JP2003332069A - 有機el素子及びその製造方法 - Google Patents

有機el素子及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003332069A
JP2003332069A JP2002140976A JP2002140976A JP2003332069A JP 2003332069 A JP2003332069 A JP 2003332069A JP 2002140976 A JP2002140976 A JP 2002140976A JP 2002140976 A JP2002140976 A JP 2002140976A JP 2003332069 A JP2003332069 A JP 2003332069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic
light emitting
transparent electrode
layer
emitting layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002140976A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4070505B2 (ja
Inventor
Yoshio Menda
芳生 免田
Terukazu Watanabe
輝一 渡辺
Isamu Oshita
勇 大下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Pioneer Corp
Original Assignee
Tohoku Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Pioneer Corp filed Critical Tohoku Pioneer Corp
Priority to JP2002140976A priority Critical patent/JP4070505B2/ja
Publication of JP2003332069A publication Critical patent/JP2003332069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4070505B2 publication Critical patent/JP4070505B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画像の画質を劣化させることなく、有機
EL発光層への劣化原因と考えられる水やガス等の侵入
を効果的に抑制することができる有機EL素子及びその
製造方法を提供する。 【解決手段】 有機EL素子10,20を構成する絶縁
層60に溝部59を設けること及び/又は透明電極57
に開口部58を設けることにより、素子が駆動する際の
発熱に起因して、バリア層56を抜けてきた(有機EL
素子の劣化原因成分と考えられる)水やガス等を除去
し、有機EL発光層61が下部層から受ける浸食を抑制
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機EL素子及び
その製造方法に関し、特に、透明電極と絶縁層の構造を
工夫し、有機EL層と色変換蛍光層が隣接する色変換方
式に特有の有機EL素子の劣化を防止することができる
有機EL素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、有機EL素子を使用した表示装置
をカラー化する試みとして、以下に説明する3つの方式
が使用されている。
【0003】(1) 3色発光方式;RGBの各色用
に、それぞれ独立した発光素子を形成して、画素を形成
する。原理的に最も単純で、理解し易い構成である。 (2) 白色方式;白色発光素子とカラーフィルタとを
組み合わせてRGBの発色を行う方式であり、コストが
安価で済み、かつ高精細化が容易である。 (3) 色変換方式;有機EL発光層と有機蛍光発光層
との組み合わせで色変換層が形成され、一般的には、青
色光から緑色光、赤色光へと変換することで、RGBの
発色を行う方式である。
【0004】上記の(3)の色変換方式では、素子が駆
動する際の発熱により、有機材料の保護素層や蛍光発光
層から発生する水やガス等が有機EL素子を劣化させる
と考えられ、このために、特開2000−68069号
公報では、有機EL部と色変換蛍光部との間にガラス基
板(透明基板)を設け、これにより、色変換蛍光部から
有機EL部に向かっての湿気や酸素を入り難くし、素子
の寿命を長くする技術が示されている。
【0005】また、特開平11−121164号公報で
は、有機EL部と色変換蛍光部との間に可視光透過性を
備えたハードコート層を設け、これにより、水分、モノ
マー等の、有機EL素子を劣化させる原因となる成分を
遮断して、有機EL発光層内におけるダークスポット
(非発光部)の形成を抑制する技術が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
色変換方式を採用した有機EL素子は、前述のとおり、
素子が駆動する際の発熱により、有機材料から発生する
水、ガス等が有機EL素子を劣化させる問題点の一つと
考えられている。
【0007】しかしながら、前述の特開2000−68
069号公報に示されている技術では、有機EL層と色
変換蛍光層との間にガラス基板(透明基板)が存在する
ことに起因して、有機EL発光層からの発光が、その画
素の直下の色変換蛍光層だけではなく、隣接した他の画
素に属する色変換蛍光層にまで斜めに入射してしまうの
で、表示に混色が生じたり、画素の輪郭をぼやけさせて
しまい表示画像の画質が劣化するという問題点を有す
る。
【0008】また、特開平11−121164号公報に
示されている技術では、有機EL層と色変換蛍光層との
間に設置する可視光透過性を備えたハードコート層で
は、不完全なコーティングやひび割れ等のため、有機E
L発光層への劣化成分の侵入を遮断することができない
という問題点を有している。
【0009】本発明は、以上のような従来の有機EL素
子における問題点に鑑みてなされたものであり、表示画
像の画質を劣化させることなく、有機EL発光層への劣
化原因成分と考えられる水やガス等の侵入を効果的に抑
制することができる有機EL素子及びその製造方法を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る有機EL素
子は、請求項1に記載したように、背面電極と透明電極
との間に挟持された有機EL発光層を含む有機EL部
と、前記有機EL部の発光の色を変換する色変換部とを
有し、画素となる前記有機EL発光層の発光部が縦横に
複数配列された有機EL素子において、前記透明電極の
周囲に溝部が形成された絶縁層を有することを特徴とす
る。このように、透明電極の周囲の絶縁層に溝部が設け
られており、この溝部が水やガス等の排出経路として作
用するので、有機EL部と色変換蛍光部との間にガラス
基板やハードコート層等の余分な層を設けることなく、
簡単な構造上の工夫のみで、有機EL発光層への劣化原
因成分と考えられる水やガス等の侵入を効果的に抑制す
ることができる。
【0011】また、本発明に係る有機EL素子は、請求
項2に記載したように、背面電極と透明電極との間に挟
持された有機EL発光層を含む有機EL部と、前記有機
EL部の発光の色を変換する色変換部とを有し、画素と
なる前記有機EL発光層の発光部が縦横に複数配列さ
れ、前記透明電極の周囲に絶縁層が形成された有機EL
素子において、前記透明電極に開口部が形成されたこと
を特徴とする。このように、透明電極に開口部が設けら
れており、この開口部が水やガス等の排出経路として作
用するので、有機EL部と色変換蛍光部との間にガラス
基板やハードコート層等の余分な層を設けることなく、
簡単な構造上の工夫のみで、有機EL発光層への劣化原
因成分と考えられる水やガス等の侵入を効果的に抑制す
ることができる。
【0012】また、本発明に係る有機EL素子は、請求
項3に記載したように、前記開口部は、前記透明電極の
長手方向に沿って前記発光部間に設けられたことを特徴
とする。このように、透明電極の開口部が縦横に複数配
列された有機EL発光層の発光部間に設けられているの
で、各画素の近傍からそれぞれ水やガス等の排出をする
ことができ、各画素の発光部におけるダークエリアの発
生を防ぐことができる。
【0013】さらに、本発明に係る有機EL素子は、請
求項4に記載したように、前記開口部の形状が長方形で
あり、その両端部が隣り合う前記透明電極同士との間隙
に接しないように設けられたことを特徴とする。このよ
うに、両端部が隣り合う透明電極同士との間隙に接しな
いように開口部を形成したため、透明電極の電流経路が
開口部の両側に確保できるので、透明電極を断線させる
おそれがない。また、形状が長方形であるので、透明電
極を容易に形成できる。
【0014】また、本発明に係る有機EL素子は、請求
項5に記載したように、前記開口部の形状が長方形であ
り、その一方の端部が隣り合う前記透明電極同士との間
隙に接するように設けられたことを特徴とする。このよ
うに、隣り合う透明電極同士との間隙に接するように開
口部を形成したため、開口部の形成が容易にできる。
【0015】さらに、本発明に係る有機EL素子は、請
求項6に記載したように、前記透明電極の長手方向を縦
方向として、前記透明電極の横幅をaとし、前記開口部
の縦幅をbとし、前記開口部の横幅をcとし、前記有機
EL発光層の発光部間の縦方向の距離をdとし、前記有
機EL発光層の発光部の端部から前記透明電極の端部ま
での距離をeとした場合に、c≧a−2e、かつ、b≧
d−2eなる関係を有することを特徴とする。これによ
り、水やガス等の排出に効果的な大きさの開口部を得る
ことができる。
【0016】さらに、本発明に係る有機EL素子は、請
求項7に記載したように、前記開口部は、複数の部分開
口の組み合わせからなることを特徴とする。このよう
に、複数の部分開口の組み合わせによって開口部を設け
ることにより、この複数の部分開口に分かれて水やガス
等がそれぞれ排出できるので、より効率的に排出を行う
ことができる。
【0017】本発明に係る有機EL素子の製造方法は、
請求項8に記載したように、背面電極と透明電極との間
に挟持された有機EL発光層を含む有機EL部と、前記
有機EL部の発光の色を変換する色変換部とを有し、画
素となる前記有機EL発光層の発光部が縦横に複数配列
され、前記透明電極の周囲に絶縁層が形成された有機E
L素子の製造方法において、透明基板上に設けられたカ
ラーフィルタの上部に色変換蛍光部を設ける工程と、前
記色変換部の上部に透明の平坦化層を形成し、前記平坦
化層の上部にバリア層を形成する工程と、前記バリア層
の上面に開口部が形成された前記透明電極を形成する工
程と、前記透明電極の周囲に溝部が形成された絶縁層を
形成する工程と、前記形成された透明電極の上面に前記
有機EL発光層を形成し、前記有機EL発光層の上面に
背面電極を設ける工程と、を含むことを特徴とする。こ
のように、透明電極の周囲の絶縁層に溝部を形成したこ
とにより、この溝部が水やガス等の排出経路として作用
するので、有機EL部と色変換蛍光部との間にガラス基
板やハードコート層等の余分な層を形成する工程を必要
とせずに、有機EL発光層への劣化原因成分と考えられ
る水やガス等の侵入を効果的に抑制することができる有
機EL素子の製造ができる。
【0018】また、本発明に係る有機EL素子の製造方
法は、請求項9に記載したように、背面電極と透明電極
との間に挟持された有機EL発光層を含む有機EL部
と、前記有機EL部の発光の色を変換する色変換部とを
有し、画素となる前記有機EL発光層の発光部が縦横に
複数配列され、前記透明電極の周囲に絶縁層が形成され
た有機EL素子の製造方法において、透明基板上に設け
られたカラーフィルタの上部に色変換蛍光部を設ける工
程と、前記色変換部の上部に透明の平坦化層を形成し、
前記平坦化層の上部にバリア層を形成する工程と、前記
バリア層の上面に開口部が形成された前記透明電極を形
成する工程と、前記透明電極の周囲に絶縁層を形成する
工程と、前記形成された透明電極の上面に前記有機EL
発光層を形成し、前記有機EL発光層の上面に背面電極
を設ける工程と、を含むことを特徴とする。このよう
に、透明電極に開口部を形成したことにより、この開口
部が水やガス等の排出経路として作用するので、有機E
L部と色変換蛍光部との間にガラス基板やハードコート
層等の余分な層を形成する工程を必要とせずに、有機E
L発光層への劣化原因成分と考えられる水やガス等の侵
入を効果的に抑制することができる有機EL素子の製造
ができる。
【0019】次に、本発明に係る有機EL素子の原理的
根拠となった現象を図9、図10を用いて説明する。図
9は、本発明に係る有機EL素子の原理的根拠となった
現象を発生させた有機EL素子の断面図である。
【0020】図9に示す有機EL素子は、透明基板10
1の上部にブラックマトリックス103で仕切られたカ
ラーフィルタ102を形成し、その上部に色変換層10
4を形成している。色変換層104の上部には、平坦化
層105を介してバリア層106を配置し、このバリア
層106の上部に有機EL層発光部110を下部の透明
電極111と、上部の背面電極109を介して形成して
いる。また、このバリア層106の上部には透明電極1
11を仕切るための絶縁層108も形成している。さら
に、透明電極111の上部にはバスライン107が配置
されている。
【0021】このバスライン107は、透明電極110
と接触しており、透明電極110の電気抵抗を軽減する
ために設置するものである。バスライン107と絶縁層
108との高さの比は約1対20であり、バスライン1
07の材料としてニッケル合金を使用している(但し、
他の金属でもよい)。
【0022】バリア層106は、酸化窒化シリコン(S
iNO)、酸化シリコン(SiOx)などの無機酸化物
を使用している(但し、有機溶剤や、水等のバリア性を
有するものでもよい)。平坦化層105は、アクリル樹
脂を使用した(但し、透明性や、光感光性を有している
ならば、他の材料でもよい)。
【0023】有機EL素子を実際に稼働させての比較実
験の結果、図9に示すようなバスライン106を配置し
た有機EL素子は、バスライン106を配置していない
有機EL素子と比べて、有機EL発光層のダークエリア
(非発光部)の形成が抑制されることが見い出された。
【0024】図10は、バスラインを配置した有機EL
素子と、バスラインを配置していない有機EL素子との
比較実験において、有機EL発光層のダークエリアが形
成されている状況を写真撮影で示したものである。
【0025】バスライン106を配置した有機EL素子
と、バスライン106を配置していない有機EL素子と
の使用環境及び実験条件は同じである。
【0026】図10(a)は、バスライン106を配置
した有機EL素子の有機EL発光層のダークエリアが形
成されている状況を示し、図10(b)は、バスライン
106を配置していない有機EL素子の発光部のダーク
エリアが形成されている状況を示す。
【0027】図10からも理解されるように、バスライ
ン106を配置した有機EL素子は、バスライン106
を配置していない有機EL素子に比べて有機EL発光層
のダークエリアの発生が抑制されている。
【0028】バスライン106を配置していない有機E
L素子では、素子が駆動する際の発熱に起因してバリア
層106を抜けてきた水やガス等が、有機EL発光層の
下部から浸食することにより、ダークエリアが発生する
と考えられるが、バスライン106を配置した有機EL
素子では、バスライン106の存在により、バリア層1
06を抜けてきた水やガス等が除去されて(より正確に
は抜き取られて)、有機EL発光層が下部層から受ける
浸食を抑制しているものと推察される。
【0029】上述の比較実験の結果より、有機EL発光
層への水やガス等の侵入を抑制することにより、ダーク
エリアの発生が減少することが判明したので、本発明の
実施の形態に係る有機EL素子は、より効果的に水やガ
ス等の除去をする構造で形成されたものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0031】(第1の実施の形態)本発明に係る第1の
実施の形態について以下詳細に説明する。図1は、本発
明の第1の実施の形態に係る有機EL素子の構造を示す
破断斜視図(a)、バリア層,絶縁層及び透明電極のみ
を示した斜視図(b)である。図2は図1のA−A線に
よる断面図である。
【0032】図1(a)及び図2に示すように、本実施
の形態に係る有機EL素子10は、画素となる有機EL
発光層61の発光部61aが縦横に複数配列されてお
り、有機EL部12と、色変換部13とを有しているも
のである。
【0033】色変換部13は、透明基板51と、ブラッ
クマトリックス(遮光膜)52と、カラーフィルタ53
と、色変換蛍光層54と、平坦化層55とからなる。ガ
ラス基板又はフィルム等からなる透明基板51の上部に
ブラックマトリックス(遮光膜)52が設けられ、両側
のブラックマトリックス(遮光膜)52の間にカラーフ
ィルタ53が設けられている。
【0034】カラーフィルタ53の上部には、色変換蛍
光層54が設けられ、ブラックマトリックス(遮光膜)
52及び色変換蛍光層54の上部を平坦にして保護する
平坦化層55が設けられている。
【0035】また、有機EL部12は、背面電極62
と、透明電極57と、有機EL発光層61と、透明電極
57の周囲に設けられた絶縁層60とから成る。この有
機EL部12は、色変換部13の上部にバリア層56を
介して設けられており、バリア層56の上面に、透明電
極57が設けられ、透明電極57の周囲の画素単位の境
界には、内部に水抜き又はガス抜きのための溝部59を
設けた感光性樹脂からなる絶縁層60が設けられてい
る。透明電極57の上面に有機EL発光層61の発光部
61aが設けられ、有機EL発光層61の上面に背面電
極62が設けられている。
【0036】次に、絶縁層60に水抜き又はガス抜きの
ために設けられた溝部59について詳細に説明する。図
1(a)に示すように、色変換部13上のバリア層56
の上部構造における1画素を構成する透明電極57(陽
極)の周囲に、隣り合う他の画素や、素子の端部とを絶
縁する絶縁層60が形成されている。
【0037】そして、図1(b)にも示すように、絶縁
層60には溝部59が設けられており、この溝部59に
よって水抜き又はガス抜きができるようになっている。
【0038】さらに、図2の断面図に示すように、好ま
しくは、絶縁層60の高さAと、透明電極57の横幅B
との比は1対20以上とする。また、透明電極57の上
面に、透明電極57に接触させたバスライン(図示せ
ず)を設けて、電気抵抗を軽減することができるものと
してもよい。
【0039】次に、第1の実施の形態に係る有機EL素
子の製造方法について説明する。図6,図7は、第1の
実施の形態係る有機EL素子の製造方法を示す各工程の
断面図である。
【0040】まず、図6(a)に示す工程では、透明基
板51の上部にカラーフィルタの画素単位の隔壁となる
遮光膜(ブラックマトリックス)52を形成する。
【0041】次に、図6(b)に示す工程では、両側の
ブラックマトリックス(遮光膜)52の間にカラーフィ
ルタ53を形成し、さらに、カラーフィルタ53の上部
に色変換蛍光層54を形成する。
【0042】次に、図6(c)に示す工程では、色変換
蛍光層54の上部に透明の平坦化層(保護層)55を形
成し、この平坦化層55の上部に酸化窒化シリコン(S
iNO)、酸化シリコン(SiOx)などの無機酸化物
からなるバリア層56を形成する。
【0043】さらに、図7(d)に示す工程では、バリ
ア層56上に、スパッタリング,イオンプレーティング
等の方法でITO等の導電性の透明材料を前記バリア層
56に堆積することにより透明電極57を形成する。
【0044】次に、この透明電極57の周囲の画素単位
の境界には、内部に水抜き又はガス抜きのための溝部5
9を設けた感光性樹脂からなる絶縁層60を形成する。
この溝部59は絶縁層60を形成する際に、マスクに予
め溝部59のパターンを設けておくことにより形成する
ことができる。
【0045】次に、絶縁層60の上層部に有機EL発光
層61を形成することにより、透明電極57の上面に有
機EL発光層61の発光部61aが形成され、有機EL
発光層61の上面に背面電極62を形成する。これによ
り、図1に示す構造の有機EL素子10が形成される。
【0046】なお、本実施の形態に係る有機EL素子の
製造方法に際しては、超音波洗浄、乾燥窒素ガス雰囲気
での乾燥、UVオゾン洗浄等を使用することができる。
【0047】また、溝部59を介して、有機EL発光層
61の形成前に、色変換蛍光層54から発生する水やガ
スの除去を完了させることができる。
【0048】(第2の実施の形態)次に、本発明に係る
第2の実施の形態について以下詳細に説明する。図3
は、本発明の第2の実施の形態に係る有機EL素子の構
造を示す破断斜視図(a)、バリア層,絶縁層及び透明
電極のみを示した斜視図(b)である。図4は図3のB
−B線による断面図である。図3(a)及び図4に示す
ように、本実施の形態に係る有機EL素子20は、画素
となる有機EL発光層61の発光部61aが縦横に複数
配列されており、有機EL部12と、色変換部13とを
有しているものである。
【0049】色変換部13は、透明基板51と、ブラッ
クマトリックス(遮光膜)52と、カラーフィルタ53
と、色変換蛍光層54と、平坦化層55とからなる。ガ
ラス基板又はフィルム等からなる透明基板51の上部に
ブラックマトリックス(遮光膜)52が設けられ、両側
のブラックマトリックス(遮光膜)52の間にカラーフ
ィルタ53が設けられている。
【0050】カラーフィルタ53の上部には、色変換蛍
光層54が設けられ、ブラックマトリックス(遮光膜)
52及び色変換蛍光層54の上部を平坦にして保護する
平坦化層55が設けられている。
【0051】また、有機EL部12は、背面電極62
と、透明電極57と、有機EL発光層61と、透明電極
57の周囲に設けられた絶縁層60とから成る。この有
機EL部12は、色変換部13の上部にバリア層56を
介して設けられており、バリア層56の上面に、水抜き
又はガス抜きのための開口部58を有する透明電極57
が設けられ、透明電極57の周囲の画素単位の境界に
は、感光性樹脂からなる絶縁層60が設けられている。
透明電極57の上面に有機EL発光層61の発光部61
aが設けられ、有機EL発光層61の上面に背面電極6
2が設けられている。
【0052】次に、水抜き又はガス抜きのために設けら
れた開口部58について詳細に説明する。図5は、本実
施の形態に係る有機EL素子の透明電極に設けられた開
口部の例を説明する模式的な平面図である。
【0053】図5において、57a,57b,57cは
透明電極、60は絶縁層(斜線の箇所)、58a,58
b,58cは透明電極の開口部、61aは画素となる有
機EL発光層の発光部のある箇所を示す。これらの開口
部58a,58b,58cは、透明電極57a,57
b,57cの長手方向に沿って、発光部61a間にそれ
ぞれ設けられている。
【0054】図5に示す例は、開口部58の形状,位
置,数が異なる3種類(58a,58b,58c)の例
を挙げたものである。透明電極57aに設けられた開口
部58aは、形状が長方形であり、その両端部が透明電
極57aと隣り合う透明電極57bとの間隙Gに接しな
いように設けられている。透明電極57bに設けられた
開口部58bは、形状が長方形であり、その一方の端部
が透明電極57bと隣り合う透明電極57cとの間隙G
に接するように設けられている。透明電極57cに設け
られた開口部58cは、複数の部分開口の組み合わせか
らなる例である。なお、開口部58cを構成する部分開
口の数は任意である。
【0055】また、図5において透明電極57a,57
b,57cの長手方向を縦方向として、サイズaは透明
電極57a,57b,57cの横幅、サイズbは水抜き
又はガス抜きのための開口部58a,58bまたは58
cの部分開口の縦幅、サイズcは開口部58a,58b
または58cの部分開口の横幅、サイズdは有機EL発
光層によって構成される各画素の発光部61a間の縦方
向の距離、サイズeは発光部61aの両横における透明
電極57a,57b,57cの横幅を示す。
【0056】そして、好ましくは上記各サイズ間におい
て、c≧a−2e、かつ、b≧d−2eなる関係を有す
る。この関係を満たす寸法の開口部58a,58b,5
8cにより、効率的な水抜き又はガス抜きができる。
【0057】なお、上述の図5に示す透明電極に設けら
れた開口部58a,58bまたは58cの部分開口につ
いては、長方形の形状の他に、円形、楕円形、及びハニ
カム状(蜂の巣状)を範疇に含む任意の形状のものを形
成することができる。
【0058】次に、第2の実施の形態に係る有機EL素
子の製造方法について説明する。図6,図8は、第2の
実施の形態係る有機EL素子の製造方法を示す各工程の
断面図である。
【0059】図6(a),(b),(c)に示す工程
は、前述の第1の実施の形態に係る有機EL素子の製造
方法と同様であるので説明を省略し、図8(d)に示す
次の工程より説明を行う。
【0060】図8(d)に示す工程では、バリア層56
上に、スパッタリング,イオンプレーティング等の方法
でITO等の導電性の透明材料を前記バリア層56に堆
積し、パターンニングすることにより、開口部58を有
する透明電極57を形成する。
【0061】次に、図8(e)に示す工程では、この透
明電極57の周囲の画素単位の境界及び開口部58の周
囲に、感光性樹脂からなる絶縁層60を形成する。
【0062】次に、絶縁層60の上層部に有機EL発光
層61を形成することにより、透明電極57の上面に有
機EL発光層61の発光部61aが形成され、有機EL
発光層61の上面に背面電極62を形成する。これによ
り、図3に示す構造の有機EL素子20が形成される。
【0063】なお、本実施の形態に係る有機EL素子の
製造方法に際しては、超音波洗浄、乾燥窒素ガス雰囲気
での乾燥、UVオゾン洗浄等を使用することができる。
【0064】また、開口部58や溝部59を介して、有
機EL発光層61の形成前に、色変換蛍光層54から発
生する水やガスの除去を完了させることができる。
【0065】本発明に係る有機EL素子は、水抜き又は
ガス抜きのための効果を十分に得ることができるなら
ば、第1の実施の形態における溝部59は必ずしも全て
の絶縁層60に設けなくてもよく、また、第2の実施の
形態における開口部58も必ずしも全ての透明電極57
に設けなくてもよい。
【0066】さらに、本発明に係る有機EL素子は、第
1の実施の形態における絶縁層60の溝部59及び第2
の実施の形態における透明電極57の開口部58の両方
を有するものでもよい。
【0067】上述のように、本発明に係る有機EL素子
は、有機EL素子内に水抜き又はガス抜きのために、絶
縁層60に溝部59を設ける(第1の実施の形態)こと
及び/又は透明電極57に開口部58を設ける(第2の
実施の形態)ことにより、素子が駆動する際の発熱に起
因して、バリア層(樹脂膜)56を抜けてきた水やガス
を、積極的に除去することができるので、有機EL発光
層61が下部層である色変換部13から受ける浸食を顕
著に抑制することが可能となる。
【0068】
【発明の効果】以上詳記したように、請求項1に係る発
明によれば、背面電極と透明電極との間に挟持された有
機EL発光層を含む有機EL部と、前記有機EL部の発
光の色を変換する色変換部とを有し、画素となる前記有
機EL発光層の発光部が縦横に複数配列された有機EL
素子において、前記透明電極の周囲に溝部が形成された
絶縁層を有するので、溝部が水やガス等の排出経路とし
て作用し、有機EL部と色変換蛍光部との間にガラス基
板やハードコート層等の余分な層を設けることなしに、
簡単な構造上の工夫のみで、有機EL発光層への劣化原
因成分と考えられる水やガス等の侵入を効果的に抑制す
ることができる。
【0069】また、請求項2に係る発明によれば、背面
電極と透明電極との間に挟持された有機EL発光層を含
む有機EL部と、有機EL部の発光の色を変換する色変
換部とを有し、画素となる有機EL発光層の発光部が縦
横に複数配列され、透明電極の周囲に絶縁層が形成され
た有機EL素子において、透明電極に開口部が形成され
たことにより、この開口部が水やガス等の排出経路とし
て作用するので、有機EL部と色変換蛍光部との間にガ
ラス基板やハードコート層等の余分な層を設けることな
く、簡単な構造上の工夫のみで、有機EL発光層への劣
化原因成分と考えられる水やガス等の侵入を効果的に抑
制することができる。
【0070】また、請求項3に係る発明によれば、開口
部が透明電極の長手方向に沿った方向の発光部間に設け
られているので、各画素の近傍からそれぞれ水やガス等
の排出をすることができ、各画素の発光部におけるダー
クエリアの発生を防ぐことができる。
【0071】さらに、請求項4に係る発明によれば、開
口部の形状が長方形であり、その両端部が隣り合う透明
電極同士との間隙に接しないように設けられたことによ
り、透明電極の電流経路が開口部の両側に確保でき、透
明電極を断線させるおそれがない。また、形状が長方形
であるので、透明電極を容易に形成できる。
【0072】また、請求項5に係る発明によれば、開口
部の形状が長方形であり、その一方の端部が隣り合う透
明電極同士との間隙に接するように設けられたことによ
り、開口部の形成が容易にできる。
【0073】さらに、請求項6に係る発明によれば、透
明電極の長手方向を縦方向として、透明電極の横幅をa
とし、開口部の縦幅をbとし、開口部の横幅をcとし、
有機EL発光層の発光部間の縦方向の距離をdとし、有
機EL発光層の発光部の端部から透明電極の端部までの
距離をeとした場合に、c≧a−2e、かつ、b≧d−
2eなる関係を有することにより、水やガス等の排出に
効果的な大きさの開口部を得ることができる。
【0074】さらに、請求項7に係る発明によれば、開
口部が複数の部分開口の組み合わせからなることによ
り、この複数の部分開口に分かれて水やガス等がそれぞ
れ排出できるので、より効率的に排出を行うことができ
る。
【0075】請求項8に係る発明によれば、透明電極の
周囲に溝部が形成された絶縁層を形成する工程により、
透明電極の周囲の絶縁層に溝部を形成することができ、
この溝部が水やガス等の排出経路として作用するので、
有機EL部と色変換蛍光部との間にガラス基板やハード
コート層等の余分な層を形成する工程を必要とせずに、
有機EL発光層への劣化原因成分と考えられる水やガス
等の侵入を効果的に抑制することができる有機EL素子
の製造ができる。
【0076】請求項9に係る発明によれば、バリア層の
上面に開口部が形成された透明電極を形成する工程によ
る、透明電極に開口部を形成することができ、この開口
部が水やガス等の排出経路として作用するので、有機E
L部と色変換蛍光部との間にガラス基板やハードコート
層等の余分な層を形成する工程を必要とせずに、有機E
L発光層への劣化原因成分と考えられる水やガス等の侵
入を効果的に抑制することができる有機EL素子の製造
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る有機EL素子
の構造を示す破断斜視図(a)、バリア層,絶縁層及び
透明電極のみを示した斜視図(b)である。
【図2】図1のA−A線による断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る有機EL素子
の構造を示す破断斜視図(a)、バリア層,絶縁層及び
透明電極のみを示した斜視図(b)である。
【図4】図3のB−B線による断面図である。
【図5】本実施の形態に係る有機EL素子の透明電極に
設けられた開口部の例を説明する模式的な平面図であ
る。
【図6】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る有機
EL素子の製造方法を示す工程別の断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る有機EL素子
の製造方法を示す工程別の断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る有機EL素子
の製造方法を示す工程別の断面図である。
【図9】本発明に係る有機EL素子の原理的根拠となっ
た現象を発生させた有機EL素子の断面図である。
【図10】バスラインを配置した有機EL素子と、バス
ラインを配置していない有機EL素子との使用実験にお
いて、有機EL発光層のダークエリアが形成されている
状況を写真撮影で示したものである。
【符号の説明】
10,20 有機EL素子 12 有機EL部 13 色変換部 51 透明基板 53 カラーフィルタ 54 色変換蛍光層 55 平坦化層 56 バリア層 57 透明電極 58 開口部 58a,58b,58c 開口部 59 溝部 60 絶縁層 61 有機EL発光層 61a 発光部 62 背面電極
フロントページの続き (72)発明者 大下 勇 山形県米沢市八幡原4丁目3146番地7 東 北パイオニア株式会社米沢工場内 Fターム(参考) 3K007 AB04 AB08 AB11 AB12 AB13 AB18 CB01 DB03 EA00 FA00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面電極と透明電極との間に挟持された
    有機EL発光層を含む有機EL部と、前記有機EL部の
    発光の色を変換する色変換部とを有し、画素となる前記
    有機EL発光層の発光部が縦横に複数配列された有機E
    L素子において、 前記透明電極の周囲に溝部が形成された絶縁層を有する
    ことを特徴とする有機EL素子。
  2. 【請求項2】 背面電極と透明電極との間に挟持された
    有機EL発光層を含む有機EL部と、前記有機EL部の
    発光の色を変換する色変換部とを有し、画素となる前記
    有機EL発光層の発光部が縦横に複数配列され、前記透
    明電極の周囲に絶縁層が形成された有機EL素子におい
    て、 前記透明電極に開口部が形成されたことを特徴とする有
    機EL素子。
  3. 【請求項3】 前記開口部は、前記透明電極の長手方向
    に沿って前記発光部間に設けられたことを特徴とする請
    求項2に記載の有機EL素子。
  4. 【請求項4】 前記開口部の形状が長方形であり、その
    両端部が隣り合う前記透明電極同士との間隙に接しない
    ように設けられたことを特徴とする請求項3に記載の有
    機EL素子。
  5. 【請求項5】 前記開口部の形状が長方形であり、その
    一方の端部が隣り合う前記透明電極同士との間隙に接す
    るように設けられたことを特徴とする請求項3に記載の
    有機EL素子。
  6. 【請求項6】 前記透明電極の長手方向を縦方向とし
    て、前記透明電極の横幅をaとし、前記開口部の縦幅を
    bとし、前記開口部の横幅をcとし、前記有機EL発光
    層の発光部間の縦方向の距離をdとし、前記有機EL発
    光層の発光部の端部から前記透明電極の端部までの距離
    をeとした場合に、 c≧a−2e、かつ、b≧d−2eなる関係を有するこ
    とを特徴とする請求項4又は5に記載の有機EL素子。
  7. 【請求項7】 前記開口部は、複数の部分開口の組み合
    わせからなることを特徴とする請求項3〜6のいずれか
    に記載の有機EL素子。
  8. 【請求項8】 背面電極と透明電極との間に挟持された
    有機EL発光層を含む有機EL部と、前記有機EL部の
    発光の色を変換する色変換部とを有し、画素となる前記
    有機EL発光層の発光部が縦横に複数配列され、前記透
    明電極の周囲に絶縁層が形成された有機EL素子の製造
    方法において、 透明基板上に設けられたカラーフィルタの上部に色変換
    蛍光部を設ける工程と、 前記色変換部の上部に透明の平坦化層を形成し、前記平
    坦化層の上部にバリア層を形成する工程と、 前記バリア層の上面に前記透明電極を形成する工程と、 前記透明電極の周囲に溝部が形成された絶縁層を形成す
    る工程と、 前記形成された透明電極の上面に前記有機EL発光層を
    形成し、前記有機EL発光層の上面に背面電極を設ける
    工程と、 を含むことを特徴とする有機EL素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 背面電極と透明電極との間に挟持された
    有機EL発光層を含む有機EL部と、前記有機EL部の
    発光の色を変換する色変換部とを有し、画素となる前記
    有機EL発光層の発光部が縦横に複数配列され、前記透
    明電極の周囲に絶縁層が形成された有機EL素子の製造
    方法において、 透明基板上に設けられたカラーフィルタの上部に色変換
    蛍光部を設ける工程と、 前記色変換部の上部に透明の平坦化層を形成し、前記平
    坦化層の上部にバリア層を形成する工程と、 前記バリア層の上面に開口部が形成された前記透明電極
    を形成する工程と、 前記透明電極の周囲に絶縁層を形成する工程と、 前記形成された透明電極の上面に前記有機EL発光層を
    形成し、前記有機EL発光層の上面に背面電極を設ける
    工程と、 を含むことを特徴とする有機EL素子の製造方法。
JP2002140976A 2002-05-16 2002-05-16 有機el素子 Expired - Fee Related JP4070505B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002140976A JP4070505B2 (ja) 2002-05-16 2002-05-16 有機el素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002140976A JP4070505B2 (ja) 2002-05-16 2002-05-16 有機el素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003332069A true JP2003332069A (ja) 2003-11-21
JP4070505B2 JP4070505B2 (ja) 2008-04-02

Family

ID=29701693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002140976A Expired - Fee Related JP4070505B2 (ja) 2002-05-16 2002-05-16 有機el素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4070505B2 (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006019233A (ja) * 2003-07-30 2006-01-19 Asahi Glass Co Ltd 有機el表示素子及びその製造方法
JP2006059775A (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 Toppan Printing Co Ltd カラー有機el表示装置
KR100554495B1 (ko) * 2003-12-30 2006-03-03 엘지.필립스 엘시디 주식회사 듀얼패널타입 유기전계발광 소자 및 그 제조방법
JP2006140145A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Samsung Sdi Co Ltd 有機電界発光表示装置
JP2006163241A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Dainippon Printing Co Ltd 有機エレクトロルミネッセント素子用カラーフィルタ基板
JP2007294413A (ja) * 2006-03-29 2007-11-08 Canon Inc 有機elパネル及びその製造方法
JP2008084663A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Toppan Printing Co Ltd 光学用部品、および、それを用いた有機el表示体
JP2008277270A (ja) * 2007-03-30 2008-11-13 Dainippon Printing Co Ltd 発光型有機el表示パネル
CN100463579C (zh) * 2004-08-12 2009-02-18 索尼株式会社 显示装置
US7816692B2 (en) 2005-01-04 2010-10-19 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Organic light emitting display (OLED) having a gas vent groove to decrease edge open failures
WO2011064914A1 (ja) * 2009-11-26 2011-06-03 シャープ株式会社 有機elデバイス
US8021711B2 (en) 2003-07-30 2011-09-20 Optrex Corporation Organic EL display device and method for fabricating the same
US8221177B2 (en) 2007-02-28 2012-07-17 Canon Kabushiki Kaisha Organic EL panel including an element substrate dehydrated in a shorter time and method for manufacturing the same
WO2017010139A1 (ja) * 2015-07-10 2017-01-19 双葉電子工業株式会社 表示装置
JP2018113152A (ja) * 2017-01-11 2018-07-19 株式会社東海理化電機製作所 有機el素子、及び有機el素子の製造方法
KR20180132577A (ko) * 2011-10-04 2018-12-12 유니버셜 디스플레이 코포레이션 전력 효율적인 rgbw oled 디스플레이
JP2020072084A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド 電界発光表示装置
EP3678187A1 (en) * 2018-12-28 2020-07-08 Samsung Display Co., Ltd. Display device
JP2021120945A (ja) * 2004-09-17 2021-08-19 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置

Cited By (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8021711B2 (en) 2003-07-30 2011-09-20 Optrex Corporation Organic EL display device and method for fabricating the same
JP2006019233A (ja) * 2003-07-30 2006-01-19 Asahi Glass Co Ltd 有機el表示素子及びその製造方法
KR100554495B1 (ko) * 2003-12-30 2006-03-03 엘지.필립스 엘시디 주식회사 듀얼패널타입 유기전계발광 소자 및 그 제조방법
CN100463579C (zh) * 2004-08-12 2009-02-18 索尼株式会社 显示装置
JP2006059775A (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 Toppan Printing Co Ltd カラー有機el表示装置
JP7411139B1 (ja) 2004-09-17 2024-01-10 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
US11417856B2 (en) 2004-09-17 2022-08-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device
JP7325596B2 (ja) 2004-09-17 2023-08-14 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
JP2021120945A (ja) * 2004-09-17 2021-08-19 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
JP2022002210A (ja) * 2004-09-17 2022-01-06 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
JP7053932B2 (ja) 2004-09-17 2022-04-12 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
JP7053921B2 (ja) 2004-09-17 2022-04-12 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
US11711936B2 (en) 2004-09-17 2023-07-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device
JP2023061402A (ja) * 2004-09-17 2023-05-01 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
JP7389181B2 (ja) 2004-09-17 2023-11-29 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
JP7262691B1 (ja) 2004-09-17 2023-04-21 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
JP2023021213A (ja) * 2004-09-17 2023-02-10 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
JP2022136217A (ja) * 2004-09-17 2022-09-15 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
JP2006140145A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Samsung Sdi Co Ltd 有機電界発光表示装置
US7531834B2 (en) 2004-11-11 2009-05-12 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Organic electroluminescent display device with improved interface between anode and luminescent organic layer
JP4578222B2 (ja) * 2004-12-10 2010-11-10 大日本印刷株式会社 有機エレクトロルミネッセント素子用カラーフィルタ基板
JP2006163241A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Dainippon Printing Co Ltd 有機エレクトロルミネッセント素子用カラーフィルタ基板
US7816692B2 (en) 2005-01-04 2010-10-19 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Organic light emitting display (OLED) having a gas vent groove to decrease edge open failures
US7867846B2 (en) 2005-01-04 2011-01-11 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Organic light emitting display (OLED) having a gas vent groove to decrease edge open failures
JP2007294413A (ja) * 2006-03-29 2007-11-08 Canon Inc 有機elパネル及びその製造方法
JP2008084663A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Toppan Printing Co Ltd 光学用部品、および、それを用いた有機el表示体
US8221177B2 (en) 2007-02-28 2012-07-17 Canon Kabushiki Kaisha Organic EL panel including an element substrate dehydrated in a shorter time and method for manufacturing the same
JP2008277270A (ja) * 2007-03-30 2008-11-13 Dainippon Printing Co Ltd 発光型有機el表示パネル
US8872166B2 (en) 2009-11-26 2014-10-28 Sharp Kabushiki Kaisha Organic EL device
WO2011064914A1 (ja) * 2009-11-26 2011-06-03 シャープ株式会社 有機elデバイス
JP5330541B2 (ja) * 2009-11-26 2013-10-30 シャープ株式会社 有機elデバイス
KR101963089B1 (ko) 2011-10-04 2019-03-27 유니버셜 디스플레이 코포레이션 전력 효율적인 rgbw oled 디스플레이
KR20180132577A (ko) * 2011-10-04 2018-12-12 유니버셜 디스플레이 코포레이션 전력 효율적인 rgbw oled 디스플레이
WO2017010139A1 (ja) * 2015-07-10 2017-01-19 双葉電子工業株式会社 表示装置
JP2017022003A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 双葉電子工業株式会社 表示装置
JP2018113152A (ja) * 2017-01-11 2018-07-19 株式会社東海理化電機製作所 有機el素子、及び有機el素子の製造方法
US11302757B2 (en) 2018-11-02 2022-04-12 Lg Display Co., Ltd. Electroluminescent display apparatus including plurality of grooves overlapping bank hole between adjacent subpixels
JP2020072084A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド 電界発光表示装置
CN111146244A (zh) * 2018-11-02 2020-05-12 乐金显示有限公司 电致发光显示装置
US11081532B2 (en) 2018-12-28 2021-08-03 Samsung Display Co., Ltd. Display device
EP3678187A1 (en) * 2018-12-28 2020-07-08 Samsung Display Co., Ltd. Display device

Also Published As

Publication number Publication date
JP4070505B2 (ja) 2008-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003332069A (ja) 有機el素子及びその製造方法
KR101699093B1 (ko) 유기 el 표시 패널과 그 제조 방법
CN1306550C (zh) 一种表面放电等离子体显示面板
US6777256B2 (en) Method for forming a non-photosensitive pixel-defining layer on a OLED panel
JP7299357B2 (ja) 表示パネル
JP3707290B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンスディスプレイパネルおよびその製造方法
US11067846B2 (en) Color filter substrate and fabricating method thereof, display panel
CN1941384A (zh) 有机电致发光显示器及其薄膜晶体管阵列基板的制造方法
CN1184662C (zh) 等离子体显示面板的后板及其制造方法
US6113449A (en) Method of fabricating a front plate for a plasma display panel
JP2008192384A (ja) 有機elディスプレイの製造方法
CN1146941C (zh) 一种表面放电的等离子体显示面板及其制造方法
JP4188807B2 (ja) 表示装置および表示装置の製造方法
KR20060091951A (ko) 플라즈마 표시 패널 및 그 형성 방법
KR100746982B1 (ko) 오엘이디 디스플레이 소자
KR100551767B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널 및 그 제조방법
KR100718966B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널의 버스전극 제조용 그린시트 및이를 이용한 버스전극 제조방법
KR102678126B1 (ko) 디스플레이 패널
KR100697017B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널
JP2007299662A (ja) 有機el素子
JP2003217864A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス表示装置
JP3864805B2 (ja) 有機elディスプレイパネルの製造方法
JP2005243428A (ja) エレクトロルミネッセンス表示パネルの製造方法
KR20100058223A (ko) 유기전계 발광소자의 제조 방법
KR100661158B1 (ko) 유기 el 소자의 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4070505

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees