JP2002284950A - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂組成物

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JP2002284950A
JP2002284950A JP2001088205A JP2001088205A JP2002284950A JP 2002284950 A JP2002284950 A JP 2002284950A JP 2001088205 A JP2001088205 A JP 2001088205A JP 2001088205 A JP2001088205 A JP 2001088205A JP 2002284950 A JP2002284950 A JP 2002284950A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 優れた耐アルカリ性をもつPVC成形品を得
ることができる塩化ビニル系樹脂組成物の提供。 【解決手段】 電子分光化学(ESCA)分析による粒
子表面分析において、炭素原子と塩素原子の1s結合エ
ネルギー値(eV)のピーク比が0.6を超えるもの
で、水銀圧入法(圧力0〜196MPa)による細孔容
積分布において、0.001〜0.1μmの範囲の空隙容
積が全空隙容積中の2〜15容積%である塩化ビニル樹
脂を塩素化することにより得られる塩素化塩化ビニル樹
脂100重量部に対して、改質剤が4重量部以上、必要
に応じて塩化ビニル樹脂成分が添加されている場合には
塩化ビニル樹脂成分と改質剤成分との合計が10重量部
以上である塩素化塩化ビニル系樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩化ビニル系樹脂
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル樹脂(以下、PVCという)
は機械的強度、耐候性、耐薬品性に優れており、他のプ
ラスチック材料と比較しても安価であることから、給排
水パイプ、プレート、継手等の幅広い分野で利用される
汎用樹脂である。しかしながら、PVCは熱変形温度が
低く使用可能な上限温度が60〜70℃付近であるた
め、熱水が流れる給湯管やプラント管などには使用が困
難であった。そこでPVCの高温での耐久性能を向上さ
せるため、PVCを塩素化して耐熱性を向上させた塩素
化塩化ビニル樹脂(以下CPVCという)が開発され
た。この樹脂を用いた配合設計によりPVCの易施工
性、易接着性と耐熱性、耐衝撃性を併せ持った管が利用
できる様になってきた。(特開平4−359928号公
報)この様に給湯用配管やプラント用の超純水配管では
問題のない管の開発が行われてきたが、一方でアルカリ
水溶液が流れるプラント分野でのライン配管では、耐薬
品性に優れる硬質塩化ビニル管においても、長期の使用
により劣化が進み、さらに内圧や脈動、支持部で発生す
る応力や、膨脹伸縮による発生する応力が加わり亀裂が
進行する、環境応力割れ(以下ESC)が発生し、管の破
壊、破裂や薬液の流出が問題となる場合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題に
鑑み、優れた耐アルカリ性をもつPVC成形品を得るこ
とができる塩化ビニル系樹脂組成物を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
(以下、発明1という)の塩素化塩化ビニル系樹脂組成
物は、電子分光化学(ESCA)分析による粒子表面分
析において、炭素原子と塩素原子の1s結合エネルギー
値(eV)のピーク比が0.6を超えるもので、水銀圧
入法(圧力0〜196MPa)による細孔容積分布にお
いて、0.001〜0.1μmの範囲の空隙容積が全空隙
容積中の2〜15容積%である塩化ビニル樹脂を塩素化
することにより得られる塩素化塩化ビニル樹脂100重
量部に対して、改質剤が4部以上、必要に応じて塩化ビ
ニル樹脂が添加されている場合には塩化ビニル樹脂成分
と改質剤成分との合計が10重量部以上である塩素化塩
化ビニル系樹脂組成物であって、引張試験片を表面最大
発生応力が1.86〜1.96MPaとなるように円弧に
曲げた状態で、濃度14wt%のKOH水溶液中に、5
0℃で72時間浸漬した後の破断伸び(Ea)と、浸漬
する前の破断伸び(Eb)から、次式(1)により計算
される破断伸び保持率が30%以上であることを特徴と
する塩素化塩化ビニル系樹脂組成物である。破断伸び保
持率(%)=Ea/Eb ×100 …(1)
【0005】請求項2に記載の発明(以下、発明2とい
う)の塩素化塩化ビニル系樹脂組成物は、改質剤成分と
して少なくともシリコンアクリル系改質剤を含むことを
特徴とする請求項1記載の塩化ビニル系樹脂組成物であ
る。
【0006】アルカリによる塩化ビニル系樹脂成形品の
ESCは、塩化ビニル系樹脂組成物が接触するアルカリ
により劣化することと、塩化ビニル成形品に応力が発生
している場合に起こる現象であり、双方どちらが欠けて
もESCという現象はおこらない。
【0007】本願発明者は、上記知見に基づき誠意検討
した結果、引張試験片(JIS K7113:2号試験
片)を表面最大発生応力が18.6〜19.8MPaとな
るよう円弧に曲げた状態で、濃度14wt%KOH水溶
液中に、50℃で72時間浸漬した後の破断伸び(E
a)と、浸漬する前の破断伸び(Eb)から、式(1)
により計算される破断伸び保持率(%)が30以上であ
る時、アルカリ使用時においてもESCが発生しにくい
ことを明らかにした。これは、上記破断伸び保持率が3
0%以上である塩素化塩化ビニル系樹脂組成物は、アル
カリによる材料の劣化が起こりにくいか、もしくは初期
に発生させた応力が緩和しやすい為である。その結果、
成形品の表面に発生する微少なESCが抑制され、破断
伸びの低下が抑制されるものと考えられる。
【0008】上記破断伸び保持率が30より小さいと、
通常の使用条件でESCが発生、徐々に成長し、長期使
用した場合、成形品の破壊や、薬液の漏洩を引き起こす
可能性が高いため、破断伸び保持率は30以上に限定さ
れ、より好ましくは60以上である。
【0009】上記塩化ビニル樹脂は(PVC樹脂)は,
塩化ビニル単量体(以下、VCMという)単独,又は,
VCM及びVCMと共重合可能な他の単量体の混合物を
公知の方法(例えば、懸濁重合、塊状重合等)で重合し
てなる樹脂である。上記VCMと共重合可能な他の単量
体としては特に限定されず、例えば、酢酸ビニル等のア
ルキルビニルエステル類、エチレン、プロピレン等のα
−モノオレフィン類、塩化ビニリデン、スチレン等が挙
げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併
用してもよい。
【0010】上記PVC樹脂は、電子分光化学(ESC
A)分析による表面分において、炭素原子と塩素原子の
1s結合エネルギー値(eV)のピーク比が0.6を超
えるものである。上記炭素原子と塩素原子の1s結合エ
ネルギー値(eV)におけるピーク比が0.6以下で
は、PVC粒子表面に分散剤等の添加剤が吸着している
と考えられるため、後工程での塩素化速度が遅くなるだ
けではなく、得られるCPVCが均一混練されにくくな
り耐薬性にも好ましくはない。また、熱安定性が劣るよ
うになる。より好ましくは、上記ピーク比が0.7を超
えるものである。なお、上記PVC中の塩素原子と炭素
原子のとの存在比は、塩素原子/炭素原子=1/2であ
り(末端構造、分岐を考慮しないとき)、上記1s結合
エネルギー値(eV)におけるピーク比(塩素原子ピー
ク×2/炭素原子ピーク)は0〜1の値となる。ピーク
比が0の場合は、PVC粒子表面がPVC以外で、か
つ、塩素を含まない他の物質により覆われていることを
意味し、ピーク比が1の場合は、PVC粒子表面が、完
全に塩化ビニル成分のみで覆われていることを意味す
る。
【0011】上記PVCの細孔分布は、水銀圧入法(測
定圧力範囲は0〜196MPa)による測定細孔容積分
布において、0.001〜0.1μmの範囲の空隙容積が
全空隙容積中に占める空隙容積率は2〜15容積%であ
る。上記空隙容積率が2容積%未満であると、粒子内部
の微細孔の割合が少なく、成形加工時のゲル化性に劣り
耐薬性にも好ましくはない、また、15容積%を超える
と、塩素化時の塩素の拡散がバランスよく行われず、粒
子内の塩素含有率分布が広くなりすぎて、熱安定性が良
くない。より好ましい容積分率は2〜15容積%であ
る。
【0012】本発明のCPVC樹脂は上記PVC樹脂を
塩素化して得られる樹脂であればよく、塩素化度も特に
限定されるものではない。また2種以上のCPVCが併
用されてもよい。PVCを塩素化する方法としては特に
限定されず、従来公知の各種方法で行うことができる。
例えば、上記PVCを懸濁した状態、溶剤に溶解した状
態、又は固体状態とした後、塩素と接触させること等に
より行うことができる。
【0013】上記塩素化塩化ビニル系樹脂組成物は、上
記塩素化塩化ビニル樹脂、及び改質剤からなり、必要に
応じて塩化ビニル樹脂が加えられてもよい。上記改質剤
としては、本発明の目的を損なわない範囲であれば特に
限定されず、例えば、シリコンアクリル系改質剤、アク
リル系改質剤、塩素化ポリエチレン(CPE)系改質
剤、メチルメタクリレイト/ブタジエン/スチレン共重
合体(MBS)系改質剤等が挙げられる。これら改質剤
の内耐アルカリ性の面から少なくともシリコンアクリル
系改質剤を含有するのが好ましい。これらは単独で用い
てもよく、2種以上を併用してもよい。上記改質剤の添
加量は、塩素化塩化ビニル樹脂100重量部に対して、
4重量部以上である。4重量部未満の場合には十分な耐
アルカリ性が得られない。また、必要に応じて塩素化塩
化ビニル系樹脂組成物に塩化ビニル樹脂が添加されてい
る場合には、塩化ビニル樹脂成分と改質剤成分の合計が
10重量部以上である。10重量部未満の場合は耐アル
カリ性が低下することがあり好ましくなく、より好まし
くは13重量部以上である。一方改質剤が多すぎると、
アルカリによる改質剤成分の劣化や塩素化塩化ビニル樹
脂との相溶性が低下し、耐衝撃性が低下してしまう場合
があるので、改質剤の量は塩素化塩化ビニル樹脂100
重量部に対して30重量部未満が好ましい。
【0014】上記CPVC系樹脂組成物をには、安定
剤、加工助剤、滑剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸
収剤、帯電防止剤、顔料、充填剤、可塑剤等の一般に塩
化ビニル系樹脂の成形時に用いられている配合剤を、本
発明の目的を損なわない範囲で必要に応じて配合しても
よい。
【0015】上記安定剤としては特に限定されず、例え
ば、熱安定剤、熱安定化助剤等が挙げられる。上記熱安
定剤としては、例えば、ジメチル錫メルカプト、ジブチ
ル錫メルカプト、ジオクチル錫メルカプト等の有機錫系
安定剤、カルシウム−亜鉛系安定剤、バリウム−亜鉛系
安定剤、バリウムーカドミウム系安定剤、ステアリン酸
鉛等の鉛系安定剤等が挙げられる。これらは単独で用い
てもよく、2種以上を併用してもよい。
【0016】また、上記熱安定化助剤としては特に限定
されず、例えば、エポキシ化大豆油、りん酸エステル等
が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上
を併用してもよい。
【0017】上記安定剤及び安定化助剤の添加量は本発
明の目的を損なわない範囲であれば特に限定されない。
【0018】上記加工助剤としては特に限定されず、例
えば、重量平均分子量10万〜200万のアルキルアク
リレート/アルキルメタクリレート共重合体等のアクリ
ル系加工助剤等が挙げられる。具体的には、n−ブチル
アクリレート/メチルメタクリレート共重合体、2−エ
チルヘキシルアクリレート/メチルメタクリレート/ブ
チルメタクリレート共重合体等が挙げられる。これらは
単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。上記
加工助剤の添加量は本発明の目的を損なわない範囲であ
れば特に限定されない。
【0019】上記滑剤としては、内部滑剤、外部滑剤が
挙げられる。上記内部滑剤とは、成形加工時の溶融樹脂
の流動粘度を低下させ、摩擦発熱を防止する目的で使用
されるものであり、具体的には、例えば、ブチルステア
レート、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、
エポキシ大豆油、グリセリンモノステアレート、ステア
リン酸、ビスアミド等が挙げられる。これらは単独で用
いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0020】上記外部滑剤とは、成形加工時の溶融樹脂
と金属面との滑り効果を上げる目的で使用されるもので
あり、具体的には、例えば、パラフィンワックス、ポリ
オレフィンワックス、エステルワックス、モンタン酸ワ
ックス等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、
2種以上を併用してもよい。上記滑剤の添加量は特に限
定されず、本発明の目的を損なわない範囲であれば特に
限定されない。
【0021】上記酸化防止剤としては特に限定されず、
例えば、フェノール系抗酸化剤等が挙げられる。上記光
安定剤としては特に限定されず、例えば、ヒンダードア
ミン系等が挙げられる。上記紫外線吸収剤としては特に
限定されず、例えば、サリチル酸エステル系、ベンゾフ
ェノン系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート
系等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種
以上を併用してもよい。
【0022】上記帯電防止剤としては特に限定されず、
例えば、カチオン系帯電防止剤、非イオン系帯電防止剤
等が挙げられる。
【0023】上記顔料としては特に限定されず、例え
ば、アゾ系、フタロシアニン系、スレン系、染料レーキ
系等の有機顔料、酸化物系、クロム酸モリブデン系、硫
化物・セレン化物系、フェロシアニン化物系等の無機顔
料等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種
以上を併用してもよい。
【0024】上記充填剤の種類や添加量としては特に限
定されず、例えば、炭酸カルシウム、タルク等が挙げら
れる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用し
てもよい。
【0025】上記可塑剤としては特に限定されず、例え
ば、ジブチルフタレート、ジ−2―エチルヘキシルフタ
レート、ジ−2―エチルヘキシルアジペート等が挙げら
れる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用し
てもよい。
【0026】上記した酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸
収剤、帯電防止剤、顔料、充填材、可塑剤の添加量は、
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物の特性を損なわない範
囲内であれば特に限定されない。
【0027】上記CPVC組成物を成形する際に用いる
成形機としては特に限定されず、例えば、単軸押出機、
二軸異方向パラレル押出機、二軸異方向コニカル押出
機、二軸同方向押出機等が挙げられる。又、賦形する金
型、樹脂温度、成形条件は、特に限定されない。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するた
め以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。
【0029】実施例1、3、4、6〜8、比較例1〜3
〔PVCの調製〕内容積100Lの重合器(耐圧オート
クレーブ)に脱イオン水50kgを入れた後、塩化ビニ
ル単量体に対して、平均ケン化度88モル%及び重合度
1000の部分ケン化ポリ酢酸ビニルを濃度が400p
pm、ソルビタンモノラウレート(HLB:8.6)濃
度が1600ppm、ラウリン酸濃度が1500pp
m、ポリアクリルアミド(20℃、101325MPa
で0.1重量%水溶液のブルックフィールズ粘度が51
mPa・s)濃度が100ppm、t−ブチルパーオキ
シネオデカノエートを濃度が550ppmとなる量を投
入した。次いで、重合器内を45mmHgまで脱気した
後、塩化ビニル単量体33kgを仕込み、撹拌を開始し
た。重合器を56℃に昇温して重合を開始し、重合反応
終了までこの温度を保った。重合転化率が90%になっ
た時点で反応を終了し、重合器内の未反応単量体を回収
した後、重合体をスラリー状で系外へ取り出し、脱水乾
燥してPVCを得た。得られたPVCの重合度は、10
50であった。
【0030】得られたPVCについて下記の方法で構造
分析を行い、結果を表1に示した。 〔評価方法〕 (ESCA分析)PVC粒子の表面をESCA(Electr
on Spectroscopy for Chemical Analysis:電子分光化
学分析)で下記の条件でスキャンしC1s(炭素)、C
l1s(塩素)O1s(酸素)の各ピーク面積より塩素
量を基準に粒子表面の塩化ビニル樹脂成分を定量分析し
た。 ・使用機器:日本電子社製「JPS−90FX」 ・使用条件:X線源(MgKα線)、12kV−15m
A ・スキャン速度:200ms/0.1eV/scan ・パスエネルギー:30eV (細孔分布) 水銀圧入ポロシメーターを用いて、196MPaで塩素
化塩化ビニル系樹脂100gに圧入される水銀の容量測
定して空隙率を求めた。空隙率とは樹脂粒子体積に占め
る空隙の割合である。細孔分布は、空隙率を測定するた
めに0〜196MPaまで圧力を上げるが、その際に水
銀圧入量を連続的に測定し、細口径の分布を測定した。
【0031】〔CPVCの調製〕内容積300Lのグラ
スライニング製耐圧反応層に、上記で得られたスラリー
状のPVC200kg(PVC40kgと水性媒体16
0kgとからなる)を投入し、その後、反応槽内を加温
して槽内を110℃に保った。次いで、反応槽内に窒素
ガスを吹き込み、槽内を窒素ガスで置換した後、反応槽
内に塩素ガスを吹き込みPVCの塩素化を行った。反応
槽内の塩酸濃度を測定することにより塩素化反応の進行
をモニターしながら塩素化反応を続け、生成したCPV
Cの塩素含有率が66.4重量%に達した時点で塩素ガ
スの供給を停止し、塩素化反応を終了した。更に、反応
槽内に窒素ガスを吹き込んで未反応塩素を除去し、得ら
れた樹脂を水酸化ナトリウムで中和した後、水で洗浄し
脱水、乾燥して粉末状のCPVC(A)を得た。得られ
たCPVC(A)の塩素含有率は66.9重量%であっ
た。
【0032】〔評価〕 (破断伸び保持率)CPVC(A)を用いて表2に従っ
て添加剤を配合してCPVC系組成物を得た。得られた
CPVC系組成物を200℃の8インチロールミキサー
(安田精機製:191−TM8×20)で巻き付き後3
分間混練し、得られたロールシートを、205℃のプレ
ス成形機(東邦マシナリー製)で余熱2分、加圧(圧
力:196MPa)2分でプレス成形し、厚さ約2mm
のプレス板を得た。プレス板から引張試験片(JIS
K 7113:2号試験片)を切削し、JIS K 7
113に準じ23℃で破断伸び(Eb)を測定した(n
数=5)。一方、同様にして得られた引張試験片を外半
径5cmのSUS製パイプに引張試験片の長さ方向が円
弧に曲がった状態で巻き付け、両端を固定した。この時
引張試験片に発生する表面最大応力が18.6〜19.8
MPaとなるように、引張試験片の厚みを2mm±0.
4mmの範囲で調節した引張試験片を使用した。なお表
面最大応力は次式(2)により計算した。 表面最大応力(σmax)=(ヤング率×厚み)/(2×(外半径+引張試験片厚) …(2) 引張試験片を固定したら直ちに50℃の14wt%KO
H水溶液の中に浸漬させ、密閉した容器内で72時間放
置した。取り出した引張試験片を水洗し、JIS K
7113に準じ23℃で破断伸び(Ea)を測定した
(n数=5)。なお、各引張試験片の破断伸び保持率は
式(1)により計算し、結果を表2に示した。 Ea/Eb ×100 … (1)
【0033】(耐アルカリ性)他方で、表2に記載の配
合組成物を、200Lヘンシェルミキサー(カワタ製:
200Lスーパーミキサー)で混合し、この組成物を2
軸異方向回転の押出機(積水工機製:SLM60)を用
いてバレル温度170〜200℃、金型温度195〜2
10℃、スクリュー回転10〜20rpmで成形し内径
50mm、肉厚4.5mmのパイプを得た。この時の樹脂温
度は約205℃、押出量は約60〜75kg/hであっ
た。得られたパイプにポンプで50℃の14wt%KO
H水溶液を1ヶ月間循環させ、下記の基準で耐アルカリ
性の合否を判定した。結果を表2に示した。 ○:アルカリの漏洩や、飛散がなく、管内面にESCが
発生していない。 ×:アルカリの漏洩や、飛散がみられる。または管内面
にESCが発生している。
【0034】実施例2、5 〔PVCの調整〕内容積100Lの重合器(耐圧オート
クレーブ)に脱イオン水50kgを入れた後、塩化ビニ
ル単量体に対して、平均ケン化度88モル%及び重合度
1000の部分ケン化ポリ酢酸ビニルを濃度が1200
ppm、t−ブチルパーオキシネオデカノエートを濃度
が550ppmとなる量を投入した。次いで、重合器内
を45mmHgまで脱気した後、塩化ビニル単量体33
kgを仕込み、撹拌を開始した。重合器を56℃に昇温
して重合を開始し、重合反応終了までこの温度を保っ
た。重合転化率が50%になった時点で反応を終了し、
重合器内の未反応単量体を回収した後、重合体をスラリ
ー状で系外へ取り出し、脱水乾燥してPVCを得た。得
られたPVCの重合度は、1050であった。得られた
PVCにつき実施例1と同様の評価を行った、結果を表
1に示した。 〔CPVCの調製〕得られたPVCを用いて実施例1と
同様に行ってCPVC(B)を得、実施例1と同様の評
価を行った、結果を表2に示した。
【0035】比較例4 〔PVCの調整〕内容積100Lの重合器(耐圧オート
クレーブ)に脱イオン水50kgを入れた後、塩化ビニ
ル単量体に対して、平均ケン化度88モル%及び重合度
1000の部分ケン化ポリ酢酸ビニルを濃度が600p
pm、ソルビタンモノラウレート(HLB:8.6)濃
度が3000ppm、ラウリン酸濃度が2000pp
m、t−ブチルパーオキシネオデカノエートを濃度が5
50ppmとなる量を投入した。次いで、重合器内を4
5mmHgまで脱気した後、塩化ビニル単量体33kg
を仕込み、撹拌を開始した。重合器を56℃に昇温して
重合を開始し、重合反応終了までこの温度を保った。重
合転化率が90%になった時点で反応を終了し、重合器
内の未反応単量体を回収した後、重合体をスラリー状で
系外へ取り出し、脱水乾燥してPVCを得た。得られた
PVCの重合度は、1050であった。得られたPVC
につき実施例1と同様の評価を行った、結果を表1に示
した。 〔CPVCの調製〕得られたPVCを用いて実施例1と
同様に行ってCPVC(C1)を得、実施例1と同様の
評価を行った、結果を表2に示した。
【0036】比較例5 〔PVCの調整〕内容積100Lの重合器(耐圧オート
クレーブ)に脱イオン水50kgを入れた後、塩化ビニ
ル単量体に対して、平均ケン化度88モル%及び重合度
1000の部分ケン化ポリ酢酸ビニルを濃度が1300
ppm、t−ブチルパーオキシネオデカノエートを濃度
が550ppmとなる量を投入した。次いで、重合器内
を45mmHgまで脱気した後、塩化ビニル単量体33
kgを仕込み、撹拌を開始した。重合器を56℃に昇温
して重合を開始し、重合反応終了までこの温度を保っ
た。重合転化率が50%になった時点で反応を終了し、
重合器内の未反応単量体を回収した後、重合体をスラリ
ー状で系外へ取り出し、脱水乾燥してPVCを得た。得
られたPVCの重合度は、1050であった。得られた
PVCにつき実施例1と同様の評価を行った、結果を表
1に示した。 〔CPVCの調製〕得られたPVCを用いて実施例1と
同様に行ってCPVC(C2)を得、実施例1と同様の
評価を行った、結果を表2に示した。
【0037】比較例6 〔PVCの調整〕内容積100Lの重合器(耐圧オート
クレーブ)に脱イオン水50kgを入れた後、塩化ビニ
ル単量体に対して、ソルビタンモノラウレート(HL
B:8.6)濃度が3000ppm、ラウリン酸濃度が
2000ppm、t−ブチルパーオキシネオデカノエー
トを濃度が550ppmとなる量を投入した。次いで、
重合器内を45mmHgまで脱気した後、塩化ビニル単
量体33kgを仕込み、撹拌を開始した。重合器を56
℃に昇温して重合を開始し、重合反応終了までこの温度
を保った。重合転化率が90%になった時点で反応を終
了し、重合器内の未反応単量体を回収した後、重合体を
スラリー状で系外へ取り出し、脱水乾燥してPVCを得
た。得られたPVCの重合度は、1050であった。得
られたPVCにつき実施例1と同様の評価を行った、結
果を表1に示した。 〔CPVCの調製〕得られたPVCを用いて実施例1と
同様に行ってCPVC(C3)を得、実施例1と同様の
評価を行った、結果を表2に示した。
【0038】比較例7 〔PVCの調整〕内容積100Lの重合器(耐圧オート
クレーブ)に脱イオン水50kgを入れた後、塩化ビニ
ル単量体に対して、平均ケン化度88モル%及び重合度
1000の部分ケン化ポリ酢酸ビニルを濃度が1000
ppm、t−ブチルパーオキシネオデカノエートを濃度
が550ppmとなる量を投入した。次いで、重合器内
を45mmHgまで脱気した後、塩化ビニル単量体33
kgを仕込み、撹拌を開始した。重合器を56℃に昇温
して重合を開始し、重合反応終了までこの温度を保っ
た。重合転化率が50%になった時点で反応を終了し、
重合器内の未反応単量体を回収した後、重合体をスラリ
ー状で系外へ取り出し、脱水乾燥してPVCを得た。得
られたPVCの重合度は、1050であった。得られた
PVCにつき実施例1と同様の評価を行った、結果を表
1に示した。 〔CPVCの調製〕得られたPVCを用いて実施例1と
同様に行ってCPVC(C4)を得、実施例1と同様の
評価を行った、結果を表2に示した。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【発明の効果】本発明の塩素化塩化ビニル系樹脂組成物
は、上述の構成からなるため、優れた耐アルカリ性を有
するPVC成形品を得ることが可能である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子分光化学(ESCA)分析による粒
    子表面分析において、炭素原子と塩素原子の1s結合エ
    ネルギー値(eV)のピーク比が0.6を超えるもの
    で、水銀圧入法(圧力0〜196MPa)による細孔容
    積分布において、0.001〜0.1μmの範囲の空隙容
    積が全空隙容積中の2〜15容積%である塩化ビニル樹
    脂を塩素化することにより得られる塩素化塩化ビニル樹
    脂100重量部に対して、改質剤が4重量部以上、必要
    に応じて塩化ビニル樹脂成分が添加されている場合には
    塩化ビニル樹脂成分と改質剤成分との合計が10重量部
    以上である塩素化塩化ビニル系樹脂組成物であって、引
    張試験片を表面最大発生応力が1.86〜1.96MPa
    となるように円弧に曲げた状態で、濃度14wt%のK
    OH水溶液中に、50℃で72時間浸漬した後の破断伸
    び(Ea)と、浸漬する前の破断伸び(Eb)から、次
    式(1)により計算される破断伸び保持率が30%以上
    であることを特徴とする塩素化塩化ビニル系樹脂組成
    物。破断伸び保持率(%)=Ea/Eb ×100 …
    (1)
  2. 【請求項2】 改質剤成分として少なくともシリコンア
    クリル系改質剤を含むことを特徴とする請求項1記載の
    塩素化塩化ビニル系樹脂組成物。
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