JP3484898B2 - テープカセット用リール - Google Patents

テープカセット用リール

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JP3484898B2 JP27523096A JP27523096A JP3484898B2 JP 3484898 B2 JP3484898 B2 JP 3484898B2 JP 27523096 A JP27523096 A JP 27523096A JP 27523096 A JP27523096 A JP 27523096A JP 3484898 B2 JP3484898 B2 JP 3484898B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装
置、例えば、ビデオテープレコーダー(VTR)のよう
な記録再生装置に用いられるテープカセット、例えば8
mmビデオカセットやデジタルビデオカセットなどのテ
ープカセット用リールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ケース内部にテープ状媒体を巻装
した一対のテープリールを回転可能に内蔵したテープカ
セットにおいて、そのテープリールではハブ部と下フラ
ンジを一体成形し、ハブ部に上フランジをカシメて一体
化するタイプで、ピボットの外周に少なくとも3箇所に
設けたカシメ用ボスの根元部で上フランジの位置決めす
るもの(実公昭63−38467号公報)や、カシメ用
ボスに嵌合させるもの(実公昭51−23257号公
報)のほかに、カシメないで一体化する組立方式(実開
昭59−157283号公報)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この組立方
式では落下などによる衝撃に対する強度が不足して係合
部は破損するおそれがあった、またカシメ用ボスを位置
決めにする場合では、上フランジ部のカシメボスが挿入
される孔部周辺はカシメ時の樹脂を収容するため他の部
分より肉厚が薄くなっている。つまり上フランジの位置
決め部は孔は開いているし、孔周辺部はカシメ時の樹脂
収容のため薄肉となって肉厚が薄いため強度が弱く、溶
着時の力の係り具合によっては割れが発生することもあ
り問題である。また、実公昭59−23257号のもの
は、上フランジにクランプに対応する孔が開いているの
で、組立時にもクランプ部と上フランジの孔部を合わせ
なければならず組立作業性が悪い欠点があった。本発明
は、これら従来の欠点を排除しようとするもので、カシ
メて一体化する際に、上フランジの位置決めが著しく容
易で確実にできると共に、位置決めリブの存在でフラン
ジが補強されて落下衝撃に耐え、しかも組立時の上フラ
ンジの方向性がないため組立作業性もきわめて良好であ
るテープカセット用リールを低コストで提供することを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハブ部のある
下フランジと上フランジとからなるテープリールを上下
ケースからなるケース内部に回転可能に一対収納し、該
テープを一方のテープリールからケース前面に張架して
他方のテープリールに巻き取るもので、ハブ部のテープ
巻回部の一部にクランプが嵌合する凹部があり、該テー
プ巻回部の内側には肉盗み凹部とリブとを介して駆動軸
挿入凹部が設けられ、かつ該ハブ部の中心にピボット
を、またその外周に少なくとも3箇所にカシメ用ボスを
備え、上フランジを前記カシメ用ボスに嵌合定着したテ
ープカセット用リールにおいて、前記上フランジの中央
に前記カシメ用ボスが挿入される嵌合孔が設けられ、該
上フランジの下面側に前記嵌合孔の外周のみにリブを設
けたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】このテープカセットで用いられる
テープリールは、下フランジを一体成形したテープを巻
回するリールハブと、上フランジとをカシメによって一
体化するテープカセット用リールにおいて、上フランジ
のテープ巻回面側(下面側)で、ピボットの外周に少な
くとも3箇所に備えたカシメボスが挿入される嵌合孔近
傍に、リブを設けたので、該リブによって上フランジの
孔付近を補強できる。さらには、カシメ用ボスはクラン
プが嵌合する凹部が作る中心角よりも大きな角度で等間
隔に配置することで、上フランジの挿入方向によらず組
み立てられるので組立作業性をも大巾に向上でき生産性
を高めることができ、商品価値の高い信頼性のある商品
としてある。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図4のDVC(デ
ジタルビデオカセット)の例で説明すると、テープ1を
巻いた一対のテープリール2,2を上下ケースからなる
ケース3内部に回転可能に収納し、前面に外部と通じる
開口13を左右に形成し、前記テープ1を一方のテープ
リール2から一方の開口13を通りケース前面に張架し
て、他方の開口13より再びケース内に入り他方のテー
プリール2に巻き取るもので、このケース前面に張架さ
れたテープ1のテープ前面を覆う前蓋4と、テープ上面
を覆う上蓋5と、テープ背面を覆う後蓋6とで、前記テ
ープ1を選択的に露出できる蓋開閉機構を備えてあり、
そして、テープリール2の回転を抑止するリールブレー
キ部材7をテープリール1に係脱自在に設け、テープが
弛まないようにしてある。前記ハブ部20のある下フラ
ンジ21と上フランジ22とからなるテープリール2と
しては、ハブ20のテープ巻回部の一部にクランプ23
が嵌合する凹部24があり、該テープ巻回部の内側には
肉盗み凹部25とリブ26とを介して駆動軸挿入凹部2
7が設けられ、かつハブ部20の中心にピボット30
を、またその外周に少なくとも3箇所にカシメ用ボス2
9を備え、上フランジ22を前記ピボット30及びカシ
メ用ボス29に嵌合して定着したテープカセット用テー
プリール2で、前記上フランジ22の下面側でカシメ用
ボス29が挿入される嵌合孔31の近傍例えば外周側に
リブ32を設けて、容易に組立てられるようにしてあ
る。
【0007】この場合、前記カシメ用ボス29は、クラ
ンプを嵌合する凹部の中心角度gよりも大きな角度hの
位置に等間隔で配備するのがよい。また、前記リブ32
の位置は、前記クランプ嵌合凹部24の外壁に当接嵌合
する位置を含んで設けるのがよく、しかも位置決め機能
を果たせるためにカシメ用ボス29の高さよりリブ32
を長くして組立時でのフランジの案内にするようにする
ことも考慮される。
【0008】なお、前記ハブ部20の裏側には装置の駆
動軸挿入凹部27があるが、ハブ部20と駆動軸挿入凹
部27を単に一体にすると肉厚が厚くなりハブ部20の
表面精度が悪くなるため、ここには上面より肉盗み凹部
25を設けて部分的にリブ26で補強している。前記ハ
ブ部20の上面にはピボット30があり上ケース3に取
付けたリールスプリング9で下方に押圧されている。カ
シメ用ボス29は3箇所(120度間隔)に設けている
ので上フランジ22には、カシメ用ボス29が挿入され
る嵌合孔31が3箇所にあり、中心にはリールハブのピ
ボット30が入り込む中心孔33がある。そして、嵌合
孔31の周辺はカシメた時に溶けた部分を収容できるよ
うに凹み34が形成されている。また、嵌合孔31の外
周側のテープ面側にはリブ32を設けている。組立時に
このリブ32が嵌合孔31及び中心孔33も開いている
凹み34の補強を行う。
【0009】前記カシメ用ボス29の位置であるが、図
5に示すクランプ凹部24の中心角度gより大きな角度
hとし、クランプ23にかからない位置とすることで、
組立時に上フランジはどの方向からでも挿入できるよう
になっているので、上フランジ22の位置決めがスムー
スかつ確実にできる。即ち、ハブ部20の隣合うカシメ
用ボス29はクランプ凹部24の作る中心各より大きな
角度hで等間隔に設け、上フランジ22のこれに対応す
る位置にカシメ用ボス挿入用の嵌合孔31を設け、この
嵌合孔31の外周部でハブ部20の凹部25に入り込む
リブ32を設け、ボスと孔の合うところならどこでも容
易に組立てができるようにしてある。また、前記リール
フランジの上面部に融着用の凹部があり、嵌合孔31の
周辺は図3(c)の破線で示すように薄肉形状となり、
さらに嵌合孔31もあるため強度不足となるが、このリ
ブ32を設けることにより製品の強度を向上することが
できる。
【0010】また、前記リールブレーキ部材7はケース
背面側にあり、ばね17によって常時テープリール2側
へ付勢されていて、該リールブレーキ部材7は装置に装
着される時に、装置のブレーキ解除部材により後方へ摺
動し、テープリール2との係合がはずれてテープリール
2が回転できるようになる。またリールブレーキ部材7
の動きをスムースにするために上ケース1には案内リブ
(図示せず)を設けている。
【0011】この実施例では、前記リールハブ2を押圧
支持するバネ9が上ケース3に備えられ、下ケース3に
はスプリングで定着されるリッドロック10とプラグ1
4とMICの検出部15及び光カバー16が備えられて
いる。図中、18は前蓋ばね、28はゲートである。
【0012】
【発明の効果】本発明は、ハブ部のある下フランジと上
フランジとからなるテープリールを上下ケースからなる
ケース内部に回転可能に一対収納し、該テープを一方の
テープリールからケース前面に張架して他方のテープリ
ールに巻き取るもので、ハブ部のテープ巻回部の一部に
クランプが嵌合する凹部があり、該テープ巻回部の内側
には肉盗み凹部とリブとを介して駆動軸挿入凹部が設け
られ、かつハブ部の中心にピボットを、またその外周に
すくなくとも3箇所にカシメ用ボスを備え、上フランジ
を前記カシメ用ボスに嵌合定着したテープカセット用リ
ールにおいて、前記上フランジの下面側でカシメ用ボス
が挿入される嵌合孔近傍にリブを設けたことにより、リ
ブによる補強の効果もあって落下衝撃にも耐え、さらに
カシメ用ボスはクランプが嵌合する凹部が作る中心角よ
りも大きな角度でこの凹部にかからないように等間隔に
配置されていて組立時の上フランジの方向性がないため
組立作業性も良好であり、組み立てが極めて容易で、取
扱い操作を安全に行いうるし、構成簡単で生産性をも大
巾に向上できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1の例のテープリールを示し、(a)はその
下フランジの拡大平面図、(b)はA−A線における縦
断面図、(c)は上フランジの平面図である。
【図3】(a)は図2のB−B線における拡大縦断面
図、(b)は底面図で、(c)は一部の拡大詳細断面図
である。
【図4】本発明の組立状態の拡大斜視図である。
【図5】図4の組立状態の拡大平面図である。
【図6】図5のC−C線における縦断面図である。
【符号の説明】
1 テープ 2 テープリール 3 ケース 4 前蓋 5 上蓋 6 後蓋 7 リールブレーキ部材 9 バネ 17 バネ 20 ハブ部 21 下フランジ 22 上フランジ 23 クランプ 24 凹部 25 肉盗み凹部 26 リブ 27 駆動軸挿入凹部 29 カシメ用ボス 30 ピボット 31 嵌合孔 32 リブ 33 中心孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−62776(JP,A) 特開 平4−228162(JP,A) 実開 平1−35583(JP,U) 実開 昭63−87689(JP,U) 実開 昭61−136383(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブ部のある下フランジと上フランジと
    からなるテープリールを上下ケースからなるケース内部
    に回転可能に一対収納し、該テープを一方のテープリー
    ルからケース前面に張架して他方のテープリールに巻き
    取るもので、ハブ部のテープ巻回部の一部にクランプ
    が嵌合する凹部があり、該テープ巻回部の内側には肉盗
    み凹部とリブとを介して駆動軸挿入凹部が設けられ、か
    ハブ部の中心にピボットを、またその外周に少なく
    とも3箇所にカシメ用ボスを備え、上フランジを前記カ
    シメ用ボスに嵌合定着したテープカセット用リールにお
    いて、前記上フランジの中央に前記カシメ用ボスが挿入
    される嵌合孔が設けられ、該上フランジの下面側に前記
    嵌合孔の外周側のみにリブを設けたことを特徴とするテ
    ープカセット用リール。
  2. 【請求項2】 前記上フランジの下面側に設けられた
    ブは、前記嵌合孔の外周側に突設され前記ハブ部内側の
    肉盗み凹部に入り込み、該肉盗み凹部の上フランジ中央
    に対して外周側の壁面に略当接するように配備されてい
    請求項1記載のテープカセット用リール。
  3. 【請求項3】 前記カシメ用ボスが、前記クランプを嵌
    合する前記凹部の中心角度よりも大きな角度の位置に等
    間隔で配備されている請求項1または2記載のテープカ
    セット用リール。
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