JP2001203027A - 直交接触アームおよびオフセット接触領域を備えた電気コンタクト - Google Patents
直交接触アームおよびオフセット接触領域を備えた電気コンタクトInfo
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- Manufacture Of Switches (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電気コネクタにおいて使用可能であり、第一接
触領域を有する第一接触アーム、および第二接触領域を
有する第二接触アームを備える電気コンタクトを提供す
る。 【解決手段】第一および第二接触アームは、雄型コンタ
クト受け領域を間に形成する。第一および第二接触アー
ムは互いに実質上直交し、第二接触アームの比較的狭い
側端部が第二接触領域を形成し、第一接触領域を形成し
ている第一接触アームの比較的広い側面に面している。
触領域を有する第一接触アーム、および第二接触領域を
有する第二接触アームを備える電気コンタクトを提供す
る。 【解決手段】第一および第二接触アームは、雄型コンタ
クト受け領域を間に形成する。第一および第二接触アー
ムは互いに実質上直交し、第二接触アームの比較的狭い
側端部が第二接触領域を形成し、第一接触領域を形成し
ている第一接触アームの比較的広い側面に面している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気コンタクト、
より詳しくは直交(orthogonal)接触アーム
およびオフセット(offset)接触領域を備える電
気コンタクトに関する。
より詳しくは直交(orthogonal)接触アーム
およびオフセット(offset)接触領域を備える電
気コンタクトに関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許5、711、690は、2つの
直交して曲げられた接触アーム、および上記2つのアー
ムの間のオフセット接触領域を備える電気コンタクトを
有するカードエッジコネクタを開示している。米国特許
4、607、907は、2つの接触領域間の雄型ピンの
挿入経路において重なっている接触部分とほぼ平行であ
るが、オフセットしている電気コンタクトを開示してい
る。嵌合雄型コンタクトを受けるように意図されている
従来の電気コンタクトの問題は、接触アームの撓みが過
度に可変であるため、コンタクト間の間隔またはピッチ
が非常に小さな電気コネクタに効率よく使用できないと
いうことである。さらに、非常に小さな接触ピッチのコ
ネクタにおいて2つの接触アームの間で雄型コンタクト
の挿入力があまり大きくできないので、結果として上記
コンタクトを損傷させる可能性があるが、コンタクト間
の接触払拭、およびコンタクト間の接触力は、上記コン
タクト間に良好な電気接続を確立するために充分である
必要がある。従って、良好なコンタクト払拭特性、比較
的低い嵌合力特性、および嵌合雄型コンタクトと良好な
電気接触性を有しているような、非常に小さな接触ピッ
チのコネクタに使用可能である電気コンタクトが必要と
されている。
直交して曲げられた接触アーム、および上記2つのアー
ムの間のオフセット接触領域を備える電気コンタクトを
有するカードエッジコネクタを開示している。米国特許
4、607、907は、2つの接触領域間の雄型ピンの
挿入経路において重なっている接触部分とほぼ平行であ
るが、オフセットしている電気コンタクトを開示してい
る。嵌合雄型コンタクトを受けるように意図されている
従来の電気コンタクトの問題は、接触アームの撓みが過
度に可変であるため、コンタクト間の間隔またはピッチ
が非常に小さな電気コネクタに効率よく使用できないと
いうことである。さらに、非常に小さな接触ピッチのコ
ネクタにおいて2つの接触アームの間で雄型コンタクト
の挿入力があまり大きくできないので、結果として上記
コンタクトを損傷させる可能性があるが、コンタクト間
の接触払拭、およびコンタクト間の接触力は、上記コン
タクト間に良好な電気接続を確立するために充分である
必要がある。従って、良好なコンタクト払拭特性、比較
的低い嵌合力特性、および嵌合雄型コンタクトと良好な
電気接触性を有しているような、非常に小さな接触ピッ
チのコネクタに使用可能である電気コンタクトが必要と
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、良好なコンタ
クト払拭特性、比較的低い嵌合力特性、および嵌合雄型
コンタクトと良好な電気接触性を有しているような、非
常に小さな接触ピッチのコネクタに使用可能である電気
コンタクトが必要とされている。
クト払拭特性、比較的低い嵌合力特性、および嵌合雄型
コンタクトと良好な電気接触性を有しているような、非
常に小さな接触ピッチのコネクタに使用可能である電気
コンタクトが必要とされている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の1具体例によれ
ば、第一接触領域を有する第一接触アームと;第二接触
領域を有する第二接触アームとを備える電気コンタクト
が提供される。上記第一および第二接触アームは、間に
雄型コンタクト受け領域を形成する。上記第一および第
二接触アームは、互いにほぼ直交しているので、上記第
一接触アームの比較的狭い側端部が、上記第一接触領域
を形成し、上記第二接触領域を形成する第二接触アーム
の比較的広い側面に面している。
ば、第一接触領域を有する第一接触アームと;第二接触
領域を有する第二接触アームとを備える電気コンタクト
が提供される。上記第一および第二接触アームは、間に
雄型コンタクト受け領域を形成する。上記第一および第
二接触アームは、互いにほぼ直交しているので、上記第
一接触アームの比較的狭い側端部が、上記第一接触領域
を形成し、上記第二接触領域を形成する第二接触アーム
の比較的広い側面に面している。
【0005】本発明の別の具体例によると、第一電気部
品に接続される第一接続部と;上記第一接続部に接続さ
れ、第二電気部品に接続されるための第二接続部とを備
える電気コンタクトが提供される。上記第二接続部は、
雄型コンタクト受け領域を間に形成している2つの接触
アームを備えている。上記2つの接触アームはそれぞ
れ、雄型コンタクトのコンタクト受け領域への挿入経路
に沿って、相互に長手方向にオフセットされている雄型
コンタクト接触領域を有している。上記雄型コンタクト
が上記コンタクト受け領域に挿入される前に、上記2つ
の接触領域が、上記雄型コンタクトの挿入経路を通して
互いに重なる。
品に接続される第一接続部と;上記第一接続部に接続さ
れ、第二電気部品に接続されるための第二接続部とを備
える電気コンタクトが提供される。上記第二接続部は、
雄型コンタクト受け領域を間に形成している2つの接触
アームを備えている。上記2つの接触アームはそれぞ
れ、雄型コンタクトのコンタクト受け領域への挿入経路
に沿って、相互に長手方向にオフセットされている雄型
コンタクト接触領域を有している。上記雄型コンタクト
が上記コンタクト受け領域に挿入される前に、上記2つ
の接触領域が、上記雄型コンタクトの挿入経路を通して
互いに重なる。
【0006】本発明の1方法によれば、2つの接触アー
ムを有する第一部分を備える一体部材を作成し;第一接
触領域を、上記接触アームの第一アームの第一の比較的
狭い面に形成し、第二接触領域を、上記接触アームの第
二アームの第二の比較的広い面に形成し;上記第一およ
び第二面が互いに対向して設けられ且つ雄型コンタクト
受け領域を間に形成するように、上記一体部材を曲げて
上記2つの接触アームを、相互にほぼ直交する位置に設
ける工程を含んでなる電気コンタクトの製造方法が提供
される。本発明の上述の局面および他の特徴は、添付図
面を参照して以下に説明する。
ムを有する第一部分を備える一体部材を作成し;第一接
触領域を、上記接触アームの第一アームの第一の比較的
狭い面に形成し、第二接触領域を、上記接触アームの第
二アームの第二の比較的広い面に形成し;上記第一およ
び第二面が互いに対向して設けられ且つ雄型コンタクト
受け領域を間に形成するように、上記一体部材を曲げて
上記2つの接触アームを、相互にほぼ直交する位置に設
ける工程を含んでなる電気コンタクトの製造方法が提供
される。本発明の上述の局面および他の特徴は、添付図
面を参照して以下に説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、本発明の特徴
が組み込まれている電気コンタクト10の斜視図が示さ
れている。本発明は図面に示されている単一の具体例を
参照して説明するが、本発明が具体例の多くの代わりの
形式で実施可能であることが理解される。さらに、要素
または材料の任意の適切な大きさ、形状または種類が使
用可能であろう。
が組み込まれている電気コンタクト10の斜視図が示さ
れている。本発明は図面に示されている単一の具体例を
参照して説明するが、本発明が具体例の多くの代わりの
形式で実施可能であることが理解される。さらに、要素
または材料の任意の適切な大きさ、形状または種類が使
用可能であろう。
【0008】コンタクト10は、第一接続部すなわち取
付部12、第二接続部すなわち嵌合部14、およびこれ
らの間の中間部16を通常備えている。この具体例にお
いて、コンタクト10は好ましくは、銅合金のシートの
ような平らな導電性部材から打抜き成形される一体部材
である。しかしながら、コンタクトは1以上の部材から
なり、および/または任意の適切な方法で、および/ま
たは任意の適切な加工素材から形成してもよい。第一接
続部12は、プレス嵌めされたスルーホールはんだ尾部
である。しかしながら、表面取付はんだ尾部のような任
意の適切な第一接続部が設けられてもよい。中間部16
は任意の適切な長さおよび形状を有することができる。
本具体例において、中間部16は、一連の角度のある部
分を有することによって、右角度(right ang
le)コネクタに使用される右まわり形状を形成する
が、中間部は、垂直または直線コネクタ用の直線形状を
有してもよい。本具体例において、中間部16は、コネ
クタの隣接するコンタクト10の他の中間部16から選
択された距離に中間部16が設けられために、曲げ部1
7を有する。しかしながら、第一接続部12および中間
部16は任意の適切な形状を有してもよい。
付部12、第二接続部すなわち嵌合部14、およびこれ
らの間の中間部16を通常備えている。この具体例にお
いて、コンタクト10は好ましくは、銅合金のシートの
ような平らな導電性部材から打抜き成形される一体部材
である。しかしながら、コンタクトは1以上の部材から
なり、および/または任意の適切な方法で、および/ま
たは任意の適切な加工素材から形成してもよい。第一接
続部12は、プレス嵌めされたスルーホールはんだ尾部
である。しかしながら、表面取付はんだ尾部のような任
意の適切な第一接続部が設けられてもよい。中間部16
は任意の適切な長さおよび形状を有することができる。
本具体例において、中間部16は、一連の角度のある部
分を有することによって、右角度(right ang
le)コネクタに使用される右まわり形状を形成する
が、中間部は、垂直または直線コネクタ用の直線形状を
有してもよい。本具体例において、中間部16は、コネ
クタの隣接するコンタクト10の他の中間部16から選
択された距離に中間部16が設けられために、曲げ部1
7を有する。しかしながら、第一接続部12および中間
部16は任意の適切な形状を有してもよい。
【0009】第二接続部14は、基材22によって互い
に接続されている2つの接触アーム18、20を通常備
えている。別の具体例において、第二接続部は、2以上
の接触アームを有してもよい。さらに、基材22は、例
えば接触アームが中間部16から直接突出している場合
は設ける必要がない。また図2を参照すると、本具体例
において、基材22は、90°の曲げ部すなわち隅部2
8で互いに接続されている2つの部分24、26を備え
た通常断面「L」形状を有している。第一部分24は好
ましくは、中間部16から直接上記中間部と平行に延び
ている。しかしながら、別の具体例において、第二部分
26および/または隅部28が中間部から直接延びても
よい。曲げ部28は、90°より大きくても小さくても
よい。
に接続されている2つの接触アーム18、20を通常備
えている。別の具体例において、第二接続部は、2以上
の接触アームを有してもよい。さらに、基材22は、例
えば接触アームが中間部16から直接突出している場合
は設ける必要がない。また図2を参照すると、本具体例
において、基材22は、90°の曲げ部すなわち隅部2
8で互いに接続されている2つの部分24、26を備え
た通常断面「L」形状を有している。第一部分24は好
ましくは、中間部16から直接上記中間部と平行に延び
ている。しかしながら、別の具体例において、第二部分
26および/または隅部28が中間部から直接延びても
よい。曲げ部28は、90°より大きくても小さくても
よい。
【0010】さらに図3、4および6を参照すると、2
つの接触アーム18、20は、ほぼ片持ばり状に基材2
2から延びている。第一接触アーム18は、直列に、基
材22の第一部分24から延びている部分30、および
前方接触部34を通常備えている。第二接触アーム20
は、直列に、基材22の第二部分26から延びている部
分36、曲げ部38、部分40、および前方接触部42
を通常備えている。第一アーム18における曲げ部32
は、第二接触アーム20の部分40および前方接触部4
2の下に直接、上記第一接触アームの前方接触部34を
位置づけている。第一アームの前方接触部34は、突出
部46および引込面48を有する上側44を通常備えて
いる。斜面は、突出部46上の雄型コンタクト接触領域
50に至る。コンタクト10を形成するために使用可能
な(シート金属のような)加工素材の平らな性質のため
に、第一アームの前方接触部34は、比較的狭い幅
W1、および比較的高い高さH1を有している。一方、
第二アーム20は、90°曲げ部28のために、比較的
広い幅W2、および比較的低い高さH2を有することが
できる。本具体例において、H2はW1に等しい。
つの接触アーム18、20は、ほぼ片持ばり状に基材2
2から延びている。第一接触アーム18は、直列に、基
材22の第一部分24から延びている部分30、および
前方接触部34を通常備えている。第二接触アーム20
は、直列に、基材22の第二部分26から延びている部
分36、曲げ部38、部分40、および前方接触部42
を通常備えている。第一アーム18における曲げ部32
は、第二接触アーム20の部分40および前方接触部4
2の下に直接、上記第一接触アームの前方接触部34を
位置づけている。第一アームの前方接触部34は、突出
部46および引込面48を有する上側44を通常備えて
いる。斜面は、突出部46上の雄型コンタクト接触領域
50に至る。コンタクト10を形成するために使用可能
な(シート金属のような)加工素材の平らな性質のため
に、第一アームの前方接触部34は、比較的狭い幅
W1、および比較的高い高さH1を有している。一方、
第二アーム20は、90°曲げ部28のために、比較的
広い幅W2、および比較的低い高さH2を有することが
できる。本具体例において、H2はW1に等しい。
【0011】第二接触アーム20における曲げ部38
は、突出部46の方へ角度のある部分40を形成してい
る。第二アームの前方接触部42は、雄型コンタクト接
触領域54を有する底面52とともに形成された湾曲形
状を通常備えている。底面52の前端53での湾曲部
は、カム面を形成することによって嵌合雄型コンタクト
と相互作用する。2つの接触領域50、54は、コンタ
クト10の前端の雄型コンタクトの挿入経路に対して長
さLだけ相互オフセットされている。第二接触アーム2
0における曲げ部38は好ましくは結果として、第一接
触アーム18に対してバイアスがかけられているかまた
は予め荷重が加えられている第二接触アーム20を形成
する。しかしながら、別の具体例において、予荷重は加
えられる必要がない。本具体例において、図2〜4に示
されているホーム状態における接触アーム18、20
で、第二接触アーム20の底面52は、斜面48で第一
接触アーム18の上面44と接触する。しかしながら、
任意の適切な接点が設けられてもよい。あるいは、アー
ム18、20は、ホーム状態において互いに接触する必
要がない。
は、突出部46の方へ角度のある部分40を形成してい
る。第二アームの前方接触部42は、雄型コンタクト接
触領域54を有する底面52とともに形成された湾曲形
状を通常備えている。底面52の前端53での湾曲部
は、カム面を形成することによって嵌合雄型コンタクト
と相互作用する。2つの接触領域50、54は、コンタ
クト10の前端の雄型コンタクトの挿入経路に対して長
さLだけ相互オフセットされている。第二接触アーム2
0における曲げ部38は好ましくは結果として、第一接
触アーム18に対してバイアスがかけられているかまた
は予め荷重が加えられている第二接触アーム20を形成
する。しかしながら、別の具体例において、予荷重は加
えられる必要がない。本具体例において、図2〜4に示
されているホーム状態における接触アーム18、20
で、第二接触アーム20の底面52は、斜面48で第一
接触アーム18の上面44と接触する。しかしながら、
任意の適切な接点が設けられてもよい。あるいは、アー
ム18、20は、ホーム状態において互いに接触する必
要がない。
【0012】また図5を参照すると、2つの接触アーム
18、20が、ピンのような嵌合雄型コンタクトPとと
もに示されている。ピンPは、長手経路すなわち挿入の
I方向に、2つのアーム18、20の間に挿入されるこ
とができる。ピンPは高さすなわち幅D2を有する。ピ
ンPがコンタクト10の前端に挿入されると、ピンP
は、2つの接触領域54、50の間で摺動できるまで、
表面48、53と接触し且つアーム18、20と噛み合
う。図3に示されているように、第二接触アームの前方
接触領域42の湾曲部、および第一接触アーム18上の
突出部46および斜面48は、接触領域54が接触領域
50の下に位置する重なり距離D1を有する。従って、
上記2つの接触領域は、上記2つの接触アームの間への
雄型コンタクトPの意図された挿入経路Iで互いに重な
る。雄型コンタクトPが2つのアーム18、20の間に
挿入されると、アーム18、20は、D1とD2との組
み合わされた距離だけ互いに相対的に移動されなければ
ならない。従って、本発明は、雄型コンタクトの幅D2
と単に等しい撓み以上の梁の撓みすなわちアームの撓み
を増加させる。図5に示されているように、アーム1
8、20は、雄型コンタクトPの対向する側に係合して
いる。
18、20が、ピンのような嵌合雄型コンタクトPとと
もに示されている。ピンPは、長手経路すなわち挿入の
I方向に、2つのアーム18、20の間に挿入されるこ
とができる。ピンPは高さすなわち幅D2を有する。ピ
ンPがコンタクト10の前端に挿入されると、ピンP
は、2つの接触領域54、50の間で摺動できるまで、
表面48、53と接触し且つアーム18、20と噛み合
う。図3に示されているように、第二接触アームの前方
接触領域42の湾曲部、および第一接触アーム18上の
突出部46および斜面48は、接触領域54が接触領域
50の下に位置する重なり距離D1を有する。従って、
上記2つの接触領域は、上記2つの接触アームの間への
雄型コンタクトPの意図された挿入経路Iで互いに重な
る。雄型コンタクトPが2つのアーム18、20の間に
挿入されると、アーム18、20は、D1とD2との組
み合わされた距離だけ互いに相対的に移動されなければ
ならない。従って、本発明は、雄型コンタクトの幅D2
と単に等しい撓み以上の梁の撓みすなわちアームの撓み
を増加させる。図5に示されているように、アーム1
8、20は、雄型コンタクトPの対向する側に係合して
いる。
【0013】アーム18、20の直交配置はまた、雄型
コンタクトPが挿入されると、アームまたは梁の撓みを
より予測可能とする。第一接触アーム18の高さH
1は、第二接触アーム20の高さH2よりも比較的大き
い。従って、雄型コンタクトPが挿入されると、第二ア
ーム20は第一アーム18よりも撓む。第一アーム18
の高さH1は、第一アーム18が2つのアーム18、2
0の間に適切な撓みの差分を設けるように初期に打抜き
成形される場合、容易に選択されることができる。第1
の具体例において、第一アーム18は、雄型コンタクト
Pが挿入される場合にほとんど撓みを生じないように大
きさおよび形状が決められてもよい。別の具体例におい
て、H1はH2よりも小さく、またはH1はH2と等し
くされてもよい。しかしながら、W1およびH2は好ま
しくは、加工素材の厚さに基づき一定である。従って、
2つのアーム18、20の間の雄型コンタクトPの位置
づけはより精密に制御されるので、1mm以下のような
比較的小さな接触ピッチを備える電気コネクタにおいて
有益でありうる。
コンタクトPが挿入されると、アームまたは梁の撓みを
より予測可能とする。第一接触アーム18の高さH
1は、第二接触アーム20の高さH2よりも比較的大き
い。従って、雄型コンタクトPが挿入されると、第二ア
ーム20は第一アーム18よりも撓む。第一アーム18
の高さH1は、第一アーム18が2つのアーム18、2
0の間に適切な撓みの差分を設けるように初期に打抜き
成形される場合、容易に選択されることができる。第1
の具体例において、第一アーム18は、雄型コンタクト
Pが挿入される場合にほとんど撓みを生じないように大
きさおよび形状が決められてもよい。別の具体例におい
て、H1はH2よりも小さく、またはH1はH2と等し
くされてもよい。しかしながら、W1およびH2は好ま
しくは、加工素材の厚さに基づき一定である。従って、
2つのアーム18、20の間の雄型コンタクトPの位置
づけはより精密に制御されるので、1mm以下のような
比較的小さな接触ピッチを備える電気コネクタにおいて
有益でありうる。
【0014】本発明はまた別の利点を有する。第一接触
アーム18の比較的狭い側端部44を使用して接触領域
50を形成することによって、そうでなければより広い
側面45によって与えられる力の量よりも大きな量の力
が雄型コンタクトのより小さな領域に対して与えられる
ことができる。従って、領域50に湾曲部を作成する必
要がない。領域50の断面は平らであることができる。
しかしながら、より高い接触力が必要とされる場合でさ
え、領域50は作成されることができる。また必要な場
合、領域54を作成して接触湾曲部を形成してもよい。
本具体例において、端部44は切断または打抜かれた端
部である。アーム18が打抜き成形されると同時に、任
意の適切な雄型コンタクト接触面または形状で端部44
を形成することは比較的容易である。図示されている具
体例において、2つのアーム18、20は、断面ほぼ
「T」形状の界面を形成する。
アーム18の比較的狭い側端部44を使用して接触領域
50を形成することによって、そうでなければより広い
側面45によって与えられる力の量よりも大きな量の力
が雄型コンタクトのより小さな領域に対して与えられる
ことができる。従って、領域50に湾曲部を作成する必
要がない。領域50の断面は平らであることができる。
しかしながら、より高い接触力が必要とされる場合でさ
え、領域50は作成されることができる。また必要な場
合、領域54を作成して接触湾曲部を形成してもよい。
本具体例において、端部44は切断または打抜かれた端
部である。アーム18が打抜き成形されると同時に、任
意の適切な雄型コンタクト接触面または形状で端部44
を形成することは比較的容易である。図示されている具
体例において、2つのアーム18、20は、断面ほぼ
「T」形状の界面を形成する。
【0015】図示されている具体例において、底梁が
「加工素材の端部」という様相である一方で、上梁は形
成された様相である。この直交接触の設計は、標準の二
重対向梁の技術からの逸脱であるが、重なりの幾何学的
構造は、重複している接点を表す。D1およびD2の組
合せは、接触梁の幾何学的構造によって作られた増加し
た撓みを示す。撓みの範囲および対応する嵌合力は、梁
/アームの幾何学的構造を修正することによって異なる
適用の特定の必要性に合致するように修正されることが
できる。接触アーム18、20は、挿入された雄型コン
タクトによって与えられるアームに対する力が、互いを
相殺するように大きさおよび形状を決めてもよい。従っ
て、コンタクトが取付けられているコネクタハウジング
に対する全体の力が抑えられる。個々のコンタクトへの
力が互いを相殺しないと、各コンタクトは、ほぼ「T」
形状の界面が反対の位置に設けられるように互いに相対
的に設けられてもよい。従って、組み合わせられた力は
互いを抑えることができる。
「加工素材の端部」という様相である一方で、上梁は形
成された様相である。この直交接触の設計は、標準の二
重対向梁の技術からの逸脱であるが、重なりの幾何学的
構造は、重複している接点を表す。D1およびD2の組
合せは、接触梁の幾何学的構造によって作られた増加し
た撓みを示す。撓みの範囲および対応する嵌合力は、梁
/アームの幾何学的構造を修正することによって異なる
適用の特定の必要性に合致するように修正されることが
できる。接触アーム18、20は、挿入された雄型コン
タクトによって与えられるアームに対する力が、互いを
相殺するように大きさおよび形状を決めてもよい。従っ
て、コンタクトが取付けられているコネクタハウジング
に対する全体の力が抑えられる。個々のコンタクトへの
力が互いを相殺しないと、各コンタクトは、ほぼ「T」
形状の界面が反対の位置に設けられるように互いに相対
的に設けられてもよい。従って、組み合わせられた力は
互いを抑えることができる。
【0016】図7、図8A、図8B、図8Cおよび図8
Dを参照して、本発明の特徴が組み込まれた電気コンタ
クトを有している電気コネクタ100の一具体例を説明
する。本具体例において、レセプタクル100は、ハウ
ジング102、およびハウジング102に接続されたモ
ジュールアセンブリ104を通常備えている。ハウジン
グ102は、第一ハウジング部材106および第二ハウ
ジング部材108を通常備えている。第一および第二ハ
ウジング部材106、108は好ましくは、成型された
プラスチックまたはポリマ材のような誘電体からなる。
第一ハウジング部材106は、上部110、背部11
2、2つの側部114、通常開いている前部、通常開い
ている底部、および受け領域120を有する。上部11
0は、モジュール取付穴122を有する。背部112は
モジュール取付穴124を有する。前部は、第二ハウジ
ング部材108に挿入され接続するための、側部114
からの延長部を有する。第二ハウジング部材108は、
嵌合コネクタの雄型ピンの前端がコネクタ100に挿入
されるように、前面130に開口部または引込部を有す
る。
Dを参照して、本発明の特徴が組み込まれた電気コンタ
クトを有している電気コネクタ100の一具体例を説明
する。本具体例において、レセプタクル100は、ハウ
ジング102、およびハウジング102に接続されたモ
ジュールアセンブリ104を通常備えている。ハウジン
グ102は、第一ハウジング部材106および第二ハウ
ジング部材108を通常備えている。第一および第二ハ
ウジング部材106、108は好ましくは、成型された
プラスチックまたはポリマ材のような誘電体からなる。
第一ハウジング部材106は、上部110、背部11
2、2つの側部114、通常開いている前部、通常開い
ている底部、および受け領域120を有する。上部11
0は、モジュール取付穴122を有する。背部112は
モジュール取付穴124を有する。前部は、第二ハウジ
ング部材108に挿入され接続するための、側部114
からの延長部を有する。第二ハウジング部材108は、
嵌合コネクタの雄型ピンの前端がコネクタ100に挿入
されるように、前面130に開口部または引込部を有す
る。
【0017】モジュールアセンブリ104は、本具体例
において、6つのコンタクトモジュール132(これら
の1つが図8Aに示されている)を通常備え、さらに接
地部材(図示しない)を有していてもよい。別の具体例
において、6より多いまたは少ないコンタクトモジュー
ルが設けられ、1より多いまたは少ない接地部材が設け
られてもよい。本具体例において、コンタクトモジュー
ル132は、好ましくは鏡面対称的2組の2種類のコン
タクトモジュールを備えている。接地部材は、これらの
2組の間に挟まれている。各コンタクトモジュール13
2は、フレーム140、信号コンタクト142、および
接地コンタクト144を通常備えている。フレーム14
0は好ましくは、成型されたプラスチックまたはポリマ
ーのような誘電体からなる。フレーム140は、上側1
46、底側148、後側150、前側152、および2
つの横側154、156を備えている。上側146は、
ラッチ158を有する。ラッチ158は、モジュール取
付穴122の1つに挿入されることによって、コンタク
トモジュール132を第一ハウジング部材106に接続
する。
において、6つのコンタクトモジュール132(これら
の1つが図8Aに示されている)を通常備え、さらに接
地部材(図示しない)を有していてもよい。別の具体例
において、6より多いまたは少ないコンタクトモジュー
ルが設けられ、1より多いまたは少ない接地部材が設け
られてもよい。本具体例において、コンタクトモジュー
ル132は、好ましくは鏡面対称的2組の2種類のコン
タクトモジュールを備えている。接地部材は、これらの
2組の間に挟まれている。各コンタクトモジュール13
2は、フレーム140、信号コンタクト142、および
接地コンタクト144を通常備えている。フレーム14
0は好ましくは、成型されたプラスチックまたはポリマ
ーのような誘電体からなる。フレーム140は、上側1
46、底側148、後側150、前側152、および2
つの横側154、156を備えている。上側146は、
ラッチ158を有する。ラッチ158は、モジュール取
付穴122の1つに挿入されることによって、コンタク
トモジュール132を第一ハウジング部材106に接続
する。
【0018】後側150は、突出部160も有する。突
出部160は、モジュール取付穴124の1つに挿入さ
れることによって、モジュール132を第一ハウジング
部材106に接続させる。フレーム140は、接地コン
タクト144の部分を受けるための側部154の少なく
とも1つに沿って、経路162を有する。また、フレー
ム140は、信号コンタクト142の部分を受けるため
の経路を有してもよい。しかしながら、フレーム140
は好ましくは、信号コンタクト142の部分上に成型さ
れている。あるいは、またはさらに、フレーム140
は、接地コンタクト144の部分上に成型されてもよ
い。フレーム140の前側152は、ポケット164お
よび受け領域165を有する。
出部160は、モジュール取付穴124の1つに挿入さ
れることによって、モジュール132を第一ハウジング
部材106に接続させる。フレーム140は、接地コン
タクト144の部分を受けるための側部154の少なく
とも1つに沿って、経路162を有する。また、フレー
ム140は、信号コンタクト142の部分を受けるため
の経路を有してもよい。しかしながら、フレーム140
は好ましくは、信号コンタクト142の部分上に成型さ
れている。あるいは、またはさらに、フレーム140
は、接地コンタクト144の部分上に成型されてもよ
い。フレーム140の前側152は、ポケット164お
よび受け領域165を有する。
【0019】本具体例において、各コンタクトモジュー
ルは、信号コンタクト142の6つ;信号コンタクトの
第一型142aとして3つおよび信号コンタクトの第二
型142bとして3つを有する。信号コンタクト142
はそれぞれ、第一端部166、中間部168、および第
二端部170を有する。第一端部166は、スルーホー
ルはんだ尾部を有しているが、表面取付はんだ尾部のよ
うな任意の適切な第一端部が設けられてもよい。中間部
168はすべて右まわり形状を有しているが、異なる長
さまたは寸法によって、上記信号コンタクトが1列また
は共通面に整列されている。第二端部170はそれぞ
れ、相互90°オフセットするように配向された2つの
撓み可能なアーム172、174を備えている。第一型
の信号コンタクト142aにおけるアーム172、17
4は、第二型の信号コンタクト142bにおけるアーム
172、174の鏡面対称として配向される。信号コン
タクト142は、コンタクト10の特徴が通常組み込ま
れている。さらに詳しくは、第二端部170は、アーム
18、20に相当するアーム172、174を備える第
二接続部14と同様に構成されている。信号コンタクト
142は、第二端部170の左上隅、右上隅、左下隅ま
たは右下隅に曲げ部28を有することができる。好まし
くは、アーム172(アーム20と同等)は、(図8C
に示されているように)第二端部170の上部または底
部にのみ設けられ、アーム174(アーム18と同等)
は、6つのコンタクトモジュール132の1つが設けら
れていることによって、右側または左側から延びてい
る。別の具体例において、他の型または配向の第二端部
が設けられてもよい。
ルは、信号コンタクト142の6つ;信号コンタクトの
第一型142aとして3つおよび信号コンタクトの第二
型142bとして3つを有する。信号コンタクト142
はそれぞれ、第一端部166、中間部168、および第
二端部170を有する。第一端部166は、スルーホー
ルはんだ尾部を有しているが、表面取付はんだ尾部のよ
うな任意の適切な第一端部が設けられてもよい。中間部
168はすべて右まわり形状を有しているが、異なる長
さまたは寸法によって、上記信号コンタクトが1列また
は共通面に整列されている。第二端部170はそれぞ
れ、相互90°オフセットするように配向された2つの
撓み可能なアーム172、174を備えている。第一型
の信号コンタクト142aにおけるアーム172、17
4は、第二型の信号コンタクト142bにおけるアーム
172、174の鏡面対称として配向される。信号コン
タクト142は、コンタクト10の特徴が通常組み込ま
れている。さらに詳しくは、第二端部170は、アーム
18、20に相当するアーム172、174を備える第
二接続部14と同様に構成されている。信号コンタクト
142は、第二端部170の左上隅、右上隅、左下隅ま
たは右下隅に曲げ部28を有することができる。好まし
くは、アーム172(アーム20と同等)は、(図8C
に示されているように)第二端部170の上部または底
部にのみ設けられ、アーム174(アーム18と同等)
は、6つのコンタクトモジュール132の1つが設けら
れていることによって、右側または左側から延びてい
る。別の具体例において、他の型または配向の第二端部
が設けられてもよい。
【0020】各モジュール132の接地コンタクト14
4は、単一の一体部材または図示されているような多重
部材として設けることができる。各接地コンタクト14
4は、第一端部176、中間部178、および第二端部
180を有する。第一端部176は、スルーホールはん
だ尾部を有する。しかしながら、表面取付はんだ尾部の
ような、任意の適切な種類の第一端部が設けられてもよ
い。中間部178は、第一部分182および第二部分1
84を通常備える。第一部分182は、フレーム140
のスロット162に設けられているので、接地コンタク
ト144はフレーム140に固定接続される。第二部分
184は、フレーム140の側面154に沿って延びて
いる。中間部178は、2つの端部176、180が互
いに実質上直角となるように、通常右まわりの形状を有
する。しかしながら、任意の適切な形状の中間部が設け
られてもよい。第二端部180は、異なる3種類の第二
端部を有する。第一型の第二端部は、上部アームおよび
側部アームを両側に備えているスロットを隅部に有す
る。撓むことができる突出部が、アームから延びてい
る。第二型の第二端部は、第一型の第二端部とほぼ鏡面
対称である。第三型の端部は、上部アーム、底部アーム
および側部アームを備えている2つの隅部に2つのスロ
ットを有する。2つの撓み可能な突出部は第一スロット
内に延び、2つの撓み可能な突出部が第二スロット内へ
延びている。側部アームも第三スロットを有する。しか
しながら、別の具体例において、任意の適切な種類の第
二端部が1以上設けられてもよい。
4は、単一の一体部材または図示されているような多重
部材として設けることができる。各接地コンタクト14
4は、第一端部176、中間部178、および第二端部
180を有する。第一端部176は、スルーホールはん
だ尾部を有する。しかしながら、表面取付はんだ尾部の
ような、任意の適切な種類の第一端部が設けられてもよ
い。中間部178は、第一部分182および第二部分1
84を通常備える。第一部分182は、フレーム140
のスロット162に設けられているので、接地コンタク
ト144はフレーム140に固定接続される。第二部分
184は、フレーム140の側面154に沿って延びて
いる。中間部178は、2つの端部176、180が互
いに実質上直角となるように、通常右まわりの形状を有
する。しかしながら、任意の適切な形状の中間部が設け
られてもよい。第二端部180は、異なる3種類の第二
端部を有する。第一型の第二端部は、上部アームおよび
側部アームを両側に備えているスロットを隅部に有す
る。撓むことができる突出部が、アームから延びてい
る。第二型の第二端部は、第一型の第二端部とほぼ鏡面
対称である。第三型の端部は、上部アーム、底部アーム
および側部アームを備えている2つの隅部に2つのスロ
ットを有する。2つの撓み可能な突出部は第一スロット
内に延び、2つの撓み可能な突出部が第二スロット内へ
延びている。側部アームも第三スロットを有する。しか
しながら、別の具体例において、任意の適切な種類の第
二端部が1以上設けられてもよい。
【0021】また図8Dを参照すると、モジュール13
2の1つの前端の部分拡大図が示されている。信号コン
タクト142の各第二端部170の2つのアーム17
2、174は、ポケット164の1つの前に設けられて
いる。嵌合コネクタからの信号ピンは、ハウジングの引
込部の1つに挿入されると、2つのアーム172、17
4の間をポケット164内へ延びる。アーム172、1
74は、外側へ弾性的に撓む。接地コンタクト144の
スロット186は、モジュールのフレーム140の受け
領域165に設けられている。嵌合コネクタからの接地
ピンは、2つの突出部192、194の間のスロット1
86および受け領域165内へ延びることができる。モ
ジュールアセンブリ104がアセンブリとなる場合、接
地コンタクト144および接地部材134は組み合わさ
れて、効果的に信号コンタクトを囲むことによって信号
コンタクトの電磁シールドを形成する。また接地部材1
34は、嵌合コネクタから接地ピンに接続するための前
端も有する。
2の1つの前端の部分拡大図が示されている。信号コン
タクト142の各第二端部170の2つのアーム17
2、174は、ポケット164の1つの前に設けられて
いる。嵌合コネクタからの信号ピンは、ハウジングの引
込部の1つに挿入されると、2つのアーム172、17
4の間をポケット164内へ延びる。アーム172、1
74は、外側へ弾性的に撓む。接地コンタクト144の
スロット186は、モジュールのフレーム140の受け
領域165に設けられている。嵌合コネクタからの接地
ピンは、2つの突出部192、194の間のスロット1
86および受け領域165内へ延びることができる。モ
ジュールアセンブリ104がアセンブリとなる場合、接
地コンタクト144および接地部材134は組み合わさ
れて、効果的に信号コンタクトを囲むことによって信号
コンタクトの電磁シールドを形成する。また接地部材1
34は、嵌合コネクタから接地ピンに接続するための前
端も有する。
【0022】上記説明は、本発明を例証するだけである
ものと理解するべきである。様々な代案および修正が、
本発明から逸脱することなく当業者によって案出される
ことができる。従って、本発明は、添付の請求範囲内の
代案、修正および変更をすべて包括するように意図され
ている。
ものと理解するべきである。様々な代案および修正が、
本発明から逸脱することなく当業者によって案出される
ことができる。従って、本発明は、添付の請求範囲内の
代案、修正および変更をすべて包括するように意図され
ている。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、良好なコンタクト払拭
特性、比較的低い嵌合力特性、および嵌合雄型コンタク
トと良好な電気接触性を有しているような、非常に小さ
な接触ピッチのコネクタに使用可能である電気コンタク
トを得ることができる。
特性、比較的低い嵌合力特性、および嵌合雄型コンタク
トと良好な電気接触性を有しているような、非常に小さ
な接触ピッチのコネクタに使用可能である電気コンタク
トを得ることができる。
【図1】本発明の特徴が組み込まれている電気コンタク
トの斜視図である。
トの斜視図である。
【図2】図1に示されているコンタクトの1端の拡大さ
れた斜視図である。
れた斜視図である。
【図3】図2に示されているコンタクトの前端の側面図
である。
である。
【図4】図1に示されているコンタクトの正面図であ
る。
る。
【図5】2つの接触アームの間に挿入された雄型コンタ
クトを備えた図3に示されているコンタクトの前端部の
側面図である。
クトを備えた図3に示されているコンタクトの前端部の
側面図である。
【図6】図1に示されている線6−6に沿ったコンタク
トの端部の断面図である。
トの端部の断面図である。
【図7】図1に示されている電気コンタクトを備えた電
気コネクタの一具体例の斜視図である。
気コネクタの一具体例の斜視図である。
【図8A】図1に示されているコンタクトを有し、図7
に示されているコネクタを形成するために使用されるモ
ジュールの斜視図である。
に示されているコネクタを形成するために使用されるモ
ジュールの斜視図である。
【図8B】図1に示されているコンタクトを有し、図7
に示されているコネクタを形成するために使用されるモ
ジュールの斜視図である。
に示されているコネクタを形成するために使用されるモ
ジュールの斜視図である。
【図8C】図8Aおよび図8Bに示されているモジュー
ルの展開された斜視図である。
ルの展開された斜視図である。
【図8D】図8Aおよび図8Bに示されているモジュー
ルの1隅部の拡大された部分斜視図である。
ルの1隅部の拡大された部分斜視図である。
10……コンタクト 12……第一接続部(取付部) 14……第二接続部(嵌合部) 16……中間部 17、32、38……曲げ部 18……第一接触アーム 20……第二接触アーム 22……基材 24……第一部分 26……第二部分 28……曲げ部(隅部) 30、36、40……部分 34、42……前方接触部 44……側端部 50、54……接触領域 46……突出部 48……斜面 100……電気コネクタ 102……ハウジング 106……第一ハウジング部材 108……第二ハウジング部材
Claims (23)
- 【請求項1】 第一接触領域を有する第一接触アーム
と;第二接触領域を有する第二接触アームとを含んでな
る電気コンタクトであって、 上記第一および第二接触アームがこれらの間に雄型コン
タクト受け領域を形成し、上記第一および第二接触アー
ムが通常相互に交差していて、上記第一接触アームの比
較的狭い側端部が、上記第一接触領域を形成するととも
に上記第二接触領域を形成する第二接触アームの比較的
広い側面に面していることを特徴とする電気コンタク
ト。 - 【請求項2】 上記第一および第二接触アームが、互い
に一体的に接続されているとともに平らな導電部材から
形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気
コンタクト。 - 【請求項3】 上記第一および第二接触領域が、雄型コ
ンタクトの雄型コンタクト受け領域への挿入経路に沿っ
て少なくとも部分的に長手方向に相互からオフセットさ
れていることを特徴とする請求項1に記載の電気コンタ
クト。 - 【請求項4】 上記第一および第二接触領域が上記雄型
コンタクトの挿入経路の一方向に重なっていることを特
徴とする請求項3に記載の電気コンタクト。 - 【請求項5】 雄型コンタクトが上記雄型コンタクト受
け領域に挿入される前に、上記第一および第二アームが
上記第一および第二接触領域に近接して断面ほぼT形状
を形成していることを特徴とする請求項1に記載の電気
コンタクト。 - 【請求項6】 上記第一接触領域を形成している第一接
触アームの側端部が突出部を有していることを特徴とす
る請求項1に記載の電気コンタクト。 - 【請求項7】 上記第二接触アームが上記第二接触領域
に沿って湾曲した形状を有していることを特徴とする請
求項6に記載の電気コンタクト。 - 【請求項8】 上記第一接触アームの側端部の前部が上
記突出部に至る斜面を有し、且つ上記第二接触領域が上
記斜面に接触していることを特徴とする請求項7に記載
の電気コンタクト。 - 【請求項9】 上記第一および第二接触アームが、実質
上均一な幅を有している雄型コンタクトの雄型コンタク
ト受け領域への挿入によって、上記雄型コンタクトの幅
よりも大きな距離だけ上記接触領域が移動するような大
きさおよび形状を備えていることを特徴とする請求項1
に記載の電気コンタクト。 - 【請求項10】 上記第一および第二接触アームが互い
にほぼ直交していることを特徴とする請求項1に記載の
電気コンタクト。 - 【請求項11】 ハウジングと;上記ハウジングに接続
されている請求項1に記載の電気コンタクトとを有して
いることを特徴とする電気コネクタ。 - 【請求項12】 第一電気部品に接続される第一接続部
と;上記第一接続部に接続され、第二電気部品に接続さ
れる第二接続部とを含んでなる電気コンタクトであっ
て、上記第二接続部は、雄型コンタクトのコンタクト受
け領域への挿入経路に沿って相互から長手方向にオフセ
ットされている雄型コンタクト接触領域をそれぞれ有
し、相互間に雄型コンタクト受け領域を形成している2
つの接触アームを備え、上記雄型コンタクトが上記コン
タクト受け領域に挿入される前に、上記2つの接触領域
が上記雄型コンタクトの挿入経路を通して互いに重なる
ようにしたことを特徴とする電気コンタクト。 - 【請求項13】 上記第一接続部がプレス嵌め挿入する
スルーホールはんだ尾部を備えていることを特徴とする
請求項12に記載の電気コンタクト。 - 【請求項14】 上記2つの接触アームが互いにほぼ直
交するように設けられていることを特徴とする請求項1
2に記載の電気コンタクト。 - 【請求項15】 上記2つの接触領域が、上記雄型コン
タクトの雄型コンタクト受け領域への挿入経路に沿って
相互長手方向にオフセットされていることを特徴とする
請求項12に記載の電気コンタクト。 - 【請求項16】 上記第一および第二接触アームが互い
に一体的に接続され、平らな導電部材から形成されてい
ることを特徴とする請求項12に記載の電気コンタク
ト。 - 【請求項17】 雄型コンタクトが上記雄型コンタクト
受け領域に挿入される前に、上記2つの接触アームが上
記接触領域に近接して、断面ほぼT形状を形成している
ことを特徴とする請求項12に記載の電気コンタクト。 - 【請求項18】 上記接触アームの第一アームの比較的
狭い側端部が、上記第一接触アームに対して接触領域を
形成するとともに突出部を有していることを特徴とする
請求項12に記載の電気コンタクト。 - 【請求項19】 上記接触アームの第二アームが、上記
第二接触アームの接触領域に沿って湾曲した形状を有し
ていることを特徴とする請求項18に記載の電気コンタ
クト。 - 【請求項20】 上記第一接触アームの側端部の前部が
上記突出部に至る斜面を有し、上記第二接触アームの接
触領域が上記斜面に接触していることを特徴とする請求
項19に記載の電気コンタクト。 - 【請求項21】 上記接触アームが、実質上均一な幅を
有している雄型コンタクトの雄型コンタクト受け領域へ
の挿入によって、上記雄型コンタクトの幅よりも大きな
距離だけ上記接触領域が移動するような大きさおよび形
状を備えていることを特徴とする請求項12に記載の電
気コンタクト。 - 【請求項22】 電気コンタクトを製造する方法であっ
て:2つの接触アームを有する第一部分を備える一体部
材を作成し;第一接触領域を上記接触アームの第一アー
ムの第一の比較的狭い面に形成し、且つ第二接触領域を
上記接触アームの第二アームの第二の比較的広い面に形
成し;上記第一および第二面が互いに対向して配置され
且つ雄型コンタクト受け領域をそれらの間に形成するよ
うに、上記一体部材を曲げて上記2つの接触アームを相
互にほぼ交差する位置に配置する工程を備えていること
を特徴とする方法。 - 【請求項23】 上記曲げる工程は、上記2つの接触ア
ームを相互にほぼ直交する位置に配置することを特徴と
する請求項22に記載の方法。
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