JP2002198810A - 光受信機の入力断検出回路 - Google Patents

光受信機の入力断検出回路

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JP2002198810A
JP2002198810A JP2000393082A JP2000393082A JP2002198810A JP 2002198810 A JP2002198810 A JP 2002198810A JP 2000393082 A JP2000393082 A JP 2000393082A JP 2000393082 A JP2000393082 A JP 2000393082A JP 2002198810 A JP2002198810 A JP 2002198810A
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Atsushi Suda
篤 須田
Kazuhiro Suzuki
和裕 鈴木
Tomoyuki Otsuka
友行 大塚
Hiroshi Yamada
宏 山田
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PLL回路の同期・非同期状態を基にした入力
断検出について、同期ノイズの影響による誤同期を回避
した回路構成を実現して正確な入力断検出を可能にした
光受信機の入力断検出回路を提供する。 【解決手段】本発明による光受信機の入力断検出回路
は、PLL回路の同期状態を基に入力断検出を行う回路
構成について、PLL回路が非同期となる周波数成分を
持った非同期ノイズを、PLL回路の位相比較器5に入
力される信号に重畳するノイズ重畳部20を設けたもの
である。これにより、光信号の入力断時、PLL回路が
同期ノイズの影響を受け難くなり、非同期ノイズの影響
により非同期状態となるため正確な入力断検出が可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信に使用する
光受信機の入力断検出回路に関し、特に、位相同期ルー
プ(PLL)回路の同期・非同期状態に基づいて光信号
の入力断を検出する光受信機の入力断検出回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光通信に使用する光受信機では、伝送路
等を介して入力される光信号の受信状態に応じて光入力
断を検出する入力断検出回路を備えた構成が一般的であ
る。従来の入力断検出回路としては、例えば、特開昭5
9−114925号公報等に記載されているように、受
信した光信号を基にタイミング信号(クロック信号)を
生成する位相同期ループ(PLL)回路の同期・非同期
状態に基づいて光信号の入力断を検出する構成などがあ
る。
【0003】図22は、上記のような従来の入力断検出
回路を備えた光受信機の構成例を示すブロック図であ
る。図22の構成例では、外部の伝送路等を介して光受
信機に入力される光信号が、受光素子1で受光されて電
気信号に変換され、プリアンプ2で増幅される。プリア
ンプ2の出力信号は、さらにメインアンプ3およびリミ
ットアンプ4で所要のレベルまで増幅された後に、位相
比較器5に入力される。位相比較器5は、チャージポン
プ6、ローパスフィルタ(LPF)7および電圧制御発
振器(VCO)8とともにPLL回路を構成するもので
ある。この位相比較器5では、リミットアンプ4からの
出力信号Qおよび反転出力信号/Qと電圧制御発振器8
からの出力信号との位相比較が行われ、位相差に応じた
信号がチャージポンプ6およびローパスフィルタ7を介
して電圧制御発振器8に送られることで、電圧制御発振
器8の発振周波数が可変制御される。そして、電圧制御
発振器8の出力信号は、クロック信号CLKとしてフリ
ップフロップ回路(F/F)9に送られ、該クロック信
号CLKに従って、位相比較器5を通過した光受信信号
のデータ識別処理が実行されて、識別結果を示すデータ
信号およびクロック信号CLKが、フリップフロップ回
路9からデータ出力端子OUTDATAおよびクロック出力
端子OUT CLKをそれぞれ介して外部に出力される。ま
た、PLL回路の同期・非同期状態は、例えば、ローパ
スフィルタ7から出力される信号を用いてロック検出器
10で監視され、PLL回路の非同期状態が検出される
と、光信号の入力断が入力断検出回路11で判断され
て、入力断検出アラーム信号がアラーム出力端子OUT
ALMから外部に出力される。このようなPLL回路の同
期・非同期状態を基に入力断検出を行う構成は、回路の
小規模化や低電力化などを可能にするという点で有効で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の入力断検出回路では、周辺回路等からのノ
イズの影響を受けてPLL回路が誤同期してしまうと、
所望の光信号の入力が途絶えた場合でも入力断検出アラ
ーム信号が出力されないという欠点があった。一般に、
光通信システムでは、図22に示したような光受信機の
出力信号が当該ビットレートの1/2N(N=2,3,4,
…)に周波数分離されて利用される場合が多いので、P
LL回路が同期する周波数成分を持ったデータ信号やク
ロック信号が光受信機の周辺に多く存在することにな
り、このような信号がノイズとして光受信機に漏れてく
る可能性は非常に高い。このため、PLL回路が同期す
る周波数成分を持ったノイズ(以下、同期ノイズとす
る)の影響を受けてPLL回路が誤同期することによ
り、誤った入力断検出が行われてしまうという問題があ
った。
【0005】本発明は上記の点に着目してなされたもの
で、PLL回路の同期・非同期状態を基にした入力断検
出について、同期ノイズの影響による誤同期を回避した
回路構成を実現して正確な入力断検出を可能にした光受
信機の入力断検出回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、第1の発明による光受信機の入力断検出回路は、光
受信信号を用いてタイミング信号を生成する位相同期ル
ープ(PLL)回路の同期・非同期状態に基づいて、光
信号の入力断を検出する光受信機の入力断検出回路にお
いて、PLL回路が非同期となる周波数成分を持った非
同期ノイズを、PLL回路の位相比較器に入力される信
号に重畳するノイズ重畳部を備えて構成されるものであ
る。なお、上記非同期ノイズのレベルは、誤動作を防止
したい同期ノイズのレベルより大きく設定することが好
ましい。
【0007】かかる構成では、PLL回路を非同期状態
する非同期ノイズを位相比較器の入力信号に重畳するよ
うにしたことで、光信号の入力断時、PLL回路が同期
ノイズの影響を受け難く、非同期ノイズの影響により非
同期状態となる。これにより、PLL回路の同期・非同
期状態に基づいて光信号の入力断が正確に検出されるよ
うになる。
【0008】また、第2の発明による光受信機の入力断
検出回路は、光受信信号を用いてタイミング信号を生成
するPLL回路の同期・非同期状態に基づいて、光信号
の入力断を検出する光受信機の入力断検出回路におい
て、PLL回路の位相比較器の感度を調整する感度制御
部を備えて構成されるものである。かかる構成では、例
えば、同期ノイズの振幅に応じて位相比較器の感度が低
くなるような制御を行うことで、光信号の入力断時で
も、PLL回路が同期ノイズによって誤同期しなくなる
ため、PLL回路の同期・非同期状態に基づいて光信号
の入力断が正確に検出されるようになる。
【0009】また、第3の発明による光受信機の入力断
検出回路は、光受信信号を用いてタイミング信号を生成
するPLL回路の同期・非同期状態に基づいて、光信号
の入力断を検出する光受信機の入力断検出回路におい
て、PLL回路の位相比較器に入力される信号のデュー
ティ比を制御するデューティ制御部を備えて構成される
ものである。
【0010】かかる構成では、例えば、位相比較器への
入力信号のデューティ比を同期ノイズのスペクトルに応
じて制御するようにしたことで、上記入力信号の中心周
波数成分のパワーが小さくなり、光信号の入力断時にお
いてもPLL回路が同期ノイズによって誤同期しなくな
るため、PLL回路の同期・非同期状態に基づいて光信
号の入力断が正確に検出されるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、本発明にかかる光受信機の
入力断検出回路の基本構成について説明する。図1は、
本発明の第1の基本構成を備えた光受信機の一例を示す
ブロック図である。なお、上述の図22に示した従来の
構成と同様の部分には同一の符号が付してある。
【0012】図1において、本発明の第1の基本構成
は、PLL回路の同期・非同期状態を基に入力断検出を
行う回路構成について、位相比較器5に入力される信号
に対し、PLL回路が非同期となる周波数成分を持った
ノイズ(以下、非同期ノイズとする)を重畳するノイズ
重畳部20を設けたことを特徴とし、また、重畳するノ
イズのレベルは、望ましくは、誤動作を防止したい同期
ノイズのレベルよりも大きくなるように設定される。
【0013】ノイズ重畳部20は、例えば、リミットア
ンプ4から位相比較器5に送られる出力信号Qおよび反
転出力信号/Qに対して非同期ノイズを重畳する。な
お、非同期ノイズの重畳位置は、リミットアンプ4と位
相比較器5の間に限られるものではなく、受光素子1か
ら位相比較器5までの間で光受信信号に非同期ノイズを
重畳できる任意の位置とすることが可能である。また、
非同期ノイズのレベルは、光受信信号のレベルよりも十
分に小さくなるように設定することが望ましい。
【0014】受光素子1は、外部の伝送路等を介して光
受信機に入力される光信号を受光して電気信号に変換す
るものであって、例えば、アバランシェフォトダイオー
ド(APD)やPINフォトダイオードなどを使用する
ことが可能である。ここでは、受光素子1に印加される
逆バイアスをVPDとすることにする。プリアンプ2は、
受光素子1で発生する電流信号を電圧信号に変換して所
要のレベルまで増幅して出力する公知の前置増幅器であ
る。メインアンプ3は、プリアンプ2から出力される信
号をリファレンス電圧VREFに従って所定のレベルまで
増幅して出力する。また、リミットアンプ4は、メイン
アンプ3から出力される信号を更に増幅して、出力信号
Qおよび反転出力信号/QをPLL回路の位相比較器5
に送る。
【0015】PLL回路は、位相比較器5、チャージポ
ンプ6、ローパスフィルタ(LPF)7および電圧制御
発振器(VCO)8から構成され、リミットアンプ4か
ら出力される信号Q,/Qと電圧制御発振器8からの出
力信号との位相比較が位相比較器5で行われ、その位相
差に応じた信号がチャージポンプ6およびローパスフィ
ルタ7を介して電圧制御発振器8に送られることで、電
圧制御発振器8の発振周波数が可変制御される。
【0016】フリップフロップ回路(F/F)9は、電
圧制御発振器8から出力されるクロック信号CLKに従
って、位相比較器5を通過した受信信号のデータ識別処
理を実行し、その識別結果を示すデータ信号およびクロ
ック信号CLKをデータ出力端子OUTDATAおよびクロ
ック出力端子OUTCLKを介して外部にそれぞれ出力す
る。
【0017】ロック検出器10は、例えば、ローパスフ
ィルタ7から出力される信号を用いてPLL回路の同期
・非同期状態を監視するものである。例えば、ローパス
フィルタ7の出力信号レベルが所定の範囲外となった場
合に非同期と判定する。なお、同期・非同期状態の判定
に用いられる前記所定の範囲は、例えば、PLL回路が
所望の信号に同期している時にローパスフィルタ7が出
力する信号のレベルの近傍等の範囲に設定することが可
能である。
【0018】入力断検出回路11は、ロック検出器10
でPLL回路の非同期状態が検出されると、光信号の入
力断を判断して、入力断検出アラーム信号をアラーム出
力端子OUTALMを介して外部に出力する。上記のよう
な第1の基本構成を備えた光受信機では、光信号の入力
が途絶えた場合、PLL回路が同期する周波数成分を持
つ同期ノイズとノイズ重畳部20からの非同期ノイズと
が位相比較器5の入力信号として送られ、電圧制御発振
器8からのフィードバック信号との位相比較が行われ
る。このとき、非同期ノイズのレベルが同期ノイズのレ
ベルよりも大きければ、PLL回路は非同期ノイズによ
って非同期状態となり、同期ノイズの影響を受けて誤同
期してしまう状態が回避される。これにより、PLL回
路の非同期状態がロック検出器10で検出され、光信号
の入力断が入力断検出回路11で判断されて入力断検出
アラーム信号がアラーム出力端子OUTALMを介して外
部に出力されるようになる。一方、光信号が光受信機に
入力されている状態では、位相比較器5に入力される光
受信信号のレベルに比べて非同期ノイズのレベルが十分
に小さくなるように設定されていれば、PLL回路は光
受信信号により同期状態となって所望の周波数のクロッ
ク信号CLKが生成される。
【0019】このように本発明の第1の基本構成によれ
ば、ノイズ重畳部20を設けて、位相比較器5に入力さ
れる信号に非同期ノイズを重畳するようにしたことで、
光信号の入力断時、PLL回路が同期ノイズの影響を受
け難く、非同期ノイズの影響により非同期状態となるた
め、PLL回路の同期・非同期状態に基づいて光信号の
入力断を正確に検出することが可能になる。また、非同
期ノイズのレベルを調整することによって、入力断検出
アラーム信号が発出される入力光レベルを適宜に設定す
ることも可能になる。
【0020】なお、上記図1に示した第1の基本構成で
は、非同期ノイズが重畳された受信信号が位相比較器5
を介してフリップフロップ9に送られることになるた
め、データの識別処理等において非同期ノイズが主信号
に与える影響を考慮する必要が生じる場合もある。この
ような場合に対処した第1の基本構成の変形例を、図2
のブロック図に示す。
【0021】図2の変形例では、メインアンプ3の出力
信号が2つの経路に分岐され、一方の経路を伝わる信号
はリミットアンプ4を介してフリップフロップ9に送ら
れ、他方の経路を伝わる信号はリミットアンプ4’を介
して位相比較器5に送られる。このように、PLL回路
に送る受信信号をデータ識別処理が行われる主信号系の
経路から分離して、非同期ノイズを重畳するようにすれ
ば、非同期ノイズの影響を受けることなく受信信号のデ
ータ識別処理を行うことが可能になる。
【0022】ここで、上記のような第1の基本構成を適
用した具体的な実施形態について説明する。図3は、第
1の基本構成を適用した光受信機の実施形態1−1の構
成を示すブロック図である。図3において、実施形態1
−1の光受信機は、前述の図1に示した第1の基本構成
におけるノイズ重畳部20の具体的な回路構成として、
レベル検出回路21および逆バイアス制御回路22を設
けたものである。なお、ここでは、受光素子1としてA
PDを使用する。
【0023】レベル検出回路21は、例えば、リミット
アンプ4から位相比較器5に送られる信号のレベルを検
出して、その結果を逆バイアス制御回路22に伝える。
逆バイアス制御回路22は、レベル検出回路21の検出
結果に応じて、受光素子(APD)1に与える逆バイア
スVPDを制御する。具体的には、レベル検出回路21の
検出結果を基に、本光受信機に入力される光信号のレベ
ルが入力断に相当するレベルまで小さくなったことを判
断すると、逆バイアスVPDの値を大きくして受光素子
(APD)1の増倍率Mを大きくする。これにより、受
光素子(APD)1で発生する暗電流による雑音が増加
し、この暗電流による雑音が前述した非同期ノイズとし
て受光素子1から出力され、プリアンプ2、メインアン
プ3およびリミットアンプ4で順に増幅されて位相比較
器5に入力される。なお、入力光レベルが入力断に相当
するレベルになったときの逆バイアスVPDは、受光素子
(APD)1で発生する暗電流を各アンプ2〜4で増幅
した後のレベルが、誤動作を防ぎたい対象の同期ノイズ
のレベルよりも大きくなるような受光素子(APD)1
の増倍率Mに対応させて設定することが望ましい。
【0024】これにより、光信号の入力断時には、受光
素子(APD)1の暗電流を用いた非同期ノイズにより
PLL回路が非同期状態となり易く、同期ノイズの影響
による誤同期が回避されて正確な入力断検出が可能にな
る。なお、上記の実施形態1−1では、前述の図1に示
した回路構成に対応させた具体例を示したが、図2に示
したような非同期ノイズが主信号に与える影響を考慮し
た回路構成についても同様にして適用することが可能で
ある。この場合の具体的な回路構成を図4のブロック図
に示しておく。図4では、例えば、リミットアンプ4’
から位相比較器5に送られる信号のレベルがレベル検出
回路21で検出されるような回路構成としている。
【0025】図5は、第1の基本構成を適用した光受信
機の実施形態1−2の構成を示すブロック図である。図
5において、実施形態1−2の光受信機は、前述の図1
に示した第1の基本構成におけるノイズ重畳部20の具
体的な回路構成として、増幅器23を設けたものであ
る。この増幅器23は、フリップフロップ9から出力さ
れるクロック信号CLKを分岐して所要のレベルまで増
幅し、その増幅したクロック信号CLK’を非同期ノイ
ズとして、リミットアンプ4から位相比較器5に送られ
る出力信号Qおよび反転出力信号/Qにそれぞれ重畳す
る。増幅器23の増幅動作は、クロック信号CLK’の
レベルが誤動作の影響を防止したい同期ノイズのレベル
よりも大きくなるように設定することが望ましい。
【0026】フリップフロップ9から出力されるクロッ
ク信号CLKは、受信した光信号のビットレートに対応
した周波数を持ち、この周波数はPLL回路の同期周波
数の2倍に相当するため、PLL回路を非同期状態にす
る。従って、増幅したクロック信号CLK’が、位相比
較器5への入力信号に重畳されることで、光信号の入力
断時には、上記クロック信号CLK’によりPLL回路
が非同期状態となり易く、同期ノイズの影響による誤同
期が回避されて正確な入力断検出が可能になる。
【0027】なお、上記の実施形態1−2では、前述の
図1に示した回路構成に対応させた具体例を示したが、
図2に示したような非同期ノイズが主信号に与える影響
を考慮した回路構成についても同様にして適用すること
が可能である。この場合の具体的な回路構成を図6のブ
ロック図に示しておく。図6では、増幅器23で所要の
レベルまで増幅されたクロック信号CLK’が、リミッ
トアンプ4’から位相比較器5に送られる出力信号Qお
よび反転出力信号/Qにそれぞれ重畳されるような回路
構成としている。また、図6の回路構成の変形例とし
て、増幅器23で増幅されたクロック信号CLK’を、
リミットアンプ4’のリファレンス信号として与えるこ
とにより、リミットアンプ4’から出力される各信号
Q,/Qに非同期ノイズを重畳させるようにしもてよ
い。この場合の回路構成を図7のブロック図に示してお
く。
【0028】次に、本発明にかかる光受信機の入力断検
出回路の第2の基本構成について説明する。図8は、本
発明の第2の基本構成を示すブロック図である。図8に
おいて、本発明の第2の基本構成は、上述の図22に示
した従来の場合と同様の回路構成について、同期ノイズ
の振幅に応じて位相比較器5の感度を低くする感度制御
部30を設けたことを特徴とする。ここで、位相比較器
5の感度とは、PLL回路を同期状態にすることが可能
な入力信号の最小振幅を意味するものであり、同期ノイ
ズの振幅に応じて位相比較器5の感度を低くすれば、位
相比較器5についての同期可能な入力信号の最小振幅が
大きくなり、PLL回路が同期ノイズによっては同期し
難くなる。
【0029】なお、感度制御部30によって制御される
位相比較器5の感度は、光受信信号の入力によりPLL
回路が同期可能な感度以上に設定されているものとす
る。言い換えれば、位相比較器5についての同期可能な
入力信号の最小振幅が、光受信信号の振幅よりも小さく
なるように設定されていることになる。また、感度制御
部30以外の他の部分の構成は、第1の基本構成の場合
と同様であるためここでの説明を省略する。
【0030】上記のような第2の基本構成を備えた光受
信機では、光信号の入力が途絶えた場合、位相比較器5
にはPLL回路が同期可能な周波数成分を持つ同期ノイ
ズが入力されることになる。しかし、この同期ノイズの
振幅に対して、位相比較器5についての同期可能な入力
信号の最小振幅が大きければ、PLL回路は非同期状態
となり、同期ノイズの影響を受けて誤同期してしまう状
態が回避される。これにより、PLL回路の非同期状態
がロック検出器10で検出され、光信号の入力断が入力
断検出回路11で判断されて入力断検出アラーム信号が
アラーム出力端子OUTALMを介して外部に出力される
ようになる。一方、光信号が光受信機に入力されている
状態では、位相比較器5に入力される光受信信号に対し
て位相比較器5が十分な感度を持つように設定されてい
るため、PLL回路は光受信信号により同期状態となっ
て所望の周波数のクロック信号CLKが生成されるよう
になる。
【0031】このように本発明の第2の基本構成によれ
ば、感度制御部30を設け、位相比較器5の感度を調整
可能としたので、光信号の入力断時にPLL回路が同期
ノイズに誤同期し易い場合には、感度制御部30により
位相比較器5の感度を下げる方向に調整し、誤同期を回
避することができる。なお、感度を下げるほど、所望の
光受信信号に対するPLLの同期の保証が不確かなもの
に近づくが、同期ノイズの影響度に応じて感度を個別に
調整可能としているので、所望の光受信信号に対するP
LLの同期が一律に影響を受けてしまうことはない。ま
た、位相比較器5の感度を調整することによって、入力
断検出アラーム信号が発出される入力光レベルを適宜に
設定することも可能になる。
【0032】なお、上記第2の基本構成についても、前
述の図2に示した場合と同様に、PLL回路に送る受信
信号をデータ識別処理が行われる主信号系の経路から分
離するようにしてもよい。図9のブロック図には、この
ような第2の基本構成の変形例を示しておく。ここで、
上記のような第2の基本構成を適用した具体的な実施形
態について説明する。
【0033】図10は、第2の基本構成を適用した光受
信機の実施形態2−1の構成を示すブロック図である。
図10において、実施形態2−1の光受信機は、前述の
図8に示した第2の基本構成における感度制御部30の
具体的な回路構成として、オフセット制御回路31、抵
抗32,33およびコンデンサ34,35を設けたもの
である。
【0034】オフセット制御回路31は、レベル可変な
オフセット電圧を発生し、該オフセット電圧を抵抗3
2,33を介して位相比較器5の各入力ノードにそれぞ
れ印加する。オフセット電圧の各印加点とリミットアン
プ4の各出力端子との間にはコンデンサ34,35がそ
れぞれ挿入されていて、リミットアンプ4から出力され
る各信号Q,/Qの交流成分が位相比較器5に伝達され
る。
【0035】上記のような回路構成では、位相比較器5
の各入力ノードにオフセット電圧を印加することによ
り、位相比較器5への入力信号の有効振幅が小さくな
る。具体的には、例えば図11の上段に示すように、オ
フセット電圧を印加する前の位相比較器5の入力信号
は、位相比較を行うための有効振幅Aとして、リミット
アンプ4から出力される各信号Q,/Qのハイおよびロ
ーのレベル差に対応した振幅が確保される。一方、図1
1の下段に示すように、オフセット電圧を印加した後の
位相比較器5の入力信号は、各信号Q,/Qの直流電圧
レベルがオフセット電圧により相反する方向へそれぞれ
シフトするため、有効振幅がAからA’に小さくなる。
このオフセット電圧の印加により有効振幅が小さくなる
という作用は、位相比較器5に入力される光受信信号お
よび同期ノイズの双方に働くことになる。従って、位相
比較器5に入力される光受信信号および同期ノイズの各
々の有効振幅が小さくなるということは、相対的に、位
相比較器5についての同期可能な入力信号の最小振幅が
大きくなることになる。
【0036】ここでは、位相比較器5についての同期可
能な入力信号の最小振幅が一定の値に設定されていると
すると、その最小振幅の値がオフセット電圧印加後の光
受信信号の有効振幅よりも小さくなるように、オフセッ
ト電圧を調整するようにする。これにより、光信号の入
力が継続している間は、PLL回路が光受信信号により
同期状態となり、光信号の入力が途絶えると、PLL回
路は同期ノイズでは誤同期し難くなり非同期状態が実現
され、PLL回路の同期・非同期状態に基づいた正確な
入力断検出が可能な調整を行うことができる。
【0037】なお、上記の実施形態2−1では、前述の
図8に示した回路構成に対応させた具体例を示したが、
図9に示したようなPLL回路に送る受信信号を主信号
系の経路から分離した回路構成についても同様にして適
用することが可能である。この場合の具体的な回路構成
を図12のブロック図に示しておく。図12の回路構成
においても、オフセット制御回路31で発生するオフセ
ット電圧が、各抵抗32,33を介して、リミットアン
プ4’後段の各コンデンサ34,35と位相比較器5の
各入力端子との間のノードに印加される。
【0038】図13は、第2の基本構成を適用した光受
信機の実施形態2−2の構成を示すブロック図である。
図13において、実施形態2−2の光受信機は、前述の
図10に示した実施形態2−1の回路構成について、リ
ミットアンプ4から出力される各信号Q,/Qのレベル
を検出するレベル検出回路36を設け、該レベル検出回
路36の検出結果に応じて、オフセット制御回路31で
発生するオフセット電圧を自動制御するようにしたもの
である。具体的には、オフセット制御回路31が、レベ
ル検出回路36の検出結果を基に、本光受信機に入力さ
れる光信号のレベルが入力断に相当するレベルまで小さ
くなったことを判断すると、オフセット電圧が大きくな
るように制御する。これにより、位相比較器への入力信
号の有効振幅が小さくなるため、位相比較器5の感度が
光信号の入力有りのときよりも相対的に低くなり、同期
ノイズによるPLL回路の誤同期が回避されて正確な入
力断検出が可能になる。
【0039】このように、光受信信号のレベルを検出し
てオフセット電圧を自動的に制御するようにすれば、例
えば各々のアンプ2〜4の動作点が変動等しても適切な
オフセット電圧を印加することができるようになるた
め、光信号の入力断検出を安定して行うことが可能であ
る。なお、上記の実施形態2−2の回路構成は、前述の
図12に示したPLL回路に送る受信信号を主信号系の
経路から分離した回路構成についても同様にして適用す
ることが可能である。この場合の具体的な回路構成を図
14のブロック図に示しておく。図14では、例えば、
メインアンプ3からリミットアンプ4に出力される信号
のレベルがレベル検出回路36で検出され、該検出結果
がオフセット制御回路31に伝えられるようにしてい
る。
【0040】また、上述した実施形態2−1,2−2で
は、リミットアンプ4と位相比較器5の間でオフセット
電圧を印加するようにしたが、オフセット電圧の印加位
置はこれに限られるものではなく、位相比較器5よりも
前段側の任意の位置でオフセット電圧を印加することが
可能である。次に、本発明にかかる光受信機の入力断検
出回路の第3の基本構成について説明する。
【0041】図15は、本発明の第3の基本構成を示す
ブロック図である。図15において、本発明の第3の基
本構成は、上述の図22に示した従来の場合と同様の回
路構成について、位相比較器5に入力される信号のデュ
ーティ比を制御するデューティ制御部40を設けたこと
を特徴とする。このデューティ制御部40は、例えば、
メインアンプ3等のリファレンス電圧VREFを調整する
ことによって位相比較器5に入力される信号のデューテ
ィ比を可変制御するものとし、具体的には、本光受信機
に入力される光信号のデューティ比が100%に設定さ
れているとすると、メインアンプ3のリファレンス電圧
REFを受信データの中心電圧値よりも少しずらすこと
で、メインアンプ3から出力される信号のデューティ比
が小さくなるように設定する。なお、ここでのデューテ
ィ比は、入力される光信号について1タイムスロット内
でデータがハイレベル(光信号がオン)になる割合を示
すものである。
【0042】このように相比較器5に入力される信号の
デューティ比を小さくすると、その入力信号の中心周波
数成分のパワーを小さくすることが可能になる。すなわ
ち、例えば図16に示すように、デューティ比をA%か
らB%に制御した場合(A>B)、入力信号のスペクト
ルを考えると中心周波数f0成分のパワーレベルがP0 A
からP0Bに減少するようになる。このデューティ比の制
御により中心周波数f0成分のパワーが小さくなるとい
う作用は、位相比較器5に入力される光受信信号および
同期ノイズの双方に働くことになる。
【0043】従って、位相比較器5の入力信号につい
て、PLL回路が同期可能な周波数成分の最小パワーが
所定の値に設定されているとすると、その最小パワーの
値が、デューティ比調整後の光受信信号についての中心
周波数f0成分パワーよりも小さくなる範囲でデューテ
ィ比を制御することによって、光信号の入力断時でも、
PLL回路は同期ノイズに関係なく非同期状態となる。
【0044】このように本発明の第3の基本構成によれ
ば、デューティ制御部40を設け、位相比較器5への入
力信号のデューティ比を同期ノイズのスペクトルに応じ
て制御するようにしたことで、光信号の入力断時にPL
L回路が同期ノイズによって誤同期し難くすることがで
き、PLL回路の同期・非同期状態に基づいて光信号の
入力断を正確に検出することが可能になる。また、位相
比較器5への入力信号のデューティ比を調整することに
よって、入力断検出アラーム信号が発出される入力光レ
ベルを適宜に設定することも可能になる。
【0045】なお、上記第3の基本構成についても、前
述の図2に示した場合と同様に、PLL回路に送る受信
信号をデータ識別処理が行われる主信号系の経路から分
離するようにしてもよい。図17のブロック図には、こ
のような第3の基本構成の変形例を示しておく。図17
では、デューティ制御部40がリミットアンプ4’のリ
ファレンス電圧VREFを調整することで位相比較器5へ
の入力信号のデューティ比が制御されるようにしてい
る。
【0046】ここで、上記のような第3の基本構成を適
用した具体的な実施形態について説明する。図18は、
第3の基本構成を適用した光受信機の実施形態3−1の
構成を示すブロック図である。図18において、実施形
態3−1の光受信機は、前述の図15に示した第3の基
本構成におけるデューティ制御部40の具体的な回路構
成として、メインアンプ3のリファレンス入力端子と接
地端子との間に可変電源41を設けたものである。この
可変電源41によって、メインアンプ3に与えるリファ
レンス電圧VRE Fを調整して位相比較器5への入力信号
のデューティ比を制御することで、前述したように、同
期ノイズの中心周波数成分のパワーが、PLL回路の同
期可能な最小パワーよりも小さくなるように設定され
て、入力断時の同期ノイズによる誤同期が回避されるよ
うになる。
【0047】なお、前述の図17に示した第3の基本構
成の変形例についても、上記実施形態3−1の場合と同
様にしてデューティ制御部40に可変電源41を使用す
ることが可能である。この場合の具体的な回路構成を図
19のブロック図に示しておく。図20は、第3の基本
構成を適用した光受信機の実施形態3−2の構成を示す
ブロック図である。
【0048】図20において、実施形態3−2の光受信
機は、前述の図18に示した実施形態3−1の回路構成
について、可変電源41に代えて、リミットアンプ4か
ら出力される各信号Q,/Qのレベルを検出するレベル
検出回路42と、該レベル検出回路42の検出結果に応
じてメインアンプ3へのリファレンス電圧VREFを自動
制御するリファレンス制御回路43とを設けたものであ
る。具体的には、リファレンス制御回路43が、レベル
検出回路42の検出結果を基に、本光受信機に入力され
る光信号のレベルが入力断に相当するレベルまで小さく
なったことを判断すると、メインアンプ3へのリファレ
ンス電圧VREFを所定のレベルまで上げて位相比較器5
への入力信号のデューティ比を制御する。これにより、
光信号の入力断時でも、同期ノイズによる誤同期が回避
されるようになる。
【0049】このように、光受信信号のレベルを検出し
てリファレンス電圧VREFを自動的に制御するようにす
れば、例えば各々のアンプ2〜4の動作点が変動等して
も位相比較器5に入力される信号のデューティ比が適切
に制御されるため、光信号の入力断検出を安定して行う
ことが可能である。なお、前述の図19に示した実施形
態3−1の変形例についても、上記実施形態3−2の場
合と同様にして可変電源41に代えてレベル検出回路4
2およびリファレンス制御回路43を設けることが可能
である。この場合の具体的な回路構成を図21のブロッ
ク図に示しておく。図21では、例えば、メインアンプ
3からリミットアンプ4に出力される信号のレベルがレ
ベル検出回路42で検出され、該検出結果がリファレン
ス制御回路43に伝えられるようにしている。
【0050】また、上述した実施形態3−1,3−2で
は、メインアンプ3のリファレンス電圧を調整するよう
にしたが、本発明はこれに限らず、リミットアンプ4の
リファレンス電圧を調整して位相比較器5への入力信号
のデューティ比を制御するようにしてもよい。
【0051】(付記1) 光受信信号を用いてタイミン
グ信号を生成する位相同期ループ回路の同期・非同期状
態に基づいて、光信号の入力断を検出する光受信機の入
力断検出回路において、前記位相同期ループ回路が非同
期となる周波数成分を持った非同期ノイズを、前記位相
同期ループ回路の位相比較器に入力される信号に重畳す
るノイズ重畳部を備えて構成されたことを特徴とする光
受信機の入力断検出回路。
【0052】(付記2) 付記1に記載の光受信機の入
力断検出回路であって、前記ノイズ重畳部は、受信した
光信号を電気信号に変換する受光素子で発生する暗電流
を前記非同期ノイズとして前記位相比較器の入力信号に
重畳することを特徴とする光受信機の入力断検出回路。
【0053】(付記3) 付記2に記載の光受信機の入
力断検出回路であって、前記受光素子は、アバランシェ
フォトダイオードであり、前記ノイズ重畳部は、光受信
信号のレベルを検出するレベル検出回路と、該レベル検
出回路の検出結果に応じて前記アバランシェフォトダイ
オードに印加する逆バイアス値を制御する逆バイアス制
御回路とを有することを特徴とする光受信機の入力断検
出回路。
【0054】(付記4) 付記1に記載の光受信機の入
力断検出回路であって、前記ノイズ重畳部は、前記位相
同期ループ回路で生成されたタイミング信号を用いて前
記非同期ノイズを生成し、前記位相比較器の入力信号に
重畳することを特徴とする光受信機の入力断検出回路。
【0055】(付記5) 光受信信号を用いてタイミン
グ信号を生成する位相同期ループ回路の同期・非同期状
態に基づいて、光信号の入力断を検出する光受信機の入
力断検出回路において、前記位相同期ループ回路の位相
比較器の感度を調整する感度制御部を備えて構成された
ことを特徴とする光受信機の入力断検出回路。
【0056】(付記6) 付記5に記載の光受信機の入
力断検出回路であって、前記感度制御部は、前記位相比
較器に入力される信号のレベル応じたオフセット電圧を
該位相比較器に入力される信号に印加するオフセット制
御回路を有し、該オフセット制御回路は、前記入力され
る信号のレベルが小さくなると、前記オフセット電圧を
大きくすることを特徴とする光受信機の入力断検出回
路。
【0057】(付記7) 付記6に記載の光受信機の入
力断検出回路であって、前記感度制御部は、光受信信号
のレベルを検出するレベル検出回路を有し、前記オフセ
ット制御回路が、前記レベル検出回路の検出結果に応じ
てオフセット電圧を制御することを特徴とする光受信機
の入力断検出回路。
【0058】(付記8) 光受信信号を用いてタイミン
グ信号を生成する位相同期ループ回路の同期・非同期状
態に基づいて、光信号の入力断を検出する光受信機の入
力断検出回路において、前記位相同期ループ回路の位相
比較器に入力される信号のデューティ比を制御するデュ
ーティ制御部を備えて構成されたことを特徴とする光受
信機の入力断検出回路。
【0059】(付記9) 付記8に記載の光受信機の入
力断検出回路であって、前記デューティ制御部は、光受
信信号を増幅して前記位相比較器に送る増幅器に与える
リファレンス電圧を制御するリファレンス制御回路を有
し、該リファレンス制御回路は、前記位相比較器に入力
される信号のレベルが小さくなると、前記増幅器のリフ
ァレンス電圧を上げることを特徴とする光受信機の入力
断検出回路。
【0060】(付記10) 付記9に記載の光受信機の
入力断検出回路であって、前記デューティ制御部は、光
受信信号のレベルを検出するレベル検出回路を有し、前
記リファレンス制御回路が、前記レベル検出回路の検出
結果に応じてリファレンス電圧を制御することを特徴と
する光受信機の入力断検出回路。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による光受
信機の入力断検出回路は、第1の発明では、ノイズ重畳
部を設けて非同期ノイズを位相比較器の入力信号に重畳
するようにし、第2の発明では、感度制御部を設けて位
相比較器の感度を調整できるようにし、第3の発明で
は、デューティ制御部を設けて位相比較器の入力信号の
デューティ比を制御するようにしたことで、光信号の入
力断時、PLL回路が同期ノイズにより誤同期し難くな
って非同期状態となるため、PLL回路の同期・非同期
状態に基づいて光信号の入力断を正確に検出することが
可能になる。また、非同期ノイズのレベルや位相比較器
の感度、デューティ比の設定を調整することによって、
入力断検出アラーム信号が発出される入力光レベルを適
宜に設定することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光受信機の入力断検出回路の第
1の基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す第1の基本構成の変形例を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の第1基本構成を適用した光受信機の実
施形態1−1の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示す実施形態1−1の変形例を示すブロ
ック図である。
【図5】本発明の第1基本構成を適用した光受信機の実
施形態1−2の構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示す実施形態1−2の変形例を示すブロ
ック図である。
【図7】図6に示す回路構成についての変形例を示すブ
ロック図である。
【図8】本発明にかかる光受信機の入力断検出回路の第
2の基本構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示す第2の基本構成の変形例を示すブロ
ック図である。
【図10】本発明の第2基本構成を適用した光受信機の
実施形態2−1の構成を示すブロック図である。
【図11】実施形態2−1についてオフセット電圧の印
加による有効振幅の変化を説明する図である。
【図12】図10に示す実施形態2−1の変形例を示す
ブロック図である。
【図13】本発明の第2基本構成を適用した光受信機の
実施形態2−2の構成を示すブロック図である。
【図14】図13に示す実施形態2−2の変形例を示す
ブロック図である。
【図15】本発明にかかる光受信機の入力断検出回路の
第3の基本構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の第3基本構成についてデューティ比
制御によるスペクトルの変化を説明する図である。
【図17】図15に示す第3基本構成の変形例を示すブ
ロック図である。
【図18】本発明の第3基本構成を適用した光受信機の
実施形態3−1の構成を示すブロック図である。
【図19】図18に示す実施形態3−1の変形例を示す
ブロック図である。
【図20】本発明の第3基本構成を適用した光受信機の
実施形態3−2の構成を示すブロック図である。
【図21】図20に示す実施形態3−2の変形例を示す
ブロック図である。
【図22】従来の光受信機の入力断検出回路の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 受光素子 2 プリアンプ 3 メインアンプ 4,4’ リミットアンプ 5 位相比較器 6 チャージポンプ 7 ローパスフィルタ(LPF) 8 電圧制御発振器(VCO) 9 フリップフロップ(F/F) 10 ロック検出器 11 入力断検出器 20 ノイズ重畳部 21,36,42 レベル検出回路 22 逆バイアス制御回路 23 増幅器 30 感度制御部 31 オフセット制御回路 32,33 抵抗 34,35 コンデンサ 40 デューティ制御部 41 可変電源 43 リファレンス制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/26 H04B 9/00 B 10/14 Y 10/04 K 10/06 H04L 7/02 B 10/08 H04L 7/033 25/02 301 303 (72)発明者 鈴木 和裕 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 大塚 友行 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 山田 宏 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5J106 AA04 BB01 CC02 CC21 CC41 DD32 DD48 EE06 EE10 FF06 GG04 KK12 KK18 KK23 KK30 5K002 AA03 DA05 EA05 5K029 CC04 HH26 KK12 5K047 BB02 GG11 KK05 KK12 KK17 MM46 MM63

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光受信信号を用いてタイミング信号を生成
    する位相同期ループ回路の同期・非同期状態に基づい
    て、光信号の入力断を検出する光受信機の入力断検出回
    路において、 前記位相同期ループ回路が非同期となる周波数成分を持
    った非同期ノイズを、前記位相同期ループ回路の位相比
    較器に入力される信号に重畳するノイズ重畳部を備えて
    構成されたことを特徴とする光受信機の入力断検出回
    路。
  2. 【請求項2】光受信信号を用いてタイミング信号を生成
    する位相同期ループ回路の同期・非同期状態に基づい
    て、光信号の入力断を検出する光受信機の入力断検出回
    路において、 前記位相同期ループ回路の位相比較器の感度を調整する
    感度制御部を備えて構成されたことを特徴とする光受信
    機の入力断検出回路。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の光受信機の入力断検出回
    路であって、 前記感度制御部は、前記位相比較器に入力される信号の
    レベルに応じたオフセット電圧を該位相比較器に入力さ
    れる信号に印加するオフセット制御回路を有し、該オフ
    セット制御回路は、前記入力される信号のレベルが小さ
    くなると、前記オフセット電圧を大きくすることを特徴
    とする光受信機の入力断検出回路。
  4. 【請求項4】光受信信号を用いてタイミング信号を生成
    する位相同期ループ回路の同期・非同期状態に基づい
    て、光信号の入力断を検出する光受信機の入力断検出回
    路において、 前記位相同期ループ回路の位相比較器に入力される信号
    のデューティ比を制御するデューティ制御部を備えて構
    成されたことを特徴とする光受信機の入力断検出回路。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の光受信機の入力断検出回
    路であって、 前記デューティ制御部は、光受信信号を増幅して前記位
    相比較器に送る増幅器に与えるリファレンス電圧を制御
    するリファレンス制御回路を有し、該リファレンス制御
    回路は、前記位相比較器に入力される信号のレベルが小
    さくなると、前記増幅器のリファレンス電圧を上げるこ
    とを特徴とする光受信機の入力断検出回路。
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