グがあるか否かを判定する貨幣取引装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の貨幣取引装置において、ホ
    スト装置と通信する通信部を有し、前記通信部は、前記
    ホスト装置から前記対応する通貨預金の情報を受信し、
    前記制御部は、前記通信部から得る情報に基づいて通貨
    預金を定める貨幣取引装置。
  8. 【請求項8】請求項5記載の貨幣取引装置において、前
    記制御部によって定められた通貨預金を変更するための
    取引先変更キーを表示する表示部を有する貨幣取引装
    置。
  9. 【請求項9】請求項5記載の貨幣取引装置において、前
    記制御部は、判別された通貨の通貨単位と、複数の通貨
    預金の各通貨単位とを比較して、通貨単位が一致する通
    貨預金を選択する貨幣取引装置。
  10. 【請求項10】請求項5に記載の貨幣取引装置におい
    て、前記通貨預金は、金融機関の口座に含まれている一
    種類の通貨単位によって計上されている預金残高、又は
    その預金残高のための記憶領域である貨幣取引装置。
  11. 【請求項11】利用者からの払出取引要求を検知し、そ
    の要求に基づいて情報を表示する利用者操作部と、前記
    利用者操作部を制御する制御部とを有する貨幣取引装置
    において、第1の通貨による払出取引要求を前記利用者
    操作部が検知したとき、前記制御部は、前記第1の通貨
    に対応する通貨預金を複数の通貨預金の中から定める貨
    幣取引装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の貨幣取引装置において、
    ホスト装置と通信する通信部を有し、前記制御部は、前
    記通信部から得る情報に基づいて前記第1の通貨に対応
    する通貨預金を定める貨幣取引装置。
  13. 【請求項13】請求項11に記載の貨幣取引装置におい
    て、前記通貨預金は、金融機関の口座に含まれている一
    種類の通貨単位によって計上されている預金残高、又は
    その預金残高のための記憶領域である貨幣取引装置。
  14. 【請求項14】それぞれが異なる通貨単位で預金されて
    いる複数の預金残高を表示する表示部と、前記複数の通
    貨単位のいずれか一つの通貨単位に他の通貨単位の前記
    預金残高を換算する指示を入力する入力部とを有する貨
    幣取引装置。
  15. 【請求項15】複数の通貨による取引の要求を受けたと
    き、それぞれの通貨に対応する通貨預金を定め、定めら
    れた通貨預金に関する情報を案内する貨幣取引方法。
  16. 【請求項16】通貨預金を格納する口座を管理する金融
    機関センタにおける貨幣取引方法であって、口座番号と
    取引要求通貨を受信し、口座番号に対応する通貨預金を
    調べて記憶し、取引要求通貨と同じ通貨単位の通貨預金
    の有無を判定し、同じ通貨単位の通貨預金があったと
    き、その通貨預金に関する情報を送信する貨幣取引方
    法。
  17. 【請求項17】通貨預金を格納する口座を管理する金融
    機関センタにおける貨幣取引方法であって、口座番号を
    受信し、口座番号に対応する口座の通貨預金を調べて記
    憶し、通貨預金の換算指示を受信し、為替レートを用い
    て換算指示された通貨単位へ記憶した通貨単位を換算
    し、換算した通貨単位を送信する貨幣取引方法。
  18. 【請求項18】複数の通貨単位に基づく通貨預金に対す
    る貨幣取引を行なう自動取引装置であって、払出取引要
    求と払出す貨幣の第1の通貨単位と前記第1の通貨単位で
    の払出要求金額を入力する入力部と、入力された第1の
    通貨単位に基づく第1の通貨預金の残高を確認する制御
    部と、確認した前記第1の通貨預金の残高によって次の
    処理を特定する取引画面を表示する表示部を有する自動
    取引装置。
  19. 【請求項19】請求項18記載の自動取引装置におい
    て、前記第1の通貨預金の残高が払出取引要求された金
    額に不足する場合の取引画面は、補填払出し通貨を選択
    する選択画面である自動取引装置。
  20. 【請求項20】請求項19記載の自動取引装置におい
    て、前記選択画面は既設の通貨預金の残高情報を含む自
    動取引装置。
  21. 【請求項21】請求項19記載の自動取引装置におい
    て、前記選択画面は前記第1の通貨単位と補填払出し通
    貨対象の第2の通貨単位の為替レートを含む自動取引装
    置。
  22. 【請求項22】請求項19記載の自動取引装置におい
    て、選択される補填払出し通貨は複数である自動取引装
    置。
  23. 【請求項23】請求項18記載の自動取引装置におい
    て、前記入力部はさらに払い出す通貨として第3の通貨
    単位と前記第3の通貨単位での払出要求金額を入力する
    入力部である自動取引装置。
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