JP2000163925A - 磁気テープカセット - Google Patents
磁気テープカセットInfo
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- 239000011347 resin Substances 0.000 description 9
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/04—Magazines; Cassettes for webs or filaments
- G11B23/08—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
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Landscapes
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 下カセットハーフに一体成形されたテープガ
イドの、磁気テープが摺接する湾曲部に成形不良が生じ
ることのない磁気テープカセットを提供する。 【解決手段】 本発明の磁気テープカセット１０は、下
カセットハーフに一体成形されたテープガイド１５が筒
状部分を有し、筒状部分は磁気テープが摺接する湾曲部
を備え、その湾曲部の肉厚が、テープガイド１５の他部
分の肉厚より厚くなっている。
イドの、磁気テープが摺接する湾曲部に成形不良が生じ
ることのない磁気テープカセットを提供する。 【解決手段】 本発明の磁気テープカセット１０は、下
カセットハーフに一体成形されたテープガイド１５が筒
状部分を有し、筒状部分は磁気テープが摺接する湾曲部
を備え、その湾曲部の肉厚が、テープガイド１５の他部
分の肉厚より厚くなっている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルビデオ
カセット（ＤＶＣ）等の磁気テープカセットに関し、詳
しくは、下カセットハーフのテープガイドに特徴を有す
る磁気テープカセットに関する。
カセット（ＤＶＣ）等の磁気テープカセットに関し、詳
しくは、下カセットハーフのテープガイドに特徴を有す
る磁気テープカセットに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、オーディオ機器やビデオ機器等
においては、一対のテープリールに巻回した磁気テープ
を、カセットケース内に走行可能に保持して記録再生を
行う磁気テープカセットが多用されている。
においては、一対のテープリールに巻回した磁気テープ
を、カセットケース内に走行可能に保持して記録再生を
行う磁気テープカセットが多用されている。
【０００３】図４に、磁気テープカセットの一例である
ＤＶＣの分解斜視図を示す。磁気テープカセット５０
は、それぞれ平板および周壁を有する、上カセットハー
フ５１と下カセットハーフ５２とを備えている。それら
上下のカセットハーフ５１，５２は組み合わされ、複数
のビス５４により締結される。下カセットハーフ５２内
には、上フランジと下フランジとを溶着してなる一対の
テープリール５３が、磁気テープ５７を巻回された状態
で回動自在に支持される。
ＤＶＣの分解斜視図を示す。磁気テープカセット５０
は、それぞれ平板および周壁を有する、上カセットハー
フ５１と下カセットハーフ５２とを備えている。それら
上下のカセットハーフ５１，５２は組み合わされ、複数
のビス５４により締結される。下カセットハーフ５２内
には、上フランジと下フランジとを溶着してなる一対の
テープリール５３が、磁気テープ５７を巻回された状態
で回動自在に支持される。
【０００４】下カセットハーフ５２における前端側（図
中手前側）の開口部５６の両側には、テープガイド５５
が設けられている。各テープガイド５５は、一方のテー
プリール５３から送出されて他方のテープリールに巻き
取られる磁気テープ５７を案内し、当該磁気テープを開
口部５６における所定の位置で通過させる。
中手前側）の開口部５６の両側には、テープガイド５５
が設けられている。各テープガイド５５は、一方のテー
プリール５３から送出されて他方のテープリールに巻き
取られる磁気テープ５７を案内し、当該磁気テープを開
口部５６における所定の位置で通過させる。
【０００５】また、下カセットハーフ５２後端側（図中
奥側）には、テープリール係止アーム５８ａを有するテ
ープリールロック部材５８が組み付けられる。テープリ
ールロック部材５８は、圧縮コイルばね５９によって付
勢されることで、テープリール係止アーム５８ａを各テ
ープリール５３の下フランジ外周に形成された係合歯５
３ａに係合させ、各テープリール５３の不測の回転を阻
止する。これにより磁気テープ５７の巻き緩みが防止さ
れる。
奥側）には、テープリール係止アーム５８ａを有するテ
ープリールロック部材５８が組み付けられる。テープリ
ールロック部材５８は、圧縮コイルばね５９によって付
勢されることで、テープリール係止アーム５８ａを各テ
ープリール５３の下フランジ外周に形成された係合歯５
３ａに係合させ、各テープリール５３の不測の回転を阻
止する。これにより磁気テープ５７の巻き緩みが防止さ
れる。
【０００６】上カセットハーフ５１の平板には、リール
付勢用板ばね６３が各テープリール５３毎に取り付けら
れる。各リール付勢用板ばね６３は上カセットハーフ５
１に片持支持され、対応するテープリール５３を下カセ
ットハーフ５２側に付勢する。また上カセットハーフ５
１の平板には、テープリール５３における磁気テープ５
７の巻き量を確認できるように、当該平板の長手方向の
一方側（図中右側）にて平板の短手方向に延びる開口が
形成されており、当該開口を塞ぐように透明の窓部材６
４が取り付けられる。
付勢用板ばね６３が各テープリール５３毎に取り付けら
れる。各リール付勢用板ばね６３は上カセットハーフ５
１に片持支持され、対応するテープリール５３を下カセ
ットハーフ５２側に付勢する。また上カセットハーフ５
１の平板には、テープリール５３における磁気テープ５
７の巻き量を確認できるように、当該平板の長手方向の
一方側（図中右側）にて平板の短手方向に延びる開口が
形成されており、当該開口を塞ぐように透明の窓部材６
４が取り付けられる。
【０００７】そして上カセットハーフ５１前端側には、
屋外での使用に耐え得る防塵性を得るために、下カセッ
トハーフ５２の一対のテープガイド５５間に張架される
磁気テープ７５の前面および裏面を覆う、アウターリッ
ド６０、アッパーリッド６１及びインナーリッド６２が
それぞれ、開閉自在に取り付けられる。
屋外での使用に耐え得る防塵性を得るために、下カセッ
トハーフ５２の一対のテープガイド５５間に張架される
磁気テープ７５の前面および裏面を覆う、アウターリッ
ド６０、アッパーリッド６１及びインナーリッド６２が
それぞれ、開閉自在に取り付けられる。
【０００８】図５に、図４に示した下カセットハーフ５
２に設けられたテープガイド５５の一方を示す。一般に
テープガイドは下カセットハーフの平板に立設される。
ここでは中空に、すなわち筒状に形成されたテープガイ
ド５５が、下カセットハーフ５２の平板５２ａに一体成
形されている。そしてテープガイド５５は、磁気テープ
５７が摺接する湾曲部６５と、磁気テープが接触しな
い、テープガイド５５後端側（図中奥側）およびテープ
ガイド内側（図中左側）の平面部６６ａ，６６ｂとを備
えている。ここではテープガイド５５の肉厚が周方向で
略均一となるように形成されており、湾曲部６５および
平面部６６ａ，６６ｂの肉厚が略等しくなっている。
２に設けられたテープガイド５５の一方を示す。一般に
テープガイドは下カセットハーフの平板に立設される。
ここでは中空に、すなわち筒状に形成されたテープガイ
ド５５が、下カセットハーフ５２の平板５２ａに一体成
形されている。そしてテープガイド５５は、磁気テープ
５７が摺接する湾曲部６５と、磁気テープが接触しな
い、テープガイド５５後端側（図中奥側）およびテープ
ガイド内側（図中左側）の平面部６６ａ，６６ｂとを備
えている。ここではテープガイド５５の肉厚が周方向で
略均一となるように形成されており、湾曲部６５および
平面部６６ａ，６６ｂの肉厚が略等しくなっている。
【０００９】下カセットハーフ５２の成形時に、成形金
型内に流入した溶融樹脂は、先ず平板５２ａ用の空間を
充填していく。次いで溶融樹脂は、平板５２ａ用の空間
に接続されたテープガイド５５用の空間および他部材用
の空間に流入する。
型内に流入した溶融樹脂は、先ず平板５２ａ用の空間を
充填していく。次いで溶融樹脂は、平板５２ａ用の空間
に接続されたテープガイド５５用の空間および他部材用
の空間に流入する。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】前述したような磁気テ
ープカセット５０の下カセットハーフ５２を成形した際
に、図６に示すように、テープガイド５５の湾曲部６５
表面にウェルドライン（以下「ウェルド」という）Ｗが
形成されてしまうことがあった。また湾曲部６５表面
に、気泡が排出される際に生じる気泡跡Ｖが形成されて
しまうことがあった。磁気テープが摺接する湾曲部６５
表面にこのようなウェルドＷや気泡跡Ｖ等があると、磁
気テープに傷をつけてしまうおそれがある。ここでウェ
ルドとは、溶融樹脂の二つ以上の流れが合わさる部分に
できる細い線であり、気泡とは、成形品の内部にできる
空洞部分である。
ープカセット５０の下カセットハーフ５２を成形した際
に、図６に示すように、テープガイド５５の湾曲部６５
表面にウェルドライン（以下「ウェルド」という）Ｗが
形成されてしまうことがあった。また湾曲部６５表面
に、気泡が排出される際に生じる気泡跡Ｖが形成されて
しまうことがあった。磁気テープが摺接する湾曲部６５
表面にこのようなウェルドＷや気泡跡Ｖ等があると、磁
気テープに傷をつけてしまうおそれがある。ここでウェ
ルドとは、溶融樹脂の二つ以上の流れが合わさる部分に
できる細い線であり、気泡とは、成形品の内部にできる
空洞部分である。
【００１１】本発明は前記課題を解決するためになされ
たものであって、その目的は、テープガイドの、磁気テ
ープが摺接する湾曲部表面に成形不良が生じることのな
い磁気テープカセットを提供することにある。
たものであって、その目的は、テープガイドの、磁気テ
ープが摺接する湾曲部表面に成形不良が生じることのな
い磁気テープカセットを提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意検討の結
果、テープガイド５５における湾曲部６５の肉厚を、平
面部６６ａ，６６ｂ等の他部分の肉厚より厚くすること
で、前記目的を達成できることを見出した。すなわち本
発明は、テープガイドを一体成形した下カセットハーフ
と、上カセットハーフとを組み合せてなるカセットケー
ス内に、磁気テープを巻回した一対のテープリールを回
動自在に支持して、前記磁気テープが、前記テープガイ
ドにより案内されて所定位置で走行するように構成され
た磁気テープカセットにおいて、前記テープガイドが筒
状部分を有し、前記筒状部分はその周方向に、前記磁気
テープが摺接する湾曲部を備え、前記湾曲部の肉厚が、
周方向の他の部分の肉厚より厚くなっていることを特徴
としている。以上のような構成の磁気テープカセットに
おいては、下カセットハーフの成形時に、テープガイド
の湾曲部表面に成形不良が生じることがない。
果、テープガイド５５における湾曲部６５の肉厚を、平
面部６６ａ，６６ｂ等の他部分の肉厚より厚くすること
で、前記目的を達成できることを見出した。すなわち本
発明は、テープガイドを一体成形した下カセットハーフ
と、上カセットハーフとを組み合せてなるカセットケー
ス内に、磁気テープを巻回した一対のテープリールを回
動自在に支持して、前記磁気テープが、前記テープガイ
ドにより案内されて所定位置で走行するように構成され
た磁気テープカセットにおいて、前記テープガイドが筒
状部分を有し、前記筒状部分はその周方向に、前記磁気
テープが摺接する湾曲部を備え、前記湾曲部の肉厚が、
周方向の他の部分の肉厚より厚くなっていることを特徴
としている。以上のような構成の磁気テープカセットに
おいては、下カセットハーフの成形時に、テープガイド
の湾曲部表面に成形不良が生じることがない。
【００１３】従来のテープガイドにおいては、湾曲部と
平面部等の他の部分との肉厚が略等しくなるように形成
されていたため、成形時に溶融樹脂が平面部用の空間等
に先に充填され、湾曲部用の空間において周方向両側か
ら流れてきた溶融樹脂が合わさる場合があった。このよ
うな場合に、テープガイドの湾曲部表面にウェルド等が
形成されていた。本発明においては、湾曲部の肉厚が、
平面部等の他の部分の肉厚より厚くなっているので、成
形時に溶融樹脂が、幅が厚くて流入し易い湾曲部用の空
間を先に充填し、次いで平面部用の空間等を充填してい
く。したがって、湾曲部において二つの樹脂の流れが合
わさることがなく、ウェルド等の発生が防止されるので
ある。
平面部等の他の部分との肉厚が略等しくなるように形成
されていたため、成形時に溶融樹脂が平面部用の空間等
に先に充填され、湾曲部用の空間において周方向両側か
ら流れてきた溶融樹脂が合わさる場合があった。このよ
うな場合に、テープガイドの湾曲部表面にウェルド等が
形成されていた。本発明においては、湾曲部の肉厚が、
平面部等の他の部分の肉厚より厚くなっているので、成
形時に溶融樹脂が、幅が厚くて流入し易い湾曲部用の空
間を先に充填し、次いで平面部用の空間等を充填してい
く。したがって、湾曲部において二つの樹脂の流れが合
わさることがなく、ウェルド等の発生が防止されるので
ある。
【００１４】本発明において、テープガイドの湾曲部の
肉厚は、当該テープガイド周方向の他の部分の肉厚より
厚くなっていればよいが、湾曲部の肉厚を、他の部分の
肉厚の１．５倍以上にすることが好ましく、こうするこ
とで、湾曲部表面の成形不良の発生を一層顕著に防止す
ることができる。
肉厚は、当該テープガイド周方向の他の部分の肉厚より
厚くなっていればよいが、湾曲部の肉厚を、他の部分の
肉厚の１．５倍以上にすることが好ましく、こうするこ
とで、湾曲部表面の成形不良の発生を一層顕著に防止す
ることができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、既に説明した部
材等については、図中に同一符号または相当符号を付す
ことにより説明を簡略化あるいは省略する。
を参照しながら詳細に説明する。なお、既に説明した部
材等については、図中に同一符号または相当符号を付す
ことにより説明を簡略化あるいは省略する。
【００１６】図１に、本発明の実施形態である磁気テー
プカセットを示す。磁気テープカセット１０は、上カセ
ットハーフ５１と下カセットハーフ１２とを組み合せて
なるカセットケース内に、磁気テープ５７を巻回した一
対のテープリールを回動自在に支持して、磁気テープ５
７が所定位置で走行するように、下カセットハーフ１２
に一体成形された一対のテープガイド１５により磁気テ
ープ５７を案内する構成になっている。
プカセットを示す。磁気テープカセット１０は、上カセ
ットハーフ５１と下カセットハーフ１２とを組み合せて
なるカセットケース内に、磁気テープ５７を巻回した一
対のテープリールを回動自在に支持して、磁気テープ５
７が所定位置で走行するように、下カセットハーフ１２
に一体成形された一対のテープガイド１５により磁気テ
ープ５７を案内する構成になっている。
【００１７】図２に、図１に示した下カセットハーフ１
２に設けられたテープガイド１５の一方を示す。筒状に
形成されたテープガイド１５は、下カセットハーフ１２
の平板１２ａに一体成形されている。テープガイド１５
は、磁気テープ５７が摺接する湾曲部２５と、磁気テー
プが接触しない、テープガイド１５後端側（図中奥側）
およびテープガイド内側（図中左側）の平面部２６ａ，
２６ｂとを備えている。そしてここでは、テープガイド
１５の湾曲部２５の肉厚が、平面部１６ａ，１６ｂの肉
厚より厚くなっている。
２に設けられたテープガイド１５の一方を示す。筒状に
形成されたテープガイド１５は、下カセットハーフ１２
の平板１２ａに一体成形されている。テープガイド１５
は、磁気テープ５７が摺接する湾曲部２５と、磁気テー
プが接触しない、テープガイド１５後端側（図中奥側）
およびテープガイド内側（図中左側）の平面部２６ａ，
２６ｂとを備えている。そしてここでは、テープガイド
１５の湾曲部２５の肉厚が、平面部１６ａ，１６ｂの肉
厚より厚くなっている。
【００１８】図３に、図２に示したテープガイド１５の
平面図を示す。図３に示すテープガイド１５において、
テープガイド後端側の平面部２６ａの肉厚Ｔ２と、テー
プガイド内側の平面部２６ｂの肉厚Ｔ３とは略等しくな
っている。そして、湾曲部２５の肉厚Ｔ１は、Ｔ２およ
びＴ３より大きくなっている。具体的な寸法は、磁気テ
ープカセットの種類によって異なるが、例えば、Ｌサイ
ズのＤＶＣにおいては、Ｔ１＝０．８ｍｍ、Ｔ２＝Ｔ３
＝０．４ｍｍと設定することができる。
平面図を示す。図３に示すテープガイド１５において、
テープガイド後端側の平面部２６ａの肉厚Ｔ２と、テー
プガイド内側の平面部２６ｂの肉厚Ｔ３とは略等しくな
っている。そして、湾曲部２５の肉厚Ｔ１は、Ｔ２およ
びＴ３より大きくなっている。具体的な寸法は、磁気テ
ープカセットの種類によって異なるが、例えば、Ｌサイ
ズのＤＶＣにおいては、Ｔ１＝０．８ｍｍ、Ｔ２＝Ｔ３
＝０．４ｍｍと設定することができる。
【００１９】以上のような構成の磁気テープカセット１
０においては、下カセットハーフ１２の成形時に、溶融
樹脂が、幅が厚くて流入し易い湾曲部２５用の空間を先
に充填し、次いで平面部２６ａ，２６ｂ用の空間を充填
していく。したがって、湾曲部２５において二つの樹脂
の流れが合わさることがなく、テープガイド１５の湾曲
部２５表面に、ウェルドや気泡跡等の成形不良が生じる
ことがない。
０においては、下カセットハーフ１２の成形時に、溶融
樹脂が、幅が厚くて流入し易い湾曲部２５用の空間を先
に充填し、次いで平面部２６ａ，２６ｂ用の空間を充填
していく。したがって、湾曲部２５において二つの樹脂
の流れが合わさることがなく、テープガイド１５の湾曲
部２５表面に、ウェルドや気泡跡等の成形不良が生じる
ことがない。
【００２０】なお、本発明の磁気テープカセットは、前
述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変
形、改良等が可能である。例えば前述した実施形態にお
いては、テープガイド１５の全体が円筒状に形成されて
いたが、テープガイドが中実の部分を有していてもよ
く、テープガイドの先端面を覆う蓋部材が設けられてい
てもよい。
述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変
形、改良等が可能である。例えば前述した実施形態にお
いては、テープガイド１５の全体が円筒状に形成されて
いたが、テープガイドが中実の部分を有していてもよ
く、テープガイドの先端面を覆う蓋部材が設けられてい
てもよい。
【００２１】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の磁
気テープカセットは、下カセットハーフに一体成形され
たテープガイドが筒状部分を有し、筒状部分は磁気テー
プが摺接する湾曲部を備え、その湾曲部の肉厚が、テー
プガイドの他部分の肉厚より厚くなっている。これによ
り、下カセットハーフの成形時に、テープガイドの湾曲
部表面に成形不良が生じることが防止され、湾曲面表面
の成形不良によって磁気テープに傷がつくことがなくな
る。
気テープカセットは、下カセットハーフに一体成形され
たテープガイドが筒状部分を有し、筒状部分は磁気テー
プが摺接する湾曲部を備え、その湾曲部の肉厚が、テー
プガイドの他部分の肉厚より厚くなっている。これによ
り、下カセットハーフの成形時に、テープガイドの湾曲
部表面に成形不良が生じることが防止され、湾曲面表面
の成形不良によって磁気テープに傷がつくことがなくな
る。
【図１】本発明の実施形態を示す図である。
【図２】図１における下カセットハーフのテープガイド
を示すである。
を示すである。
【図３】図２に示したテープガイドの平面図である。
【図４】従来の磁気テープカセットを示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図５】図４における下カセットハーフのテープガイド
を示す図である。
を示す図である。
【図６】成形不良が生じたテープガイドを示す図であ
る。
る。
１０ 磁気テープカセット １２ 下カセットハーフ １５ テープガイド ２５ 湾曲部 ２６ａ，２６ｂ 平面部 ５７ 磁気テープ
Claims (1)
- 【請求項１】 テープガイドを一体成形した下カセット
ハーフと、上カセットハーフとを組み合せてなるカセッ
トケース内に、磁気テープを巻回した一対のテープリー
ルを回動自在に支持して、前記磁気テープが、前記テー
プガイドにより案内されて所定位置で走行するように構
成された磁気テープカセットにおいて、 前記テープガイドが筒状部分を有し、前記筒状部分はそ
の周方向に、前記磁気テープが摺接する湾曲部を備え、
前記湾曲部の肉厚が、周方向の他の部分の肉厚より厚く
なっていることを特徴とする磁気テープカセット。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10339848A JP2000163925A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 磁気テープカセット |
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