JP2002347503A - 荷受台昇降装置付き車両 - Google Patents

荷受台昇降装置付き車両

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JP2002347503A
JP2002347503A JP2001159186A JP2001159186A JP2002347503A JP 2002347503 A JP2002347503 A JP 2002347503A JP 2001159186 A JP2001159186 A JP 2001159186A JP 2001159186 A JP2001159186 A JP 2001159186A JP 2002347503 A JP2002347503 A JP 2002347503A
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tip
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JP2001159186A
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Tsutomu Matsudo
勉 松土
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Sanwa Seiki Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷受台の先端を自動的に再接地させる。 【解決手段】 荷台2に昇降自在に支持されるリフトア
ーム11と、リフトアーム11に回動自在に支持された
荷受台12と、リフトアーム11を昇降させるリフト用
シリンダ装置15と、荷受台12を回動させるチルト用
シリンダ装置14とを備えている荷受台昇降装置におい
て、荷受台12の先端を最初に接地させる際にチルト下
げスイッチを所定時間押し続けることにより、その後に
荷台が軽くなって荷受台12の先端が地面から離れても
チルト用シリンダ装置14が荷受台12の先端を下げて
接地するように構成されている。 【効果】 先端がプラットホーム6から離れた際、荷受
台12の先端をプラットホーム6へ自動的に再び接地で
きるため、作業能率の低下を防止しつつ荷受台12とプ
ラットホーム6でカート5の走行ミスを防止し安全に荷
下ろしができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷受台昇降装置付
き車両に関し、特に、荷受台の接地状態を確保する技術
に係り、例えば、荷台の後部に荷受台昇降装置が設備さ
れた貨物自動車に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】貨物自動車の荷台の後部に対する荷物の
上げ下ろしを容易にするために、荷台の後部に荷受台昇
降装置が設備されている貨物自動車がある。一般に、貨
物自動車の荷受台昇降装置は、荷台に一端部が回動自在
に支持されたリフトアームの自由端部に荷受台が回動自
在に支持されており、前記荷台と前記荷受台との間に荷
受台を開閉させるチルトシリンダ装置が介設されている
とともに、荷受台を昇降させるリフトシリンダ装置が介
設されており、これらのチルトシリンダ装置およびリフ
トシリンダ装置はチルトシリンダ装置により荷受台を閉
じる際や、リフトシリンダ装置により荷受台を上昇させ
る際には、モータによって運転される油圧ポンプの圧油
によって駆動され、荷受台を開く際や、荷受台を下降さ
せる際にはモータは駆動されずに荷受台の自重によって
作動するようになっている。
【0003】すなわち、モータによって運転される油圧
ポンプの圧油が供給・排出される主油路にはリフトシリ
ンダ装置およびチルトシリンダ装置が分岐して接続され
ており、リフトシリンダ装置に接続された油路にはリフ
ト用弁が介装され、チルトシリンダ装置が接続された油
路にはチルト用弁が介装されている。
【0004】そして、操作ボックスには6個のスイッチ
が設けてある。すなわち、開きスイッチ、閉じスイッ
チ、下げスイッチ、上げスイッチ、チルト下げスイッチ
およびチルト上げスイッチである。開きスイッチと閉じ
スイッチはチルトシリンダの伸縮により荷受台の開閉を
行うスイッチである。上げスイッチと下げスイッチはリ
フトシリンダの伸縮により荷受台を上下に移動させるた
めのスイッチである。チルト下げスイッチとチルト上げ
スイッチは荷受台が開いて略水平の位置にあるときに荷
受台の荷台側を中心として水平の位置から±10度の範
囲で荷台の先端部分を回動させて荷受台の接地を容易に
するためのスイッチである。チルト下げスイッチは荷受
台の先端部を下方に回動させるスイッチであり、チルト
上げスイッチは先端部を上方に回動させるためのスイッ
チである。この操作はチルトシリンダの伸縮によって行
われる。なお、開きスイッチと閉じスイッチはリフトシ
リンダ上限の位置にあるときにのみ、操作することがで
きるようになっている。
【0005】従来のこの種の荷受台昇降装置において
は、図6(a)に示されているように、貨物4がカート
5によって荷台2からプラットホーム6に下ろされる場
合には荷受台12の先端がプラットホーム6に接地さ
れ、カート5を安全に走行させることができるようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
荷受台昇降装置においては、貨物自動車のサスペンショ
ンの作用について配慮されていないため、図6(b)に
示されているように、貨物4が下ろされてサスペンショ
ン3が復帰して伸びた際に、荷受台12の先端がプラッ
トホーム6から離れてしまうという問題点がある。荷受
台12の先端がプラットホーム6から離れてしまうと、
荷受台12とプラットホーム6との間に段差が形成され
ることにより、カート5を走行させることができなくな
るため、再度、作業者が荷受台12の先端をプラットホ
ーム6に接地させる操作を実施する必要がある。その結
果、積み下ろし作業全体としての能率が低下したり、カ
ートの走行操作ミスが発生する危惧がある。
【0007】本発明の目的は、荷受台の先端を接地させ
る際に所定の操作を行うことにより、その後に荷台の荷
物を降ろしたために荷台が軽くなり荷受台の先端が接地
面より浮き上がったような場合に自動的に接地させるこ
とができる荷受台昇降装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための第
一の手段は、荷受台昇降装置が装着された車両におい
て、荷受台の先端の接地を検出した後に前記荷受台の先
端が離れた時に、前記荷受台の先端を下げるように制御
するコントローラを有することを特徴とする。
【0009】課題を解決するための第二の手段は、荷台
に昇降自在に支持されるリフト部材と、このリフト部材
に回動自在に支持された荷受台と、前記リフト部材を昇
降させるリフト用アクチュエータと、前記荷受台を回動
させるチルト用アクチュエータとを備えている荷受台昇
降装置付き車両において、前記荷受台の先端の接地を検
出した後に前記荷受台の先端が離れた時に、前記チルト
用アクチュエータが前記荷受台の先端を下げるように制
御するコントローラを有することを特徴とする。
【0010】課題を解決するための第三の手段は、前記
チルト用アクチュエータがチルトシリンダ装置によって
構成されており、チルト圧および/またはチルト角によ
って接地を検出した後にチルト圧が前記荷受台の重量相
当の圧力以上になった時に、チルトシリンダ装置のチル
ト圧を下げるように制御するコントローラを有すること
を特徴とする。
【0011】前記した手段によれば、荷受台の先端を最
初に接地させる際に所定の操作をしておけば、その後に
荷台の重量が軽くなって荷受台の先端が地面から離れて
も荷受台の先端を地面に接するように制御が行われるの
で、荷台の積荷の変動に伴って荷受台の先端部の位置を
修正する必要がなくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に即して説明する。
【0013】図2および図6に示されているように、本
発明に係る荷受台昇降装置10は、貨物自動車1の荷台
2の後端に設備されている。詳細を図2に基づいて説明
すると、荷受台昇降装置10はリフト部材としてのリフ
トアーム11を一対備えており、両リフトアーム11、
11は荷台2の後端部に左右対称形に配されて、それぞ
れの一端部が回動自在に支持されている。両リフトアー
ム11、11の自由端部間には荷受台12が回動自在に
支持されている。荷受台12はアルミニウムや鉄等の耐
腐食性および剛性を有する材料が使用されて、荷台2に
対応した大きさの長方形のパネル形状に形成されてい
る。荷受台12の上面における荷台2と反対側の端辺
(以下、後端辺とする。)付近にはカートストッパ13
が後端辺に沿って敷設されており、カートストッパ13
は荷受台12に乗せられたカート5が脱落するのを防止
するように構成されている。
【0014】荷台2の後端辺下面と荷受台12の荷台側
端辺である前端辺との間には、荷受台12を開閉させる
ための一対のチルトシリンダ装置14、14が左右対称
形にそれぞれ介設されており、両チルトシリンダ装置1
4、14は開きスイッチ38または閉じスイッチ39の
操作により、荷受台12をリフトアーム11の荷受台1
2の支軸を回転中心にして垂直姿勢と水平姿勢との間を
往復回動させるように構成されている。チルトシリンダ
装置14はチルト下げスイッチ42またはチルト上げス
イッチ43の操作により、水平姿勢になっている荷受台
12を約±10度の範囲で荷受台の先端を首振り動作を
させて荷受台の接地を容易に行えるように構成されてい
る。また、荷台2の後端辺下面と両リフトアーム11、
11の後端部との間には、荷受台12を昇降させるため
の一対のリフトシリンダ装置15、15が左右対称形に
それぞれ介設されており、両リフトシリンダ装置15、
15はリフトアーム11をその荷台2側の支軸を回転中
心にして回動させることにより、荷受台12を荷台2の
高さ位置と接地位置との間で昇降させるように構成され
ている。
【0015】次に、油圧回路および制御回路について説
明する。図1に示されているように、チルトシリンダ装
置14およびリフトシリンダ装置15にはいずれも単動
形の油圧シリンダ装置が使用されている。チルトシリン
ダ装置14はDCモータ16によって運転される油圧ポ
ンプ17から供給される圧油により荷受台12を閉じる
ように作動する。また、リフトシリンダ装置15は油圧
ポンプ17の圧油により荷受台12を上昇させるように
作動する。なお、荷受台12を開く際には、チルトシリ
ンダ装置14に供給された圧油を荷受台12の自重によ
って排出させることによって開くようになっており、ま
た、荷受台12を下降させる際には、リフトシリンダ装
置15に供給された圧油を荷受台12の自重で排出する
ことにより下降させるようになっている。油圧ポンプ1
7の吸入ポートにはタンク18が接続されており、油圧
ポンプ17の吐出ポートに接続された主油路19は途中
からチルトシリンダ装置14への油路(以下、チルト用
油路という。)20と、リフトシリンダ装置15への油
路(以下、リフト用油路という。)21とに分岐されて
いる。
【0016】チルト用油路20にはチルトシリンダ装置
14の伸縮を制御するための制御弁(以下、チルト用弁
という。)22が介設されており、リフト用油路21に
はリフトシリンダ装置15の伸縮を制御するための制御
弁(以下、リフト用弁という。)23が介設されてい
る。チルト用弁22およびリフト用弁23はいずれも、
2ポート・2位置・スプリングオフセット・電磁切換弁
によって構成されている。主油路19には制御弁(以
下、下げ用弁という。)25および逆止弁24が直列に
介設されている。
【0017】主油路19には排出油路27が油圧ポンプ
17および逆止弁24を迂回するように接続されてい
る。排出油路27にはチルトシリンダ装置14およびリ
フトシリンダ装置15の短縮作動すなわち荷受台12が
自重により開く作動および荷受台12が自重により下降
する作動を制御するための制御弁(以下、排出用弁とい
う。)28が介設されている。排出用弁28は流量比例
弁によって構成されている。油圧ポンプ17と逆止弁2
4の間の主油路19の途中からリリーフ油路19aが分
岐されて排出油路27に接続されており、リリーフ油路
19aの途中にはリリーフ弁30が介設されている。
【0018】DCモータ16はモータリレー29のリレ
ースイッチ29aを介してバッテリー32に接続されて
いる。バッテリー32はメインスイッチ33を介してコ
ントローラ35の電源端子35aに接続されている。モ
ータリレー29のリレーコイル29bはモータリレー端
子35bに接続されている。また、DCモータ16には
その回転数を検出する回転センサ34が接続されてお
り、回転センサ34はコントローラ35のモータ回転検
出端子35cに接続されている。
【0019】排出用弁28のソレノイドは電流検出用抵
抗31を介してコントローラ35の電流検出端子35d
に接続されているとともに、流量比例弁端子35eに接
続されている。下げ用弁25のソレノイドはコントロー
ラ35の下げ用弁端子35fに接続され、また、リフト
用弁23のソレノイドはコントローラ35のリフト用弁
端子35gに接続され、チルト用弁22のソレノイドは
コントローラ35のチルト用弁端子35hに接続されて
いる。
【0020】主油路19にはリフト用油路21とチルト
用油路20との接続部位の圧力を検出する圧力センサ3
6が接続されており、圧力センサ36の出力端はコント
ローラ35の圧力センサ端子35iに接続されている。
【0021】コントローラ35の操作信号端子35jに
は操作ボックス37が接続されており、操作ボックス3
7には荷受台12の開き作動を指令するためのスイッチ
(以下、開きスイッチという。)38と、荷受台12の
閉じ作動を指令するためのスイッチ(以下、閉じスイッ
チという。)39と、荷受台12の下げ作動を指令する
ためのスイッチ(以下、下げスイッチという。)40
と、荷受台12の上げ作動を指令するためのスイッチ
(以下、上げスイッチという。)41と、荷受台12を
水平の位置から±10度の範囲で荷受台の先端部を下げ
るチルト下げスイッチ42と先端部を持ち上げるチルト
上げスイッチ43とがそれぞれ設置されている。
【0022】さらに、コントローラ35の入力端には荷
受台12の傾きを検出するチルトセンサ51と、荷受台
12のリフト位置を検出するリフトセンサ52と、荷台
2の水平に対する傾斜角度を検出する荷台傾斜角センサ
53とが接続されている。
【0023】図2および図6(a)に示されているよう
に、チルトセンサ51は荷受台12とリフトアーム11
の取付部に設置されており、リフトアーム11に対する
荷受台12の傾きを測定することにより荷受台12の開
き角度を検出するように構成されている。リフトセンサ
52はリフトアーム11に介設されており、リフトアー
ム11の回動角度を検出することにより荷受台12の高
さ位置を検出するように構成されている。荷台傾斜角セ
ンサ53は荷受台12の傾きを測定する基準となる荷台
2の水平に対する傾斜角を測定するものであり、図2お
よび図6(a)においては荷台2に取付けているように
描かれているが、実際には荷台2に設置されているコン
トローラ35の基板の上に取り付けられている。
【0024】コントローラ35はマイクロコンピュータ
等によって構成されており、メモリーに記憶されたプロ
グラムやテーブルの内容、回転センサ34や圧力センサ
36、チルトセンサ51、リフトセンサ52、荷台傾斜
角センサ53の検出値に基づいてモータリレー29、排
出用弁28、下げ用弁25、リフト用弁23、チルト用
弁22の作動を制御するように構成されている。
【0025】次に、以上の構成に係る荷受台昇降装置1
0の作動を説明する。
【0026】図1において、メインスイッチ33がオン
にされた状態において圧油を供給するための条件が成立
した場合には、リレーコイル29bがコントローラ35
によって励磁されてリレースイッチ29aがオンされ
る。これにより、バッテリー32の電圧がDCモータ1
6に印加され、油圧ポンプ17がDCモータ16によっ
て回転駆動されるため、油圧ポンプ17の圧油が主油路
19に送給される。この際、コントローラ35はDCモ
ータ16の回転数を回転センサ34から検出し、油圧ポ
ンプ17のポンプ流量を計算する。
【0027】上げスイッチ41が操作された場合には、
リフト用弁23のソレノイドがコントローラ35によっ
て励磁されてリフト用弁23が切り換えられ、油圧ポン
プ17からの圧油が主油路19およびリフト用油路21
を経由してリフトシリンダ装置15に供給されて荷受台
12が上昇される。
【0028】逆に、下げスイッチ40が操作された場合
には、コントローラ35によってリフト用弁23のソレ
ノイドが励磁されるとともに、下げ用弁25のソレノイ
ドが励磁されて切り換えられ、リフトシリンダ装置15
内の圧油が荷受台12の自重により排出され、リフト用
弁23、下げ用弁25および排出用弁28を介してタン
ク18に戻される。
【0029】閉じスイッチ39が操作された場合には、
チルト用弁22のソレノイドがコントローラ35によっ
て励磁されてチルト用弁22が切り換えられ、油圧ポン
プ17からの圧油が主油路19およびチルト用油路20
を経由してチルトシリンダ装置14に送給されて荷受台
12が閉じられる。
【0030】逆に、開きスイッチ38が操作された場合
には、コントローラ35によってチルト用弁22のソレ
ノイドが励磁されるとともに、下げ用弁25のソレノイ
ドが励磁されて切り換えられ、チルトシリンダ装置14
内の圧油が荷受台12の自重により排出され、チルト用
弁22、下げ用弁25および排出用弁28を介してタン
ク18に戻される。なお、荷受台12の開きスイッチ3
8および閉じスイッチ39は荷受台12がリフトの上限
に停止しているときにのみ操作できるようになってお
り、荷受台12をリフトの上限から下降させた位置では
操作できないようになっている。
【0031】次に、荷受台昇降装置10における荷受台
先端の接地維持制御の作用を、図6に示されているよう
に、荷受台12の先端をプラットホーム6に接地させる
場合について、図3に示されたフローチャートに沿って
説明する。
【0032】図1および図2に示されている操作ボック
ス37の開きスイッチ38をオンにして荷受台12を閉
じた状態すなわち垂直の状態から開いた状態すなわち水
平になった状態にする。荷受台12が水平になったら、
次に、下げスイッチ40をオンにして図6(b)に示す
ようなプラットホーム6の近傍まで荷受台12を下げて
スイッチ40をオフにする。そして、チルト下げスイッ
チ42をオンにすると、図3に示された接地維持モード
判定のフローAがスタートする。まず、第一ステップA
1において、「接地維持モードか」が判定される。接地
維持モードの判定ステップである第一ステップA1は図
4に示されたサブルーチンBによって実行される。
【0033】まず、図4の第一ステップB1において、
「荷受台先端部が下げ動作中か」すなわち「チルト下げ
動作中か」が判定される。チルト下げ動作中である場合
(YES)には第二ステップB2に進み、チルト下げ動
作中でない場合(NO)には第6ステップB6に進む。
【0034】第二ステップB2においては、「チルト下
げ動作停止か」すなわち「荷受台先端下げ停止か」が判
定される。この判定はチルトセンサ51からのデータの
入力状況によって判定することができる。すなわち、チ
ルトセンサ51からのデータの入力が時々刻々と継続し
ている場合には、荷受台先端下げが動作中であり、チル
トセンサ51からのデータの入力が停止している場合に
は荷受台先端下げは停止していることになる。荷受台先
端下げが停止でない場合(NO)にはエンドに進み、荷
受台先端下げが停止である場合(YES)には第三ステ
ップB3に進む。
【0035】第三ステップB3においては、「チルトシ
リンダ装置14の圧力値P14が設定値Pa未満か」すな
わち「P14<Pa」が判定される。ここで、設定値Pa
は図6(a)に示されているように荷受台12がプラッ
トホーム6に接地している時のチルトシリンダ装置14
の圧力値であり、理論的には0Mpaであるが、本実施
の形態においては0.5Mpaに設定されている。チル
トシリンダ装置14の圧力値P14には圧力センサ36か
らの送信データが使用される。チルトシリンダ装置14
の圧力値P14が設定値Pa以上である場合(NO)には
エンドに進み、チルトシリンダ装置14の圧力値P14
設定値Pa未満である場合(YES)には第四ステップ
B4に進む。
【0036】第四ステップB4においては、「設定され
た時間Cが経過したか」が判定される。この設定時間C
は運転者が接地維持モードを選択しようとしてチルト下
げスイッチ42を押し続けているか否かを判別するため
の時間であり、本実施の形態においては「2秒間」が設
定されている。2秒間が経過しない場合(NO)にはエ
ンドに進み、2秒間が経過した場合(YES)には第五
ステップB5に進む。
【0037】第五ステップB5において、接地維持モー
ドのフラグがセットされる。すなわち、接地維持モード
のフローAに接地維持モードのプラグがセットされたこ
とになる。ちなみに、以上の第一ステップB1〜第四ス
テップB4は図5(a)に示されているブロック図の第
一アンドゲート61および第二アンドゲート62によっ
て実行される。
【0038】翻って、第一ステップB1から第六ステッ
プB6に進んだ場合には、第六ステップB6において、
「その他の操作に入っているか」すなわち「その他の動
作中か」が判定される。「その他の操作」としては、荷
受台先端上げ(荷受台閉じ)操作やリフト上げ(荷受台
上げ)操作およびリフト下げ操作がある。その他の操作
に入っている場合(YES)には第七ステップB7に進
み、その他の操作に入っていない場合(NO)にはエン
ドに進む。
【0039】第七ステップB7においては、接地維持モ
ードのフラグがクリアされる。ちなみに、第六ステップ
B6は図5(b)に示されているブロック図の第一オア
ゲート64によって実行される。
【0040】以上のようにして接地維持モードが判定さ
れると、図3の接地維持モードのフローAにおいては第
一ステップA1から第二ステップA2に進み、第二ステ
ップA2において「接地維持モードフラグが立っている
か」が判定される。フラグが立っている場合(YES)
には第三ステップA3に進み、フラグが立っていない場
合(NO)には第六ステップA6に進む。
【0041】第三ステップA3においては、「チルトシ
リンダ装置14の圧力値P14が設定値Pb以上か」すな
わち「P14≧Pb」が判定される。ここで、設定値Pb
は図6(b)に示されているように荷受台12がプラッ
トホーム6から浮いた時のチルトシリンダ装置14の圧
力値であり、荷受台12の自重だけを支持するための圧
力値である。本実施の形態においては0.6Mpaに設
定されている。ちなみに、図4(a)の第三アンドゲー
ト63に示されているように、チルトシリンダ装置14
の圧力値P14には圧力センサ36からの送信データが使
用される。チルトシリンダ装置14の圧力値P14が設定
値Pb未満である場合(NO)には第六ステップA6に
進み、チルトシリンダ装置14の圧力値P14が設定値P
b以上である場合(YES)には第四ステップA4に進
む。
【0042】第四ステップA4においては、コントロー
ラ35からチルト用弁22や下げ用弁25および排出用
弁28に荷受台12の先端を下げるための処理信号が発
令され、荷受台12の先端が下げられる。荷受台12の
先端が下げられると、第五ステップA5に進む。
【0043】第五ステップA5においては、「チルトシ
リンダ装置14の圧力値P14が設定値Pa未満か」すな
わち「P14<Pa」が判定される。ここで、設定値Pa
は図6(c)に示されているように荷受台12の先端が
下げられてプラットホーム6に再び接地した時のチルト
シリンダ装置14の圧力値であり、理論的には0Mpa
であるが、本実施の形態においては0.5Mpaに設定
されている。ちなみに、図5(b)の第二オアゲート6
5に示されているように、チルトシリンダ装置14の圧
力値P14には圧力センサ36からの送信データが使用さ
れる。チルトシリンダ装置14の圧力値P14が設定値P
a以上である場合(NO)には第四ステップA4に戻
り、チルトシリンダ装置14の圧力値P14が設定値Pa
未満である場合(YES)にはエンドに進む。
【0044】第四ステップA4に戻った場合には、第五
ステップA5において「P14<Pa」になるまで、第四
ステップA4および第五ステップA5のルーチンが繰り
返される。第五ステップA5において「P14<Pa」に
なると、エンドに進む。
【0045】翻って、第二ステップA2または第三ステ
ップA3から第六ステップA6に進んだ場合には、コン
トローラ35からチルト用弁22や下げ用弁25および
排出用弁28に荷受台12の先端の下げ動作を停止する
ための処理信号が発令され、荷受台12の先端の下げ動
作が停止される。荷受台12の先端下げ動作が停止され
ると、エンドに進む。
【0046】本実施の形態によれば、前述した接地維持
モードのフローAが繰り返されることにより、図6
(a)から(b)に示されているように、貨物4が貨物
自動車1の荷台2から下ろされてサスペンション3が伸
びることによって荷受台12の先端がプラットホーム6
から離れた際に、図6(c)に示されているように、荷
受台12の先端をプラットホーム6へ自動的に再び接地
させて段差を解消することができるため、貨物4の荷台
2に対する積み下ろし作業の能率の低下を防止しつつ、
荷受台12とプラットホーム6との間においてカート5
の走行操作ミスを招くことなく、貨物4を安全に積み下
ろしすることができる。
【0047】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々の変更が可能であることはいうまでもない。
【0048】例えば、荷受台の先端の接地および離反は
チルト用油路20の圧力を検出する圧力センサ36によ
って検出するように構成するに限らず、荷受台12の傾
きを検出するチルトセンサ51によって検出するように
構成してもよい。
【0049】さらに、荷受台の先端の接地および離反は
圧力センサ36やチルトセンサ51によって間接的に検
出するように構成するに限らず、荷受台の先端にリミッ
トスイッチやタッチセンサまたは圧電センサ等を配置し
て直接的に検出するように構成してもよい。
【0050】リフト部材は一端部が回動自在に軸支され
たリフトアームによって構成するに限らず、荷台の後端
部に昇降自在に支持されたエレベータによって構成して
もよい。また、チルト下げスイッチおよびチルト上げス
イッチを廃止して、下げスイッチによりリフトシリンダ
装置を制御して荷受台と地面の段差を解消するように構
成してもよい。
【0051】荷受台を回動させないで、地面(プラット
ホーム)との段差を解消させるためには、荷受台全体を
下げることにより、荷受台の先端を下げるように構成し
てもよい。
【0052】荷受台を昇降させるリフト用アクチュエー
タおよび荷受台を回動させるチルト用アクチュエータは
シリンダ装置によって構成するに限らず、油圧モータや
電動モータ等によって構成してもよい。
【0053】また、接地維持モードの選択はチルト下げ
スイッチを押し続けることにより検出するものとして説
明したが、これに限定されるものではなく、独立のスイ
ッチを設けて、このスイッチのオンを検出することによ
り、運転者の接地位置モードの選択を検出するようにし
てもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
荷台の重量が軽くなって荷受台の先端が地面から離れて
も、自動的に荷受台の先端部を接地させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である荷受台昇降装置の
油圧回路および制御回路を示す回路図である。
【図2】荷受台昇降装置全体の斜視図である。
【図3】荷受台昇降装置の荷受台先端接地維持制御を示
すフローチャートであり、接地維持モードのフローを示
している。
【図4】その接地維持モードの判定フローを示してい
る。
【図5】そのブロック図であり、(a)は接地維持モー
ドを示しており、(b)は接地維持解除モードを示して
いる。
【図6】その作用を説明するための各説明図であり、
(a)は接地の状態、(b)は離反の状態、(c)は再
接地の状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1…貨物自動車、2…荷台、3…サスペンション、4…
貨物、5…カート、6…プラットホーム、10…荷受台
昇降装置、11…リフトアーム(リフト部材)、12…
荷受台、13…カートストッパ、14…チルトシリンダ
装置、15…リフトシリンダ装置、16…DCモータ、
17…油圧ポンプ、18…タンク、19…主油路、19
a…リリーフ油路、20…チルト用油路、21…リフト
用油路、22…チルト用弁、23…リフト用弁、24…
逆止弁、25…下げ用弁、27…排出油路、28…排出
用弁、29…モータリレー、29a…リレースイッチ、
29b…リレーコイル、30…リリーフ弁、31…電流
検出用抵抗、32…バッテリー、33…メインスイッ
チ、34…回転センサ、35…コントローラ、35a…
電源端子、35b…モータリレー端子、35c…モータ
回転検出端子、35d…電流検出端子、35e…流量比
例弁端子、35f…下げ用弁端子、35g…リフト用弁
端子、35h…チルト用弁端子、35i…圧力センサ端
子、35j…操作信号端子、36…圧力センサ、37…
操作ボックス、38…開きスイッチ、39…閉じスイッ
チ、40…下げスイッチ、41…上げスイッチ、42…
チルト下げスイッチ、43…チルト上げスイッチ、51
…チルトセンサ、52…リフトセンサ、53…荷台傾斜
角センサ、61…第一アンドゲート、62…第二アンド
ゲート、63…第三アンドゲート、64…第一オアゲー
ト、65…第二オアゲート。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台に荷物を上げ下ろしする荷受台昇降
    装置が設備されている荷受台昇降装置付き車両におい
    て、前記荷受台昇降装置の荷受台の先端の接地を検出し
    た後に前記荷受台の先端が離れた時に、前記荷受台の先
    端を下げるように制御するコントローラを有することを
    特徴とする荷受台昇降装置付き車両。
  2. 【請求項2】 荷台に昇降自在に支持されるリフト部材
    と、このリフト部材に回動自在に支持された荷受台と、
    前記リフト部材を昇降させるリフト用アクチュエータ
    と、前記荷受台を回動させるチルト用アクチュエータと
    を備えている荷受台昇降装置付き車両において、前記荷
    受台の先端の接地を検出した後に前記荷受台の先端が離
    れた時に、前記チルト用アクチュエータが前記荷受台の
    先端を下げるように制御するコントローラを有すること
    を特徴とする荷受台昇降装置付き車両。
  3. 【請求項3】 前記チルト用アクチュエータがチルトシ
    リンダ装置によって構成されており、チルト圧および/
    またはチルト角によって接地を検出した後にチルト圧が
    前記荷受台の重量相当の圧力以上になった時に、チルト
    シリンダ装置のチルト圧を下げるように制御するコント
    ローラを有することを特徴とする請求項2に記載の荷受
    台昇降装置付き車両。
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