JP2573170B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2573170B2
JP2573170B2 JP2179196A JP2179196A JP2573170B2 JP 2573170 B2 JP2573170 B2 JP 2573170B2 JP 2179196 A JP2179196 A JP 2179196A JP 2179196 A JP2179196 A JP 2179196A JP 2573170 B2 JP2573170 B2 JP 2573170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機に関
し、特に景品玉が払出されて余剰玉受皿の貯溜量が所定
量に達したことを検出するスイッチング機構を具備した
弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等のパチンコ玉を弾発し
て遊技する弾球遊技機は、周知のように、打込まれたパ
チンコ玉が遊技盤に設けられた入賞領域に入ることによ
り所定個数の景品玉が遊技者に与えられるようになって
いる。そして、払出された景品玉が弾球遊技機前面に設
けられた打球供給皿を満たし、更に、余剰玉受皿及びこ
れに通ずる余剰玉通路をも満たすと、溜った景品玉が景
品玉払出装置の正常な動作を妨害することとなる。そこ
で、従来は景品玉が余剰玉通路に所定量貯溜されたこと
を検出するスイッチを設けたものが提案されている。例
えば、実公昭53−6551号に開示される考案のよう
に鈴筒(余剰玉通路)に貯溜する球の圧力で揺動自在と
なるように押動片を枢着し、この押動片の揺動作用でマ
イクロスイッチを作動させ、パチンコ玉を遊技領域に弾
発駆動するモータの回転を停止させ、もって打球の弾発
という遊技を不能動化させるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の装置では、マイクロスイッチがむき出しの
状態にあるため、鈴筒の上部にある景品玉タンク等から
溢れて落下する溢れ玉がマイクロスイッチのアクチュエ
ータを作動させてマイクロスイッチをONさせてしまっ
たり、あるいは、その溢れ玉がアクチュエータと鈴筒と
の間に挟まれて継続的にマイクロスイッチをONさせて
しまうという欠点があった。本発明は、上記した事情に
鑑みなされたもので、その目的とするところは、余剰玉
通路に設けられるスイッチング機構の作動の確実性を確
保することができる弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の採用した解決手段を図面を参照して説
明すると、図2に示すように、余剰玉通路55,63の
一側側壁に余剰玉受皿の景品玉が所定量に達したことを
検出するスイッチング機構72,77を設け、該スイッ
チング機構72,77を上方からの落下する溢れ玉から
防護する保護壁71で被覆したことを特徴とするもので
ある。このように構成することにより、上方に位置する
景品玉タンク等からの溢れ玉によるスイッチング機構7
2,77への影響をなくすことができ、スイッチング機
構72,77の作動を所定量の検出機能だけの正確な作
動とすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施形態を説明する。図5乃至図7は、本発明が適
用されるパチンコ遊技機を示し、図5は、パチンコ遊技
機の正面図、図6は、その背面図、図7は、前面枠及び
機構板を開放した状態を示す背面斜視図である。図にお
いて、パチンコ遊技機1の額縁状に形成された前面枠2
の開口3には、金枠4が周設され、該金枠4の一側にガ
ラスを収納するガラス扉枠5及び前面板6が開閉自在に
枢着される。
【0006】前記前面枠2の裏面には、遊技盤7及び図
示しない発射レール等を取付ける中枠8が固着される。
遊技盤7は、中枠8に対して着脱自在に取付けられると
ともに、その表面に発射されたパチンコ玉を遊技領域に
導く誘導レール9、図示しない多数の障害釘、各種の入
賞球装置等が設けられている。より詳しく説明すると、
遊技盤7の遊技領域には、通常入賞口10a〜10g、
始動入賞口11a〜11c、複数の回転ドラムを有する
可変表示装置12、開閉扉14を有する可変入賞球装置
13、特定遊技状態表示ランプ15、アウト口16等が
夫々配設される。
【0007】入賞領域に打込まれたパチンコ玉が前記通
常入賞口10a〜10gに入賞すると、後述する景品玉
払出装置62により所定個数(例えば13個)の景品玉
が払出されるようになっている。また、前記始動入賞口
11a〜11cにパチンコ玉が入賞すると同様に景品玉
払出装置62から所定個数の景品玉が払出されるととも
に前記可変表示装置12の複数のドラムを回転開始せし
める。
【0008】この可変表示装置12のドラムは、パチン
コ遊技機1の前面に設けられる押ボタン12bを遊技者
が押したとき、あるいは回転開始してから一定時間(例
えば5秒)経過することにより、各々ランダムに停止す
る。そして、ドラムに描かれた表示が予め定められた表
示態様(例えば図示のように「7」が3つ揃ったとき)
になったときには、前記可変入賞球装置13の開閉扉1
4が開放し、打込まれたパチンコ玉が開閉扉14内に取
り入れられ、短時間に多量の入賞球が発生する。また、
開閉扉14は一定時間(例えば30秒)または一定個数
(例えば10個)の入賞により、その開放状態を終了す
るが、開閉扉14が開放中に開閉扉14に形成された繰
り返し条件入賞領域(図示しない)にパチンコ玉が飛入
したときには、再度一定時間又は一定個数の開放状態を
繰り返し、そのような繰り返しを最大数回(例えば10
回)行なうように制御される。
【0009】なお、前記可変表示装置12のドラムが予
め定められた表示態様になったときには、特定遊技状態
表示ランプ15、通常入賞口10f,10gに設けられ
た表示ランプ、前面枠2の上部に設けられた枠ランプ1
7等が点滅して遊技者又はパチンコ店の店員に特定遊技
状態であることを表示し、また、可変表示装置12に設
けられたデジタル表示部12aは、開閉扉14の開閉回
数を、可変入賞球装置13に設けられたデジタル表示部
14aは、開閉扉14に入賞したパチンコ玉の個数を夫
々表示している。
【0010】上記に説明した各種の入賞球装置に入らな
かったパチンコ玉は、誘導レール9の最下部に設けられ
たアウト口16に取り込まれる。
【0011】前記前面板6には、打球供給皿18が取付
けられている。打球供給皿18の上流側には、景品玉払
出装置62から排出された景品玉が流出する景品玉出口
19が、下流側には、貯溜されたパチンコ玉を1個宛打
球発射レールの発射位置に導く供給口(図示しない)が
夫々形成されている。また、打球供給皿18の前記景品
玉出口19の下方の空間内に音声発生装置としてのスピ
ーカー20が収納されている。更に、打球供給皿18の
上方の前面板6には、発光装置としての満タン表示ラン
プ21が取付けられ、遊技者が視覚的に認識し得るよう
になされている。
【0012】前記前面枠2の下部には、パチンコ玉を遊
技領域に打出す打球発射機構22の一部を構成する操作
ハンドル23と、余剰の景品玉を貯溜する余剰玉受皿2
7とが取付けられている。余剰玉受皿27の後面には、
余剰玉が流入する余剰玉出口28が形成されている。
【0013】前記余剰玉受皿27は、図8及び図9にそ
の詳細な構造を示すように、余剰の景品玉を貯溜する余
剰玉貯溜部29と該余剰玉貯溜部29の一側に隔壁30
を介して灰皿部31が設けられている。前記余剰玉貯溜
部29の底面には、玉抜き口32が開設され、該玉抜き
口32は、常には遊技者の操作により開閉される開閉弁
33で閉塞されている。開閉弁33は、余剰玉貯溜部2
9の下部に取付けられる収納ボックス34内で水平方向
にスライドするように収納され、開閉弁33の一端を付
勢バネ35で常に玉抜き口32を塞ぐように付勢され、
開閉弁33の一側に取付けられた操作片36を遊技者が
前記付勢バネ35に抗して図示左方向に押圧すると、開
閉弁33が玉抜き口32を開放する。したがって、余剰
玉貯溜部29に貯溜されている景品玉を余剰玉受皿27
から抜き出すときには、遊技者が操作片36を移動せし
めることによって景品玉が玉抜き口32から落下して、
例えば、パチンコ遊技場に備え付けられた玉皿に移し換
えることができる。なお、符合37は、収納ボックス3
4の下蓋である。
【0014】次に、図6及び図7に基づいてパチンコ遊
技機1の背面について説明すると、前記中枠8の一側上
下に支持金具38、39が固定され、この支持金具3
8、39に軸支金具40、41を介して機構板42が開
閉自在に設けられている。この機構板42の前面側に
は、パチンコ玉の直径よりもやや長い奥行巾を有する入
賞玉集合空間43が形成され、該空間43の下方には、
入賞玉を一側に集合せしめる集合樋44が突設され、更
に、集合樋44の下方の空間内には、前記景品玉出口1
9に連絡する排出通路出口45が、及び前記アウト口1
6に連通するアウト玉出口46がそれぞれ開設されてい
る。なお、前記入賞玉集合空間43のほぼ中央には、前
記遊技盤7の裏面に取付けられた前記可変表示装置12
の突出した駆動部を機構板42の裏面に突出させるため
の窓47が開設されている。そして、上記のように形成
された機構板42は、機構板42に適宜に穿設された係
合穴48と前記中枠8に突出固定された固定部材49と
が係合して前記入賞玉集合空間43が前記遊技盤7の裏
面を覆うように閉止される。なお、その閉止状態を確実
に行うため、係合穴48の後面には前記固定部材49の
先端突部と係合する係止片48aが回動自在に固着され
ている。
【0015】一方、機構板42の後面側には、その最上
部に図示しない補給機構から排出される景品玉を貯溜す
る景品玉タンク50が取付けられ、また、該景品玉タン
ク50の下流側と連接し且つ景品玉を二列に整列させる
景品玉誘導樋51、該景品玉誘導樋51に連接し且つ景
品玉の玉圧を弱めるカーブ樋52、該カーブ樋52に連
接し1個の入賞玉によって払出される所定個数の景品玉
を収納する景品玉ケース53、該景品玉ケース53に連
接し且つ排出された景品玉を前記打球供給皿18に導く
景品玉排出通路54、該景品玉排出通路54に連接し且
つ景品玉が打球供給皿18に満杯となったときその余剰
の景品玉が流出する余剰玉通路55、該余剰玉通路55
に設けられ且つ景品玉の流路を切り換える切換弁54
a、前記カーブ樋52の屈曲部に連接し且つ営業終了時
の玉抜動作により景品玉タンク50及び景品玉誘導樋5
1の景品玉をパチンコ遊技機1外に導く玉抜通路56等
も配設される。更に、機構板42の後面側には、前記集
合樋44によって集められた入賞玉を1個宛処理する入
賞玉処理器57も配設される。
【0016】なお、機構板42には、その他各種の部
材、例えば、前記入賞玉処理器57から排出された入賞
玉を流下させる入賞玉通路58、該入賞玉通路58の垂
直通路部の上下間を揺動する自動杆59、該自動杆59
の揺動動作を前記景品玉ケース53の開閉動作に変換す
る伝達リンク機構60a〜60d、前記入賞玉処理器5
7に関連して設けられ、かつ所定個数の景品玉の払出し
を確認する揺動杆機構61a〜61e等も配設される。
また、図示の実施形態では、前記景品玉ケース53、自
動杆59及び伝達リンク機構60a〜60dが景品玉払
出装置62を構成している。
【0017】前記前面枠2の下部裏面には、前記打球発
射機構22の一部を構成する駆動装置が固着される。こ
の駆動装置は、セット基板26上に玉を弾発する打球杆
25と該打球杆25を間欠回動せしめる駆動モータ24
とを設けたものから構成される。更に、セット基板26
に臨設する前面枠2の下部裏面には、前記余剰玉通路5
5の一部を構成する接続樋63が取付けられている。
【0018】次に、図1乃至図4に基づいて本発明の要
旨に係る構成を説明する。前記余剰玉通路55の前記打
球発射機構22寄りの側壁55a近傍に回動支軸64を
突設し、該回動支軸64には、ほぼ逆L字状の景品玉貯
溜検知板65が回動自在に枢支され、該検知板65の短
辺の先端は前記側壁55aに開設された通孔55bから
外側へ突出しており、かつバランスウェイト66が一体
成形され、該バランスウェイト66の重量により常に検
知板65の下部が余剰玉通路55の中心部へ向うように
付勢されている。また、検知板65の長辺の下部には、
連結棒67の一端が枢着され、該連結棒67は、前記機
構板42に形成された支持部68によってほぼ水平方向
に保持されるとともに、その他端は、前記前面板6の裏
面に固着された打球供給装置90の玉送り片92と係合
する玉送り停止作動片96と臨設するように配置されて
いる。
【0019】ここで打球供給装置90と玉送り停止作動
片96との関係について図2に基づいて説明すると、打
球供給装置90は、前記した図示しない供給口に対応し
て前面板6の裏面に固着されるが、該供給口から送り込
まれたパチンコ玉は、軸91で上下回動自在に枢支され
た玉送り片92の上動により打球通路93を転がり、打
球出口94から前記した図示しない発射レールの発射位
置に1個宛送られる。前記玉送り片92の下方には、前
記打球杆25の下端と係合して上下動する玉送り作動部
材25aが配設され、この玉送り作動部材25aの上下
動に従動して前記玉送り片92が上下動し、供給口から
送り込まれたパチンコ玉を順次打球出口94から発射位
置に送り込むものである。
【0020】また、玉送り片92の下部側面には、前記
玉送り停止作動片96と接触係合する接触面95が形成
されている。前記玉送り停止作動片96は、ほぼ「く」
字状に形成されて、その一端は、前記接触面95と係合
する接触片97を構成し、その他端は、前記連結棒67
と係合する係合片98を構成するとともに回動支軸99
を中心にして回動自在に設けられる。そして、常には前
記接触片97が前記接触面95と接触係合しないように
バランスウェイト100が設けられている。
【0021】したがって、余剰玉通路55内に貯溜した
景品玉によって景品玉貯溜検知板65が押圧されると連
結棒67が図2に示されるように左方向にスライドし、
該連結棒67の他端が玉送り停止作動片96の係合片9
8をバランスウェイトの付勢に抗して時計方向に回動せ
しめ、これにより接触片97と接触面95とが接触係合
して玉送り片92を上動し、その上動した位置で玉送り
片92を固定保持する。このため、打球杆25の往復動
により上下動を続けている玉送り作動部材25aの動作
が玉送り片92に伝達されることはないので、発射位置
にパチンコ玉が送られることはない。しかして、余剰玉
受皿27から景品玉を抜き取れば、余剰玉通路55内の
景品玉が取り除かれるので景品玉貯溜検知板65がバラ
ンスウェイト66の付勢力で元の状態に戻り、それに従
動して連結棒67、玉送り停止作動片96も復帰し、玉
送り片92が上下動できるようになって玉送り機能が復
元する。
【0022】一方、余剰玉通路55の下流側に位置する
接続樋63の一側側壁の切欠部63aには、本実施形態
の要部を構成するスイッチング機構70が取着される。
スイッチング機構70は、内部空間を有するボックス状
の本体71内に作動部材72とマイクロスイッチ76と
を収納するように構成されている。したがって、本体7
1は、スイッチング機構70の主要部品である作動部材
72とマイクロスイッチ76とを保護する保護壁を構成
するものである。作動部材72は、その上端に軸挿通筒
73を有し、その真中に磁石74を有し、更に、その下
端にマイクロスイッチ76のアクチュエータ77と係合
する作動片75とを有する。そして、作動部材72は、
支軸ピン79を前記軸挿通筒73に挿通し、該支軸ピン
79の両端を本体71と本体71の一側面を覆うカバー
板80とに形成された嵌合孔81a,81bに嵌合させ
ることにより揺動自在となされている。また、マイクロ
スイッチ76は、作動部材72の下方に位置しており、
本体71とカバー板80とに突設された係合突起82
a,82bをマイクロスイッチ76に形成した係合穴7
8にそれぞれ係合させて本体71に固定されている。
【0023】上記の構成よりなるスイッチング機構70
は、図3に示すように接続樋63内に景品玉が存在しな
いとき、作動部材72は垂直方向に向いているため、作
動片75がマイクロスイッチ76のアクチュエータ77
と係合しない。したがって、マイクロスイッチ76は作
動しない。しかし、接続樋63内に景品玉が貯溜してく
ると、作動部材72の磁石74が本体71の側壁を通じ
て景品玉に吸引されるため、作動部材72が反時計方向
に回動し、このため、作動片75がアクチュエータ77
と係合してマイクロスイッチ76を作動せしめる。マイ
クロスイッチ76が作動すると、その検出信号が図示し
ない制御回路に送られ、これによって前記前面板6の表
面に設けられた満タン表示ランプ21を点燈あるいは点
滅させるか、又は打球供給皿18内に設けられたスピー
カー20から警報音あるいは音声を発生させて遊技者に
景品玉が満杯であることを報知させる。
【0024】そして、上記のようなスイッチング機構7
0の機能だけを確実に行わせるために、スイッチング機
構70の主要部品である作動部材72及びマイクロスイ
ッチが保護壁としての本体71に被覆されており、これ
によって上方に位置する景品玉タンク50や景品玉誘導
樋51から溢れ出て落下する溢れ玉が作動部材72を作
動させたり、マイクロスイッチ76のアクチュエータ7
7を作動させることはなく、さらに溢れ玉が作動部材7
2と接続樋63との間に詰まったりする事故も確実に防
ぎ、スイッチング機構70の作動を所定量の検出機能だ
けの正確な作動とすることができる。
【0025】次に、図1乃至図9に基づいて、実施形態
の作用について説明する。遊技者がパチンコ遊技機1前
面に設けられた打球供給皿18に購入したパチンコ玉あ
るいは景品玉として払出されたパチンコ玉を投入して、
打球発射機構22の操作ハンドル23を操作すると打球
発射機構22の駆動モータ24が回転開始し、打球杆2
5が往復回動するとともにこれに従動する打球供給装置
90の玉送り片92が上下動し、パチンコ玉を発射位置
に供給し、かつ打球杆25によって遊技盤7に打出す。
遊技盤7に打ち込まれたパチンコ玉が各種の入賞口に入
ることなく誘導レール9の最下部に達すると、アウト口
16に取り入れられ、パチンコ遊技機1外に排出され
る。
【0026】一方、パチンコ玉が各種入賞球装置に入賞
すると、該入賞玉は機構板42の集合樋44に集められ
る。そして、該入賞玉は、入賞玉処理器57によって1
個づつ入賞玉通路58に送られ、自動杆59を押し下げ
る。自動杆59の下動により伝達リンク機構60a〜6
0dを作動させて景品玉ケース53内の所定個数の景品
玉が払出され、該景品玉は、景品玉排出通路54、排出
通路出口45、及び景品玉出口19を通って打球供給皿
18に導かれる。なお、景品玉排出通路54の途中に設
けられた揺動杆機構61a〜61eが排出された景品玉
によって作動されるため、前記入賞玉処理器57及び自
動杆59が元の状態に復帰する。
【0027】また、遊技盤7に打込まれたパチンコ玉が
各種入賞球装置のうち、始動入賞口11a〜11cに入
賞すると、前記した通りの過程を経て所定個数の景品玉
を排出するとともに、可変表示装置12のドラムを回転
開始せしめる。そして、ドラムが停止して、その表示が
予め定めた組合せと一致した場合には、可変入賞球装置
13の開閉扉14が予め定めた態様(一定個数の入賞玉
があるまで、あるいは一定時間経過するまで)で繰り返
し開放される。このような特定遊技状態になると多量の
入賞玉が発生するので、排出された景品玉は、前記打球
供給皿18を満たし、余剰の景品玉が余剰玉通路55に
流出し、更に、余剰玉受皿27をも満たして、接続樋6
3内にも景品玉が充満する。
【0028】接続樋63内に景品玉が充満すると、スイ
ッチング機構70内の作動部材72が磁石74の吸引力
により揺動され、マイクロスイッチ76が作動する。す
ると、マイクロスイッチ76の検出信号が制御回路に送
られ、満タン表示ランプ21あるいはスピーカー20を
介して遊技者に満杯であることを報知する。つまり、遊
技者は、知覚的に満杯であることを知り得、報知された
場合には即座に余剰玉受皿27に設けた操作片36を押
圧して、余剰玉貯溜部29にある景品玉を玉抜き口32
から遊技場備え付けの玉皿に移し換えることができる。
従って、特定遊技状態になったときでも、安心して遊技
に熱中することができる。また、仮に、報知装置の作動
を無視して遊技を続行して、更に、景品玉が貯溜されて
も、景品玉貯溜検知板65が作動して玉送り停止作動片
96を介して玉送り片92を固定保持して遊技を不能動
化するので、パチンコ遊技機1の故障に発展することは
ない。
【0029】なお、上記した実施形態では、遊技不能動
化手段としての景品玉貯溜検知板65と、検出手段とし
てのスイッチング機構70との2つを設けたものを示し
たが、例えば、図1に示される景品玉検知板65を省略
して、連結棒67の一端を検知板65に替えてソレノイ
ドに連結し、該ソレノイドがスイッチング機構70によ
って作動されるようにしても良い。つまり、スイッチン
グ機構70に検出手段と遊技不能動化手段を兼用させて
も良い。また、遊技の不能動化の態様として図示の実施
形態のように機械的に玉送り停止作動片96を動作させ
るものに限らず、例えば、電気的に玉送り停止作動片9
6を動作させたり、打球の供給口を閉塞させたり、ある
いは駆動モータ24を停止させたりしても良い。更に、
報知手段として特別に満タン表示ランプ21を設けたも
のを示したが、例えば特定遊技状態表示ランプ15や枠
ランプ17等で兼用させても良い。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明したところから明ら
かなように、余剰玉通路の一側側壁に余剰玉受皿の景品
玉が所定量に達したことを検出するスイッチング機構を
設け、該スイッチング機構を上方からの落下する溢れ玉
から防護する保護壁で被覆したので上方に位置する景品
玉タンク等からの溢れ玉によるスイッチング機構への影
響をなくすことができ、スイッチング機構の作動を所定
量の検出機能だけの正確な作動とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】余剰玉通路部分の概略図である。
【図2】図1の詳細図である。
【図3】接続樋の背面図である。
【図4】接続樋の分解斜視図である。
【図5】パチンコ遊技機の正面図である。
【図6】パチンコ遊技機の背面図である。
【図7】前面枠及び機構板を開放した状態を示すパチン
コ遊技機の背面斜視図である。
【図8】余剰玉受皿の一部破断斜視図である。
【図9】余剰玉受皿の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(弾球遊技機) 2 前面枠 18 打球供給皿 20 スピーカー 21 満タン表示ランプ 27 余剰玉受皿 55 余剰玉通路 62 景品玉払出装置 63 接続樋(余剰玉通路の一部) 70 スイッチング機構 71 本体(保護壁) 72 作動部材 76 マイクロスイッチ 77 アクチュエータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾球遊技機前面に景品玉払出装置から払
    出された景品玉を貯溜する打球供給皿と、該打球供給皿
    に貯溜された景品玉が所定量を越えたときに余剰玉通路
    を介してその余剰の景品玉が導かれる余剰玉受皿とを設
    け、 前記余剰玉通路の一側側壁に前記余剰玉受皿の景品玉が
    所定量に達したことを検出するスイッチング機構を設
    け、 該スイッチング機構を上方からの落下する溢れ玉から防
    護する保護壁で被覆したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング機構が設けられる余剰
    玉通路は、前面枠の下部裏面に取り付けられる接続樋に
    よって構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    弾球遊技機。
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