JP2004268726A - 荷受台昇降装置付き車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】車高の変動に追従して荷受台を安全に着地させる。
【解決手段】荷台2に回動自在に軸支されて昇降されるリフトアーム11と、リフトアーム11の自由端部に支持された荷受台12と、リフトアーム11を回動させるリフトシリンダ装置15とを備えた荷受台昇降装置10が設備されている貨物自動車1において、荷受台12の上昇作動時に荷受台12が地面5から離れる上昇開始点70のリフトアーム11のリフト角度70を記憶し、このリフト角度70に基づき次回の荷受台下降作動時の着地リフト角69を設定し、この着地リフト角69から緩停止範囲65を減算して緩停止変換点64を設定する。
【効果】前回の離陸時点をもって緩停止変換点を設定することにより、緩停止変換点を積み荷後による車高の低下に追従させ得るので、車高低下後の荷受台の下降速度を略零まで減速させて荷受台を安全に着地させることができる。
【選択図】 図3
【解決手段】荷台2に回動自在に軸支されて昇降されるリフトアーム11と、リフトアーム11の自由端部に支持された荷受台12と、リフトアーム11を回動させるリフトシリンダ装置15とを備えた荷受台昇降装置10が設備されている貨物自動車1において、荷受台12の上昇作動時に荷受台12が地面5から離れる上昇開始点70のリフトアーム11のリフト角度70を記憶し、このリフト角度70に基づき次回の荷受台下降作動時の着地リフト角69を設定し、この着地リフト角69から緩停止範囲65を減算して緩停止変換点64を設定する。
【効果】前回の離陸時点をもって緩停止変換点を設定することにより、緩停止変換点を積み荷後による車高の低下に追従させ得るので、車高低下後の荷受台の下降速度を略零まで減速させて荷受台を安全に着地させることができる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷受台昇降装置付き車両に関し、特に、荷受台の接地状態を確保する技術に係り、例えば、荷台の後部に荷受台昇降装置が設備された貨物自動車に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
貨物自動車の荷台の後部に対する荷物の上げ下ろしを容易にするために、荷台の後部に荷受台昇降装置が設備されている貨物自動車がある。一般に、貨物自動車の荷受台昇降装置は、荷台に一端部が回動自在に支持されたリフトアームの自由端部には荷受台が回動自在に支持されており、前記荷台と前記荷受台との間には荷受台を開閉させるチルトシリンダ装置が介設されているとともに、荷受台を昇降させるリフトシリンダ装置が介設されている。荷受台をチルトシリンダ装置によって閉じる際および荷受台をリフトシリンダ装置によって上昇させる際には、チルトシリンダ装置およびリフトシリンダ装置はモータによって運転される油圧ポンプの圧油によって駆動される。他方、荷受台を開く際および荷受台を下降させる際には、チルトシリンダ装置およびリフトシリンダ装置はモータによって駆動されずに荷受台の自重によって作動するようになっている。
【0003】
従来のこの種の荷受台昇降装置としては、荷受台の始動時および停止時の衝撃の発生を防止するために、荷受台の始動時にチルトシリンダ装置およびリフトシリンダ装置を緩起動させ、また、荷受台の停止時にチルトシリンダ装置およびリフトシリンダ装置を緩停止させるように構成されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−301516号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の荷受台昇降装置においては、リフトシリンダ装置による荷受台の下降時における緩停止の開始時点が前回の下降作動における着地時点に基づいて設定されているために、貨物自動車への荷物の積み込みに伴う貨物自動車のサスペンションの短縮による車高の低下により、次回のリフトシリンダ装置による荷受台の下降速度が減少されないうちに着地される事態が発生する危惧がある。
【0006】
本発明の目的は、車高の変動に追従して荷受台を安全に着地させることができる荷受台昇降装置付き車両を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するための手段は、一端部が荷台に回動自在に軸支されて昇降されるリフト部材と、このリフト部材の自由端部に支持された荷受台と、前記リフト部材を回動させるリフト用アクチュエータとを備えた荷受台昇降装置が設備されている荷受台昇降装置付き車両において、
前記荷受台昇降装置による前記荷受台の上昇作動に際して前記荷受台が接触面から離れる時点の前記リフト部材のリフト角度を記憶し、このリフト角度に基づいて次回の前記荷受台昇降装置による前記荷受台の下降作動に際しての前記荷受台の接触点が設定されることを特徴とする。
【0008】
前記した手段によれば、前回の上昇時すなわち荷受台の荷物の積み込み時において荷受台が接触面から離れる時点の記憶に基づいて、今回の荷受台の下降時における荷受台の着地点が設定されることにより、今回のリフトシリンダ装置による荷受台の緩停止の開始時点を積み荷の増加による車高の低下に常に追従させることができるので、リフトシリンダ装置による荷受台の下降速度を予め想定された速度まで充分に減少させて荷受台を安全に着地させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に即して説明する。
【0010】
図2に示されているように、本発明に係る荷受台昇降装置10は、貨物自動車1の荷台2の後端に設備されている。荷受台昇降装置10はリフト部材としてのリフトアーム11を一対備えており、両リフトアーム11、11は荷台2の後端部に左右対称形に配されて、それぞれの一端部が回動自在に支持されている。両リフトアーム11、11の自由端部間には荷受台12が回動自在に支持されている。荷受台12はアルミニウムや鉄等の耐腐食性および剛性を有する材料が使用されて、荷台2に対応した大きさの長方形のパネル形状に形成されている。荷受台12の上面における荷台2と反対側の端辺(以下、後端辺とする。)付近にはカートストッパ13が後端辺に沿って敷設されており、カートストッパ13は荷受台12に乗せられたカート等が脱落するのを防止するように構成されている。
【0011】
荷台2の後端辺下面と荷受台12の荷台側端辺である前端辺との間には、荷受台12を開閉させるための一対のチルトシリンダ装置14、14が左右対称形にそれぞれ介設されており、両チルトシリンダ装置14、14は開きスイッチ38または閉じスイッチ39の操作に応答して、荷受台12をリフトアーム11の荷受台12の支軸を回転中心にして垂直姿勢と水平姿勢との間を往復回動させるように構成されている。チルトシリンダ装置14はチルト下げスイッチ42またはチルト上げスイッチ43の操作に応答して、水平姿勢になっている荷受台12を約±10度の範囲で荷受台の先端を首振り動作をさせて荷受台の接地を容易に実行し得るように構成されている。また、荷台2の後端辺下面と両リフトアーム11、11の後端部との間には、荷受台12を昇降させるための一対のリフトシリンダ装置15、15が左右対称形にそれぞれ介設されており、両リフトシリンダ装置15、15はリフトアーム11をその荷台2側の支軸を回転中心にして回動させることにより、荷受台12を荷台2の高さ位置と接地位置との間で昇降させるように構成されている。
【0012】
次に、油圧回路および制御回路について説明する。図1に示されているように、チルトシリンダ装置14およびリフトシリンダ装置15にはいずれも単動形の油圧シリンダ装置が使用されている。チルトシリンダ装置14はDCモータ16によって運転される油圧ポンプ17から供給された圧油により荷受台12を閉じるように作動する。また、リフトシリンダ装置15は油圧ポンプ17の圧油により荷受台12を上昇させるように作動する。なお、荷受台12を開く際には、チルトシリンダ装置14に供給された圧油を荷受台12の自重によって排出させることによって開くようになっている。また、荷受台12を下降させる際には、リフトシリンダ装置15に供給された圧油を荷受台12の自重で排出することにより下降させるようになっている。油圧ポンプ17の吸入ポートにはタンク18が接続されており、油圧ポンプ17の吐出ポートに接続された主油路19は途中からチルトシリンダ装置14への油路(以下、チルト用油路という。)20と、リフトシリンダ装置15への油路(以下、リフト用油路という。)21とに分岐されている。
【0013】
チルト用油路20にはチルトシリンダ装置14の伸縮を制御するための制御弁(以下、チルト用弁という。)22が介設されており、リフト用油路21にはリフトシリンダ装置15の伸縮を制御するための制御弁(以下、リフト用弁という。)23が介設されている。チルト用弁22およびリフト用弁23はいずれも、2ポート・2位置・スプリングオフセット・電磁切換弁によって構成されている。主油路19には制御弁(以下、下げ用弁という。)25および逆止弁24が直列に介設されている。
【0014】
主油路19には排出油路27が油圧ポンプ17および逆止弁24を迂回するように接続されている。排出油路27にはチルトシリンダ装置14およびリフトシリンダ装置15の短縮作動すなわち荷受台12が自重により開く作動および荷受台12が自重により下降する作動を制御するための制御弁(以下、排出用弁という。)28が介設されている。排出用弁28は流量比例弁によって構成されている。油圧ポンプ17と逆止弁24との間の主油路19の途中からは、リリーフ油路19aが分岐されて排出油路27に接続されており、リリーフ油路19aの途中にはリリーフ弁30が介設されている。
【0015】
DCモータ16はモータリレー29のリレースイッチ29aを介してバッテリー32に接続されている。バッテリー32はメインスイッチ33を介してコントローラ35の電源端子35aに接続されている。モータリレー29のリレーコイル29bはモータリレー端子35bに接続されている。また、DCモータ16にはその回転数を検出する回転センサ34が接続されており、回転センサ34はコントローラ35のモータ回転検出端子35cに接続されている。
【0016】
排出用弁28のソレノイドは電流検出用抵抗31を介してコントローラ35の電流検出端子35dに接続されているとともに、流量比例弁端子35eに接続されている。下げ用弁25のソレノイドはコントローラ35の下げ用弁端子35fに接続され、また、リフト用弁23のソレノイドはコントローラ35のリフト用弁端子35gに接続され、チルト用弁22のソレノイドはコントローラ35のチルト用弁端子35hに接続されている。
【0017】
主油路19にはチルト用油路20とリフト用油路21との接続部位の圧力を検出する圧力センサ36が接続されており、圧力センサ36の出力端はコントローラ35の圧力センサ端子35iに接続されている。
【0018】
コントローラ35の操作信号端子35jには操作ボックス37が接続されており、操作ボックス37には荷受台12の開き作動を指令するためのスイッチ(以下、開きスイッチという。)38と、荷受台12の閉じ作動を指令するためのスイッチ(以下、閉じスイッチという。)39と、荷受台12の下げ作動を指令するためのスイッチ(以下、下げスイッチという。)40と、荷受台12の上げ作動を指令するためのスイッチ(以下、上げスイッチという。)41と、荷受台12を水平の位置から±10度の範囲内において荷受台の先端部を下げるチルト下げスイッチ42と、先端部を持ち上げるチルト上げスイッチ43とがそれぞれ設置されている。
【0019】
図2に示されているように、コントローラ35の入力端には荷受台12の傾きを検出するチルトセンサ51と、荷受台12のリフト位置を検出するリフトセンサ52と、荷台2の水平に対する傾斜角度を検出する荷台傾斜角センサ53とが接続されている。チルトセンサ51は荷受台12とリフトアーム11の取付部に設置されており、リフトアーム11に対する荷受台12の傾きを測定することにより荷受台12の開き角度を検出するように構成されている。リフトセンサ52はリフトアーム11に介設されており、リフトアーム11の回動角度を検出することにより荷受台12の高さ位置を検出するように構成されている。荷台傾斜角センサ53は荷受台12の傾きを測定する基準となる荷台2の水平に対する傾斜角を測定するものであり、図2においては荷台2に取付けているように描かれているが、実際には荷台2に設置されているコントローラ35の基板の上に取り付けられている。
【0020】
コントローラ35はマイクロコンピュータ等によって構成されており、メモリーに記憶されたプログラムやテーブルの内容、回転センサ34や圧力センサ36、チルトセンサ51、リフトセンサ52、荷台傾斜角センサ53の検出値に基づいてモータリレー29、排出用弁28、下げ用弁25、リフト用弁23、チルト用弁22の作動を制御するように構成されている。
【0021】
次に、以上の構成に係る荷受台昇降装置10の基本的な作動を説明する。
【0022】
図1において、メインスイッチ33がオンにされた状態において圧油を供給するための条件が成立した場合には、リレーコイル29bがコントローラ35によって励磁されてリレースイッチ29aがオンされる。これにより、バッテリー32の電圧がDCモータ16に印加され、油圧ポンプ17がDCモータ16によって回転駆動されるため、油圧ポンプ17の圧油が主油路19に送給される。この際、コントローラ35はDCモータ16の回転数を回転センサ34から検出し、油圧ポンプ17のポンプ流量を計算する。
【0023】
最初に、開きスイッチ38が操作された場合には、コントローラ35によってチルト用弁22のソレノイドが励磁されるとともに、下げ用弁25のソレノイドが励磁されて切り換えられ、チルトシリンダ装置14内の圧油が荷受台12の自重により排出され、チルト用弁22、下げ用弁25および排出用弁28を介してタンク18に戻される。
【0024】
次いで、下げスイッチ40が操作された場合には、コントローラ35によってリフト用弁23のソレノイドが励磁されるとともに、下げ用弁25のソレノイドが励磁されて切り換えられ、リフトシリンダ装置15内の圧油が荷受台12の自重により排出され、リフト用弁23、下げ用弁25および排出用弁28を介してタンク18に戻される。
【0025】
その後に、上げスイッチ41が操作された場合には、リフト用弁23のソレノイドがコントローラ35によって励磁されてリフト用弁23が切り換えられ、油圧ポンプ17からの圧油が主油路19およびリフト用油路21を経由してリフトシリンダ装置15に供給されて荷受台12が上昇される。
【0026】
最後に、閉じスイッチ39が操作された場合には、チルト用弁22のソレノイドがコントローラ35によって励磁されてチルト用弁22が切り換えられ、油圧ポンプ17からの圧油が主油路19およびチルト用油路20を経由してチルトシリンダ装置14に送給されて荷受台12が閉じられる。なお、荷受台12の開きスイッチ38および閉じスイッチ39は、荷受台12がリフトの上限に停止しているときにのみ操作できるようになっており、荷受台12をリフトの上限から下降させた位置では操作できないようになっている。
【0027】
前述した荷受台の下降作動に際して緩起動および緩停止が実施される場合には、荷受台の下降速度を規制するリフトシリンダ装置15から流出する流量について図3(a)に示されたシーケンス制御が実行される。図3(a)において、縦軸にはリフトシリンダ装置15から流出する流量(m3 /分)が取られており、横軸にはリフトシリンダ装置15のストロークに依存するリフト角度(度)に相当するリフトセンサ52の出力値が取られている。図3(a)中、60は下降開始点、61は緩起動範囲、62は緩起動速度から等速度への速度変換点(以下、緩起動変換点という。)、63は等速下降範囲、64は等速度から緩停止速度への速度変換点(以下、緩停止変換点という。)、65は緩停止範囲、66は着地点を示している。ここで、下降開始点60は車高に関係なく一定であるから零度と考えてよい。緩起動変換点62は下降開始点60に緩起動範囲61を加算することにより設定される。緩停止変換点64は着地点66から緩停止範囲65を減算することにより設定される。
【0028】
なお、図3(c)は荷受台の上昇作動に際して緩起動および緩停止が実施される場合のシーケンスを示している。図3(c)において、縦軸にはリフトシリンダ装置15に供給される流量(m3 /分)が取られており、横軸にはリフトシリンダ装置15のストロークに依存するリフト角度(度)に相当するリフトセンサ52の出力値が取られている。図3(c)中、70は上昇開始点(荷受台12が地面5から離れる点)、71は緩起動範囲、72は緩起動変換点、73は等速上昇範囲、74は緩停止変換点、75は緩停止範囲、76は上昇終了点を示している。ここで、上昇終了点76は車高に関係なく一定であるから零度と考えてよい。緩起動変換点72は上昇開始点70から緩起動範囲71を減算することにより設定される。緩停止変換点74は上昇終了点76に緩停止範囲75を加算することにより設定される。
【0029】
ところで、荷物が荷台2に積み込まれると、貨物自動車1のサスペンションが撓むことによって車高が低下するために、荷受台の着地点は図3(b)に示された着地点67のように変位(低下)する。着地点67が変位(低下)すると、緩停止変換点64から着地点67までの緩停止期間が図3(b)に示された緩停止期間68のように短縮してしまうために、荷受台12が予め設定された着地速度まで減速されないうちに着地する事態が発生する。荷受台12が充分に減速されない状態で着地すると、荷受台12や着地面等に衝撃が加わるために、好ましくない。
【0030】
そこで、本発明においては、荷物を荷台2へ荷受台12によって積み込む荷受台の上昇作動に際して、荷受台12が接触面から離れる時点において貨物自動車1のサスペンションがその荷物の重量によって撓むことによって車高が低下する現象に着目し、荷受台12が接触面から離れる時点を車高が低下した次回の荷受台下降作動の際の着地点67として設定することにより、図3(d)に示されているように、荷物の積み込みによって車高が低下した後であっても、緩停止変換点64から着地点69までの緩停止期間が図3(a)に示された所期の緩停止範囲65のように車高が低下する前と同等に確保し、荷受台12が所期の着地速度まで減速するものとした。
【0031】
次に、本実施の形態に係る荷受台昇降装置10における荷受台の着地点設定の作用および緩停止作用を図3〜図7によって説明する。
【0032】
ここで、図4はリフトシリンダ装置15が荷受台12を上昇させる際の圧力センサ36の検出圧力(以下、リフト圧という。)とリフト角との関係を示すグラフである。図4において、横軸には時間が取られ、縦軸には圧力および角度が取られており、81はリフト圧曲線であり、82はリフト角曲線である。また、図5は荷受台が接触面から離れる時のリフト角をリフト圧から求めるフローチャートである。
【0033】
図6(a)に示されているように、荷受台12が首降り作動されて地面5に当接された状態においては、荷物6が荷受台12の上に積み込まれた場合であっても、荷物6および荷受台12の荷重(以下、荷重という。)Wは地面5の反力(以下、反力という。)Rによって支持されるために、リフト圧は図4のリフト圧曲線81に示されているように零になっている。この時のリフト角は図4のリフト角曲線82に示されているように零とする。また、この時の貨物自動車1のフロントサスペンション3とリアサスペンション4の撓みは略均等となり、荷台2は水平を維持しているものとする。この状態において、上げスイッチ41が操作されると、図5に示されたフローがスタートする。
【0034】
図6(b)に示されているように、荷受台12が上面が水平になるように上側に首降り作動されると、荷重Wと反力Rとが偶力の関係になって、リアサスペンション4が縮みフロントサスペンション3が伸びることにより、リフトシリンダ装置15は僅かに伸長するために、リフト圧が図4のリフト圧曲線81に示されているように僅かに上昇するとともに、リフト角が図4のリフト角曲線82に示されているように僅かに上昇する。リフト圧は圧力センサ36によって検出され、図5のリフト圧検出ステップS1によってコントローラ35に認識される。また、リフト角はリフトセンサ52によって計測され、コントローラ35に認識される。
【0035】
図6(b)から図6(c)に示されているように、リフトシリンダ装置15が徐々に伸長作動して荷受台12を緩やかに押し上げて行くのに伴って、反力Rは減少して行くために、リフト圧は図4のリフト圧曲線81に示されているように比例的に上昇する。荷受台12の上昇に伴って、リフトアーム11が回動するために、リフト角は図4のリフト角曲線82に示されているように比例的に上昇する。リフト圧は圧力センサ36によって検出され、図5のリフト圧検出ステップS1によってコントローラ35に認識される。また、リフト角はリフトセンサ52によって計測され、コントローラ35に認識される。
【0036】
荷受台12が地面5から完全に離れると、反力Rは零になるために、図6(c)に示されているように、リアサスペンション4が縮み、車高がさらに低下する。この車高の低下はリフトシリンダ装置15を伸長させる方向に作用するために、リフト圧の上昇はその分だけ鈍り、図4のリフト圧曲線81に示されているように漸増する状態になる。
【0037】
図6(c)から図6(d)に示されているように、荷受台12が地面5から完全に離れた後は、リフトシリンダ装置15には荷重Wが作用するだけになるために、リフト圧は図4のリフト圧曲線81に示されているように一定になる。そこで、コントローラ35は図5のフローにおけるリフト圧判定ステップS2において、「リフト圧が一定か否か」を判定する。リフト圧が一定でない場合(NO)にはリフト圧検出ステップS1に戻る。リフト圧が一定である場合(YES)には着地リフト角設定ステップS3に進む。
【0038】
着地リフト角設定ステップS3においては、図4に示されているように、リフト圧曲線81のリフト圧が一定になった時点におけるリフト角曲線82のリフト角の値を、図3(c)に示された荷受台12が地面5から離れる時のリフト角として求め、この求めたリフト角を図3(d)における次回の荷受台下降作動時の着地リフト角69として設定する。つまり、コントローラ35はリフト圧が一定であると判定した時点にリフトセンサ52から送信されて来たリフト角を次回の着地リフト角69として設定する。コントローラ35は次回の着地リフト角69を設定すると、その着地リフト角69から緩停止範囲65を減算することにより、次回の荷受台下降作動における緩停止変換点64を設定する。
【0039】
その後、荷物6は荷受台12から荷台2に搬入される。荷台2に荷物6が積み込まれた状態になるために、貨物自動車1の車高は低下したままになる。次いで、図7に示されているように、空になった荷受台12は次の荷物を搬入すべくリフトシリンダ装置15によって下降される。この際には、緩起動および緩停止が実施されるが、緩停止変換点64としては前回の荷受台上昇作動において設定された値が適用される。
【0040】
図7(a)に示された状態において、下げスイッチ40が操作されると、コントローラ35によってリフト用弁23のソレノイドが励磁されるとともに、下げ用弁25のソレノイドが励磁されて切り換えられる。この切り換えにより、リフトシリンダ装置15内の圧油が荷受台12の自重により排出され、リフト用弁23、下げ用弁25および排出用弁28を介してタンク18に戻されるために、荷受台12は図7(b)、(c)に示されているように、下降されて地面5に着地される。
【0041】
この荷受台12の下降作動の初期においては、リフトシリンダ装置15の圧油の排出流量が排出用弁28によって図3(d)に示された緩起動範囲61のように制御されることにより、荷受台12の下降速度が漸増されて行く。リフト角が緩起動変換点62に達すると、リフトシリンダ装置15の圧油の排出流量が排出用弁28によって図3(d)に示された等速下降範囲63のように制御されることにより、荷受台12は等速度をもって下降されて行く。荷受台12が図7(b)に示されているように下降されて、リフト角が緩停止変換点64に達すると、リフトシリンダ装置15の圧油の排出流量が排出用弁28によって図3(d)に示された緩停止範囲64のように制御されることにより、荷受台12の下降速度は漸減されて行く。下降速度が略零まで減少されたところで、図7(c)に示されているように、荷受台12は地面5に着地する。リフト角が着地リフト点69に達すると、コントローラ35によってリフト用弁23のソレノイドが消磁されるとともに、下げ用弁25のソレノイドが消磁されて切り換えられるために、リフトシリンダ装置15は停止する。その後に、図7(d)に示されているように、荷受台12が首降り作動されて地面5に当接される。
【0042】
前記実施の形態によれば、次の効果が得られる。
【0043】
1) 荷受台昇降装置による荷物の積み込み時において荷受台が地面から離れる時点のリフト角に基づいて、次回の荷受台の下降時における荷受台のリフト角を設定することにより、次回のリフトシリンダ装置による荷受台の緩停止点を積み荷の増加による車高の低下に常に追従させることができるので、リフトシリンダ装置による荷受台の下降速度を略零迄に減速させて安全に着地させることができる。
【0044】
2) 荷受台が地面から離れる時点のリフト角をリフト圧に基づいて求めることにより、次回の荷受台の下降時における荷受台のリフト角をリフト圧に基づいて設定することができるので、タッチセンサや距離センサ等の荷受台が地面から離れる時点を検出するためのセンサを省略することができ、荷受台昇降装置のイニシャルコストやランニングコスト等のコストを低減することができる。
【0045】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能であることはいうまでもない。
【0046】
例えば、荷受台が地面から離れる時点はリフト圧に基づいて検出するように構成するに限らず、タッチセンサや距離センサ等によって検出するように構成してもよい。
【0047】
リフト部材は一端部が回動自在に軸支されたリフトアームによって構成するに限らず、リンク機構によって構成してもよい。また、チルトシリンダ装置は省略してもよい。
【0048】
荷受台を昇降させるリフト用アクチュエータおよび荷受台を回動させるチルト用アクチュエータはシリンダ装置によって構成するに限らず、油圧モータや電動モータ等によって構成してもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、車高の変動にかかわらず荷受台を安全に着地させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である荷受台昇降装置の油圧回路および制御回路を示す回路図である。
【図2】荷受台昇降装置全体の斜視図である。
【図3】作用を説明するための各シーケンス図である。
【図4】リフト圧とリフト角の関係を示すグラフである。
【図5】着地リフト角設定フローを示すフローチャートである。
【図6】その作用を説明するための各説明図である。
【図7】緩起動および緩停止を実行する荷受台の下降作動を説明するための各説明図である。
【符号の説明】
1…貨物自動車、2…荷台、3…フロントサスペンション、4…リアサスペンション、5…地面(接触面)、6…荷物、10…荷受台昇降装置、11…リフトアーム(リフト部材)、12…荷受台、13…カートストッパ、14…チルトシリンダ装置、15…リフトシリンダ装置、16…DCモータ、17…油圧ポンプ、18…タンク、19…主油路、19a…リリーフ油路、20…チルト用油路、21…リフト用油路、22…チルト用弁、23…リフト用弁、24…逆止弁、25…下げ用弁、27…排出油路、28…排出用弁、29…モータリレー、29a…リレースイッチ、29b…リレーコイル、30…リリーフ弁、31…電流検出用抵抗、32…バッテリー、33…メインスイッチ、34…回転センサ、35…コントローラ、35a…電源端子、35b…モータリレー端子、35c…モータ回転検出端子、35d…電流検出端子、35e…流量比例弁端子、35f…下げ用弁端子、35g…リフト用弁端子、35h…チルト用弁端子、35i…圧力センサ端子、35j…操作信号端子、36…圧力センサ、37…操作ボックス、38…開きスイッチ、39…閉じスイッチ、40…下げスイッチ、41…上げスイッチ、42…チルト下げスイッチ、43…チルト上げスイッチ、51…チルトセンサ、52…リフトセンサ、53…荷台傾斜角センサ、60…下降開始点、61…緩起動範囲、62…緩起動速度から等速度への速度変換点(緩起動変換点)、63…等速下降範囲、64…等速度から緩停止速度への速度変換点(緩停止変換点)、65…緩停止範囲、66…着地点、67…低下した着地点、68…短縮した緩停止期間、69…設定された着地点、70…上昇開始点(荷受台12が地面5から離れる点)、71…緩起動範囲、72…緩起動変換点、73…等速上昇範囲、74…緩停止変換点、75…緩停止範囲、76…上昇終了点、81…リフト圧曲線、82…リフト角曲線。
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷受台昇降装置付き車両に関し、特に、荷受台の接地状態を確保する技術に係り、例えば、荷台の後部に荷受台昇降装置が設備された貨物自動車に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
貨物自動車の荷台の後部に対する荷物の上げ下ろしを容易にするために、荷台の後部に荷受台昇降装置が設備されている貨物自動車がある。一般に、貨物自動車の荷受台昇降装置は、荷台に一端部が回動自在に支持されたリフトアームの自由端部には荷受台が回動自在に支持されており、前記荷台と前記荷受台との間には荷受台を開閉させるチルトシリンダ装置が介設されているとともに、荷受台を昇降させるリフトシリンダ装置が介設されている。荷受台をチルトシリンダ装置によって閉じる際および荷受台をリフトシリンダ装置によって上昇させる際には、チルトシリンダ装置およびリフトシリンダ装置はモータによって運転される油圧ポンプの圧油によって駆動される。他方、荷受台を開く際および荷受台を下降させる際には、チルトシリンダ装置およびリフトシリンダ装置はモータによって駆動されずに荷受台の自重によって作動するようになっている。
【0003】
従来のこの種の荷受台昇降装置としては、荷受台の始動時および停止時の衝撃の発生を防止するために、荷受台の始動時にチルトシリンダ装置およびリフトシリンダ装置を緩起動させ、また、荷受台の停止時にチルトシリンダ装置およびリフトシリンダ装置を緩停止させるように構成されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−301516号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の荷受台昇降装置においては、リフトシリンダ装置による荷受台の下降時における緩停止の開始時点が前回の下降作動における着地時点に基づいて設定されているために、貨物自動車への荷物の積み込みに伴う貨物自動車のサスペンションの短縮による車高の低下により、次回のリフトシリンダ装置による荷受台の下降速度が減少されないうちに着地される事態が発生する危惧がある。
【0006】
本発明の目的は、車高の変動に追従して荷受台を安全に着地させることができる荷受台昇降装置付き車両を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するための手段は、一端部が荷台に回動自在に軸支されて昇降されるリフト部材と、このリフト部材の自由端部に支持された荷受台と、前記リフト部材を回動させるリフト用アクチュエータとを備えた荷受台昇降装置が設備されている荷受台昇降装置付き車両において、
前記荷受台昇降装置による前記荷受台の上昇作動に際して前記荷受台が接触面から離れる時点の前記リフト部材のリフト角度を記憶し、このリフト角度に基づいて次回の前記荷受台昇降装置による前記荷受台の下降作動に際しての前記荷受台の接触点が設定されることを特徴とする。
【0008】
前記した手段によれば、前回の上昇時すなわち荷受台の荷物の積み込み時において荷受台が接触面から離れる時点の記憶に基づいて、今回の荷受台の下降時における荷受台の着地点が設定されることにより、今回のリフトシリンダ装置による荷受台の緩停止の開始時点を積み荷の増加による車高の低下に常に追従させることができるので、リフトシリンダ装置による荷受台の下降速度を予め想定された速度まで充分に減少させて荷受台を安全に着地させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に即して説明する。
【0010】
図2に示されているように、本発明に係る荷受台昇降装置10は、貨物自動車1の荷台2の後端に設備されている。荷受台昇降装置10はリフト部材としてのリフトアーム11を一対備えており、両リフトアーム11、11は荷台2の後端部に左右対称形に配されて、それぞれの一端部が回動自在に支持されている。両リフトアーム11、11の自由端部間には荷受台12が回動自在に支持されている。荷受台12はアルミニウムや鉄等の耐腐食性および剛性を有する材料が使用されて、荷台2に対応した大きさの長方形のパネル形状に形成されている。荷受台12の上面における荷台2と反対側の端辺(以下、後端辺とする。)付近にはカートストッパ13が後端辺に沿って敷設されており、カートストッパ13は荷受台12に乗せられたカート等が脱落するのを防止するように構成されている。
【0011】
荷台2の後端辺下面と荷受台12の荷台側端辺である前端辺との間には、荷受台12を開閉させるための一対のチルトシリンダ装置14、14が左右対称形にそれぞれ介設されており、両チルトシリンダ装置14、14は開きスイッチ38または閉じスイッチ39の操作に応答して、荷受台12をリフトアーム11の荷受台12の支軸を回転中心にして垂直姿勢と水平姿勢との間を往復回動させるように構成されている。チルトシリンダ装置14はチルト下げスイッチ42またはチルト上げスイッチ43の操作に応答して、水平姿勢になっている荷受台12を約±10度の範囲で荷受台の先端を首振り動作をさせて荷受台の接地を容易に実行し得るように構成されている。また、荷台2の後端辺下面と両リフトアーム11、11の後端部との間には、荷受台12を昇降させるための一対のリフトシリンダ装置15、15が左右対称形にそれぞれ介設されており、両リフトシリンダ装置15、15はリフトアーム11をその荷台2側の支軸を回転中心にして回動させることにより、荷受台12を荷台2の高さ位置と接地位置との間で昇降させるように構成されている。
【0012】
次に、油圧回路および制御回路について説明する。図1に示されているように、チルトシリンダ装置14およびリフトシリンダ装置15にはいずれも単動形の油圧シリンダ装置が使用されている。チルトシリンダ装置14はDCモータ16によって運転される油圧ポンプ17から供給された圧油により荷受台12を閉じるように作動する。また、リフトシリンダ装置15は油圧ポンプ17の圧油により荷受台12を上昇させるように作動する。なお、荷受台12を開く際には、チルトシリンダ装置14に供給された圧油を荷受台12の自重によって排出させることによって開くようになっている。また、荷受台12を下降させる際には、リフトシリンダ装置15に供給された圧油を荷受台12の自重で排出することにより下降させるようになっている。油圧ポンプ17の吸入ポートにはタンク18が接続されており、油圧ポンプ17の吐出ポートに接続された主油路19は途中からチルトシリンダ装置14への油路(以下、チルト用油路という。)20と、リフトシリンダ装置15への油路(以下、リフト用油路という。)21とに分岐されている。
【0013】
チルト用油路20にはチルトシリンダ装置14の伸縮を制御するための制御弁(以下、チルト用弁という。)22が介設されており、リフト用油路21にはリフトシリンダ装置15の伸縮を制御するための制御弁(以下、リフト用弁という。)23が介設されている。チルト用弁22およびリフト用弁23はいずれも、2ポート・2位置・スプリングオフセット・電磁切換弁によって構成されている。主油路19には制御弁(以下、下げ用弁という。)25および逆止弁24が直列に介設されている。
【0014】
主油路19には排出油路27が油圧ポンプ17および逆止弁24を迂回するように接続されている。排出油路27にはチルトシリンダ装置14およびリフトシリンダ装置15の短縮作動すなわち荷受台12が自重により開く作動および荷受台12が自重により下降する作動を制御するための制御弁(以下、排出用弁という。)28が介設されている。排出用弁28は流量比例弁によって構成されている。油圧ポンプ17と逆止弁24との間の主油路19の途中からは、リリーフ油路19aが分岐されて排出油路27に接続されており、リリーフ油路19aの途中にはリリーフ弁30が介設されている。
【0015】
DCモータ16はモータリレー29のリレースイッチ29aを介してバッテリー32に接続されている。バッテリー32はメインスイッチ33を介してコントローラ35の電源端子35aに接続されている。モータリレー29のリレーコイル29bはモータリレー端子35bに接続されている。また、DCモータ16にはその回転数を検出する回転センサ34が接続されており、回転センサ34はコントローラ35のモータ回転検出端子35cに接続されている。
【0016】
排出用弁28のソレノイドは電流検出用抵抗31を介してコントローラ35の電流検出端子35dに接続されているとともに、流量比例弁端子35eに接続されている。下げ用弁25のソレノイドはコントローラ35の下げ用弁端子35fに接続され、また、リフト用弁23のソレノイドはコントローラ35のリフト用弁端子35gに接続され、チルト用弁22のソレノイドはコントローラ35のチルト用弁端子35hに接続されている。
【0017】
主油路19にはチルト用油路20とリフト用油路21との接続部位の圧力を検出する圧力センサ36が接続されており、圧力センサ36の出力端はコントローラ35の圧力センサ端子35iに接続されている。
【0018】
コントローラ35の操作信号端子35jには操作ボックス37が接続されており、操作ボックス37には荷受台12の開き作動を指令するためのスイッチ(以下、開きスイッチという。)38と、荷受台12の閉じ作動を指令するためのスイッチ(以下、閉じスイッチという。)39と、荷受台12の下げ作動を指令するためのスイッチ(以下、下げスイッチという。)40と、荷受台12の上げ作動を指令するためのスイッチ(以下、上げスイッチという。)41と、荷受台12を水平の位置から±10度の範囲内において荷受台の先端部を下げるチルト下げスイッチ42と、先端部を持ち上げるチルト上げスイッチ43とがそれぞれ設置されている。
【0019】
図2に示されているように、コントローラ35の入力端には荷受台12の傾きを検出するチルトセンサ51と、荷受台12のリフト位置を検出するリフトセンサ52と、荷台2の水平に対する傾斜角度を検出する荷台傾斜角センサ53とが接続されている。チルトセンサ51は荷受台12とリフトアーム11の取付部に設置されており、リフトアーム11に対する荷受台12の傾きを測定することにより荷受台12の開き角度を検出するように構成されている。リフトセンサ52はリフトアーム11に介設されており、リフトアーム11の回動角度を検出することにより荷受台12の高さ位置を検出するように構成されている。荷台傾斜角センサ53は荷受台12の傾きを測定する基準となる荷台2の水平に対する傾斜角を測定するものであり、図2においては荷台2に取付けているように描かれているが、実際には荷台2に設置されているコントローラ35の基板の上に取り付けられている。
【0020】
コントローラ35はマイクロコンピュータ等によって構成されており、メモリーに記憶されたプログラムやテーブルの内容、回転センサ34や圧力センサ36、チルトセンサ51、リフトセンサ52、荷台傾斜角センサ53の検出値に基づいてモータリレー29、排出用弁28、下げ用弁25、リフト用弁23、チルト用弁22の作動を制御するように構成されている。
【0021】
次に、以上の構成に係る荷受台昇降装置10の基本的な作動を説明する。
【0022】
図1において、メインスイッチ33がオンにされた状態において圧油を供給するための条件が成立した場合には、リレーコイル29bがコントローラ35によって励磁されてリレースイッチ29aがオンされる。これにより、バッテリー32の電圧がDCモータ16に印加され、油圧ポンプ17がDCモータ16によって回転駆動されるため、油圧ポンプ17の圧油が主油路19に送給される。この際、コントローラ35はDCモータ16の回転数を回転センサ34から検出し、油圧ポンプ17のポンプ流量を計算する。
【0023】
最初に、開きスイッチ38が操作された場合には、コントローラ35によってチルト用弁22のソレノイドが励磁されるとともに、下げ用弁25のソレノイドが励磁されて切り換えられ、チルトシリンダ装置14内の圧油が荷受台12の自重により排出され、チルト用弁22、下げ用弁25および排出用弁28を介してタンク18に戻される。
【0024】
次いで、下げスイッチ40が操作された場合には、コントローラ35によってリフト用弁23のソレノイドが励磁されるとともに、下げ用弁25のソレノイドが励磁されて切り換えられ、リフトシリンダ装置15内の圧油が荷受台12の自重により排出され、リフト用弁23、下げ用弁25および排出用弁28を介してタンク18に戻される。
【0025】
その後に、上げスイッチ41が操作された場合には、リフト用弁23のソレノイドがコントローラ35によって励磁されてリフト用弁23が切り換えられ、油圧ポンプ17からの圧油が主油路19およびリフト用油路21を経由してリフトシリンダ装置15に供給されて荷受台12が上昇される。
【0026】
最後に、閉じスイッチ39が操作された場合には、チルト用弁22のソレノイドがコントローラ35によって励磁されてチルト用弁22が切り換えられ、油圧ポンプ17からの圧油が主油路19およびチルト用油路20を経由してチルトシリンダ装置14に送給されて荷受台12が閉じられる。なお、荷受台12の開きスイッチ38および閉じスイッチ39は、荷受台12がリフトの上限に停止しているときにのみ操作できるようになっており、荷受台12をリフトの上限から下降させた位置では操作できないようになっている。
【0027】
前述した荷受台の下降作動に際して緩起動および緩停止が実施される場合には、荷受台の下降速度を規制するリフトシリンダ装置15から流出する流量について図3(a)に示されたシーケンス制御が実行される。図3(a)において、縦軸にはリフトシリンダ装置15から流出する流量(m3 /分)が取られており、横軸にはリフトシリンダ装置15のストロークに依存するリフト角度(度)に相当するリフトセンサ52の出力値が取られている。図3(a)中、60は下降開始点、61は緩起動範囲、62は緩起動速度から等速度への速度変換点(以下、緩起動変換点という。)、63は等速下降範囲、64は等速度から緩停止速度への速度変換点(以下、緩停止変換点という。)、65は緩停止範囲、66は着地点を示している。ここで、下降開始点60は車高に関係なく一定であるから零度と考えてよい。緩起動変換点62は下降開始点60に緩起動範囲61を加算することにより設定される。緩停止変換点64は着地点66から緩停止範囲65を減算することにより設定される。
【0028】
なお、図3(c)は荷受台の上昇作動に際して緩起動および緩停止が実施される場合のシーケンスを示している。図3(c)において、縦軸にはリフトシリンダ装置15に供給される流量(m3 /分)が取られており、横軸にはリフトシリンダ装置15のストロークに依存するリフト角度(度)に相当するリフトセンサ52の出力値が取られている。図3(c)中、70は上昇開始点(荷受台12が地面5から離れる点)、71は緩起動範囲、72は緩起動変換点、73は等速上昇範囲、74は緩停止変換点、75は緩停止範囲、76は上昇終了点を示している。ここで、上昇終了点76は車高に関係なく一定であるから零度と考えてよい。緩起動変換点72は上昇開始点70から緩起動範囲71を減算することにより設定される。緩停止変換点74は上昇終了点76に緩停止範囲75を加算することにより設定される。
【0029】
ところで、荷物が荷台2に積み込まれると、貨物自動車1のサスペンションが撓むことによって車高が低下するために、荷受台の着地点は図3(b)に示された着地点67のように変位(低下)する。着地点67が変位(低下)すると、緩停止変換点64から着地点67までの緩停止期間が図3(b)に示された緩停止期間68のように短縮してしまうために、荷受台12が予め設定された着地速度まで減速されないうちに着地する事態が発生する。荷受台12が充分に減速されない状態で着地すると、荷受台12や着地面等に衝撃が加わるために、好ましくない。
【0030】
そこで、本発明においては、荷物を荷台2へ荷受台12によって積み込む荷受台の上昇作動に際して、荷受台12が接触面から離れる時点において貨物自動車1のサスペンションがその荷物の重量によって撓むことによって車高が低下する現象に着目し、荷受台12が接触面から離れる時点を車高が低下した次回の荷受台下降作動の際の着地点67として設定することにより、図3(d)に示されているように、荷物の積み込みによって車高が低下した後であっても、緩停止変換点64から着地点69までの緩停止期間が図3(a)に示された所期の緩停止範囲65のように車高が低下する前と同等に確保し、荷受台12が所期の着地速度まで減速するものとした。
【0031】
次に、本実施の形態に係る荷受台昇降装置10における荷受台の着地点設定の作用および緩停止作用を図3〜図7によって説明する。
【0032】
ここで、図4はリフトシリンダ装置15が荷受台12を上昇させる際の圧力センサ36の検出圧力(以下、リフト圧という。)とリフト角との関係を示すグラフである。図4において、横軸には時間が取られ、縦軸には圧力および角度が取られており、81はリフト圧曲線であり、82はリフト角曲線である。また、図5は荷受台が接触面から離れる時のリフト角をリフト圧から求めるフローチャートである。
【0033】
図6(a)に示されているように、荷受台12が首降り作動されて地面5に当接された状態においては、荷物6が荷受台12の上に積み込まれた場合であっても、荷物6および荷受台12の荷重(以下、荷重という。)Wは地面5の反力(以下、反力という。)Rによって支持されるために、リフト圧は図4のリフト圧曲線81に示されているように零になっている。この時のリフト角は図4のリフト角曲線82に示されているように零とする。また、この時の貨物自動車1のフロントサスペンション3とリアサスペンション4の撓みは略均等となり、荷台2は水平を維持しているものとする。この状態において、上げスイッチ41が操作されると、図5に示されたフローがスタートする。
【0034】
図6(b)に示されているように、荷受台12が上面が水平になるように上側に首降り作動されると、荷重Wと反力Rとが偶力の関係になって、リアサスペンション4が縮みフロントサスペンション3が伸びることにより、リフトシリンダ装置15は僅かに伸長するために、リフト圧が図4のリフト圧曲線81に示されているように僅かに上昇するとともに、リフト角が図4のリフト角曲線82に示されているように僅かに上昇する。リフト圧は圧力センサ36によって検出され、図5のリフト圧検出ステップS1によってコントローラ35に認識される。また、リフト角はリフトセンサ52によって計測され、コントローラ35に認識される。
【0035】
図6(b)から図6(c)に示されているように、リフトシリンダ装置15が徐々に伸長作動して荷受台12を緩やかに押し上げて行くのに伴って、反力Rは減少して行くために、リフト圧は図4のリフト圧曲線81に示されているように比例的に上昇する。荷受台12の上昇に伴って、リフトアーム11が回動するために、リフト角は図4のリフト角曲線82に示されているように比例的に上昇する。リフト圧は圧力センサ36によって検出され、図5のリフト圧検出ステップS1によってコントローラ35に認識される。また、リフト角はリフトセンサ52によって計測され、コントローラ35に認識される。
【0036】
荷受台12が地面5から完全に離れると、反力Rは零になるために、図6(c)に示されているように、リアサスペンション4が縮み、車高がさらに低下する。この車高の低下はリフトシリンダ装置15を伸長させる方向に作用するために、リフト圧の上昇はその分だけ鈍り、図4のリフト圧曲線81に示されているように漸増する状態になる。
【0037】
図6(c)から図6(d)に示されているように、荷受台12が地面5から完全に離れた後は、リフトシリンダ装置15には荷重Wが作用するだけになるために、リフト圧は図4のリフト圧曲線81に示されているように一定になる。そこで、コントローラ35は図5のフローにおけるリフト圧判定ステップS2において、「リフト圧が一定か否か」を判定する。リフト圧が一定でない場合(NO)にはリフト圧検出ステップS1に戻る。リフト圧が一定である場合(YES)には着地リフト角設定ステップS3に進む。
【0038】
着地リフト角設定ステップS3においては、図4に示されているように、リフト圧曲線81のリフト圧が一定になった時点におけるリフト角曲線82のリフト角の値を、図3(c)に示された荷受台12が地面5から離れる時のリフト角として求め、この求めたリフト角を図3(d)における次回の荷受台下降作動時の着地リフト角69として設定する。つまり、コントローラ35はリフト圧が一定であると判定した時点にリフトセンサ52から送信されて来たリフト角を次回の着地リフト角69として設定する。コントローラ35は次回の着地リフト角69を設定すると、その着地リフト角69から緩停止範囲65を減算することにより、次回の荷受台下降作動における緩停止変換点64を設定する。
【0039】
その後、荷物6は荷受台12から荷台2に搬入される。荷台2に荷物6が積み込まれた状態になるために、貨物自動車1の車高は低下したままになる。次いで、図7に示されているように、空になった荷受台12は次の荷物を搬入すべくリフトシリンダ装置15によって下降される。この際には、緩起動および緩停止が実施されるが、緩停止変換点64としては前回の荷受台上昇作動において設定された値が適用される。
【0040】
図7(a)に示された状態において、下げスイッチ40が操作されると、コントローラ35によってリフト用弁23のソレノイドが励磁されるとともに、下げ用弁25のソレノイドが励磁されて切り換えられる。この切り換えにより、リフトシリンダ装置15内の圧油が荷受台12の自重により排出され、リフト用弁23、下げ用弁25および排出用弁28を介してタンク18に戻されるために、荷受台12は図7(b)、(c)に示されているように、下降されて地面5に着地される。
【0041】
この荷受台12の下降作動の初期においては、リフトシリンダ装置15の圧油の排出流量が排出用弁28によって図3(d)に示された緩起動範囲61のように制御されることにより、荷受台12の下降速度が漸増されて行く。リフト角が緩起動変換点62に達すると、リフトシリンダ装置15の圧油の排出流量が排出用弁28によって図3(d)に示された等速下降範囲63のように制御されることにより、荷受台12は等速度をもって下降されて行く。荷受台12が図7(b)に示されているように下降されて、リフト角が緩停止変換点64に達すると、リフトシリンダ装置15の圧油の排出流量が排出用弁28によって図3(d)に示された緩停止範囲64のように制御されることにより、荷受台12の下降速度は漸減されて行く。下降速度が略零まで減少されたところで、図7(c)に示されているように、荷受台12は地面5に着地する。リフト角が着地リフト点69に達すると、コントローラ35によってリフト用弁23のソレノイドが消磁されるとともに、下げ用弁25のソレノイドが消磁されて切り換えられるために、リフトシリンダ装置15は停止する。その後に、図7(d)に示されているように、荷受台12が首降り作動されて地面5に当接される。
【0042】
前記実施の形態によれば、次の効果が得られる。
【0043】
1) 荷受台昇降装置による荷物の積み込み時において荷受台が地面から離れる時点のリフト角に基づいて、次回の荷受台の下降時における荷受台のリフト角を設定することにより、次回のリフトシリンダ装置による荷受台の緩停止点を積み荷の増加による車高の低下に常に追従させることができるので、リフトシリンダ装置による荷受台の下降速度を略零迄に減速させて安全に着地させることができる。
【0044】
2) 荷受台が地面から離れる時点のリフト角をリフト圧に基づいて求めることにより、次回の荷受台の下降時における荷受台のリフト角をリフト圧に基づいて設定することができるので、タッチセンサや距離センサ等の荷受台が地面から離れる時点を検出するためのセンサを省略することができ、荷受台昇降装置のイニシャルコストやランニングコスト等のコストを低減することができる。
【0045】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能であることはいうまでもない。
【0046】
例えば、荷受台が地面から離れる時点はリフト圧に基づいて検出するように構成するに限らず、タッチセンサや距離センサ等によって検出するように構成してもよい。
【0047】
リフト部材は一端部が回動自在に軸支されたリフトアームによって構成するに限らず、リンク機構によって構成してもよい。また、チルトシリンダ装置は省略してもよい。
【0048】
荷受台を昇降させるリフト用アクチュエータおよび荷受台を回動させるチルト用アクチュエータはシリンダ装置によって構成するに限らず、油圧モータや電動モータ等によって構成してもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、車高の変動にかかわらず荷受台を安全に着地させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である荷受台昇降装置の油圧回路および制御回路を示す回路図である。
【図2】荷受台昇降装置全体の斜視図である。
【図3】作用を説明するための各シーケンス図である。
【図4】リフト圧とリフト角の関係を示すグラフである。
【図5】着地リフト角設定フローを示すフローチャートである。
【図6】その作用を説明するための各説明図である。
【図7】緩起動および緩停止を実行する荷受台の下降作動を説明するための各説明図である。
【符号の説明】
1…貨物自動車、2…荷台、3…フロントサスペンション、4…リアサスペンション、5…地面(接触面)、6…荷物、10…荷受台昇降装置、11…リフトアーム(リフト部材)、12…荷受台、13…カートストッパ、14…チルトシリンダ装置、15…リフトシリンダ装置、16…DCモータ、17…油圧ポンプ、18…タンク、19…主油路、19a…リリーフ油路、20…チルト用油路、21…リフト用油路、22…チルト用弁、23…リフト用弁、24…逆止弁、25…下げ用弁、27…排出油路、28…排出用弁、29…モータリレー、29a…リレースイッチ、29b…リレーコイル、30…リリーフ弁、31…電流検出用抵抗、32…バッテリー、33…メインスイッチ、34…回転センサ、35…コントローラ、35a…電源端子、35b…モータリレー端子、35c…モータ回転検出端子、35d…電流検出端子、35e…流量比例弁端子、35f…下げ用弁端子、35g…リフト用弁端子、35h…チルト用弁端子、35i…圧力センサ端子、35j…操作信号端子、36…圧力センサ、37…操作ボックス、38…開きスイッチ、39…閉じスイッチ、40…下げスイッチ、41…上げスイッチ、42…チルト下げスイッチ、43…チルト上げスイッチ、51…チルトセンサ、52…リフトセンサ、53…荷台傾斜角センサ、60…下降開始点、61…緩起動範囲、62…緩起動速度から等速度への速度変換点(緩起動変換点)、63…等速下降範囲、64…等速度から緩停止速度への速度変換点(緩停止変換点)、65…緩停止範囲、66…着地点、67…低下した着地点、68…短縮した緩停止期間、69…設定された着地点、70…上昇開始点(荷受台12が地面5から離れる点)、71…緩起動範囲、72…緩起動変換点、73…等速上昇範囲、74…緩停止変換点、75…緩停止範囲、76…上昇終了点、81…リフト圧曲線、82…リフト角曲線。
Claims (3)
- 一端部が荷台に回動自在に軸支されて昇降されるリフト部材と、このリフト部材の自由端部に支持された荷受台と、前記リフト部材を回動させるリフト用アクチュエータとを備えた荷受台昇降装置が設備されている荷受台昇降装置付き車両において、
前記荷受台昇降装置による前記荷受台の上昇作動に際して前記荷受台が接触面から離れる時点の前記リフト部材のリフト角度を記憶し、このリフト角度に基づいて次回の前記荷受台昇降装置による前記荷受台の下降作動に際しての前記荷受台の接触点が設定されることを特徴とする荷受台昇降装置付き車両。 - 前記荷受台が接触面から離れる時点は前記リフト用アクチュエータのリフト圧が略一定になる時点に基づいて求められることを特徴とする請求項1に記載の荷受台昇降装置付き車両。
- 前記荷受台が接触面から離れる時点は前記荷受台が接触面から離れる時点を検出するセンサに基づいて求められることを特徴とする請求項1に記載の荷受台昇降装置付き車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003062150A JP2004268726A (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | 荷受台昇降装置付き車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003062150A JP2004268726A (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | 荷受台昇降装置付き車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=33124152
Family Applications (1)
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JP2003062150A Pending JP2004268726A (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | 荷受台昇降装置付き車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004268726A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007015803A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Aichi Corp | 高所作業車 |
JP2011207291A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Shinmaywa Industries Ltd | 荷受台昇降装置 |
-
2003
- 2003-03-07 JP JP2003062150A patent/JP2004268726A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007015803A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Aichi Corp | 高所作業車 |
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