JP2002087143A - 荷受台昇降装置 - Google Patents

荷受台昇降装置

Info

Publication number
JP2002087143A
JP2002087143A JP2000284893A JP2000284893A JP2002087143A JP 2002087143 A JP2002087143 A JP 2002087143A JP 2000284893 A JP2000284893 A JP 2000284893A JP 2000284893 A JP2000284893 A JP 2000284893A JP 2002087143 A JP2002087143 A JP 2002087143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tilt
valve
lift
loading tray
loading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000284893A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Matsudo
勉 松土
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Seiki Ltd
Original Assignee
Sanwa Seiki Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Seiki Ltd filed Critical Sanwa Seiki Ltd
Priority to JP2000284893A priority Critical patent/JP2002087143A/ja
Publication of JP2002087143A publication Critical patent/JP2002087143A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜して停車した場合の荷物の荷受台からの
脱落を防止する。 【解決手段】 荷台傾斜角センサ53とチルトセンサ5
1の検出角度に基づきチルト用弁22を制御し荷受台1
2を上限位置で水平に維持する。下げスイッチ40で下
げ用弁25を開き荷受台12の自重でシリンダ装置15
の圧油を排出し、荷受台12が接地した時にチルトセン
サ51が検出したチルト角をテーブルから取り込み、こ
のチルト角で荷受台12の先端側を下げる首振り動作を
行う。荷受台12の上昇時にはチルト用弁22を制御し
て荷受台12の先端側を元のチルト角だけ上げる首振り
動作を行う。上げスイッチ41でリフト用弁23を開き
リフトシリンダ装置15に圧油を供給して荷受台12を
上限位置まで移動させる。 【効果】 坂路の停車時の荷受台のチルト角を検出して
荷受台の水平を維持するため、坂路の荷物の上げ下ろし
でも荷受台からの荷物の脱落を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷受台昇降装置に
関し、特に、荷受台の水平状態を確保する技術に係り、
例えば、貨物自動車の後部に設備された荷受台昇降装置
に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】貨物自動車の荷台の後部に対する荷物の
上げ降ろしを容易にするために、荷台の後部に荷受台昇
降装置が設備されている貨物自動車がある。一般に、貨
物自動車の荷受台昇降装置は荷台に一端部が回動自在に
支持されたリフトアームを備えており、このリフトアー
ムの自由端部に荷受台が回動自在に支持されている。荷
台と荷受台との間には荷受台を開閉させるチルトシリン
ダ装置がリフトアームと協働して平行リンクを構成する
ように介設されており、リフトアームと荷台との間には
リフトアームを回動させることにより荷受台を昇降させ
るリフトシリンダ装置が介設されている。チルトシリン
ダ装置およびリフトシリンダ装置は、チルトシリンダ装
置により荷受台を閉じる際やリフトシリンダ装置により
荷受台を上昇させる際にはモータによって運転される油
圧ポンプの圧油によって駆動され、荷受台を開く際や荷
受台を下降させる際にはモータは駆動されずに荷受台の
自重によって作動するようになっている。
【0003】すなわち、モータによって運転される油圧
ポンプの圧油が供給・排出される主油路にはリフトシリ
ンダ装置およびチルトシリンダ装置が分岐して接続され
ており、リフトシリンダ装置に接続された油路にはリフ
ト用弁が介装され、チルトシリンダ装置が接続された油
路にはチルト用弁が介装されている。そして、コントロ
ーラの指令によるリフト用弁の開閉作動により、リフト
シリンダ装置が作動されてリフトアームが回動され、同
じくチルト用弁の開閉作動によりチルトシリンダ装置が
作動されて荷受台が開閉されるようになっている。
【0004】従来のこの種の荷受台昇降装置において
は、荷台の水平に対する傾斜角度を検出する荷台傾斜角
センサと、荷受台の荷台に対するチルト角度を検出する
チルトセンサとが設置されており、荷台傾斜角センサの
検出角度とチルトセンサの検出角度とに基づいてチルト
用弁を制御することにより、荷受台を自動的に水平に維
持して荷物が脱落するのを防止するように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
荷受台昇降装置においては、車両が坂路等で傾斜した状
態で停車した際に、荷台傾斜角センサの検出角度とチル
トセンサの検出角度とに基づいてチルト用弁を制御して
荷受台を上限位置において水平に維持するようにして
も、この荷受台を下降させて荷受台を接地させた際に
は、荷受台の接地位置における水平からの振れ角として
車両の傾斜角に応じた振れ角が発生してしまう。すなわ
ち、車両が前下がりに停車したかあるいは前上がりに停
車したかにより振れ角が発生し、この振れ角も車両の傾
斜角に応じて変動する。このため、車両が傾斜した状態
で停車したときに、荷受台が接地されたときには振れ角
に従って、荷受台先端側を下げる首振り動作を行ない、
その後、上昇させる際は荷受台を路面に対して水平にす
ることが余儀なくされる。ところが、荷受台先端側を路
面に対して水平にさせる首振り動作を行った後に、その
まま荷受台を上限位置まで移動させると、荷受台の上限
位置において荷受台先端側が下がるため、荷物が荷受台
から脱落する危惧がある。
【0006】本発明の目的は、車両が傾斜した状態で停
車しても荷受台から荷物が脱落するのを防止することが
できる荷受台昇降装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る荷受台昇降
装置は、車両の荷台に昇降自在に支持されるリフト部材
と、このリフト部材に回動自在に支持された荷受台と、
前記リフト部材を昇降させるリフトシリンダ装置と、前
記荷受台を開閉させるチルトシリンダ装置と、前記リフ
トシリンダ装置を制御するリフト用弁と、前記チルトシ
リンダ装置を制御するチルト用弁と、前記リフトシリン
ダ装置と前記チルトシリンダ装置の伸縮作動を制御する
排出用弁と、前記リフト用弁と前記チルト用弁および前
記排出用弁を制御するコントローラとを備えている荷受
台昇降装置において、前記荷台の水平に対する傾斜角度
を検出する荷台傾斜角センサと、前記荷受台の前記荷台
に対するチルト角度を検出するチルトセンサと、前記荷
受台の接地位置でのチルト角を記憶するメモリーとを備
えており、前記コントローラは前記荷台傾斜角センサの
検出角度と前記チルトセンサの検出角度とに基づいて前
記チルト用弁を制御して前記荷受台を水平に維持するよ
うに構成されているとともに、前記排出用弁を制御して
前記荷受台が接地された時のチルト角を前記メモリーに
記憶し前記荷受台先端側を下げる首振り動作を前記チル
ト用弁を制御して行い、その後、荷受台を上昇させる際
に前記記憶したチルト角まで前記荷受台先端側を上げる
首振り動作を前記チルト用弁を制御して行い、前記リフ
ト用弁を制御して前記荷受台を上限位置まで移動させる
ように構成されていることを特徴とする。
【0008】前記した手段においては、荷受台が接地さ
れた時のチルト角を記憶しておき、荷受台先端側を下げ
る首振り動作を行い、その後、荷受台を上昇させる際に
は記憶されたチルト角まで荷受台先端側を上げる首振り
動作を行って荷受台を上限位置まで移動されるため、車
両が傾斜した状態でも荷受台先端が下がることがなく、
荷物が脱落するのを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に一実施の形態を図
面に即して説明する。
【0010】図2および図4に示されているように、本
発明に係る荷受台昇降装置10は、貨物自動車1の荷台
2の後端に設備されている。すなわち、荷受台昇降装置
10はリフト部材としてのリフトアーム11を一対備え
ており、両リフトアーム11、11は荷台2の後端部に
左右対称形に配されて、それぞれの一端部が回動自在に
支持されている。両リフトアーム11、11の自由端部
間には荷受台12が回動自在に支持されている。荷受台
12はアルミニウムや鉄等の耐腐食性および剛性を有す
る材料が使用されて、荷台2に対応した大きさの長方形
のパネル形状に形成されている。荷受台12の上面にお
ける荷台2と反対側の端辺(以下、後端辺とする。)付
近にはカートストッパ13が後端辺に沿って敷設されて
おり、カートストッパ13は荷受台12に乗せられたカ
ート(図示せず)が脱落するのを防止するように構成さ
れている。
【0011】荷台2の後端辺下面と荷受台12の荷台側
端辺である前端辺との間には、荷受台12を開閉させる
ための一対のチルトシリンダ装置14、14が左右対称
形にそれぞれ介設されており、両チルトシリンダ装置1
4、14は荷受台12をリフトアーム11の荷受台12
の支軸を回転中心にして垂直姿勢と水平姿勢との間を往
復回動させるように構成されている。また、荷台2の後
端辺下面と両リフトアーム11、11の後端部との間に
は、荷受台12を昇降させるための一対のリフトシリン
ダ装置15、15が左右対称形にそれぞれ介設されてお
り、両リフトシリンダ装置15、15はリフトアーム1
1をその荷台2側の支軸を回転中心にして回動させるこ
とにより、荷受台12を荷台2の高さ位置と接地位置と
の間に昇降させるように構成されている。
【0012】両リフトシリンダ装置15、15による両
リフトアーム11、11の昇降時には、両チルトシリン
ダ装置14、14は両リフトアーム11、11との間で
平行リンクを構成するようになっている。これにより、
昇降時には荷受台12は水平姿勢を維持することができ
る。
【0013】図1に示されているように、チルトシリン
ダ装置14およびリフトシリンダ装置15にはいずれも
単動形の油圧シリンダ装置が使用されている。チルトシ
リンダ装置14はDCモータ16によって運転される油
圧ポンプ17から供給される圧油により荷受台12を閉
じるように作動する。また、リフトシリンダ装置15は
油圧ポンプ17の圧油により荷受台12を上昇させるよ
うに作動する。なお、荷受台12を開く際には、チルト
シリンダ装置14に供給されている圧油を荷受台12の
自重によって排出させることによって開くようになって
いる。また、荷受台12を下降させる際には、リフトシ
リンダ装置15に供給された圧油を荷受台12の自重で
排出することにより下降させるようになっている。油圧
ポンプ17の吸入ポートにはタンク18が接続されてお
り、油圧ポンプ17の吐出ポートに接続された主油路1
9は途中からチルトシリンダ装置14への油路(以下、
チルト用油路という。)20と、リフトシリンダ装置1
5への油路(以下、リフト用油路という。)21とに分
岐されている。
【0014】チルト用油路20にはチルトシリンダ装置
14の伸縮を制御するための制御弁(以下、チルト用弁
という。)22が介設されており、リフト用油路21に
はリフトシリンダ装置15の伸縮を制御するための制御
弁(以下、リフト用弁という。)23が介設されてい
る。チルト用弁22およびリフト用弁23はいずれも、
2ポート・2位置・スプリングオフセット・電磁切換弁
によって構成されている。主油路19には制御弁(以
下、下げ用弁という。)25および逆止弁24が油圧ポ
ンプ17と直列に介設されている。
【0015】主油路19には排出油路27が油圧ポンプ
17および逆止弁24を迂回するように接続されてい
る。排出油路27にはチルトシリンダ装置14およびリ
フトシリンダ装置15の伸縮作動を制御する制御弁(以
下、排出用弁という。)28が介設されている。排出用
弁28は流量比例弁によって構成されている。この排出
用弁28はコンピュータからの指令電流に比例して圧油
の流量を増減させ、荷受台12の上昇・下降動作および
開閉動作を最適に制御するようになっている。すなわ
ち、この排出用弁28は荷受台12が自重により開く作
動および荷受台12が自重により下降する作動を制御す
るとともに、荷受台12を上昇させたり閉じたりする場
合にも、油圧ポンプ17からチルトシリンダ装置14ま
たはリフトシリンダ装置15に送られる圧油の一部を排
出油路27により分流させ、この分流させた圧油の流量
を制御することにより、荷受台12の閉じ作動および上
昇作動も制御するようになっている。油圧ポンプ17と
逆止弁24との間の主油路19の途中からリリーフ油路
19aが分岐されて排出油路27に接続されており、リ
リーフ油路19aの途中にはリリーフ弁30が介設され
ている。
【0016】DCモータ16はモータリレー29のリレ
ースイッチ29aを介してバッテリー32に接続されて
いる。バッテリー32はメインスイッチ33を介してコ
ントローラ35の電源端子35aに接続されている。モ
ータリレー29のリレーコイル29bはモータリレー端
子35bに接続されている。また、DCモータ16には
その回転数を検出する回転センサ34が接続されてお
り、回転センサ34はコントローラ35のモータ回転検
出端子35cに接続されている。
【0017】排出用弁28のソレノイドは電流検出用抵
抗31を介してコントローラ35の電流検出端子35d
に接続されているとともに、流量比例弁端子35eに接
続されている。下げ用弁25のソレノイドはコントロー
ラ35の下げ用弁端子35fに接続され、また、リフト
用弁23のソレノイドはコントローラ35のリフト用弁
端子35gに接続され、チルト用弁22のソレノイドは
コントローラ35のチルト用弁端子35hに接続されて
いる。
【0018】主油路19にはリフト用油路21とチルト
用油路20との接続部位の圧力を検出する圧力センサ3
6が接続されており、圧力センサ36の出力端はコント
ローラ35の圧力センサ端子35iに接続されている。
【0019】コントローラ35の操作信号端子35jに
は操作ボックス37が接続されており、操作ボックス3
7には荷受台12の開き作動を指令するためのスイッチ
(以下、開きスイッチという。)38と、荷受台12の
閉じ作動を指令するためのスイッチ(以下、閉じスイッ
チという。)39と、荷受台12の下げ作動を指令する
ためのスイッチ(以下、下げスイッチという。)40
と、荷受台12の上げ作動を指令するためのスイッチ
(以下、上げスイッチという。)41と、基準値設定作
業に使用される基準値設定作業スイッチ42および基準
値セットスイッチ43とがそれぞれ設置されている。
【0020】コントローラ35の入力端には荷受台12
の傾きを検出するチルトセンサ51と、荷受台12のリ
フト位置を検出するリフトセンサ52と、荷台2の傾斜
角度を検出する荷台傾斜角センサ53とが接続されてい
る。
【0021】図2および図4に示されているように、チ
ルトセンサ51は荷受台12とリフトアーム11の取付
部に設置されており、リフトアーム11に対する荷受台
12の傾きを測定することにより荷受台12の開き角度
を検出するように構成されている。リフトセンサ52は
リフトアーム11に介設されており、リフトアーム11
の回動角度を検出することにより荷受台12の高さ位置
を検出するように構成されている。荷台傾斜角センサ5
3は荷受台12の傾きを測定する基準となる荷台2と水
平に対する傾斜角を測定するものであり、図2および図
4においては、荷台2に取り付けているように描かれて
いるが、実際には荷台2に設置されているコントローラ
35の基板の上に取り付けられている。
【0022】コントローラ35はマイクロコンピュータ
等によって構成されており、メモリーに記憶されたプロ
グラムやテーブルの内容、回転センサ34や圧力センサ
36、チルトセンサ51、リフトセンサ52、荷台傾斜
角センサ53の各検出値に基づいて、モータリレー29
や排出用弁28、下げ用弁25、リフト用弁23、チル
ト用弁22の作動を制御するように構成されている。
【0023】次に、以上の構成に係る荷受台昇降装置1
0の作動を説明する。
【0024】図1において、メインスイッチ33がオン
にされた状態において圧油を供給するための条件が成立
した場合には、リレーコイル29bがコントローラ35
によって励磁されてリレースイッチ29aがオンされ
る。これにより、バッテリー32の電圧がDCモータ1
6に印加され、油圧ポンプ17がDCモータ16によっ
て回転駆動されるため、油圧ポンプ17の圧油が主油路
19に送給される。この際、コントローラ35はDCモ
ータ16の回転数を回転センサ34から検出し、油圧ポ
ンプ17のポンプ流量を計算する。
【0025】上げスイッチ41が操作された場合には、
リフト用弁23のソレノイドがコントローラ35によっ
て励磁されてリフト用弁23が切り換えられ、油圧ポン
プ17からの圧油が主油路19およびリフト用油路21
を経由してリフトシリンダ装置15に供給されて荷受台
12が上昇される。
【0026】逆に、下げスイッチ40が操作された場合
には、コントローラ35によってリフト用弁23のソレ
ノイドが励磁されるとともに、下げ用弁25のソレノイ
ドが励磁されて切り換えられ、リフトシリンダ装置15
内の圧油が荷受台12の自重により排出され、リフト用
弁23、下げ用弁25および排出用弁28を介してタン
ク18に戻される。
【0027】閉じスイッチ39が操作された場合には、
チルト用弁22のソレノイドがコントローラ35によっ
て励磁されてチルト用弁22が切り換えられ、油圧ポン
プ17からの圧油が主油路19およびチルト用油路20
を経由してチルトシリンダ装置14に送給されて荷受台
12が閉じられる。
【0028】逆に、開きスイッチ38が操作された場合
には、コントローラ35によってチルト用弁22のソレ
ノイドが励磁されるとともに、下げ用弁25のソレノイ
ドが励磁されて切り換えられ、チルトシリンダ装置14
内の圧油が荷受台12の自重により排出され、チルト用
弁22、下げ用弁25および排出用弁28を介してタン
ク18に戻される。
【0029】次に、荷受台12の昇降時における荷受台
の上限位置での水平維持制御についてのコントローラの
作用を、図3に示されているフローチャートに沿って説
明する。
【0030】図3に示されている第1ステップ(以下、
S1という。各ステップについてこれに準ずる。)にお
いて、荷台傾斜角センサ53の検出角度とチルトセンサ
51の検出角度とに基づいてチルト用弁22が制御され
て、図4(a)に示されているように、荷受台12が上
限位置において水平に維持される。
【0031】荷受台12が水平に維持されると、S2に
おいて「下げスイッチ40がオンか」が判断される。下
げスイッチ40がオンでない場合(NO)にはS2が繰
り返される。下げスイッチ40がオンの場合(YES)
には、コントローラ35はS3に進む。
【0032】S3において、下げスイッチ40の操作に
従ってリフト用弁23のソレノイドが励磁されるととも
に、下げ用弁25のソレノイドが励磁される。これによ
り、リフトシリンダ装置15内の圧油が荷受台12の自
重により排出され、リフト用弁23、下げ用弁25およ
び排出用弁28を介してタンク18に戻される。
【0033】図4(b)に示されているように、荷受台
12が路面に接触する接地位置になると、S4におい
て、チルトセンサ51によって検出されたチルト角がコ
ントローラ35のメモリーに記憶される。
【0034】S5において、先端側が下げられる首振り
動作がチルト用弁22の制御によって図4(c)に示さ
れているように実行される。
【0035】S6において、「上げスイッチ41がオン
か」が判断される。上げスイッチ41がオンでない場合
(NO)には、S6が繰り返される。上げスイッチ41
がオンの場合(YES)にはコントローラ35はS7に
進む。
【0036】S7において、荷受台12が上昇されるに
際して、S5で用いたチルト角だけ荷受台12の先端側
を上げる首振り動作を行うために、S7においてチルト
用弁22が制御される。
【0037】この際、S8においてチルトセンサ51の
検出角度が監視され、「チルト角がS4で記憶されたチ
ルト角か否か」が判断され、現在のチルト角がS4で記
憶されたチルト角になるまでS7およびS8が繰り返さ
れる。そして、図4(b)に示されているように、チル
ト角が記憶されたチルト角になったとき(YES)には
S9に進む。
【0038】S9において、上げスイッチ41の操作に
従ってリフト用弁23のソレノイドが励磁される。これ
により、油圧ポンプ17からの圧油が主油路19および
リフト用油路21を経由してリフトシリンダ装置15に
供給されて荷受台12が上昇される。
【0039】そして、荷受台12が上限位置に到達した
ときには、図4(a)に示されているように、荷受台1
2の先端側がS7およびS8の首振り動作によって図4
(b)に示されたS4の元のチルト角の状態に戻されて
いるため、貨物自動車1が坂路等に傾斜した状態で停車
していても、荷受台12上の荷物が荷受台12から脱落
するのを防止することができる。
【0040】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、貨物自動車1が坂路等に傾斜した状態で停車した場
合でも上限位置での荷受台12が水平に保たれるため、
貨物自動車1の坂路での停車中の荷物の上げ下ろしの場
合であっても、荷受台12上の荷物が荷受台12から脱
落するのを防止することができる。
【0041】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【0042】例えば、リフト部材は一端部が回動自在に
軸支されたリフトアームによって構成するに限らず、荷
台の後端部に昇降自在に支持されたエレベータによって
構成してもよい。
【0043】コントローラ35はマイクロコンピュータ
によって構成するに限らず、他の電気回路によって構成
してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
車両を傾斜した状態で停車させても、荷受台から荷物が
脱落するのを自動的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である貨物自動車の荷受
台昇降装置を示す回路図である。
【図2】その斜視図である。
【図3】荷受台昇降時における荷受台の水平維持制御を
示すフローチャートである。
【図4】各作動をそれぞれ示す各側面図である。
【符号の説明】
1…貨物自動車、2…荷台、10…荷受台昇降装置、1
1…リフトアーム(リフト部材)、12…荷受台、13
…カートストッパ、14…チルトシリンダ装置、15…
リフトシリンダ装置、16…DCモータ、17…油圧ポ
ンプ、18…タンク、19…主油路、19a…リリーフ
油路、20…チルト用油路、21…リフト用油路、22
…チルト用弁、23…リフト用弁、24…逆止弁、25
…下げ用弁、27…排出油路、28…排出用弁、29…
モータリレー、29a…リレースイッチ、29b…リレ
ーコイル、30…リリーフ弁、31…電流検出用抵抗、
32…バッテリー、33…メインスイッチ、34…回転
センサ、35…コントローラ、35a…電源端子、35
b…モータリレー端子、35c…モータ回転検出端子、
35d…電流検出端子、35e…電流比例弁端子、35
f…下げ用弁端子、35g…リフト用弁端子、35h…
チルト用弁端子、35i…圧力センサ端子、35j…操
作信号端子、36…圧力センサ、37…操作ボックス、
38…開きスイッチ、39…閉じスイッチ、40…下げ
スイッチ、41…上げスイッチ、42…基準値設定作業
スイッチ、43…基準値セットスイッチ、51…チルト
センサ、52…リフトセンサ、53…荷台傾斜角セン
サ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の荷台に昇降自在に支持されるリフ
    ト部材と、このリフト部材に回動自在に支持された荷受
    台と、前記リフト部材を昇降させるリフトシリンダ装置
    と、前記荷受台を開閉させるチルトシリンダ装置と、前
    記リフトシリンダ装置を制御するリフト用弁と、前記チ
    ルトシリンダ装置を制御するチルト用弁と、前記リフト
    シリンダ装置と前記チルトシリンダ装置の伸縮作動を制
    御する排出用弁と、前記リフト用弁と前記チルト用弁お
    よび前記排出用弁を制御するコントローラとを備えてい
    る荷受台昇降装置において、前記荷台の水平に対する傾
    斜角度を検出する荷台傾斜角センサと、前記荷受台の前
    記荷台に対するチルト角度を検出するチルトセンサと、
    前記荷受台の接地位置でのチルト角を記憶するメモリー
    とを備えており、前記コントローラは前記荷台傾斜角セ
    ンサの検出角度と前記チルトセンサの検出角度とに基づ
    いて前記チルト用弁を制御して前記荷受台を水平に維持
    するように構成されているとともに、前記排出用弁を制
    御して前記荷受台が接地された時のチルト角を前記メモ
    リーから取り込み、このチルト角から前記荷受台先端側
    を下げる首振り動作を前記チルト用弁を制御して行い、
    その後、荷受台を上昇させる際に前記チルト角まで前記
    荷受台先端側を上げる首振り動作を前記チルト用弁を制
    御して行い、前記リフト用弁を制御して前記荷受台を上
    限位置まで移動させるように構成されていることを特徴
    とする荷受台昇降装置。
JP2000284893A 2000-09-20 2000-09-20 荷受台昇降装置 Pending JP2002087143A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000284893A JP2002087143A (ja) 2000-09-20 2000-09-20 荷受台昇降装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000284893A JP2002087143A (ja) 2000-09-20 2000-09-20 荷受台昇降装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002087143A true JP2002087143A (ja) 2002-03-26

Family

ID=18769040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000284893A Pending JP2002087143A (ja) 2000-09-20 2000-09-20 荷受台昇降装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002087143A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5791860A (en) Hydraulic platform lift for a truck tailgate
JP2001163595A (ja) 荷受台昇降装置
JP4090580B2 (ja) 荷受台昇降装置
US4216996A (en) Stabilizer for dumping vehicles
JP2002087143A (ja) 荷受台昇降装置
JP4289909B2 (ja) 油圧ポンプの制御システムおよび荷受台昇降装置
JP2002347503A (ja) 荷受台昇降装置付き車両
JP2000054423A (ja) フロントロ−ダ
JP2004155247A (ja) 荷受台昇降装置付き車両
JP2004268726A (ja) 荷受台昇降装置付き車両
JP2003267673A (ja) 荷受台昇降装置
JP7229038B2 (ja) 荷受台昇降装置
JPH0781477A (ja) コンテナ積載用車両
JPH054797A (ja) フオ−クリフトの制御装置
JP4094404B2 (ja) 荷受台昇降装置
JPH0248264Y2 (ja)
JP3761633B2 (ja) 荷受台昇降装置における油圧制御装置
JP2001301516A (ja) 荷受台昇降装置
JP2000079847A (ja) 荷受台昇降装置
JP2003112547A (ja) 荷受台昇降装置
JP2001163112A (ja) 荷受台昇降装置の制御方法
JP2004142706A (ja) 荷受台昇降装置
JPH0541074Y2 (ja)
JP3048767U (ja) 昇降装置用制御装置
JP5505954B2 (ja) 荷受台昇降装置