JP3479873B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP3479873B2
JP3479873B2 JP10954999A JP10954999A JP3479873B2 JP 3479873 B2 JP3479873 B2 JP 3479873B2 JP 10954999 A JP10954999 A JP 10954999A JP 10954999 A JP10954999 A JP 10954999A JP 3479873 B2 JP3479873 B2 JP 3479873B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機は、遊技機本
体を構成する前枠の裏側に裏機構板を配置し、この裏機
構板の裏側の上部に、遊技球を貯留する貯留タンクと、
遊技球を払い出す払い出し手段と、貯留タンク内の遊技
球を払い出し手段へと案内するタンクレールとを備え、
貯留タンクに補給装置から補給された遊技球を貯留して
おき、自動球貸し機からの球貸し要求があった場合、又
は入賞時の賞品球の払い出し指令があった場合に、貯留
タンクからタンクレールを経て払い出し手段へと遊技球
を供給しながら、その遊技球を払い出し手段により上皿
側へと払い出すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の弾球遊技機で
は、貯留タンクとタンクレールを裏機構板の上部に別々
に装着し、しかも貯留タンクの重量を前枠側で担持する
構造を採っている。このため貯留タンクの上端からタン
クレールの下端までの寸法が大きくなり、その下側の付
属構成部分の設計の自由度が著しく阻害される欠点があ
る。
【0004】即ち、タンクレールの下側には、遊技盤の
裏側の裏カバーが嵌合する開口部があり、この開口部の
上側に貯留タンク及びタンクレールを配置する構成を採
用しているが、近年は、遊技盤の中央部分に大型の液晶
表示手段を配置する傾向にあり、遊技盤の裏側に大きな
液晶表示ユニットを装着している。これに伴って遊技盤
の各遊技部品を裏側から覆う裏カバーの形状も大きくな
る傾向にある。
【0005】また近年は、制御基板を制御機能別に複数
個に分割する基板の単機能化を図り、その各制御基板を
基板ケースに収納して裏カバーの裏側に着脱自在に装着
する傾向がある。従って、基板ケースの装着スペースを
確保する上からも、裏カバーの形状が大型化する方向に
ある。
【0006】しかし、従来の貯留タンク及びタンクレー
ルの装着構造では、これらが裏機構板の上部側の広いス
ペースを占めるため、裏機構板の開口部及びこれに嵌合
する裏カバーを大型化し難く、液晶表示手段の大型化、
制御基板の単機能化を促進する上で大きな障害の一つと
なっている。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、遊技機本体の裏側に貯留タンクとタンクレールとを
少ない専有スペースでコンパクトに配置でき、その下側
の付属構成部分の設計の自由度を大にできる弾球遊技機
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技機本体1
の裏側に、左右方向に長い横長状に構成され且つ遊技球
を貯留する貯留タンク11と、遊技球を払い出す払い出し
手段13と、前記貯留タンク11の左右方向の一方側の供給
口35から供給された遊技球を前記払い出し手段13へと
右方向の他方側に案内するタンクレール12とを備えた弾
球遊技機において、前記貯留タンク11の下側に前記タン
クレール12を一体に備え、前記貯留タンク11は左右方向
の一方側へと傾斜する底壁34を有し、該底壁34の低部の
前後方向の中間に、その前後両側を遊技球が流動するよ
うに、下側に下方に開口する凹入部38を有し且つ前記底
壁34から上側に突出する突出部36を左右方向に形成し、
該突出部36の前後に、前後方向に開口し左右方向に長い
前記供給口35を形成し、前記凹入部38に前記タンクレー
ル12の上手側を下側から嵌合したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。
【0010】図面は本発明の一実施形態を例示し、図1
は弾球遊技機の背面を示し、1 は遊技機本体で、図4及
び図6に示すように、矩形状の外枠2 と前枠3 とにより
構成されている。前枠3 は外枠2 の前側に配置され、左
右方向の一端側のヒンジを介して外枠2 に開閉自在に装
着されている。
【0011】前枠3 は、図4及び図6に示すように裏側
に遊技盤装着枠4 を備え、その遊技盤装着枠4 に裏側か
ら遊技盤5 が着脱自在に装着されている。遊技盤5 は、
その裏側から裏機構板6 により押圧され遊技盤装着枠4
に固定されている。遊技盤5には液晶表示手段、入賞手
段等の遊技部品が装着されると共に、それらの各遊技部
品を覆う裏カバー7 が遊技盤5 の裏側に着脱自在に装着
されている。
【0012】裏機構板6 は前枠3 の裏側で左右方向の一
端側の上下一対のヒンジ8 により開閉自在に枢着され、
4個のロックレバー9 によって遊技盤装着枠4 の裏側に
固定されている。なお、ヒンジ8 は、前枠3 の枢支用の
ヒンジと同一側にある。裏機構板6 には略中央部に開口
部10が形成され、その開口部10に裏カバー7 が嵌合され
ている。
【0013】11は貯留タンク、12はタンクレール、13は
払い出し手段で、これらは遊技機本体1 の裏側で裏機構
板6 の上部に配置され、貯留タンク11からタンクレール
12を経て遊技球を払い出し手段13へと供給し、この払い
出し手段13により払い出すようになっている。14は縦通
路ケースで、裏機構板6 の裏側で開口部10の一側に縦方
向に配置されている。
【0014】15は遊技盤5 側の遊技動作を制御する主制
御基板で、基板ケース16に収納され、裏カバー7 の裏側
の上部に着脱自在に装着されている。17は遊技盤5 を含
む遊技機本体1 の前側の表示ランプを制御するランプ制
御基板、18はスピーカから発生する効果音を制御する音
声制御基板で、これらの各制御基板17,18 は基板ケース
19,20 に収納され、裏カバー7 の裏側の下部に着脱自在
に装着されている。21は払い出し手段13を制御する払い
出し制御基板、22は各部に電源を供給する電源基板で、
これらの基板21,22 は共通の基板ケース23内に収納さ
れ、裏機構板6 の裏側下部に装着されている。
【0015】縦通路ケース14には、図2及び図3に示す
ように、2個の払い出し通路24と1個の回収通路25とを
備え、その払い出し通路24は下部通路ユニット(図示省
略)内の通路を介して上皿(図示省略)等に接続され、
また回収通路25は遊技球を島側の遊技球回収装置(図示
省略)へと遊技球を案内するようになっている。
【0016】貯留タンク11は、補給装置(図示省略)か
ら補給された遊技球を貯留するためのものであって、上
側が開放し且つ左右方向に長い横長矩形箱状に構成され
ており、この貯留タンク11の下側に近接してタンクレー
ル12と払い出し手段13とが一体に設けられている。な
お、貯留タンク11の左右方向の長さは、裏機構板6 の左
右方向の幅と略同一か、又はその幅よりも若干短い程度
である。
【0017】貯留タンク11は、図4〜図6に示すよう
に、前壁26が裏機構板6 に裏側から当接されると共に、
その下端が裏機構板6 側の段部27上に上側から係合さ
れ、左右両端の取り付け部28がネジ等で裏機構板6 に着
脱自在に固定されている。また貯留タンク11は、裏機構
板6 と一緒に締結手段29により前枠3 に着脱自在に締結
されている。
【0018】締結手段29は、図2〜図6に示すように、
前枠3 の遊技盤装着枠4 から後方に突出する突起30と、
この突起30の後端に回動自在に設けられた締結摘まみ31
とを備え、これらの突起30及び締結摘まみ31が嵌脱自在
に嵌合する長孔32,33 が裏機構板6 と貯留タンク11の前
壁26とに形成されている。そして、この締結手段29は前
壁26の裏側で締結摘まみ31を廻して、裏機構板6 と貯留
タンク11の前壁26とを前枠3 に締結するようになってい
る。
【0019】貯留タンク11の底壁34は、図2〜図6に示
すように、前後方向の中間で且つ左右方向の一端側が低
くなるように傾斜状に構成され、その低部側に、貯留タ
ンク11内の遊技球をタンクレール12に供給するように、
タンクレール12に上側から連通する供給口35が形成され
ている。供給口35は、貯留タンク11の長手方向に長い長
孔状であって、貯留タンク11の左右方向の一方側に偏心
して配置されると共に、底壁34の低部側から貯留タンク
11内へと上側に突出する突出部36の前後両側に夫々形成
され、前後方向に開口している。
【0020】突出部36は、図4〜図6に示すように、貯
留タンク11内の遊技球が前後両側に流動するように貯留
タンク11の底壁34の前後方向の中間に配置され、貯留タ
ンク11の底壁34の低部に、その長手方向に沿って一体に
形成されている。突出部36の上部には、前後の供給口35
を上側から覆う庇部37が一体に設けられ、この庇部37に
よって、貯留タンク11内の遊技球の重量が供給口35及び
タンクレール12内の遊技球に直接鉛直方向にかからない
ようにしている。なお、庇部37の上面は山形状になって
いる。
【0021】突出部36の下側は、下方に開放する凹入部
38になっており、その凹入部38に、タンクレール12の上
手側の一部が下側から嵌合している。このためタンクレ
ール12は、その少なくとも一部、即ち供給口35の近傍側
の上手側部分が、貯留タンク11の底壁34よりも上側に突
出するようになっている。
【0022】タンクレール12と払い出し手段13は、図2
及び図3に示す如く貯留タンク11の長手方向の範囲内に
収まるように、貯留タンク11の下側でその長手方向に沿
って略横一列状に直列状に配置されている。タンクレー
ル12は、貯留タンク11内の遊技球を払い出し手段13側へ
と案内するためのもので、図4及び図7に示すように、
上手側が貯留タンク11の各供給口35に連通する案内通路
39を前後に備えている。
【0023】タンクレール12は、貯留タンク11の供給口
35側から他端側に向かって徐々に低くなるように傾斜す
る傾斜底板40と、この傾斜底板40から上側に突出して一
体に形成され且つ各案内通路39を前後に区画する区画壁
41と、傾斜底板40の前後両側に装着された前後一対の側
板42,43 とにより構成されている。
【0024】タンクレール12は、区画壁41が突出部36の
下側の凹入部38内に嵌合し且つ各側板42,43 の上端側が
貯留タンク11の底壁34の下側に当接するように、図外の
ネジ等により貯留タンク11の下側に着脱自在に装着され
ている。タンクレール12には、貯留タンク11の供給口35
の下側近傍で各案内通路39内に感知板44が配置されてい
る。
【0025】各感知板44は、貯留タンク11内の遊技球が
切れたときに、それを感知してタンクレール12の下側の
各球切れ検出スイッチ45を操作するためのものである。
この各感知板44は、図2及び図3に示すように、その下
手側の枢軸46により傾斜底板40の下側で上下揺動自在に
枢支され、この各感知板44の下側に配置されたウエイト
式等の付勢手段47により上側に付勢されている。各球切
れ検出スイッチ45は、タンクレール12の各案内通路39に
夫々対応して裏機構板6 の裏側に装着されており、各感
知板44が上昇したときに球切れを検出するようになって
いる。
【0026】払い出し手段13は、図2、図3、図6及び
図7に示すように、タンクレール12から案内し供給され
る遊技球を適数個ずつ払い出すためのもので、払い出し
ケース48と、この払い出しケース48内に前後方向の回転
軸50廻りに回転自在に支持された回転体51と、この回転
体51を回転軸50を介して駆動する払い出しモータ52とを
備え、タンクレール12と共に貯留タンク11の下側に着脱
自在に装着されている。払い出しモータ52は、払い出し
ケース48の裏側に固定されている。
【0027】払い出しケース48は、円弧状の下部ケース
体53と、この下部ケース体53に対向して配置された円弧
状の上部ケース体54と、これらの各ケース体53,54 の前
後に装着された側板42,43 と、前後の側板42,43 間に配
置された区画壁41とを備え、この払い出しケース48の内
部に、タンクレール12の各案内通路39に対応して前後に
2個の払い出し室49が画成されている。
【0028】回転体51は各払い出し室49内に1個ずつ配
置されている。各回転体51の外周には、遊技球の繰り出
し用の凹部55が周方向に略等間隔をおいて複数個形成さ
れ、その凹部55に入った遊技球を回転体51の時計方向へ
の回転により所要数ずつ払い出すようになっている。
【0029】払い出しケース48には、各払い出し室49に
対応して2個の払い出し口56が縦方向に設けられ、その
各払い出し口56が縦通路ケース14の2個の払い出し通路
24に接続されている。なお、下部ケース体53は、タンク
レール12の傾斜底板40と一体に成形しても良いし、別々
に成形しても良い。また側板42,43 、区画壁41は、タン
クレール12と払い出しケース48とに跨がって一体に設け
ても良いし、別々に設けても良い。上部ケース体54には
カバー57が一体に形成され、このカバー57により、払い
出し手段13と貯留タンク11の底壁34との間でタンクレー
ル12の案内通路39が上側から覆われている。
【0030】下部ケース体53には、開閉板58を備えた抜
き取り通路59が設けられている。抜き取り通路59は、払
い出し手段13の下側近傍を経由して、払い出し手段13の
上手側と縦通路ケース14内の回収通路25とを接続するよ
うに設けられている。開閉板58は、抜き取り通路59を開
閉するもので、タンクレール12側の端部に左右方向に摺
動自在に支持され、バネ60により閉鎖方向に付勢されて
いる。なお、開閉板58は操作部61を備え、その操作部61
はタンクレール12から後方に突出している。
【0031】上記構成において、島側の補給装置から遊
技球を補給すると、その遊技球は貯留タンク11に入り、
この貯留タンク11の底壁34に沿って突出部36の前後の各
供給口35へと案内され、この各供給口35からタンクレー
ル12の各案内通路39へと供給されて行く。各案内通路39
に供給された遊技球は、この各案内通路39を経て払い出
し手段13側へと移動する。なお、通常は、払い出し手段
13よりも上手側には、貯留タンク11からタンクレール12
の各案内通路39に亘って遊技球が充満した状態にある。
【0032】そこで、図外の自動球貸し機側から球貸し
要求があれば、その球貸し要求に従って払い出し手段13
の払い出しモータ52が作動し、回転軸50を介して各回転
体51を払い出し方向に駆動する。このためタンクレール
12の各案内通路39から回転体51の凹部55に入った遊技球
は、回転体51の回転に伴って貸出球として順次払い出さ
れて行く。
【0033】また遊技盤5 の入賞領域に遊技球が入賞し
て景品球の払い出し指令があれば、その払い出し指令に
従って払い出し手段13側の払い出しモータ52が作動し、
同様にして貯留タンク11内の遊技球が景品球として払い
出されて行く。そして、払い出し手段13により払い出さ
れた遊技球は、縦通路ケース14内の各払い出し通路24か
ら下部通路ユニットを経由して前枠3 の前側の上皿へと
案内されて行く。
【0034】各払い出し手段13が作動してタンクレール
12の各案内通路39内の遊技球を払い出すと、その遊技球
の払い出し個数に応じて、貯留タンク11内に貯留状態に
ある遊技球が供給口35を経て各案内通路39の上手側へと
供給され、各案内通路39を経由して払い出し手段13側へ
と案内されて行く。
【0035】貯留タンク11内の遊技球を抜き取る場合に
は、開閉板58をバネ60に抗して開方向へと操作する。こ
れによって抜き取り通路59がタンクレール12の各案内通
路39に連通し、貯留タンク11及びタンクレール12内の遊
技球が、抜き取り通路59から回収通路25を経て島側へと
抜き取られて行く。
【0036】この実施形態では、貯留タンク11の下側に
タンクレール12を一体に配置しているので、従来の貯留
タンク11とタンクレール12とを別々に設ける場合に比較
して、貯留タンク11側の容積を十分に確保しながらも、
貯留タンク11の上端からタンクレール12の下端までの寸
法を小さくできる。
【0037】このため貯留タンク11及びタンクレール12
が裏機構板6 の裏側で専有する上下方向のスペースを小
さくして、貯留タンク11とタンクレール12とを少ない専
有スペースで容易に装着することが可能であり、タンク
レール12の下側の付属構成部分の設計の自由度を大にで
きる。例えば、裏機構板6 の開口部10を大きくして、そ
の開口部10に嵌合する裏カバー7 を大型化することも容
易であり、液晶表示手段の大型化、基板の単機能化等を
容易に促進できる。
【0038】特にタンクレール12の上手側を貯留タンク
11の底壁34の突出部36の下側に形成された凹入部38に嵌
合させているため、貯留タンク11とタンクレール12とを
単に結合する場合に比べて、貯留タンク11とタンクレー
ル12との上下方向の寸法を更に小さくできる。
【0039】また貯留タンク11の下側に、タンクレール
12と払い出し手段13とを貯留タンク11の長手方向に沿っ
て略一列状に配置しているため、裏機構板6 の開口部10
の側方には縦通路ケース14等を設ける程度で良く、開口
部10を左右方向にも大型化できる。しかも、タンクレー
ル12と払い出し手段13とを貯留タンク11に装着している
ため、これらを1個のユニットとして取り扱うことが可
能である。
【0040】通常、払い出し手段13側はタンクレール12
に比べて上下方向の寸法が大きくなるが、供給口35側が
低くなるように貯留タンク11の底壁34が傾斜し、その供
給口35と反対側に払い出し手段13があるため、タンクレ
ール12の延長上に払い出し手段13があるにも拘わらず、
タンクレール12の一部が貯留タンク11の底壁34内に嵌合
していることと相俟って、払い出し手段13を貯留タンク
11側に近接させて配置できる。
【0041】貯留タンク11側の供給口35が前後方向に開
口し、その上側に供給口35を上側から覆う庇部37がある
ため、貯留タンク11内の遊技球の重量が供給口35側の遊
技球に直接鉛直方向に加わることがなく、これによって
供給口35の近傍で貯留タンク11内の遊技球にブリッジ現
象が生じたり、タンクレール12の各案内通路39内での遊
技球にブリッジ現象が生じたりすることが少なくなり、
貯留タンク11内の遊技球を供給口35からタンクレール12
へと円滑に供給できる。
【0042】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものでは
ない。貯留タンク11、タンクレール12及び払い出し手段
13は別々に製作して、組み立て段階でネジ等で一体に結
合しても良いし、貯留タンク11とタンクレール12と払い
出し手段13との三者の一部又は全部を合成樹脂材料によ
り一体に成型しても良い。
【0043】タンクレール12は貯留タンク11の下側に近
接して設ければ十分であり、必ずしもタンクレール12の
一部が貯留タンク11の底壁34内に嵌合するように設ける
必要はない。またタンクレール12を貯留タンク11の下側
に嵌合させる場合には、タンクレール12の略全体を嵌合
させても良い。
【0044】払い出し手段13は、回転体51を備えた回転
型に限定されるものではなく、その他の払い出し形式の
ものを採用しても良い。また払い出し手段13は、裏機構
板6の裏側で開口部10の一側方に縦方向に配置しても良
い。
【0045】供給口35は貯留タンク11の底壁34に上下方
向に開口するように設けても良い。この場合には、貯留
タンク11内の突出部36及び庇部37を省略しても良い。し
かし、供給口35の上側に所定の間隔をおいて庇部37を設
けておけば、貯留タンク11内の遊技球の重量がタンクレ
ール12内の遊技球に直接かかることはなく、貯留タンク
11の供給口35側又はタンクレール12内でのブリッジ現象
による球詰まり等を防止できる。
【0046】タンクレール12の各案内通路39には、その
案内通路39内での遊技球の積層を崩すための積層崩し手
段を設けることが望ましい。供給口35及びタンクレール
12内の案内通路39は1個でも良い。またタンクレール12
は、裏機構板6 に当接するように設けても良いし、タン
クレール12の一部を裏機構板6 で構成するように設けて
も良い。
【0047】タンクレール12、払い出し手段13は、スペ
ーサ等を介して裏機構板6 に対しても着脱自在に固定し
ても良い。貯留タンク11に、その後壁から下方に延びる
スカート部を一体に設け、このスカート部でタンクレー
ル12及び払い出し手段13を裏側から覆うようにしても良
い。またこのスカート部にタンクレール12、払い出し手
段13を取り付けても良い。
【0048】また弾球遊技機には、パチンコ機、アレン
ジボール機、雀球遊技機等があるが、本発明は、その何
れの弾球遊技機においても同様に実施可能であることは
言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】本発明では、遊技機本体1 の裏側に貯留
タンク11とタンクレール12とを少ない専有スペースでコ
ンパクトに配置でき、その下側の付属構成部分の設計の
自由度を大にできる。
【0050】
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の背面図
である。
【図2】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の上部の
背面断面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の上部の
背面断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の上部の
側面断面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の上部の
平面断面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の上部の
側面断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示すタンクレールの平面
断面図である。
【符号の説明】
1 遊技機本体 11 貯留タンク 12 タンクレール 13 払い出し手段 34 底壁 35 供給口 37 庇部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機本体(1) の裏側に、左右方向に長
    い横長状に構成され且つ遊技球を貯留する貯留タンク(1
    1)と、遊技球を払い出す払い出し手段(13)と、前記貯留
    タンク(11)の左右方向の一方側の供給口(35)から供給さ
    れた遊技球を前記払い出し手段(13)へと左右方向の他方
    側に案内するタンクレール(12)とを備えた弾球遊技機に
    おいて、前記貯留タンク(11)の下側に前記タンクレール
    (12)を一体に備え、前記貯留タンク(11)は左右方向の一
    方側へと傾斜する底壁(34)を有し、該底壁(34)の低部の
    前後方向の中間に、その前後両側を遊技球が流動するよ
    うに、下側に下方に開口する凹入部(38)を有し且つ前記
    底壁(34)から上側に突出する突出部(36)を左右方向に形
    成し、該突出部(36)の前後に、前後方向に開口し左右方
    向に長い前記供給口(35)を形成し、前記凹入部(38)に前
    記タンクレール(12)の上手側を下側から嵌合したことを
    特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記貯留タンク(11)の下側に近接して前
    記タンクレール(12)と前記払い出し手段(13)とを設け
    ことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記タンクレール(12)を前記貯留タンク
    (11)の下側に着脱自在に装着したことを特徴とする請求
    項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記タンクレール(12)は前記各供給口(3
    5)に連通する案内通路(39)を前後に備えたことを特徴と
    する請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記貯留タンク(11)内に、前記供給口(3
    5)を上側から覆う庇部(37)を設け、該庇部(37)の下側で
    前記供給口(35)を前後方向に開口するように設けたこと
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の弾球遊技
    機。
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