JP4257066B2 - 弾球遊技機の球抜き機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤と受容口に導かれた遊技球を遊技盤における所定の入賞条件に基づいて払出口から払い出す払出装置と、遊技球を払出装置の受容口に導く球通路とを備える弾球遊技機に関し、さらに詳細には、この球通路に残留する遊技球を強制的に排出させる球抜き機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような球抜き機構を有する弾球遊技機の代表例としてパチンコ機がある。パチンコ機は、多数本の遊技釘や風車、種々の入賞装置等が所定のゲージ設定で配設された遊技盤と、この遊技盤における所定の入賞条件に基づいて遊技球の払い出しを行う払出装置と、タンク部材に貯留された遊技球を整列させて流下させ払出装置に導く球通路とを備えて構成される。
【0003】
球通路の途上には、一般に、所定の通路位置に遊技球があるか否かを検出することで、この通路位置と払出装置との間の球通路(「賞球待機通路」と称される)に払い出しに必要な所定数量の遊技球が待機されているか否かを検出する球有無検出スイッチが配設されており、この検出スイッチで球無し状態が検出されたときには、次回以降の払い出し中に払い出すべき遊技球が不足するおそれがあるため払出装置の作動を規制するように構成されている。また、球通路の途上には、球有無検出スイッチや払出装置の点検作業、交換作業、球通路の清掃作業などパチンコ機の保守作業を行うときに機体内部に残留する遊技球を強制的に排出させる球抜き機構が設けられている。
【0004】
従来の球抜き機構は、例えば、タンク部材の下部に樋面が緩く傾斜して取り付けられた整列樋部材の出口領域に設けられており、この整列樋部材内の球通路(「予備賞球通路」と称される)を通る遊技球を球有無検出スイッチよりも上流側で球抜き通路に排出させるように構成されていた。また、近年では、球有無検出スイッチの保守作業を容易化するため、球有無検出スイッチよりも上流側の予備賞球通路に遊技球の流れを止める球止め機構を設けるとともに、球有無検出スイッチの直下に球抜き機構を設け、球止め機構を利用して球止め処理を行い球抜き機構を利用して球抜き処理を行うことにより、球有無検出スイッチの近傍領域に位置する遊技球のみを球抜き通路に排出させる球抜き機構が考案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の球抜き機構では、球抜き処理される遊技球が予備賞球通路よりも上流側、あるいは球有無検出スイッチの直下位置までであり、賞球待機通路内に球抜き機構で抜ききれない残留球が生じていた。このため、例えば払出装置の保守作業を行う際に払出装置を取り外すと上記賞球待機通路に残る残留球がこぼれ落ちるという問題があり、また残留球を排出させるために逐一払出装置を着脱しなければならないとすれば、作業が繁雑であり処理手段として適切でないという問題があった。
【0006】
一方、上記問題に対処するため、球抜き機構を利用して遊技球を排出させた後に、払出装置を強制的に作動させて遊技球を球皿に払い出させるように構成した球抜き装置も考案されている。しかしながら、球有無検出スイッチを有する弾球遊技機では、この検出スイッチが配設された通路位置に遊技球がなくなって球無し状態が検出されると以降払出装置の作動が規制されるため、この規制を解除させるための機構装置を付加することが必要であり、ソフトウェアを含む装置構成が複雑になるうえ球抜き処理が煩雑であるという問題があった。さらに、このように払出装置を強制的に作動させる装置では、払出装置や制御装置にトラブルが発生して作動不能になったときに残留球を強制排出させることができず、結果として前述同様の問題を内包していた。
【0007】
本発明は、上記のような課題に鑑みて成されたものであり、簡明な構成かつ簡単な操作で上記球こぼれ等の問題を解消して残留球を減少させた球抜き機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明は、遊技盤と、遊技盤の裏面を覆って配設される裏セット盤の上部に設けられ遊技球を貯留するタンク部材と、ケースの上面に開設された受容口およびケースの下面に開設された払出口を有して略矩形箱状のモジュールをなし、タンク部材の下方に位置する裏セット盤の裏面側に一体的に着脱可能に取り付けられて遊技盤における所定の入賞条件に基づいて、上部の受容口に導かれた遊技球を下部の払出口から払い出す払出装置(例えば実施形態における賞球カセット54)と、前後左右を囲む通路壁を有して払出装置の上方に設けられタンク部材から供給される遊技球を受容口に導く球通路(例えば実施形態における賞球待機通路53a,53b)とを備えた弾球遊技機の球抜き機構である。そのうえで、この球抜き機構は、球通路における受容口の直上部に位置する領域の側方の通路壁の一部が切り欠かれて設けられた開口部と、この開口部を開く開放位置と開口部を塞ぐ閉鎖位置とに開閉可能に取り付けられ、閉鎖位置において球通路を通る遊技球を受容口に導く開閉部材(例えば実施形態における下部開閉部材531)と、開口部の前方に位置する裏セット盤の前面側に形成され遊技球を遊技機外部に流下させる排出通路(例えば、実施形態における下降通路73)と、開口部の前方に位置して裏セット盤を前後に仕切る壁面を表裏貫通して開口形成され排出通路に繋がる連絡口とを備え、開口部の下側に位置する領域のケースの上面が前方に下傾して形成されており、開閉部材を開放位置に設定して開口部を開放したときに、球通路に位置する遊技球が開口部から連絡口および排出通路を通って遊技機外部に排出されるように構成される。
【0009】
このような構成の球抜き機構では、球通路における受容口の直上部に位置する領域の側方の通路壁の一部が切り欠かれて開口部が設けられるとともに、この開口部を開く開放位置と開口部を塞ぐ閉鎖位置とに開閉可能取り付けられた開閉部材を備えており、閉鎖位置において球通路を通る遊技球を受容口に導き、開放位置において開口部を開放して球通路を通る遊技球を開口部から排出させることができるよう構成されている。開口部の前方に位置する裏セット盤の前面側には遊技球を遊技機外部に流下させる排出通路と、裏セット盤を前後に仕切る壁面を表裏貫通して開口形成され排出通路に繋がる連絡口とを備え、開口部の下側に位置する領域のケースの上面が前方に下傾して形成されている。このため、開閉部材を開放位置に設定して開口部を開放すると、球通路に位置する遊技球が開口部から連絡口および排出通路を通って遊技機外部に排出される。従って、上記球抜き機構によれば、払出装置よりも上流側の球通路に遊技球が残留することがなく、払出装置の保守作業やトラブル発生等で払出装置を取り外す際に球通路内の残留球が周囲にこぼれ落ちる問題がない。また、払出装置の直上部に位置する通路壁を開閉する構成のため、簡明な機構構成かつ簡単な操作で球抜き処理が可能な球抜き機構を提供することができる。
なお、払出装置の裏セット盤への着脱構造は、ケースおよび裏セット盤の対応位置に形成されて相互に係脱可能な係止片と係止片受容孔とからなり、係止片を係止片受容孔に受容させて払出装置をそのまま所定量上方にスライドさせたときに、ケースの上面が球通路を囲む通路壁の下端と隙間なく対向する取付姿勢に配設されるように構成され、上記所定量が遊技球の直径よりも小さく設定されることが好ましい。
この場合において、連通開口は、取付姿勢におけるケースの上面の高さ位置よりも下方に延びて形成され、払出装置を取付姿勢から上記所定量下方にスライドさせた着脱位置において、ケースの上面に流れ出た遊技球が連通開口を通って排出通路に排出されるように構成することが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明に係る球抜き機構を備えた弾球遊技機の代表例として、図1および図2にパチンコ機PMを例示しており、まず、両図を参照しながらパチンコ機PMの全体構成について要約説明する。なお、図1はパチンコ機PMを正面側から見た正面図、図2はパチンコ機PMを裏面側から見た背面図(遊技盤の裏面構成を記載省略している)である。
【0011】
パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載枠をなす前枠2が互いの左側縁に配設された上下のヒンジ部材3a,3bにより横開き開閉および着脱可能に取り付けられ、常には右側縁に設けられた施錠装置4を利用して外枠1に閉鎖施錠された状態で保持される。
【0012】
前枠2の正面側には、前枠2の前側面域に合わせた方形状のガラス扉5、および遊技球を貯留して整列させる上球皿6が、ともに左側縁に内蔵されたヒンジ機構により横開き開閉および着脱が可能に組付けられており、常には施錠装置4および図示しないロック機構を利用して前枠2の前面を覆う閉止状態で保持される。前枠2の下部には遊技球を貯留する下球皿7設けられ、この下球皿7と並んで遊技球の発射操作を行う操作ハンドル8が取り付けられている。
【0013】
前枠2の裏面上部には、図示省略する方形枠状の収容枠が前枠2と一体に成形されており、この収容枠に所定のゲージ設定で構成された遊技盤20が着脱交換可能にセット保持され、その前面域をガラス扉5に臨ませている。遊技盤20は、表面にセルが貼り付けられた化粧板21の前面側に、帯状の外レール22aおよび内レール22bが円弧状に固設され、これらのレールに囲まれた内側に遊技領域PAが区画される。遊技領域PAには、多数本の遊技釘とともに複数の風車23、一般入賞具24や始動入賞具25並びに大入賞口を備えたアタッカー26等の入賞装置、および遊技の進行状態に応じて所定の図柄を表示させる図柄表示装置28などが取り付けられ、遊技領域PAの下端には入賞装置に入賞せずに落下した遊技球を遊技盤20の裏面側に排出させるアウト口27が設けられている。
【0014】
前枠2の裏面下部には打球発射装置9が取り付けられており、打球発射装置9と遊技盤20との間には、打球発射装置9によって打ち出された遊技球を外レール22aに向けて案内する発射レールや、効果音を発生させるスピーカ等が取り付けられている。発射レールやスピーカ等は上球皿6の裏側に位置する前枠2の表面側中間領域に取り付けられており、常には閉鎖状態に保持される上球皿6によりその表面側が覆われている。
【0015】
前枠2の裏側に位置して裏セット盤BSPが上下のヒンジ18,18で横開き開閉及び着脱が可能に装備され、常には閉鎖レバー19,19…を用いて遊技盤20の裏面を覆うように閉鎖保持される。裏セット盤BSPは、中央部に表裏貫通する窓口31を有して外枠1の内寸サイズよりも幾分小さめの方形形状に一体成形された基枠体30をベースとして構成される。
【0016】
裏セット盤BSPには、窓口31の上部に装備されて遊技球の貯留・供給を行う球貯留供給機構40や、背面視における窓口31の右側に装備されて球貯留供給機構40から供給された遊技球の払い出し処理を行う賞球払出機構50などが設けられるとともに、賞球払出機構50の下方に位置して同機構50から払い出された遊技球を上下の球皿6,7に導く賞球払出経路60、窓口31の下方に位置して遊技盤20の裏面側に排出されたアウト球およびセーフ球などの遊技済み球や、後述する球抜き通路71,72に排出された遊技球を遊技施設側の回収バケットに排出させる遊技済み球排出経路75などが形成されている。
【0017】
また、裏セット盤BSPの裏面各部には、パチンコ機の作動を統括的に制御するメイン基板91や、メイン基板からの指令信号に基づいて賞球の払出制御を行う球払出基板92、効果照明や効果音の作動制御を行うランプ・音声制御基板93、図柄表示装置28の作動制御を行う画像制御基板(図示せず)などの各種の回路基板が着脱交換可能に取り付けられ、各機器が図示しないワイヤーハーネスで接続されてパチンコ機PMが構成される。
【0018】
パチンコ機PMは、前枠2やガラス扉5、上球皿6、裏セット盤BSP等がそれぞれ閉鎖された状態で遊技に供される。遊技は上球皿6に遊技球を貯留させて操作ハンドル8を回動操作することにより開始され、上球皿6に貯留された遊技球が打球発射装置9により操作ハンドル8の回動操作角度に応じた強度で1球ずつ遊技領域PAに打ち出され、以降パチンコゲームが展開される。
【0019】
次に、以上のように概要構成されるパチンコ機にあって、球貯留供給機構40に貯留された遊技球が賞球払出機構50から賞球払出経路60に払い出されるまでの球通路の構成および遊技球の流れについて、図3〜図5を併せて参照しつつ説明する。ここで、図3は賞球払出機構50の主要部を示し図2に示した背面図から蓋部材57等を取り外した状態で賞球払出機構50の球通路(「賞球待機通路」という)および上下の球抜き機構の概要構成を示す背面図、図4は図3中の矢印IV〜に沿った側断面図、図5は賞球払出機構50の周辺部を裏セット盤BSPの前面側(遊技盤側)から見た正面図である。なお、以降では裏セット盤BSPを背面側から見た構成を主として説明するため、説明の便宜上、図2における左右方向を左方または右方と称し、紙面直交方向の向こう側(パチンコ機PMの前面側)を前方、手前側(同裏面側)を後方と称して説明する。
【0020】
球貯留供給機構40は、基枠体30の上部に取り付けられ遊技球を貯留するタンク部材41と、このタンク部材41の下部に位置して基枠体30に取り付けられタンク部材41から供給される遊技球(「予備賞球」という)を払出賞球機構50に導く整列樋部材42とを主体として構成される。タンク部材41は上面が開放された箱状体をなし、緩く左傾および前傾された底面の左前方部に形成された出口開口で下方に位置する整列樋部材42の予備賞球通路と繋がっている。
【0021】
整列樋部材42は、その取付姿勢において前後の壁面および通路面に囲まれた樋状体をなし、この樋内にタンク部材41と賞球払出機構50との間を結んで通路面が緩く傾斜する予備賞球通路が形成される。整列樋部材42の前後中央には通路面から上方に突出し下流側に向けて徐々に背が高くなるリブが立設され、予備賞球通路の下流領域がこのリブによって前後二列に仕切られている。また整列樋部材42の左右中間部上方には基枠体30に揺動自在に縣吊されて予備賞球通路上に下垂する球ならし振り子43が取り付けられ、整列樋部材42の下流部には予備賞球通路の上方を覆い通路面との上下間隔が下流側に向けて徐々に狭くなるように樋出口カバーが設けられるとともに、この予備賞球通路を流下する予備賞球の流れを止める球止め機構44が予備賞球通路に出没変位可能に取り付けられている。整列樋部材42の下流端部は滑らかに折り曲げられて下方に開口する偏向出口45が形成され、下方に位置する賞球払出機構50と繋がっている。このように構成される予備賞球通路では、タンク部材41から供給された予備賞球が予備賞球通路を流下する過程で徐々に平坦化および整列化され、偏向出口45から前後二列に整列された状態で賞球払出機構50に供給される。
【0022】
賞球払出機構50は、基枠体30と蓋部材57との間に取り付けられて、偏向出口45から供給される予備賞球を前後二列の整列状態で下方の賞球カセット54に導くとともに、所定数量の予備賞球を待機保持させる待機通路部材53と、この待機通路部材53の下部に位置して基枠体30に着脱可能に取り付けられ、待機通路部材53を通して供給される予備賞球を所定の払出条件に基づいて賞球払出経路60に払い出す賞球カセット54とを主体として構成される。
【0023】
待機通路部材53の直上部には、この通路位置に予備賞球があるか否かを検出することで、以下に説明する賞球待機通路53a,53bに所定数量の予備賞球が待機されているか否かを検知する球有無検出スイッチ52が前後方向に着脱可能に取り付けられ、また、賞球カセット54とこの賞球カセットの下方に形成される賞球払出経路60との間には、賞球カセット54から払い出された遊技球を検出する賞球検出センサ55,55が基枠体30に対して横開き開閉可能なセンサホルダ56に係脱可能に取り付けられている。
【0024】
待機通路部材53は、前後の球通路を仕切る仕切壁53wと、この仕切壁53wを挟んで前後方向に立設された左右の通路壁53L,53R、および仕切壁53wを貫通して前後方向に延びる円筒状の支持孔部53c,53dを有して構成される。待機通路部材53は球通路の清掃作業容易化等のため基枠体30と別体に構成されており、基枠体30の通路部材取付部33に後方に向けて突出成形された2カ所の支軸33c,33dに支持孔部53c,53dが挿抜自在に支持される。そして、このように支持された背面側から蓋部材57をネジ固定することにより、基枠体30と蓋部材57との間に挟持されるように取り付けられる。
【0025】
ここで、待機通路部材53の右側通路壁53Rは、球有無検出スイッチ52の直下に位置する領域が切り欠かれて上部開口53s(図10を参照)が形成されており、常には、後述する上部球抜き機構520の通路壁部521Rがこの上部開口53sを覆って切り欠き領域の通路壁を形成する。また、右側通路壁53Rは賞球カセット54の受容口54a,54b(図3では後列側の受容口54bのみが現れている)の直上に位置する領域が欠かれて下部開口53t(図10を参照)が形成されており、常には、後述する下部球抜き機構530の通路壁部531Rがこの下部開口53tを覆って切り欠き領域の通路壁を形成する。これにより、待機通路部材53を主体として、仕切壁53wの前後に左右の通路壁53L,53Rに囲まれた前後各一列の賞球待機通路53a,53b(図3では後列側の賞球待機通路53bのみが現れている)が形成される。
【0026】
なお賞球待機通路53a,53bの通路長は、払出作動時に賞球カセット54から払い出される最大球数(例えば25球)に基づいて設定され、賞球払出機構50を小型に構成しかつ球抜き処理時の円滑な球流れを実現するため、図3に示すように屈曲した通路形状に形成されている。
【0027】
このように構成される賞球待機通路53a,53bでは、予備賞球通路から供給された予備賞球が前後の壁面および左右の通路壁53L,53Rに囲まれた賞球待機通路内に前後二列の整列状態で待機保持されるとともに、この賞球待機通路53a,53bの下端部から賞球カセットの受容口54a,54bに導かれる。
【0028】
賞球カセット54は、図12に部分断面図(側端面図)を示すように、前後二分割のカセットケース541,542に納められて矩形箱状のモジュールをなし、待機通路部材53の直下に位置する基枠体30の賞球カセット取付部34に着脱可能に取り付けられる。賞球カセット54の上面中央部には賞球待機通路53a,53bから供給される予備賞球を受容する受容口54a,54bが設けられ、賞球カセット54の下面左右には遊技球を払い出す払出口54c,54dが設けられている。
【0029】
賞球カセット54が取り付けられる賞球カセット取付部34は、その取付面34aがカセットケース541の厚さに合わせて前方にオフセット成形されており、賞球待機通路53a,53bとこれに対応する賞球カセット内の受容通路543a,543bとが段差なく繋がるようになっている。賞球カセット取付部34には、取付面34aから平断面視L字状に後方に突出するカセット係止片34bが三カ所形成されるとともに、上部二カ所のカセット係止片34b,34bの間に、左右および下辺が切り離されてアーム状に延びその下端部に後方に突出する突起部が形成されたカセットロック片34cが一体成形されている。一方、カセットケース541の背面には、上記カセット係止片34bを受容して係脱可能に係合する係止片受容孔541b(図10を参照)が三カ所形成されるとともに、上記カセットロック片34cの突起部と係脱可能なロック片受容溝が形成されている。
【0030】
賞球カセット54の取り付けは、カセットケース背面の三カ所の係止片受容孔541bを賞球カセット取付部の三カ所のカセット係止片34bに位置合わせして上方にスライド移動させることで行われ、各三カ所のカセット係止片34bと係止片受容孔541bとが相互に係合して連結し、カセットロック片34cの係合突起がロック片受容溝と係合することで賞球カセット54が賞球カセット取り付け部34にロック保持される。
【0031】
カセットケースの内部には、前後の受容通路544a,544bの各列に対応する前後二段構成のインペラ544(544a,544b)が回動自在に支持されるとともに、インペラ544を正・逆方向に回転させるステッピングモータ、およびインペラ544の回転に伴って左または右に移動される遊技球を前後方向の中央に寄せて左右の払出口54c,54dに案内する側面視テーパ状の案内通路などが設けられている。案内通路の上部にはインペラ544の外周端面に支持された遊技球を前後中央方向に寄せて安定支持させる***部が形成されている。
【0032】
前後のインペラ544a,544bには、それぞれ予備賞球を受容するU字状の受容溝がそれぞれ120度間隔で三カ所形成されるとともに、前後の受容溝の位置が相互に60度間隔となるようにオフセットして形成されている。このため受容通路543a,543bに導かれてインペラ544の上部に到達した予備賞球は、賞球カセット54の払出作動、すなわちインペラ544の回転に伴って交互に1個ずつ前・後のインペラ544a・544bの受容溝に受け入れられ、この受容溝の回転移動に従って左側または右側の案内通路に移動され、この案内通路を通って左右いずれかの払出口54c,54dから払い出される。
【0033】
賞球カセット54による遊技球の払出作動は、所定条件のもと球払出基板92から出力される払出指令信号に基づいて行われる。賞球カセット54は、払出指令信号に基づいてステッピングモータを作動させ、払出指令信号に応じた回転方向(時計回りまたは反時計回り)に、払出指令信号に対応した回転角度(例えば、払い出される賞球数で5,10,25球等に相当する回転角度)でインペラ544を回転させ、左払出口54cまたは右払出口54dから遊技球を払い出す。
【0034】
例えば、入賞装置24,25,26等に遊技球が入賞したときに、球払出基板92から出力される払出指令信号に基づいてインペラ544を反時計回りに回転させ、指令信号に対応した数量(例えば、5,10,13球等)の遊技球を賞球として左側の払出口54cから賞球払出経路60に払い出す。また、いわゆるCR機において球貸し操作が行われたときには、球払出基板92から出力される払出指令信号に基づいてインペラ544を時計回りに回転作動させ、指令信号に対応した数量(例えば、25球等)の遊技球を貸し球として右側の払出口54dから賞球払出経路60に払い出す。
【0035】
賞球カセット54と賞球払出経路60との間に係脱可能に取り付けられる賞球検出センサ55,55は、それぞれ遊技球が通過可能な多角形孔状の検出孔部を有し、遊技球が検出孔部を通過したときにこれを電磁的に検出する。左右の賞球検出センサ55,55は、各賞球検出センサがセンサホルダ56にロック保持されセンサホルダ56が基枠体30に閉鎖保持されたときに、各検出孔部が左右の払出口54c,54dの直下に位置整合して配設されるようになっており、賞球カセット54から払い出された遊技球(賞球または貸し球、以下これらを代表して賞球という)は左右いずれかの検出孔部を通って賞球払出経路60に落下する。賞球検出センサ55,55の検出信号は球払出基板92に入力されており、球払出基板92はこれらの賞球検出センサから入力される検出信号に基づいて払い出された賞球の実数をカウントし、払出指令信号どおりの数量の賞球が払い出されるように賞球カセット54の作動をフィードバック制御する。
【0036】
さて、以上のように構成される賞球払出機構50において、球有無検出スイッチ52の直下に位置して上部球抜き機構520が設けられ、賞球カセット54の直上に位置して下部球抜き機構530が設けられている。以下、さらに図6〜図12の各図を参照しつつ上記二つの球抜き機構520,530について説明する。なお、図6は下部球抜き機構530の構成を示す分解斜視図、図7,図8,図9の各図はそれぞれ図3中の矢印VII−VII,VIII−VIII,IX−IXに沿った平断面図、図10は上下の球抜き機構の開閉部材をともに開放させた状態を示す背面図、図11(A)(B)はそれぞれ下部球抜き機構530による前後列の球抜き処理状態を示す説明図(図4中の矢印XI(A)〜,XI(B)〜方向に見た背面図)、図12は賞球カセット54を取り外すときの遊技球の流れを示す説明図であり、併せて賞球カセットの内部構造を示す側断面図である。
【0037】
上部球抜き機構520は、この機構よりも上流側に位置する予備賞球をパチンコ機PMの機外に排出させるための機構であり、具体的には、球有無検出スイッチ52の保守点検作業等を行うときに球止め機構44を併用して球止め処理を行い、球有無検出スイッチ52の近傍領域に停留する予備賞球のみを球抜き処理する場合のほか、パチンコ機内に貯留された遊技球を全量排出させるときの予備的な球抜き処理を行う場合にも利用される。
【0038】
上部球抜き機構520は、待機通路部材53と隣接して基枠体30の裏面側に揺動可能に枢支される上部開閉部材521と、基枠体30の表面側に揺動可能に取り付けられて上部開閉部材521の作動操作を行う操作レバー(図示省略する)とを有して構成される。基枠体30の通路部材取付部33には、基枠体30から後方に突出して上部開閉部材521を揺動可能に枢支する円柱状の枢支軸33aが突出成形されるとともに、この球抜き機構520により賞球待機通路53a,53bから排出された予備賞球をパチンコ機の機外に排出させるための上部球抜き通路71などが形成されている。
【0039】
上部開閉部材521には、待機通路部材53で一部切り欠かれた右上部の通路壁に相当する壁面形状に形成された通路壁部521R、この通路壁部521Rの上端近傍に設けられた円筒状の枢支孔部521a等を有して構成され、通路部材取付部33の枢支軸33aに枢支孔部521aを挿通させて支持させた状態で後方から蓋部材57をねじ固定することにより、通路部材取付部33に揺動可能に取り付けられる。
【0040】
操作レバーは、上端側に操作部、下端側に係合突起部を有して中間部を軸支する固定部材を介して基枠体30に揺動可能に取り付けられ、常には操作レバーと固定部材との間に設けられた付勢手段により係合突起部が通路部材取付部33に突出するように配設される。上部開閉部材521には係合突起の突出位置に整合する揺動半径上に、係合突起と係脱可能な閉鎖保持係合孔および開放保持係合辺が形成されており、これらの係合により、上部開閉部材521の通路壁部521Rが待機通路部材53の上部開口53sを覆って通路壁を形成する閉鎖角度位置、または通路壁部521Rが上方に揺動変位して上部開口53sを開放させた開放角度位置に、上部開閉部材521が係止保持されるように構成されている。
【0041】
一方、基枠体30の表面側には、図5に略示するように、窓口31の下方に位置して左右側方から中央に向けて下傾する集合樋が設けられ、その樋面上に集合通路74が形成されるとともに、左右の集合通路の合流部に集合口が形成されている。また基枠体30の裏面側には、詳細図示省略するが、集合口に集められた遊技球を流下させ基枠体30の下端部に設けられた排出開口から排出させる遊技済み球排出経路75が形成されている。このため、遊技盤20において遊技に供され化粧板21の裏面側に排出されたアウト球およびセーフ球(これらをまとめて「遊技済み球」という)は、集合通路74を転動して集合口に集められ、遊技済み球排出経路75を流下して排出開口からパチンコ機の機外に排出されるようになっている。
【0042】
また、上部開口53sの下方に位置する基枠体30には、上部開口が開放されたときに賞球待機通路53a,53bから溢れ出る予備賞球を集合通路74に導くための上部球抜き通路71および下降通路73が形成されている。上部球抜き通路71は、基枠体30の裏面側における待機通路部材53の上部右側方に形成された上部予備通路71a、この上部予備通路71aの下部に基枠体30の表裏を貫通して形成された上部連絡口71b、上部予備通路71aを落下する予備賞球を上部連絡口71bに案内するガイド壁71cなどから構成され、賞球待機通路から溢れ出た予備賞球を上部連絡口71bを通して基枠体30表面側の下降通路73に導く。
【0043】
下降通路73は、基枠体30の表面側に前方に向けて突出成形された左右の壁面36a,36b、およびこの下降通路73の前方に支柱36d等を利用して取り付けられるカバー部材81に取り囲まれるように形成されており、開放された下端開口を通して下方に位置する集合通路74と繋がっている。また、蓋部材57の前面側には、蓋部材に沿って上部予備通路71aを落下する予備賞球を上部連絡口71bに導くガイド突起57eが形成され、カバー部材81には上部連絡口71bと対峙して遊技球を下降通路73に円滑に導く円筒面状のR部81rが形成されている。なお、下降通路73の右側方には壁面36bと平行に上下に延びる右側壁36cが立設されており、これらの壁面およびカバー部材81に囲まれてワイヤーハーネスを収容するケーブルダクト85が形成される。
【0044】
このように構成される上部球抜き機構520において、パチンコ機が遊技に供される通常の遊技状態では、上部開閉部材521の閉鎖係合孔とレバー部材の係合突起とが係合して揺動規制され、通路壁部521Rが上部開口53sを塞ぐ閉鎖角度位置に係止保持されており、通路壁部521Rが賞球待機通路53a,53bの通路壁を形成した状態に保持される。このため、この球通路を通る予備賞球は閉鎖された通路壁に沿って賞球待機通路53a,53bを流下し、賞球カセットの受容口54a,54bに導かれる。
【0045】
上部球抜き機構520を利用して球抜き処理を行うとき、例えば、球有無検出スイッチ52の保守作業等を行うために球抜き処理を行うときについて説明すると、作業者は前枠2を開放して球止め機構44の球止め片を整列樋部材42内の予備賞球通路に突出させ、この通路位置よりも上流側からの遊技球の流れを止める球止め処理を行い、次いで上部球抜き機構520の操作レバーを揺動操作する。
【0046】
操作レバーが揺動操作されると、通路部材取付部33から操作レバーの係合突起部が待避して係合突起と上部開閉部材521の閉止保持係合孔との係合が解除され、上部開閉部材521の揺動規制が解除される。このとき賞球待機通路53a,53bには予備賞球が待機保持された状態にあるため、通路壁部521Rには通路内の予備賞球から押圧力が作用しており、上部開閉部材521の揺動規制が解除されると予備賞球からの押圧力によって上部開閉部材521が枢支軸33aまわりに揺動され、図10および図7に示すように上部開口53sが開放された開放角度位置に変位する。
【0047】
上部開閉部材521が開放角度位置に変位すると、これに伴って揺動変位する開放保持係合辺が係合突起の前方に移動し、操作レバーの操作力を解除したときに突出する係合突起が今度は開放保持係合辺と係合して上部開閉部材521を開放角度位置に係止保持する。このため、操作レバーを操作保持していなくとも、上部開閉部材521を開放角度位置に係止保持させることができる。
【0048】
こうして上部開閉部材521が開放角度位置に変位し、上部開口53sが開放されると、この開放位置と球止め機構44との間に停留された予備賞球が押し出されるようにして上部開口53sから上部予備通路71aに溢れ出る。前述したように上部予備通路71aは上部連絡口71bを介して下降通路73に繋がっており、上部開口から溢れ出た予備賞球は、上部予備通路71aおよびガイド壁71cに案内されて上部連絡口71bを通り、下降通路73を落下して集合通路74に受け止められ、この集合通路74および遊技済み球排出経路75を転動流下してパチンコ機PMの機外(遊技施設側の回収バケット)に排出される。
【0049】
このように、球止め機構44を用いて球有無検出スイッチ52の上流側で球止め処理を行い、上部球抜き機構520を利用して球有無検出スイッチ52の直下部から予備賞球を排出させることで、球有無検出スイッチ52を挟む近傍領域に停留する予備賞球のみを球抜き処理することができ、これにより球有無検出スイッチ52の保守作業等を迅速に行うことができる。
【0050】
なお、球抜き処理を完了した後には、操作レバーを再び揺動操作すればよい。操作レバーが揺動されると開放保持係合辺と係合突起との係合が解除されて、上部開閉部材521の揺動規制が解除され、上部開閉部材521が自重により枢支軸33aまわりに揺動して通路壁部521Rが上部開口53sを覆う閉鎖角度位置に復帰する。そして、操作レバーの操作力を解除すると係合突起が自己復帰して通路部材取付部33に突出し、閉鎖保持係合孔と係合して上部開閉部材を閉鎖角度位置に係止保持する。これにより上部開閉部材521は通常の遊技状態に保持される。
【0051】
次に、賞球カセット54の直上に設けられる下部球抜き機構530について説明する。この下部球抜き機構530は、前述した上部球抜き機構520と同様に、この機構よりも上流側に位置する予備賞球をパチンコ機PMの機外に排出させる機構であり、前述したと同様の球抜き処理にも利用することができるが、上部球抜き機構520では球抜き処理しきれない下流領域の構成部材、例えば待機通路部材53や賞球カセット54などの保守点検作業等を行うときに特に実益のある球抜き処理機構である。
【0052】
下部球抜き機構530は、賞球カセットの受容口54a,54bの直上に位置して配設され、支軸33dに揺動可能に枢支される下部開閉部材531を主体として構成される。通路部材取付部33には下部開閉部材531と待機通路部材53とを同軸上に支持する支軸33dが突出成形されるとともに、下部球抜き機構530により賞球待機通路53a,53bから排出された予備賞球をパチンコ機の機外に排出させるための下部球抜き通路72が形成され、また、上下の球抜き機構及び待機通路部材の後方を覆う蓋部材57には、下部開閉部材531を閉鎖姿勢に係止保持する係止アーム532が揺動自在に取り付けられている。
【0053】
下部開閉部材531は、待機通路部材53で一部切り欠かれた右下方の通路壁に相当する壁面形状に形成された通路壁部531R、この通路壁部531Rの上端部に前後二分割して形成された円筒状の枢支孔部531d,531d、通路壁部531Rの下端側に通路壁部から後方に向けて突出成形された操作レバー部531mなどを有して構成される。待機通路部材53の支持孔部53dは前端側および後端側が枢支孔部531d,531dの位置および長さにあわせて短縮して形成されるとともに、下部開口の後方エッジ部が斜めに面取りされて案内面53eが形成され、また、操作レバー部531mの径にあわせて逃げ部53fが形成されている。
【0054】
一方、下部開口53tの右側に位置する基枠体30には、下部開口53tが開放されたときに賞球待機通路53a,53bから溢れ出る予備賞球を下降通路73に排出させるための下部球抜き通路72が形成されている。下部球抜き通路72は、下部予備通路72a、この下部予備通路72aの右側に基枠体30の表裏を貫通して形成され下降通路73に繋がる下部連絡口72bなどから構成され、下部開口53tから溢れ出た予備賞球を下部連絡口72bを通して下降通路73に導く。なお、下部連絡口72bは取付姿勢にある賞球カセット54のカセットケース541上面よりも下方まで延びて切り欠き成型されるとともに、この連絡口72bの下端に下降通路73内に突出するガイド突起72cが形成されている。
【0055】
蓋部材57の前面側(賞球待機通路側)には、枢支軸33aおよび上下の支軸33c,33dと嵌合して蓋部材57を位置決めする嵌合ボス57aおよび(記載省略する57c),57dが形成されるとともに、下部開口53tが開放されて賞球待機通路53a,53bから溢れ出る予備賞球を下部連絡口72bに案内するガイドリブ57g(図9を参照)が形成されている。また蓋部材57には、操作レバー531mの揺動軌跡にあわせて表裏を貫通するスリット状のガイド孔57hが形成され(図2および図4を参照)、挿通させた操作レバー部531mの揺動移動をガイドをするとともに、下部開閉部材531が過度に揺動されないように操作範囲を規制する。蓋部材57の後面側(裏セット盤の裏面側)には係止アーム532が揺動自在に取り付けられており、この係止アーム532には、基端部532aから腕状に延びるアーム部532bの先端側に下部開閉部材の操作レバー531mと係合可能な係止溝532cが形成されている。
【0056】
下部開閉部材531は、前後の枢支孔部531d,531dと待機通路部材53の支持孔部53dとを同軸上に位置あわせして、通路部材取付部の支軸33dに挿通させることで待機通路部材53とともに支軸33dに支持され、その後方から嵌合ボス57a,57c,57dを枢支軸33aおよび支軸33c,33dに嵌合させて蓋部材57をねじ止めすることにより、通路部材取付部33と蓋部材57との間に挟持されるように取り付けられる。
【0057】
また、本球抜き機構530に使用する賞球カセット54は、カセットケース541におけるケース上面部541tが前方(賞球カセット取付部34方向)に向けて緩く下傾するように形成されている。
【0058】
以上のように構成される下部球抜き機構530において、パチンコ機が遊技に供される通常の遊技状態では、下部開閉部材の操作レバー部531mが係止レバーの係止溝532cと係合して揺動規制され、通路壁部531Rが下部開口53tを塞ぐ閉鎖角度位置に係止保持されており、通路壁部531Rが賞球待機通路53a,53bの通路壁を形成する状態に保持される。このため、賞球待機通路53a,53bを通る予備賞球は閉鎖された通路壁に沿ってこの球通路を流下し、賞球カセットの受容口54a,54bに導かれる。
【0059】
下部球抜き機構530を利用して球抜き処理を行うとき、例えば、賞球カセット54の保守作業等を行うために球抜き処理を行うときについて説明すると、作業者は上述した球止め機構44を利用して球止め処理を行い、必要に応じて適宜上部球抜き機構520を利用して賞球待機通路上部の球抜き処理を行った後、係止レバー532の操作摘み532mに指をかけて係止レバー532を上方に揺動させ、係止溝532cによる操作レバー部531mの係止、すなわち下部開放部材531の揺動規制を解除させる。
【0060】
次いで、操作レバー部531mに指をかけて操作レバー部531mをガイド孔57hに沿って上方に引き上げる。すると、下部開閉部材531が支軸33dまわりに揺動され、通路壁部531Rが上方に揺動されて、図10および図4等に示すように下部開口53tが開放された開放角度位置に変位する。
【0061】
こうして下部開閉部材531が開放角度位置に変位し、下部開口53tが開放されると、賞球待機通路53a,53bに停留された予備賞球が押し出されるようにして下部開口53tから溢れ出る。このうち、前列側の賞球待機通路53aから溢れ出る予備賞球は、待機通路部材の仕切壁53wおよび通路部材取付部の下部予備通路72aに沿ってカセットケース541の上部に流出し、このカセットケース541に形成されたケース上面部541tの傾斜に従って下部連絡口72bに導かれる(図12(A)を参照)。
【0062】
一方、後列側の賞球待機通路53bから溢れ出る予備賞球は、蓋部材57の内面および待機通路部材53の仕切壁53wに沿って賞球カセットのカセットケース541上に流出する。ここで、蓋部材57の内面には溢れ出る予備賞球を案内するガイドリブ57gが立設され、また仕切壁の出口開口部には案内面53eが形成されている。このため、溢れ出る予備賞球はこれらのガイドリブ57gおよび案内面53eに案内されてカセットケース上を下部連絡口72b方向に流出し、カセットケース541に形成されたケース上面部541tの傾斜に従って下部連絡口72bに導かれる(図12(B)を参照)。
【0063】
そして、下部連絡口72bに導かれた予備賞球は、この下部連絡口72bを通って下降通路73を落下し、以降、前述したと同様に集合通路74および遊技済み球排出経路75を転動流下してパチンコ機PMの機外(遊技施設側の回収バケット)に排出される。
【0064】
従って、このように、球止め機構44を用いて球止め処理を行い、下部球抜き機構530を利用して賞球カセットの受容口54a,54bの直上部から予備賞球を排出させることで、上部球抜き機構520では抜ききれない賞球待機通路内の残留球を球抜き処理することができ、これにより待機通路部材53や賞球カセット54の保守作業等を行う際にも球こぼれ等を生じない球抜き機構を構成することができる。
【0065】
ところで、既述したように、賞球カセットの前後のインペラ544a,544bは、予備賞球を受容する各三カ所の受容溝が相互に60度オフセットして形成されている。また、所定数量の払出作動後にインペラ544が回転停止する位置は前後いずれかのインペラ(544aまたは544b)の受容溝が上方の受容通路と対峙して予備賞球を受容保持した角度位置になるように制御されており、例えば、図11に例示するように、後列側の受容通路543bに位置する予備賞球が後列側インペラ544bの受容溝に受容保持され、前列側の受容通路543aに位置する予備賞球が前列側インペラ544aの外周端面に支持された角度位置で停止される。
【0066】
その結果、インペラ544よりも上流側の球通路では、前後列の予備賞球の相対位置がずれた整列状態になっており、受容口54a,54b近傍部では予備賞球の上端部が受容口から一部盛り上がるように突出した状態になっている。このため、下部球抜き機構530を利用して球抜き処理を行うことで多くの遊技球が押し出されるように流下した後に、受容口から突出する予備賞球に引っかかって流下しきれない数球の遊技球が残留する場合も生じうる。
【0067】
下部連絡口72bは、このような場合であっても、引っかかった予備賞球を球こぼれさせることなく下部球抜き通路72に流下させるため、取付姿勢にある賞球カセット54の上面よりも下方に延びて切り欠き成形されている。例えば、図11に示したような状態から図12に示すように賞球カセット54を下方にスライド移動させると、受容口から突出する予備賞球およびこの予備賞球と仕切壁等との間に引っかかっていた予備賞球が同時に下方に移動し、これにより引っかかりが解消されて残留球が賞球カセット54の上面に流れ出る。
【0068】
ここで、賞球カセット54のスライド移動量(カセット着脱のための移動量)は遊技球の直径よりも小さく設定されており、このように賞球カセット54を下動させたときに生じる蓋部材57の下辺と賞球カセット54の上面との間の隙間は賞球カセットの直径よりも小さい。このため、流れ出た予備賞球はこの隙間からこぼれ出ることがなく、カセットケースの上面部541tを転動流下し、下部連絡口72bからガイド突起72cに案内されて下降通路73に排出される。従って、賞球カセット54を取り外す場合にも確実に球こぼれを防止可能な球抜き機構を提供することができる。
【0069】
球抜き処理が完了した後には、操作レバー部531mをガイド孔57hに沿って下方に揺動させ、下部開閉部材531の通路壁部531Rが下部開口53tを閉鎖する閉鎖角度位置まで揺動変位させる。そして係止レバー532を揺動させて係止溝532cを操作レバー部531mに係合させる。これにより下部開閉部材531は閉鎖角度位置に係止保持され、賞球待機通路53a,53bを通る遊技球が賞球カセットの受容口54a,54bに導かれる通常の遊技状態に設定される。
【0070】
なお、以上説明した実施例では、賞球待機通路53a,53bから排出される予備賞球を下降通路73から集合通路74を介してアウト球やセーフ球等の遊技済み球とともに遊技済み球排出経路75に排出させる例を開示したが、球抜き専用の球抜き通路を形成するものであっても良く、またパチンコ機の機外に排出させるのみならず下球皿7等に排出させるように構成するものであっても良い。
【0071】
また、既存の基枠体30および待機通路部材53を有効に活用可能に構成するため、下部開閉部材531を待機通路部材53と同軸に支軸33dに支持させる例を開示したが、例えば、開閉部材を待機通路部材または蓋部材に揺動可能に枢結して部分組立し、このように部分組立された組立体を通路部材取付部33に組み付けるように構成してもよい。また、下部開閉部材531を閉鎖角度位置に係止保持する保持部材の一例として揺動可能なアーム状の係止レバーを用いた例を示したが、下部開閉部材を閉鎖角度位置に係止可能な手段であればよく、例えば、係止溝を有してスライド移動自在な係止手段や、揺動支点を挟んで操作レバー部とその反対側に設けたバネ支柱との間に引っ張りバネを張り渡し、下部開閉部材が閉鎖角度位置と開放角度位置とに係止保持されるように構成してもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、裏セット盤の裏面側に一体的に着脱可能に取り付けられ遊技盤における所定の入賞条件に基づいて受容口に導かれた遊技球を払い出す払出装置と、前後左右を囲む通路壁を有して払出装置の上方に設けられ遊技球を受容口に導く球通路と、球通路における受容口の直上部に位置する領域の側方の通路壁の一部が切り欠かれて設けられた開口部と、この開口部を開く開放位置と開口部を塞ぐ閉鎖位置とに開閉可能に取り付けられた開閉部材と、開口部の前方に位置する裏セット盤の前面側に形成された排出通路およびこの裏セット盤の壁面を表裏貫通して開口形成され排出通路に繋がる連絡口とを備え、開口部の下側に位置する領域のケースの上面が前方に下傾して形成されており、開閉部材を開放位置に設定して開口部を開放したときに、球通路に位置する遊技球が開口部から連絡口および排出通路を通って遊技機外部に排出されるように弾球遊技機の球抜き機構を構成する。このため、上記球抜き機構によれば、払出装置よりも上流側の球通路に遊技球が残留することがなく、払出装置のケース上面が前方に下傾し開口部から流れ出た遊技球が傾斜に従って連絡口に導かれて排出されるため、払出装置の保守作業等で払出装置を取り外す際にもこぼれ球を生じることのない球抜き機構を提供することができる。また、払出装置の直上部に位置する通路壁を開閉する構成のため、簡明な構成かつ簡単な操作で球抜き処理が可能な球抜き機構を提供することできる。
なお、払出装置の着脱構造が、払出装置を着脱位置からそのまま所定量上方にスライドさせたときに、ケースの上面が球通路を囲む通路壁の下端と隙間なく対向する取付姿勢に配設されるように構成され、この所定量が遊技球の直径よりも小さく設定されるような構成によれば、払出装置を取り外すため払出装置を取付姿勢の高さ位置から下方にスライドさせたときに、このスライド移動量が遊技球の直径よりも小さいため、遊技球が通路壁と払出装置との隙間からこぼれ落ちるようなことがない。
さらに、連絡口を取付姿勢におけるケースの上面の高さ位置よりも下方に延設し、着脱位置において、ケースの上面に流れ出た遊技球が連通開口を通って排出通路に排出されるような構成によれば、払出装置を取り外す際に受容口や開口部に引っかかっていた遊技球が連通開口を通って排出通路に排出されるため、確実に球こぼれを防止可能な球抜き機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾球遊技機の一例として示すパチンコ機の正面図である。
【図2】上記パチンコ機の裏面側を示す背面図である。
【図3】賞球払出機構の主要部を示す背面図であり、図2に示した背面図から蓋部材等を取り外した状態で賞球待機通路および上下の球抜き機構の概要構成を示す背面図である。
【図4】図3中の矢印VI〜に沿った球抜き機構の側断面図である。
【図5】賞球払出機構の周辺部を裏セット盤の前面側から見た正面図である。
【図6】下部球抜き機構の構成を示す分解斜視図である。
【図7】図3中の矢印VII−VIIに沿った上部球抜き機構の平断面図である。
【図8】図3中の矢印VIII−VIIIに沿った下部球抜き機構の平断面図である。
【図9】図3中の矢印IX−IXに沿った下部球抜き機構の平断面図である。
【図10】上下の球抜き機構の開閉部材をともに開放させた状態を示す背面図である。
【図11】下部球抜き機構による前列(図(A))および後列(図(B))の球抜き処理状態を示す説明図であり、それぞれ図4中の矢印XI(A)〜,XI(B)〜方向に見た背面図(矢視断面図)である。
【図12】賞球カセットを下方にスライド移動させたときの状態を示す説明図であり、併せて賞球カセットの内部構造を示す側断面図である。
【符号の説明】
BSP 裏セット盤
PA 遊技領域
PM パチンコ機
1 外枠
2 前枠
3a,3b ヒンジ部材
4 施錠装置
5 ガラス扉
6 上球皿
7 下球皿
8 操作ハンドル
9 打球発射装置
18 ヒンジ
19 閉鎖レバー
20 遊技盤
21 化粧板
22 案内レール(22a 外レール、22b 内レール)
23 風車
24 一般入賞具
25 始動入賞具
26 アタッカー
27 アウト口
28 図柄表示装置
30 基枠体
31 窓口
33 通路部材取付部(33a 枢支軸、33c,33d 支軸)
34 賞球カセット取付部
(34a 取付面、34b カセット係止片、34c カセットロック片)
36a,36b 壁面、36c 右側壁、36d 支柱
40 球貯留供給機構
41 タンク部材
42 整列樋部材
43 球ならし振り子
44 球止め機構
45 偏向出口
50 賞球払出機構
52 球有無検出スイッチ
53 待機通路部材
(53a,53b 賞球待機通路、53c,53d 支持孔部、53e 案内面、53f 逃げ部、53R,53L 通路壁部、53s 上部開口、53t 下部開口、53w 仕切壁)
54 賞球カセット
(54a,54b 受容口、54c,54d 払出口、54w 仕切壁)
55 賞球検出センサ
56 センサホルダ
57 蓋部材(57a,57c,57d 嵌合ボス、57e ガイド突起、57g ガイドリブ、57h ガイド孔)
60 賞球払出経路
71 上部球抜き通路
(71a 上部予備通路、71b 上部連絡口、71c ガイド壁)
72 下部球抜き通路
(72a 下部予備通路、72b 下部連絡口、72c ガイド突起)
73 下降通路
74 集合通路
75 遊技済み球排出経路
81 カバー部材(81r R部)
85 ケーブルダクト
91 メイン基板
92 球払出基板
93 ランプ・音声制御基板
94 画像制御基板
520 上部球抜き機構
521 上部開閉部材(521a 枢支孔部、521R 通路壁部)
530 下部球抜き機構
531 下部開閉部材
(531d 枢支孔部、531h 操作レバー部、531R 通路壁部)
532 係止レバー
(532a 基部、532b アーム部、532c 係止溝、532m 摘み)541 カセットケース(541b 係止片受容孔、541t ケース上面部)542 カセットケース
543a,543b 受容通路
544 インペラ(544a 前列側インペラ、544b 後列側インペラ)

Claims (3)

  1. 遊技盤と、前記遊技盤の裏面を覆って配設される裏セット盤の上部に設けられ遊技球を貯留するタンク部材と、ケースの上面に開設された受容口および前記ケースの下面に開設された払出口を有して略矩形箱状のモジュールをなし、前記タンク部材の下方に位置する前記裏セット盤の裏面側に一体的に着脱可能に取り付けられて前記受容口に導かれた遊技球を前記遊技盤における所定の入賞条件に基づいて前記払出口から払い出す払出装置と、前後左右を囲む通路壁を有して前記払出装置の上方に設けられ前記タンク部材から供給される遊技球を前記受容口に導く球通路とを備えた弾球遊技機の球抜き機構であって、
    前記球通路における前記受容口の直上部に位置する領域の側方の通路壁の一部が切り欠かれて設けられた開口部と、
    前記開口部を開く開放位置と前記開口部を塞ぐ閉鎖位置とに開閉可能に取り付けられ、前記閉鎖位置において前記球通路を通る遊技球を前記受容口に導く開閉部材と
    前記開口部の前方に位置する前記裏セット盤の前面側に形成され遊技球を遊技機外部に流下させる排出通路と、
    前記開口部の前方に位置して前記裏セット盤を前後に仕切る壁面を表裏貫通して開口形成され前記排出通路に繋がる連絡口とを備え、
    前記開口部の下側に位置する領域の前記ケースの上面が前方に下傾して形成されており、
    前記開閉部材を前記開放位置に設定して前記開口部を開放したときに、前記球通路に位置する遊技球が前記開口部から前記連絡口および前記排出通路を通って遊技機外部に排出されるように構成したことを特徴とする弾球遊技機の球抜き機構。
  2. 前記払出装置の前記裏セット盤への着脱構造は、前記ケースおよび前記裏セット盤の対応位置に形成されて相互に係脱可能な係止片と係止片受容孔とからなり、前記係止片を前記係止片受容孔に受容させて前記払出装置をそのまま所定量上方にスライドさせたときに、前記ケースの上面が前記球通路を囲む前記通路壁の下端と隙間なく対向する取付姿勢に配設されるように構成され、
    前記所定量が遊技球の直径よりも小さく設定されることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の球抜き機構。
  3. 前記連通開口は、前記取付姿勢における前記ケースの上面の高さ位置よりも下方に延びて形成されており、前記払出装置を前記取付姿勢から前記所定量下方にスライドさせた着脱位置において、前記ケースの上面に流れ出た遊技球が前記連通開口を通って前記排出通路に排出されるように構成したことを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機の球抜き機構。
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