JP2001163112A - 荷受台昇降装置の制御方法 - Google Patents

荷受台昇降装置の制御方法

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JP2001163112A
JP2001163112A JP35033099A JP35033099A JP2001163112A JP 2001163112 A JP2001163112 A JP 2001163112A JP 35033099 A JP35033099 A JP 35033099A JP 35033099 A JP35033099 A JP 35033099A JP 2001163112 A JP2001163112 A JP 2001163112A
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Japan
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valve
tilt
lift
cylinder device
pressure
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JP35033099A
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Tsutomu Matsudo
勉 松土
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Sanwa Seiki Ltd
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Sanwa Seiki Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チルト用弁の開弁時にチルトシリンダに発生
する衝撃を防止する。 【解決課題】 荷受台昇降装置10は荷受台を開閉させ
るチルトシリンダ装置14、荷受台を昇降させるリフト
シリンダ装置15を備え、チルトシリンダ装置14、リ
フトシリンダ装置15はDCモータ16運転のポンプ1
7で駆動される。荷受台のリフト上限位置でチルト用弁
22が開弁される際、チルト用弁22のソレノイドに油
路19の検出圧力に応じたパルス信号を印加しチルト用
弁22をオンオフする制御を繰り返しチルトシリンダ装
置14内の圧力を漸増して行き、荷受台がリフト接地時
はチルトシリンダ装置14内の圧力を漸減して行く。 【効果】 チルト用弁の開弁時にチルト用弁の開閉を繰
り返してチルト用シリンダ装置のシリンダ圧を供給・排
出油路の圧力に近づけて行くことで、チルトシリンダ装
置の作動時にチルトシリンダ装置に衝撃が発生するのを
防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷受台昇降装置に
関し、特に、荷受台の始動時や停止時における緩衝技術
に係り、例えば、貨物自動車の後部に設備された荷受台
昇降装置に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】貨物自動車の荷台の後部に対する荷物の
上げ下ろしを容易にするために、荷台の後部に荷受台昇
降装置が設備されている貨物自動車がある。一般に、貨
物自動車の荷受台昇降装置は、荷台に一端部が回動自在
に支持されたリフトアームの自由端部に荷受台が回動自
在に支持されており、前記荷台と前記荷受台との間に荷
受台を開閉させるチルトシリンダ装置が介設されている
とともに、荷受台を昇降させるリフトシリンダ装置が介
設されており、これらのチルトシリンダ装置およびリフ
トシリンダ装置はチルトシリンダ装置により荷受台を閉
じる際や、リフトシリンダ装置により荷受台を上昇させ
る際には、モータによって運転される油圧ポンプの圧油
によって駆動され、荷受台を開く際や、荷受台を下降さ
せる際にはモータは駆動されず、荷受台の自重によって
作動するようになっている。
【0003】すなわち、モータによって運転される油圧
ポンプの圧油が供給・排出される油路にはリフトシリン
ダ装置およびチルトシリンダ装置が分岐して接続されて
おり、リフトシリンダ装置に接続された油路にはリフト
用弁が介装され、チルトシリンダ装置が接続された油路
にはチルト用弁が介装されている。そして、リフト用弁
の開閉作動によりリフトシリンダ装置が作動されてリフ
トアームが回動され、チルト用弁の開閉作動によりチル
トシリンダ装置が作動されて荷受台が開閉されるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の荷受台昇降装置においては、荷受台がリフト上
限位置またはリフト接地位置にある状態において、リフ
トシリンダ装置からチルトシリンダ装置へ制御が切り換
わるチルト用弁の開弁時に、供給・排出する油路の圧力
(配管圧)とチルトシリンダ装置のシリンダ内圧力とが
著しく異なる場合がある。このような場合、そのままチ
ルト用弁が開弁すると、供給・排出する油路の圧力(配
管圧)が瞬時にチルトシリンダ装置のシリンダ圧となる
ため、チルトシリンダ装置に衝撃が発生するという問題
点がある。
【0005】本発明の目的は、チルト用弁の開弁時にチ
ルトシリンダ装置に衝撃が発生するのを防止することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る荷受台昇
降装置の制御方法は、荷台に昇降自在に支持されるリフ
ト部材と、このリフト部材に回動自在に支持された荷受
台と、前記リフト部材を昇降させるリフトシリンダ装置
と、前記荷受台を開閉させるチルトシリンダ装置と、前
記リフトシリンダ装置および前記チルトシリンダ装置に
油圧ポンプの圧油を供給・排出する油路とをそれぞれ備
えており、前記リフトシリンダ装置への油路にはリフト
シリンダ装置を制御するリフト用弁が介装されており、
前記チルトシリンダ装置への油路にはチルトシリンダ装
置を制御するチルト用弁が介装されている荷受台昇降装
置の制御方法において、前記油圧ポンプの圧油を供給・
排出する油路の圧力が検出され、前記チルト用弁の開弁
時に前記検出圧力に応じて前記チルト用弁が徐々に開か
れることを特徴とする。
【0007】請求項2に係る荷受台昇降装置の制御方法
は、前記チルト用弁の開弁時に前記検出圧力に応じたパ
ルス幅のパルス信号が前記チルト用弁に印加されること
を特徴とする。
【0008】請求項3に係る荷受台昇降装置の制御方法
は、前記パルス信号のパスル幅が電源電圧に応じて調整
されることを特徴とする。
【0009】前記した手段によれば、チルト用弁の開弁
時にリフト用弁とチルト用弁との接続部位の圧力に応じ
てチルト用弁が徐々に開かれるため、チルト用シリンダ
装置のシリンダ圧が徐々に圧油を供給・排出する油路の
圧力と等しくなり、チルトシリンダ装置の作動時にチル
トシリンダ装置に衝撃が発生するのを防止することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に即して説明する。
【0011】図2に示されているように、本発明に係る
荷受台昇降装置10は貨物自動車1の荷台2の後端に設
備されている。すなわち、荷受台昇降装置10はリンク
機構(図示せず)で構成されたリフト部材としてのリフ
トアーム11を一対備えており、両リフトアーム11、
11は荷台2の後端辺の下面に左右対称形に配されて、
それぞれの一端部が回動自在に支持されている。両リフ
トアーム11、11の自由端部間には荷受台12が水平
を維持されるように回動自在に支持されている。荷受台
12はアルミニウムや鉄等の耐腐食性および剛性を有す
る材料が使用されて、荷台2に対応した大きさの長方形
のパネル形状に形成されている。荷受台12の上面にお
ける荷台2と反対側の端辺付近にはカートストッパ13
が、端辺に沿って敷設されており、カートストッパ13
は荷受台12に乗せられたカート(図示せず)が脱落す
るのを防止するように構成されている。
【0012】荷台2の後端辺下面と荷受台12の荷台側
端辺との間には荷受台を開閉させるためのチルトシリン
ダ装置14が一対、左右対称形に介設されており、両チ
ルトシリンダ装置14、14は荷受台12をリフトアー
ム11に対して垂直姿勢と水平姿勢との間を往復回動さ
せるように構成されている。また、荷台2の後端辺下面
と荷受台12の荷台側端辺との間には荷受台を昇降させ
るためのリフトシリンダ装置15が一対、左右対称形に
介設されており、両リフトシリンダ装置15、15は荷
受台12を荷台2の高さ位置と接地位置との間で昇降さ
せるように構成されている。
【0013】図1に示されているように、チルトシリン
ダ装置14およびリフトシリンダ装置15にはいずれも
単動形の油圧シリンダ装置が使用されている。チルトシ
リンダ装置14は、DCモータ16によって運転される
油圧ポンプ17から供給される圧油によって荷受台12
を閉じるように作動する。また、リフトシリンダ装置1
5は油圧ポンプ17の圧油により荷受台12を上昇させ
るように作動する。なお、荷受台12を開く場合にはチ
ルトシリンダ装置14に供給された圧油を荷受台12の
自重で排出することにより作動させ、また、荷受台12
を下降させる場合にはリフトシリンダ装置15に供給さ
れた圧油を荷受台12の自重で排出することにより作動
させるようになっている。油圧ポンプ17の吸入ポート
にはタンク18が接続されており、油圧ポンプ17の吐
出ポートに接続された油路19は途中からチルトシリン
ダ装置14への油路(以下、チルト用油路という。)2
0とリフトシリンダへの油路(以下、リフト用油路とい
う。)21とに分岐点20aにて分岐されて接続されて
いる。
【0014】チルト用油路20にはチルトシリンダ装置
14を制御するための制御弁(以下、チルト用弁とい
う。)22が介設されており、リフト用油路21にはリ
フトシリンダ装置15を制御するための制御弁(以下、
リフト用弁という。)23が介設されている。チルト用
弁22およびリフト用弁23はいずれも、2ポート・2
位置・スプリングオフセット・電磁切換弁によって構成
されている。また、油圧ポンプ17と分岐点20aの間
の油路19には、逆止弁24および制御弁(以下、下げ
用弁という。)25が直列に介設されている。
【0015】油路19の逆止弁24と下げ用弁25の中
間部分から排出油路27が分岐されており、この排出油
路27は逆止弁24および油圧ポンプ17を迂回してタ
ンク18に接続されている。排出油路27にはチルトシ
リンダ装置14およびリフトシリンダ装置15の短縮作
動すなわち荷受台12が自重により開く作動および荷受
台12が自重により下降する作動を制御するための制御
弁(以下、排出用弁という。)28が介設されている。
この排出用弁28は流量比例弁によって構成されてい
る。油圧ポンプ17と逆止弁24の間の油路19の途中
から、リリーフ油路19aが分岐されて排出油路27に
接続されており、このリリーフ油路19aの途中にリリ
ーフ弁30が介設されている。
【0016】DCモータ16はモータリレー29のリレ
ースイッチ29aを介してバッテリー32に接続されて
いる。バッテリー32はメインスイッチ33を介してコ
ントローラ35の電源端子35aに接続されている。モ
ータリレー29のリレーコイル29bはモータリレー端
子35bに接続されている。また、DCモータ16には
その回転数を検出する回転センサ34が接続されてお
り、回転センサ34はコントローラ35のモータ回転検
出端子35cに接続されている。
【0017】排出用弁28のソレノイドは電流検出用抵
抗31を介してコントローラ35の電流検出端子35d
に接続されているとともに、流量比例弁端子35eに接
続されている。下げ用弁25のソレノイドはコントロー
ラ35の下げ用弁端子35fに接続され、リフト用弁2
3のソレノイドはコントローラ35のリフト用弁端子3
5gに接続され、チルト用弁22のソレノイドはコント
ローラ35のチルト用弁端子35hに接続されている。
【0018】油路19にはリフト用油路21とチルト用
油路20との接続部位の圧力を検出する圧力センサ36
が接続されており、圧力センサ36の出力端はコントロ
ーラ35の圧力センサ端子35iに接続されている。
【0019】コントローラ35の操作信号端子35jに
は操作ボックス37が接続されており、操作ボックス3
7には荷受台12の開き作動を指令するためのスイッチ
(以下、開きスイッチという。)38、荷受台12の閉
じ作動を指令するためのスイッチ(以下、閉じスイッチ
という。)39、荷受台12の下げ作動を指令するため
のスイッチ(以下、下げスイッチという。)40と、荷
受台12の上げ作動を指令するためのスイッチ(以下、
上げスイッチという。)41がそれぞれ設置されてい
る。
【0020】なお、コントローラ35の入力端には荷受
台12の傾きを検出するチルトセンサ42と、荷受台1
2のリフト位置を検出するリフトセンサ43と、荷台2
の傾斜角を検出する傾斜角センサ44とが接続されてい
る。図2に示されているように、チルトセンサ42は荷
受台12のチルトシリンダ装置14の取付部に設置され
ており、荷受台12の傾きを測定することにより荷受台
12の開き角度を検出するように構成されている。リフ
トセンサ43はリフトアーム11に介設されており、リ
フトアーム11の回動角度を検出することにより荷受台
12の高さ位置を検出するように構成されている。傾斜
角センサ44は荷受台12の傾きを測定する基準となる
荷台2の傾斜角を測定するものであり、図2においては
荷台2に取付けているように描かれているが、実際には
荷台2に設置されているコントローラ35の基盤の上に
取り付けられている。
【0021】コントローラ35はマイクロコンピュータ
等によって構成されており、メモリーに記憶されたプロ
グラムやテーブルの内容、回転センサ34や圧力センサ
36の検出出力に基づいてモータリレー29、排出用弁
28、下げ用弁25、リフト用弁23、チルト用弁22
の作動を制御するように構成されている。
【0022】次に、以上の構成に係る荷受台昇降装置1
0の作動を説明する。
【0023】図1において、メインスイッチ33がオン
された状態において圧油を供給するための条件が成立し
た場合には、リレーコイル29bがコントローラ35に
よって励磁されてリレースイッチ29aがオンされる。
これにより、バッテリー32からDCモータ16に電気
が流れ、油圧ポンプ17がDCモータ16によって回転
駆動されるため、油圧ポンプ17の圧油が油路19に送
給される。この際、コントローラ35はDCモータ16
の回転数を回転センサ34からの検出値により油圧ポン
プ17の供給流量を算出する。
【0024】上げスイッチ41が操作された場合には、
リフト用弁23のソレノイドがコントローラ35によっ
て励磁されてリフト用弁23が切り換えられ、油路19
およびリフト用油路21の圧油がリフトシリンダ装置1
5に供給されて荷受台12が上昇される。
【0025】逆に、下げスイッチ40が操作された場合
には、コントローラ35によってリフト用弁23のソレ
ノイドが励磁されるとともに、下げ用弁25のソレノイ
ドが励磁されて切り換えられ、リフトシリンダ装置15
内の圧油がリフト用弁23、下げ用弁25、排出油路2
7および排出用弁28を介してタンク18に戻される。
【0026】閉じスイッチ39が操作された場合には、
チルト用弁22のソレノイドがコントローラ35によっ
て励磁されてチルト用弁22が切り換えられ、油路19
およびチルト用油路20の圧油がチルトシリンダ装置1
4に送給されて荷受台12が閉じられる。
【0027】逆に、開きスイッチ38が操作された場合
には、コントローラ35によってチルト用弁22のソレ
ノイドが励磁されるとともに、下げ用弁25のソレノイ
ドが励磁されて切り換えられ、チルトシリンダ装置14
内の圧油がチルト用弁22、下げ用弁25、排出油路2
7および排出用弁28を介してタンク18に戻される。
【0028】次に、以上の構成に係る荷受台昇降装置1
0のチルト用弁22の開弁時におけるコントローラ35
の作動を図3に示されているフローチャートに沿って説
明する。
【0029】まず、荷受台12がリフト上限位置または
リフト接地位置にある状態において、荷受台12をチル
トすべき閉じスイッチ39がオペレータによってオンさ
れると(スタート)、コントローラ35は操作信号端子
35jに入力された信号が閉じ操作であるか否かを判定
する。閉じ操作であると判定したときには、実験等によ
って予め求められて設定されたパルス幅の初期値Tok
に関するデータをメモリーから取り込み、パルス幅Tw
とする(ステップS1)。なお、Tokは本フローチャ
ート上後述するS11において更新され、次回の作動で
は更新されたTokが初期値となる。
【0030】この後、コントローラ35は圧力センサ3
6の検出圧力(配管圧力)Ppを取り込む(ステップS
2)。さらに、バッテリー32の電圧を取り込み、この
電源電圧による係数Kvを計算する(ステップS3)。
この後、コントローラ35はステップS4に進む。
【0031】ステップS4において、コントローラ35
は圧力センサ36の検出による今回の配管圧力Ppと前
回の配管圧力Ppbとの差の絶対値を計算して、図4
(b)に示されている変動圧Pmを求める。
【0032】変動圧Pmを求めた後に、コントローラ3
5は今回の配管圧力Ppを前回の配管圧力Ppbとして
メモリーに記憶する(ステップS5)。この配管圧力P
pbは前回の配管圧力として、次回の変動圧Pmを求め
るときに使用される。この後、コントローラ35はステ
ップS6に進む。
【0033】ステップS6において、配管圧力に変動が
ないか否かを判定するために、コントローラ35は変動
圧Pmが「1」よりも小さいか否かを判定する。変動圧
Pmが「1」よりも大きく圧力変動があると判定された
ときには、コントローラ35は圧力変動ありのフラグP
mfをセットする(ステップS7)。
【0034】この後、コントローラ35はパルス数Pc
を「0」にする(ステップS8)。この後、コントロー
ラ35はステップS9に進む。
【0035】ステップS9において、コントローラ35
は変動圧Pmが「3」よりも小さいか否かの判定を行
う。変動圧Pmが「3」よりも大きいときには、パルス
幅を狭くするために、コントローラ35は「Tw−0.
2ms」を「Tw」としてセットする(ステップS1
0)。
【0036】ステップS9において、変動圧Pmが
「3」よりも小さいと判定されたときには、コントロー
ラ35は適正なパルス幅と判断し「Tw」を「Tok」
にセットする(ステップS11)。すなわち、変動圧が
あるときにおいて、変動圧Pmが「3」以上のときには
パルス幅を狭くする処理が実行され、変動圧Pmが
「3」未満になった後はパルス幅「Tw」を「Tok」
にする処理が実行される。この後、コントローラ35は
ステップS14に進む。
【0037】ステップS14において、コントローラ3
5はパルス幅Twと電源電圧による係数Kvとを掛け算
して制御パルスの時間幅TCを算出する。この後、コン
トローラ35はステップS15に進む。
【0038】ステップS15において、コントローラ3
5はチルト用弁22のソレノイドを励磁してチルト用弁
22をオンにする。この際、コントローラ35のチルト
用弁端子35hからは図4(a)に示されている制御パ
ルス信号がチルト用弁22のソレノイドに印加される。
続いて、コントローラ35はタイマTmを起動させる
(ステップS16)。この後、コントローラ35はステ
ップS17に進む。
【0039】ステップS17において、コントローラ3
5はタイマの経過時間TMが制御パルス信号の時間幅T
Cと等しくなったか否かの判定を行う。
【0040】そして、タイマの経過時間が図4(a)に
示されている制御パルス信号の時間幅TCと一致したと
きには、制御パルス信号をオフとし、チルト用弁22を
オフにする(ステップS18)。
【0041】この後、コントローラ35はタイマTmを
再び起動し(ステップS19)、タイマの経過時間TM
が圧力安定時間TDに一致するか否かの判定を行う(ス
テップS20)。
【0042】タイマの経過時間TMが図4(a)に示さ
れている制御パルス信号の圧力安定時間TDと一致した
ときには、圧力変動ありのフラグPmfがセットされて
いるか否かを判定する(ステップS21)。
【0043】圧力変動ありのフラグPmfがセットされ
ているときには、コントローラ35はステップS23に
進み、ステップS23において、パルス数Pcが「5」
よりも大きいか否かの判定を行う。そして、パルス数P
cが「5」に達するまでは、コントローラ35はステッ
プS2に戻り、ステップS2〜ステップS23の処理を
繰り返す。
【0044】翻って、ステップS6において、圧力変動
なしと判定されたときには、コントローラ35はパルス
幅「Tw+0.1ms」を「Tw」にセットする(ステ
ップS12)。この後、コントローラ35はパルス数
「Pc+1」をパルス数Pcにセットする(ステップS
13)。
【0045】この後、コントローラ35はステップS1
4〜ステップS21までの処理を実行する。圧力変動な
しのときには、圧力変動ありのフラグPmfがセットさ
れていないため、コントローラ35はステップS22に
進む。
【0046】ステップS22において、コントローラ3
5はパルス数Pcが「20」以上か否かを判定する。コ
ントローラ35はパルス数Pcが20以上になっていな
ときにはステップS2に再び戻り、ステップS2〜ステ
ップS22までの処理を継続する。
【0047】そして、パルス数Pcが「20」以上にな
ったときには、コントローラ35はエンドに進み、この
ルーチンでの処理を終了する。
【0048】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、荷受台12がリフト上限位置またはリフト接地位置
にある状態において、チルト用弁22が開弁作動される
際にはチルト用弁22のソレノイドに図4(a)に示さ
れている制御パルス信号を印加させて、チルト用弁22
をオンオフさせるように構成されているため、チルトシ
リンダ装置14内の圧力を図4(b)に示されているよ
うに徐々に高くさせて行き(接地の場合は低くさせて行
き)、その結果、チルト用油路20の配管圧力が高い場
合であっても、チルトシリンダ装置14に衝撃が発生す
るのを防止することができる。
【0049】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0050】例えば、リフト部材は一端部が回動自在に
軸支されたリフトアームによって構成するに限らず、荷
台の後端部に昇降自在に支持されたエレベータによって
構成してもよい。
【0051】コントローラ35はマイクロコンピュータ
によって構成するに限らず、他の電気回路によって構成
してもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
チルト用弁の開弁時にリフト用弁とチルト用弁に接続さ
れた油路の圧力を検出し、この検出した油路の圧力に応
じてチルト用弁を徐々に開かせるように構成することに
より、チルト用シリンダ装置のシリンダ圧が徐々に油路
の圧力と等しくなるように制御することができるので、
チルトシリンダ装置の作動時にチルトシリンダ装置に衝
撃が発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である貨物自動車の荷受
台昇降装置を示す回路図である。
【図2】その斜視図である。
【図3】その荷受台昇降装置のチルト用弁の開弁時にお
けるコントローラの作動を示すフローチャートである。
【図4】同じく各信号波形図である。
【符号の説明】
1…貨物自動車、2…荷台、10…荷受台昇降装置、1
1…リフトアーム(リフト部材)、12…荷受台、13
…カートストッパ、14…チルトシリンダ装置、15…
リフトシリンダ装置、16…DCモータ、17…油圧ポ
ンプ、18…タンク、19…油路、19a…リリーフ油
路、20…チルト用油路、20a…分岐点、21…リフ
ト用油路、22…チルト用弁、23…リフト用弁、24
…逆止弁、25…下げ用弁、27…排出油路、28…排
出用弁、29…モータリレー、29a…リレースイッ
チ、29b…リレーコイル、30…リリーフ弁、31…
電流検出用抵抗、32…バッテリー、33…メインスイ
ッチ、34…回転センサ、35…コントローラ、35a
…電源端子、35b…モータリレー端子、35c…モー
タ回転検出端子、35d…電流検出端子、35e…流量
比例弁端子、35f…下げ用弁端子、35g…リフト用
弁端子、35h…チルト用弁端子、35i…圧力センサ
端子、35j…操作信号端子、36…圧力センサ、37
…操作ボックス、38…開きスイッチ、39…閉じスイ
ッチ、40…下げスイッチ、41…上げスイッチ、42
…チルトセンサ、43…リフトセンサ、44…傾斜角セ
ンサ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台に昇降自在に支持されるリフト部材
    と、このリフト部材に回動自在に支持された荷受台と、
    前記リフト部材を昇降させるリフトシリンダ装置と、前
    記荷受台を開閉させるチルトシリンダ装置と、前記リフ
    トシリンダ装置および前記チルトシリンダ装置に油圧ポ
    ンプの圧油を供給・排出する油路とをそれぞれ備えてお
    り、前記リフトシリンダ装置への油路にはリフトシリン
    ダ装置を制御するリフト用弁が介装されており、前記チ
    ルトシリンダ装置への油路にはチルトシリンダ装置を制
    御するチルト用弁が介装されている荷受台昇降装置の制
    御方法において、前記油圧ポンプの圧油を供給・排出す
    る油路の圧力が検出され、前記チルト用弁の開弁時に前
    記検出圧力に応じて前記チルト用弁が徐々に開かれるこ
    とを特徴とする荷受台昇降装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記チルト用弁の開弁時に前記検出圧力
    に応じたパルス幅のパルス信号が前記チルト用弁に印加
    されることを特徴とする請求項1に記載の荷受台昇降装
    置の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記パルス信号のパルス幅が電源電圧に
    応じて調整されることを特徴とする請求項2に記載の荷
    受台昇降装置の制御方法。
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